JP3105945B2 - 建物の内部を作る方法 - Google Patents

建物の内部を作る方法

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JP3105945B2 JP03147198A JP14719891A JP3105945B2 JP 3105945 B2 JP3105945 B2 JP 3105945B2 JP 03147198 A JP03147198 A JP 03147198A JP 14719891 A JP14719891 A JP 14719891A JP 3105945 B2 JP3105945 B2 JP 3105945B2
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サルメンマーキ ヤルモ
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マサ − ヤーズ オサケ ユキチュア
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    • E04BUILDING
    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B1/00Constructions in general; Structures which are not restricted either to walls, e.g. partitions, or floors or ceilings or roofs
    • E04B1/348Structures composed of units comprising at least considerable parts of two sides of a room, e.g. box-like or cell-like units closed or in skeleton form
    • E04B1/34807Elements integrated in a skeleton

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は枠組みがコンクリート又
は鋼材強化コンクリートで作られた建物であって、垂直
方向に離隔した水平構造物と垂直な支承構造物の枠組み
を有する建物の内部を作る方法であって、垂直方向に隣
接した対の水平構造物の間でかつ該枠組みの解放した外
壁の開口を通してプレハブのルームユニットを動かし、
各ルームユニットが少なくとも壁と天井を含むような方
に関する。鋼材強化コンクリートの枠組みという用語
は、柱や梁が主として鋼材により構成されているが、主
としてコンクリートで形成される支持床面はないような
建物を示す。
【0002】
【従来の技術】建築技術は今や、建物の枠組みが比較的
迅速にしかも殆どすべてを事前形成された、即ちプレハ
ブ式に形成された建物支持部材を使用して行われるよう
に開発されてきた。これと対照的に、建物の内装は未だ
に殆ど全てを手作業で作られ、このために高価となり且
つ時間がかかってしまうのである。更にまた、建築現場
での作業を組織的に計画することは困難である。何故な
らば、専門技術の違う作業員はそれぞれ別の仕事を果た
さねばならず、それらの仕事の正しい時間取りには正確
な計画並びに時間スケジュールの保持が要求されるから
である。
【0003】今日の建築技術は、応用される枠組み建築
方法がかなりの遮音の問題を引き起こすという理由によ
っても好ましいものではない。騒音は、いわゆるフレー
ムサウンドと称されるように枠組みを介して1つの部屋
から他の部屋へ簡単に伝わってしまう。そして騒音は同
じ階層の1つの部屋から他の部屋へと水平方向に伝わる
とともに、異なる階層の1つの部屋から他の部屋へと垂
直方向にも伝わるのである。遮音がおそまつなために生
じる問題は、例えば浮動床構造と称される建物にするよ
うな、高価となる特別な解決策を講じることによって軽
減することはできる。しかし、一般的な状況に於いて
は、多層階の建物では寧ろ貧弱な遮音を受け入れるか、
又は遮音の理由のためにのみ荷重応力で必要とされる以
上の厚さに壁や床レベルを厚くするか、の何れかしかな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、任意
の建物に関する幾つかの問題点を解決することである。
最も重要な目的は、内装工事にかかる時間を短縮し、建
築現場に於ける以外の何れかの場所で内装に係わる作業
の大半を実施し、そして簡単な方法で建物の遮音を改善
することである。本発明はまた、建物の火災に対する安
全性を改善することにも関与する。
【0005】
【課題を達成する手段】本発明は、垂直方向に離隔した
水平構造物と垂直な支承構造物の枠組みを有する建物の
内部を作る方法であって、垂直方向に隣接した対の水平
構造物の間でかつ該枠組みの開放した外壁の開口を通し
てプレハブのルームユニットを動かし、各ルームユニッ
トが少なくとも壁と天井を含むような方法において、該
水平構造物がコンクリートまたは鋼補強コンクリートで
作られた異なるレベルの荷重支承床を含むこと、該各ル
ームユニットが、該枠組みの前記開放した外壁の開口を
通して動かされた後に、該荷重支承床上を設置個所まで
動かされること、該ルームユニットの隣接の構造部分と
協同して該ルームユニットの内部と該建物の枠組みの隣
接の支承構造物との間に遮音障壁を作る空隙が前記支承
構造物と前記壁および(または)天井のうちの少なくと
もいくつかとの間に形成されること、および各々の前記
遮音障壁の各ルームユニットの壁または天井がより軽
い、およびより重い建物材料の層を含み、より軽い建物
材料の層の主な部分の、該遮音障壁の該空隙からの位置
よりも、より重い建物材料の層の主な部分が該遮音障壁
の該空隙から離れて位置することを特徴とする建物の内
部を作る方法を特徴とする。本発明は主として、実際の
室空間およびそれらの内装が同時にプレハブ式のルーム
ユニットによって作られ、ルームユニットと建物の支持
構造部との間に空気溝が形成されるようになされて、こ
の空気溝が遮音を実質的に改善する、という事実に基づ
くものである。
【0006】ルームユニットを使用するということ自体
は造船工業の分野で例えば客室を取付けるようなことで
知られている。この技術は例えばフィンランド国特許明
細書第62647号、英国特許明細書第1600110
号、そして米国特許明細書第3363597号に示され
ている。建物に於いてプレハブ式に形成されるルームユ
ニットも米国特許明細書第2499498号、同第36
38380号および同第3823520号に示されるよ
うに既に使用されてきた。これらの知られている技術に
よれば、枠組みだけが建設されてルームユニットを所定
箇所に保持するようになされていた。従ってルームユニ
ットは建物自体を形成するのであり、完成された建物の
内部を作り出すようには使用されていなかった。米国特
許明細書第2499498号は1つの解決策を示してい
る。これは本発明に最も似通ったものであるが、その解
決策は移動可能なルームユニットを一時的に収容するこ
とを意味しており、建物の内装を仕上げるものではな
い。
【0007】本発明による建築方法、即ち工事方法は、
例えばホテルのような建物の建築をかなりスピードアッ
プさせる。約100室を有するホテルのような複雑な建
物の建築期間が本発明の方法を採用することによって5
カ月ほどに短縮できると計算されている。同時に、建物
の内装を極めて高い品質レベルにすることができ、遮音
の問題も従来の建物に於けるよりも一層簡単に解決でき
るのである。
【0008】本発明による家屋の建築に於いては、フレ
ームサウンドが床を伝わることだけで1つの室から他の
室へ伝わるので、遮音上のかなりの改善がこれによって
達成されるのである。今日では室間の遮音は少なくとも
52dBとされねばならないことが要求される。この値
を達成するために、従来のコンクリート枠組みの建物に
於ける中間壁の遮音は約60dBであるのに対して、本
発明により建築された建物では中間壁構造による全体的
な遮音は約53dBとなる。この大きな相違によって、
使用される建築材料の量が既に大幅に節約できるように
なるのである。
【0009】本発明はいわゆる柱−梁建築と称される建
物に最も良く応用される。このことは建物の主支持部分
が垂直な柱およびこれらの柱によって支持される水平な
梁であることを意味する。支持床レベルは梁によって支
持されて作られる。これらの梁が床レベルに発生する通
常の荷重を支えるのである。更に、建物の外壁もしくは
他の垂直な壁構造部が建物に於ける支持枠組みの一部を
形成する。従って建物の床レベルは幾つかの支柱を含む
だけの開かれた空間となり、この空間内部に本発明によ
るルームユニットが有利に取付けられるのである。
【0010】本発明によれば、空気溝が2つの隣接され
るルームユニットの間に形成されて良好な遮音を達成す
るようになされる。最高の遮音は空気溝の両側に於ける
壁構造の最重部分が互いにできるだけ離されたときに達
成される。従って軽い遮音材料が空気溝の近くに配置さ
れ、例えばプラスターボード、タイル、或いはブリック
パネルなどのような重い建築材料は空気溝からできるだ
け離されるようになされる。この空気溝の適当な幅は4
0〜100mmであり、50〜80mmであるのが好ま
しい。これより広い空気溝は通常は一層良好な遮音を与
えるが、空間を節約するために不必要に大きな空気溝を
使用する必要はない。空気溝のネットワークに於いて音
が自由に拡散するのを防止するために、空気溝には或る
種の音を吸収する柔らかい閉塞材料即ち栓材料を備える
のが有利である。この種の栓材料は、例えば空気溝を横
断するように取付けられた柔らかいミネラルウールとさ
れる。この栓部材は火災に対する安全性を改善すること
にもなる。何故ならば、栓部材は火炎や高温が空気溝ネ
ットワークを通じて拡散するのを防止する障害物として
機能するからである。
【0011】建築費用は一般に、底部のないルームユニ
ットを使用して建物の床レベルがルームユニットの床を
形成するようになすことによって効果的に低減される。
この床はしかる後に適当に仕上げされる。極端に良好な
遮音が必要とされるならば、底部のないルームユニット
よりも床の具わったルームユニットを使用する方が良い
のであるが、その場合のコストはかなり高くなる。
【0012】空間を節約するために、主として四角いル
ームユニットを使用するのが有利となる。しかしながら
この基本的な形状は例えばルームユニットの或る隅に傾
斜部もしくはその他の幾つかの凹部が形成されて僅かに
改修されねばならない。この目的は建物の支柱などの空
間を残すことにある。配管やケーブルに関してもルーム
ユニットの基本的な形状を改修して適当な空間を残さね
ばならない。ルームユニットが浴室などを含む場合、浴
室ユニットの近くに配管やケーブルの空間を形成するの
が一般的に有利となる。廊下や浴室のような2次的な空
間に於けるルーム高さは実際的な居間のルーム高さとさ
れる必要はなく、このような2次的な空間の天井や、隣
接する2つの空間の一方の天井を低くして、天井に段差
を形成するようになすのがしばしば有利とされる。この
ような段差に対して空調ダクトなどが有利に接続され
る。何故ならば、それらのダクトなどのための適当な空
間が低い側の天井の上方に形成されるからである。
【0013】本発明による建築方法即ち工事方法を有効
且つ経済的に使用するには、ルームユニットが建物構造
に適当とされるモジュール系に従って寸法決めされるこ
とが必要となる。実際的な理由によってこのモジュール
の最大長さは通常は約7mとされ、最も好ましいとされ
る幅は搬送するための要素を考慮して約3.4mとされ
る。特別な場合には、4mの幅も考慮されることができ
る。モジュールよりも小さなルームユニット、例えばト
イレや浴室など、はモジュール寸法のルームユニットに
組み付けられるのが好ましい。実際にはこのことはモジ
ュール化されたルームユニットは2つ又は数個の副部分
に区画できることを意味している。
【0014】ルームユニットは開かれた外壁を通して建
物内部に有利に運び入れることができる。外壁近くに配
置されることを意図されたルームユニットは外壁の一部
を形成する建物部材を予め備えられるのが有利である。
これに代えて、或る特定の階層の全てのルームユニット
がその階層に運び入れられたときに外壁部材を別途に外
壁に取付けることができる。
【0015】建物に於いて例えばホテルの室のように非
常に多数の主として同じようなルームが要求される場合
には、一方が他方の鏡像である主として同じ寸法の2種
類のルームユニットを使用するのが一般に有利である。
ルームユニットおよびその鏡像構造のルームユニットを
並べて配置することによって、両方のルームユニットに
対する配管やケーブルが建物を垂直に通っている同じH
PACピットに容易に接続することができるという利点
を得ることができる。ルームユニット内の異なる位置に
対して施設される配管やケーブルの長さもまた上述した
鏡像関係の取付けを行うことによって最少限にすること
ができるのである。
【0016】本発明による工事方法を応用する場合に
は、自己支持できるように剛性的にルームユニットを形
成するのが有利とされる。従って建築現場へのルームユ
ニットの搬送および所定箇所への取付けは容易となる。
ルームユニットの剛性は、ルームユニットが建物内部で
特別に支持されるようなことが不要となる程に強いこと
が好ましい。建物による唯一の支持は床レベルの支持と
なる。その他の支持部がないことは遮音によって正の効
果を与える。非常に大きなルームユニットは部品に分け
て建築現場へ搬送されることができる。
【0017】以下の記載で本発明は添付図面を参照して
更に詳細に説明される。
【0018】
【実施例】図1はコンクリート製の家屋の枠組みに於け
る床レベル1を主として示している。これらの床レンチ
ヘッドの間に複数のプレハブ形成されたルームユニット
2が配置される。ルームユニットに於いて壁は符号3で
示されており、天井は符号4で示されている。図示され
たルームユニットは洗面所やトイレの区画5を除いて底
部がなく、それらの区画では床6がルームユニットの製
造の間に取付けられる。洗面所やトイレの区画5の床6
は図1では概略的に示されている。これらの床は建物の
中間床レベルの表面よりも通常は多少上方に位置され、
シャワー配管を含む排水管や例えば床暖房手段のような
その他の必要とされる装置が備えられるのである。
【0019】この建物の外壁はルームユニット2に連結
された外壁部材7を部分的に含んでいる。この部材は窓
8、バルコニー扉或いは建物に於いて機能するその他の
何れかのものを含むことができる。外壁部材7はルーム
ユニット2の製造に際してルームユニットに連結される
ことができる。これに代えて、外壁部材7はルームユニ
ット2を取付けた後に外壁に組み付けることができる。
【0020】ルームユニットと隣接する建物部材との間
に空気溝9が配置されることが重要である。何故ならば
この空気溝が遮音にとって重要となるからである。図1
に示すようにルームユニットの右側に廊下や同様な一般
空間が形成されるならば、薄いパネル壁10をルームユ
ニットと廊下との間に取付けることができる。
【0021】ルームユニットの一端に小さな入口部が形
成され、またそれと並んで図1に示すように洗面所やト
イレの区画5が配置される。ルームユニットのこの部分
では天井高さがルームユニットに於ける実際の室空間の
天井高さよりも多少低くされる。このことは図1に示す
ように天井高さの違いが例えば空調配管11をームユ
ニットへ引くのに使用できるという利点のために有利と
される。
【0022】図2には例えばホテルの床面全体の内装が
本発明の方法によって形成されることを示している。こ
の内装を形成するために、鏡像関係にある2つのルーム
ユニットモジュール2a、2bが使用される。この鏡像
関係にあるルームユニットを互いに隣接させて配置する
場合、製造工程にて既にルームユニットに組み付けられ
た洗面所やトイレの区画5に接続されるべき配管が同じ
ピット12に対して位置決めされるという利点が得られ
る。このピットにはその他の必要とされる空調配管や電
気ケーブルなどを配置することができるのである。
【0023】建物の枠組みに於ける支柱は符号13で示
されている。ルームユニットに隅の傾斜部14を形成
し、その傾斜部が形成する空間内に支柱13が位置でき
るようになすことで、利用空間面積が特に100%使用
できることになるという利点を得られる。2つの支柱1
3の間に2つのルームユニットの室が通常は形成される
ので、鏡像関係にあるルームユニットを配置することが
有利となる。その隅の傾斜部は常に支柱に向けられる。
【0024】開かれた外壁を通してルームユニット2a
が先ず運び込まれ、多少ながら横方向へ移動され支柱1
3がルームユニットの隅の傾斜部内に位置されるように
なされるようにして、ルームユニットが配置される。こ
の後、鏡像関係のルームユニット2bがルームユニット
2aの隣に配置される。全てのルームユニットの間には
空気溝9が形成される。ルームユニットの取付けの後、
適当な補助壁部材15が支柱13の前面にて外壁に配置
され、そして必要ならば対をなすルームユニットの間の
空気溝の前面にも配置される。
【0025】一般にルームユニットは、壁や天井の支持
部品が曲げ鋼板、一般には約0.7mm〜1.0mmの
厚さの鋼板、で作られるようになされて製造される。こ
の鋼板の片面にはミネラルウールの層が接着される。こ
の厚さは通常は約15mmとされるが、必要とされるな
らばかなり厚くすることもできる。このミネラルウール
の層の密度は200kg/m3 以上であるのが好まし
い。壁構造部の金属表面側がルームユニットの内方へ向
けられ、ミネラルウールの取付けられた側はルームユニ
ット間の空気溝に向けられる。壁構造部の遮音が改善さ
れるべきならば、空気溝からできるだけ離れた部分の壁
構造部の重い建築材料の量を増大させることによって最
も効果的に達成できる。このような重い建築材料は例え
ばプラスターボードやドイツタイルなどとされることが
できる。タイルなどが使用されない場合には、ルームユ
ニットの内方に向いた鋼板の表面は織布やプラスチック
などの適当な表面材料で通常はカバーされる。
【0026】本発明は説明した実施例に限定されること
を意図されていない。幾つかの変更および改修が特許請
求の範囲の欄に記載の範囲内で可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ル
ームユニットの取付け工事が簡単に行えて工期を大幅に
短縮することができ、しかも遮音のための構造が簡単な
ためにコストが大幅に低減でき、完成された内装品質も
高いレベルとすることができ、遮音特性も格段に優れた
ものとすることができる、などの多大な効果を生むので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工事方法により建築された家屋の一部
を示す垂直断面図。
【図2】家屋の或る床レベルに於ける一部を示す水平断
面図。
【符号の説明】
1 床レベル 2 ルームユニット 2a,2b ルームユニットモジュール 3 壁 4 天井 5 浴室やトイレの区画 6 床 7 外壁部材 8 窓 9 空気溝 10 パネル 11 空調配管 12 ピット 13 支柱 14 傾斜部 15 補助壁部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−56716(JP,A) 特開 昭54−120910(JP,A) 特開 昭63−315753(JP,A) 実開 昭64−14857(JP,U) 特公 昭49−44499(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 1/04 E04B 1/82

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直方向に離隔した水平構造物と垂直な
    支承構造物(13)の枠組みを有する建物の内部を作る
    方法であって、垂直方向に隣接した対の水平構造物の間
    でかつ該枠組みの開放した外壁の開口を通してプレハブ
    のルームユニット(2)を動かし、各ルームユニットが
    少なくとも壁(3)と天井(4)を含むような方法にお
    いて、該水平構造物がコンクリートまたは鋼補強コンク
    リートで作られた異なるレベルの荷重支承床(1)を含
    むこと、該各ルームユニットが、該枠組みの前記開放し
    た外壁の開口を通して動かされた後に、該荷重支承床
    (1)上を設置個所まで動かされること、該ルームユニ
    ット(2)の隣接の構造部分と協同して該ルームユニッ
    トの内部と該建物の枠組みの隣接の支承構造物との間に
    遮音障壁を作る空隙(9)が前記支承構造物と前記壁
    (3)および(または)天井(4)のうちの少なくとも
    いくつかとの間に形成されること、および各々の前記遮
    音障壁の各ルームユニットの壁または天井がより軽い、
    およびより重い建物材料の層を含み、より軽い建物材料
    の層の主な部分の、該遮音障壁の該空隙からの位置より
    も、より重い建物材料の層の主な部分が該遮音障壁の該
    同じ空隙からさらに離れて位置することを特徴とする建
    物の内部を作る方法。
  2. 【請求項2】 前記枠組みが最初に建造され、前記プレ
    ハブのルームユニット(2)がコンクリートまたは鋼補
    強コンクリートで作られた異なるレベルの荷重支承床
    (1)上に支持されるように、各々の垂直方向に隣接し
    た対の水平構造物の間で前記枠組み内に設置され、前記
    支承構造物と前記壁(3)および(または)天井(4)
    のうちの少なくともいくつかとの間に形成された前記空
    隙(9)が該ルームユニット(2)の隣接の構造部分と
    協同して該ルームユニットの内部と該建物の枠組みの隣
    接の支承構造物との間に遮音障壁を作るように前記ルー
    ムユニット(2)が該枠組み内に位置決めされているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の建物の内部を作る方
    法。
  3. 【請求項3】 建物の外部を囲む外壁要素(15)が設
    けられていることを特徴とする請求項1または2に記載
    の、建物の内部を作る方法。
  4. 【請求項4】 2つのルームユニット(2)がその間に
    前記枠組みの何らの部分も無く少なくとも1つの床レベ
    ルに設置され、かつ有効な遮音を提供するた めに密接
    に、しかし間に空隙を置いて位置決めされることを特徴
    とする請求項1から3のいずれか一項に記載の、建物の
    内部を作る方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも床のないルームユニットが前
    記枠組みの選択された床レベルに載置されるように設置
    され、前記選択された床レベルの一部が該ルームユニッ
    ト内に露出し、かつ該ルームユニットの床を構成するこ
    と、および床の覆いがその後に前記選択された床レベル
    の前記一部に張り付けられることを特徴とする請求項1
    から4のいずれか一項に記載の、建物の内部を作る方
    法。
  6. 【請求項6】 平面が実質的な長方形のルームユニット
    が設置され、各ルームユニットは、前記垂直な支承構造
    物(13)を受け入れる空間を残すため、例えば傾斜部
    の形態の凹みを該長方形の少なくとも1つの隅に有する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載
    の、建物の内部を作る方法。
  7. 【請求項7】 該ルームユニットがモジュール系に適合
    する大きさにされ、例えばWCユニットなどのような、該
    モジュール系の基本標準より小さい室(5)がプレハブ
    によりルームユニットに組み込まれていることを特徴と
    する請求項1から6のいずれか一項に記載の、建物の内
    部を作る方法。
  8. 【請求項8】 該建物の外壁において、該建物の該外壁
    の開口に嵌合して該外壁の一部を形成する壁要素をプレ
    ハブにより具備したルームユニットが設置されることを
    特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の、建
    物の内部を作る方法。
  9. 【請求項9】 隣接の、実質的に同様なルームユニット
    (2a、2b)が列をなし、該列内の各ルームユニットが
    隣接のルームユニットの実質的に構造的な鏡像であるこ
    とを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載
    の、建物の内部を作る方法。
  10. 【請求項10】 該ルームユニットは、各空隙(9)が
    40 mmから100mmであり、好ましくは50 mmから8
    0 mmであるように位置決めされていることを特徴とす
    る請求項1から9のいずれか一項に記載の、建物の内部
    を作る方法。
  11. 【請求項11】 前記支承床によって下からのみ支持さ
    れる必要があるのに十分に剛性があるルームユニットが
    設置されることを特徴とする請求項1から10のいずれ
    か一項に記載の、建物の内部を作る方法。
  12. 【請求項12】 垂直な支承構造物が垂直な柱を含み、
    垂直方向に隣接した床レベルの間の空間が実質的に開放
    していることを特徴とする請求項1から11のいずれか
    一項に記載の、建物の内部を作る方法。
  13. 【請求項13】 音減衰材料で作られた軟質遮音閉鎖要
    素が該空隙内に設置され、それにより該空隙が少なくと
    も2つの区域に分割されることを特徴とする請求項1か
    ら12のいずれか一項に記載の、建物の内部を作る方
    法。
  14. 【請求項14】 少なくとも幾つかの前記ルームユニッ
    トの各々の天井が段で合する上方部分と下方部分を有
    し、少なくとも1本の空調ダクトが下方の天井部分の上
    方に延在し、かつ該段において該ルームユニットの内部
    へ開放していることを特徴とする請求項1から13のい
    ずれか一項に記載の、建物の内部を作る方法。
  15. 【請求項15】 該ルームユニットは、ルームユニット
    の壁が垂直な支承構造物に近接しているが、空隙を提供
    するのに十分な距離だけ該支承構造物から離隔するよう
    に、位置決めされており、該空隙が該ルームユニットの
    壁と協同して前記垂直な要素と該ルームユニットの内部
    との間に遮音障壁を作ることを特徴とする請求項1から
    14のいずれか一項に記載の、建物の内部を作る方法。
  16. 【請求項16】 該ルームユニットが空調装置を含む建
    物のユーティリティに接続されることを特徴とする請求
    項1から15のいずれか一項に記載の、建物の内部を作
    る方法。
  17. 【請求項17】 該ルームユニットが建物の外壁にある
    それぞれの開口を通して設置され、外壁の要素が前記開
    口に設置されて建物をその外部において囲むことを特徴
    とする請求項1から16のいずれか一項に記載の、建物
    の内部を作る方法。
JP03147198A 1990-06-19 1991-06-19 建物の内部を作る方法 Expired - Fee Related JP3105945B2 (ja)

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