JPH10306493A - エア利用住宅ならびにその施工方法 - Google Patents

エア利用住宅ならびにその施工方法

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JPH10306493A
JPH10306493A JP11706397A JP11706397A JPH10306493A JP H10306493 A JPH10306493 A JP H10306493A JP 11706397 A JP11706397 A JP 11706397A JP 11706397 A JP11706397 A JP 11706397A JP H10306493 A JPH10306493 A JP H10306493A
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JP
Japan
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air
house
utilizing
pipe
vacuum
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Withdrawn
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JP11706397A
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English (en)
Inventor
Naonobu Takahashi
尚信 高橋
Toshiki Nogami
利樹 野上
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 住宅でエア利用手段を使用できるようにし、
快適な住空間を得ることができるようにすること。 【解決手段】 複数の住宅ユニットUで構成されたユニ
ット住宅において、エア配管1と、そのエア配管1に圧
縮エアを供給可能なエアポンプ3と、そのエアポンプを
駆動するモータ4と、前記エア配管1に接続されていて
圧縮エアで自動開閉、自動ロック、密閉が可能な玄関ド
ア101と室内ドア102とが設けられ、前記エア配管
1には他のエア利用手段を着脱可能なエアコンセント1
3が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、圧縮エアあるい
は真空エアを利用可能な設備を備えた住宅に関する。
【0002】
【従来の技術】 近年、エア圧を利用して作動させるこ
とができるエア利用機器が多く知られるようになってい
る。これは、例えば、新幹線においては、ドア開閉装置
や、トイレや洗面等の給水加圧手段ならびに排水圧送手
段、エアブレーキ、サスペンション、車内空調等に利用
されている他、大型ビルにおいては、自動ドア開閉装
置、エアカーテン、防災システムに利用され、さらに、
病院においては、人口心臓、リハビリ治療器、エアマッ
サージ機、泡風呂等の医療健康機器等に利用されている
(特開平4−197220号公報記載のセントラルクリ
ーナー、特開平9−56768号公報記載の浴室ユニッ
ト参照)。
【0003】これらのエア利用機器は、人間に対して無
害で安全性が高いといったことや、機器の構造がシンプ
ルで操作が楽であるといったことから種々の分野での利
用が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、この
ようなエア利用機器を住宅に積極的に取り込んだ例は従
来知られていない。そこで、本発明は、住宅でエア利用
手段を使用できるようにし、快適な住空間を得ることが
できるようにすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明では、エア配管と、そのエア
配管に圧縮エアおよび/または真空エアを供給可能な圧
力源を備えている構成とし、請求項2記載の発明では、
複数の住宅ユニットで構成されたユニット住宅におい
て、エア配管と、そのエア配管に圧縮エアおよび/また
は真空エアを供給可能な圧力源を備えている構成とし、
請求項3記載の発明では、請求項1または2記載の発明
において、前記エア配管に、圧縮エアまたは真空エアを
利用するエア利用手段が接続されている構成とし、請求
項4記載の発明では、請求項1または2記載の発明にお
いて、前記エア配管に、圧縮エアまたは真空エアを利用
するエア利用手段が2種以上接続されている構成とし
た。この場合、エア配管は1系統でも複数系統でもよ
い。
【0006】請求項5記載の発明では、請求項3または
4記載の発明において、エア利用手段が建具である構成
とした。なお、前記建具としては、窓、玄関ドア、室内
ドア、シャッタ、雨戸、ブラインド、カーテン、収納
扉、天窓、ガレージシャッタ、ガレージドア、門扉等が
ある。
【0007】請求項6記載の発明では、請求項3または
4記載の発明において、エア利用手段が昇降装置である
構成とした。なお、昇降装置としては、エレベータ、身
障者用リフタ、作業用リフタ、キッチン吊戸、床下収納
庫、天井裏収納庫、洋服掛け、昇降式駐車場等がある。
【0008】請求項7記載の発明では、請求項3または
4記載の発明において、エア利用手段が健康機器である
構成とした。なお、前記健康機器としては、エアマッサ
ージ機、泡風呂、エアマット等がある。
【0009】請求項8記載の発明では、請求項3または
4記載の発明において、エア利用手段が衛生機器である
構成とした。なお、前記衛生機器としては、エアコンフ
ィルターや網戸や車や窓や洗顔道具や食品等の洗浄装
置、洗濯物や押入や浴室や布団や下屋箱等の乾燥装置、
ドライヤー、掃除機、ゴミ脱水機、真空パック機等があ
る。
【0010】請求項9記載の発明では、請求項3または
4記載の発明において、エア利用手段が環境調整装置で
ある構成とした。なお、環境調整装置としては、空調装
置、換気装置、換気孔自動開閉装置、エアカーテン、開
口部気密装置等がある。
【0011】請求項10記載の発明では、請求項3また
は4記載の発明において、エア利用手段が防災装置であ
る構成とした。なお、前記防災装置としては、排煙装
置、防火ドア、防火シャッタ、免震装置のブレーキ,ロ
ック,回復装置等がある。
【0012】請求項11記載の発明では、請求項3また
は4記載の発明において、エア利用手段が地下水の揚水
装置である構成とした。
【0013】請求項12記載の発明では、請求項3また
は4記載の発明において、エア利用手段が排水または給
水用の加圧装置である構成とした。
【0014】請求項13記載の発明では、請求項3また
は4記載の発明において、エア利用手段が施工工具であ
る構成とした。なお、施工工具としては、ネイラー、ド
ライバー、タッカー、塗料等の攪拌機、塗装用噴霧器、
瓦荷揚げ機等がある。
【0015】請求項14記載の発明では、請求項1また
は2記載の発明において、エア配管に、エア利用手段を
着脱可能なエアコンセントが設けられている構成とし
た。
【0016】請求項15記載の発明では、住宅内に、エ
ア配管と、そのエア配管に圧縮エアおよび/または真空
エアを供給可能な圧力源を設置し、圧縮エアあるいは真
空エアを利用する施工工具を前記エア配管に接続し、そ
の施工工具に圧縮エアあるいは真空エアを供給して住宅
の施工を行った後、圧縮エアあるいは真空エアを利用す
る他のエア利用手段を前記施工工具と交換してエア配管
と接続する住宅の施工方法とした。
【0017】請求項16記載の発明では、複数の住宅ユ
ニットで構成されたユニット住宅において、工場内で住
宅ユニットを組み立てる際、エア配管を予め各住宅ユニ
ットに布設しておき、建築現場で住宅ユニット同士を接
合する際、住宅ユニット間でエア配管同士を接続する住
宅の施工方法とした。
【0018】
【作用】 請求項1または2記載の発明では、圧縮エア
または真空エアを利用可能なエア利用手段をエア配管に
接続し、エア利用手段にエア配管から圧縮エアあるいは
真空エアを供給することにより、エア利用手段を使用す
ることができる。
【0019】請求項3または4記載の発明では、エア配
管にエア利用手段が接続されているので、エア利用手段
にエア配管から圧縮エアあるいは真空エアを供給するこ
とによりエア利用手段を使用することができる。
【0020】請求項5記載の発明では、エア配管に建具
が接続されているので、この建具にエア配管から圧縮エ
アあるいは真空エアを供給することにより建具を自動開
閉したりロックしたり、建具と建具枠との間の気密性な
らびに水密性を確保したりすることができる。
【0021】請求項6記載の発明では、エア配管に昇降
装置が接続されているので、この密閉装置にエア配管か
ら圧縮エアあるいは真空エアを供給することにより昇降
装置を使用することができる。
【0022】請求項7記載の発明では、エア配管に健康
機器が接続されているので、この健康機器にエア配管か
ら圧縮エアあるいは真空エアを供給することにより健康
機器を使用することができる。
【0023】請求項8記載の発明では、エア配管に衛生
機器が接続されているので、この衛生機器にエア配管か
ら圧縮エアあるいは真空エアを供給することにより衛生
機器を使用することができる。
【0024】請求項9記載の発明では、エア配管に環境
調整装置が接続されているので、この環境調整装置にエ
ア配管から圧縮エアあるいは真空エアを供給することに
より環境調整装置を使用することができる。
【0025】請求項10記載の発明では、エア配管に防
災装置が接続されているので、この防災装置にエア配管
から圧縮エアあるいは真空エアを供給することにより防
災装置を使用することができる。
【0026】請求項11記載の発明では、エア配管に揚
水装置が接続されているので、この揚水装置にエア配管
から圧縮エアあるいは真空エアを供給することにより揚
水装置を使用することができる。
【0027】請求項12記載の発明では、エア配管に排
水または給水用の加圧装置が接続されているので、この
加圧装置にエア配管から圧縮エアあるいは真空エアを供
給することにより加圧装置を使用することができる。
【0028】請求項13記載の発明では、エア配管に施
工工具が接続されているので、この施工工具にエア配管
から圧縮エアあるいは真空エアを供給することにより施
工工具を使用することができる。
【0029】請求項14記載の発明では、エア配管に、
エア利用手段を着脱可能なエアコンセントが設けられて
いるので、多種のエア利用手段の中から適宜選択し、エ
アコンセントに接続して使用することができる。
【0030】請求項15記載の発明では、住宅施工後に
エア配管を除去する作業を行わなくてよいので、エア利
用住宅を効率よく建設することができる。また、住宅建
設後は、エア利用手段にエア配管から圧縮エアあるいは
真空エアを供給することにより、居住者がエア利用手段
を使用することができる。
【0031】請求項16記載の発明では、建築現場にお
けるユニット住宅の施工工数が極力増えないようにしな
がら、効率よくエア配管を布設することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】 以下、図面に基づいて、実施の
形態のエア利用住宅について説明する。
【0033】図1は、実施の形態1のエア利用住宅を示
す全体図で、このエア利用住宅は、複数の住宅ユニット
Uによって構成された二階建てのユニット住宅である。
【0034】図中1はエア配管で、このエア配管1は、
一階の床下に布設した横引き管11と、その横引き管1
1から上方に分岐させて壁等に沿って布設した縦引き管
12とで構成されており、前記縦引き管12の上端に
は、圧縮エアを利用する各種エア利用手段を着脱可能な
エアコンセント13が設けられている。なお、前記エア
コンセント13は、住宅内の1階と2階にそれぞれ設け
られている他、屋外にも設けられている。
【0035】また、前記エア配管1は、玄関ドア101
ならびに室内ドア102等の建具と接続されていて、圧
縮エアの利用により、玄関ドア101ならびに室内ドア
102等の建具を自動開閉ならびに自動ロックできるよ
うになっていると共に、玄関ドア101ならびに室内ド
ア102等の建具を閉めた時には、ドアとドア枠との間
に高い水密性ならびに気密性を確保できるようになって
いる。
【0036】なお、図中2はヘッダー、3は前記エア配
管1に圧縮エアを供給するためのエアポンプ、4は前記
エアポンプ3を駆動するためのモータで、前記モータ4
は図外の非常用電源(発電機)と接続されている。
【0037】つまり、このエア利用住宅では、玄関ドア
101ならびに室内ドア102等の建具を自動開閉でき
るので、玄関ドア101ならびに室内ドア102等の建
具の開閉作業の負担を軽くすることができ、特に高齢者
にとって住み心地の良い住宅となる。また、玄関ドア1
01ならびに室内ドア102等の建具を自動ロックでき
るので、防犯性の向上を図ることができ、更に、ドアと
ドア枠との間に高い水密性ならびに気密性を確保できる
ので、暖房ならびに冷房効率、遮音性が向上する。
【0038】また、住宅内と屋外にエアコンセント13
が設けられているので、このエアコンセント13に、図
2に示すように、圧縮エアを利用するエア利用手段を適
宜接続して使用することができる。また、使用後には、
これらエア利用手段をエアコンセント13から取り外し
て別の場所に収納しておくことができるので、住宅内あ
るいは屋外が煩雑になることがない。なお、図2は、室
内のエアコンセント13に水槽103を接続し、また、
屋外のエアコンセント13に自転車用空気入れ104と
塗料噴射器105を接続した状態を示しているが、エア
利用手段は、圧縮エアを利用するものであれば何でもよ
い。例えば、上記したものの他には、エアマッサージ
機、エアマット、ドライヤー、布団乾燥機、水槽、おも
ちゃ、大工工具、噴霧器、自動車用空気入れ、洗浄装置
等を接続することができる。
【0039】次に、図3に基づいて、実施の形態2のエ
ア利用住宅を説明する。なお、実施の形態2を説明する
にあたり、実施の形態1と異なる構成についてのみ説明
することとする。実施の形態2のエア利用住宅では、エ
ア配管1が、玄関ドア101ならびに室内ドア102等
の建具と接続される代わりに、エレベータ106、作業
用リフタ107、床下収納庫108等の昇降装置に接続
されていて、圧縮エアの利用により、前記エレベータ1
06と作業用リフタ107を一階と二階との間で自動昇
降させたり、前記床下収納庫108を一階の床下空間と
室内との間で自動昇降させたりすることができるように
なっている。つまり、このエア利用住宅では、エレベー
タ106と作業用リフタ107と床下収納庫108等の
昇降装置を高い安全性の下で使用することができる。
【0040】次に、図4に基づいて、実施の形態3のエ
ア利用住宅を説明する。なお、実施の形態3を説明する
にあたり、実施の形態1と異なる構成についてのみ説明
することとする。実施の形態3のエア利用住宅では、エ
ア配管1が、玄関ドア101ならびに室内ドア102等
の建具と接続される代わりに、エアマッサージ機10
9、泡風呂110、エアマット111等の健康器具に接
続されていて、圧縮エアを供給することにより、これら
の健康器具を高い安全性の基で使用することができるよ
うになっている。
【0041】次に、図5に基づいて、実施の形態4のエ
ア利用住宅を説明する。なお、実施の形態4を説明する
にあたり、実施の形態1と異なる構成についてのみ説明
することとする。実施の形態4のエア利用住宅では、エ
ア配管1が、玄関ドア101ならびに室内ドア102等
の建具と接続される代わりに、小屋裏の換気孔自動開閉
装置112や室内の換気孔自動開閉装置113等の環境
装置にそれぞれ接続されていて、圧縮エアの利用によ
り、小屋裏と室内を自動換気できるようになっている。
【0042】次に、図6に基づいて、実施の形態5のエ
ア利用住宅を説明する。なお、実施の形態5を説明する
にあたり、実施の形態1と異なる構成についてのみ説明
することとする。実施の形態5のエア利用住宅では、エ
ア配管1が、玄関ドア101ならびに室内ドア102等
の建具と接続される代わりに、排煙装置114と防火ド
ア115と防火シャッタ116等の防災装置に接続され
ていて、これらに圧縮エアを供給することにより、簡単
に防火対策ができるようになっている。
【0043】次に、図7に基づいて、実施の形態6のエ
ア利用住宅を説明する。なお、実施の形態6を説明する
にあたり、実施の形態1と異なる構成についてのみ説明
することとする。実施の形態6のエア利用住宅では、ポ
ンプ3が、エア配管1に真空エアを供給できるようにな
っており、エア配管1が、玄関ドア101ならびに室内
ドア102等の建具と接続される代わりに、地下水を揚
水して給水管に導く揚水装置117と接続されていて、
手軽に地下水を利用できるようになっている。また、エ
ア配管1のエアコンセント13には、真空エアを利用す
る掃除機118や真空パック機119等の衛生機器が接
続されていて、掃除機利用の煩わしさを軽減できると共
に、家庭での食品の真空パック保存が手軽に行えるよう
になっている。
【0044】次に、エア利用住宅の施工方法について説
明する。
【0045】まず、エア配管1は、工場内で住宅ユニッ
トUを組み立てる際に予め各住宅ユニットUに布設して
おく。また、この時、エア配管1に圧縮エアを供給する
ためのエアポンプ3とモータ4、そして、エア利用手段
(例えば、建具や健康機器や衛生機器や環境調整装置そ
して防災装置等)を工場内で建物ユニットに取り付けて
おいてもよい。その場合、エアポンプ、モータ、エア利
用手段のそれぞれは、エア配管1に接続しておく。
【0046】それから、住宅ユニットUを建築現場に輸
送し、住宅ユニットU同士の接合作業と、住宅ユニット
U間におけるエア配管1同士の接続作業とを行う。こう
することにより、建築現場における施工工数が極力増え
ないようにしながら、効率よくエア配管1を布設するこ
とができる。
【0047】次に、住宅の内装や外回りの作業を行う
が、この時、圧縮エアを利用する施工工具をエア配管1
のエアコンセント13に接続し、この施工工具を使用し
て作業を行う。また、この時にエア利用手段(例えば、
エレベータやリフタ等の昇降装置、排水または給水用の
加圧装置等)を設置する場合には、その作業に前記施工
工具を用いることもできる。
【0048】このようにして住宅の施工が完了した後
は、施工工具をエア配管1のエアコンセント13から取
り外し、その代わりに他のエア利用手段(例えば、洗浄
装置や掃除機等の衛生機器等)を接続する。こうするこ
とにより、住宅施工後にエア配管1を除去する作業を行
わなくてよいので、エア利用住宅を効率よく建設するこ
とができるし、住宅建設後は、エア利用手段に圧縮エア
を供給することにより、居住者がエア利用手段を使用す
ることができる。
【0049】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0050】例えば、実施の形態1では玄関ドア101
ならびに室内ドア102、実施の形態2ではエレベータ
106と作業用リフタ107と床下収納庫108、実施
の形態3ではエアマッサージ機109と泡風呂110と
エアマット111、実施の形態4では小屋裏の換気孔自
動開閉装置112と室内の換気孔自動開閉装置113、
実施の形態5では排煙装置114と防火ドア115と防
火シャッタ116、実施の形態6では揚水装置117
を、エア配管1と直接接続した例を示したが、これらの
エア利用手段は、エアコンセント13に接続させてもよ
い。
【0051】また、実施の形態1〜6で示したエア利用
手段を、ひとつの住宅内に複数組み合わせて設置しても
よい。この場所には、ひとつに統合できるエア配管をひ
とつにまとめてもよい。また、利用する場合の近いもの
同志を1つのエア配管系として複数のエア配管系を組み
入れてもよい。また、利用するエア利用手段の種類毎に
エア配管系を分けて複数のエア配管系を組み入れてもよ
い。
【0052】更に、実施の形態では、圧縮エア用のエア
配管と真空エア用のエア配管のいずれか一方のみが布設
されている住宅を示したが、両方のエア配管を布設し
て、圧縮エアと真空エアの両方を使用できるようにして
もよい。
【0053】また、エア配管は、エア利用手段に対し
て、直列、分岐、ループまたはそれらを併用した形態で
あってもよい。
【0054】
【発明の効果】 以上説明したように、請求項1〜13
記載の発明にあっては、圧力源から圧縮エアおよび/ま
たは真空エアを供給可能なエア配管が設けられているの
で、人間に対して無害で安全性が高く、機器の構造がシ
ンプルで操作が楽なエア利用手段を住宅で使用すること
ができるという効果が得られる。
【0055】請求項14記載の発明にあっては、エア配
管に、エア利用手段を着脱可能なエアコンセントが設け
られているので、エア配管を複雑に布設しなくても、多
種のエア利用手段を住宅内で使用することができるとい
う効果が得られる。
【0056】請求項15記載の発明にあっては、施工後
にエア配管を除去する作業を行わなくてよいので、エア
利用住宅を効率よく建設することができると共に、住宅
建設後は、居住者がエア利用手段を使用することができ
るという効果が得られる。
【0057】請求項16記載の発明にあっては、建築現
場におけるユニット住宅の施工工数をあまり増やさず
に、効率よくエア配管を布設することができるので、エ
ア利用手段を使用できるエア利用住宅を効率よく建設す
ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1のエア利用住宅を示す図であ
る。
【図2】 実施の形態1のエア利用住宅を示す図であ
る。
【図3】 実施の形態2のエア利用住宅を示す図であ
る。
【図4】 実施の形態3のエア利用住宅を示す図であ
る。
【図5】 実施の形態4のエア利用住宅を示す図であ
る。
【図6】 実施の形態5のエア利用住宅を示す図であ
る。
【図7】 実施の形態6のエア利用住宅を示す図であ
る。
【符号の説明】
U 住宅ユニット 1 エア配管 13 エアコンセント 3 エアポンプ(圧力源) 4 モータ 101 玄関ドア(エア利用手段) 102 室内ドア(エア利用手段) 103 水槽(エア利用手段) 104 自転車用空気入れ(エア利用手段) 105 塗料噴射器(エア利用手段) 106 エレベータ(エア利用手段) 107 作業用リフタ(エア利用手段) 108 床下収納庫(エア利用手段) 109 エアマッサージ機(エア利用手段) 110 泡風呂(エア利用手段) 111 エアマット(エア利用手段) 112 小屋裏の換気孔自動開閉装置(エア利用手段) 113 室内の換気孔自動開閉装置(エア利用手段) 114 排煙装置(エア利用手段) 115 防火ドア(エア利用手段) 116 防火シャッタ(エア利用手段) 117 揚水装置(エア利用手段) 118 掃除機(エア利用手段) 119 真空パック機(エア利用手段)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エア配管と、そのエア配管に圧縮エアお
    よび/または真空エアを供給可能な圧力源を備えている
    ことを特徴とするエア利用住宅。
  2. 【請求項2】 複数の住宅ユニットで構成されたユニッ
    ト住宅において、エア配管と、そのエア配管に圧縮エア
    および/または真空エアを供給可能な圧力源を備えてい
    ることを特徴とするエア利用住宅。
  3. 【請求項3】 前記エア配管に、圧縮エアまたは真空エ
    アを利用するエア利用手段が接続されている請求項1ま
    たは2記載のエア利用住宅。
  4. 【請求項4】 前記エア配管に、圧縮エアまたは真空エ
    アを利用するエア利用手段が2種以上接続されている請
    求項1または2記載のエア利用住宅。
  5. 【請求項5】 前記エア利用手段が建具である請求項3
    または4記載のエア利用住宅。
  6. 【請求項6】 前記エア利用手段が昇降装置である請求
    項3または4記載のエア利用住宅。
  7. 【請求項7】 前記エア利用手段が健康機器である請求
    項3または4記載のエア利用住宅。
  8. 【請求項8】 前記エア利用手段が衛生機器である請求
    項3または4記載のエア利用住宅。
  9. 【請求項9】 前記エア利用手段が環境調整装置である
    請求項3または4記載のエア利用住宅。
  10. 【請求項10】 前記エア利用手段が防災装置である請
    求項3または4記載のエア利用住宅。
  11. 【請求項11】 前記エア利用手段が地下水の揚水装置
    である請求項3または4記載のエア利用住宅。
  12. 【請求項12】 前記エア利用手段が排水または給水用
    の加圧装置である請求項3または4記載のエア利用住
    宅。
  13. 【請求項13】 前記エア利用手段が施工工具である請
    求項3または4記載のエア利用住宅。
  14. 【請求項14】 前記エア配管に、エア利用手段を着脱
    可能なエアコンセントが設けられている請求項1または
    2記載のエア利用住宅。
  15. 【請求項15】 住宅内に、エア配管と、そのエア配管
    に圧縮エアおよび/または真空エアを供給可能な圧力源
    を設置し、圧縮エアあるいは真空エアを利用する施工工
    具を前記エア配管に接続し、その施工工具に圧縮エアあ
    るいは真空エアを供給して住宅の施工を行った後、圧縮
    エアあるいは真空エアを利用する他のエア利用手段を前
    記施工工具と交換してエア配管と接続するエア利用住宅
    の施工方法。
  16. 【請求項16】 複数の住宅ユニットで構成されたユニ
    ット住宅において、工場内で住宅ユニットを組み立てる
    際、エア配管を予め各住宅ユニットに布設しておき、建
    築現場で住宅ユニット同士を接合する際、住宅ユニット
    間でエア配管同士を接続するエア利用住宅の施工方法。
JP11706397A 1997-05-07 1997-05-07 エア利用住宅ならびにその施工方法 Withdrawn JPH10306493A (ja)

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