JP2015017394A - 建物の間仕切り構造 - Google Patents

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龍 稲冨
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【課題】可動式の仕切パネルで仕切ることによって設備用スペースを目隠しできるとともに、設備用スペース周囲のスペースを住人のライフスタイルに合わせて自由に仕切ることが可能な建物の間仕切り構造を提供することを目的とする。【解決手段】基準寸法であるモジュールMに基づいて形成された建物は、対向する一対の壁2,3間に形成された第一空間1を備える。第一空間1は、直線状の廊下4と、廊下4の両側に配設される複数の設備用スペース5(6〜9)と、当該第一空間1内を移動可能な複数の仕切パネル10(10A〜10E)と、を有する。複数の設備用スペース5(6〜9)は、一対の壁2,3と複数の袖壁2a,3aとによって平面視凹型の空間として形成され、隣り合う袖壁2a,3aの突出方向先端部の間隔と複数の仕切パネル10(10A〜10E)の幅は、モジュールMに基づいて設定されている。【選択図】図1

Description

本発明は、住宅等の建物の間仕切り構造に関する。
従来、可動式の仕切パネルは、建物の中の大きな空間の部屋に設けておき、その部屋を会議や催し事の出席人数に合わせた大きさの空間に仕切る等して使用されている(例えば、特許文献1参照)。
また、特に住宅等の建物では、可動式の仕切パネルを使用して、部屋の一部を子供用や納戸等の他の目的のものに仕切ること等が行われていたが、それだけでなく、来客時の一時的な目隠しとして使用される場合もあった。
特開2012−067581号公報
ところで、例えば単身者向けの比較的狭小なアパート等に多く見受けられるように、玄関から、奥の居室までの間に、キッチンや水廻り等を始めとする各種設備のための設備用スペースが配設される場合がある。
このような間取りの建物においては、来客時に設備用スペースを見られてしまうため、住人が体裁の悪さを感じる場合があった。また、来客時のみならず、通常の場合でも、設備用スペースが明け広げになっていると、体裁の悪さを感じてしまう場合があった。
また、設備用スペースを隠すために例えば間仕切壁を設置してしまうと、限られた広さの建物内のスペースを有効活用しにくい場合がある。
本発明の課題は、可動式の仕切パネルで仕切ることによって設備用スペースを目隠しできるとともに、設備用スペース周囲のスペースを住人のライフスタイルに合わせて自由に仕切ることが可能な建物の間仕切り構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図10に示すように、基準寸法であるモジュール(M)に基づいて形成された建物の間仕切り構造において、
前記建物は、対向する一対の壁2,3間に形成された第一空間1を備えており、
前記第一空間1は、
当該第一空間1の中央を、前記一対の壁2,3の幅方向に沿って通過するようにして配設される直線状の廊下4と、
前記廊下4の両側に配設され、キッチンや水廻り等のための各種設備が設置される複数の設備用スペース5(6〜9)と、
当該第一空間1内を移動可能に設けられるとともに、当該第一空間1を仕切る複数の仕切パネル10(10A〜10E)と、を有しており、
前記複数の設備用スペース5(6〜9)は、前記一対の壁2,3と、当該一対の壁2,3から突出する複数の袖壁2a,3aとによって前記廊下4側に開口する平面視凹型の空間として形成されており、
隣り合う前記袖壁2a,3aの突出方向先端部の間隔と前記複数の仕切パネル10(10A〜10E)の幅は、前記モジュール(M)に基づいて設定されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記複数の仕切パネル10(10A〜10E)を前記第一空間1内で移動させて、当該第一空間1を適宜仕切ることができる。すなわち、前記複数の仕切パネル10(10A〜10E)によって、前記廊下4と、当該廊下4の両側に配設される前記複数の設備用スペース5(6〜9)とを仕切ることができる。これにより、前記複数の仕切パネル10(10A〜10E)によって、前記複数の設備用スペース5(6〜9)に設置された前記キッチンや水廻り等のための各種設備を目隠しすることができる。また、前記複数の仕切パネル10(10A〜10E)による仕切り方次第で、前記第一空間1内を自由に仕切ることができるので、前記第一空間1を、住人のライフスタイルに合わせたものとすることができる。
また、前記隣り合う袖壁2a,3aの突出方向先端部の間隔と前記複数の仕切パネル10(10A〜10E)の幅は、前記モジュール(M)に基づいて設定されているので、前記仕切パネル10(10A〜10E)を、前記隣り合う袖壁2a,3a間に亘るように配置すれば、前記仕切パネル10(10A〜10E)によって、平面視凹型に形成された前記設備用スペース5(6〜9)の開口を確実に覆って、当該設備用スペース5(6〜9)の内部を目隠しすることができる。
請求項2に記載の発明は、例えば図2〜図6に示すように、請求項1に記載の建物の間仕切り構造において、
前記複数の仕切パネル10(10A〜10E)は、前記第一空間1内を、当該第一空間1内に設けられたガイドレール11に沿ってスライド移動自在とされていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記複数の仕切パネル10(10A〜10E)を前記ガイドレール11に沿って正確にスライド移動させて、前記第一空間1を仕切ることができる。また、前記複数の仕切パネル10(10A〜10E)を引戸のようにして使用できる。
請求項3に記載の発明は、例えば図1〜図10に示すように、請求項1または2に記載の建物の間仕切り構造において、
前記複数の仕切パネル10(10A〜10E)は、前記第一空間1内において水平回転可能とされていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記複数の仕切パネル10(10A〜10E)を、前記第一空間1内において水平回転させることで、当該複数の仕切パネル10(10A〜10E)を例えば開き戸等のように使用できるので、前記第一空間1内をバリエーション豊かに仕切ることができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図7〜図9に示すように、請求項1〜3のいずれか一項に記載の建物の間仕切り構造において、
前記仕切パネル10(10A〜10E)は、当該仕切パネル10(10A〜10E)の表裏を連通するための機能を有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記仕切パネル10A〜10Eは、当該仕切パネル10A〜10Eの表裏を連通するための機能を有するので、当該機能によって、前記仕切パネル10A〜10Eの表側の空間と裏側の空間とを行き来できるようにしたり、空気を流通させたりすることができる。また、前記仕切パネル10A〜10Eにこのような機能があれば、住人のライフスタイルに合わせた間仕切りが可能となるので好ましい。
請求項5に記載の発明は、例えば図10に示すように、請求項1〜4のいずれか一項に記載の建物の間仕切り構造において、
前記廊下4の中央に、前記一対の壁2,3と対向する間仕切壁12が設けられており、
前記複数の仕切パネル10(10A〜10E)は、前記間仕切壁12の周囲を移動可能に設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、前記間仕切壁12によって、前記廊下4の空間を、当該廊下4の一方の前記設備用スペース側の領域(例えば、一方の領域1a)と、他方の前記設備用スペース側の領域(例えば、他方の領域1b)とに分けることができる。そして、前記複数の仕切パネル10(10A〜10E)を、前記間仕切壁12の周囲を移動させることができるので、当該複数の仕切パネル10(10A〜10E)を、前記廊下4の一方の前記設備用スペース側の領域と、他方の前記設備用スペース側の領域の双方で使用できる。
請求項6に記載の発明は、例えば図2〜図6に示すように、請求項1〜5のいずれか一項に記載の建物の間仕切り構造において、
前記建物は、前記第一空間1に隣接する居室としての第二空間13を備えており、
前記廊下4の一端に前記第二空間13が配置され、他端に玄関14が配置されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、前記廊下4の一端に前記第二空間13が配置され、他端に玄関が14配置されているので、例えば前記第一空間1と前記第二空間13と前記玄関14とで概略構成されるような比較的狭小な建物(住戸)であっても、前記第一空間1内を確実に仕切ることができる。
本発明によれば、可動式の仕切パネルで仕切ることによって設備用スペースを目隠しできるとともに、設備用スペース周囲のスペースを住人のライフスタイルに合わせて自由に仕切ることができる。
建物の間仕切り構造の概略を示す平面図である。 建物の間仕切り構造が適用される建物の一例を示す平面図である。 図2の建物における間仕切りパターンの一例を示す平面図である。 図2の建物における間仕切りパターンの一例を示す平面図である。 図2の建物における間仕切りパターンの一例を示す平面図である。 図2の建物における間仕切りパターンの一例を示す平面図である。 建物の間仕切り構造の概略を示す平面図である。 仕切パネルの変形例を示す斜視図である。 仕切パネルの変形例を示す斜視図である。 仕切パネルの変形例を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、図1〜図7の紙面上において上が北、下が南、左が西、右が東とされている。
図1において符号1は、第一空間を示す。この第一空間1は、基準寸法であるモジュール(M)に基づいて形成された建物に備えられている。また、この第一空間1は、対向する一対の壁2,3間に形成されている。
本実施の形態において、前記第一空間1は、直線状の廊下4と、複数の設備用スペース5〜9と、複数の仕切パネル10と、を有する。
なお、モジュールとは、建物のあらゆる部分を一定の大きさの倍数関係に整える際の基準となる寸法をいい、特に限定されるものではないが、例えば800mm、900mm、910mm、1000mm等の寸法がある。例えば、モジュールを910mmとすると、ハーフモジュールは445mm、クォーターモジュールは227.5mmとなる。本実施の形態のモジュール(M)は910mmとされている。
廊下4は、第一空間1に対して、当該第一空間1の中央を、一対の壁2,3の幅方向に沿って通過するようにして配設されている。すなわち、第一空間1は中央を通過する当該廊下4を境にして、一方の領域1aと他方の領域1bとにエリア分けされた状態となっている。
廊下4はの幅および長さはモジュールに基づいて設定されている。図1に示す廊下4の場合は、幅は1Mとされており、長さは3Mとされている。
複数の設備用スペース5〜9は、廊下4の両側に配設され、キッチンや水廻り等のための各種設備が設置されている。
また、当該複数の設備用スペース5〜9は、一対の壁2,3と、当該一対の壁2,3から突出する複数の袖壁2a,3aとによって廊下4側に開口する平面視凹型の空間として形成されている。
隣り合う袖壁2a,2a(3a,3a)の平面視における突出方向先端部の間隔はモジュールに基づいて設定されている。図1に示す袖壁2a,2aの場合は、設備用スペース5の部分においては2Mとされており、設備用スペース6の部分においては1Mとされている。また、袖壁3a,3aの場合は、設備用スペース7,8,9の部分においてはそれぞれ1Mとされている。
複数の仕切パネル10は、第一空間1内を移動可能に設けられるとともに、当該第一空間1を仕切る矩形板状のパネルである。なお、当該複数の仕切パネル10の移動可能範囲は、廊下4内であり、より詳細には廊下4内の空間のうち、当該廊下4と複数の設備用スペース5〜9の境界までの範囲とされている。
複数の仕切パネル10の幅はモジュールに基づいて設定されている。図1に示す複数の仕切パネル10の場合は、幅は1Mとされている。
また、複数の仕切パネル10は、第一空間1内を、例えば図1に示す各種矢印のように移動可能となっている。
すなわち、仕切パネル10は、自身の幅方向に沿ってスライドしたり、自身の厚み方向に沿ってスライドしたり、水平回転したりすることができる。
そして、このように移動させることによって、図1において複数の設備用スペース7,8,9側にある複数の仕切パネル10を、複数の設備用スペース5,6側に移動させることも可能となる。つまり、一方の領域1a側と他方の領域1b側との間を自由に移動させることができる。
また、隣り合う袖壁2a,2a(3a,3a)の突出方向先端部の間隔と複数の仕切パネル10の幅は、モジュールに基づいて設定されているので、仕切パネル10を、隣り合う袖壁2a,2a(3a,3a)の突出方向先端部間に亘るように配置すれば、当該仕切パネル10によって、平面視凹型に形成された設備用スペース5〜9の開口を確実に覆うことができる。
[実施例1]
以下、本実施の形態における建物の間仕切り構造の実施例1について説明する。なお、上述の説明と共通する部分には同一符号を付してその説明を省略ないし簡略化する。
図2〜図5に示す第一空間1は、基準寸法であるモジュールMに基づいて形成された建物に備えられている。また、この第一空間1は、対向する一対の壁2,3間に形成されている。
ここで、第一空間1を備えた本実施の形態の建物は、例えば単身者向けの比較的狭小なアパート(集合住宅)の一室とされている。より具体的に説明すると、一つの居室(第二空間13)と、キッチン等のような生活に必要な設備が設けられた部屋(すなわち、第一空間1)とからなる所謂ワンルームタイプの住居を指している。ただし、これに限られるものではなく、複数の部屋を備えた戸建住宅の一部を指していてもよいものとする。
また、本実施の形態のワンルームタイプの建物は、周囲を外壁または界壁等の壁によって囲まれ、複数の間仕切り壁によって仕切られて形成されている。
このような各種壁のうち、前記必要な設備が設けられた部分(第一空間1)を挟んで配置される一対の壁が、前記一対の壁2,3とされている。
また、建物は、必要な設備が設けられた部分である第一空間1だけでなく、さらに、第二空間13と、玄関14と、浴室15と、トイレ16と、ベランダ17と、クローゼット18,19と、上階用玄関20と、上階用階段21と、玄関ポーチ22と、を備える。
また、この建物は、上階用玄関20と上階用階段21と玄関ポーチ22とを含んだ状態で、平面視において略矩形状に形成されている。そして、図示はしないが、本実施の形態の建物は複数階建てである。
第一空間1は、上述のように直線状の廊下4と、複数の設備用スペース5〜9と、複数の仕切パネル10と、を有する。
第二空間13は、上述のように居室であり、リビング・ダイニング・寝室として利用される。この第二空間13は、廊下4の南端に位置する。すなわち、第一空間1に隣接して配置されている。また、第一空間1と第二空間13との間には出入口として利用される開口部がある。
玄関14は、廊下4の北端に位置し、第一空間1に隣接して配置されている。また、第一空間1と玄関との間には出入口として利用される開口部がある。
浴室15は、第一空間1の北側および玄関14の西側に配置されている。また、この浴室15は、第一空間1の一方の領域1aとの間に出入口を備え、当該一方の領域1aから行き来することができる。
トイレ16は、第一空間1の南側であって、かつ廊下4と第二空間13との間の空間の西側に配置されている。そして、当該廊下4と第二空間13との間の空間に面して出入口を備える。
ベランダ17は、第二空間13の南側に配置されている。
クローゼット18は、第二空間13の北側に配置されており、上階用階段21の階段下に位置する。クローゼット19は、第二空間13の南側およびベランダ17の東側に配置されている。
続いて、第一空間1について詳細に説明する。
廊下4は、南北に長く直線状に形成されている。
第一空間1は一方の領域1aと他方の領域1bとにエリア分けされており、一方の領域1aは、浴室15と行き来できるため、本実施例では洗面脱衣所として利用される。また、他方の領域1bはキッチンとして利用される。
第一空間1のうち一方の領域1aには、設備用スペース5,6が配設され、他方の領域1bには、設備用スペース7,8,9が配設されている。
また、これら設備用スペース5〜9は、上述のように、一対の壁2,3と複数の袖壁2a,3aとによって平面視凹型の空間として形成されている。
すなわち、一方の領域1aにある設備用スペース5,6は、壁2と複数の袖壁2aとによって平面視凹型の空間として形成されている。また、他方の領域1bにある設備用スペース7,8,9は、壁3と複数の袖壁3aとによって平面視凹型の空間として形成されている。
一方の領域1aを形成する複数の袖壁2aのうち、設備用スペース5と設備用スペース6との間に位置する袖壁2aは、当該設備用スペース5と設備用スペース6との間を行き来しやすくするために、また作業スペースを確保するために、他の袖壁2aよりも壁2からの突出寸法が短く設定されている。
また、一方の領域1aと浴室15との間に位置する袖壁2aには開口部が形成され、当該開口部が浴室15の出入口とされている。
他方の領域1bを形成する複数の袖壁3aのうち、第二空間13側に位置する袖壁3aと、一方の領域1aとトイレ16との間に位置する袖壁2aとは、第一空間1と第二空間13との間の出入口の開口幅を適切なものとするために、その突出量が適宜調節されている。すなわち、他の袖壁2a,3aよりも若干長く突出している。
また、他方の領域1bを形成する複数の袖壁3aのうち、玄関14側に位置する袖壁3aと、一方の領域1aと浴室15との間に位置する袖壁2aとは、第一空間1と玄関14との間の出入口の開口幅を適切なものとするために、その突出量が適宜調節されている。すなわち、他の袖壁2a,3aよりも若干長く突出している。
なお、このように長さを調整する場合は、その分の寸法に設定された調整材を用いることが望ましい。
設備用スペース5は、筒状に形成されたパイプスペースを含んで構成されており、各種設備として洗面台5aと図示しない洗濯機とが設置されることによって、洗面所および洗濯機置き場として利用される。なお、洗面所と洗濯機置き場との間に袖壁2aは設けられていない。
設備用スペース6は、各種設備としてハンガーパイプ6aや図示しない除湿機とが設置されることによって、室内干しスペースとして利用される。
設備用スペース7は、筒状に形成されたパイプスペースを含んで構成されており、各種設備として図示しない冷蔵庫が設置されることによって、冷蔵庫置き場として利用される。
設備用スペース8は、筒状に形成されたパイプスペースを含んで構成されており、各種設備として図示しない換気付きゴミ箱が設置されることによって、ゴミ置き場として利用される。
設備用スペース9は、各種設備として流し台9aが設置されることによって、キッチン(調理場)として利用される。
また、廊下4の天井に、複数の仕切パネル10が吊り下げられるガイドレール11が設けられている。すなわち、複数の仕切パネル10は、いわゆる吊り引戸のようにしてガイドレール11に沿って移動する。
なお、ガイドレール11は、少なくとも廊下4の四周に配置されている。さらに、複数の仕切パネル10が、図1に示す各種矢印のような動作を可能とするために必要な図示しないガイドレールも、廊下4の天井に設けられているものとする。
複数の仕切パネル10は、第一空間1内を、ガイドレール11に沿ってスライド移動自在とされている。さらに、当該複数の仕切パネル10は、第一空間1内において水平回転可能とされている。
また、使用される仕切パネル10の枚数は適宜変更可能である。本実施例では5枚の仕切パネル10が用いられている。
そして、複数の仕切パネル10を適宜移動させることで、例えば以下のように第一空間1を間仕切ることができる。
図3に示すように、3枚の仕切パネル10によって一方の領域1aと廊下4とを仕切り、一方の領域1a内が見えないように遮蔽する。すなわち、設備用スペース5,6を廊下4側から見えないように遮蔽する。
また、2枚の仕切パネル10によって設備用スペース8,9と廊下4とを仕切り、当該設備用スペース8,9を廊下4側から見えないように遮蔽する。
これによって、来客時に、見られたくない洗面所やキッチンを、複数の仕切パネル10によって容易に、また即座に遮蔽することができるので、住人が体裁の悪さを感じることを無くすことができる。
図4に示すように、3枚の仕切パネル10によって他方の領域1bと廊下4とを仕切り、他方の領域1b内が見えないように遮蔽する。すなわち、設備用スペース7,8,9を廊下4側から見えないように遮蔽する。
また、1枚の仕切パネル10によって第一空間1と第二空間13との間の出入口を閉塞する。また、1枚の仕切パネル10によって第一空間1と玄関14との間の出入口を閉塞する。
これによって、室内干しスペースの拡大と室内干しスペースにおける他のスペースからの独立が可能となる。
図5に示すように、3枚の仕切パネル10によって一方の領域1aと廊下4とを仕切り、一方の領域1a内が見えないように遮蔽する。すなわち、設備用スペース5,6を廊下4側から見えないように遮蔽する。
また、1枚の仕切パネル10によって第一空間1と第二空間13との間の出入口を閉塞する。また、1枚の仕切パネル10によって第一空間1と玄関14との間の出入口を閉塞する。
これによって、家事動線をスムーズにできるとともに、調理の臭いが他のスペースに漏れにくくなる。
[実施例2]
以下、本実施の形態における建物の間仕切り構造の実施例2について説明する。なお、上述の説明と共通する部分には同一符号を付してその説明を省略ないし簡略化する。
本実施例の建物は、図6に示すように、前記クローゼット18に相当する箇所のクローゼット18Aが、クローゼット兼仕切パネル10の収納部として利用されている。
なお、廊下4内において移動可能とされた複数の仕切パネル10を、クローゼット18Aに収納するために、当該クローゼット18Aの天井および当該クローゼット18Aと第一空間1との間のスペースの天井にガイドレール11Aが設けられている。
さらに、図6に示す矢印のような動作を可能とするために必要な図示しないガイドレールも、クローゼット18Aと第一空間1との間のスペースの天井に設けられているものとする。
以上のようにクローゼット18Aを、複数の仕切パネル10の収納部として利用できれば、複数の仕切パネル10によって複数の設備用スペース5〜9を遮蔽する必要がないときに、第一空間1内を広く使うことができる。
[実施例3]
以下、本実施の形態における建物の間仕切り構造の実施例3について説明する。なお、上述の説明と共通する部分には同一符号を付してその説明を省略ないし簡略化する。
本実施例の建物は、図7に示すように、前記廊下4の中央に、前記一対の壁2,3と対向する間仕切壁12が設けられている。
この間仕切壁12は、建物の他の壁と同様に床等の下部構造に立設固定されており、移動可能とはなっていない。そして、複数の仕切パネル10は、このような間仕切壁12の周囲を移動可能に設けられている。
すなわち、廊下4の空間を、間仕切壁12を境にして、一方の領域1a側と、他方の領域1b側とに分けることができる。そして、複数の仕切パネル10を、間仕切壁12の周囲を移動させることができるので、当該複数の仕切パネル10を、廊下4の一方の領域1a側と、他方の領域1b側の双方で使用できる。
また、本実施例の壁3Aは、一部が、平面視において側方に張り出した状態に形成され、これによって、他方の領域1bが平面視略L字状に形成されている。
側方に張り出す部分の壁3Aaは、平面視略コ字状に形成されている。また、当該コ字状の壁3Aaに対して袖壁3aが一体形成されている。
なお、このように一部の壁3Aaが側方に張り出すため、設備用スペース9A延いては他方の領域1bはその分、スペースが広く形成されることになる。広くなった分の用途は任意であり、例えば複数の仕切パネル10の収納部として使用したり、トイレを配設したりする等、様々な用途が考えられる。
壁3A側の複数の袖壁3aのうち、真ん中2つの袖壁3aは、壁3Aおよび壁3Aaからの突出寸法が短く設定されている。
そして、複数の仕切パネル10は、このような突出量の少ない袖壁3aに対応して移動可能とされている。すなわち、本実施例においては複数の仕切パネル10は、廊下4の範囲を超えて他方の領域1b側まで移動可能とされている。この場合、複数の仕切パネル10が、図7に示す位置まで移動可能とするために必要な図示しないガイドレールが、第一空間1の天井に設けられているものとする。
さらに、複数の仕切パネル10は、突出寸法の異なる袖壁3a,3a間にも配置することができる。この場合、仕切パネル10の幅方向一端部が突出寸法の短い袖壁3aの突出方向側端面に当接し、幅方向他端部が突出寸法の長い袖壁3aの側面に当接している。
すなわち、仕切パネル10を、隣り合う袖壁3a,3a間に亘るように配置すれば、当該仕切パネル10によって、平面視凹型に形成された設備用スペース7,8,9の開口を確実に覆うことができる。
[仕切パネル10の変形例]
次に、仕切パネル10の変形例について説明する。
複数の仕切パネル10は、上述のように、第一空間1を仕切る矩形板状のパネル、とされているが、これに限られるものではなく、例えば、仕切パネル10の表裏を連通するための機能を有してもよいものとする。以下、仕切パネルのパターンごとに、付与される符号を変更して説明する。
図8に示す仕切パネル10A,10Bは、ドアとして用いられる。
仕切パネル10Aは、図8(a)に示すように、ドア枠10Aaと、ドア本体10Abと、を有する。
ドア枠10Aaは矩形枠状に形成されており、ドア本体10Abは、図示しないヒンジまたは回転軸を介してドア枠10Aaに取り付けられている。
なお、ドア枠10Aaは、例えばフランス落とし等のような金具を用いることによって、ガイドレール11および第一空間1の床面に固定可能とされている。この場合、ガイドレール11および第一空間1の床面に対しては、フランス落とし等の金具に対応する穴等が形成されるものとする。
仕切パネル10Bは、図8(b)に示すように、当該仕切パネル10B自体をドアとして用いるものであり、幅方向一端部の上下に回転軸10Baを有する。
なお、ガイドレール11および第一空間1の床面に対しては、当該回転軸10Baに対応する穴等が形成されるものとする。
図9に示す仕切パネル10Cは、いわゆる折戸であり、2枚のパネルをヒンジ10Caを介して接続するようにして形成されている。さらに、2枚のパネルのうち一方は、図示しない回転軸を有する。
なお、ガイドレール11および第一空間1の床面に対しては、当該回転軸に対応する穴等が形成されるものとする。
図10に示す仕切パネル10D,10Eは、各種の開口が形成されている。
仕切パネル10Dは、図10(a)に示すように、当該仕切パネル10Dの上端部に開口部10Daが形成されている。
当該開口部10Daは欄間として機能するものであり、開口部10Daには、当該開口部10Daを開閉する建具10Dbが取り付けられている。すなわち、建具10Dbによって開口部10Daを開閉すれば、仕切パネル10Dで空間を仕切ったまま、換気等を行うことができる。
仕切パネル10Eは、図10(b)に示すように、当該仕切パネル10Eの上端部および下端部に開口部が形成され、それぞれの開口部には、当該開口部を開閉する建具10Ea,10Ebが取り付けられている。
当該仕切パネル10Eの上端部の開口部は例えば覗き窓等として使用したり、換気用の開口として使用したりすることができる。下端部の開口部は犬猫等のペットの通り道等として使用できる。
以上のように仕切パネル10A〜10Eには、当該仕切パネル10A〜10Eの表裏を連通するための機能を有するので、当該機能によって、前記仕切パネル10A〜10Eの表側の空間と裏側の空間とを行き来できるようにしたり、空気を流通させたりすることができる。また、仕切パネル10A〜10Eにこのような機能があれば、住人のライフスタイルに合わせた間仕切りが可能となるので好ましい。
本実施の形態によれば、複数の仕切パネル10(10A〜10E)を第一空間1内で移動させて、当該第一空間1を適宜仕切ることができる。すなわち、複数の仕切パネル10(10A〜10E)によって、廊下4と、当該廊下4の両側に配設される前記複数の設備用スペース5〜9とを仕切ることができる。これによって、複数の仕切パネル10(10A〜10E)によって、複数の設備用スペース5〜9に設置されたキッチンや水廻り等のための各種設備を目隠しすることができる。また、複数の仕切パネル10(10A〜10E)による仕切り方次第で、第一空間1内を自由に仕切ることができるので、第一空間1を、住人のライフスタイルに合わせたものとすることができる。
また、隣り合う袖壁2a,2a(3a,3a)の突出方向先端部の間隔と複数の仕切パネル10(10A〜10E)の幅は、モジュールに基づいて設定されているので、仕切パネル10(10A〜10E)を、隣り合う袖壁2a,2a(3a,3a)間に亘るように配置すれば、仕切パネル10(10A〜10E)によって、平面視凹型に形成された設備用スペース5〜9の開口を確実に覆って、当該設備用スペース5〜9の内部を目隠しすることができる。
また、複数の仕切パネル10(10A〜10E)をガイドレール11に沿って正確にスライド移動させて、第一空間1を仕切ることができる。また、複数の仕切パネル10(10A〜10E)を引戸のようにして使用できる。
また、複数の仕切パネル10(10A〜10E)を、第一空間1内において水平回転させることで、当該複数の仕切パネル10(10A〜10E)を例えば開き戸等のように使用できるので、第一空間1内をバリエーション豊かに仕切ることができる。
また、廊下4の一端に第二空間13が配置され、他端に玄関が14配置されているので、例えば第一空間1と第二空間13と玄関14とで概略構成されるような比較的狭小な建物であっても、第一空間1内を確実に仕切ることができる。
1 第一空間
2 壁
3 壁
4 廊下
5 設備用スペース
6 設備用スペース
7 設備用スペース
8 設備用スペース
9 設備用スペース
10 仕切パネル

Claims (6)

  1. 基準寸法であるモジュールに基づいて形成された建物の間仕切り構造において、
    前記建物は、対向する一対の壁間に形成された第一空間を備えており、
    前記第一空間は、
    当該第一空間の中央を、前記一対の壁の幅方向に沿って通過するようにして配設される直線状の廊下と、
    前記廊下の両側に配設され、キッチンや水廻り等のための各種設備が設置される複数の設備用スペースと、
    当該第一空間内を移動可能に設けられるとともに、当該第一空間を仕切る複数の仕切パネルと、を有しており、
    前記複数の設備用スペースは、前記一対の壁と、当該一対の壁から突出する複数の袖壁とによって前記廊下側に開口する平面視凹型の空間として形成されており、
    隣り合う前記袖壁の突出方向先端部の間隔と前記複数の仕切パネルの幅は、前記モジュールに基づいて設定されていることを特徴とする建物の間仕切り構造。
  2. 請求項1に記載の建物の間仕切り構造において、
    前記複数の仕切パネルは、前記第一空間内を、当該第一空間内に設けられたガイドレールに沿ってスライド移動自在とされていることを特徴とする建物の間仕切り構造。
  3. 請求項1または2に記載の建物の間仕切り構造において、
    前記複数の仕切パネルは、前記第一空間内において水平回転可能とされていることを特徴とする建物の間仕切り構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の建物の間仕切り構造において、
    前記仕切パネルは、当該仕切パネルの表裏を連通するための機能を有することを特徴とする建物の間仕切り構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の建物の間仕切り構造において、
    前記廊下の中央に、前記一対の壁と対向する間仕切壁が設けられており、
    前記複数の仕切パネルは、前記間仕切壁の周囲を移動可能に設けられていることを特徴とする建物の間仕切り構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の建物の間仕切り構造において、
    前記建物は、前記第一空間に隣接する居室としての第二空間を備えており、
    前記廊下の一端に前記第二空間が配置され、他端に玄関が配置されていることを特徴とする建物の間仕切り構造。
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