JPH0523740Y2 - - Google Patents

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JPH0523740Y2
JPH0523740Y2 JP1987051437U JP5143787U JPH0523740Y2 JP H0523740 Y2 JPH0523740 Y2 JP H0523740Y2 JP 1987051437 U JP1987051437 U JP 1987051437U JP 5143787 U JP5143787 U JP 5143787U JP H0523740 Y2 JPH0523740 Y2 JP H0523740Y2
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bay window
window unit
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、住宅の出窓に係り、特に水周りに好
適な出窓ユニツトに関する。
〔従来の技術〕
一般に、洗面室、トイレあるいは浴室といつた
床面積の小さな部屋においては、内部に配置され
る洗面台、トイレユニツトあるいは浴槽等によつ
て空間を占められ、特に部屋の隅などにデツドス
ペース等を生じやすく、少しでも空間を拡張する
ことが望まれていた。
このような要求に対し、近年ではサツシ等の製
造技術の進歩に伴つてユニツト式の出窓が安価に
利用できるようになり、このような出窓を用いる
ことにより室内空間を拡張し、洗面室等の小部屋
においても空間を有効利用することが考えられて
いる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、洗面室、トイレあるいは浴室な
どの小部屋においては、構造上、建物の壁体をあ
まり小さく分割できないという問題がある。ま
た、各々の部屋に出窓を設けた場合、建物の外壁
に口が増えて雨仕舞などの点で問題があり、小部
屋の各々に出窓を設けることは困難であつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、隔壁によつて内部を2部屋に仕切ら
れる建物内空間に面して設置される出窓ユニツト
であつて、前記建物の外壁に取付けられた枠体に
よつて外壁から突出支持された表面部分を有し、
この表面部分を幅方向に分割しかつ前記隔壁の一
側縁に連結可能な縦框とを備えた出窓ユニツトを
構成し、単一の出窓ユニツトを用いて前記2部屋
の各々に出窓を形成するものである。
〔作用〕
このような本考案においては、出窓ユニツトを
隣接する2部屋に跨がつて形成することにより、
各部屋の外壁面を大きく分割することなしに各室
内空間をそれぞれ拡張する。また、建物の外壁の
開口を1カ所にして工事の手間、コストの節減を
図り、かつ構造の簡略化により美観を向上し、例
えば配管の取回しを出窓ユニツトを介して行うこ
とを実現して機能性を向上する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図ないし第3図には本考案の第1の実施例
が示されている。図において、建物20の外壁2
1には、互いに隣接する2つの部屋22,23に
跨がつて開口24が形成され、この開口24を覆
うように取付けられた出窓ユニツト10は、天板
11A、底板11B、第1および第2の側面部分
11C,11Dを有する枠体11によつて表面部
分12を外壁21から突出した位置に保持されて
いる。
ここで、天板11Aは部屋22,23の天井2
2A,23Aと同じ高さに配置され、底板11B
は部屋22,23の床面22B,23Bと同じ高
さに配置されているとともに、表面部分12には
表面部分12を上下方向に縦断する縦框13が設
けられている。
縦框13は、上下端をそれぞれ天板11Aおよ
び底板11Bに連結されており、表面部分12は
縦框13によつて幅方向の2つの部分に分割され
ている。
また、縦框13によつて2分された表面部分1
2にはそれぞれ透明性の材質からなる正面窓15
A,15Bが嵌め込まれ、第1、第2の側面部分
11C,11Dにも同様な側面窓15C,15D
が設けられている。
なお、出窓ユニツト10内の所定高さには棚板
16A,16Bが取付けられており、正面窓15
A,15Bおよび側面窓15C,15Dは、各々
天板11A近傍から棚板16A,16B近傍の範
囲に形成されている。
さらに、出窓ユニツト10内には、縦框13に
沿つて出窓ユニツト10内の空間を2分する仕切
部材14が設けられている。
仕切部材14は、上下端縁を天板11Aおよび
底板11Bに連結されているとともに、一側縁を
係止部材14Aを介して縦框13に連結されてい
る。また、他側縁を枠体11の建物20内側端面
内に形成されており、係止部材14Bを介して部
屋22,23を隔てる隔壁17の一側縁に連結さ
れている。
ここで、仕切部材14の内部には、給水管18
A,排水管18B、給気管18Cおよび排気管1
8D等の配管18が収容され、これら配管18の
一端は各々底板11Bを貫通して一括して外部に
引き出されているとともに、給水管18Aおよび
排水管18Bの他端は仕切部材14の下端近傍か
ら各部屋22,23側に取り出され、給気管18
Cおよび排気管18Dの他端は隔壁17の上端側
まで延長されている。
隔壁17は、天井22A,23Aに沿つた設備
通路17Aと、上端をこの設備通路17Aに連結
されかつ下端を床面22B,23Bに連結された
壁体17Bとを備えて構成されている。この設備
通路17Aは、一端を出窓ユニツト10に連続さ
れているとともに、各部屋22,23側の両表面
に、給気管18Cおよび排気管18Dに連結され
て部屋22,23の両方に給排気する換気ダクト
17Cと、部屋22,23内を照明する照明装置
17Dとを備えている。
このように構成された本実施例においては、単
一の出窓ユニツト10によつて部屋22,23の
両方の室内空間を拡張するとともに、縦框13、
仕切部材14および隔壁17によつて部屋22と
部屋23との間の完全な独立性を維持し、一方で
発生する湯気、湿気あるいは臭気等が他方に流通
すること等を防止する。
このような本実施例によれば、次に示すような
効果がある。
すなわち、単一の出窓ユニツト10によつて部
屋22,23の両方の室内空間を拡張できるた
め、各部屋22,23の各々に出窓を形成する場
合に比べて施工が容易かつ工期を短縮でき、工事
にかかる費用も節減できる。
また、建物20の外壁21に設ける開口24を
1カ所にできるため、雨などが漏れ込むといつた
可能性自体を低減し、かつ雨仕舞い等の処理が容
易である。
さらに、出窓ユニツト10は部屋22,23の
一側に配置されるため、各部屋22,23の他側
の外壁21を大きく残すことが可能であり、建物
20の強度的な問題あるいは構造的な制約を容易
に回避でき、部屋22,23が小さい場合であつ
ても広く適用できる。
一方、出窓ユニツト10に縦框13を設け、縦
框13、仕切部材14および隔壁17によつて部
屋22と部屋23とを完全に仕切るとしたため、
一方の部屋で発生する湯気、湿気あるいは臭気等
が他方に流通することを防止でき、相互の独立性
を十分に維持できる。
このため、本実施例の出窓ユニツト10は、例
えば部屋22,23が洗面室およびトイレである
場合、あるいは浴室および洗面室である場合であ
つても何ら問題なく、建物20の任意の部分に広
範に適用できる。
また、本実施例においては、出窓ユニツト10
内に縦框13と隔壁17との間に介在する仕切部
材14を設けたため、隔壁17を出窓ユニツト1
0に合わせて拡張施工する必要がなく、工事を容
易にできる。
特に、既存の建物20に本実施例の出窓ユニツ
ト10を追加加工する場合、2部屋に跨がる開口
24を設けて出窓ユニツト10を取付け、仕切部
材14を隔壁に連結するだけでよく、既存の隔壁
を延長する等の困難な作業が不要であり、施工を
極めて容易に行うことができる。
さらに、本実施例においては、配管18を出窓
ユニツト10を通して一括して外部に引き出すと
したため、これらの配管18を通すための孔を
各々別個に外壁21に形成する必要がなく、雨漏
り等を未然に防止して機能性を向上できるととも
に、建物20としての美観を向上できる。
また、配管18を仕切部材14内に収容したた
め、配管施工が極めて容易であり、かつ点検、交
換等の保守作業を容易にすることができる。
さらに、隔壁17の上端部に設備通路17Aを
設け、この設備通路17Aに換気ダクト17Cお
よび照明装置17Dを設けたため、部屋22,2
3の内装を大幅に簡略化できる。
また、この設備通路17Aを出窓ユニツト10
に連結したため、換気ダクト17Cの空気等は給
気管18Cおよび排気管18Dによつて流通させ
ることができ、建物20の他の部分にこれらの配
管を設ける場合に比べて施工を大幅に簡略化でき
る。
以上に示したような本考案の第1の実施例に対
し、第4図には本考案の第2の実施例が示されて
いる。
第4図において、本実施例の出窓ユニツト10
は、前記第1の実施例と略同様に構成されている
が、前記第1の実施例のような仕切部材14はな
く、隔壁17が外壁21の外部まで延長されて直
接縦框13に連結されているとともに、前記第1
の実施例における配管18に相当する配管は図示
しないが縦框13内に収容されている。
このような本実施例によれば、前記第1の実施
例における仕切部材14を省略して部品点数を減
らすとともに、仕切部材14と隔壁17との連結
作業を省略して施工を簡略化できる。
また、第5図には本考案の第3の実施例が示さ
れている。
第5図において、本実施例の出窓ユニツト10
は、前記第1の実施例と略同様に構成されている
が、底面11Bは床面22B,23Bより高い位
置に設けられており、出窓ユニツト10自体の高
さが縮小されている。
このような本実施例によれば、出窓ユニツト1
0を小型で安価にできるとともに、出窓ユニツト
10が設けられる部分の外壁21の下部を開口す
る必要がなく、この部分に他の装置が設けられる
場合、例えば当該部分直前の床面22B,23B
上に暖房装置等が配置される場合でも無理なく適
用できる。
なお、本考案は前記各実施例の態様に限定され
るものではなく、以下に示すような変形をも含む
ものである。
すなわち、前記各実施例においては、正面窓1
5A,15Bおよび側面窓15C,15Dを透明
性としたが、これらは半透明あるいは不透明ない
し遮光性の材質を用いてもよく、あるいは、各窓
15A,15B,15C,15Dは各々適宜省略
してもよい。しかし、前記各実施例のように透明
性の正面窓15A,15Bおよび側面窓15C,
15Dを設けることにより採光性を高めて開放感
あるいは快適性を向上できる。
また、前記正面窓15A,15Bおよび側面窓
15C,15Dは、各々平面形状に限らず、曲面
に形成するとしてもよく、あるいは開閉可能に形
成してもよく、細部の構成等は実施にあたつて適
宜変更してよい。
さらに、出窓ユニツト10の寸法、細部の形状
あるいは枠体11の材質等は、実施にあたつて適
宜変更してよく、前記第3の実施例に示したよう
に下部を縮小したものに限らず、上部を縮小する
としてもよい。
一方、前記各実施例において、縦框13あるい
は仕切部材14内に給水管18A、排水管18
B、給気管18Cおよび排気管18D等の配管1
8を収容することは本考案に必須のことではな
く、適宜省略して別途配管施工してもよい。
また、前記第1または第2の実施例において、
棚板16A,16Bの下方の空間を化粧板等で覆
い、配管スペースとし、あるいは開閉可能な扉と
して収納スペースとして利用してもよい。
さらに、設備通路17Aを備えた隔壁17を設
けることも本考案に必須のことではなく、既存の
建物20の一部である隔壁をそのまま利用しても
よい。
しかし、前記各実施例のような隔壁17を用い
ることにより、設備通路17Aに配された換気ダ
クト17Cおよび照明装置17Dを利用して部屋
22,23の内装の施工簡略化および機能向上が
でき、かつ配管18等を集中させて施工や保守作
業を容易にできる。
なお、本考案の出窓ユニツト10を適用する部
屋22,23としては、例えば洗面室とトイレ、
洗面室と浴室、浴室と脱衣室、あるいはキツチン
と収納室等であるとしてもよく、隣接した2つの
部屋であれば適用しうるものであり、特に水周
り、あるいは湯気、湿気や臭気の発生しやすい部
屋を含む部分に好適である。
〔考案の効果〕
以上のような本考案によれば、単一の出窓ユニ
ツトで隣接する2部屋の各室内空間を拡張できる
とともに、建物の外壁の開口を1カ所にして建物
の外壁面を最小限にとどめ、工事の手間、コスト
の節減を図り、かつ美観および機能性を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す斜視図、
第2図は第3図−線による第1の実施例を示
す水平断面図、第3図は第2図−線による第
1の実施例を示す垂直断面図、第4図は本考案の
第2の実施例を示す斜視図、第5図は本考案の第
3の実施例を示す斜視図である。 10……出窓ユニツト、11……枠体、12…
…表面部分、13……縦框、14……仕切部材、
15A,15B,15C,15D……正面窓およ
び側面窓、17……隔壁、17A……設備通路、
18……配管、20……建物、21……外壁、2
2,23……部屋、24……開口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 隔壁によつて内部を2部屋に仕切られる建物
    内空間に面して設置される出窓ユニツトであつ
    て、前記建物の外壁に取付けられた枠体によつ
    て外壁から突出支持された表面部分を有し、こ
    の表面部分を幅方向に分割しかつ前記隔壁の一
    側縁に連結される縦框を備えて構成されたこと
    を特徴とする出窓ユニツト。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
    記縦框にはこの縦框に沿つて出窓ユニツト内の
    空間を2つに仕切る仕切部材が設けられ、この
    仕切部材を介して縦框が前記隔壁に連結された
    ことを特徴とする出窓ユニツト。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項または第2項
    において、前記隔壁には設備通路が設けられ、
    この設備通路に収容された配管は前記出窓ユニ
    ツトを介して室外に引き出されたことを特徴と
    する出窓ユニツト。
JP1987051437U 1987-04-03 1987-04-03 Expired - Lifetime JPH0523740Y2 (ja)

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JP1987051437U JPH0523740Y2 (ja) 1987-04-03 1987-04-03

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JPS63159083U JPS63159083U (ja) 1988-10-18
JPH0523740Y2 true JPH0523740Y2 (ja) 1993-06-17

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