JP2004176449A - 間仕切構造及び施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】配管のためのスペースを減らし、同時に施工の手間を省くことができる間仕切構造を提供する。
【解決手段】建物の基礎20上に支持された床パネル30と、前記床パネル30の上で屋内を区画する間仕切壁を構成する間仕切パネル40とからなり建物の配管60が配設される間仕切構造である。床パネル30のうちの一枚は配管60を貫通させるための配管貫通孔55が基礎20(布基礎21、束基礎22)上に支持された際に基礎20と上下に重ならない位置に設けてある配管貫通用の床パネル50である。間仕切パネル40の内の一枚は下端部に配管60を通過させる配管通過穴74を有するとともに内部に配管60を収納する配管スペース75を有しかつ配管貫通用の床パネル50上に配管貫通孔55と配管通過穴74とが一致するよう配置される配管収納用間仕切パネル70である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、間仕切構造及び施工方法に関する。
【0002】
【背景の技術】
従来、工業化住宅の一つとして、床・壁・屋根等の構造材を予め工場等でパネル化し、施工現場でこれらのパネルを組み立てることにより住宅を構築するパネル工法が採用されている。
前記パネルとしては、例えば、桟材を矩形枠状に組み立て、この矩形枠内に必要に応じて補強桟材を縦横に組み付け、両面もしくは片面に合板等の面材を貼りつけたものが知られている。工場で床用・壁用・屋根用等のパネルがそれぞれ組み立てられ、トラック等で施工現場に運び込まれる。建築現場では、パネルの配設とパネル間の接合作業を行うだけで、短期間で床・壁・屋根等の住宅の基本構造を構築することができる。
【0003】
住宅の間取りにおいては、浴室、洗面所、トイレ及び台所などの水回り設備は、異なる階でほぼ同位置となるように設計されており、下階には上階への給水管や、上階からの排水管等が設けられる。これらの配管が露出している状態は室内の外観品質を損ない、また埃が溜まりやすくなるので、通常はパイプスペースを設けて下階の配管と共にまとめて納められている。
図7はこのような配管が配置された下階の洗面所の平面図である。洗面台1と壁2との間にパイプスペース3を設けており、パイプスペース3の内部には洗面台用や上階用の配管が収納されている。
【0004】
パイプスペースを設ける代わりに、例えば洗面台と洗濯機の間のデッドスペースに配管を設け、配管を隠すように間仕切を設ける間仕切構造もあった(例えば、特許文献1)。また、壁の内部に配管を設けてパイプスペースを省略する間仕切構造もあった(例えば、特許文献2)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−131646号公報
【特許文献2】
特開平10−325234号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし従来の方法ではパイプスペースのための空間を設ける必要があり、部屋が狭くなるという問題があった。特許文献1の間仕切構造でも、既に存在する配管を隠すために新たに壁を設ける必要があり、新たなスペースが必要となった。
また特許文献2の間仕切構造では、配管を収納する壁の直下に基礎及び土台があり、配管が床下に抜けるためには基礎及び土台に欠設部を設けなければならなかった。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、間仕切構造において、配管のためのスペースを減らし、同時に施工の手間を省くことができる間仕切構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の間仕切構造は、図1及び図2に示すように、建物の基礎20(布基礎21、束基礎22)上に支持された床パネル30と、前記床パネル30の上で屋内を区画する間仕切壁を構成する間仕切パネル40とからなり建物の配管60が配設される間仕切構造であって、
前記床パネル30のうちの一枚は前記配管60を貫通させるための配管貫通孔55が前記基礎20(布基礎21、束基礎22)上に支持された際に前記基礎20(布基礎21、束基礎22)と上下に重ならない位置に設けてある
配管貫通用の床パネル50であり、
前記間仕切パネル40のうちの一枚は下端部に前記配管60を通過させる配管通過穴74を有するとともに内部に前記配管60を収納する配管スペース75を有しかつ前記配管貫通用の床パネル50上に前記配管貫通孔55と前記配管通過穴74とが一致するよう配置される配管収納用間仕切パネル(枠パネル70)であることを特徴とする。
【0009】
請求項1の間仕切構造においては、前記配管60は配管収納用間仕切パネル70の配管スペース75に収納されるので、配管60のためのパイプスペースを省略することができる。したがって、間仕切壁の両側いずれかの部屋の間取りを広くすることができる。
また、配管貫通孔55は配管貫通用の床パネル50が基礎20(布基礎21または束基礎22)上に支持された際に基礎20(布基礎21、束基礎22)と上下に重ならない位置に設けてあるので、基礎20(布基礎21または束基礎22)に切欠き等を設ける必要がない。また配管収納用間仕切パネル70を、配管貫通用の床パネル50の上に前記配管貫通孔55と前記配管通過穴74とを一致させるように配設するので、配管収納用間仕切パネル70の位置決めを容易に行うことができ、施工の手間を省くことができる。
【0010】
請求項2記載の間仕切構造は、請求項1記載の間仕切構造であって、前記配管収納用間仕切パネル70の上階には水回り系の設備が設けられ、前記配管60の少なくとも一本は前記上階の水回り系の設備の配管であることを特徴とする。
【0011】
前記水回り系の設備とは、例えば、戸建ての住宅の場合には、上階に配置されたトイレ、洗面所、浴室、キッチン等のことである。また、2階建て以上のアパート等の集合住宅等においては、下階の住戸の所定の場所に、洗面所や洗濯機置き場等を配置した場合、該下階の住戸の洗面所や洗濯機置き場の直上には、上階の住戸の洗面所や洗濯機置き場が配置されるので、この上階の住戸の洗面所や洗濯機置き場も、前記水回り系の設備である。
【0012】
請求項2の間仕切構造においては、請求項1と同様の効果を得られることに加えて、前記配管収納用間仕切パネル70の上階に水回り系の設備が設けられている場合にも、上階に通じる配管用のスペースを設ける必要が無く、間仕切壁の両側いずれかの部屋の間取りを広くすることができる。
【0013】
請求項3記載の発明は、図2に示すように、請求項1または2記載の間仕切構造であって、前記配管60の少なくとも一本は給水用の配管(給水管61)であり、前記配管収納用間仕切パネル70の少なくとも一方の壁面に前記給水用の配管61につながる蛇口81を有する洗面台80を備えることを特徴とする。
【0014】
請求項3の間仕切構造においては、請求項1または2と同様の作用効果を得ることができるのはもちろんのこと、前記配管収納用間仕切パネル70の内部に洗面台80用の配管を通すことができ、洗面所を広くすることができる。なお、前記配管60の少なくとも一本は給湯用の配管としてもよい。また洗面台の排水管は配管収納用間仕切パネル70の中に通してもよいし、洗面台80の直下の配管貫通用の床パネル50から床下に貫通させてもよい。
【0015】
請求項4記載の発明は、図6に示すように、請求項1または2記載の間仕切構造であって、前記配管60の少なくとも一本は給水用の配管(給水管61)であり、前記配管収納用間仕切パネル70の少なくとも一方の壁面に前記給水用の配管61につながる蛇口91を備え、前記配管貫通用の床パネル50は前記蛇口91の下方に防水パン92を備えることを特徴とする。
【0016】
請求項4の間仕切構造においては、請求項1または2と同様の作用効果を得ることができるのはもちろんのこと、洗濯機給水用の配管を配管収納用パネル70の内部に収納して洗濯機置き場を広くすることができる。
【0017】
請求項5の間仕切構造は、図4及び図5に示すように、請求項1〜4いずれか一項記載の間仕切構造であって、前記配管収納用間仕切パネル70は矩形枠状であって、前記配管貫通用の床パネル50の上に前記配管収納用間仕切パネル(枠パネル70)を配設した後に前記配管収納用間仕切パネル(枠パネル70)の両面に面材76を取り付けて間仕切壁とするものである。
【0018】
請求項5の間仕切構造においては、請求項1〜4いずれか一項と同様の効果が得られることに加えて、前記枠パネル70を前記配管貫通用の床パネル50の上に配設するため、前記配管貫通孔55と前記配管通過穴74とを容易に合わせることができる。また面材76が取り付けられていない状態で、容易に配管60を配設することができる。
【0019】
請求項6の施工方法は、図4及び図5に示すように、請求項5記載の配管収納用間仕切パネル70を使用して配管60を配設する施工方法であって、
前記配管60を貫通させるための配管貫通孔55が前記基礎20(布基礎21、束基礎22)上に支持された際に前記基礎20(布基礎21、束基礎22)と上下に重ならない位置に設けてある配管貫通用の床パネル50を前記基礎20(布基礎21、束基礎22)上に配設し、
下端部に前記配管60を通過させる配管通過穴74を有する配管収納用間仕切パネル70を、前記配管貫通用の床パネル50上に前記配管貫通孔55と前記配管通過穴74とが一致するよう配置し、
前記配管60を前記配管貫通孔55と前記配管通過穴74とに通して配設し、前記配管収納用間仕切パネル70の両面に面材76を取り付けて間仕切壁とするものである。
【0020】
請求項6の施工方法においては、配管60を貫通させるための配管貫通孔55が前記基礎20(布基礎21、束基礎22)上に支持された際に前記基礎20(布基礎21、束基礎22)と上下に重ならない位置に設けてあるため、基礎20(布基礎21、束基礎22)に切欠き等を設ける必要が無い。また配管貫通用の床パネル50の上に枠パネル70を配置するので、配管貫通孔55と配管通過穴74とを目視で一致させることができ、位置決めを容易に行うことができ、施工の手間を省くことができる。また配管60は配管収納用間仕切パネル70の配管スペース75に収納されるので、配管60のためのスペースを減らすことができ、間仕切壁の両側いずれかの部屋の間取りを広くすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の間仕切構造の実施の形態例について説明する。
図1は、本発明に係る間仕切構造の例を水平方向から見た側面図である。図2は、本発明に係る間仕切構造を用いた例として洗面台80を有する洗面所を示す斜視図である。図1、2に示すように、地面10の上に布基礎21と束基礎22とが設置されている。束基礎22はベースコンクリート23、束金物24、大引25とからなり、地面の上に設置されたベースコンクリート23の上に束金物24が取り付けられ、束金物24が大引25を支持している。
図2において、各床パネル30は両端を布基礎21、21に、中央部を束基礎22の上に支持されて並んでおり、そのうちの1枚が配管貫通用の床パネル50となっている。
【0022】
床パネル30はあらかじめ工場で組み立てられるもので、例えば図3で示すように、枠材51の上面に合板などの面材52を取り付けたものが挙げられる。枠材51は、桟材53を矩形に組み付け、内部に補強桟材54を縦横に組み付けて作られる。この補強桟材54は、十分な強度が得られるときには、無くてもよい。
配管貫通用の床パネル50は床パネル50と同様、工場で組み立てられるものであるが、上面の面材52に、配管貫通孔55が空いている。
【0023】
配管貫通孔55は配管貫通用の床パネル50を基礎20(布基礎21、束基礎22)上に固定した際に、基礎20(布基礎21、束基礎22)と上下に重ならない位置になるように空いており、配管貫通孔55に配管60を貫通させる際に布基礎21及び束基礎22がじゃまにならないようになっている。
配管貫通用の床パネル50の上に配管収納用間仕切パネルを直立させて、洗面所と他の部屋とを区画する間仕切りの一部を構成する。
【0024】
次に、配管収納用間仕切パネルについて図4で説明する。配管収納用間仕切パネルは面材の無い枠パネル70であり、あらかじめ工場で組み立てられる。桟材72を矩形に組み付けることで枠材71を形成し、必要に応じてこの枠材71の内部に補強桟材73を縦横に組み付けている。さらに枠パネル70は、枠材71の上下端及び横方向に組みつけられた補強桟材73に開口(配管通過穴74)を有しており、下から上へ配管を通すようになっている。なおこの開口は穴でなくとも切欠きであってもよい。
枠材71や桟材72、補強桟材73との間の空間が配管スペース75となる。
【0025】
現場では図5に示すように、上記枠パネル70の配管通過穴74に配管60を通し、両面に面材76を貼り付けて間仕切壁とする。面材76は必要に応じて配管60を間仕切壁の外へ出すための穴77などを有する。なお前記枠パネル70の両面に貼り付ける面材76として石膏ボードを用いて、その上に仕上げとしてクロスを取り付けてもよい。石膏ボードには防音性があり、枠パネル70内の配管スペース75に配管60を通しても、配管60内の雑音が石膏ボードによって遮音されるので、雑音が洗面所内に響くのを防止することができる。
【0026】
間仕切構造は以下のようにして取り付ける。まず、図4に示すように、配管貫通用の床パネル50は他の床パネル30と同様に、枠材51の両端の桟材53の部分を布基礎21の上に配置し、中央の補強桟材54を束基礎22の大引25上に配置し、固定する。
次に、配管貫通用の床パネル50の上に枠パネル70を配設する。このとき、配管貫通用の床パネル50の配管貫通孔55と、枠パネル70の下部の配管通過穴74とが一致するようにする。
【0027】
次に、図5に示すように、配管貫通孔55がくる位置の真下にあらかじめ設けておいた配管60を配管貫通孔55と配管通過穴74とに通す。配管貫通孔55は布基礎21や束基礎22の大引25、及び大引25上の補強桟材54とは上下に重ならない位置にあるので、布基礎21や大引25、及び補強桟材54に切欠き等を設けずに配管60を床下から床上へ貫通させることができる。
【0028】
次に、配管貫通孔55と配管通過穴74とを通り床上に出ている配管60を補助桟材74の配管通過穴74を通るまで延長する。この配管60のうちの少なくとも一本は給水用の配管であり、外側に直角に折り曲げられて壁面から突出し、洗面台80の一部を構成する蛇口81を取り付けるための給水管61となる。また、配管60をさらに上へ延長して枠パネル70の上端の配管通過穴74を通し、上階の水回り設備の配管としてもよい。
【0029】
配管貫通用の床パネル50の上に設置して配管60を通した枠パネル70の両面に面材76を取り付けて配管収納用間仕切パネル70とする。そして、折り曲げられた配管60が面材76に設けられた穴77から突出し、この突出した部分に蛇口81が取り付けられる。
【0030】
さらに、図2に示すように、蛇口81の下部には洗面シンク82を有する洗面台80が設けられ、蛇口81よりも上側の壁面には鏡83や照明84などが設けられる。なお蛇口81、洗面シンク82、鏡83及び照明84が一体に構成された洗面台ユニットを用いてもよい。
なお、前記配管60の少なくとも一本は給湯用の配管としてもよい。また洗面台の排水管は枠パネル70の中に通してもよいし、洗面台80の直下の配管貫通用の床パネル50から床下に貫通させてもよい。
【0031】
また鏡83の右側の壁面には配管60を避けて収納部85が設けられており、配管収納用間仕切パネル70内のスペースを収納スペースとしても利用している。なお、収納部85は鏡83の右側に限らず配管スペース75を避けて設けることができる。
【0032】
このように、蛇口81と洗面シンク82を有する洗面台80が配設された間仕切構造は、洗面台80を有する洗面所として使用することができる。
また、配管収納用間仕切パネル70を挟んで洗面所と反対側の空間を広くすることができ、他の水回り設備としてもよいし、また別の部屋となっていてもよいし、収納スペースとして利用してもよい。
【0033】
図6は、本発明に係る間仕切構造の他の例として、洗濯機置き場を示す斜視図である。間仕切構造自体はほぼ洗面所の例と同一であるが、配管収納用間仕切パネル70に設けられた蛇口91は、洗濯機用のものとなっている。この蛇口91から洗濯機93の給水口に水が供給されるようになっている。また蛇口91の下方にある配管貫通用の床パネル50には防水パン92があらかじめ設けられている。床下に設けた防水パンの排水管62は配管貫通用の床パネルを貫通して防水パン92の図示しない排水孔とつながっている。
防水パン92の上には洗濯機93が設置されるようになっている。
【0034】
以上のような間仕切構造によれば、従来のようなパイプスペースを別途設ける必要がなく、配管のためのスペースを減らすことができる。また、配管貫通用の床パネル50の配管貫通孔55と配管収納用間仕切パネル70の配管通過穴74とを合わせて組み付け、配管貫通孔55と配管通過穴74とに配管60を通すので、配管貫通用の床パネル50と配管収納用間仕切パネルとの位置決めを容易に行うことができる。
また、配管貫通孔55は基礎20(布基礎21、束基礎22)と上下に重ならない位置に設けてあるので、基礎20(布基礎21、束基礎22)に配管60を通すための孔や切欠き部を設ける必要がなく、施工が容易な間仕切構造とすることができる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に記載の間仕切構造によれば、前記配管60は配管収納用間仕切パネル70の配管スペース75に収納されるので、配管60のためのパイプスペースを省略することができる。したがって、間仕切壁の両側いずれかの部屋の間取りを広くすることができる。
また、配管貫通孔55は配管貫通用の床パネル50が基礎20(布基礎21または束基礎22)上に支持された際に基礎20(布基礎21、束基礎22)と上下に重ならない位置に設けてあるので、基礎20(布基礎21または束基礎22)に切欠き等を設ける必要がない。また配管収納用間仕切パネル70を、配管貫通用の床パネル50の上に前記配管貫通孔55と前記配管通過穴74とを一致させるように配設するので、配管収納用間仕切パネル70の位置決めを容易に行うことができ、施工の手間を省くことができる。
【0036】
請求項2の間仕切構造においては、請求項1と同様の効果を得られることに加えて、前記配管収納用間仕切パネル70の上階に水回り系の設備が設けられている場合にも、上階に通じる配管用のスペースを設ける必要が無く、間仕切壁の両側いずれかの部屋の間取りを広くすることができる。
【0037】
請求項3の間仕切構造においては、請求項1または2と同様の作用効果を得ることができるのはもちろんのこと、前記配管収納用間仕切パネル70の内部に洗面台80用の配管を通すことができ、洗面所を広くすることができる。
【0038】
請求項4の間仕切構造においては、請求項1または2と同様の作用効果を得ることができるのはもちろんのこと、洗濯機給水用の配管を配管収納用パネル70の内部に収納して洗濯機置き場を広くすることができる。
【0039】
請求項5の間仕切構造においては、請求項1〜4いずれか一項と同様の効果が得られることに加えて、前記枠パネル70を前記配管貫通用の床パネル50の上に配設するため、前記配管貫通孔55と前記配管通過穴74とを容易に合わせることができる。また面材76が取り付けられていない状態で、容易に配管60を配設することができる。
【0040】
請求項6の施工方法においては、配管60を貫通させるための配管貫通孔55が前記基礎20(布基礎21、束基礎22)上に支持された際に前記基礎20(布基礎21、束基礎22)と上下に重ならない位置に設けてあるため、基礎20(布基礎21、束基礎22)に切欠き等を設ける必要が無い。また配管貫通用の床パネル50の上に枠パネル70を配置するので、配管貫通孔55と配管通過穴74とを目視で一致させることができ、位置決めを容易に行うことができ、施工の手間を省くことができる。また配管60は配管収納用間仕切パネル70の配管スペース75に収納されるので、配管60のためのスペースを減らすことができ、間仕切壁の両側いずれかの部屋の間取りを広くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の間仕切構造の実施の形態例を示す断面図である。
【図2】本発明の間仕切構造の実施の形態例として洗面所を示す斜視図である。
【図3】前記形態例の配管貫通用の床パネルの例を示す図である。
【図4】本発明の施工方法の実施の形態例を示す図である。
【図5】本発明の施工方法の実施の形態例を示す図である。
【図6】本発明の間仕切構造の実施の形態例として洗濯機置き場を示す斜視図である。
【図7】従来の洗面所を表す間取り図である。
【符号の説明】
1、80 洗面台
2 壁
3 パイプスペース
10 地面
21 布基礎
22 束基礎
30 床パネル
40 間仕切パネル
50 配管貫通用の床パネル
52、76 面材
55 配管貫通孔
60 配管
61 給水管
70 配管収納用間仕切パネル(枠パネル)
74 配管通過穴
75 配管スペース
81、91 蛇口
92 防水パン

Claims (6)

  1. 建物の基礎上に支持された床パネルと、前記床パネルの上で屋内を区画する間仕切壁を構成する間仕切パネルとからなり建物の配管が配設される間仕切構造であって、
    前記床パネルのうちの一枚は前記配管を貫通させるための配管貫通孔が前記基礎上に支持された際に前記基礎と上下に重ならない位置に設けてある配管貫通用の床パネルであり、
    前記間仕切パネルのうちの一枚は下端部に前記配管を通過させる配管通過穴を有するとともに内部に前記配管を収納する配管スペースを有しかつ前記配管貫通用の床パネル上に前記配管貫通孔と前記配管通過穴とが一致するよう配置される配管収納用間仕切パネルであることを特徴とする間仕切構造。
  2. 前記配管収納用間仕切パネルの上階には水回り系の設備が設けられ、前記配管の少なくとも一本は前記上階の水回り系の設備の配管であることを特徴とする請求項1記載の間仕切構造。
  3. 前記配管の少なくとも一本は給水用の配管であり、前記配管収納用間仕切パネルの少なくとも一方の壁面に前記給水用の配管につながる蛇口を有する洗面台を備えることを特徴とする請求項1または2記載の間仕切構造。
  4. 前記配管の少なくとも一本は給水用の配管であり、前記配管収納用間仕切パネルの少なくとも一方の壁面に前記給水用の配管につながる蛇口を備え、前記配管貫通用の床パネルは前記蛇口の下方に防水パンを備えることを特徴とする請求項1または2記載の間仕切構造。
  5. 前記配管収納用間仕切パネルは矩形枠状であって、前記配管貫通用の床パネルの上に前記配管収納用間仕切パネルを配設した後に前記配管収納用間仕切パネルの両面に面材を取り付けて間仕切壁とすることを特徴とする請求項1〜4いずれか一項記載の間仕切構造。
  6. 請求項5の配管収納用間仕切パネルを使用して配管を配設する施工方法であって、
    前記配管を貫通させるための配管貫通孔が前記基礎上に支持された際に前記基礎と上下に重ならない位置に設けてある配管貫通用の床パネルを前記基礎上に配設し、
    下端部に前記配管を通過させる配管通過穴を有する配管収納用間仕切パネルを、前記配管貫通用の床パネル上に前記配管貫通孔と前記配管通過穴とが一致するよう配置し、
    前記配管を前記配管貫通孔と前記配管通過穴とに通して配設し、前記配管収納用間仕切パネルの両面に面材を取り付けて間仕切壁とすることを特徴とする施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9315996B2 (en) 2013-08-08 2016-04-19 Heng-Sheng Kuo Partition and construction method thereof

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