JP3476748B2 - 間仕切壁の構築方法 - Google Patents

間仕切壁の構築方法

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JP3476748B2 JP2000174694A JP2000174694A JP3476748B2 JP 3476748 B2 JP3476748 B2 JP 3476748B2 JP 2000174694 A JP2000174694 A JP 2000174694A JP 2000174694 A JP2000174694 A JP 2000174694A JP 3476748 B2 JP3476748 B2 JP 3476748B2
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博 福永
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、横配管を内蔵する
間仕切壁の構築方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】先に、本出願人は、間仕切壁に縦配管を
内蔵し、配管及び壁の構築を合理化する技術を提案した
(特開平8−13568号公報)。これによれば、集合
住宅において、縦配管に間仕切壁としての役割を兼務さ
せ、スペース効率を向上できる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このも
のでは、集合住宅に設けられる配管のうち、最も太い縦
配管(縦管)を、間仕切壁に内蔵することを前提として
いる。従って、この間仕切壁は、いきおい、分厚いもの
にならざるを得ない。 【0004】さて、集合住宅に設けられる配管は、縦の
縦配管のように太いものだけではない。特に、縦配管に
連通するが、若干の勾配を付けながら、横に配置される
横配管は、縦配管より細く、間取りに依存して、床下を
縦横に這うように設けられる。 【0005】ここで、一般に、この種の横配管は、床の
構築や、間仕切壁の構築とは、全く別のものとして、配
置される。即ち、従来技術では、横配管の施工は、一通
りのプランのみを前提としており、躯体の完成後、まず
縦配管を通し、これに連通するように、横配管を行い、
その後に床が施工されている。したがって、住戸が完成
した後、家人が間取りを変更する場合や、流し台を対面
式にするために移動する場合、あるいは、老朽化した横
配管を交換する場合など、横配管の変更を必要とすると
きには、既設の床のかなりの部分を破壊し、横配管の変
更後、新たな床を別途設ける必要があり、これらの変更
には、多大の費用及び労力を要する。したがって、家人
が、家族構成の変化などに合わせて、自由に住戸のプラ
ンを変更するのは、非常に困難である。 【0006】また、従来技術には、集合住宅の提供者の
立場から見て、次の問題点がある。即ち、躯体による基
本的な枠組みだけを用意しておき、住戸内のプランは、
顧客(家人)の希望に合わせて自由に設定させうること
が望ましい。しかし現実には、工費や工期等の問題もあ
り実現できていない。 【0007】しかしながら、従来技術では、横配管後
に、床を施工するため、横配管に接続されるべき、便
器、風呂、流し台、洗面台、洗濯機置き等の機具の配置
は、自ずと一定の位置に拘束されてしまう。又、横配管
の長さを節約するため、これらの機具は、互いに近接し
て配置されがちである。 【0008】したがって、顧客が、例えば、住戸の北側
に便器(トイレ)を配置し、その反対の南側にキッチン
及びそれに含まれる流し台を配置したいと考えても、従
来の技術において、このようなプランを実現すること
は、非常に難しい。結局のところ、提供者側の都合で決
められるプランが、半強制的に顧客に押しつけられてい
るのが現状である。 【0009】そこで本発明は、以上の事情に鑑み、自由
なプランづくりに資するため、間取りを決定する間仕切
壁と横配管の施工とを、分離して考えるのではなく、合
理的に一体化する技術を提供することを目的とする。ま
た、縦配管を内蔵する分厚い間仕切壁だけでなく、様々
な厚さの間仕切壁を容易に構築できることも目的とす
る。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明の間仕切壁の構築
方法は、縦排水管に連通する横排水管を、下部に内蔵す
る、間仕切壁を構築する方法であって、床又はスラブ上
に、横排水管の収納スペースを確保する複数個の配管ス
ペーサを互いに間隔をあけてライン状に配置する第1ス
テップと、複数の配管スペーサの上に、ランナーを載置
する第2ステップと、ランナーの上に、間仕切壁の骨組
みを構成する下地パネルを、その厚さ方向に互い違いに
ずらして、立設する第3ステップと、下地パネルの必要
部分を仕上げ板で仕上げる第4ステップとを含み、第2
ステップ以降に、配管スペーサで確保された空間に、横
排水管を配設し、 配管スペーサは、断面略C字状をなし
て片側に開口部を有すると共に、横排水管は、開口部を
介して配管スペーサ内へ勾配を持つように入れられ、開
口部は、横排水管を配管スペーサ内へ入れた後、補強材
によって閉鎖され、配管スペーサのうち、ユニットバス
の周囲に用いるものの形状を、ユニットバスの四辺の下
のデッドスペース側に膨れる下膨れ状となし、膨れた部
分に横排水管を挿入して、デッドスペース内に横排水管
を潜り込ませ、ユニットバスの四辺の下のデッドスペー
スを有効活用する。 【0011】この構成により、間仕切壁と横配管の施工
とを、合理的に一体化できる。また、配管の大きさに合
わせて、様々な厚さの間仕切壁を容易に構築できる。 【0012】 【発明の実施の形態】請求項1記載の間仕切壁の構築方
法は、縦排水管に連通する横排水管を、下部に内蔵す
る、間仕切壁を構築する方法であって、床又はスラブ上
に、横排水管の収納スペースを確保する複数個の配管ス
ペーサを互いに間隔をあけてライン状に配置する第1ス
テップと、複数の配管スペーサの上に、ランナーを載置
する第2ステップと、ランナーの上に、間仕切壁の骨組
みを構成する下地パネルを、その厚さ方向に互い違いに
ずらして、立設する第3ステップと、下地パネルの必要
部分を仕上げ板で仕上げる第4ステップとを含み、第2
ステップ以降に、配管スペーサで確保された空間に、横
排水管を配設し、配管スペーサは、断面略C字状をなし
て片側に開口部を有すると共に、横排水管は、開口部を
介して配管スペーサ内へ勾配を持つように入れられ、開
口部は、横排水管を配管スペーサ内へ入れた後、補強材
によって閉鎖され、配管スペーサのうち、ユニットバス
の周囲に用いるものの形状を、ユニットバスの四辺の下
のデッドスペース側に膨れる下膨れ状となし、膨れた部
分に横排水管を挿入して、デッドスペース内に横排水管
を潜り込ませ、ユニットバスの四辺の下のデッドスペー
スを有効活用する。 【0013】この構成により、配管スペーサの幅は、太
い縦配管に拘束されず、横配管の直径に応じて、合理的
な寸法を採ることができる。また、配管スペーサにより
確保される横配管用のスペースの上に、下地パネルによ
る間仕切壁そのもののスペースを、積み上げる構成にな
っているため、配管スペーサは、間仕切壁の下部のみ
の、わずかな高さを持ち得れば良く、小さく構成でき、
材料及びコストを安価に押さえることができる。さら
に、下地パネルを、その厚さ方向に互い違いにずらすこ
とにより、間仕切壁の厚さを必要に応じて、より厚く、
あるいは、より薄くなど、種々変更することができる。 【0014】また、横配管を容易に配管スペーサ内へ挿
入できる。より詳しくは、横配管を、その軸方向へ向け
て動かして、配管スペーサを貫くように挿入(狭い空間
での作業であるため、このように貫く挿入は容易ではな
い)する必要はなく、横配管を単に横から直径方向に送
るだけでよい。 【0015】また、開口部を閉じることにより、配管ス
ペーサを補強し、配管スペーサにかかる下地パネル、仕
上げ板等の荷重を、しっかり受け止めることができる。 【0016】さらに、ユニットバスの四辺の下のデッド
スペースを有効活用し、ユニットバスの近くにある水回
り要素(洗面台など)との配管をより短くできる。 【0017】次に図面を参照しながら、本発明の実施の
形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態
における間仕切壁の斜視図である。 【0018】図1において、1はスラブ、2はスラブ1
から起立するコンクリート壁、3はコンクリート梁、4
は上階のスラブである。そして、パイプシャフト5に
は、上下階を縦に貫通する縦配管6、7が設けられる。 【0019】このうち、縦配管6は、汚水用のものであ
り、便所等へ接続される。また、縦配管7は、雑排水用
のものであり、キッチンの排水系や洗面化粧台、洗濯機
の排水系などに接続される。以下、本形態では、縦配管
7に連通する横配管9(雑排水用)を、例にとって説明
するが、汚水用の横配管であっても、本発明は同様に適
用できる。 【0020】いま、横配管9を内蔵する間仕切壁を、間
仕切中心線Lに沿って構築するものとする。このとき、
図1に示すような構成要素を用いる。 【0021】スラブ1(床でも良い)上に、横配管9の
収納スペースを確保する複数個の配管スペーサ10が、
ライン状に配置される。これらの配管スペーサ10は、
断面略C字状をなして片側に開口部を有し、これらの開
口部が、同じ向きを向くように、並設される。 【0022】横配管9は、この開口部を介して配管スペ
ーサ10内へ入れられる。なお、後述するように、横配
管9を配管スペーサ10内へ入れた後、開口部は、補強
材によって閉鎖される。 【0023】11は、複数の配管スペーサの上に、載置
される下部ランナーであり、13は、間仕切壁の上端部
を支持する上部ランナーである。このランナー11の上
に、間仕切壁の骨組みを構成する下地パネル12を、そ
の厚さ方向に互い違いにずらして(いわゆる「リャン
コ」になるように)、立設する。また、下地パネル12
の上端部は、上部ランナー13に固定される。14は、
下地パネル12の外側に貼られて、間仕切壁を仕上げる
仕上げ板である。 【0024】つまり、配管スペーサ10で確保された空
間に、横配管9が配設され、その上に、下地パネル12
と仕上げ板14とを含む、間仕切壁の主要部を、一体的
に積み重ねて、間仕切壁を構成する。 【0025】次に、図2を参照しながら、下地パネル1
2を説明する。図2(a)は、同下地パネルの正面図、
同図(b)は、側面図である。下地パネル12は、次の
ように、構成される。まず、一定幅Wをあけて、同長平
行な縦枠(断面矩形の角柱)15、16を配置する。そ
して、これらの角柱の上部中程に補強横板18の側部を
固定し、下部中程にスイッチ横板19の側部を固定す
る。これらの固定は、縦枠15、16の表裏両面につい
て行う。ここまでは、間仕切壁の構築現場で行っても良
いが、通常は、工場などで行っておく。 【0026】そして、後述するように、間仕切壁を構築
する過程において、下地パネル12の上端部に、上端横
板17を貼り、下端部にコンセント横板20を貼る。 【0027】なお、上端横板17、補強横板18、スイ
ッチ横板19及びコンセント横板20は、全て等幅
(W)であり、スイッチ横板19には、スイッチボック
スを収納するための開口部19aが設けてあり、コンセ
ント横板20には、コンセントユニットを収納するため
の開口部20aが設けてある。 【0028】次に、図3から図8を用いて、間仕切壁の
構築過程を詳しく説明する。まず、図3に示すように、
天井に天井下地21を取付ける。但し、直天井の場合
は、天井下地21を省略しても良い。次に、床又はスラ
ブ1に、間仕切中心線Lを墨出しする。そして、天井下
地21(又は直天井)に上部ランナー13を取り付け
る。 【0029】次に、図4に示すように、中心線Lに沿っ
て、下地パネル12と配管スペーサ10を割り付け、中
心線L上に配管スペーサ10を、例えばビスなどで固定
してゆく。このとき、配管スペーサ10の開口部は、同
じ方向を向くようにする。次に、配管スペーサ10の上
に、下部ランナー11を載置し、配管スペーサ10に下
部ランナー11を固定する。さらに、配管スペーサ10
の背面側(開口部の反対側)の起立部に、垂直な補強板
22を固定し、各配管スペーサ10の位置を拘束する。
これにより、横配管9のための収納スペースが確保さ
れ、複数の配管スペーサ10の上に、下部ランナーが載
置された。 【0030】次に、図5に示すように、上述の割り付け
に合わせて、下部ランナー11の上に、下地パネル12
を建て込む。このとき、図13に示すように、隣り合う
下地パネル12同士が、その厚さ方向にずれる(いわゆ
る「リャンコ」)となるようにする。このようにずらす
と、ズレ量を調整することによって、間仕切壁の厚さを
種々変更することができる。これにより、間仕切壁の厚
さを、内蔵する横配管9の直径に合わせることができ
る。勿論、間仕切壁の厚さは、縦配管(縦配管)に依存
するものではない。 【0031】次に、下地パネル12の底面を、釘23な
どで下部ランナー11に固定し、下地パネル12の下部
を、コンセント横板20で塞ぐ。さらに、下地パネル1
2の上部と上部ランナー13とを、釘などで固定する。
これにより、下部ランナーの上に、間仕切壁の骨組みを
構成する下地パネル12が、その厚さ方向に互い違いに
ずらして、立設された。 【0032】そして、図6に示すように、「リャンコ」
に組んだ下地パネル12同士(下部ランナー11の同じ
側縁側にずれているもの同士)を適宜板で繋げてから、
配管スペーサ10により確保された空間に、横配管9を
取り付ける。このとき、横配管9の曲がり部を形成した
いなら、エルボ23や図示しない継手などの役物を用い
て、後続する横配管24に接続する。ここで、このよう
な役物は、一般に横配管9よりも太いので、配管スペー
サ10により確保する空間は、これらの役物が入ること
を基準に定めると良い。 【0033】また、図示していないが、下部ランナー1
1から、複数の支持具を垂下させ、これらの支持具で、
横配管9を保持するようにする。そして、これらの支持
具が、下部ランナー11から垂下する距離を、横配管9
の軸方向について、単調に変化させることにより、横配
管9に所望の勾配を付与することができる。なお、横配
管9による振動を、室内や階下へ伝達しないようにする
ため、このような支持具の、少なくとも、横配管9に接
触する箇所には、ゴムなどの弾性材を介在させることが
望ましい。 【0034】次に、図7に示すように、配管スペーサ1
0の開口部側に、補強材25を取付、開口部を封鎖する
と共に、配管スペーサ10の強度を向上させる。さら
に、図8に示すように、補強材25を取り付けた側に、
補強板22を固定して、配管スペースを塞ぐ。 【0035】このように、補強材25を取り付けて、配
管スペーサ10の強度を向上させることにより、配管ス
ペーサ10が、間仕切壁の重量に十分耐え得るように、
構成できる。また、後に必要があれば、補強材25を取
り外すことによって、配管スペースを露呈させ、横配管
9のメンテナンスを行える。 【0036】この後、又は、上記過程の途中で、下地パ
ネル12に仕上げ板14を貼って、仕上げを行う。これ
により、間仕切壁が構築された。 【0037】また、図13に示すように、隣り合う下地
パネル12同士を、「リャンコ」にずらすことにより、
下地パネル12と仕上げ板14とに挟まれた、縦長の空
間を確保できる。そして、この空間に、ガス、水道、給
湯などの配管を設置できる。さらに、この縦長の空間に
隣接する、下地パネル12の外面に、これらの配管を支
持具で固定することにより、この外面をこれらの配管の
支持面として、活用することができる。 【0038】次に、図9、図10を参照しながら、配管
スペーサ10及び補強材22について説明する。これら
配管スペーサ10及び補強材22は、鉄板などを曲げ加
工して構成する。 【0039】そして、配管スペーサ10の形状は、図9
(b)に示すように、断面略C字状をなして片側に開口
部31を有する。配管スペーサ10は、水平な底部2
6、天部27を持ち、底部26と天部27は、垂直な起
立部28で接続される。また、開口部31側には、天部
27から下向きに下向突片29が突出し、底部26から
上向きに上向突片30が突出する。さらに、下向突片2
9には、2つのビス穴32が開けてある。 【0040】配管スペーサ10に取り付けられる、補強
材25は、図10に示すように、板状をなし、下端部
が、直角に奥向きに折れ曲がって折曲片34となってい
る。補強材25が配管スペース10に取り付けられる際
には、折曲片34が上向突片30に当接し、補強材25
の上部に開けられたビス穴35が、ビス穴32に符合
し、これらのビス穴35、32にタッピングビス36な
どが螺合される。 【0041】以上のように構成したので、比較的薄い間
仕切壁(つまり収納される横配管9が細い場合)では、
図14に示すようになる。上述したように、本発明の間
仕切壁は、スラブ1に直接設けたり、スラブ1上に形成
された床60に設けたりすることができる。スラブ1上
に直接設ける場合には、配管スペーサ10は、図14の
破線で示すような位置になる。このとき、配管スペーサ
10の下には、スラブランナー61などを介設すること
が望ましい。また、床60上に設ける際には、仕上げ板
14の下部に巾木62を貼ると良い。 【0042】また、比較的厚い間仕切壁(つまり収納さ
れる横配管9が太い場合)では、図15に示すようにな
る。ここでは、「リャンコ」に配置される下地パネル1
2自体の厚さを厚くしなくとも(つまり、間仕切壁の厚
さの大小にかかわらず下地パネル12を共用する)、図
14、図15を比較すれば明らかなように、下地パネル
12同士のズレ量を増やすことで対応できる。さらに、
図15のように、配管スペーサ10に対して、横配管9
が若干出張るようにしても問題ない。 【0043】さて、次にユニットバス周辺に間仕切壁を
設ける場合について説明する。ユニットバスの周辺で
は、図11、図12に示す、配管スペーサ40及び補強
材50を用いると良い。 【0044】配管スペーサ40の形状は、図11(b)
に示すように、断面略C字状をなして片側に開口部46
を有する。配管スペーサ40は、水平な底部41、天部
42を持ち、底部41と天部42は、起立部43で接続
される。また、開口部46側には、天部42から下向き
に下向突片45が突出し、底部41から上向きに上向突
片44が突出する。さらに、下向突片45には、2つの
ビス穴47が開けてある。 【0045】配管スペーサ40に取り付けられる、補強
材50は、図12に示すように、板状をなし、下端部
が、直角に手前向きに折れ曲がって折曲片52となって
いる。補強材50が配管スペース40に取り付けられる
際には、補強材50の上部に開けられたビス穴53が、
ビス穴47に符合し、これらのビス穴53、47にタッ
ピングビス54などが螺合される。 【0046】しかし、図9と図11とを比較すれば明ら
かなように、ユニットバスの周囲に用いる配管スペーサ
40は、下部が幅広に形成されている。これは次の理由
による。ユニットバスの中央下部には、排水トラップを
形成しなければならず、しかも、ユニットバスの角部
は、内側に湾曲している。したがって、従来技術では、
図16に示しているように、ユニットバスの四辺の下
は、デッドスペースSとなっており、何も利用されてい
ない。 【0047】ここで、本形態では、図16に示すよう
に、ユニットバスの周囲に用いる、配管スペーサ40の
形状を、下膨れ状にし、膨れた部分に横配管9を挿入す
ることにより、従来デッドスペースSとなっていた、ユ
ニットバスの四辺の下に、横配管9を潜り込ませ、空間
を有効活用した。さらに、このようにすると、通常、ユ
ニットバスの近くには、洗面台や洗濯機受けなどの水回
り要素があるから、配管をより短くできるなど、種々利
点がある。 【0048】 【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
間仕切壁と横配管の施工とを、合理的に一体化し、様々
な厚さの間仕切壁を容易に構築できると共に、間取り変
更については、床などの破壊なく、間仕切壁と横配管と
を一体的に変更し、自由なプランづくりに役立てること
ができる。また、ユニットバスの四辺の下のデッドスペ
ースを有効活用し、ユニットバスの近くにある水回り要
素(洗面台など)との配管をより短くできる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施の形態における間仕切壁の斜視
図 【図2】(a)同下地パネルの正面図 (b)同下地パネルの側面図 【図3】同間仕切壁の構築工程説明図 【図4】同間仕切壁の構築工程説明図 【図5】同間仕切壁の構築工程説明図 【図6】同間仕切壁の構築工程説明図 【図7】同間仕切壁の構築工程説明図 【図8】同間仕切壁の構築工程説明図 【図9】(a)同配管スペーサの正面図 (b)同配管スペーサの側面図 【図10】(a)同補強材の正面図 (b)同補強材の側面図 【図11】(a)同配管スペーサの正面図 (b)同配管スペーサの側面図 【図12】(a)同補強材の正面図 (b)同補強材の側面図 【図13】同間仕切壁の正面詳細図 【図14】同間仕切壁の断面詳細図 【図15】同間仕切壁の断面詳細図 【図16】同間仕切壁の断面詳細図 【符号の説明】 6、7 縦配管 9 横配管 10 配管スペーサ 11 下部ランナー 12 下地パネル 14 仕上げ板
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 2/72 - 2/82 E04C 2/46 E04C 2/52 E04B 5/48

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】縦排水管に連通する横排水管を、下部に内
    蔵する、間仕切壁を構築する方法であって、 床又はスラブ上に、横排水管の収納スペースを確保する
    複数個の配管スペーサを互いに間隔をあけてライン状に
    配置する第1ステップと、 前記複数の配管スペーサの上に、ランナーを載置する第
    2ステップと、 前記ランナーの上に、間仕切壁の骨組みを構成する下地
    パネルを、その厚さ方向に互い違いにずらして、立設す
    る第3ステップと、 前記下地パネルの必要部分を仕上げ板で仕上げる第4ス
    テップとを含み、 前記第2ステップ以降に、前記配管スペーサで確保され
    た空間に、横排水管を配設し、 前記配管スペーサは、断面略C字状をなして片側に開口
    部を有すると共に、前記横排水管は、前記開口部を介し
    て前記配管スペーサ内へ勾配を持つように入れられ 前記開口部は、前記横排水管を前記配管スペーサ内へ入
    れた後、補強材によって閉鎖され、 前記配管スペーサのうち、ユニットバスの周囲に用いる
    ものの形状を、ユニットバスの四辺の下のデッドスペー
    ス側に膨れる下膨れ状となし、膨れた部分に前記横排水
    管を挿入して、デッドスペース内に前記横排水管を潜り
    込ませ、ユニットバスの四辺の下のデッドスペースを有
    効活用する ことを特徴とする間仕切壁の構築方法。
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