JPH08312168A - ユニット化集合住宅およびその工法 - Google Patents

ユニット化集合住宅およびその工法

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JPH08312168A
JPH08312168A JP14404495A JP14404495A JPH08312168A JP H08312168 A JPH08312168 A JP H08312168A JP 14404495 A JP14404495 A JP 14404495A JP 14404495 A JP14404495 A JP 14404495A JP H08312168 A JPH08312168 A JP H08312168A
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JP
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slab
floor
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JP14404495A
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Shinko Nakano
進公 中野
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Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マンション等において、居住空間の下がり天
井等を無くすと共に、工事の簡略化、工期の短縮、現場
施工の省力化を図る。 【構成】 鉄筋コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリ
ート造の集合住宅を以下の構成とする。上下の住戸間の
スラブ1を、室内部分の下面に梁部分の突出がなく、か
つ室内部分の上面に床面レベルよりも突出する梁部分の
ない形状とする。例えば、床スラブ1をボイド工法スラ
ブまたは逆梁工法スラブとする。上下の階のスラブ1,
1間に、上下寸法が定尺の間仕切り4と、単体ユニット
5A〜5Fとを設ける。単体ユニット5A〜5Fは、キ
ッチン設備,バス設備,クローゼット,押入れ,洗面化
粧台,およびトイレ設備の中のいずれかを、間仕切り状
の外殻内に納めたものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、いわゆるマンション
等の鉄筋コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造
の集合住宅において、システムキッチン,バスユニッ
ト,トイレ等の屋内設備をユニット化して据え付けたユ
ニット化集合住宅およびその工法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、マンションでは、システムキッチン,トイレ,バス
ユニット,洗面化粧台,クローゼット,押入れ等の各住
宅設備を、部品で搬入して現場で組み立て、建物躯体に
据え付けている。しかし、このような単独部品の現場据
え付けでは、工事遅延、品質のバラツキ等が起き易い。
また、従来のマンションの居住空間には、天井から梁部
が突出した下がり天井や、床からの出っ張り部などがあ
り、圧迫感があると共に、十分な居住空間が取れないと
いう問題点がある。
【0003】この発明の目的は、居住空間に下がり天井
や床からの出っ張り部分が無くなり、圧迫感のないすっ
きりとした天井等ができると共に、工事の簡略化による
工期の短縮、現場施工の省力化、合理化が図れ、かつ住
宅設備の組立て品質に高品質が確保できるユニット化集
合住宅およびその工法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明のユニット化集
合住宅は、鉄筋コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリ
ート造の集合住宅において、以下の構成としたものであ
る。上下の住戸間のスラブは、室内部分の下面に梁部分
の突出がなく、かつ室内部分の上面に床面レベルよりも
突出する梁部分のない形状とする。上下階のスラブの間
には、上下寸法が定尺の間仕切りパネルと、単体ユニッ
トとを設ける。単体ユニットは、キッチン設備,バス設
備,クローゼット,押入れ,洗面化粧台,およびトイレ
設備の中のいずれかを間仕切り状の外殻内に納めてユニ
ット化したものである。
【0005】このユニット化集合住宅において、建物躯
体の戸境壁となる耐力壁は、梁部分と上下の梁間部分と
が同じ厚みで、前記梁部分に打ち込まれる鉄筋量または
鉄骨量が前記梁間部分よりも単位容積当たりで多いもの
としても良い。この場合に、前記耐力壁の前記梁間部分
は、片面がハーフプレキャストコンクリート版からなる
ものとすることが好ましい。
【0006】前記スラブは、配線,配管類の挿通可能な
空間を内部に有するボイド工法スラブとしてもよい。前
記スラブは、梁部分が他の部分よりも上側に突出する逆
梁工法スラブとしてもよい。これらのスラブの下部はハ
ーフプレキャストコンクリート版としてもよい。
【0007】この発明の集合住宅のユニット化工法は、
前記ユニット化集合住宅の工法であって、前記単体ユニ
ットの複数個を結合して複合ユニットとした後、この複
合ユニットを建物躯体の床スラブ上に据え付ける。この
場合の床スラブとしては、ハーフプレキャストコンクリ
ート版の状態のものであっても、そのコンクリート版の
上に現場打ちコンクリートの打設を完了したもの、ある
いは全体が現場打ちされたもののいずれであってもよ
い。
【0008】
【作用】この構成のユニット化集合住宅によると、上下
階間のスラブにつき、室内部分では下面に梁部分の突出
がなく、かつ上面に床面レベルよりも突出する梁部分が
無い形状としたので、フラット天井,フラット床の居住
空間を生み出せ、居住空間を広く利用できると共に、前
記各住宅設備の単体ユニットや間仕切りパネルの配置が
自由に行える。すなわち、各単体ユニットにつき、高さ
変更等の設計変更を必要とせずに任意の場所に配置で
き、規格化,量産化が可能となる。また、間仕切りパネ
ルについても、下がり天井を避ける切欠等の形成を行う
ことなく、任意の位置に配置できる。しかも、キッチン
設備,バス設備,クローゼット,押入れ,洗面化粧台,
およびトイレ設備等を間仕切り状の外殻内に納めた単体
ユニットとし、工場で組立ててユニット化したものを現
場で据え付けるので、高品質が確保でき、工事の簡略化
によって工期が短縮され、現場の省力化、合理化ができ
る。このような外郭付きの単体ユニットとした場合、下
がり天井等があると配置場所が制限され、設計変更等を
要するが、フラット天井,フラット床の採用によって、
そのような問題が解消される。このように、上下階間の
スラブにつき、室内で梁部分が天井面や床面から突出し
ない形状とすることと、単体ユニットの採用と、定尺高
さの間仕切りパネルとの組み合わせにより、規格化が容
易で、工場生産性が高く、現場施工性にも優れた集合住
宅が実現できる。なお、建物躯体として大きな断面の梁
が必要であれば、その梁は住居部分でなく、ベランダや
共同の廊下に配置する。
【0009】前記ユニット化集合住宅において、戸境壁
に梁部分と上下の梁間部分とを同じ厚みとした耐力壁を
用いた場合は、耐力壁から梁部分が突出しないので、こ
れによっても天井や床から室内への梁の突出が無くせ、
住戸空間を広く利用できる。梁部分の厚みが他の部分の
壁厚と同じであっても、梁部分に打ち込まれる鉄筋量を
多くすることで必要な強度が得られる。なお、壁厚を通
常の必要最小限の厚みよりも若干厚くすることで、戸境
壁の壁厚の厚い高品質のマンションとでき、かつ梁強度
も確保し易くなる。また、前記耐力壁の片面がハーフプ
レキャストコンクリート版からなるものとしてあると、
他の片面の型枠が不要となるだけでなく、ハーフプレキ
ャストコンクリート版に現場打ち部分の鉄筋も予め設け
ておくことができて、作業性と品質の向上が図れる。
【0010】前記スラブをボイド工法スラブとした場合
には、スラブ自体の梁部分が上下に突出しないので、フ
ラット天井,フラット床が形成し易くなると共に、スラ
ブ内部に給排水設備や電気設備の配管や配線を挿通させ
ることができて、配管,配線工事も容易となる。
【0011】前記スラブを逆梁工法とした場合も、スラ
ブ下方に梁が突出しないので、フラット天井が形成し易
い。スラブ上面には梁部分が突出することになるが、そ
の梁部分の上に床材を設けることで、フラット床も実現
できる。床下とスラブ上面の間の空間は、ボイド工法の
場合と同様に、給排水設備や電気設備の配管や配線を挿
通させることができ、しかも床下であるため、空間利用
が図り易い。例えば、床下空間を落し込み浴槽の設置
や、床下収納庫、掘りごたつの設置空間等として有効利
用することもできる。
【0012】前記スラブを下部がハーフプレキャストコ
ンクリート版からなるものとした場合には、全て現場打
ちする場合に比べて現場施工が容易で工期の短縮が図れ
るうえ、フルプレキャストコンクリート版を使用する場
合と異なり、単体ユニットとの取り合いが行い易い。ま
た、プレキャストコンクリート版の吊り込み時に軽くて
済み、重機の選択範囲が広がる。
【0013】この発明方法、すなわち複数個の単体ユニ
ットを結合して複合ユニットとした後に床スラブ上に据
え付ける方法では、複数の単体ユニットを一度にクレー
ン等で吊り上げることができて施工効率が良く、また各
単体ユニット間の配線や配管も予め工場等で行うことが
できて、一層の工事の簡略化、工期の短縮、および高品
質化を図ることができる。
【0014】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図30に基
づいて説明する。このユニット化集合住宅は、鉄筋コン
クリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造の集合住宅に
おいて、図1(A)のように上下の住戸S,S間のスラ
ブである床スラブ1を、上下面が平坦面となった中空の
ボイド工法スラブとし、上下階の床スラブ1,1間に、
上下寸法が定尺の間仕切りパネル4と、各住宅設備を間
仕切り付きの外殻内に納めてユニット化した単体ユニッ
ト5とを設けたものである。前記単体ユニット5として
は、キッチン設備の単体ユニット5A,バス設備の単体
ユニット5B,クローゼットの単体ユニット5C,押入
れの単体ユニット5D,洗面化粧台の単体ユニット5
E,およびトイレ設備の単体ユニット5F等が設けられ
る。
【0015】ボイド工法床スラブ1は、図2,図3のよ
うに内部に断面が横長箱形の長尺の空間2Aをスラブ両
端面に貫通させて複数本平行に形成したもの、あるいは
図4のようにさや管9で形成される断面円形の長尺の空
間2Bをスラブ両端面に貫通させて複数本平行に設けた
ものとされる。これら図3,図4の床スラブ1は、いず
れも下部をハーフプレキャストコンクリート版1aと
し、上部を現場打ちコンクリート部1bとしたものであ
る。ハーフプレキャストコンクリート版1aは、、下端
筋となる縦横の鉄筋6aと上方に突出する補助用の鉄筋
6cとが打ち込まれると共に、現場打ちコンクリート部
1b内に打ち込まれる上端筋である鉄筋6bが配筋され
たものとする。図3の箱形空間2Aは、下向き溝形に屈
曲させた仕切りボード7をハーフプレキャストコンクリ
ート版1a上に設置して現場打ちコンクリート部1bを
打設することにより形成される。図4のスラブ1におけ
る空間2Bは、波形のラチス状に設けられる鉄筋6cを
避けて千鳥状に配置される。この空間2Bを形成するさ
や管9、および図3の例の仕切りボード7は、例えばス
チレン等の樹脂製のものが用いられる。これら図3,図
4のスラブ1内の空間2A,2Bには、給水管,ガス
管,下水管,電線管等の各種設備管8が配管される。な
お、前記各単体ユニット5A〜5Fは、現場コンクリー
ト打ち前のハーフプレキャストコンクリート版1a上に
設置する。
【0016】ハーフプレキャストコンクリート版1a
は、例えば図2のように建物躯体の下階までの柱12,
大梁13および戸境壁14が形成された状態、あるいは
これら柱12,大梁13および耐力壁14の配筋やハー
フプレキャストコンクリートの設置が完了した状態で現
場に搬入し、対面する戸境壁14,14間に掛け渡して
複数枚並設状態に設ける。この実施例の集合住宅は、各
階に並ぶ各住戸の四隅に柱10を設け、住戸Sの並びに
沿って大梁13を共通廊下R側とバルコニーB側とに設
けてある。大梁13は、住戸Sの室内に突出せずに共通
廊下RとバルコニーBとに突出するように設け、かつバ
ルコニーB側の柱12も住戸Sの室内に突出せずにバル
コニーB側に突出するように設けてある。また、前記床
スラブ1は、ハーフプレキャスト版1aの状態で現場に
搬入する際に、図5のように該当住戸Sの床高さまでコ
ンクリート打ちした柱12の上端に、柱主筋10を避け
て支持されるように据え付ける。これにより、ハーフプ
レキャスト版1aの搬入作業を簡単に行うことができ
る。図6のように、大梁13を挟んで室内部分Aから屋
外に突出する住戸のバルコニーB側では、バルコニー専
用のハーフプレキャストコンクリート版11aを使用
し、その上面側を現場打ちコンクリート部11bとして
バルコニー床スラブ11とする。
【0017】建物躯体の戸境壁14は耐力壁とし、かつ
図7のように梁部分14aと、上下の梁間部分14bと
を同じ厚みとし、前記梁部分14aに打ち込まれる鉄筋
量を、前記梁間部分14bの鉄筋量よりも単位容積当た
りで多くして梁部分14aの強度を確保している。すな
わち、梁部分14aでは鉄筋91として各複数本の上端
筋および下端筋を設け、かつスターラップを設けてい
る。梁間部分14bでは、鉄筋92としてトップ筋とオ
ムニア筋を設けている。また、この戸境壁14の前記梁
間部分14bは、片面をハーフプレキャストコンクリー
ト版14baとし、他の片面を現場打ちコンクリート部
14bbとしてある。戸境壁14の厚みは、例えば22
0mm程度とする。
【0018】図1に示す各間仕切りパネル4は、高さ寸
法を定尺としたものを使用する。上下の住戸間の床スラ
ブ1は、室内部分の上下面で梁部分の突出のないボイド
工法スラブであるため、前記のように定尺とした間仕切
りパネル4を容易に設置できる。図8はその間仕切りパ
ネル4で仕切った平面プランの一例を示し、図9は間仕
切りパネル4の一例の構成を示す。図9に示す間仕切り
パネル4は幅寸法を例えば900 mmとした基準パネルで
あり、硬質塩化ビニル樹脂,アルミニウム,木材などか
らなる矩形のパネルフレーム15の両面に石膏ボードな
どからなる面材16を貼付け、両面材16,16で挟ま
れる内部に図9(D)のようなハニカムコアからなる心
材17を充填して構成される。パネルフレーム15の上
辺フレーム材15Aの上面側にはパネル幅方向に沿って
係合溝18aを有する溝形金具18を接合し、下辺フレ
ーム材15Bの下面には取付突条15bを形成してあ
る。また、片方の縦辺フレーム材15Cの外側面には嵌
合突条15cを形成し、もう片方の縦辺フレーム材15
Dの外側面には隣接する別の間仕切りパネル4の前記嵌
合突条15cに嵌合する嵌合溝15dを形成してある。
【0019】図8に示すA部のように間仕切りパネル4
が隣合う部分では、互いのパネル4をそれらの縦フレー
ム材15Cの嵌合突条15cと縦フレーム材15Dの嵌
合溝15dとの嵌合により接合する。間仕切りパネル4
の上辺は、図10のように間仕切り上辺固定具19を介
して上階床スラブ1の下面に固定する。すなわち、間仕
切り上辺固定具19は、縦片19aの下端に両側へ突出
する係合片19bを、縦片19aの上端には両側へ延び
る天井取付片19cを、かつ天井取付片19cの下方に
は縦片19aの両面に突出する挟持片19dをそれぞれ
有するものであり、天井取付片19cを天井面となる上
階床スラブ1の下面にビス等で接合し、下向きの係合片
19bにパネル4の前記係合溝18aを嵌め込む。間仕
切り上辺固定具19の天井取付片19cと挟持片19d
の間に断面L字状の配線スペースカバー20の上片部2
0aを嵌め込み、間仕切り上辺固定具19を配線スペー
スカバー20で隠す。間仕切りパネル4の上辺、間仕切
り上辺固定具19および配線スペースカバー20で囲ま
れる空間は配線スペースとして利用する。間仕切りパネ
ル4の下辺は、下框21を介して床面となる床スラブ1
の上面に固定する。すなわち、上面に取付溝21aを有
する下框21を床スラブ1の上面に接着剤で接合し、下
框21の取付溝21aに間仕切りパネル4の下端の前記
取付突条15bを係合させる。間仕切りパネル4の下端
と下框21との接続部は必要に応じて幅木22で隠す。
【0020】図8に示すB部、C部のドア開口枠23
は、図11(A)のように前記の間仕切り上辺固定具1
9を介して床スラブ1の下面に、或いは図11(B)の
ように間仕切りパネル4に形成した開口4aに固定す
る。すなわち、図11(A)の構成では、間仕切りパネ
ル4の床スラブ1下面への固定と同様に、ドア開口枠2
3の上面に係合溝24を設け、床スラブ1の下面に固定
した間仕切り上辺固定具19の係合片19bにドア開口
枠23の前記係合溝24を嵌め込む。間仕切り上辺固定
具19は配線スペースカバー20で隠蔽する。
【0021】図12はスイッチ・コンセント取付用の間
仕切りパネル4Aの一例を示す。構成および寸法は図9
に示した基準パネル4とほぼ同じであるが、幅寸法はス
イッチやコンセントの取付けが可能なだけの幅狭のもの
としても良い。この間仕切りパネル4Aの中間高さ位置
にはスイッチ25を、下端近傍にはコンセント26を取
付ける。すなわち、取付側面材16に取付開口16aを
設け、その取付開口16aの内側に取付枠27を固定
し、スイッチ25やコンセント26の本体25a,26
aを前記取付枠27に取付け、取付開口16aの外側に
カバープレート25b,26bを接合する。両面材16
で挟まれる内部空間に設けられる心材17や上辺フレー
ム材15Aの一部は省略し、その空間を配線スペース2
8とする。
【0022】図13は間仕切りパネルの他の例を示す。
各フレーム材15AA〜15DDは例えば硬質塩化ビニ
ール樹脂やアルミニウムなどからなり、片面上部に配線
スペースとなる切欠溝15aa4 を有するL字状の断面
形状とされている。上辺フレーム材15AAは拡幅下部
15aa1 と、拡幅下部15aa1 の上端から突出する
狭幅上部15aa2 とからなる。その間仕切りパネル4
Bの上端は、図13(A)のように間仕切り上辺固定具
19Aを介して床スラブ1に固定する。すなわち、間仕
切り上辺固定具19Aの基部19aaを天井面となる上
階床スラブ1の下面にプラグアンカー等で接合し、その
固定具19Aの立下り片19bbにパネル4Bの前記上
辺フレーム材15AAの狭幅上部15aa2 をボードフ
ァスナ29等で止め付ける。上辺フレーム材15AAの
拡幅下部15aa1 には前記切欠溝15aa4 の前面側
の開口縁に沿う被係合片15aa3 を一体に形成し、断
面L字状の配線スペースカバー30の下端に一体に形成
した弾性係止片30aを前記被係合爪15aa3 に係合
させることにより、前記上辺フレーム材15AAの狭幅
上部15aa2 と間仕切り上辺固定具19Aの結合部を
配線スペースカバー30で被覆し、その内部空間を配線
スペースとして利用する。配線スペースカバー30から
床スラブ1の下面にわたる部分はさらに廻り縁20Aで
被覆してもよい。前記間仕切りパネル4Bの下辺は、図
13(A)のように下部ランナー部材21Aを介して床
面となる床スラブ1の上面に固定する。すなわち、上面
に断面半円形の位置決め突条21aaを有する下部ラン
ナー部材21Aを床スラブ1の上面にプラグアンカー3
1等で固定し、間仕切りパネル4Bの下辺フレーム材1
5BBの下端に形成した断面半円形の嵌合溝15bbを
前記下部ランナー部材21Aの位置決め突条21aaに
係合させる。間仕切りパネル4Bの下辺と下部ランナー
部材21Aとの接続部は必要に応じて幅木22Aで隠
す。図13(A)では床材3上に間仕切りパネル4Bの
下辺を固定する場合を示したが、図13(B)のように
床材3を重ねる前の床スラブ1上に直接固定するように
してもよい。
【0023】図8に示すA部のように間仕切りパネルが
隣合う部分では、図14(A)のように互いパネル4B
をそれらの縦フレーム材15CC,15DDに形成した
断面半円形の嵌合溝15cc,15ddをこれら嵌合溝
15cc,15ddに噛み合う円管接合材32を介して
突き合わせることにより接合させる。円管接合材32は
接着剤で各嵌合溝15cc,15ddに接着させる。
【0024】図8に示すD部のように間仕切りパネルが
L字状に付き合わさる部分では、図14(B)のように
硬質塩化ビニール樹脂やアルミニュウムなどからなるL
字コーナー材33を介して両パネル4Bの突き合わせ端
部を連結する。すなわち、L字コーナー材33の一側部
に形成した断面半円形の嵌合溝33aと、片方の間仕切
りパネル4Bの縦フレーム材15CC,15DDの嵌合
溝15cc,15ddとを、これら嵌合溝33a,15
cc,15ddに噛み合う円管接合材32を介して、パ
ネル4B同士の接合の場合と同様に図14(B)のよう
に突き合わせることにより、片方の間仕切りパネル4B
をL字コーナー材33の一側部に連結する。L字コーナ
ー材33の他側部と残る片方の間仕切りパネル4Bも、
同様にして連結する。L字コーナー材33の嵌合溝33
aにはその長手方向に沿って、これと一体に深溝部33
bを形成しており、両パネル4B間の直角精度にバラツ
キがある場合でも、前記深溝部33bの弾性変形によっ
て調整できる。前記L字コーナー材33を介して連結さ
れる両パネル4Bの上辺の配線スペースカバー30で覆
われる配線スペースは、図14(C)のようにL字コー
ナー材33の側部上端に形成した切欠部33cによりL
字コーナー材33内の空間と連通させてある。これによ
り、L字コーナー材33の内部空間を経て配線34を、
L字コーナー材33に連結される両パネル4B上辺の配
線スペースに配線することができる。
【0025】図8に示すE部やF部のように1枚の間仕
切りパネルに対して別の間仕切りパネルを直角に突き合
わせて配置する場合には、図15(A),(B)のよう
に1枚のパネル4Bの面材16とこれに直角に接面する
別のパネル4Bの側部とは特にビス等による結合を行わ
ないが、各パネル4Bの上下辺は図13に示す構造によ
って上下の床スラブ1に固定されているので、十分な支
持強度が確保される。このような配置で、間仕切りパネ
ル4Bの撓みを抑制させたい場合には、図15(C)の
ようにパネル4Bの縦フレーム材15CC,15DDの
嵌合溝15cc,15ddに噛み合う断面半円形の位置
決め突条35aを有する側部ライナー部材35を間仕切
りパネル4Bの面材16にビス36等で止め付け、その
側部ライナー部材35の位置決め突条35aに別のパネ
ル4Bの縦フレーム材15CC,15DDの嵌合溝15
CC,15ddを嵌合させる。
【0026】図16ないし図21は、前記各単体ユニッ
ト5を示す。このうち、図16〜図18は、対面型キッ
チン設備の単体ユニット5Aの正面図、水平断面図、縦
断面図である。この単体ユニット5Aは、前面および両
側面を間仕切り39aでコ字状に囲む外郭39を設け、
この外郭39の下半部に流し台37を、上部に吊り戸棚
40とレンジフード41を設けたものである。流し台3
7はシンク37aを有し、ガスコンロ等の加熱調理器具
38を設置する調理台を兼ねる。外郭39の前面には対
面型開口39aaを形成してある。また、この単体ユニ
ット5Aには給水および給湯用の各給水管42,排水管
43および図示しないガス管,給電線が予め一体に配管
および配線してある。
【0027】図19(A),(B)は、バス設備の単体
ユニット5Bの平面図および縦断面図である。この単体
ユニット5Bは、防水パン44,壁パネル45a,天井
パネル45b等からなる外殻45内に浴槽47を設けた
ものであり、図示しない給水管や排水管が予め一体に配
管してある。
【0028】図20(A),(B)は、洗面化粧台の単
体ユニット5Eの平面図および縦断面図である。この単
体ユニット5Eは、防水パン48,壁パネル49a,天
井パネル49b等からなる外殻49内に洗面化粧台51
や洗濯パン52を設けたものであり、図示しない給水
管,排水管および給電線が予め一体に配管および配線し
てある。
【0029】図21は、前記バス設備の単体ユニット5
Bと洗面化粧台の単体ユニット5Eとを連結して複合ユ
ニット100としたものである。このような複合化を予
め工場で行い、その複合ユニット100を現場に搬入す
ることで単体ユニットの設置工事を簡略化できる。
【0030】図22(A),(B)は、前述した単体ユ
ニット5A〜5Fとは別の単体ユニットの一例を示す縦
断面図および設置状態の外観斜視図である。この単体ユ
ニットは出窓設備を備えた出窓ユニット5Gであって、
窓開口51aa付きの壁パネル51aと、カウンタ51
bと、内装壁パネル51cとで構成される外郭51内に
ビルトイン型の空調装置52を納めたものである。壁パ
ネル51aは住戸Sの室内と共通廊下Rとを仕切る壁で
あり、窓開口51aaにサッシを設けると共に、下部は
ルーバ状としてある。この出窓ユニット5Gも、排管9
9や給電線が予め一体に配管および配線してあり、床ス
ラブ1に出窓ユニット5Gを設置するときに、出窓ユニ
ット5Gの配管や配線と床スラブ1の対応する配管およ
び配線とを接続する。
【0031】図23はさらに別の単体ユニットの例を示
す縦断面図である。この単体ユニット5Hは床下収納設
備の単体ユニットであって、外殻体53と、この外殻体
53内に引出し可能に収容される引出し式箱体54とか
らなり、洋室55に隣接して所定高さだけ高くして設け
られる和室56の下部に設置し、洋室55側に向けて引
出し式箱54を引出し自在としたものである。洋室55
の床パネル57は床スラブ1上に床支持脚58を介して
支持し、和室56の下部まで延長する。床パネル57の
上には下地材59を重ね、その上に前記床下収納設備の
単体ユニット5Hを設置する。和室56の床パネル60
は別の床支持脚61を介して床スラブ1上に支持し、そ
の床パネル60から単体ユニット5H上に跨がって畳6
2を直置きする。単体ユニット5H上の洋室55寄りの
端部には敷居63を設置する。
【0032】図24は、図1(B)に示すパイプスペー
ス64内に設置する配管ユニットの斜視図である。この
配管ユニット65は、縦長の箱状に組み立てたフレーム
67内に、給水立管68,ガス立管69,および排水立
管70を設けると共に、給湯器71,電力計72,ガス
メータ73,水道メータ74、およびこれに付随する各
種分配管,配線などを1戸の住戸分だけ設置したもので
ある。図25は前記配管ユニット65の配管系統を水平
断面で示す説明図、図26(A),(B)は図25にお
けるV−V矢視断面図およびVI−VI矢視断面図、図27
(A),(B)は図25におけるVII −VII 矢視断面図
およびVIII−VIII矢視断面図である。
【0033】図28(A)は前記単体ユニット5A〜5
Fと配管ユニット65との間の給水管の配管構成を示す
断面図である。床スラブ1の下部となる各ハーフプレキ
ャストコンクリート版1a上に図28(C)のように固
定具75で取付けられたスチレン製さや管9は、先ず分
割配置される各ハーフプレキャストコンクリート版1a
間において図示しない接続部材により接続する。次にこ
れらさや管9を配管ユニット65に設置されている図2
8(B)に示す給水ヘッダー76に接続し、給水口7
7,78側から給水ヘッダー76へとさや管9内に給水
管79(図28(D))を押し込んで挿入し、給水ヘッ
ダー76と給水管79、および給水口77,78と給水
管79を図28(E),(F)のように溶接等により接
続して通管する。さや管9は先に各給水口77,78に
接続し、給水ヘッダー76側から給水口77,78側に
向けてさや管9内に給水管79を押し込むようにしても
よい。ガス管や排水管等についてもほぼ同様にして配管
する。
【0034】図29は、前記ユニット化集合住宅の工法
の概略を示す工程図である。この工法では、1階分ずつ
建物躯体のコンクリート打設等を順次行う。この場合
に、床を構築しようとする階の下の階における柱12,
大梁13,および戸境壁14(図2,図7)の型枠やハ
ーフプレキャストコンクリート版14baの設置を終え
た後、床スラブ1のハーフプレキャストコンクリート版
1aをクレーン等で搬入して据え付ける(図29
(A))。各ハーフプレキャストコンクリート版1aに
取り付けたさや管9や仕切りボード7内の空間2B,2
Aには、給水管79等の各種配管を予め挿入しておい
て、プレハブ配管としてもよい。なお、1階分下の階に
おける柱12および大梁13のコンクリート打設を完了
した後に、その上に床スラブ1のハーフプレキャストコ
ンクリート版1aを配置しても良い。次に、各種単位ユ
ニット5A〜5Fをクレーンなどで先に据え付けられた
ハーフプレキャストコンクリート版1a上に設置する
(図29(B))。図30(A)はキッチン設備の単体
ユニット5Aをクレーンで搬入する場合を示す。単体ユ
ニット5Aの搬入に際しては、上端の外周に補強用の搬
送治具94を取付けておき、この治具94を介して吊り
上げるようにしても良い。また、例えば図21に示すよ
うに、工場で予め複数の単体ユニット5B,5Eを連結
して複合ユニット100とし、この複合ユニット100
を図30(B)のように一度にクレーン等で搬入して設
置するようにしてもよい。パイプスペース64内への配
管ユニット65(図24)の設置は、各階の構築毎に行
うことが好ましい。この後、前記の配管手順により、各
単体ユニット5A〜5Fと配管ユニット65との間の配
管を行い、ハーフプレキャストコンクリート版1a上に
現場コンクリート打ちを行って床スラブ1を形成する
(図29(C))。下の階の柱12,大梁13,および
戸境壁14のコンクリート打設は、上の階の床スラブ1
のコンクリート打設と同時に行う。なお、単体ユニット
5A〜5Fの搬入は、ハーフプレキャストコンクリート
版1a上に現場コンクリート打ちを行った後でもよい。
また、ハーフプレキャストコンクリート版1aによら
ず、全て現場打ちして形成した床スラブ1上に搬入する
ようにしてもよい。このようにして、順次上の階の床ス
ラブ1等を構築し、建物躯体のコンクリート打設および
養生が完了した後、各住戸内に間仕切りパネル4を取付
ける(図29(D))。
【0035】図31ないし図36は、この発明の他の実
施例を示す。この実施例のユニット化集合住宅は、鉄筋
コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造の集合住
宅において、図31のように上下の住戸間の床スラブを
逆梁工法スラブ1Aとし、下階の床スラブ1A上に設け
られた床材3と上階の床スラブ1Aとの間に、上下寸法
が定尺の間仕切りパネル4と、壁および床付きの外殻内
に納めた単体ユニット5A〜5Fとを設けたものであ
る。前記逆梁工法の床スラブ1Aは、図33(A),
(B)および図34(C),(D)のように下部をハー
フプレキャストコンクリート版1aとし、上部の平坦部
1bおよび小梁1cを現場打ちコンクリートとしたもの
である。前記ハーフプレキャストコンクリート版1aの
上面には鉄筋6cを突出させておき、この状態で前記ハ
ーフプレキャストコンクリート版1aを、予め建物躯体
の柱12,大梁13および耐力壁14を形成した現場に
搬入してから、ハーフプレキャストコンクリート版1a
の上面側に別の鉄筋6dおよび小梁主筋6e等を配筋
し、コンクリートを打設する。このようにして形成した
小梁1c,1c間に空間2Cができるので、この空間2
Cを配線,配管用の空間として利用する。大梁13は床
スラブ1Aの現場コンクリート打ちと並行して形成す
る。
【0036】建物躯体の耐力壁からなる戸境壁14は、
図35のように梁部分14cと、上下の梁間部分14b
とを同じ厚みとし、梁部分14cに打ち込まれる鉄筋量
を、前記梁間部分14bの鉄筋量よりも単位容積当たり
で多くして梁部分14cの強度を確保している。また、
この戸境壁14の前記梁間部分14bは、片面をハーフ
プレキャストコンクリート版14baとし、他の片面を
現場打ちコンクリート部14bbとしたものである。
【0037】この実施例では、単体ユニット5A〜5F
と配管ユニット65との間の給水管の配管構成を図36
のように行う。この場合、床スラブ1Aの現場コンクリ
ート打ちに先立ち、小梁相当部分にさや管挿通用の埋込
み管80を設置しておく。予め計画された寸法とした設
備管をさや管9に挿入しておいて、コンクリート打設
後、小梁1cを貫通して小梁1c間の空間2Cに配管す
る。配管ユニット65の給水ヘッダー76や給水口7
7,78への接続は先の実施例と同様である。
【0038】
【発明の効果】この発明のユニット化集合住宅は、鉄筋
コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造の集合住
宅において、上下の住戸間のスラブを、室内部分の下面
に梁部分の突出がなく、かつ室内部分の上面に床面レベ
ルよりも突出する梁部分のない形状とし、上下階のスラ
ブの間に、上下寸法が定尺の間仕切りと、キッチン設
備,バス設備,クローゼット,押入れ,洗面化粧台,お
よびトイレ設備の中のいずれかを間仕切り状の外殻内に
納めた単体ユニットとを設けたため、居住空間に下がり
天井や床からの出っ張り部分が無く、圧迫感のないすっ
きりとした天井等ができると共に、工事の簡略化による
工期の短縮、現場施工の省力化、合理化が図れ、かつ住
宅設備の組立て品質に高品質が確保できる。この構成に
おいて、建物躯体の戸境壁となる耐力壁を、梁部分と上
下の梁間部分とが同じ厚みであって、前記梁部分に打ち
込まれる鉄筋量が前記梁間部分の鉄筋量よりも単位容積
当たりで多いものとし、かつ前記耐力壁の前記梁間部分
を、片面がハーフプレキャストコンクリート版からなる
ものとした場合は、耐力壁から梁部分が突出しないの
で、内部への突出部分のない居住空間が得易く、間仕切
りや単体ユニットの据え付けがさらに容易になる。ま
た、壁付型の単体ユニットも耐力壁の残る片面を現場打
ちする際に据え付けることで容易に設置できる。前記ス
ラブをボイド工法とした場合には、上下面が共に平坦面
となるため、フラット天井,フラット床の室内空間を容
易に生み出すことができる。しかも、スラブ内部に配線
や配管が挿通させられるので、配線,配管工事が容易と
なる。前記スラブを逆梁工法とした場合には、天井面に
梁部分が突出しないので、この場合もフラット天井,フ
ラット床の室内空間を容易に生み出すことができる。ス
ラブ上面には梁部分が突出することになるが、その梁部
分の上に床材を設けることで、フラット床も実現でき
る。床下とスラブ上面の間の空間は、ボイド工法の場合
と同様に、給排水設備や電気設備の配管や配線を挿通さ
せることができ、しかも床下であるため、落し込み浴槽
や床下収納庫等で設置できて、空間利用が図り易い。前
記スラブの下部をハーフプレキャストコンクリート版と
した場合には、スラブの上部を現場打ちする際に単体ユ
ニットを据え付けることができ、据付工事を容易に行う
ことができる。また、スラブの吊り込みも軽くて済む。
この発明の集合住宅のユニット化工法は、前記ユニット
化集合住宅の工法であて、前記単体ユニットの複数個を
結合して複合ユニットとし、この複合ユニットを建物躯
体の床スラブ上に据え付ける方法であるため、単体ユニ
ットの複数個を一度にクレーン等で吊り上げて据え付け
ることができ、一層の工事の簡略化および工期の短縮化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の一実施例に係るユニット化
集合住宅の縦断面図、(B)は同平面図である。
【図2】同住宅の構築途中の状態を示す部分斜視図であ
る。
【図3】同住宅における床スラブの一例を示す縦断面図
である。
【図4】同住宅における床スラブの他の例を示す縦断面
図である。
【図5】(A)は同住宅におけるハーフプレキャストコ
ンクリート版の据え付け状態を示す要部平面図、(B)
は同縦断面図である。
【図6】(A)は同住宅における床スラブの一部を示す
平面図、(B)は同縦断面図である。
【図7】(A)は同住宅における戸境壁となる耐力壁を
示す縦断面図、(B)は同水平断面図である。
【図8】同住宅における間仕切りパネルの一配置例を示
す平面図である。
【図9】(A)は同住宅における間仕切りパネルの正面
図、(B)は同縦断面図、(C)は同破断平面図、
(E)は同間仕切りパネルの心材を示す平面図である。
【図10】同住宅における間仕切りパネルの取付状態を
示す部分省略縦断面図である。
【図11】(A)は同住宅におけるドア開口枠の一取付
例を示す縦断面図、(B)は他の取付例を示す縦断面図
である。
【図12】(A)は同住宅におけるスイッチ・コンセン
ト取付用間仕切りパネルの縦断面図、(B)は同縮小正
面図、(C)は同水平断面図である。
【図13】(A)は同住宅における他の間仕切りパネル
の取付状態を示す縦断面図、(B)は同パネルの他の下
端取付状態を示す縦断面図である。
【図14】(A)は図13の間仕切りパネル同士の接合
部を示す水平断面図、(B)は同間仕切りパネル同士の
L字状連結部を示す水平断面図、(C)は同連結部の上
端部分を示す斜視図である。
【図15】(A)は図13の間仕切りパネルを十字状に
配置した部分の水平断面図、(B)は同パネルをT字状
に配置した部分の水平断面図、(C)は同部分の一接合
例を示す水平断面図である。
【図16】同住宅におけるキッチン設備の単位ユニット
を示す正面図である。
【図17】図16におけるI−I矢視断面図である。
【図18】図16におけるII−II矢視断面図である。
【図19】(A)は同住宅におけるバス設備の単位ユニ
ットを示す平面図、(B)は(A)におけるIII −III
矢視断面図である。
【図20】(A)は同住宅における洗面化粧台の単位ユ
ニットを示す平面図、(B)は(A)におけるIV−IV矢
視断面図である。
【図21】バス設備および洗面化粧台の各単位ユニット
を連結した複合化ユニットの平面図である。
【図22】(A)は同住宅における出窓ユニットの縦断
面図、(B)は同斜視図である。
【図23】同住宅における収納ユニットの据付状態を示
す縦断面図である。
【図24】同住宅における立配管ユニットの斜視図であ
る。
【図25】同立配管ユニットの水平断面図である。
【図26】(A)は図25におけるV −V 矢視断面図、
(B)は図25におけるVI−VI矢視断面図である。
【図27】(A)は図25におけるVII −V II矢視断面
図、(B)は図25におけるVIII−VIII矢視断面図であ
る。
【図28】(A)は前記ユニット化集合住宅における配
管の一例を示す縦断面図、(B)は同配管における給水
ヘッダーの斜視図、(C)は同配管における鞘管の固定
例を示す斜視図、(D)は同配管における鞘管の断面
図、(E)は(A)におけるE部の拡大図、(F)は
(A)におけるF部の拡大図、(G)は(A)における
G部の拡大図である。
【図29】同住宅の工法を示す工程図である。
【図30】(A)は同工法における単位ユニットの搬入
説明図、(B)は同工法における複合化ユニットの搬入
説明図である。
【図31】(A)はこの発明の他の実施例に係るユニッ
ト化集合住宅の縦断面図、(B)は同平面図である。
【図32】同住宅の構築途中の状態を示す斜視図であ
る。
【図33】(A)は同住宅における床スラブの一例を示
す縦断面図、(B)は同床スラブの他の例を示す縦断面
図である。
【図34】(A)は同住宅におけるハーフプレキャスト
コンクリート版の大梁隣接部を示す要部平面図、(B)
は同縦断面図、(C)は同ハーフプレキャストコンクリ
ート版の小梁相当部を示す要部平面図、(D)は同縦断
面図である。
【図35】同住宅における戸境壁となる耐力壁を示す縦
断面図である。
【図36】(A)は同住宅における配管の一例を示す縦
断面図、(B)は同配管における小梁への鞘管の取付状
態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,1A…床スラブ、1a…ハーフプレキャストコンク
リート版、2A,2B,2C…配線・配管用空間、3…
床材、4…間仕切りパネル、5A〜5F…単体ユニッ
ト、14…戸境壁(耐力壁)、14a…梁部分、14b
…梁間部分、14ba…ハーフプレキャストコンクリー
ト版、100…複合ユニット
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】(A)は同住宅における間仕切りパネルの正面
図、(B)は同縦断面図、(C)は同破断平面図、
(D)は同間仕切りパネルの心材を示す平面図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄筋コンクリート造または鉄骨鉄筋コン
    クリート造の集合住宅において、上下の住戸間のスラブ
    を、室内部分の下面に梁部分の突出がなく、かつ室内部
    分の上面に床面レベルよりも突出する梁部分のない形状
    とし、上下階のスラブの間に、上下寸法が定尺の間仕切
    りパネルと、キッチン設備,バス設備,クローゼット,
    押入れ,洗面化粧台,およびトイレ設備の中のいずれか
    を間仕切り状の外殻内に納めてユニット化した単体ユニ
    ットとを設けたユニット化集合住宅。
  2. 【請求項2】 建物躯体の戸境壁となる耐力壁を、梁部
    分と上下の梁間部分とが同じ厚みであって、前記梁部分
    に打ち込まれる鉄筋量または鉄骨量が前記梁間部分より
    も単位容積当たりで多いものとし、かつ前記耐力壁の前
    記梁間部分を、片面がハーフプレキャストコンクリート
    版からなるものとした請求項1記載のユニット化集合住
    宅。
  3. 【請求項3】 前記スラブを、配線,配管類の挿通可能
    な空間を内部に有するボイド工法スラブとした請求項1
    または請求項2記載のユニット化集合住宅。
  4. 【請求項4】 前記スラブを、梁部分が他の部分よりも
    上側に突出する逆梁工法スラブとした請求項1または請
    求項2記載のユニット化集合住宅。
  5. 【請求項5】 前記スラブの下部をハーフプレキャスト
    コンクリート版とした請求項1または請求項2または請
    求項3または請求項4記載のユニット化集合住宅。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のユニット化集合住宅の工
    法であって、前記単体ユニットの複数個を結合して複合
    ユニットとした後、この複合ユニットを建物躯体の床ス
    ラブ上に据え付ける集合住宅のユニット化工法。
JP14404495A 1995-05-17 1995-05-17 ユニット化集合住宅およびその工法 Pending JPH08312168A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006045962A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Sumitomo Fudosan Kk 建築物
CN106958358A (zh) * 2017-04-21 2017-07-18 佛山市万科置业有限公司 节能环保的工业化商品住宅

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JP2006045962A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Sumitomo Fudosan Kk 建築物
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