JP3062810B2 - 建物における水回りユニットの組付方法およびその水回りユニット - Google Patents

建物における水回りユニットの組付方法およびその水回りユニット

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JP3062810B2 JP9308233A JP30823397A JP3062810B2 JP 3062810 B2 JP3062810 B2 JP 3062810B2 JP 9308233 A JP9308233 A JP 9308233A JP 30823397 A JP30823397 A JP 30823397A JP 3062810 B2 JP3062810 B2 JP 3062810B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,集合住宅,商業ビ
ル等の鉄筋コンクリート造の建物における,水回りユニ
ットの組付方法およびその水回りユニットに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来前記鉄筋コンクリート造りの建物で
は,基礎上に鉄筋工事,付帯設備を施工するとともに型
枠を組み立て,その型枠により画成される型枠空間に,
所定の工程に従ってコンクリートを打設し,所定の型枠
の存置期間をおいたのちその型枠を解体して建物の骨格
となる躯体を構成し,その後躯体内にユニットバス,ト
イレ等の水回り機器を搬入してその機器を躯体に取り付
け,さらにそれらへの給,排水管の配管工事,その他の
付帯工事を行なって水回り施設の躯体への取り付けを行
なうようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが前記在来の水
回り施設の組付方法では,嵩の張るユニットバス,トイ
レ等の水回り機器,水回り室を仕切る壁体等の搬送作業
やそれらの躯体への取付工事,さらに配管工事,防水工
事その他の付帯工事も必要となるため,この水回り施設
の工事コストが嵩み,全体の建築工事コストを押し上げ
る原因となり,またその後のメンテナンスが厄介になる
という問題がある。
【0004】本発明はかかる実状に鑑みてなされたもの
で,水回りユニットの外パネルの少なくとも一部を,コ
ンクリート打設用の型枠に兼用できるようして型枠空間
へのコンクリートの打設時に,躯体に水回りユニットを
一体に組み付けられるようにして,前記問題を解決でき
るようにした新規な建物における水回りユニットの組付
方法およびその水回りユニットを提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,請求項1記載の発明は,ユニットバス,トイレ等の
水回り施設が一体に取り付けられる土台パネル上に,そ
の水回り施設の外周を囲繞する囲い枠を一体に設け,こ
の囲い枠の外面の少なくとも一部,コンクリート打設
用の型枠に兼用される外パネルを,該囲い枠に植設され
る複数のスタッドボルトと,該ボルトの外パネル外面よ
り突出する端部に螺締されるナットとにより一体に接合
してなる水回りユニットを,建物とは別のところで予め
製作する工程と,この水回りユニットを搬送して未だ
型枠を組み立てていない物の基礎上に設置すると共
に,土台パネルの外面より側方に張り出すアングル部材
を,該基礎上に上部が突き出すアンカボルトにより固定
する工程と,その水回りユニットを設置した基礎に型枠
を組み立てる工程と,水回りユニットの,型枠に兼用さ
れる外パネルと,組み立てた型枠との間にコンクリート
を打設してンクリート躯体に水回りユニットを一体に
組み付ける工程とを含むことを特徴としており,かかる
特徴によれば,建物への水回りユニットの組付工事が大
幅に簡素化されて,その大幅なコストダウンを達成する
ことができ,しかも水回りユニットを建物の所定の取付
位置に精度よく取り付けることができ,さらに型枠の組
付工数を低減することができる。また水回り施設のユニ
ット化ができて,工場等での一貫生産を可能にして,そ
の精度向上とコストダウンを達成することができる。更
にコンクリート打設用型枠に兼用される外パネルと,水
回りユニットの囲い枠とを一体に接合するスタッドボル
トの,外パネル外面より突出する端部と,これに螺締さ
れるナットとに,打設コンクリートとのアンカ機能を発
揮させることができる。更にまた水回りユニットを建物
の基礎上に設置するときに,該ユニットの土台パネル外
面より側方に張り出すアングル部材を,該基礎上に上部
が突き出すアンカボルトにより固定することができる。
【0006】また請求項2記載の発明は,前記請求項1
記載の建物における水回りユニットの取付方法に使用さ
れる水回りユニットであって,前記水回り施設に接続さ
れる給,排水管が一体的に配管されていることを特徴と
しており,かかる特徴によれば,給,排水管の配管は,
水回り施設と一体にユニット化されて,その配管工事を
大幅に簡素化することができ,しかも水漏れ事故の低減
を可能にして以後のメンテナンスも容易になる。
【0007】さらに請求項記載の発明は,請求項2記
載のものにおいて,前記コンクリート打設用の型枠に兼
用される外パネルは,断熱ボードであることを特徴とし
ており,かかる特徴によれば,水回りユニットの断熱工
事を別途にしないで済む。
【0008】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を,添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0009】本発明建物における水回りユニットの組付
方法に使用される,水回りユニットUwは,建物とは別
の工場等で製作されてから,後に詳述する組付方法によ
り建物の骨格となる躯体に一体に組み付けられるもので
あり,まずこの水回りユニットUwの構造を図1〜8を
参照して説明する。
【0010】図1は,水回りユニットの斜視図,図2
は,図1の2−2線に沿う水回りユニットの横断面図,
図3は,図2の3線矢視側面図,図4は,図3の4−4
線に沿う水回りユニットの部分断面図,図5は,図4の
5−5線に沿う水回りユニットの部分断面図,図6は,
図3の6−6線に沿う水回りユニットの部分断面図,図
7は,図3の7−7線に沿う部分断面図,図8は,図2
の8−8線に沿う水回りユニットの部分断面図である。
【0011】この水回りユニットUwは,土台パネルP
f上に水回り施設Ewを一体に設置し,この水回り施設
Ewの外側面および天井面を,囲い枠Fsを以て囲繞
し,さらにその囲い枠Fsの外側面および天井面の外面
に,型枠に兼用される石膏ボード等の断熱性の外パネル
Poを一体に接合して構成されている。
【0012】前記土台パネルPfは,木材等の桁材
なり,方形状の外枠1の内側に,縦桁2と横桁3を縦横
に結合して構成されている。この土台パネルPfは,建
物Buの基礎(スラブ)4上に堅固に固定されるもので
あって,すなわち図3,7に明瞭に示すように,前記土
台パネルPfの外枠1外面のコーナー部および中間部に
は,その外面より側方に張り出す複数の,断面L字状の
金属製のアングル部材5がボルト・ナット6により固着
されており,これらのアングル部材5は,建物Buの基
礎(スラブ)4上にアンカボルト7により固定される。
さらに図3,6に明瞭に示すように土台パネルPfの外
枠1の対向する外側面の左右には,合計4つの吊り環8
がそれぞれボルト・ナット6により固着されており,こ
れらの吊り環8にクレーン等により吊り上げられるワイ
ヤーを結着することにより,水回りユニットUwを土台
パネルPfと共に吊り上げられるようになっている。
【0013】前記水回り施設Ewは,図2,8に示すよ
うに通常の,ユニットバス11,トイレ12,洗面脱衣
室13等を備えており,土台パネルPfの一方の半部上
には,ユニットバス11と,トイレ12とが並列して一
体に設置され,また土台パネルPfの他の半部には,洗
面脱衣室13が一体に設置されている。ユニットバス1
1は,通常のようにバスタブ14と洗い場15とが一体
に形成されその外周は防水壁16により水密状に囲繞さ
れてユニット化されており,洗面脱衣室13側の壁面
に,扉18により開閉される出入口17が開口されてい
る。また前記トイレ12も前記土台パネルPf上に一体
に設置されており,通常のように便器20が設けられそ
の外周は防水壁21により水密状に囲繞されており,洗
面脱衣室13側の壁面に,扉23により開閉される出入
口22が開口されている。洗面脱衣室13は,土台パネ
ルPf上に防水を施した床板25が敷設され,その床板
25の周囲および上部を,防水壁26により囲繞して構
成され,また前記ユニットバス11とトイレ12とに対
面する壁面に,出入口27が開口される。そしてこの出
入口27は,水回りユニットUwの内部と外部すなわち
他の室とを連通する開口部となっている。洗面脱衣室1
3の一側には通常のように洗面化粧台28と洗濯機置場
29が設けられる。そして前記ユニットバス11,トイ
レ12および洗面脱衣室13とが一纏めとなって前記水
回り施設Ewを構成している。
【0014】また前記囲い枠Fsは,木材等の角柱材よ
りなり,水回り施設Ewの外側面および天井面の外縁に
沿うように枠組みされる外枠31の内側に,縦桟32と
横桟33とを一体に結合して箱枠状に形成され,前記水
回り施設Ewの側面および上面を取り囲んでいる。そし
てこの囲い枠Fsの一部が開放されて,前記洗面脱衣室
13の出入口27が形成される。
【0015】またコンクリート打設用の型枠Fの一部に
兼用される前記外パネルPoは,複数枚の外パネル単体
35を一平面上に並列して構成されるものであり,各外
パネル単体35は,石膏ボート等の硬質の断熱材によ
り,所定の大きさの長方形に形成されてモジュール化さ
れており,複数本の合成樹脂製の補強骨36の埋設によ
り補強されている。複数枚の外パネル単体35は,前記
囲い枠Fsの出入口27の開口される一側壁を除いて他
の三側壁および上壁に,並列して一体に接合されて型枠
Fに兼用される外パネルPoとなるもので,すなわち図
4に示すように各外パネル単体35には,それぞれ多数
の取付孔37が点設されており,これらの取付孔37
を,前記囲い枠Fsに植設されるスタッドボルト38に
挿通したのち,そのスタッドボルト38の,外パネルP
o外面より突出する端部にナット39が螺締される。そ
して囲い枠Fsの外面に並列して一平面上に複数枚の外
パネル単体35を接合して外パネルPoが構成される。
【0016】而してこの外パネルPoは,後に述べるよ
うにコンクリートの打設用に組み付けられる型枠Fに兼
用されるもので,スタッドボルト38の頭部(即ち前記
端部)およびナット39が,その打設コンクリートとの
アンカー機能を有する。なお,外パネルPoの外面に
は,凹凸を形成して打設コンクリートとのアンカー効果
を高めるようにしてもよい。
【0017】前記外パネルPoの内側には,前記水回り
施設Ewの複数の給水口411 ,412 …414 と,複
数の排水口421 ,422 …425 にそれぞれ接続され
る給水管Psおよび排水管Pdが纏めて配管されてい
る。図2,には,2点鎖線にて給水管Psの配管レイア
ウトが,また実線にて排水管Pdの配管レイアウトが示
されている。
【0018】次に前述したように製作される水回りユニ
ットUwを建物に組み付ける工程について,図9〜14
を参照して説明する。
【0019】図9は,完成した水回りユニットの吊り上
げた状態の斜視図,図10は,建物の基礎の斜視図,図
11は,水回りユニットを基礎に設置し,型枠を組み立
てた状態を示す一部破断斜視図,図12は,コンクリー
トを打設して躯体に水回りユニットが組み込まれた状態
を示す斜視図,図13は,図12の13−13線に沿う
横断面図,図14は,図13の14−14線に沿う縦断
面図である。
【0020】.前記水回りユニットUwは,建物とは
別の工場で製作しておく。この場合この水回りユニット
Uwは,各構成部材をモジュール化し,また工場にての
一貫製作が可能なので精度よく,しかも従来の水回り施
設に比べて可及的に廉価に製作することが可能になる。
【0021】.工場にて完成した水回りユニットUw
は,トラック等の搬送手段により建築現場へと搬送され
る。建築現場では,図9に示すように,複数の吊り環8
に吊り上げ用のワイヤ9を係合してそれらのワイヤ9を
水回りユニットUwに巡らして,荷役機械のフックを引
っかけてこれを吊り上げる。
【0022】.鉄筋44の組み立てられている,建物
の基礎(スラブ)4(図10参照)上に,その鉄筋44
に沿って水回りユニットUwを設置して,その水回りユ
ニットUwは,図7に示すように,アンカーボルト7を
以て基礎4上に堅固に固定される。この場合基礎4上に
は,レベル調整手段Lが設けられており,これにより水
回りユニットUwのレベル調整を行なう。
【0023】.水回りユニットUwが基礎4上に固
定,設置されたら,その基礎4上にコンクリート打設用
の型枠Fを組み立てる。このとき型枠4に兼用される外
パネルPoは,その型枠4の一部となる。
【0024】.次に図11矢印aで示すように,型枠
空間にコンクリートを打設する。このとき,型枠Fの一
部となっている外パネルPoは,その打設コンクリート
の凝固とともに一体化される。
【0025】.型枠Fの存置期間を置いた後,その型
枠Fの解体を行なう,このとき前記外パネルPoはコン
クリート躯体Scに一体に接合される。したがって水回
りユニットUwは,コンクリートの打設により,躯体S
cと一体化され,該躯体Scへの水回りユニットUwの
組み付けが完了する。
【0026】.以上のようにして建物Buの基礎4上
には,コンクリートの打設による躯体Scの形成と同時
に水回りユニットUwを,その躯体Scに一体に組み付
けることができる。
【0027】以上,本発明の一実施例について説明した
が,本発明はその実施例に限定されることなく,本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。たとえば水回り
ユニットの外パネルはその全部を型枠に,あるいはその
一部を型枠に兼用することができ,また外パネルの一部
となる別のパネルを水回りユニットとは別に,基礎上に
組み立てられた鉄筋に予め取り付けておき,コンクリー
トの打設により,その別のパネルを躯体と一体化し,水
回りユニットの外パネルの一部としてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上のように本請求項1項記載の発明に
よれば,ユニットバス,トイレ等の水回り施設が一体に
取り付けられる土台パネル(Pf)上に,その水回り施
設の外周を囲繞する囲い枠を一体に設け,この囲い枠
外面の少なくとも一部,コンクリート打設用の型枠に
兼用される外パネルを,該囲い枠に植設される複数のス
タッドボルトと,該ボルトの外パネル外面より突出する
端部に螺締されるナットとにより一体に接合してなる
回りユニットを,建物とは別のところで予め製作する
程と,この水回りユニットを搬送して未だ型枠を組み
立てていない建物の基礎上に設置すると共に,土台パネ
ルの外面より側方に張り出すアングル部材を,該基礎上
に上部が突き出すアンカボルトにより固定する工程と,
その水回りユニットを設置した基礎に型枠を組み立てる
程と,水回りユニットの,型枠に兼用される外パネル
と,組み立てた型枠との間にコンクリートを打設して
ンクリート躯体に水回りユニットを一体に組み付ける工
程とを含むので,建物への水回りユニットの組付工事が
大幅に簡素化されて,その大幅なコストダウンを達成す
ることができ,しかも水回りユニットを建物の所定の取
付位置に精度よく取り付けることができ,さらに型枠の
組付工数を低減することができる。また水回り施設のユ
ニット化ができて,工場等での一貫生産を可能にして,
その精度向上とコストダウンを達成することができる。
更にコンクリート打設用型枠に兼用される外パネルと,
水回りユニットの囲い枠とを一体に接合するスタッドボ
ルトの,外パネル外面より突出する端部と,これに螺締
されるナットとに,打設コンクリートとのアンカ機能を
発揮させることができる。更にまた水回りユニットを建
物の基礎上に設置するときに,該ユニットの土台パネル
外面より側方に張り出すアングル部材を,該基礎上に上
部が突き出すアンカボルトにより固定することができ
る。
【0029】また請求項2記載の発明によれば,水回り
施設に接続される給,排水管が一体的に配管されている
ので,給,排水管の配管は,水回り施設と一体にユニッ
ト化されて,その配管工事を大幅に簡素化することがで
き,しかも水漏れ事故の低減を可能にして以後のメンテ
ナンスも容易になる。
【0030】さらにまた請求項記載の発明によれば,
コンクリート打設用の型枠に兼用される外パネルは,断
熱ボードであるので,水回りユニットの断熱工事を別途
にしないで済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】水回りユニットの斜視図
【図2】図1の2−2線に沿う水回りユニットの横断面
【図3】図2の3線矢視側面図
【図4】図3の4−4線に沿う水回りユニットの部分断
面図
【図5】図4の5−5線に沿う水回りユニットの部分断
面図
【図6】図3の6−6線に沿う水回りユニットの部分断
面図
【図7】図3の7−7線に沿う部分断面図
【図8】図2の8−8線に沿う水回りユニットの部分断
面図
【図9】完成した水回りユニットの吊り上げた状態の斜
視図
【図10】建物の基礎の斜視図
【図11】水回りユニットを基礎に設置し、型枠を組み
立てた状態を示す一部破断斜視図
【図12】コンクリートを打設して躯体に水回りユニッ
トが組み込まれた状態を示す斜視図
【図13】図12の13−13線に沿う横断面図
【図14】図13の14−14線に沿う縦断面図
【符号の説明】
4・・・・・・・・・基礎 11・・・・・・・・ユニットバス 12・・・・・・・・トイレ Bu・・・・・・・・建物 Ew・・・・・・・・水回り施設 F・・・・・・・・・型枠 Fs・・・・・・・・囲い枠 Pf・・・・・・・・土台パネル Po・・・・・・・・外パネル Ps・・・・・・・・給水管 Pd・・・・・・・・排水管 Sc・・・・・・・・躯体(コンクリート躯体) Uw・・・・・・・・水回りユニット

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニットバス(11),トイレ(1
    2)等の水回り施設(Ew)が一体に取り付けられる土
    台パネル(Pf)上に,その水回り施設(Ew)の外周
    を囲繞する囲い枠(Fs)を一体に設け,この囲い枠
    (Fs)の外面の少なくとも一部,コンクリート打設
    用の型枠(F)に兼用される外パネル(Po)を,該囲
    い枠(Fs)に植設される複数のスタッドボルト(3
    8)と,該ボルト(38)の外パネル(Po)外面より
    突出する端部に螺締されるナット(39)とにより一体
    に接合してなる水回りユニット(Uw)を,建物(B
    u)とは別のところで予め製作する程と, この水回りユニット(Uw)を搬送して未だ型枠
    (F)を組み立てていない物(Bu)の基礎(4)上
    に設置すると共に,土台パネル(Pf)の外面より側方
    に張り出すアングル部材(5)を,該基礎(4)上に上
    部が突き出すアンカボルト(7)により固定する工
    と, その水回りユニット(Uw)を設置した基礎(4)に型
    枠(F)を組み立てる程と, 水回りユニット(Uw)の,型枠(F)に兼用される外
    パネル(Po)と,組み立てた型枠(F)との間にコン
    クリートを打設してンクリート躯体(Sc)に水回り
    ユニット(Uw)を一体に組み付ける工程とを含むこと
    を特徴とする,建物における水回りユニットの組付方
    法。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の建物における水回り
    ユニットの取付方法に使用される水回りユニットであっ
    ,前記水回り施設(Ew)に接続される給,排水管
    (Ps,Pd)が一体的に配管されていることを特徴と
    する,建物における水回りユニット。
  3. 【請求項3】 前記コンクリート打設用の型枠(F)に
    兼用される外パネル(Po)は,断熱ボードであること
    を特徴とする,前記請求項2記載の建物における水回り
    ユニット。
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