JPH072760Y2 - 防水パン - Google Patents

防水パン

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JPH072760Y2
JPH072760Y2 JP10576689U JP10576689U JPH072760Y2 JP H072760 Y2 JPH072760 Y2 JP H072760Y2 JP 10576689 U JP10576689 U JP 10576689U JP 10576689 U JP10576689 U JP 10576689U JP H072760 Y2 JPH072760 Y2 JP H072760Y2
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JP
Japan
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unit
waterproof pan
toilet
space
quadrant
Prior art date
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JP10576689U
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JPH0346571U (ja
Inventor
正美 柴田
貞雄 藤野
正之 中野
弓子 伊藤
珠代 伏見
尚子 松本
Original Assignee
株式会社イナックス
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Publication date
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は浴室用の防水パンに係り、特に半円形又は3/4
円形の防水パンに関する。
[従来の技術] 浴室用の防水パンは、従来、方形のものであり、その一
辺に沿って浴槽が設けられているのが通常である。
[考案が解決しようとする課題] 一般の住宅を設計する場合、浴室には必ずしも十分なス
ペースが与えられないのが通常である。特に近年の地価
高騰に伴ってこの傾向に拍車がかけられている。このた
め、浴槽や洗い場のスペースが狭溢になり、ゆったりと
した入浴ができにくくなっている。
[課題を解決するための手段] 本考案の請求項(1)の防水パンは半円形の防水パンで
あって、該半円の同心的に配設されたそれぞれ四分円状
の浴槽及び洗い場を有するものである。
また、本考案の請求項(2)の防水パンは3/4円形の防
水パンであって、該3/4円と同心的に配設されたそれぞ
れ四分円状の浴槽、洗い場及びフリースペースを有す
る。
このフリースペースとは、脱衣場やサウナなど任意の用
途に供し得るスペースである。
[作用] 請求項(1)、(2)の防水パンの浴槽は四分円状とな
っているので、入浴者は背を四分円状の円弧状側壁にも
たせかけ、足を円の中心の方にして湯に体を沈めること
ができる。そうすると、入浴者の肩幅方向は四分円の弦
方向となるので、肩幅回りがきわめてゆったりとしたも
のになる。
[実施例] 以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本考案の実施例に係る防水パンの斜視図、第2
図は防水パンを利用した浴室ユニットの内部構成を示す
透視斜視図、第3図はユニット設置構成を示す斜視図、
第4図は同透視図である。
まず、防水パン32の構成について第1図を参照して説明
する。
この防水パン32は半円形の平面視形状のものであり、半
円と同心的に配置された四分円状の浴槽28と洗い場30と
を備えている。四分円状浴槽28と洗い場30とが並置され
ることにより半円が形成されており、これら四分円状浴
槽28及び洗い場30の外周面は半円形の周壁部32aとなっ
ている。この周壁部32aを取り巻くように防水パン32の
外壁部32bが設けられており、該外壁部32bと周壁部32a
とは通路床部32c及びレストコーナー40により連結され
ている。また、この周壁部32aと外壁部32bとの間には開
口42が設けられており、この開口42の部分に設けられる
階段を利用して通路床部32cと階下とを往来できるよう
になっている。この通路床部32cに臨むようにして、防
水パン32の半径方向部位にドア設置用切欠32dが設けら
れている。
前記浴槽28及び洗い場30の四分円中心部位には半円形の
デッキ部32eが形成されており、このデッキ部32eに水栓
金具取付孔32fが浴槽28に臨んで形成されている。デッ
キ部32eには後述するセンターポールを挿通するための
切欠状開口32gが形成されている。
前記レストコーナー40は浴槽28の上縁部から放射方向
に、かつ浴槽28の円弧部に沿って周方向に延在するよう
に設けられている。このレストコーナー40は、その上に
腰を掛け、足を浴槽28側に投げ出す如くして使用するも
のであり、ゆったりとした休息(レスト)を味わうため
のものである。
この防水パン32の最外周部には壁パネルが立設される。
32hは壁パネルの位置決めを行なうと共に水返しを行な
うための起立壁を示す。
このように構成された防水パン32においては、浴槽28の
入浴者は背中を浴槽28の円弧状部分にもたせかけ足をデ
ッキ32e側に指向させた姿勢にて入浴できる。この入浴
姿勢にあっては、入浴者の肩幅方向は四分円の弦方向と
なるので、肩幅回りがきわめてゆったりとしたものとな
り、ゆっくりとくつろいだ入浴が可能となる。
同様に、洗い場30においても、背を同壁部32a側に向け
ることにより、肩幅が四分円の弦方向を向き、ゆったり
と体を洗ったり、シャワーを浴びたりすることができ
る。
この防水パン32を用いて浴室ユニット10が構成されてい
る。また、この浴室ユニット10の下側にトイレ・洗面ユ
ニット12及びトイレ・流しユニッ14が設置されている。
第2〜4図を参照して各ユニット10、12、14の構成を説
明する。
各ユニット10、12、14は半円形の平面視形状のものであ
り、円弧形に湾曲した外周壁16と、円の直径方向に延在
する鉛直平面壁18とを備えている。外周壁16には窓20が
設けられ、特にトイル・洗面ユニット12には出入口ドア
22が設けられている。
鉛直平面壁18には出入口ドア24が設けられている。ま
た、鉛直平面壁18の中央部分には上下方向に延在するセ
ンターポール26が設けられている。この鉛直平面壁18
と、外周壁16と、床とにより単位室凾が構成されてい
る。
最も上段の浴室ユニット10は、前記防水パン32にて床面
が構成されており、センターポール26の近傍に浴槽28用
の水栓金具36が設けられている。また、洗い場30にてシ
ャワーを浴びることができるように、センターポール26
にシャワーヘッド38がフックされている。
この防水パン32の開口42の下側のトイレ・洗面ユニット
12に設けられた階段44を通って、トイレ・洗面ユニット
12と浴室ユニット10との間を往来できる。
トイレ・洗面ユニット12はセンターポール26に沿って設
けられたカウンター45を備えており、センターポール26
から放射方向に延設された仕切パネル46によりトイレス
ペース48と洗面スペース50とが区画されている。
トイレ・洗面ユニット12には外階段52が設けられてお
り、外周壁16にはこの外階段52とユニット内部とを往来
するための出入口ドア22が設けられている。また、前記
仕切パネル46にはトイレスペース48と洗面スペース50と
を仕切るためのドア(図示略)が設けられている。
前記トイレスペース48のカウンター45に連結されるよう
にして洋風便器58が設置されている。カウンター45内に
は洋風便器58用のロータンク(図示略)が設置されてい
る(後述の送風便器69も同様にカウンター内にロータン
クが設置されている)。洗面スペース50内において、カ
ウンター45にはシンク60が設けられている。また、洗面
スペース50には洗面カウンター62が設けられている。63
は洗面器を示す。本実施例では洗面カウンター62内に洗
濯機(図示略)がビルトインされている。
最も下段のトイレ・流しユニット14においては、センタ
ーポール26から放射方向に延在するように仕切パネル66
が設けられており、ユニット14内がトイレスペース68と
流しスペース70とに区画されている。トイレスペース68
内においては、カウンター64及び送風便器69が設けられ
ており、カウンター64の上面に手洗器71が設置されてい
る。流しスペース70には、大型のシンクを有し、毛布な
どの丸洗いも可能な多目的流し76が設けられている。
第3図に示す如く、3個のユニット10、12、14の連結体
が建築物本体72の外壁74に沿って設けられている。各ユ
ニット10、12、14は外周壁16及び鉛直平面壁18が同一面
となるように上下に重ね合わされ、鉛直平面壁18の外面
側が建築物本体72の外壁74に連結される。また、出入口
24を通って建築物本体72内と往来できるように外壁74に
は開口(図示略)が設けられている。各ユニット10、1
2、14のセンターポール26は同軸的に連結され、その内
部に給水管、給湯管、排水管、あるいは電気配線用パイ
プなどの配管類が挿通されている。
なお、最も上段の浴室ユニット10においては、センター
ポール26から上方にサポート78が突設されており、サポ
ート78の上段から外周壁16に向って放射状にビーム80が
複数本架け渡されている。ビーム80上にはガラス82が装
着され、浴室ユニット10内に採光できるように構成され
ている。また、一部のガラス82aはサポート78を回動中
心として周方向にスライド自在とされた天窓として構成
されている。本実施例では、この天窓が浴槽28及びシャ
ワー部28の双方の天井部に設けられており、例えば星空
や月、太陽を眺めながら入浴やシャワーを浴びるという
露天風呂的快感を味わうことができる。
第5、6図は本考案の別の実施例に係る防水パン32Aの
平面図及び断面図である。本実施例では通路床部32cと
レストコーナー40とが省略され、浴槽28及び洗い場30の
外周部分に沿って起立壁32hが設けられている。また、
洗い場30の外周壁部分に出入口ドア設置用の切欠32dが
設けられている。本実施例でも前記実施例と同様にゆっ
たりとした入浴やシャワー浴び等が可能である。
第7図は本考案のさらに別の実施例に係る防水パン32B
の斜視図である。この防水パン32Bは3/4円形状の平面視
形状のものであり、四分円状浴槽28に隣接して四分円形
状のフリースペース32iが形成されている。このフリー
スペース32iは、任意の用途例えばサウナを設けたり、
洗濯機や洗面カウンターを設置したりするスペースとし
て利用できる。第7図では浴槽28に隣接してフリースペ
ース32iが設けられているが、洗い場30に隣接してこの
フリースペース32iを設けても良い。この場合には、こ
のフリースペースを脱衣室として利用することもでき
る。
この防水パン32Bを用いた浴室・サウナユニット100の内
部構成を第8図に示す。また、この浴室・サウナユニッ
ト100の下側にトイレ・洗面・シャワーユニット102及び
トイレ・洗面・流しユニット104を設けた設置斜視図を
第9図に示す。
各ユニット100、102、104はそれぞれ3/4円形の外周壁10
6を備えると共に90度の角度で交叉する2枚の鉛直平面
壁108、110を備えている。各ユニットの鉛直平面壁10
8、110には出入口ドア109が設けられている。各ユニッ
ト100、102、104の中央部分にはセンターポール26が延
設されており、該センターポール26内に配管類が挿通さ
れている。
最も上段の浴室・サウナユニット100においては、フリ
ースペース32iにサウナ120が構成されている。第8図の
その他の構成は第2図と同様であり、同一部分は同一符
号をもって示されている。
このユニット100、102、104の連結体は、鉛直平面壁10
8、110が建築物本体72の外壁74、74Aに沿うように重ね
合わされて配設される。なお、第9図では外階段は省略
されており、もっぱらドア109を通して建築物本体72内
と往来する。
第9図のユニットルーム連結体においては、視界の範囲
がセンターポール112を中心として270度の範囲に広がっ
ており、きわめて展望が広い。
[効果] 以上の通り、本考案の防水パンによると、ゆったりとし
た入浴や、シャワー使用、身体洗いが可能である。ま
た、本考案によるとサウナや脱衣室を併設することも可
能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る防水パンを示す斜視図、
第2図、第3図及び第4図は施工後の状態を示す斜視図
である。第5図は別の実施例を示す平面図、第6図は第
5図のVI-VI線断面図である。第7図はさらに別の実施
例を示す斜視図、第8図及び第9図は施工後の状態を示
す斜視図である。 10……浴室ユニット、12……トイレ・洗面ユニット、14
……トイレ・流しユニット、28……浴槽、30……洗い
場、32、32A、32B……防水パン、100……浴室・サウナ
ユニット、102……トイレ・洗面・シャワーユニット、1
04……トイレ・洗面・流しユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 伊藤 弓子 愛知県常滑市鯉江本町3丁目6番地 株式 会社イナックス内 (72)考案者 伏見 珠代 愛知県常滑市鯉江本町3丁目6番地 株式 会社イナックス内 (72)考案者 松本 尚子 愛知県常滑市鯉江本町3丁目6番地 株式 会社イナックス内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】半円形の防水パンであって、該半円と同心
    的に配設されたそれぞれ四分円状の浴槽及び洗い場を有
    する防水パン。
  2. 【請求項2】3/4円形の防水パンであって、該3/4円と同
    心的に配設されたそれぞれ四分円状の浴槽、洗い場及び
    フリースペースを有する防水パン。
JP10576689U 1989-09-08 1989-09-08 防水パン Expired - Lifetime JPH072760Y2 (ja)

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JP10576689U JPH072760Y2 (ja) 1989-09-08 1989-09-08 防水パン

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JPH0346571U JPH0346571U (ja) 1991-04-30
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