JP2002147034A - 部屋構造 - Google Patents

部屋構造

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JP2002147034A
JP2002147034A JP2000346892A JP2000346892A JP2002147034A JP 2002147034 A JP2002147034 A JP 2002147034A JP 2000346892 A JP2000346892 A JP 2000346892A JP 2000346892 A JP2000346892 A JP 2000346892A JP 2002147034 A JP2002147034 A JP 2002147034A
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JP
Japan
Prior art keywords
floor
space
living room
room
kitchen
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000346892A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitomi Sasaki
ひとみ 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】解放感のある空間を構成するとともに、優れた
居住性を確保することができる部屋構造を提供する。 【解決手段】一階土間10から二階11へと吹き抜けら
れた吹き抜け空間1を有する部屋構造であって、吹き抜
け空間1に面する二階11の居間2およびキッチン3と
吹き抜け空間1との間に、透明壁体4が設けられてなる
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅建物の部屋構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、住宅建物の内部に、一階の居間
から、二階へと吹き抜ける吹き抜け空間を設けること
で、居間の縦方向に空間の広がりを持たせるといったこ
とが行われている。
【0003】従来より、このような吹き抜け空間と、こ
の吹き抜け空間に面する二階部分とは、間仕切り壁によ
って完全に仕切られるか、手摺り壁を介して互いに連通
する空間を構成するようになされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、吹き抜け空間
と二階部分とを、間仕切り壁によって完全に仕切ってし
まった場合、二階部分は、吹き抜け空間と全く関係の無
い空間となってしまうこととなる。
【0005】また、吹き抜け空間と二階部分とを、手摺
り壁を介して互いに連通する空間に構成した場合、二階
部分は、一階と連続する空間となってしまうので、一階
の声が吹き抜け空間を介して二階に響いたり、一階の食
事の匂いが吹き抜け空間を介して二階に上昇して充満し
たりすることとなる。
【0006】また、一階と二階とにわたる大空間が形成
されるため、空調する場合、各階ごとの個別空調ではな
く、建物全体の全体空調をしなければならないこととな
る。個別空調の場合、平面に広がった空間ではなく、縦
方向に異なった階層が広がっているため、一階に合わせ
て冷房または暖房すると、二階が暑く、二階に合わせて
冷房または暖房すると、一階が寒くなってしまうといっ
たことになる。
【0007】したがって、解放感のある大空間が得られ
るものの、二階に設けられる居室のプライベート性や居
住性が充分に得られなくなる。
【0008】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、解放感のある空間を構成するとともに、優れ
た居住性を確保することができる部屋構造を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の部屋構造は、下層階から上層階へと吹き抜け
られた吹き抜け空間を有する部屋構造であって、吹き抜
け空間に面する上層階の居室空間と吹き抜け空間との間
の少なくとも一部分に、透明の壁体が設けられてなるも
のである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0011】図1および図2は、住宅の二階11に構成
された部屋構造の全体構成の概略を示し、図3は同部屋
構造の要部を示している。
【0012】すなわち、この部屋構造は、一階土間10
から二階11に吹き抜けられた吹き抜け空間1と、この
二階11の吹き抜け空間1に面する居間2およびキッチ
ン3との間に、透明壁体4が設けられている。
【0013】吹き抜け空間1は、幅W方向に隣接した位
置に居間2が設けられている。吹き抜け空間1を挟んで
居間2と対向する位置には、キッチン3が設けられてい
る。吹き抜け空間1の奥行きD方向に隣接した位置に
は、居間2とキッチン3との間をつなぐ廊下5が設けら
れている。吹き抜け空間1を挟んで廊下5と対向する位
置には、屋外に面する窓6が設けられている。
【0014】居間2と吹き抜け空間1との間には、吹き
抜け空間1の一階土間10と居間2との間を昇降する階
段12が設けられている。居間2は、この階段12の昇
降口21に隣接した位置にテーブルボード22が設けら
れている。また、居間2と吹き抜け空間1との間は、階
段12の昇降口21から、奥行きD方向に沿った廊下5
側に通常の間仕切り壁7が設けられ、それ以外の部分に
は、床面から天井面にわたって透明壁体4が設けられて
いる。
【0015】この居間2は、二階11の高さレベルより
も若干低く構成されており、三段ぶんの階段23を昇降
して廊下5との間を行き来できるようになされている。
【0016】キッチン3と吹き抜け空間1との間には、
床面から天井面にわたって透明壁体4が全体的に設けら
れている。
【0017】廊下5と吹き抜け空間1との間には、通常
の間仕切り壁7が設けられている。この廊下5は、吹き
抜け空間1と反対側の奥行きD方向に隣接する位置にテ
ラス81、エレベーター82が設けられている。また、
エレベーター82の幅W方向にに隣接して洗面所83が
設けられ、この洗面所83のさらに幅W方向に隣接した
位置に書斎84が設けられている。
【0018】透明壁体4としては、特に限定されるもの
ではなく、ガラス、樹脂板などを使用することができ
る。また、これらの透明壁体4は、部分的または全体的
に着色されたものであってもよいし、部分的に曇り加工
されたものであってもよい。また、透明壁体4の一部分
が開閉できるようになされたものであってもよい。さら
に、透明壁体4は、床面から天井面にわたって全体的に
設けられるものに限定されるものではなく、通常の間仕
切り壁7の一部分に透明壁体4が設けられたものであっ
てもよい。
【0019】このようにして構成される部屋構造による
と、居間2から透明壁体4を介して吹き抜け空間1へと
視線が通り、しかも、この吹き抜け空間1からさらに透
明壁体4を介してキッチン3まで視線が通ることとな
る。
【0020】したがって、居間2は、吹き抜け空間1を
介して一階土間10およびキッチン3への視線の抜けが
良く、解放感のある居住空間が得られることとなる。同
様に、キッチン3からも吹き抜け空間1を介して一階土
間10および居間2への視線の抜けがよく、解放感のあ
る居住空間が得られることとなる。また、一階土間10
からも、吹き抜け空間1を介して居間2およびキッチン
3への視線の抜けが良く、解放感のある居住空間が得ら
れることとなる。
【0021】このように、吹き抜け空間1を介して隣接
する一階土間10、居間2、キッチン3は、相互に視線
の抜けがよく、一体に構成されたかのような解放感のあ
る大空間となる。
【0022】また、吹き抜け空間1と居間2との間、吹
き抜け空間1とキッチン3との間には、それぞれ透明壁
体4が設けられ、視覚的に大空間であっても、吹き抜け
空間1と居間2とキッチン3とがそれぞれ仕切られた状
態となるので、これらの空間を空調制御する場合、それ
ぞれの仕切られた各空間を個別に空調制御することがで
きることとなる。特に、一階土間10と、居間2および
キッチン3とでは、階層が異なるため、一体の大空間と
なされているような場合には、この空間全体の空気をフ
ァン(図示省略)などで攪拌しながら温度差を生じない
ように空調制御する必要を生じるが、この部屋構造の場
合には、透明壁体4によって各空間毎に空調制御できる
ので、快適な室温に制御することができることとなる。
【0023】また、キッチン3で調理しているような場
合であっても、その調理の煙や匂いが、吹き抜け空間1
を介して居間2や一階土間10に充満するといったこと
も無く、各空間毎に快適に過ごすことができる。
【0024】なお、本実施の形態では、吹き抜け空間1
と廊下5との間は、通常の間仕切り壁7によって仕切ら
れているが、この部分についても、間仕切り壁7に替え
て透明壁体4が設けられていてもよい。
【0025】また、本実施の形態では、吹き抜け空間1
と居間2との間、吹き抜け空間1とキッチン3との間の
それぞれに透明壁体4が設けられ、吹き抜け空間1を介
して居間2とキッチン3との間が見通せるようになされ
ているが、いずれか一方の透明壁体4に替えて、通常の
間仕切り壁7が設けられたものであってもよい。ただ
し、本実施の形態のように吹き抜け空間1を挟んで対向
する居間2とキッチン3との間のそれぞれに透明壁体4
を設けた場合、視線の抜ける距離が長く確保できるの
で、非常に解放感のある空間を構成することができる。
【0026】さらに、この部屋構造の吹き抜け空間1
は、一階土間10から二階11に吹き抜けるようになさ
れているが、二階11から三階に吹き抜けるようになさ
れたものであってもよいし、三階層以上の多層階にわた
って吹き抜けるように構成されたものであってもよい。
また、吹き抜け空間1の下は、一階土間10となされて
いるが、この吹き抜け空間1の下は、特に本実施の形態
のような土間10に限定されるものではなく、居間、玄
関ホール、などであってもよい。さらに、透明壁体4を
介して吹き抜け空間1に隣接する居室としては、居間2
やキッチン3に限定されるものではなく、洋室、和室、
二階玄関ホール、寝室、書斎などであってもよい。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、吹
き抜け空間と、この吹き抜け空間に面する上層階とは、
透明の壁体によって閉ざされた別空間となるが、視覚的
には連続する開放感のある空間となる。したがって、住
宅内における視線の抜けを確保して開放感のある空間を
構成できるとともに、空調制御などを容易に行うことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る部屋構造が設けられた二階部分の
間取りを示すプラン図
【図2】同図1に示す一階部分のプラン図である。
【図3】図1および図2に示す部屋構造における要部を
示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1 吹き抜け空間 10 一階土間 11 二階 2 居間 3 キッチン 4 透明壁体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下層階から上層階へと吹き抜けられた吹
    き抜け空間を有する部屋構造であって、 吹き抜け空間に面する上層階の居室空間と吹き抜け空間
    との間の少なくとも一部分に、透明の壁体が設けられて
    なることを特徴とする部屋構造。
JP2000346892A 2000-11-14 2000-11-14 部屋構造 Pending JP2002147034A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007023652A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Misawa Homes Co Ltd 仕切壁および建物
JP2007162391A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Misawa Homes Co Ltd 建物の間仕切り構造
JP2008190203A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Misawa Homes Co Ltd 建物
JP2008190202A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Misawa Homes Co Ltd 建物
JP2008285825A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Misawa Homes Co Ltd 建物

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