JPH0672457B2 - 住宅ユニット - Google Patents
住宅ユニットInfo
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- JPH0672457B2 JPH0672457B2 JP13746587A JP13746587A JPH0672457B2 JP H0672457 B2 JPH0672457 B2 JP H0672457B2 JP 13746587 A JP13746587 A JP 13746587A JP 13746587 A JP13746587 A JP 13746587A JP H0672457 B2 JPH0672457 B2 JP H0672457B2
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Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
- Catching Or Destruction (AREA)
- Harvester Elements (AREA)
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、複数連結させることにより住宅を構成する住
宅ユニットに関する。
宅ユニットに関する。
(従来の技術) 従来の、住宅ユニットとしては、例えば、特公昭51-148
06号公報等に記載されているように、柱と梁とによって
構成された鉄骨構造体に、天井材及び床材や壁材が固定
された箱形のものが知られている。
06号公報等に記載されているように、柱と梁とによって
構成された鉄骨構造体に、天井材及び床材や壁材が固定
された箱形のものが知られている。
この従来の住宅ユニットは、外壁や内壁の他、長屋や共
同住宅の界壁を構成する界壁材も含めて壁材が、取付強
度の問題から柱や大梁に固定されて、住宅ユニットの側
面に配置されていた。従って、共同住宅などの界壁を構
成していくにあたっては、界壁材が設けられている二つ
の住宅ユニットを、各ユニットの界壁材が互いに対向す
るように隣接して配置させることにより、両住宅ユニッ
ト間に立設されるものであった。
同住宅の界壁を構成する界壁材も含めて壁材が、取付強
度の問題から柱や大梁に固定されて、住宅ユニットの側
面に配置されていた。従って、共同住宅などの界壁を構
成していくにあたっては、界壁材が設けられている二つ
の住宅ユニットを、各ユニットの界壁材が互いに対向す
るように隣接して配置させることにより、両住宅ユニッ
ト間に立設されるものであった。
(発明が解決しようとする問題点) 従来は、このように、界壁が側面に設けられている住宅
ユニットを用いてユニット住宅を構成していたために、
界壁を常に住宅ユニット間にしか配置させることができ
ず、このことが住宅のプランをたてる上での大きな制約
となっていた。即ち、住宅ユニットからなる共同住宅な
どにおけるプランのバリエーションを乏しいものにして
いた。
ユニットを用いてユニット住宅を構成していたために、
界壁を常に住宅ユニット間にしか配置させることができ
ず、このことが住宅のプランをたてる上での大きな制約
となっていた。即ち、住宅ユニットからなる共同住宅な
どにおけるプランのバリエーションを乏しいものにして
いた。
例えば、界壁によって隔てられる両側の住居空間と共に
接する位置に、階段等のような共有空間を設ける場合に
は、その両側の居住空間を左右対称の等しい平面形状に
確保しようとすると、特公昭51-14806号公報に示すよう
に、共有空間を外壁の外に出っ張らせて設けなければな
らなかった。これは、外観的にみばえの悪いものであ
り、また、敷地の形状によっては共有空間を住宅の外に
出っ張らせること自体が不可能な場合も生じさせるもの
あった。
接する位置に、階段等のような共有空間を設ける場合に
は、その両側の居住空間を左右対称の等しい平面形状に
確保しようとすると、特公昭51-14806号公報に示すよう
に、共有空間を外壁の外に出っ張らせて設けなければな
らなかった。これは、外観的にみばえの悪いものであ
り、また、敷地の形状によっては共有空間を住宅の外に
出っ張らせること自体が不可能な場合も生じさせるもの
あった。
また、共有空間01を、住宅の外壁02から外に出っ張らな
いように、住宅ユニット03,03間に配設すると、界壁04
の両側の住居空間05,06を左右対称の等しいプランとす
るのは不可能となっていた(第9図参照)。
いように、住宅ユニット03,03間に配設すると、界壁04
の両側の住居空間05,06を左右対称の等しいプランとす
るのは不可能となっていた(第9図参照)。
また、界壁はその性質から強度、遮音性、防火性の優れ
たものでなければならなかった。
たものでなければならなかった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上述のような問題点を解決することを目的と
してなされたもので、この目的達成のために、本発明で
は、柱と梁とで組まれた鉄骨構造体に、界壁が固定され
ている住宅ユニットにおいて、住宅ユニットの対向する
大梁間に小梁が架設されて天井裏空間が形成され、前記
界壁が、住宅ユニット内部空間を横に分割して柱と柱の
中間位置に配置され、かつ、界壁のうち、天井裏空間を
仕切る位置に配設されている天井裏界壁が、前記大梁間
に架設されている小梁に対して、固定されている手段と
した。
してなされたもので、この目的達成のために、本発明で
は、柱と梁とで組まれた鉄骨構造体に、界壁が固定され
ている住宅ユニットにおいて、住宅ユニットの対向する
大梁間に小梁が架設されて天井裏空間が形成され、前記
界壁が、住宅ユニット内部空間を横に分割して柱と柱の
中間位置に配置され、かつ、界壁のうち、天井裏空間を
仕切る位置に配設されている天井裏界壁が、前記大梁間
に架設されている小梁に対して、固定されている手段と
した。
(作用) 本発明の住宅ユニットにあっては、界壁が柱と柱の中間
位置に配置されているために、この界壁によってユニッ
ト内部空間を二つの住居に分割することができる。しか
も天井裏界壁が大梁間に架設された小梁に対して固定さ
れ、強度の大きいものになっている。
位置に配置されているために、この界壁によってユニッ
ト内部空間を二つの住居に分割することができる。しか
も天井裏界壁が大梁間に架設された小梁に対して固定さ
れ、強度の大きいものになっている。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
まず、第1図〜第6図に示す第1実施例のユニット住宅
について、その構成を説明する。
について、その構成を説明する。
このユニット住宅は、第1図に示すように、十の箱形の
住宅ユニットA(A1,A2,A3………A10)が、上下二段
にコの字形の配列で連結されると共に、その上に屋根B
が載せられて構成された二階建のユニット住宅である。
住宅ユニットA(A1,A2,A3………A10)が、上下二段
にコの字形の配列で連結されると共に、その上に屋根B
が載せられて構成された二階建のユニット住宅である。
各住宅ユニットAは、第5図、第6図に示すように、柱
11と天井梁12及び床梁13とによって構成された鉄骨構造
体10を有している。鉄骨構造体10に、第3図に示すよう
に、天井材20及び床材30が取り付けられ、これらの天井
材20と床材30とによって内部空間が天井裏空間aと居室
空間bと床下空間cとに仕切られている。尚、前記天井
梁12は、枠組となる天井大梁121と、該天井大梁121,121
間に所定間隔毎に架設されて補強梁となる複数の天井小
梁122とで構成されており、また、前記床梁13も同様に
床大梁131と複数の床小梁132とで構成されている。
11と天井梁12及び床梁13とによって構成された鉄骨構造
体10を有している。鉄骨構造体10に、第3図に示すよう
に、天井材20及び床材30が取り付けられ、これらの天井
材20と床材30とによって内部空間が天井裏空間aと居室
空間bと床下空間cとに仕切られている。尚、前記天井
梁12は、枠組となる天井大梁121と、該天井大梁121,121
間に所定間隔毎に架設されて補強梁となる複数の天井小
梁122とで構成されており、また、前記床梁13も同様に
床大梁131と複数の床小梁132とで構成されている。
更に、これらの住宅ユニットAのうち、後中央位置に配
設された上下二個の住宅ユニットA3,A8は、第1図及び
第4図に示すように、その中央位置前後方向に界壁40,5
0が立設されている。尚、屋根材61と上階の住宅ユニッ
トA3との間の小屋裏空間dにも、前記住宅ユニットA3,
A8の界壁40,50の上方位置に、この小屋裏空間dを仕切
る小屋裏界壁60が立設されている。
設された上下二個の住宅ユニットA3,A8は、第1図及び
第4図に示すように、その中央位置前後方向に界壁40,5
0が立設されている。尚、屋根材61と上階の住宅ユニッ
トA3との間の小屋裏空間dにも、前記住宅ユニットA3,
A8の界壁40,50の上方位置に、この小屋裏空間dを仕切
る小屋裏界壁60が立設されている。
前記界壁40,50は、上下階の住宅ユニットAの内部空間
を左右対称に二等分し、上下階をそれぞれ二戸の住居に
仕切るものである。
を左右対称に二等分し、上下階をそれぞれ二戸の住居に
仕切るものである。
まず、上階の住宅ユニットA3の界壁50について説明す
る。
る。
この界壁50は、第2図及び第3図に示すように、天井裏
空間aを仕切る天井裏界壁51と、居室空間bを仕切る居
室界壁52と、床下空間cを仕切る床下界壁53とに分割さ
れている。
空間aを仕切る天井裏界壁51と、居室空間bを仕切る居
室界壁52と、床下空間cを仕切る床下界壁53とに分割さ
れている。
これらの天井裏界壁51及び床下界壁53は、更に、第2図
に示すように、左右二つの部材(一部材が幅約1800mm)
に分割されている。それぞれの天井裏界壁51及び床下界
壁53は、第3図に示すように、中央に配置される壁枠51
1,531と、その両側に固定される補強パネル512,532と、
前記壁枠511,531及び補強パネル512,532を挟んでその両
側に固定される壁パネル513,533とで構成されている。
に示すように、左右二つの部材(一部材が幅約1800mm)
に分割されている。それぞれの天井裏界壁51及び床下界
壁53は、第3図に示すように、中央に配置される壁枠51
1,531と、その両側に固定される補強パネル512,532と、
前記壁枠511,531及び補強パネル512,532を挟んでその両
側に固定される壁パネル513,533とで構成されている。
また、居室界壁52は、第2図に示すように、左右四つの
部材(一部材が幅約900mm)に分割され、それぞれが、
第3図に示すように、所定間隔を置いて対向して配置さ
れている壁枠521と、その壁枠521を挟んでその両側に固
定される壁パネル522とで構成されている。
部材(一部材が幅約900mm)に分割され、それぞれが、
第3図に示すように、所定間隔を置いて対向して配置さ
れている壁枠521と、その壁枠521を挟んでその両側に固
定される壁パネル522とで構成されている。
尚、前記壁パネル513,533,522は、二枚の石膏ボードの
間に亜鉛鉄板を介在させて形成されている。また、これ
らの材料によって形成された天井裏界壁51及び床下界壁
53と居室界壁52とは、所定の遮音性能及び耐火性能を有
している。
間に亜鉛鉄板を介在させて形成されている。また、これ
らの材料によって形成された天井裏界壁51及び床下界壁
53と居室界壁52とは、所定の遮音性能及び耐火性能を有
している。
前記天井裏界壁51は、第5図に示すように、対向する天
井大梁121,121間の中央位置に配置され、天井小梁122に
対して交差状態で固定されるもので、その上面には、天
井小梁122に嵌合する嵌合溝514が等間隔毎に形成されて
おり、また、その左右端には、天井裏界壁51と天井大梁
121との間に形成される隙間を塞ぐ端カバー515が設けら
れる。尚、前記嵌合溝514は、天井小梁122の外周形状と
ほぼ同一形状に形成されている。
井大梁121,121間の中央位置に配置され、天井小梁122に
対して交差状態で固定されるもので、その上面には、天
井小梁122に嵌合する嵌合溝514が等間隔毎に形成されて
おり、また、その左右端には、天井裏界壁51と天井大梁
121との間に形成される隙間を塞ぐ端カバー515が設けら
れる。尚、前記嵌合溝514は、天井小梁122の外周形状と
ほぼ同一形状に形成されている。
前記床下界壁53は、第5図に示すように、対向する床大
梁131間の中央位置に配置され、床小梁132に対して交差
状態で固定されるもので、前記天井裏界壁51と同様、そ
の下面に、床小梁132に嵌合する嵌合溝534が等間隔毎に
形成されており、その左右端には、床下界壁53と床大梁
131との間に形成される隙間を塞ぐ端カバー535が設けら
れる。尚、この嵌合溝534は、床小梁132の外周形状とほ
ぼ同一形状に形成されている。
梁131間の中央位置に配置され、床小梁132に対して交差
状態で固定されるもので、前記天井裏界壁51と同様、そ
の下面に、床小梁132に嵌合する嵌合溝534が等間隔毎に
形成されており、その左右端には、床下界壁53と床大梁
131との間に形成される隙間を塞ぐ端カバー535が設けら
れる。尚、この嵌合溝534は、床小梁132の外周形状とほ
ぼ同一形状に形成されている。
前記居室界壁52は、第2図に示すように、柱11間の中央
位置に配置され、上端が前記天井裏界壁51の下面に固定
されると共に、下端が前記床下界壁53の上面に固定され
るものである。
位置に配置され、上端が前記天井裏界壁51の下面に固定
されると共に、下端が前記床下界壁53の上面に固定され
るものである。
従って、上階の住宅ユニットA3に界壁50を立設させる際
には、まず、鉄骨構造体10が組み上がる前の、天井大梁
121と天井小梁122のみが結合されている天井パネルの状
態の時に、その天井パネルを、鉄骨構造体10として組み
立てられた際に下面となる側を上側にして、その上側に
配置された面に対して天井裏界壁51を固定する。この天
井裏界壁51を天井小梁122に固定する際には、まず、天
井小梁122に対して直交方向に天井裏界壁51を配置し、
その嵌合溝514が天井小梁122に嵌合するように天井小梁
122の中央位置に差し込む。このように仮止めした状態
で、天井裏界壁51を天井小梁122に対して釘打ち固定し
て強固に取付ける。尚、端カバー515は、天井裏界壁51
を天井小梁122に固定した後に、天井裏界壁51に対して
固定する。ここで、この嵌合溝514が天井小梁122の外周
形状とほぼ同一形状に形成されていることから、この固
定状態において、天井裏界壁51の上面と天井小梁122の
上面とは同一平面上に配置されることになる。
には、まず、鉄骨構造体10が組み上がる前の、天井大梁
121と天井小梁122のみが結合されている天井パネルの状
態の時に、その天井パネルを、鉄骨構造体10として組み
立てられた際に下面となる側を上側にして、その上側に
配置された面に対して天井裏界壁51を固定する。この天
井裏界壁51を天井小梁122に固定する際には、まず、天
井小梁122に対して直交方向に天井裏界壁51を配置し、
その嵌合溝514が天井小梁122に嵌合するように天井小梁
122の中央位置に差し込む。このように仮止めした状態
で、天井裏界壁51を天井小梁122に対して釘打ち固定し
て強固に取付ける。尚、端カバー515は、天井裏界壁51
を天井小梁122に固定した後に、天井裏界壁51に対して
固定する。ここで、この嵌合溝514が天井小梁122の外周
形状とほぼ同一形状に形成されていることから、この固
定状態において、天井裏界壁51の上面と天井小梁122の
上面とは同一平面上に配置されることになる。
次に、鉄骨構造体10を組み上げた後に、床下界壁53を床
小梁132に固定する。この床下界壁53は、嵌合溝534が床
小梁132に嵌合するように床小梁132の上からその中央位
置に落とし込んで仮止めした後、床小梁132に対して釘
打ち固定されて強固に取付けられるものである。ここ
で、この嵌合溝534が床小梁132の外周形状とほぼ同一形
状に形成されていることから、この固定状態において、
床下界壁53の下面と床小梁132の下面とは同一平面上に
配置されることになる。
小梁132に固定する。この床下界壁53は、嵌合溝534が床
小梁132に嵌合するように床小梁132の上からその中央位
置に落とし込んで仮止めした後、床小梁132に対して釘
打ち固定されて強固に取付けられるものである。ここ
で、この嵌合溝534が床小梁132の外周形状とほぼ同一形
状に形成されていることから、この固定状態において、
床下界壁53の下面と床小梁132の下面とは同一平面上に
配置されることになる。
最後に、居室界壁52を、前記天井裏界壁51と床下界壁53
との間に立設して界壁50は完成する。ここで、居室界壁
52と天井材20との僅かな隙間には、シール材523が取り
付けられる。
との間に立設して界壁50は完成する。ここで、居室界壁
52と天井材20との僅かな隙間には、シール材523が取り
付けられる。
尚、上述のように、鉄骨構造体10を組み上げる前の天井
パネルの状態で天井裏界壁51を天井小梁122に固定する
ことにより、取付強度及び作業効率の向上を図ることが
できるが、この天井裏界壁51は、鉄骨構造体10を組み上
げた後に固定してもよいものである。
パネルの状態で天井裏界壁51を天井小梁122に固定する
ことにより、取付強度及び作業効率の向上を図ることが
できるが、この天井裏界壁51は、鉄骨構造体10を組み上
げた後に固定してもよいものである。
次に、下階の住宅ユニットA8の界壁40について説明す
る。
る。
この界壁40は、第6図に示すように、天井裏空間aを仕
切る天井裏界壁41と、居室空間bを仕切る居室界壁42と
に分割されており、更に、上階の住宅ユニットA3と同様
に、天井裏界壁41は、左右二つの部材に分割され、居室
界壁42は、左右四つの部材に分割されている。
切る天井裏界壁41と、居室空間bを仕切る居室界壁42と
に分割されており、更に、上階の住宅ユニットA3と同様
に、天井裏界壁41は、左右二つの部材に分割され、居室
界壁42は、左右四つの部材に分割されている。
前記天井裏界壁41は、壁枠411と補強パネル412と壁パネ
ル413とで構成され、第6図に示すように、対向する天
井大梁131,131間の中央位置に配置され、天井小梁122に
対して固定されるもので、その下面には、天井小梁122
に嵌合する嵌合溝413が等間隔毎に形成されており、ま
た、その左右端には、端カバー414が設けられている。
また、415は溝カバーであって、この溝カバー415は、第
2図に示すように、天井裏界壁41と嵌合溝413に固定さ
れ、天井裏界壁41と下階の住宅ユニットA8の居室界壁52
との間に形成される隙間を塞ぐものである。
ル413とで構成され、第6図に示すように、対向する天
井大梁131,131間の中央位置に配置され、天井小梁122に
対して固定されるもので、その下面には、天井小梁122
に嵌合する嵌合溝413が等間隔毎に形成されており、ま
た、その左右端には、端カバー414が設けられている。
また、415は溝カバーであって、この溝カバー415は、第
2図に示すように、天井裏界壁41と嵌合溝413に固定さ
れ、天井裏界壁41と下階の住宅ユニットA8の居室界壁52
との間に形成される隙間を塞ぐものである。
前記居室界壁42については、上階ユニットA3の居室界壁
52と構成が同じであるため、説明を省略する。尚、第3
図中、421は壁枠、422は壁パネル、423はシール材であ
る。
52と構成が同じであるため、説明を省略する。尚、第3
図中、421は壁枠、422は壁パネル、423はシール材であ
る。
従って、上階の住宅ユニットA8に界壁40を立設させる際
には、まず、天井裏界壁41を天井小梁122に固定する。
この天井裏界壁41を天井小梁122に固定する際には、ま
ず、天井小梁122に対して直交方向に天井裏界壁41を配
置し、その嵌合溝413が天井小梁122に嵌合するように天
井小梁122の中央位置に差し込む。そして、天井裏界壁4
1の下面から天井小梁122に対して釘打ち固定して強固に
取付ける。このように天井裏界壁41を固定した後に、天
井裏界壁41の左右端に端カバー414を固定すると共に、
嵌合溝413に溝カバー415を固定する。
には、まず、天井裏界壁41を天井小梁122に固定する。
この天井裏界壁41を天井小梁122に固定する際には、ま
ず、天井小梁122に対して直交方向に天井裏界壁41を配
置し、その嵌合溝413が天井小梁122に嵌合するように天
井小梁122の中央位置に差し込む。そして、天井裏界壁4
1の下面から天井小梁122に対して釘打ち固定して強固に
取付ける。このように天井裏界壁41を固定した後に、天
井裏界壁41の左右端に端カバー414を固定すると共に、
嵌合溝413に溝カバー415を固定する。
次に、居室界壁42を、天井裏界壁41と床材30との間に立
設し、その上端を天井裏界壁41に固定すると共に、下端
を床材30に固定する。
設し、その上端を天井裏界壁41に固定すると共に、下端
を床材30に固定する。
上述のように、上階の住宅ユニットA8の天井裏界壁51及
び床下界壁53、また、下階の住宅ユニットA3の天井裏界
壁41は、それぞれ、天井小梁122あるいは床小梁132に対
して交差する方向に配置して差し込みにより仮止めされ
た状態で釘固定されるので、重量のある界壁を手で支え
て釘打ちしなくてよいことから、この固定作業は効率よ
く行うことができる。
び床下界壁53、また、下階の住宅ユニットA3の天井裏界
壁41は、それぞれ、天井小梁122あるいは床小梁132に対
して交差する方向に配置して差し込みにより仮止めされ
た状態で釘固定されるので、重量のある界壁を手で支え
て釘打ちしなくてよいことから、この固定作業は効率よ
く行うことができる。
尚、小屋裏空間dに立設される小屋裏界壁60は、第2図
に示すように、上面が屋根Bの傾斜に応じて傾斜面に形
成された、略三角形状のものである。
に示すように、上面が屋根Bの傾斜に応じて傾斜面に形
成された、略三角形状のものである。
このようにして工場で組み立てられた住宅ユニットA
は、現場において、まず、下階の住宅ユニットA1……A5
を基礎に据え付け、次に、上階の住宅ユニットA6……A
10を下階の住宅ユニットA1……A5の上に載せ、そして、
上階の住宅ユニットA6……A10の上に屋根Bが載せられ
る。そして、界壁40,50を隔てた両側の居住空間と接す
るように住宅ユニットA1,A5間には、全ての居住者が共
同で使用することができる階段スペースCが形成され、
ユニット住宅として完成する。
は、現場において、まず、下階の住宅ユニットA1……A5
を基礎に据え付け、次に、上階の住宅ユニットA6……A
10を下階の住宅ユニットA1……A5の上に載せ、そして、
上階の住宅ユニットA6……A10の上に屋根Bが載せられ
る。そして、界壁40,50を隔てた両側の居住空間と接す
るように住宅ユニットA1,A5間には、全ての居住者が共
同で使用することができる階段スペースCが形成され、
ユニット住宅として完成する。
ここで、下階の住宅ユニットA8の天井裏界壁41と、上階
の住宅ユニットA3の床下界壁53との間及び、上階の住宅
ユニットA3の天井裏界壁51と、小屋裏界壁60との間及
び、屋根材61と小屋裏界壁60との間にはスペーサ70が介
在される。
の住宅ユニットA3の床下界壁53との間及び、上階の住宅
ユニットA3の天井裏界壁51と、小屋裏界壁60との間及
び、屋根材61と小屋裏界壁60との間にはスペーサ70が介
在される。
これらのスペーサ70は、伸縮性を有する岩綿保温板71の
片面に亜鉛鉄板72が張設されたもので、上方からの荷重
により収縮して、このスペーサ70を介在させた上下の部
材を互いに密着させるものである。
片面に亜鉛鉄板72が張設されたもので、上方からの荷重
により収縮して、このスペーサ70を介在させた上下の部
材を互いに密着させるものである。
また、ユニット住宅完成状態において、下階の住宅ユニ
ットA6……A10の天井裏空間aと、上階の住宅ユニットA
6……A10の床下空間c及び上階の住宅ユニットA6……A
10の天井裏空間aと小屋裏空間dとは、第3図に示すよ
うに、互いに連続する。
ットA6……A10の天井裏空間aと、上階の住宅ユニットA
6……A10の床下空間c及び上階の住宅ユニットA6……A
10の天井裏空間aと小屋裏空間dとは、第3図に示すよ
うに、互いに連続する。
このように、住宅ユニットA及び屋根Bを組み上げて完
成されたユニット住宅は、下階の住宅ユニットA6……A
10の床材30の上面から屋根材61の下面に亘って、住宅の
中央位置で、界壁40,50,60によって左右に仕切られてお
り、これらの界壁40,50,60を隔てた両側の住居は、第4
図に示すように、左右対称のプランに形成されている。
成されたユニット住宅は、下階の住宅ユニットA6……A
10の床材30の上面から屋根材61の下面に亘って、住宅の
中央位置で、界壁40,50,60によって左右に仕切られてお
り、これらの界壁40,50,60を隔てた両側の住居は、第4
図に示すように、左右対称のプランに形成されている。
従って、本実施例の住宅ユニットAを用いることによっ
て、第4図に示すように、共有空間が外壁80から外に出
っ張らないように配設され、しかも、界壁40,50によっ
てその両側の居住空間bが左右対称のプランに形成され
たユニット住宅を構成することができる。
て、第4図に示すように、共有空間が外壁80から外に出
っ張らないように配設され、しかも、界壁40,50によっ
てその両側の居住空間bが左右対称のプランに形成され
たユニット住宅を構成することができる。
尚、このようなプランがたてられることは、アパート等
のような集合住宅を構成するのに最適である。
のような集合住宅を構成するのに最適である。
次に、第7図及び第8図に示す第2実施例について説明
する。
する。
尚、第2実施例を説明するにあたり、第1実施例と同様
の構成には同じ符号を付けて説明を省略する。また、作
用についても第1実施例と同様の作用は説明を省略す
る。
の構成には同じ符号を付けて説明を省略する。また、作
用についても第1実施例と同様の作用は説明を省略す
る。
この実施例は、下階の住宅ユニットA8において、鉄骨構
造体10に対する天井裏界壁43の固定手段が、第1実施例
と異なるものである。
造体10に対する天井裏界壁43の固定手段が、第1実施例
と異なるものである。
この鉄骨構造体10は、天井大梁121,121間の中央位置に
一貫したスリット14が形成されるように、二方向の天井
小梁126,127が設けられており、そのスリット14の両側
には係止棒141が固定されている。また、天井裏界壁43
の両側面にも、前記係止棒141に係合可能な係止棒431が
固定されている。
一貫したスリット14が形成されるように、二方向の天井
小梁126,127が設けられており、そのスリット14の両側
には係止棒141が固定されている。また、天井裏界壁43
の両側面にも、前記係止棒141に係合可能な係止棒431が
固定されている。
従って、天井裏界壁43を天井小梁126,126間のスリット1
4に上から挿入することにより、係止棒141,431同士が係
合して天井裏界壁43は天井小梁126に支持される。尚、
固定は、天井裏界壁43の係止棒431を天井小梁126の係止
棒141に釘止めして行われる。
4に上から挿入することにより、係止棒141,431同士が係
合して天井裏界壁43は天井小梁126に支持される。尚、
固定は、天井裏界壁43の係止棒431を天井小梁126の係止
棒141に釘止めして行われる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく本発明
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明
に含まれる。
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく本発明
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明
に含まれる。
例えば、実施例では、二階建のユニット住宅に適用した
例を示したが、一階建のユニット住宅でも、また、三階
建以上の住宅ユニットに適用してもよい。更に、従来の
ようなユニット側面に界壁材が配置されている住宅ユニ
ットと組み合わせてユニット住宅を構成することによ
り、更にプランのバリエーションを広げることができ
る。
例を示したが、一階建のユニット住宅でも、また、三階
建以上の住宅ユニットに適用してもよい。更に、従来の
ようなユニット側面に界壁材が配置されている住宅ユニ
ットと組み合わせてユニット住宅を構成することによ
り、更にプランのバリエーションを広げることができ
る。
また、界壁は、居室界壁と床下界壁が一体に形成されて
いるものであってもよい。
いるものであってもよい。
また、実施例では、上階の住宅ユニットの天井裏界壁の
みを天井小梁に対して下からの差込状態で固定したが、
下階の住宅ユニットの天井裏界壁も、天井小梁に対して
下からの差込状態で固定してもよい。
みを天井小梁に対して下からの差込状態で固定したが、
下階の住宅ユニットの天井裏界壁も、天井小梁に対して
下からの差込状態で固定してもよい。
また、界壁は、柱間の中央位置でなくても、柱と柱の中
間位置であれば、任意の位置に配置することができる。
間位置であれば、任意の位置に配置することができる。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明の住宅ユニットは界壁
が柱と柱の中間位置に配置されているにもかかわらず、
天井裏界壁が大梁間に架設された小梁に対して固定され
ているので、単に天井板に固定するのに比較し、界壁の
取付強度が大きいものとなり、しかも、本発明の住宅ユ
ニットを用いてユニット住宅を構成することにより、ユ
ニット住宅のプランのバリエーションを大幅に広げるこ
とができるという効果が得られる。
が柱と柱の中間位置に配置されているにもかかわらず、
天井裏界壁が大梁間に架設された小梁に対して固定され
ているので、単に天井板に固定するのに比較し、界壁の
取付強度が大きいものとなり、しかも、本発明の住宅ユ
ニットを用いてユニット住宅を構成することにより、ユ
ニット住宅のプランのバリエーションを大幅に広げるこ
とができるという効果が得られる。
例えば、界壁を、ユニット内部空間が横に均等に分割さ
れるように、柱間の中央位置に配置させて、その住宅ユ
ニットを住宅の中央に配設させて用いることにより、階
段等の共有空間が、外壁から出っ張らない位置で界壁の
両側の居住空間と接して設けられ、かつ、界壁の両側の
居住空間が左右対称である従来はできなかったプランの
ユニット住宅を提供することができる。
れるように、柱間の中央位置に配置させて、その住宅ユ
ニットを住宅の中央に配設させて用いることにより、階
段等の共有空間が、外壁から出っ張らない位置で界壁の
両側の居住空間と接して設けられ、かつ、界壁の両側の
居住空間が左右対称である従来はできなかったプランの
ユニット住宅を提供することができる。
第1図は本発明第1実施例の住宅ユニットを用いて構成
されたユニット住宅を示す全体斜視図、第2図は第1実
施例のユニット住宅の縦断面図、第3図は第2図のIII
−III断面図、第4図は第2図のIV−IV断面図、第5図
は第1実施例の住宅ユニットを示す斜視図、第6図は実
施例外の住宅ユニットを示す斜視図、第7図は第2実施
例の住宅ユニットの要部を示す斜視図、第8図は第2実
施例の住宅ユニットの要部を示す断面図、第9図は従来
の住宅ユニットを用いて構成されたユニット住宅を示す
平面図である。 A……住宅ユニット 10……鉄骨構造体 11……柱 12……梁 40,50……界壁 51……天井界壁 121……大梁 122……小梁
されたユニット住宅を示す全体斜視図、第2図は第1実
施例のユニット住宅の縦断面図、第3図は第2図のIII
−III断面図、第4図は第2図のIV−IV断面図、第5図
は第1実施例の住宅ユニットを示す斜視図、第6図は実
施例外の住宅ユニットを示す斜視図、第7図は第2実施
例の住宅ユニットの要部を示す斜視図、第8図は第2実
施例の住宅ユニットの要部を示す断面図、第9図は従来
の住宅ユニットを用いて構成されたユニット住宅を示す
平面図である。 A……住宅ユニット 10……鉄骨構造体 11……柱 12……梁 40,50……界壁 51……天井界壁 121……大梁 122……小梁
Claims (2)
- 【請求項1】柱と梁とで組まれた鉄骨構造体に、界壁が
固定されている住宅ユニットにおいて、住宅ユニットの
対向する大梁間に小梁が架設されて天井裏空間が形成さ
れ、 前記界壁が、住宅ユニット内部空間を横に分割して柱と
柱の中間位置に配置され、かつ、界壁のうち、天井裏空
間を仕切る位置に配設されている天井裏界壁が、前記大
梁間に架設されている小梁に対して、固定されているこ
とを特徴とする住宅ユニット。 - 【請求項2】天井裏界壁が小梁に対して交差状態に固定
されたものである特許請求の範囲第1項記載の住宅ユニ
ット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13746587A JPH0672457B2 (ja) | 1987-05-30 | 1987-05-30 | 住宅ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13746587A JPH0672457B2 (ja) | 1987-05-30 | 1987-05-30 | 住宅ユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63300138A JPS63300138A (ja) | 1988-12-07 |
| JPH0672457B2 true JPH0672457B2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=15199238
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13746587A Expired - Fee Related JPH0672457B2 (ja) | 1987-05-30 | 1987-05-30 | 住宅ユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0672457B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5588653B2 (ja) * | 2009-10-13 | 2014-09-10 | ミサワホーム株式会社 | ユニット式建物の改築方法 |
| JP7559446B2 (ja) * | 2020-09-07 | 2024-10-02 | 株式会社大林組 | 室、建築物及び室の構築方法 |
-
1987
- 1987-05-30 JP JP13746587A patent/JPH0672457B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63300138A (ja) | 1988-12-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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