JP2544818B2 - スキップフロア型工業化住宅 - Google Patents

スキップフロア型工業化住宅

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JP2544818B2 JP1302691A JP30269189A JP2544818B2 JP 2544818 B2 JP2544818 B2 JP 2544818B2 JP 1302691 A JP1302691 A JP 1302691A JP 30269189 A JP30269189 A JP 30269189A JP 2544818 B2 JP2544818 B2 JP 2544818B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ユニット工法による工業化住宅に係り、特
に、スキップフロア形式の工業化住宅に関する。
〔背景技術〕
第4図は、ユニット工法による工業化住宅の構成要素
となっている住宅ユニット1の骨組みを示し、この骨組
みは四隅の4本の柱2の上下端を各4本の上下梁3で結
合することにより構成され、骨組みに壁材、天井材、床
材等が取り付けられて住宅ユニット1は工場で生産され
る。このように予め工場で生産されかつ規格化された寸
法を有する複数の住宅ユニット1が、第5図の通り、建
設現場で前後、左右、上下組み合わせることにより工場
化住宅4が建てられる。第6図は基礎5上に建てられた
工業化住宅4を示す。
このように寸法が統一された複数の住宅ユニット1を
使用して第7図で示す従来のスキップフロア型の工業化
住宅6を建てる場合には、基礎5に他の部分よりも上下
寸法の大きい高立上部5Aを設け、スペース7を例えば駐
車スペースあるいは地面を堀り込んだ居室スペースにす
るためには、ここの部分にRC工法による在来工法でコン
クリート壁を設けていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ユニット工法による工業化住宅は、できるだけ多くの
作業を工場で終了してしまい、これにより工業化率を高
め、建設現場作業割合を低下させ、工期の短縮、コスト
の低減を図ることを主要目的としている。
しかし、第7図で示した従来のスキップフロア型工業
化住宅6では、スペース7を例えば駐車スペースあるい
は居室スペースとするための作業は、スペース7の周囲
に高立上部5Aが設けられていることによりユニット工法
で行うことができず、RC工法等の在来工法で行われてい
た。このため、ここの部分についての工場化が達成され
ておらず、工業化は不十分なものとなっていた。また、
基礎5に部分的に高立上部5Aを設けなければならないた
め、基礎5の施工作業が煩雑となり、手間のかかる作業
となっていた。
本発明の目的は、在来工法による作業が不要となり、
必要な作業を工場でできて工業化率を高められ、また、
基礎に高立上部を設けることが不要となり、基礎の施工
作業の簡単化も達成できるスキップフロア型工業化住宅
を提供するところにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るスキップフロア型工業化住宅は、工場で
生産された複数の箱型住宅ユニットを積み重ねることに
より構成されたユニット積重ブロックが同一高さレベル
とされた基礎上において水平方向に複数隣接配設され、
これらのユニット積重ブロックのうち少なくとも一個の
ユニット積重ブロックは標準サイズの住宅ユニットより
も高さ寸法がスキップフロア分小さい低住宅ユニットを
含んで構成されているとともに、この低住宅ユニットを
含んで構成されたユニット積重ブロックと、このユニッ
ト積重ブロックに隣接配設された他のユニット積重ブロ
ックとの間にスキップフロアが形成され、かつ、低住宅
ユニットとこの低住宅ユニットの上部および下部のいず
れか一方に組み合わされた標準サイズの住宅ユニットと
で吹き抜けが形成されていることを特徴とするものであ
る。
〔作用〕
このような本発明においては、低住宅ユニットの高さ
寸法を標準サイズの住宅ユニットよりもスキップフロア
分小さくしたため、この低住宅ユニットを含んで構成さ
れたユニット積重ブロックと、このユニット積重ブロッ
クに隣接する他のユニット積重ブロックとを同一高さレ
ベルとされた基礎上に配設すると、これらのユニット積
重ブロック間には標準サイズの住宅ユニットと低住宅ユ
ニットとの高さ寸法の差によりスキップフロアが形成さ
れる。
このため、スキップフロア型工業化住宅であっても基
礎に従来のような高立上部を設ける必要がなく、住宅内
の全ての居室スペース等を工場で生産された標準サイズ
の住宅ユニットおよび低住宅ユニットの組合せによるユ
ニット工法で形成可能になり、高い工業化率を達成可能
になる。
また、基礎に高立上部を設ける必要がないため、基礎
の施工作業を容易に行えるようになる。
そして、低住宅ユニットの内部空間とこの低住宅ユニ
ットに組み合わされた標準サイズの住宅ユニットの内部
空間とを互いに連通させることで吹き抜けが形成されい
ているため、この吹き抜け空間を大きな居室空間とする
ことのより、単体では天井の高さが低いために居室空間
としては使用できず、専ら収納スペースとしてしか用い
ることができなかった低住宅ユニットを、居室空間の一
部として用いることが可能になり、低住宅ユニットの有
効利用が図れるようになる。
〔実施例〕
第1図、第2図は本発明の第1、第2実施例に係るス
キップフロア型工業化住宅7,8を示す。これらの工業化
住宅7,8は、第4図〜第7図で示した住宅ユニット1、
すなわち統一された規格寸法で標準サイズとされた住宅
ユニット1と、第3図で示す骨組みを有する住宅ユニッ
ト9とを組み合わせることにより建てられている。
第3図で示す住宅ユニット9の骨組みは、住宅ユニッ
ト1と同様に、四隅の4本の柱10の上下端を各4本の上
下梁11で結合することにより構成され、又、この骨組み
に工場で壁材や天井材、床材等の必要な材料が取り付け
られて住宅ユニット9が作られ、住宅ユニット1と同様
に、必要な作業は工場で予め行われている。住宅ユニッ
ト9の前後方向および左右方向の寸法は住宅ユニット1
と同じであるが、上下方向の寸法は、スキップフロア型
工業化住宅7,8のスキップフロア高さ寸法分だけ住宅ユ
ニット1よりも小さく設定されており、図示例では住宅
ユニット9は住宅ユニット1の半分の上下寸法となって
いる。このため、住宅ユニット9は低住宅ユニットとな
っている。
以上のような標準サイズの住宅ユニット1と低住宅ユ
ニット9とを組み合わせることにより建てられるスキッ
プフロア型工業化住宅では各種のバリエーションの間取
り設計が可能となるが、第1図で示したスキップフロア
型工業化住宅7は、上下2段に重ねた住宅ユニット1の
上に低住宅ユニット9を載せた第1ユニット積重ブロッ
ク12と、低住宅ユニット9の上に住宅ユニット1を載せ
た第2ユニット積重ブロック13とで構成されている。こ
れら第1、第2ユニット積重ブロック12、13は同一高さ
レベルとされた基礎5上に隣接配設されている。第1ユ
ニット積重ブロック12の低住宅ユニット9は小屋裏用の
ものとなり、また第2ユニット積重ブロック13の低住宅
ユニット9と住宅ユニット1は吹き抜けとされ、これら
の住宅ユニットにより超高天井の下屋が設けられる。
第2図で示したスキップフロア型工業化住宅8は、住
宅ユニット1を上下2段に重れた第1ユニット積重ブロ
ック14と、低住宅ユニット9の上に住宅ユニット1を上
下2段にして載せ、さらにその上に低住宅ユニット9を
載せた第2ユニット積重ブロック15と、住宅ユニット1
を上下2段にして重ねた第3ユニット積重ブロック16と
からなる。これら第1〜第3ユニット積重ブロック14〜
16は同一高さレベルとされた基礎5上に隣接配設されて
いる。第1ユニット積重ブロック14における上の住宅ユ
ニット1により下屋が設けられ、第2ユニット積重ブロ
ック15における下の2個の低住宅ユニット9、住宅ユニ
ット1は吹き抜けとされ、その上の住宅ユニット1には
第1ユニット積重ブロック14の下屋に行くための階段17
が設けられ、その上低住宅ユニット9は下の住宅ユニッ
ト1と吹き抜けにされ、これにより階段17が配置された
部屋の天井高さが高くされている。
このような本発明によれば、低住宅ユニット9の高さ
寸法が標準サイズの住宅ユニット1よりもスキップフロ
ア分小さくなっているため、各々のスキップフロア型工
業化住宅7、8において、この低住宅ユニット9を含ん
で構成された第2ユニット積重ブロック13、15と、これ
ら第2ユニット積重ブロック13、15に隣接する他の各ユ
ニット積重ブロック12および14、16とを同一高さレベル
とされた基礎5上に配設するだけで、これら第2ユニッ
ト積重ブロック13、15と各ユニット積重ブロック12およ
び14、16との間に標準サイズの住宅ユニット1と低住宅
ユニット9との高さ寸法の差によるスキップフロアを形
成することができる。従って、スキップフロア型工業化
住宅であっても基礎5に従来のような高立上部を設ける
必要あなく、RC工法等の在来工法により居室スペースや
駐車スペースを形成する必要もない。
このため、住宅内の全ての居室スペース等を工場で生
産された標準サイズの住宅ユニット1および低住宅ユニ
ット9の建設現場での組合せにより形成することがで
き、スキップフロア型工業化住宅7、8をユニット工法
で建てることができて工業化住宅の主要目的である工期
の短縮、コストの低減を達成できる。
また、基礎5に高立上部を設ける必要がないため、基
礎5の施工作業を容易に行うことができる。
そして、低住宅ユニット9の内部空間とこの低住宅ユ
ニットに組み合わされた標準サイズの住宅ユニット1の
内部空間とが互いに連通されて吹き抜けが形成されてい
るため、この吹き抜け空間を大きな居室空間とすること
のより、単体では天井の高さが低いために居室空間とし
ては使用できず、専ら収納スペースとしてしか用いるこ
とができなかった低住宅ユニット9を、居室空間の一部
として用いることができ、低住宅ユニット9の有効利用
を図ることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、スキップフロア型工業化住宅を建設
現場での在来工法による作業を不要にして建てることが
できるようになり、ユニット工法による利点を確保でき
る。また、基礎に上下寸法の違いを設ける必要がないた
め、基礎の施工作業が容易となり、この点でも作業の簡
単化を達成できる。
そして、低住宅ユニットと標準サイズの住宅ユニット
とを組み合わせて吹き抜けを形成したため、低住宅ユニ
ットを居室空間の一部として有効に利用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の第1、第2実施例に係る
スキップフロア型工業化住宅を示す側面図、第3図は低
住宅ユニットの骨組みを示す斜視図、第4図は標準サイ
ズの住宅ユニットの骨組みを示す斜視図、第5図は標準
サイズの住宅ユニットによる従来の工業化住宅の斜視
図、第6図は第5図の側面図、第7図は標準サイズの住
宅ユニットだけを使用して建てられた従来のスキップフ
ロア型工業化住宅の側面図である。 1……標準サイズの住宅ユニット、2,10……柱、3,11…
…梁、5……基礎、7,8……スキップフロア型工業化住
宅、9……低住宅ユニット。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工場で生産された複数の箱型住宅ユニット
    を積み重ねることにより構成されたユニット積重ブロッ
    クが同一高さレベルとされた基礎上において水平方向に
    複数隣接配設され、これらのユニット積重ブロックのう
    ちの少なくも一個のユニット積重ブロックは標準サイズ
    の住宅ユニットよりも高さ寸法がスキップフロア分小さ
    い低住宅ユニットを含んで構成されているとともに、こ
    の低住宅ユニットを含んで構成されたユニット積重ブロ
    ックと、このユニット積重ブロックに隣接配設された他
    のユニット積重ブロックとの間にスキップフロアが形成
    され、かつ、前記低住宅ユニットとこの低住宅ユニット
    の上部および下部のいずれか一方に組み合わされた前記
    標準サイズの住宅ユニットとで吹き抜けが形成されてい
    ることを特徴とするスキップフロア型工業化住宅。
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