JPH03161631A - スキップフロア型工業化住宅 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ユニット工法による工業化住宅に係り、特に
、スキップフロア形式の工業化住宅に関する。

〔背景技術〕

第４図は、ユニットエ法による工業化住宅の構成要素と
なっている住宅ユニットｌの骨組みを示し、この骨組み
は四隅の４本の柱２の土下端を各４本の上下梁３で結合
することにより構成され、骨組みに壁材、天井材、床材
等が取り付けられて住宅ユニットｌは工場で生産される
。このように予め工場で生産されかつ規格化された寸法
を有する複数の住宅ユニットｌが、第５図の通り、建設
現場で前後、左右、上下に組み合わされることにより工
業化住宅４が建てられる。第６図は基礎５上に建てられ
た工業化住宅４を示す。

このように寸法が統一された複数の住宅ユニット１を使
用して第７図で示す従来のスキップフロア型の工業化住
宅６を建てる場合には、基礎５に他の部分よりも上下寸
法の大きい高立上部５Ａを設け、スペース７を例えば駐
車スペースあるいは地面を堀り込んで居室スペースにす
るためには、ここの部分にＲＣ工法による在来工法でコ
ンクリート壁を設けていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

ユニット工法による工業化住宅は、できるだけ多くの作
業を工場で終了してしまい、これにより工業化率を高め
、建設現場作業割合を低下させ、工期の短縮、コストの
低減を図ることを主要目的としている。

しかし、第７図で示した従来のスキップフロア型工業化
住宅６では、スペース７を例えば駐車スペースあるいは
居室スペースとするための作業は在来工ｌ去で行われて
いるため、ここの部分についての工業化が達成されてお
らず、工業化は不十分なものとなっていた。また、基礎
５に部分的に高立上部５Ａを設けなければならないため
、基礎５の施工作業が煩雑となり、手間のかかる作業と
なっていた。

本発明の目的は、在来工広による作業が不要となり、必
要な作業を工場でできて工業化率を高められ、また、基
礎に高立上部を設けることが不要となり、基礎の施工作
業の簡単化も達成できるスキップフロア型工業化住宅を
提供するところにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係るスキップフロア型工業化住宅は、工場で生
産された複数の箱型住宅ユニットを建設現場で組み合わ
せることにより建てられる工業化住宅であって、標準サ
イズの住宅ユニットと、この標準サイズの住宅ユニット
よりも上下寸法がスキップフロア高さ寸法分小さい低住
宅ユニットとを組み合わせて構成されたことを特徴とす
るものである。

〔作用〕

前記低住宅ユニットは、標準サイズの住宅ユニットと同
様に、壁材等を取り付ける作業等の必要な作業が工場で
行われて建設現場に運ばれるため、通常の工業化住宅と
同じく各々の住宅ユニットを建設現場で組み合わせるこ
とによりスキップフロア型工業化住宅が建てられる。ま
た、低住宅ユニットは標準サイズの住宅ユニットよりも
スキップフロア高さ寸法分だけ上下寸法が小さいため、
これらの住宅ユニットを上下に積み重ねて載せる基礎に
上下寸ｌ去の違いを設ける必要がなく、基礎を全て同し
高さにできる。

〔実施例〕

第１図、第２図は本発明の第ｌ、第２実施例に係るスキ
ップフロア型工業化住宅７，８を示す。

これらの工業化住宅７．８は、第４図〜第７図で示した
住宅ユニットｌ、すなわち統一された規格寸法で標準サ
イズとされた住宅ユニットｌと、第３図で示す骨組みを
有する住宅ユニット９とを組み合わせることにより建て
られている。

第３図で示す住宅ユニット９の骨組みは、住宅ユニット
１と同様に、四隅の４本の柱ＩＯの上下端を各４本の上
下梁１１で結合することにより構成され、また、この骨
組みに工場で壁材や天井材、床材等の必要な材料が取り
付けられて住宅ユニット９が作られ、住宅ユニットｌと
同様に、必要な作業は工場で予め行われている。住宅ユ
ニット９の前後方向および左右方向の寸法は住宅ユニッ
トｌと同じであるが、上下方向の寸法は、スキップフロ
ア型工業化住宅７，８のスキップフロア高さ寸法分だけ
住宅ユニット１よりも小さく設定されており、図示例で
は住宅ユニット９は住宅ユニットｌの半分の上下寸法と
なっている。このため、住宅ユニット９は低住宅ユニッ
トとなっている。

以上のような標準サイズの住宅ユニットｌと低住宅ユニ
ット９とを組み合わせることにより建てられるスキップ
フロア型工業化住宅では各種のバリエーションの間取り
設計が可能となるが、第１図で示したスキップフロア型
工業化住宅７は、上下２段に重ねた住宅ユニット１の上
に低住宅ユニット９を載せた第１ユニット積重ブロック
ｌ２と、低住宅ユニット９の上に住宅ユニットｌを載せ
た第２ユニット積重ブロックｌ３とで構成されている。

第１ユニット積重ブロックｌ２の低住宅ユニット９は小
屋裏用のものとなり、また第２ユニ，，ト積重ブロック
１３の低住宅ユニット９と住宅ユニットｌは吹き抜けと
され、これらの住宅ユニツトにより超高天井の下屋が設
けられる。

第２図で示したスキップフロア型工業化住宅８は、住宅
ユニソト１を上下２段に重ねた第１ユニソト積重ブロン
クｌ４と、低住宅ユニット９の上に住宅ユニットｌを上
下２段にして載せ、さらにその上に低住宅ユニット９を
載せた第２ユニント積重ブロック１５と、住宅ユニット
ｌを上下２段にして重ねた第３ユニット積重ブロックｌ
６とからなる。第１ユニット積重ブロックｌ２における
上の住宅ユニットＩにより下屋が設けられ、第２ユニッ
ト積重ブロックｌ５における下の２個の低住宅ユニット
９、住宅ユニットｌは吹き抜けとされ、その上の住宅ユ
ニットｌには第１ユニット積重ブロックｌ４の下屋に行
くための階段ｌ７が設けられ、その上の低住宅ユニット
９は下の住宅ユニットＩと吹き抜けにされ、これにより
階段ｌ７が配置された部屋の天井高さが高くされている
。

このように標準サイズの住宅ユニットｌよりも上下寸広
の小さい低住宅ユニット９は各種用途に使用できる。

低住宅ユニット９は、住宅ユニット１と同様に、壁材の
取り付け等の作業が工場で行われて工場生産され、建設
現場ではこれらの住宅ユニットを組み合わせるだけでよ
いため、スキップフロア型工業化住宅であってもユニッ
トエＩ去で建てることができて建設現場で在来工ｌ去に
よる作業を行う必要がなく、このため工業化住宅の主要
目的である工期の短縮、コストの低減を達成できる。

また、低住宅ユニット９の上下寸法は標準サイズの住宅
ユニットｌよりもスキップフロア高さ寸法分だけ小さい
ため、それぞれのスキップフロア型工業化住宅の前記各
ユニット積重ブロック１２，ｌ３および１４．１５．１
６の下端の高さレベルは同じになり、このため基礎５に
上下寸法の違いを設ける必要がなくなり、基礎５を全て
同じ高さにできるため、基礎５の施工作業が簡単になる
。

〔発明の効果〕

本発明によれば、スキップフロア型工業化住宅を建設現
場での在来工法による作業を不要にして建てることがで
きるようになり、ユニット工法による利点を確保できる
。また、基礎に上下寸法の違いを設ける必要がないため
、基礎の施工作業が容易となり、この点でも作業の簡単
化を達成できる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の第１、第２実施例に係る
スキップフロア型工業化住宅を示す側面図、第３図は低
住宅ユニットの骨組みを示す斜視図、第４図は標準サイ
ズの住宅ユニットの骨組みを示す斜視図、第５図は標準
サイズの住宅ユニットによる従来の工業化住宅の斜視図
、第６図は第５図の側面図、第７図は標準サイズの住宅
ユニットだけを使用して建てられた従来のスキップフロ
ア型工業化住宅の側面図である。 ｌ・・・標準サイズの住宅ユニット、２，ｌＯ・・・柱
、３．１１・・・梁、５・・・基礎、７，８・・・スキ
ップフロア型工業化住宅、９・・・低住宅ユニット。 角ラ ３ 図 ９ １・・・標準サイズの住宅ユニ７ ト ２ ｌ ０・・・社 ３ ｌ ｌ ５　・・・ｌ＆礎 ７ ８・・・スキノプフロア型工業化住 ９・・・低住宅ユニノ ト 宅 ｉシ　１　凶 第２図 第 ４ 図 第 ５ 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）工場で生産された複数の箱型住宅ユニットを建設
   現場で組み合わせることにより建てられる工業化住宅で
   あって、標準サイズの住宅ユニットと、この標準サイズ
   の住宅ユニットよりも上下寸法がスキップフロア高さ寸
   法分小さい低住宅ユニットとを組み合わせて構成された
   ことを特徴とするスキップフロア型工業化住宅。