JPH07111090B2 - ユニット式建物の収納体 - Google Patents

ユニット式建物の収納体

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JPH07111090B2
JPH07111090B2 JP4228704A JP22870492A JPH07111090B2 JP H07111090 B2 JPH07111090 B2 JP H07111090B2 JP 4228704 A JP4228704 A JP 4228704A JP 22870492 A JP22870492 A JP 22870492A JP H07111090 B2 JPH07111090 B2 JP H07111090B2
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JP4228704A
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響 井本
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はユニット式建物の収納体
に係り、特にユニット式建物において下駄箱等を設ける
際に利用できる。
【0002】
【背景技術】図6に示すように、住宅等の建物ユニット
60は、四隅の4本の柱61と、これらの柱61の上端間およ
び下端間同士を連結する天井梁,床梁62とからなる骨組
みに、外壁63,内壁64,天井材,床材や屋根材等を取り
付けて構成されている。そして、このような建物ユニッ
ト60を複数個組み合わせてユニット式建物65が建てられ
る。
【0003】このようなユニット式建物65における収納
体、例えば下駄箱66は、天井梁,床梁62等に取り付けら
れた内壁64から室内側に突出して設けられている。この
下駄箱66は、玄関67の土間68から玄関ホール69側の上が
り框70に跨がって設けられているのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ようなユニット式建物65では、各建物ユニットのそれ
ぞれの柱61の内側に内壁64が設けられているので、隣合
う建物ユニット60,60の対向する内壁64間に隙間Cが生
じ、そこがデッドスペースとなっており、ユニット式建
物65の空間が有効利用されていないという問題があっ
た。
【0005】 また、下駄箱66は内壁64から室内側に設
置されているので、下駄箱66の奥行きがあると室内のス
ペースが狭まるため下駄箱66の大きさが制限される。そ
の結果、収納スペースが少なくなり、多くの履物が収納
できないという問題もあった。
【0006】ここに本発明の目的は、ユニット式建物の
デッドスペースを有効活用できるとともに、省スペース
で多くの被収納物を収納できるユニット式建物の収納体
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、隣合う
2個の建物ユニットの対向する内壁間の隙間部に設けら
れる収納体であって、前方に前記各建物ユニットのうち
の1つの建物ユニット側に開口する開口部を有するとと
もに被収納物を収納する第1の収納部と、この第1の収
納部の前部に設けられとともに、第1の収納部に対し
て移動して前記開口部を開閉し、かつ、被収納物を収納
する第2の収納部とを備えて構成されていることを特徴
とするユニット式建物の収納体としたものである。
【0008】
【作用】このような本発明では、第1の収納部の前部に
第2の収納部を備えた収納体が、隣合う2個の建物ユニ
ットの対向する内壁間の隙間部に配置されているので、
ユニット式建物のデッドスペースを有効活用できる。さ
らに、第1の収納部の前部には第2の収納も設けてあ
り、この第2の収納が従来の正規の位置に設けられた
収納体に相当するので、本発明の収納体のスペースと、
従来の収納体のスペースとの室内側に占めるスペースが
同じであるにも拘わらず、略2倍の被収納物を収納でき
るようになり、つまり省スペースながら多くの被収納物
を収納でき、これらによって前記目的が達成される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図面に基づいて
説明する。図1には、本実施例の収納体である下駄箱が
設けられたユニット式建物の平断面が示されている。こ
こで、従来と同一構造には同一符号を付すとともに、そ
の説明も省略または簡略化する。同図に示すように、下
駄箱1は玄関67の土間68から玄関ホール69側の上がり框
70にわたって設けられている。
【0010】下駄箱1は、各建物ユニット60,60 が組み
合わされた際生ずるデッドスペースとなる隙間部Cにわ
たって配置されており、隙間部C内に設置されるととも
に、内部に多数の被収納物を収納する第1の収納部2
と、この第1の収納部2の前面に設けられ、第1の収納
部2に対して開閉自在とされるとともに、内部に多数の
被収納物を収納する第2の収納部3とを備えて構成され
ている。
【0011】 図2〜4に示すように、下駄箱1では、
第2の収納部3が、第1の収納部2に対して横方向にス
ライドして開閉するようになっている。
【0012】すなわち、第1の収納部2は、底板20と、
天板21と、これらを連結する2枚の側板22および背板23
を備えて形成されている。2枚の側板22は底板20と天板
21との奥行き方向の略半分の幅に形成されており、従っ
て、底板20等の後方側半分が連結された形状、つまり底
板20と天板21との半分が側板22の幅の分だけ前方に突出
た形状となっている。また、底板20の一端側の下面に
は、その奥行き方向に沿って板状の脚24が取り付けられ
ており、この脚24の高さは土間68からの上がり框70の高
さと等しくなっている。また、底板20の他端側の一部は
玄関ホール69の上がり框70の上に載せられている。
【0013】第1の収納部2は内部に多数の収納棚25を
有し、この収納棚25の幅は側板22の幅と略同一に形成さ
れており、2枚の側板22間に高さ調整自在に架け渡され
ている。
【0014】図3に示すように、第2の収納部3は第1
の収納部2の前面に設けられ、横方向にスライドして開
閉自在な左右のスライド収納箱30,31で構成されてい
る。各スライド収納箱30,31は、それぞれ底板32と天板
33とを備え、これらは2枚の側板34と背板35および多数
の収納棚36で連結されている。そして、前面には3枚の
片開きの扉37A ,37B ,37C が取り付けられ、全体略直
方体の箱体形状とされている。
【0015】このような各スライド収納箱30,31は、第
1の収納部2の底板20と天板21との間に設けられ、前述
のように横方向にスライド可能となっている。すなわ
ち、図4に示すように、各スライド収納箱30,31の底板
32の下面および天板33の上面には、スライド方向に沿っ
て前後2条のガイド38A,38B が取り付けられており、こ
れらのガイド38A,38B は、第1の収納部2の底板20と天
板21とに敷設されている前後2条のガイドレール26A,26
B に係合し、それによって、各スライド収納箱30,31が
第1の収納部2に対してスライドできるようになってい
る。そして、各スライド収納箱30,31がスライドした
時、スライドする前の位置が第1の収納部2の開口部と
なる。
【0016】玄関ホール69側のスライド収納箱31(図3
中右側)の外側の側板34には、所定長さの窪み39が形成
されており、この窪み39はスライド収納箱31をスライド
させる際、手を引っかける把手となっている。
【0017】なお、第1の収納部2のガイドレール26A,
26B と第2の収納部3の右側のスライド収納箱31のガイ
ド38A とには、右側のスライド収納箱31がスライド移動
した際、収納箱31が抜け落ちないように図示しないスト
ッパが設けられており、左側のスライド収納箱30も、第
1の収納部2から左端側に抜け落ちないようになってい
る。
【0018】次に、本実施例の作用を説明する。下駄箱
1の使用に際して、第1の収納部2に対して所望の履物
を取り出し、あるいは収納するには、第2の収納部3の
各スライド収納箱30,31をスライドさせて第1の収納部
2の開口部を作り、その開口部から出し入れする。
【0019】第2の収納部3から所望の履物の出し入れ
するには、各スライド収納箱30,31の扉37A 等を開き、
収納箱30,31内から取り出し、あるいは収納する。
【0020】 前述のような本実施例によれば次のよう
な効果がある。すなわち、本実施例の下駄箱1は第1の
収納部2が、デッドスペースとなっている隣合う2個の
建物ユニット60,60の対向する内壁64間の隙間C内に
配置されているので、ユニット式建物の空間が有効に利
用されるという効果がある。
【0021】 また、本実施例の下駄箱1において、第
1の収納部2は隣合う2個の建物ユニット60,60の対向
する内壁64間の隙間C内に配置されており、第2の収
納部3が従来の下駄箱の位置にあるので、外見上は従来
と変わらないにも係わらず、従来の略2倍の収納が可能
であり、つまり、省スペースで多数の収納ができる下駄
箱1となった。
【0022】さらに、本実施例の下駄箱1は第1および
第2の収納部2,3により構成されているので、例えば
第1の収納部2に、使用頻度の高いその季節の履物をま
とめて収納し、第2の収納部3に使用頻度の低い季節外
れの履物をまとめて収納することもでき、そのようにす
れば、その時使用する履物の位置がおおよそわかってい
るので、履物を取り出しやすく、使い勝手がよいという
効果がある。
【0023】また、第1の収納部2の使用に際しては、
第2の収納部3をスライドさせるだけで行えるので、操
作が簡単にできるとともに、取り出し口を別に設ける必
要がないという効果がある。
【0024】図5には、本発明の第2の実施例が示され
ている。本実施例の下駄箱10は、前記実施例における第
2の収納部3の開閉方法を横方向へのスライド方式とし
たのに対して、観音開き方式としたものである。すなわ
ち、第2の収納部5を構成する左右の開閉収納箱55,56
は、第1の収納部2の前部に取り付けられたヒンジ57を
介して第1の収納部2の前面に開閉自在に設けられてい
る。従って、左右の開閉収納箱55,56には前記実施例の
ようなガイド38は不要とされ、またそれと係合する第1
の収納部2のガイドレール26も不要とされている。な
お、本実施例において前記実施例と同一部材には同一符
号を付すとともに、その説明は省略または簡略化する。
【0025】図5に示すように、左右の開閉収納箱55,
56には収納棚25の奥側端部の上面に、靴等の履物が落ち
ないように所定寸法のストッパ58が立設されている。
【0026】このような本実施例の下駄箱10の使用で、
第1の収納部2に対して所望の履物を取り出し、あるい
は収納するには、第2の収納部5の各開閉収納箱55,56
を開いて第1の収納部2の開口部を作り、その開口部か
ら出し入れする。
【0027】第2の収納部5から所望の履物の出し入れ
するには、各開閉収納箱55,56の扉37A 等を開き、収納
箱55,56内から取り出し、あるいは収納する。
【0028】このような本実施例においても前記実施例
と同様な効果を生ずる他、左右の開閉収納箱55,56を開
けば、一度の操作で第1の収納部2の内部を全部見れる
という効果を付加できる。また、左右の開閉収納箱55,
56を開けば、収納箱55,56にはストッパ58が立設されて
いるだけなので、収納箱55,56の奥側からも履物を取り
出せる。従って、収納箱55,56を開いた状態でその内部
と第1の収納部2との間で履物の入替え等を行えるの
で、使い勝手がよいという効果も付加できる。
【0029】なお、本発明は前述の各実施例に限定され
るものではなく、次に示すような変形例を含むものであ
る。すなわち、前記各実施例の下駄箱1,10では第1の
収納部2の前面に、片開きの扉37A ,37B ,37C を設け
たが、これに限らず、例えば引き戸式の下駄箱にも利用
できる。
【0030】さらに、前記各実施例では、収納体を建物
ユニット60の玄関67に設けられた下駄箱1として使用し
たが、これに限らず、書斎や台所等を構成するユニット
部分に設けてもよく、本棚や食器棚等に利用してもよ
い。
【0031】その他、本発明の実施の際の具体的な構造
および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲であれ
ば他の構造等でもよい。
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のユニッ
ト式建物の収納体によれば、収納体を隣合う2個の建物
ユニットの対向する内壁間の隙間に配置することができ
るので、ユニット式建物のデッドスペースを有効活用で
きる。また、収納体は、第1の収納部と第2の収納部と
を有し、かつ、隣合う2個の建物ユニットの対向する内
壁間の隙間に配置されるので、建物ユニットの室内にし
めるスペースは狭くても、収納空間は広くなり、これに
より、省スペースで多くの被収納物を収納できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るユニット式建物の収
納体を示す横断面図である。
【図2】同第1実施例の収納体を示し、未使用状態の全
体斜視図である。
【図3】同第1実施例の収納体を示し、使用状態の全体
斜視図である。
【図4】第1の収納部と第2の収納部とのスライドの構
造図を示し、図1のIV-IV 線断面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る収納体を示す横断面
図である。
【図6】従来の収納体が組み込まれたユニット式建物を
示す横断面図である。
【符号の説明】
1,10 下駄箱(収納体) 2 第1の収納部 3,5 第2の収納部 30,31 スライド収納箱 36 収納棚 60 建物ユニット 55,56 開閉収納箱 C 隙間(デッドスペース)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣合う2個の建物ユニットの対向する内
    壁間の隙間部に設けられる収納体であって、前方に前記
    各建物ユニットのうちの1つの建物ユニット側に開口す
    る開口部を有するとともに被収納物を収納する第1の収
    納部と、この第1の収納部の前部に設けられととも
    、第1の収納部に対して移動して前記開口部を開閉
    し、かつ、被収納物を収納する第2の収納部とを備えて
    構成されていることを特徴とするユニット式建物の収納
    体。
JP4228704A 1992-08-27 1992-08-27 ユニット式建物の収納体 Expired - Lifetime JPH07111090B2 (ja)

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JPH0673874A JPH0673874A (ja) 1994-03-15
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Families Citing this family (3)

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JP4744684B2 (ja) * 2000-10-05 2011-08-10 ミサワホーム株式会社 玄関用建物ユニット
JP2005325594A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Misawa Homes Co Ltd 建物
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JPS634724U (ja) * 1986-06-27 1988-01-13

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