JPS5816696Y2

JPS5816696Y2 - 玄関ユニツト

Info

Publication number: JPS5816696Y2
Application number: JP1979053976U
Authority: JP
Inventors: 菊紀鈴木; 伸和鈴木
Original assignee: ヤマハ株式会社
Priority date: 1979-04-20
Filing date: 1979-04-20
Publication date: 1983-04-04
Also published as: JPS55153953U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は、下駄箱などの和物家具と組合わされて玄関
に設置される玄関ユニットに関するものである。

玄関に設置される家具は、通常下駄箱や傘立なとである
が、これらが雑然と玄関に配置されていると、玄関付近
がせせこｔＬ＜なり、外観上も体裁のよいものとはなら
ない。

また、下駄箱、傘立などの既存のものは、高さ寸法に限
界があり、スキーや釣り道具その他の長尺物を収納する
に適しておらず、これらの長尺物は玄関付近に放置され
易い。

また、第１図に示すように、２本の収納箱Ａ、Ｂを上下
方向に積み重ねても、両者の収納空間はそれぞれ独立し
ており、長尺物が収容できない点でへ使い勝手が悪い。

そこで、この考案は、下駄箱などの家具と組合わすこと
ができ、長尺物も手軽に収納できて玄関付近、特に玄関
の上り口や土間部分を整然とした状態に保たれるように
した玄関ユニットを提供することを目的とする。

つぎに、この考案を図示の実施例により詳細に説明する
。

図において、１は玄関ユニットで、一対の箱状単体２，
３から構成されている。

一方の箱状単体２は、左右の側板２１、２１、地板２
２、背板２３を備え、上面と前面とが開放しており、他
方の箱状単体３は、左右の側板３１゜３１、天板３２、
背板３３を備え、下面と前面とが開放していて、一方の
箱状単体２の上下寸法が、他方の箱状単体３のそれより
も数倍長くなっている。

前記した一対の箱状単体２，３は、開放された上面と下
面とを対面させ、それぞれの側板、背板同士を突き合わ
せて上下方向に重ね合わされ、玄関ユニットを構成する
もので、重ね合わせた両者を継合する手段としては、第
２図に示すように、一対の継ぎ桟４，４が使用される。

すなわち、突き合わせ状態にされた一方の箱状単体の側
板２１゜２１と他方の箱状単体の側板３１，３１との前
。

後側の内端縁に継ぎ桟４，４をわたし、ボルト、ナツト
などの係止具により、止着すれハ、一対の箱状単体２，
３は上下方向に確実に継合されるもので、これにより、
それぞれが有する収納空間は上下方向に連通し、上下方
向に延長された収納空間を備えた玄関＝ニット１が形成
される。

玄関ユニット１は、このように一対の箱状単体２．３が
上下方向に重ね合わされ、前面のみが開放された状態と
なるもので、開放された前面には開き扉５が蝶番を介し
て取り付けられる。

前記開き扉５は、上下の箱状単体２，３に対し、共通の
扉となっている。

また、開き扉５の内面にはラケット、傘などを掛けるフ
ック等も取り付けられる。

前記のような玄関ユニット１は、収納空間が上下方向に
延長しているため、第３図に示すように、例えばスキー
６などの長尺物を収納することができるもので、場合に
よっては、可動棚板を継ぎ桟部外や側板を介し取り付け
てもよい。

玄関ユニット１は、玄関上り目部分に１、第４図に示す
ような状態で設置されるもので、下駄箱７、天袋状の収
納箱８とが、正面コ字形のレイアウトでそれぞれ上下横
方向に連結、組合わされる。

そして、これら下駄箱Ｔと収納箱８とは、玄関ユニット
１と奥行寸法で正合性を有している。

図において９は玄関ユニット１と下駄箱７とを支承する
共通の台輪で、支脚９１が設けられており、玄関ユニッ
ト１は支脚付き台輪９により土間または三和土部分に設
置される。

なお、符号Ｐは、下駄箱７の側板７１と収納箱８の側板
８１との間に介在する支え板（柱でもよい）を示す。

以上述べたように、この考案によれば、左右の側板、地
板および背板を備え、上面と前面とが開放している箱状
単体と、左右の側板、天板および背板を備え、底面およ
び前面が開放している箱状単体とを、それぞれの側板と
背板同士を介して上下方向に突き合わせて重ね合わせ、
継ぎ桟により一体的に継合し、それぞれの収納空間を上
下方向に連設せしめ、上下方向に収納空間を延長し、上
下の収納空間の前面全体を施蓋する開き□を設けてなる
ものであるから、長尺物を手軽に収納できる機能を有す
ると共に、構造的には一対の箱状単体を組合わせるため
、組立てが簡単で、設置現場への運搬、搬入も楽に行え
、一対の箱状単体のいずれか一方普たは両者の高さ寸法
を変えることにより全体の高さ寸法を任意なものとする
こともでき、継合部分は継ぎ桟により補強されて、上下
左右方向に対し安定し、また継ぎ桟に可動棚板を設ける
こともできるなど玄関ユニットとして実用的価値を有す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来構造を示す縦断面図、第２図は、この考
案の一実施例を示す分解斜視図、第３図は縦断側面図、
第４図は配置例を示す斜視図である。１・・・・・・玄関ユニット、２，３・・・・・・箱状
単体、２１．３１・・・・・・側板、２２・・・・・・
地板、３２・・・・・・天板、２３，３３・・・・・・
側板。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

一対の箱状単体からなり、一方の箱状単体は左右の側板
、地板および背板を備え、上面と前面とが開放しており
、他方の箱状単体は左右の側板、天板および背板を備え
、底面および前面が開放しており、これら一対の箱状単
体をそれぞれの側板と背板同士を介して上下方向に突き
合わせて重ね合わせ、継ぎ桟により一体的に継合し、そ
れぞれの収納空間を上下方向に連設せしめ、上下方向に
収納空間を延長し、上下の収納空間の前面全体を施蓋す
る開き扉を設けてなることを特徴とする玄関ユニット。