JP2003210256A - 回転式載置台 - Google Patents

回転式載置台

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JP2003210256A
JP2003210256A JP2002017110A JP2002017110A JP2003210256A JP 2003210256 A JP2003210256 A JP 2003210256A JP 2002017110 A JP2002017110 A JP 2002017110A JP 2002017110 A JP2002017110 A JP 2002017110A JP 2003210256 A JP2003210256 A JP 2003210256A
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琢磨 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時には前方に突出して使い勝手が良い載
置棚として用いることができ、不使用時には周囲の邪魔
になることなく折り畳むが、ハンガーとして利用できる
回転式載置台を提供すること。 【解決手段】 収納棚本体1の左右の側板4a,4b間
に回動自在に支持される回転式載置台12において、こ
の回転式載置台12は棚部14と係止部15とで構成さ
れ、使用時には係止部15が収納棚本体1に設けた棚板
10と係止して棚部14が収納棚本体1より突出して略
水平状に保持され、不使用時には棚部14が垂直状態で
保持され、かつ前記係止部15がハンガーとして利用す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収納棚本体の左右
の側板間に回動自在に支持される回転式載置台に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、多種、多様の収容物を載置す
るために左右の側壁の上下に複数の棚板を水平に配置さ
れた収納棚が使用されている。
【0003】例えば、図3は従来の収容棚の斜視図を示
しており、この収容棚101は、左右の側板104a、
104bおよび天板105、底板106ないし背板10
7により前面が開放された薄い箱形で構成され、左右の
側壁104a、104bの上下には複数の棚板102が
水平に配置されている。
【0004】このように構成された収容棚101は、例
えば、浴室の脱衣場の壁面側に配置されて各種衣類やタ
オル、洗剤等を収容するために使用されるが、例えば、
脱衣時に抜いた衣類を一時的に載置するために、特定位
置に通常の棚板102より幅広い載置台108を配置し
たものが使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】ところが、このよ
うな従来の収容棚101は、使い易い高さ位置に幅広の
載置台108が両側板から大きく外方に突出して配置さ
れているため、美観が損なわれるだけでなく、脱衣場内
での移動時に邪魔になり人体にぶつかり思わぬ怪我をす
る等の問題を有していた。そのため、使用時には通常の
棚板と共に広い載置台として使用することができ、不使
用時には回転させて折り畳むことで邪魔にならないよう
にしたものもあった。しかしながら従来のこの種の回転
折り畳み式の棚は折り畳み時に人体にぶつからないよう
にしただけであって棚としての役目は何も果たしていな
かった。
【0006】本発明は、このような事情に着目してなさ
れたもので、使用時には前方に突出して使い勝手が良い
載置棚として用いることができ、不使用時には周囲の邪
魔になることなく折り畳むが、ハンガーとして利用でき
る回転式載置台を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の回転式載置台は、収納棚本体の左右の側板
間に回動自在に支持される回転式載置台であって、前記
回転式載置台は棚部と係止部とで構成され、使用時には
前記係止部が前記収納棚本体と係止して前記棚部が該収
納棚本体より突出して略水平状に保持され、不使用時に
は前記棚部が垂直状態で保持され、かつ前記係止部がハ
ンガーとして利用することができるように構成されてい
ることを特徴としている。この特徴によれば、載置台が
使用時には収納棚本体より突出して略水平状に保持さる
ので、載置台として使い勝手が良く、不使用時には周囲
の邪魔になることがなく、且つハンガーとしても利用で
きる。
【0008】上記回転式載置台において、使用時に前記
係止部は前記収納棚本体に設けた棚板と係止して前記棚
部が略水平状に保持されいることが好ましい。このよう
にすれば、棚部の水平保持が確実になると共に、棚板と
棚部の2カ所を載置台として利用できる。
【0009】上記回転式載置台において、前記棚板と前
記棚部はほぼ同一面になるように水平状に保持されいる
ことが好ましい。このようにすれば、棚板と棚部とで同
一面の広い載置台が形成できる。
【0010】上記回転式載置台において、前記回転式載
置の少なくとも前記係止部がワイヤフレームで構成され
ているいることが好ましい。このようにすれば、ワイヤ
ーフレームを用いることにより軽量で、且つストッパー
とハンガの機能を持つ係止部の形成が容易である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1お
よび図2の(a)、(b)に基づいて説明する。
【0012】先ず図1は、本発明の回転式載置台が取り
付けられた収納棚本体の斜視図であり、図2の(a)は
不使用時に垂直状態に保持されている回転式載置台の斜
視図、(b)は使用時に水平状態に保持されている回転
式載置台の斜視図である。
【0013】符号1は収納棚本体を示し、この収納棚本
体1は、例えば浴室に隣接して配置される脱衣場の出入
口2側の壁面等に取り付け、各種衣類やタオル、洗剤等
を収容するために使用されており、側壁である左右の側
板4a、4bおよび天板5、底板6ないし背板7により
前面が開放された縦長の薄い箱形で構成され、左右の側
壁である側板4a、4b間の上下には複数の棚板8が水
平に配置されている。
【0014】収納棚本体1内の上下に配置される棚板8
内における特定の棚板10(他の棚板と略同一構成)先
端近傍の上部における両側板4a、4bの対向面には、
枢着部としての図示しない一対の支持穴が穿設されてお
り、これら支持穴には後述する回転式載置台12がその
一端両側より突設した枢軸12a、12bが支持穴に装
着されて枢動可能に支持されている。
【0015】回転式載置台12は、複数のワイヤーフレ
ームを組み合わせて矩形網状に形成した棚部14と、棚
部14の水平状態に保持するための係止部15とで構成
されている。この係止部15は、棚部14が垂直状態に
立設したときには、タオル等が引っかけられるように水
平方向に軸部15aが突設した断面コ字状を呈し、棚部
14と一体にワイヤーフレームで形成されている。
【0016】次に、上記のように構成された回転式載置
台の機能につき図2を参照して説明する。
【0017】先ず、回転式載置台12は、不使用時には
図2(a)に示すように、収納棚本体1の対向する側板
4a、4b間に枢着部である一対の支持穴に枢動可能に
装着された枢軸12a、12bに支持されて棚部14が
垂直状態になるように保持されている。
【0018】垂直状態を保持する手段としては公知の各
種手段が採用でき、例えば、本実施形態においては、棚
部14を特定の棚板10直上に配置される棚板8の先端
に当接させて、棚板8先端に埋め込まれたマグネット
(不図示)等に磁着させるようにして保持させている。
【0019】この場合は、係止部15の軸部15aが側
板4a、4bの前面より前方に突出するため、これをタ
オルなどを吊り下げるハンガーとして利用することがで
きる。
【0020】また、この回転式載置台12を使用すると
きは、垂直状態から枢軸12a、12bを中心として下
方に枢動させると、図2(b)に示すように、係止部1
5の軸部15aが棚板10の前面部10a(図2a参
照)に当接することで、棚部14が収納棚本体1より突
出して略水平状態に保持される。棚部14が突出してい
るので一時的な載置台として好適であり、しかも奥にあ
る棚板10と併せて使用できるので、2つの載置台を得
ることになる。この際、棚板10と棚部14をほぼ同一
面となるように構成すれば、広い載置台が形成されるこ
とになる。
【0021】従って、上記のように構成された本発明の
回転式載置台によれば、回転式載置台12の棚部14が
水平状態と垂直状態の2つの姿勢をとることができ、使
用時の水平状態においては、収納棚本体より突出してい
るので載置台として使い勝手が良く、不使用時には周囲
の邪魔になることがなく立設して人体にぶつかることも
なく、安全に使用することができ、しかもタオルなどを
吊り下げるハンガーとして利用できる。
【0022】本実施例では、回転式載置台12を、軽量
化し、かつ垂直に枢動保持した際に内側が透視可能にす
るためにワイヤーフレームを用いて形成したが、これに
限らず例えば樹脂で一体成型したものでも良い。また、
棚部14の水平保持のために、棚板10の前面部10a
を利用したが、棚板を設けることなく、例えば、側板4
a、4bに係止金具を設けるようにしても良い。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0024】(a)請求項1に記載の発明によれば、載
置台が使用時には収納棚本体より突出して略水平状に保
持さるので、載置台として使い勝手が良く、不使用時に
は周囲の邪魔になることがなく、且つハンガーとしても
利用できる。
【0025】(b)請求項2に記載の発明によれば、棚
部の水平保持が確実になると共に、棚板と棚部の2カ所
を載置台として利用できる。
【0026】(c)請求項3に記載の発明によれば、棚
板と棚部とで同一面の広い載置台が形成できる。
【0027】(d)請求項4に記載の発明によれば、ワ
イヤーフレームを用いることにより軽量で、且つストッ
パーとハンガの機能を持つ係止部の形成が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る回転式載置台が取り
付けられた収納棚本体の斜視図である。
【図2】(a)は不使用時に垂直状態に保持されている
回転式載置台の斜視図、(b)は使用時に水平状態に保
持されている回転式載置台の斜視図である。
【図3】従来の収容棚の斜視図である。
【符号の説明】
1 収納棚 2 出入口 4a、4b 側板(側壁) 5 天板 6 底板 7 背板 8 棚板 10 棚板 10a 前面部 12 回転式載置台 12a、12b 枢軸 14 棚部 15 係止部 15a 軸部
フロントページの続き Fターム(参考) 3K100 AA17 AC02 AD03 AD07 AE09 AE11 AF06 AH09 AH12 AJ03 AJ05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納棚本体の左右の側板間に回動自在に
    支持される回転式載置台であって、 前記回転式載置台は棚部と係止部とで構成され、使用時
    には前記係止部が前記収納棚本体と係止して前記棚部が
    該収納棚本体より突出して略水平状に保持され、不使用
    時には前記棚部が垂直状態で保持され、かつ前記係止部
    がハンガーとして利用することができるように構成され
    ていることを特徴とする回転式載置台。
  2. 【請求項2】 使用時に前記係止部は前記収納棚本体に
    設けた棚板と係止して前記棚部が略水平状に保持されい
    る請求項1に記載の回転式載置台。
  3. 【請求項3】 前記棚板と前記棚部はほぼ同一面になる
    ように水平状に保持されいる請求項2に記載の回転式載
    置台。
  4. 【請求項4】 前記回転式載置の少なくとも前記係止部
    がワイヤフレームで構成されている請求項1ないし3の
    何れかに記載の回転式載置台。
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