JP2540420B2 - 収納ラック - Google Patents

収納ラック

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JP2540420B2
JP2540420B2 JP4241321A JP24132192A JP2540420B2 JP 2540420 B2 JP2540420 B2 JP 2540420B2 JP 4241321 A JP4241321 A JP 4241321A JP 24132192 A JP24132192 A JP 24132192A JP 2540420 B2 JP2540420 B2 JP 2540420B2
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JP4241321A
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JPH0662927A (ja
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浩一 芦田
修 濱田
哲 田中
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Daiken Trade and Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、システムキッチンや被
服収納庫の収納ユニットにおける物の出し入れの取り扱
いに優れた収納ラックに関する。
【0002】従来のウォークイン・パントリー、ウォー
クイン・クローゼットと呼ばれていた収納空間は、人が
入るスペースには物を収納する事ができなかった。又、
奥行きのある場合で、前面開口部に物を収納してしまう
と奥部分に収納する事ができず、奥部分がデッドスペー
スになってしまうという欠点があった。その欠点を解消
しようとするものとして前面開口部(20)に対して手前の
部分の収納用部材(21)(例えば、網篭のようなもの)を回
転させて箱体(22)の外に持ち出すという機構が存在する
が(実開平3−74828号)、回転軸(23)が箱体(22)の
中にあるため最大90゜までしか回転せず、収納用部材
(21)全体を外に引き出すことができず、奥部分の収納物
(24)を取り出す時に収納用部材(21)が邪魔になって人が
入る事ができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、箱体
の前面開口部に配置された網駕篭などの収納用部材の全
体を箱体から簡単に取り出すことが出来るようにし、箱
体の前面開口部全体を開放できるようにする事によって
箱体内部にデッドスペースが出来ないようにし、箱体内
部全体を効率よく利用出来るようにする事である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の収納ラック
(A)は、前記課題を解決するために、請求項1におい
て、『前面が開口した箱体(1)の左右の内側面及び該
内側面近傍の上下面の少なくともいずれかに上下に取り
付けられる一対のスライド支持体(2a)(2b)と、
スライド支持体(2a)(2b)にスライド可能に支持
され、その先端が箱体(1)の前面開口部(3)から引
き出し可能なスライド部材(4a)(4b)と、上下ス
ライド部材(4a)(4b)の各先端間に連接される垂
直部材(4c)と、該垂直部材(4c)に回動自在に取
り付けられる回転部材(5)と、回転部材(5)を介し
て連結される支持枠(6)と、支持枠(6)に固定され
る収納用部材(7)とで構成された』事を特徴とする。
これにより箱体の前面開口部に配置された網篭などの収
納用部材の全体を箱体から簡単に取り出すことが出来、
箱体の前面開口部全体を開放できるようにしたので、箱
体内部にデッドスペースが出来ず、箱体内部全体を効率
よく利用出来るようになった。
【0005】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図面に従って詳述
する。箱体(1)は、例えば、被服用収納庫やシステムキ
ッチンの収納ユニットのようなもので、前面が開口した
箱状のものであり、前面開口部(3)の一方の側縁に扉(9)
が丁番(10)によって開閉自在に装着されている。箱体
(1)は独立のものでもよいし、家屋に作り付けられてい
て、フレーム等により仕切られているものでもよい。箱
体(1)の例として被服収納庫やシステムキッチンの収納
ユニットのようなものを取り上げたが、勿論これらに限
られるものでなく、大きさは特に問われないが、本実施
例では人が自由に出入り出来るような大きさで、その説
明上、奥行きの深いものを想定している。
【0006】スライド支持体(2a)(2b)は通孔を有するブ
ロック体で、箱体(1)の内周面に上下に取り付けられて
いる。箱体(1)への取り付け位置は図1のように天井面
(11)と床面(12)に取り付けてもよいし、図示していない
が、側板(13)の内面に取り付けてもよい。荷重をより安
定的に支持出来るようにするためには下部のスライド支
持体(2a)(2b)を床面(12)に固定する方がよい。
【0007】スライド部材(4a)(4b)は上下に配置されて
おり、上下スライド部材(4a)(4b)の前端に垂直部材(4c)
が連接されてコ字型スライド枠(4)を構成している。上
下の上下スライド部材(4a)(4b)が前記スライド支持体(2
a)(2b)の通孔にスライド自在に挿通されている。(14a)
(14b)は上下スライド部材(4a)(4b)の後端と前部に設け
られたストッパで、上下スライド部材(4a)(4b)のスライ
ド量を規制している。
【0008】回転部材(5)は、上下スライド部材(4a)(4
b)間に位置する垂直部材(4c)の適宜の位置に回動自在に
取り付けられている。ただし、取り付幅が広いほど大き
い荷重を支持することが出来て安定性が高い。支持枠
(6)は一対のロ字状の枠体(6a)(6b)を水平連結部材(6c)
にて接続したもので、前記回転部材(5)が、一方の枠体
(6a)に取り付けられており、支持枠(6)が垂直部材(4c)
の回りに回動出来るようになっている。
【0009】収納用部材(7)は例えば上面開口の収納ボ
ックス状のもので、網篭、棚、ハンガー等各種のものが
考えられる。本実施例では3つのボックス状収納用部材
(7)が枠体(6a)(6b)に係止されているが、勿論これに限
られる事はない。収納用部材(7)の枠体(6a)(6b)への取
り付け方法は特に限定されることはないが、例えば収納
用部材(7)の開口部外面にフック(図示せず)を装着して
おき、枠体(6a)(6b)に設けた突起(図示せず)に係止す
るようにしてもよい。
【0010】(15)は箱体(1)の奥部分に設置された棚板
であり、収納物(8)が載置される事になる。収納用部材
(7)を箱体(1)内に収納した場合、図1のように棚板(15)
の前方に位置する事になる。
【0011】図1は収納用部材(7)を箱体(1)内に収納し
た状態を示し、図2は収納用部材(7)を箱体(1)から取り
出した状態を示している。図1では、箱体(1)の奥の棚
板(15)上に各種の載置物(8)を載置した後、収納用部材
(7)内に各種の収納物(8)を収納し、箱体(1)の前部に収
納用部材(7)を収めた状態であり、本実施例では収納用
部材(7)が箱体(1)の前面開口部(3)をほぼ塞ぐようにな
っている。
【0012】次に、奥の棚板(15)上に載置した載置物
(8)を取り出したい場合には、まず、コ字型スライド枠
(4)の垂直部材(4c)を持って収納用部材(7)ごと箱体(1)
から引き出し、続いて図2のように回転部材(5)にて収
納用部材(7)ごと支持枠(6)を回転させる。支持枠(6)の
突出量は後端ストッパ(14b)が後端スライド支持体(2b)
に当接することによって規制される。このようにして収
納用部材(7)をコ字型スライド枠(4)ごと箱体(1)から取
り出すことによって箱体(1)の前面開口部(3)は全面的に
開放され、人が箱体(1)内に入って奥部の棚板(15)上の
載置物(8)を簡単に取り出すことが出来る。勿論、不要
物を棚板(15)上に収納する場合も同様である。
【0013】また、このように収納用部材(7)を箱体(1)
外に引き出すことにより、収納用部材(7)内の収納物(8)
も簡単に出し入れする事が出来る。棚板(15)からの載置
物(8)の取り出しや棚板(15)への不要物の収納乃至収納
用部材(7)における収納物(8)の出し入れが終了すると、
回転部材(5)を中心に収納用部材(7)ごとコ字型スライド
枠(4)を箱体(1)の前面開口部(3)側に回転させて戻し、
然る後、収納用部材(7)ごとスライド部材(4a)(4b)を箱
体(1)内に押し戻す。押し戻し量は前部ストッパ(14a)が
前部スライド支持体(2a)に当接する事により規制され
る。収納用部材(7)が箱体(1)に収納されると図1のよう
に箱体(1)の前面開口部(3)全体を収納用部材(7)が塞
ぎ、箱体(1)内部全体が収納用部材(7)と棚板(15)部分と
で占められ、箱体(1)内部空間が効率よく利用される。
最後に、扉(9)を閉じて箱体(1)の前面開口部(3)を閉塞
する。
【0014】スライド部材(4a)(4b)とスライド支持体(2
a)(2b)は前述のものに限られず、図示していないが、例
えばスライド支持体をパイプ状のものにし、スライド部
材(4a)(4b)をスライド支持体内にスライド自在に収納し
た2重パイプ構造としてもよい。
【0015】また、他の例として図3に示すようにスラ
イド支持体(2)をレール枠とし、レール枠(2)内をスライ
ドする上下スライド部材(4a)(4b)の前端部分に軸受け状
の回転部材(5)を設け、この回転部材(5)に垂直部材(4c)
を回転自在に装着するようにしてもよい。この場合、コ
字型スライド枠(4)は水平の上下スライド部材(4a)(4
b)、回転部材(5)及び垂直部材(4c)で構成される事にな
る。また、支持枠(6)の一方の枠体(6a)は垂直部材(4c)
に直接固定される事になる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、箱体の内周面に上下に取り付
けられる一対のスライド支持体と、スライド支持体にさ
れ、その先端が箱体の前面開口から引き出し可能なスラ
イド部材と、上下スライド部材間に回動自在に取り付け
られる回転部材と、回転部材を介して連結される支持枠
と、支持枠に固定される収納用部材とで構成されている
ので、収納用部材を支持枠ごと箱体から引き出して回転
させることによって箱体の全面開口部全体を開放するこ
とが出来て内部に自由に入る事が出来、奥行きの深い箱
体であっても奥部分にデッドスペースを作ることがない
という利点やこのように内部に入る事が出来るので、奥
の収納物全体を見渡すことが出来、奥の収納物の整理や
出し入れが楽に行うことが出来るし、内部で作業をする
事も可能であるという利点もある。また、このように収
納用部材を箱体から引き出す事が出来るので、収納用部
材での物の出し入れが便利であるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の収納ラックの第1実施例で、収納用部
材を箱体内に収納した状態を示す内部透視斜視図
【図2】図1に対して、収納用部材を箱体外に引き出し
た状態を示す内部透視斜視図
【図3】本発明の収納ラックに使用するスライド部材と
スライド支持体の他の実施例の斜視図
【図4】従来例の平断面図
【符号の説明】
(1)…箱体 (2a)(2b)…スライド支持
体 (3)…前面開口部 (4a)(4b)…スライド部材 (5)…回転部材 (6)…支持枠 (7)…収納用部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面が開口した箱体の左右の内側面
    及び該内側面近傍の上下面の少なくともいずれかに上下
    に取り付けられる一対のスライド支持体と、スライド支
    持体にスライド可能に支持され、その先端が箱体の前面
    開口から引き出し可能なスライド部材と、上下スライド
    部材の各先端間に連接される垂直部材と、該垂直部材
    回動自在に取り付けられる回転部材と、回転部材を介し
    て連結される支持枠と、支持枠に固定される収納用部材
    とで構成されたことを特徴とする収納ラック。
JP4241321A 1992-08-17 1992-08-17 収納ラック Expired - Lifetime JP2540420B2 (ja)

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JP4241321A JP2540420B2 (ja) 1992-08-17 1992-08-17 収納ラック

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JP4241321A JP2540420B2 (ja) 1992-08-17 1992-08-17 収納ラック

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JPH0662927A JPH0662927A (ja) 1994-03-08
JP2540420B2 true JP2540420B2 (ja) 1996-10-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH026836Y2 (ja) * 1986-01-29 1990-02-19
JP3087431U (ja) * 2002-01-22 2002-08-02 株式会社 ユニオン 筆箱のペン差し

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JPH0662927A (ja) 1994-03-08

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