JPH0355318Y2 - - Google Patents
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- JPH0355318Y2 JPH0355318Y2 JP1987098810U JP9881087U JPH0355318Y2 JP H0355318 Y2 JPH0355318 Y2 JP H0355318Y2 JP 1987098810 U JP1987098810 U JP 1987098810U JP 9881087 U JP9881087 U JP 9881087U JP H0355318 Y2 JPH0355318 Y2 JP H0355318Y2
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- JP
- Japan
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- furniture element
- furniture
- horizontally long
- kotatsu
- legs
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- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 4
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000006880 cross-coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- ORQBXQOJMQIAOY-UHFFFAOYSA-N nobelium Chemical compound [No] ORQBXQOJMQIAOY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、やぐらこたつと組合わせて使用する
のに好適なこたつ周辺家具に関するものである。
のに好適なこたつ周辺家具に関するものである。
[従来の技術]
従来、書物や文具あるいはオーデイオ機器など
の趣味用品等を収納、載置するための収納家具
と、やぐらこたつとは全く関係のないものとして
各別にデザインされ製作されている。しかして、
前記収納家具は、部屋の壁面などに沿つて配置さ
れ、やぐらこたつは部屋の中央部分に配して使用
されるのが一般的である。
の趣味用品等を収納、載置するための収納家具
と、やぐらこたつとは全く関係のないものとして
各別にデザインされ製作されている。しかして、
前記収納家具は、部屋の壁面などに沿つて配置さ
れ、やぐらこたつは部屋の中央部分に配して使用
されるのが一般的である。
[考案が解決しようとする問題点]
ところで、やぐらこたつは複数人で包囲して使
うのが本来の姿であるが、学習等のために1人で
専有して使用することも少なくない。このように
して一人でやぐらこたつを専用する場合には、そ
のこたつの使用者が手の届く範囲内に書物その他
の必要なものが収納されているのが望ましい。し
かしながら、書物その他を収納するための収納家
具は、周知のように箱形をなしており、やぐらこ
たつとは全く無関係に配置されるべくデザインさ
れている。そのため、やぐらこたつに入つたまま
で、書物その他の出入れを行なえるような家具配
置を採ることが難しく、仮にこの種の収納家具と
やぐらこたつとを近接配置したとしても、書物そ
の他の出入の際には、体を大きくねじらなければ
ならない等という不具合を招くことになる。
うのが本来の姿であるが、学習等のために1人で
専有して使用することも少なくない。このように
して一人でやぐらこたつを専用する場合には、そ
のこたつの使用者が手の届く範囲内に書物その他
の必要なものが収納されているのが望ましい。し
かしながら、書物その他を収納するための収納家
具は、周知のように箱形をなしており、やぐらこ
たつとは全く無関係に配置されるべくデザインさ
れている。そのため、やぐらこたつに入つたまま
で、書物その他の出入れを行なえるような家具配
置を採ることが難しく、仮にこの種の収納家具と
やぐらこたつとを近接配置したとしても、書物そ
の他の出入の際には、体を大きくねじらなければ
ならない等という不具合を招くことになる。
このような不具合を解消する方策として、例え
ば、門形をなす家具を作り、その下部空間にこた
つを挿入して使用できるようにすることが考えら
れる。しかして、門形をなす家具の構造として
は、通常、全体を工場で組み立てた分解できな
い一体構造形のものや、箱形の家具要素の下面
両端部を脚により支持するようにした脚支持形の
もの、あるいは、左右の側板の上半部を棚板に
より連結した棚板連結形のもの等が挙げられる。
ば、門形をなす家具を作り、その下部空間にこた
つを挿入して使用できるようにすることが考えら
れる。しかして、門形をなす家具の構造として
は、通常、全体を工場で組み立てた分解できな
い一体構造形のものや、箱形の家具要素の下面
両端部を脚により支持するようにした脚支持形の
もの、あるいは、左右の側板の上半部を棚板に
より連結した棚板連結形のもの等が挙げられる。
ところが、これらのものは、いずれも次のよう
な問題がある。まず、の一体構造形のものは、
収納容積のわりには嵩が高く、倉庫での保管や運
搬に不便が生じ易い。また、の脚支持形のもの
は、脚の上端面を家具要素の下面に取付ける関係
で、両者の当接面積を大きく確保することが難し
い場合が多く、脚の取付強度に難点が生じ易い。
さらに、前記およびのものは、設計変更を行
わない限り、やぐらこたつを挿入するための空間
の上下方向の開口寸法を変更するのが困難であ
る。やぐらこたつには画一的な標準高さ寸法があ
るわけではなく、また、ふとんの使用状況などの
事情も加わつてその天板高さは必ずしも一定では
ない。そのため、この種のこたつ周辺家具では、
何種類かの高さ寸法違いを用意したり、使用者側
でその高さを変更できるようにすることが望まれ
るが、前記やのものは、このような要望にこ
たえるのが難しい。一方、前記の棚板連結形の
ものは、棚板の連結位置を変更することによつ
て、こたつ収納用空間の高さ寸法を変更すること
が可能であるが、左右の側板を棚板により分解可
能に連結しただけのものでは、板同士の交差結合
のみにより各部が連結されるため、門形の家具に
おいては全体の剛性を確保するのが難しくなると
いう問題がある。
な問題がある。まず、の一体構造形のものは、
収納容積のわりには嵩が高く、倉庫での保管や運
搬に不便が生じ易い。また、の脚支持形のもの
は、脚の上端面を家具要素の下面に取付ける関係
で、両者の当接面積を大きく確保することが難し
い場合が多く、脚の取付強度に難点が生じ易い。
さらに、前記およびのものは、設計変更を行
わない限り、やぐらこたつを挿入するための空間
の上下方向の開口寸法を変更するのが困難であ
る。やぐらこたつには画一的な標準高さ寸法があ
るわけではなく、また、ふとんの使用状況などの
事情も加わつてその天板高さは必ずしも一定では
ない。そのため、この種のこたつ周辺家具では、
何種類かの高さ寸法違いを用意したり、使用者側
でその高さを変更できるようにすることが望まれ
るが、前記やのものは、このような要望にこ
たえるのが難しい。一方、前記の棚板連結形の
ものは、棚板の連結位置を変更することによつ
て、こたつ収納用空間の高さ寸法を変更すること
が可能であるが、左右の側板を棚板により分解可
能に連結しただけのものでは、板同士の交差結合
のみにより各部が連結されるため、門形の家具に
おいては全体の剛性を確保するのが難しくなると
いう問題がある。
また、このような家具において、前記横長家具
要素の上面部分を本立てとして使用する場合に
は、本の落下を防止するために前記横長家具要素
の上面後縁に背面板を立設する必要がある。とこ
ろが、この家具のようにその奥行寸法をこたつの
奥行寸法の半分以下に設定したものでは、前記横
長家具要素の上面にオーデイオ機器等を載置して
使用しようとした場合に、その機器の背面側に接
続される配線類と前記背面板との干渉が問題とな
る。
要素の上面部分を本立てとして使用する場合に
は、本の落下を防止するために前記横長家具要素
の上面後縁に背面板を立設する必要がある。とこ
ろが、この家具のようにその奥行寸法をこたつの
奥行寸法の半分以下に設定したものでは、前記横
長家具要素の上面にオーデイオ機器等を載置して
使用しようとした場合に、その機器の背面側に接
続される配線類と前記背面板との干渉が問題とな
る。
本考案は、以上のような問題点をことごとく解
消することを目的としている。
消することを目的としている。
[問題点を解決するための手段]
本考案は、以上のような目的を達成するため
に、次のような構成を採用したものである。
に、次のような構成を採用したものである。
すなわち、本考案に係るこたつ周辺家具は、横
長家具要素の両端に脚部若しくは縦長家具要素を
連設することにより門形に形成してなるものであ
つて、前記横長家具要素の下方に位置させて脚部
間若しくは縦長家具要素間に形成した空間の開口
寸法を、布団および天板を載置したやぐらこたつ
を挿入し得る値に定めるとともに、その奥行寸法
を前記やぐらこたつの奥行寸法の半分以下に設定
する一方、前記横長家具要素の天板の後縁に背面
板を起立位置から該横長家具要素の背面に添接す
る倒立位置まで回動させ得るように螺着してい
る。そして、前記横長家具要素を、天板、底板、
左右の側板および背板を有してなる前方のみに開
口した箱状のものにし、前記各脚部若しくは各縦
長家具要素を前記横長家具要素の側板の外面に、
該縦長家具要素の上端部分が前記天板よりも上方
に延出するようにしてビス止めしていることを特
徴とする。
長家具要素の両端に脚部若しくは縦長家具要素を
連設することにより門形に形成してなるものであ
つて、前記横長家具要素の下方に位置させて脚部
間若しくは縦長家具要素間に形成した空間の開口
寸法を、布団および天板を載置したやぐらこたつ
を挿入し得る値に定めるとともに、その奥行寸法
を前記やぐらこたつの奥行寸法の半分以下に設定
する一方、前記横長家具要素の天板の後縁に背面
板を起立位置から該横長家具要素の背面に添接す
る倒立位置まで回動させ得るように螺着してい
る。そして、前記横長家具要素を、天板、底板、
左右の側板および背板を有してなる前方のみに開
口した箱状のものにし、前記各脚部若しくは各縦
長家具要素を前記横長家具要素の側板の外面に、
該縦長家具要素の上端部分が前記天板よりも上方
に延出するようにしてビス止めしていることを特
徴とする。
[作用]
このような構成のものであれば、横長家具要素
の下方に形成された空間に、天板および布団を載
せたやぐらこたつの片半部分を挿入することがで
きる。そして、この家具の奥行寸法は、やぐらこ
たつの奥行き寸法の半分以下に設定してあるた
め、挿入したやぐらこたつの少なくとも手前半分
は外部に突出することになる。そのため、その突
出する部分を机として使用することができる。そ
して、このようにしたものでは、やぐらこたつに
入つたままで、横長家具要素が手の届き易い範囲
に位置することになるので、書物その他の出入れ
を体をねじつたりやぐらこたつから出ることなし
に行うことが可能となる。
の下方に形成された空間に、天板および布団を載
せたやぐらこたつの片半部分を挿入することがで
きる。そして、この家具の奥行寸法は、やぐらこ
たつの奥行き寸法の半分以下に設定してあるた
め、挿入したやぐらこたつの少なくとも手前半分
は外部に突出することになる。そのため、その突
出する部分を机として使用することができる。そ
して、このようにしたものでは、やぐらこたつに
入つたままで、横長家具要素が手の届き易い範囲
に位置することになるので、書物その他の出入れ
を体をねじつたりやぐらこたつから出ることなし
に行うことが可能となる。
そして、横長家具要素の天板の後縁に蝶着した
背面板を起立姿勢にすれば、天板上を、主として
本立て等に利用することができる。一方、上記背
面板を横長家具要素の背面に添接する反転位置に
まで回動させると、天板の後端側が開放されるの
で、オーデイオ機器や照明器具等の奥行のある機
材を載置し、その配線等を容易に行うことが可能
となる。
背面板を起立姿勢にすれば、天板上を、主として
本立て等に利用することができる。一方、上記背
面板を横長家具要素の背面に添接する反転位置に
まで回動させると、天板の後端側が開放されるの
で、オーデイオ機器や照明器具等の奥行のある機
材を載置し、その配線等を容易に行うことが可能
となる。
また、やぐらこたつを前記空間から引出して、
部屋の中央部分に配置すれば、複数人で包囲して
使用することができる。
部屋の中央部分に配置すれば、複数人で包囲して
使用することができる。
さらに、本考案のこたつ周辺家具は、横長家具
要素の側板外面に脚部若しくは縦長家具要素をビ
スにより止着したものであるため、脚部若しくは
縦長家具要素を横長家具要素に対して着脱するこ
とが可能となる。そのため、横長家具要素と、脚
部若しくは縦長家具要素とに分解した状態で、倉
庫に保管したり運搬することができる。しかも、
このような構成のものであれば、脚部若しくは縦
長家具要素と横長家具要素とのビス止め位置を上
下方向に変更するだけで前記空間の開口寸法を変
更することができる。そのため、種々の仕様のも
のをきわめて容易に提供することができる。ま
た、前記ビスの挿入孔を複数段に設けておきさえ
すれば、使用者側で脚部若しくは縦長家具要素と
横長家具要素とのビス止め位置を適宜変更するこ
とも可能になる。その上、前記横長家具要素は、
単なる棚板とは異なり、天板、底板、左右の側板
および背板を有してなる前方のみに開口した箱状
をなしている。そのため、この横長家具要素の側
板外面に脚部若しくは縦長家具要素の側板を止着
すれば、左右の脚部若しくは縦長家具要素が、構
造的に変形し難い箱状の横長家具要素により結合
されることになる。しかも、脚部若しくは縦長家
具要素と横長家具要素の側板とを面当接させてビ
ス止めするものであるため、ビス止め部分におけ
るがたつき等も発生し難い。そのため、分解が可
能であり、しかも、門形をなしているにもかかわ
らず、全体の剛性を無理なく有効に高めることが
可能となる。
要素の側板外面に脚部若しくは縦長家具要素をビ
スにより止着したものであるため、脚部若しくは
縦長家具要素を横長家具要素に対して着脱するこ
とが可能となる。そのため、横長家具要素と、脚
部若しくは縦長家具要素とに分解した状態で、倉
庫に保管したり運搬することができる。しかも、
このような構成のものであれば、脚部若しくは縦
長家具要素と横長家具要素とのビス止め位置を上
下方向に変更するだけで前記空間の開口寸法を変
更することができる。そのため、種々の仕様のも
のをきわめて容易に提供することができる。ま
た、前記ビスの挿入孔を複数段に設けておきさえ
すれば、使用者側で脚部若しくは縦長家具要素と
横長家具要素とのビス止め位置を適宜変更するこ
とも可能になる。その上、前記横長家具要素は、
単なる棚板とは異なり、天板、底板、左右の側板
および背板を有してなる前方のみに開口した箱状
をなしている。そのため、この横長家具要素の側
板外面に脚部若しくは縦長家具要素の側板を止着
すれば、左右の脚部若しくは縦長家具要素が、構
造的に変形し難い箱状の横長家具要素により結合
されることになる。しかも、脚部若しくは縦長家
具要素と横長家具要素の側板とを面当接させてビ
ス止めするものであるため、ビス止め部分におけ
るがたつき等も発生し難い。そのため、分解が可
能であり、しかも、門形をなしているにもかかわ
らず、全体の剛性を無理なく有効に高めることが
可能となる。
また、前記脚部若しくは縦長家具要素の上端部
分を前記天板よりも上方に延出させているので、
その延出部分がブツクエンド的な機能をはたすこ
とになり、横長家具要素上の載置物が側方へ転倒
するのを防止することできる。そのため、前述し
たように家具要素内に納まりきらない背の高い書
籍を載せたり、オーデイオ機器等を載置して、そ
の横長家具要素の天板上を有効に利用することが
可能となる。
分を前記天板よりも上方に延出させているので、
その延出部分がブツクエンド的な機能をはたすこ
とになり、横長家具要素上の載置物が側方へ転倒
するのを防止することできる。そのため、前述し
たように家具要素内に納まりきらない背の高い書
籍を載せたり、オーデイオ機器等を載置して、そ
の横長家具要素の天板上を有効に利用することが
可能となる。
[実施例]
以下、本考案の一実施例を第1図と第2図を参
照して説明する。
照して説明する。
このこたつ周辺家具は、横長家具要素1の両端
に脚部2,3を連設することによつて、門形に形
成されている。
に脚部2,3を連設することによつて、門形に形
成されている。
横長家具要素1は、天板、底板5、左右の側板
6,7および背板8を有した横長箱状のもので、
その内部には仕切板9が設けてある。そして、そ
の前面開口部には、ガラス製の引戸10が開閉可
能に設けてある。
6,7および背板8を有した横長箱状のもので、
その内部には仕切板9が設けてある。そして、そ
の前面開口部には、ガラス製の引戸10が開閉可
能に設けてある。
脚部2,3は、板状のもので、前記横長家具要
素1の側板6,7の外面に図示しないビスを用い
て止着されており、その下端部にはキヤスタ1
1,12が設けてある。換言すれば、脚部2,3
の上端部分が前記天板4よりも上方に延出するよ
うにして、前記脚部2,3の内面を前記横長家具
要素1の側板6,7の外面にビス止めしている。
素1の側板6,7の外面に図示しないビスを用い
て止着されており、その下端部にはキヤスタ1
1,12が設けてある。換言すれば、脚部2,3
の上端部分が前記天板4よりも上方に延出するよ
うにして、前記脚部2,3の内面を前記横長家具
要素1の側板6,7の外面にビス止めしている。
そして、前記横長家具要素1の下方に位置する
両脚部2,3間の空間Aの開口寸法は、ふとん1
3aおよび天板13bを載置したやぐらこたつ1
3を挿入し得る値に定めてある。具体的には、例
えば、両脚部2,3間の距離となる開口幅Sは、
1150mmに設定し、床面14から横長家具要素1の
底板5の下面までの高さHは、520mmに設定して
ある。そして、横長家具要素1の前面から背板8
の後面までの奥行Lは、やぐらこたつ13の奥行
の半分以下の値(276mm)に設定してある。
両脚部2,3間の空間Aの開口寸法は、ふとん1
3aおよび天板13bを載置したやぐらこたつ1
3を挿入し得る値に定めてある。具体的には、例
えば、両脚部2,3間の距離となる開口幅Sは、
1150mmに設定し、床面14から横長家具要素1の
底板5の下面までの高さHは、520mmに設定して
ある。そして、横長家具要素1の前面から背板8
の後面までの奥行Lは、やぐらこたつ13の奥行
の半分以下の値(276mm)に設定してある。
一方、前記両脚部2,3の後端部分は、横長家
具要素1の背板8の厚み寸法分、後方へ延出させ
てあり、上端部分は、天板4よりも上方に延出さ
せ、その延出端部間に本立て等を構成する背面板
15を鉛直な起立姿勢に配設してある。背面板1
5は、その下端を天板4の後縁に蝶番16を介し
て蝶着してあり、その両側の上端部を両脚部2,
3の外面側から貫通したビス17により止着して
ある。そして、両側のビス17を取外すことによ
り、下方の背板8の背面に添接する反転位置(第
2図想像線参照)まで180°回動させ得るようにな
つている。
具要素1の背板8の厚み寸法分、後方へ延出させ
てあり、上端部分は、天板4よりも上方に延出さ
せ、その延出端部間に本立て等を構成する背面板
15を鉛直な起立姿勢に配設してある。背面板1
5は、その下端を天板4の後縁に蝶番16を介し
て蝶着してあり、その両側の上端部を両脚部2,
3の外面側から貫通したビス17により止着して
ある。そして、両側のビス17を取外すことによ
り、下方の背板8の背面に添接する反転位置(第
2図想像線参照)まで180°回動させ得るようにな
つている。
このような構成によると、横長家具要素1の下
方に形成された空間Aの奥行Lは、やぐらこたつ
13の奥行の半分以下の寸法に設定してあるの
で、この空間Aにやぐらこたつ13の片半部分を
挿入すると、やぐらこたつ13の手前側の部分は
横長家具要素1の前面から突出することになる。
その結果、やぐらこたつ13の突出する部分の天
板13b上を机として利用することができる。ま
た、床面14から横長家具要素1の上端までの寸
法(1020mm)および最長幅(1200mm)は、利用者
がやぐらこたつ13に入つた状態で手の届く寸法
内に設定してある。そのため、こたつ利用者は、
体をねじることなく、前方に位置する横長家具要
素1の各部に載置した書物等の出入れを容易に行
うことが可能となる。
方に形成された空間Aの奥行Lは、やぐらこたつ
13の奥行の半分以下の寸法に設定してあるの
で、この空間Aにやぐらこたつ13の片半部分を
挿入すると、やぐらこたつ13の手前側の部分は
横長家具要素1の前面から突出することになる。
その結果、やぐらこたつ13の突出する部分の天
板13b上を机として利用することができる。ま
た、床面14から横長家具要素1の上端までの寸
法(1020mm)および最長幅(1200mm)は、利用者
がやぐらこたつ13に入つた状態で手の届く寸法
内に設定してある。そのため、こたつ利用者は、
体をねじることなく、前方に位置する横長家具要
素1の各部に載置した書物等の出入れを容易に行
うことが可能となる。
そして、天板8上を本立て等に利用する場合
は、図面に示す如く、背面板15を鉛直姿勢にビ
ス17を介して係止させれば、背面側への書物等
の落下が防止できる。そして、この場合には、側
板6,7の上端部間に背面板15が介在すること
になるので、家具全体の剛性が高いものとなる。
一方、天板4上にオーデイオ機器や照明器具等を
載置する場合は、キヤスタ11,12を利用して
当該こたつ周辺家具を部屋の壁側等から引出すと
ともに、背面板15の両側を脚部2,3に止着さ
せるビス17を取外し、蝶番16を中心に背面板
15を横長家具要素1の背面に添接する反転位置
にまで回転させればよい。すなわち、このように
すれば天板4の後端が開放されるので、オーデイ
オ機器等の配線が背面板15と干渉するようなこ
とがなくなる。その際、反転位置にまで回動させ
た背面板15は、脚部2,3の後端から突出する
ことがなく、その奥行寸法内に収まることにな
る。
は、図面に示す如く、背面板15を鉛直姿勢にビ
ス17を介して係止させれば、背面側への書物等
の落下が防止できる。そして、この場合には、側
板6,7の上端部間に背面板15が介在すること
になるので、家具全体の剛性が高いものとなる。
一方、天板4上にオーデイオ機器や照明器具等を
載置する場合は、キヤスタ11,12を利用して
当該こたつ周辺家具を部屋の壁側等から引出すと
ともに、背面板15の両側を脚部2,3に止着さ
せるビス17を取外し、蝶番16を中心に背面板
15を横長家具要素1の背面に添接する反転位置
にまで回転させればよい。すなわち、このように
すれば天板4の後端が開放されるので、オーデイ
オ機器等の配線が背面板15と干渉するようなこ
とがなくなる。その際、反転位置にまで回動させ
た背面板15は、脚部2,3の後端から突出する
ことがなく、その奥行寸法内に収まることにな
る。
また、やぐらこたつ13を前記空間Aか引出せ
ば、複数人で上記こたつ13を使用することが可
能となる。さらに、かかるこたつ周辺家具は、横
長家具要素1の側板6,7の外面に脚部2,3を
ビス止めしたものであるため、脚部2,3を横長
家具要素1に対して着脱することが可能となる。
そのため、横長家具要素1と、脚部2,3とに分
解した状態で、倉庫に保管したり運搬することが
できる。横長家具要素1と脚部2,3とは近似し
た奥行き寸法を有しているため、分解状態におい
てはコンパクトになる。しかも、このような構成
のものであれば、脚部2,3と横長家具要素1と
のビス止め位置を上下方向に変更するだけで前記
空間Aの高さHを変更することができる。そのた
め、種々の仕様のものをきわめて容易に準備する
ことができる。また、前記ビスの挿入孔を複数段
に設けておきさえすれば、使用者側で脚部2,3
と横長家具要素1とのビス止め位置を適宜変更す
ることも可能になる。その上、前記横長家具要素
1は、前述のように前方のみに開口した箱状をな
している。そのため、この横長家具要素1の側板
6,7の外面に脚部2,3を止着すれば、左右の
脚部2,3が、構造的に変形し難い箱状の横長家
具要素3により結合されることになる。しかも、
脚部2,3と横長家具要素1の側板6,7とを面
当接させてビス止めするものであるため、ビス止
め部分におけるがたつき等も発生し難い。そのた
め、分解が可能であるにもかかわらず、全体の剛
性を無理なく有効に高めることができるものであ
る。
ば、複数人で上記こたつ13を使用することが可
能となる。さらに、かかるこたつ周辺家具は、横
長家具要素1の側板6,7の外面に脚部2,3を
ビス止めしたものであるため、脚部2,3を横長
家具要素1に対して着脱することが可能となる。
そのため、横長家具要素1と、脚部2,3とに分
解した状態で、倉庫に保管したり運搬することが
できる。横長家具要素1と脚部2,3とは近似し
た奥行き寸法を有しているため、分解状態におい
てはコンパクトになる。しかも、このような構成
のものであれば、脚部2,3と横長家具要素1と
のビス止め位置を上下方向に変更するだけで前記
空間Aの高さHを変更することができる。そのた
め、種々の仕様のものをきわめて容易に準備する
ことができる。また、前記ビスの挿入孔を複数段
に設けておきさえすれば、使用者側で脚部2,3
と横長家具要素1とのビス止め位置を適宜変更す
ることも可能になる。その上、前記横長家具要素
1は、前述のように前方のみに開口した箱状をな
している。そのため、この横長家具要素1の側板
6,7の外面に脚部2,3を止着すれば、左右の
脚部2,3が、構造的に変形し難い箱状の横長家
具要素3により結合されることになる。しかも、
脚部2,3と横長家具要素1の側板6,7とを面
当接させてビス止めするものであるため、ビス止
め部分におけるがたつき等も発生し難い。そのた
め、分解が可能であるにもかかわらず、全体の剛
性を無理なく有効に高めることができるものであ
る。
また、前記脚部2,3の上端部分を横長家具要
素1の天板4よりも上方に延出させているので、
その延出部分がブツクエンド的な機能をはたすこ
とになり、天板4上の載置物が側方へ転倒するの
を防止することができる。そのため、前述したよ
うに、横長家具要素1内に納まりきらない背の高
い書籍や、オーデイオ機器等をその天板4上に載
置して横長家具要素3上を有効に利用することが
可能となる。
素1の天板4よりも上方に延出させているので、
その延出部分がブツクエンド的な機能をはたすこ
とになり、天板4上の載置物が側方へ転倒するの
を防止することができる。そのため、前述したよ
うに、横長家具要素1内に納まりきらない背の高
い書籍や、オーデイオ機器等をその天板4上に載
置して横長家具要素3上を有効に利用することが
可能となる。
なお、脚部に代えて、第3図に概略的に示すよ
うに、横長家具要素101の両端に縦長家具要素
102,103を連設するようにしてもよい。そ
して、前記横長家具要素101の天板104の後
縁に蝶番116を介して背面板115を蝶着し、
その両側を各縦長家具要素102,103の内側
の側板102a,103aにビスを介して止着さ
せるようにすることも可能である。
うに、横長家具要素101の両端に縦長家具要素
102,103を連設するようにしてもよい。そ
して、前記横長家具要素101の天板104の後
縁に蝶番116を介して背面板115を蝶着し、
その両側を各縦長家具要素102,103の内側
の側板102a,103aにビスを介して止着さ
せるようにすることも可能である。
[考案の効果]
本考案では、横長家具要素の両端に脚部若しく
は縦長家具要素を門形に連設し、横長家具要素の
下方に位置させて形成した空間に、やぐらこたつ
の片半部分を挿入し得るようにしているので、や
ぐらこたつに入つた状態で、姿勢を大きく変える
事なしに容易に書物やその他の収納物を出入れす
ることができる。また、横長家具要素の天板に背
面板を起立位置から該横長家具要素の背面に添接
する反転位置にまで回動させ得るように蝶着し、
天板上に載置する書物や機材等に応じて、天板上
の形態を変化させるようにしているので、書物や
奥行きのあるオーデイオ機器等、種々の物品を不
具合なく適切に載置して使用することができる。
は縦長家具要素を門形に連設し、横長家具要素の
下方に位置させて形成した空間に、やぐらこたつ
の片半部分を挿入し得るようにしているので、や
ぐらこたつに入つた状態で、姿勢を大きく変える
事なしに容易に書物やその他の収納物を出入れす
ることができる。また、横長家具要素の天板に背
面板を起立位置から該横長家具要素の背面に添接
する反転位置にまで回動させ得るように蝶着し、
天板上に載置する書物や機材等に応じて、天板上
の形態を変化させるようにしているので、書物や
奥行きのあるオーデイオ機器等、種々の物品を不
具合なく適切に載置して使用することができる。
また、本考案の構成によれば、横長家具要素と
脚部若しくは縦長家具要素とを分離したり組立て
ることができるため、倉庫での保管や運搬が容易
になる。しかも、脚部若しくは縦長家具要素と横
長家具要素とのビス止め位置を上下方向に変更す
るだけでやぐらこたつを挿入すべき空間の高さ寸
法を変更することができるため、種々の仕様のも
のをきわめて容易に提供することができ、また、
使用者側での変更を可能にすることも難しくはな
くなる。その上、左右の脚部若しくは縦長家具要
素を構造的に変形し難い箱状の横長家具要素によ
り結合するようにしておき、また、脚部若しくは
縦長家具要素と横長家具要素とは面当接させてビ
ス止めしてあるため、分解が可能であるにもかか
わらず、全体の剛性を無理なく有効に高めること
ができるという効果が得られる。
脚部若しくは縦長家具要素とを分離したり組立て
ることができるため、倉庫での保管や運搬が容易
になる。しかも、脚部若しくは縦長家具要素と横
長家具要素とのビス止め位置を上下方向に変更す
るだけでやぐらこたつを挿入すべき空間の高さ寸
法を変更することができるため、種々の仕様のも
のをきわめて容易に提供することができ、また、
使用者側での変更を可能にすることも難しくはな
くなる。その上、左右の脚部若しくは縦長家具要
素を構造的に変形し難い箱状の横長家具要素によ
り結合するようにしておき、また、脚部若しくは
縦長家具要素と横長家具要素とは面当接させてビ
ス止めしてあるため、分解が可能であるにもかか
わらず、全体の剛性を無理なく有効に高めること
ができるという効果が得られる。
さらに、前記脚部若しくは縦長家具要素の上端
部分を横長家具要素の天板よりも上方に延出させ
ているので、その延出部分がブツクエンド的な機
能をはたすことになり、前述したような種々の物
品をより適切に載置することができ、横長家具要
素の天板上を有効に利用することができるもので
ある。
部分を横長家具要素の天板よりも上方に延出させ
ているので、その延出部分がブツクエンド的な機
能をはたすことになり、前述したような種々の物
品をより適切に載置することができ、横長家具要
素の天板上を有効に利用することができるもので
ある。
第1図と第2図は本考案の一実施例を示し、第
1図は概略的な斜視図、第2図は第1図の−
線における矢示方向の断面図である。第3図は本
考案の他の実施例を示す概略的な斜視図である。 1……横長家具要素、2,3……脚部、4……
天板、5……底板、6,7……側板、8……背
板、13……やぐらこたつ、15……背面板、1
7……ビス、A……空間、S……開口幅、H……
空間の高さ、L……空間の奥行、101……横長
家具要素、102,103……縦長家具要素、1
13……背面板、116……蝶番。
1図は概略的な斜視図、第2図は第1図の−
線における矢示方向の断面図である。第3図は本
考案の他の実施例を示す概略的な斜視図である。 1……横長家具要素、2,3……脚部、4……
天板、5……底板、6,7……側板、8……背
板、13……やぐらこたつ、15……背面板、1
7……ビス、A……空間、S……開口幅、H……
空間の高さ、L……空間の奥行、101……横長
家具要素、102,103……縦長家具要素、1
13……背面板、116……蝶番。
Claims (1)
- 横長家具要素の両端に脚部若しくは縦長家具要
素を連設することにより門形に形成されており、
前記横長家具要素の下方に位置させて脚部間若し
くは縦長家具要素間に形成した空間の開口寸法
を、ふとんおよび天板を載置したやぐらこたつを
挿入し得る値に定めるとともに、その奥行寸法を
前記やぐらこたつの奥行寸法の半分以下に設定し
た家具であつて、前記横長家具要素を、天板、底
板、左右の側板および背板を有してなる前方のみ
に開口した箱状のものにし、前記脚部若しくは縦
長家具要素を前記横長家具要素の側板の外面に、
該脚部若しくは縦長家具要素の上端部分が前記天
板よりも上方に延出するようにしてビス止めし、
前記横長家具要素の天板の後縁に背面板を起立位
置から該横長家具要素の背面に添接する倒立位置
まで回動させ得るように蝶着したことを特徴とす
るこたつ周辺家具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987098810U JPH0355318Y2 (ja) | 1987-06-27 | 1987-06-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987098810U JPH0355318Y2 (ja) | 1987-06-27 | 1987-06-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS644142U JPS644142U (ja) | 1989-01-11 |
JPH0355318Y2 true JPH0355318Y2 (ja) | 1991-12-09 |
Family
ID=31325402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987098810U Expired JPH0355318Y2 (ja) | 1987-06-27 | 1987-06-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0355318Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5717538B2 (ja) * | 1976-11-12 | 1982-04-12 | ||
JPS58203712A (ja) * | 1982-05-22 | 1983-11-28 | 藤原 利一 | 家具等の移動装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5717538U (ja) * | 1980-07-05 | 1982-01-29 |
-
1987
- 1987-06-27 JP JP1987098810U patent/JPH0355318Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5717538B2 (ja) * | 1976-11-12 | 1982-04-12 | ||
JPS58203712A (ja) * | 1982-05-22 | 1983-11-28 | 藤原 利一 | 家具等の移動装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS644142U (ja) | 1989-01-11 |
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