JPS58203712A - 家具等の移動装置 - Google Patents

家具等の移動装置

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JPS58203712A
JPS58203712A JP8684982A JP8684982A JPS58203712A JP S58203712 A JPS58203712 A JP S58203712A JP 8684982 A JP8684982 A JP 8684982A JP 8684982 A JP8684982 A JP 8684982A JP S58203712 A JPS58203712 A JP S58203712A
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rail
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は家具等の移動装置、より詳しくは家具その他の
屋内装置品を床下に敷設されたレールを利用して任意の
位置へ移動させるための装置に関する。
今11、本邦の住宅事情は、従前に比し遥かに改善され
たとはいい条、極めて高い地価に災いされ、欧米に比し
1/2す下−の゛狭小な住宅に居住することを余儀なく
されている。そしてこの状況は、今後とも益々加速され
るであろう人口の都市集中々核家族化とに因り、将来改
善される見込みは旬んどない。従って、限られた面積及
び空間の効果的な利用を達成することは、正に国民生活
を向上させるための鍵であると云える。
しかるに、これまでの本邦の住宅設計は総じて一室一用
途主義が採用さ、れてあり、一つの室を多目的に利用し
ようとする配慮は殆んど行なわれていない。従って、限
られた面積内Iこ多数の室を設けようとすれば勢い各室
の面積を縮小せざるを得ないか、一方では、家具の大き
さは国民の欧風化及び高級化志向に伴い年々大型化する
傾向があるから、元々狭隘な室内か益々手狭で裏側の塵
埃を掃除するのは通常極めて困難であるから、長年の間
にノミやアブラムシの巣窟lこなることは避けかたい。
特(こ塵埃中に巣くう微細なダニ類は、喘息などのアレ
ルギー症状の原因ともなり易いので健康的にも問題であ
る。
大型の据え付は型家具によする第三の問題点は地震によ
る転倒の危険である。けたし、本邦は環太平洋地震帯1
番こ位置する地震国であるから、中程度以」二の地震に
見まわれる危険は常に存する。そして一度当該地震か発
生すると、真先に転倒するのは背の高い大型の家具であ
る。
以上のよう(こ、狭隘な家屋の割に高級な大型家具を求
める国民の嗜好をとう調和させるか、及び大型家具の耐
震性を如何に向上するかは当業界における重要な課題で
あるか、発明者の知る限り、これらの問題番こ対する有
効な解答は未だ与えられていない。本発明はこれらの問
題fこ対し適切な解決を与えようとするものである。
本発明苔は長く住宅の設計、施行及び販売lこ従事して
きた経験から、−室一用途という既成概念を打破しなけ
れば上の問題を解決できないことを痛感し、種々研究を
積み重ねた結果、以下の事実を確認した。
げ) −室多用途の汎用性を与えない限り「狭さ」を解
決することはできないこと。
(ロ) 家具類を可動性(こするためキャスターを取り
付けても、大型の家具では所定の位置まで移動させるの
か困難であること。かつ、キャスターにより一層背か高
くなることは、耐震性を考えたとき不利であること。
(ハ) レールは(ロ)項前段の欠点を改良できるが、
カーペット面にレールを敷設できす、がっ、レール(こ
よっても同項後段の欠点は回避できないこと。但し、移
動が容易であるという点ではレールか最適であること。
に) 家具等はなるべく組み合わせ形式Iこした方か配
置面積を減少できること。
(ホ) レールを床面より下方(こ敷設できれば(ハ)
の問題を解決できる他に耐震的にも有利となること。
本発明は以上の知見に基つくものであって、その骨子は
床より下面に敷設したレールに対応t ル床面1コスリ
7トを設けると共ζこ、該レール上(こ下端に車輪を有
する脚板を載置し、この胸板に任意の家具その他の屋内
装置品を取りつけることである。このような構成を採用
すると以下の利点を生しる。
(1)家具等の移動か指1本でスムースに行える。
(11)  床面に細いスリットを有するたけであるの
で、長毛のカーペットを敷くとスリットの存在を完全に
隠蔽することができる。
(ω) レールを平行(こ複数対敷設すれば、大型の家
具等の内側に中型の家具等を、中型の家具の内側に小型
の家具等を格納するといった複合化が容易である。
(1■)  家具が脚板により床下面とレールとの間で
保定されるので、家屋が倒置する程の激震に遭わない限
り転倒する恐れがない。
(V)  前(1;)及び(11)の特長のため室の多
用途化が容易であって、このためワンルームのメリ會 ソトを最大限度生かすことができる。
(vl)  家具等の移動が容易であるから、清掃を充
分に行うことができ、極めて衛生的であると同時Iこ、
イエダニ1こよるアレルギーの恐れが激減するので健康
的である。
(vlOレールに適当な勾配を与えれば、家具等を自動
的に所定位置まで移動させたり又はそれらの高さを調節
したりすることもできる。
(4家具等の裏面が利用できるようになる。
この特長は、例えば奥行の深い家具等を利用し易くした
り又は戸棚などの両面を活用できる点で実際上極めて有
用である。
(1x)  家具等を移動させるための労力が著しく軽
減されると共に、移動に伴う損傷も発生しない。
(X)  カーペットに押痕がつかない。
(×1)  大型プランタ−又はアク7リウム等を好み
に応じ日当りの良い場所又は悪い場所へ移動できる。特
に後者のアク7リウムは重量が大きいので、これを自由
に移動せしめうることの利益は大きい。
(XID  事務所、店舗等における配置換えも容易に
できる。
(xi[)狭小な面積を有効に活用できるので、居住性
1作業性が向上する。
(xiv)無駄を省いた機能的な生活や仕事が可能とな
る。
本発明による利点はまだまだ挙げることができるが、そ
れら他の利点は、本発明による開示をヒントに専門家な
らば容易に推考できることである。
本発明の対象となる家具類等は、いわゆる家具什器類の
他、かなりの大きさの屋内装置品及び仕切り等の全部を
包含する。例を挙げれば、例えばタンス、ベッド、食器
棚1戸棚、サイドボード、陳列棚、ノヨーケース′、ダ
イニングテーブル、机、椅子9本棚、応接セyト、鏡台
冷蔵庫、洗濯機、乾燥機、ミシン、大型のプランタ−、
アク覆すウムなどがある。これらの屋内装置品は目的に
応じ単独で又は組み合わせて格納され、用時現位置にお
いて又は所望の場所まで移動せしめられて使用される。
家具等を組み合わせて格納する複合形式を採用する場合
、それには無数の組み合わせが存在するが好適な例を挙
げれば、例えば、流し一冷蔵庫一ダイニングテーブルへ
サイドボード、机−椅子一本棚、応接セット−サイドボ
ード、ベッド−サイドボード(又は本棚もしくは鏡台)
、流しく又は洗濯機)−乾燥機、ダイニングテーブル−
ミシン、飾り棚−アク7リウムなどの組み合わせがある
特に、発明の対象である8家具等が、例えば押入れユニ
ット、押入れと床の間のセントのような仕切りを兼ねつ
るものであれば所望により部屋を自由に仕切りつると共
に各室の大きさを自由薔こ変化させつるので、実用上有
利である。なお、本発明の対象となる家屋は普通住宅で
あるが、。
所望により事務所1店舗などであってもよい。
μ上の屋内装置品は、床下に敷設されたレール上を滑走
しつる脚仮に取り付けられる。この脚板は厚さ数組程度
の金属板から作られ、その下縁に車輪を備え、またその
上方は床板に穿たれたスリットを通って床面上へ突出す
る。従って、床板に穿たれるスリットは幅数u以内で済
むので、毛足の長いカーペットを敷けば殆んど目立たな
くなり、屋内装置品を撤去した後は広い床面として利用
できる。脚板の床上に突出する部分は、なるへく露出し
ないようにするか、又は調度とマツチする意匠1色彩等
を付されるのが好ましい。
レールは一般に床板に平行に敷かれるが、必要に応じ一
部に傾斜部分が付されてもよい。この傾斜は、例えば、
家具等を引き出し又は格納し易くするためそれらに助走
を与えたり、あるいはそれらの高さを格納時と使用時と
に適応させるよう変化させたりする目的に利用される。
例えば流し台上にダイニングテーブルを格納したい場合
、そのままでは両者の高さに若干の相違があるため無理
が起こるが、若しレールの中途に下向きの傾斜を与え、
該テーブルが所定位置へ移動するまでに望ましい高さま
で下降しつるように設計すれは、格納時と使用時との高
さの相違に因る矛盾が簡単に解決される。なお、一対の
レール上lこ載せられる家具等の数は必ずしも1とは限
らないが、ある家具等の内側にさらに別の家具を収容し
たい場合は、原則として軸線を共有する複数対のレール
を設ける必要がある。
この場合、レールの幅を原則として外側の家具について
大きく、内側の家具について小さくする。
レールはさらに必要に応じ弯曲し又は交叉して設けられ
てもよい。特に、交叉部分昏仁方向転換台が設けられる
ならば家具等を直角の方向へ移動させることができ、部
屋の模様替えなどに便利である。但し、これらの場合に
は根太が邪魔にならないよう、土台自体に多少の変更を
加えておくのがよい。
レールを敷設する面は床板下面がら比較的近い2面であ
るのが好適である。理想的には、支持用の車輪の上縁が
床板の下面に接触しない程度であるのが望ましい。この
ようにすると、地震による家具等の傾斜が該車輪と床板
下面との接触により阻止されるので、転倒が有効に防止
される。
本発明における家具等の移動は通常手動で行われる。家
具等はレールに載せられた車輪上に取り付けられている
ので、大−″の重い家具であっても手動で動かすのに支
障を来たすことはない。しかし、例えば流し台上に机や
戸棚を収容した場合のように、頻繁な移動の必要性が予
想される場合には、車輪自体に回転力を付与するか又は
取付台をロープやチェーン又はピストンで牽引するよう
な公知の手段で自走性を与えるのに有利である。特にモ
ーター、チェーン、スプロケット等を利用して、あるい
はエヤシリンダー等により段階的に複数の所定の位置ま
で自動的に移動するように構成しておけば最も便利であ
る。なお、手動的に移動させる場合には、家具等が所定
の位置で固定されるよう、ブレーキ又はストッパーを付
加するのが好ましい。
以上の他、本発明装置を有効に活用きせるだめの種々の
付属装置が存在しつる。例えば複数の家具等を連結して
移動させ、所定の地点で自動的に連結を切り離す手段、
あるいは収納の都合に合わせてテーブル等の家具を折り
畳み式にするなどの手段がそれである。しかし、これら
の手段は全べて自体公知の手段により達成できるので、
本明細書の開示を手紐りに専門家が推考するのは容易で
あろう。
本発明装置の実施対象として最適であるのは比較的広い
部屋、例えば居間と台所が一体になった部屋(LDK)
である。レールは好ましくは流し台の手前から長手方向
に沿って部屋の軸線方向に沿って敷かれ、その上に戸棚
、ダイニングテーブル、応接用の机、ソファ−などが滑
走自在に載せられる。このような構成では、戸棚を引き
出して炊事をし、ダイニングテーブルを引き出して食事
し、終ればそれらを原位置へ格納した上、ソファ−や応
接セットを引き出して休息又は団柴することができるの
で、狭い面積を目的に応じ最も有効に活用することがで
きる。
かつ、炊事の際来客があっても炊事をのぞかせることも
なく、さらにパーティ−1法事などで多数の人員が集ま
るときは全部の家具を壁側へ集中できるので、重い家具
を移動させる煩わしさもない。従って、可能な限り各室
に亘ってレールを設け、必要に応じ完全に部屋を空にで
きるようにしておくのが理想的である。なお、以上住居
を対象として説明したが、この他、本発明装置は店舗、
事務所等に対しても応用されることができ、これらの場
合も什器の移動が簡単であるから模様替えが容易である
以下、添附図面を参照して発明実施の態様を説明するが
、もちろん説明は例示であって、如何なる観点において
も技術的範囲の限定を意図するものではない。
第1図は発明を実施した住宅ゐ部分的な平面図を示す。
図面において居間1食堂及び台所を兼ねる比較的大きな
部屋(1)の床板(F)の中央には一方の端のキッチン
ユニット(K)から反対側の壁面に向って軸線を共有す
るように3条のスリット(2、2’、 2″)が穿たれ
、各スリットの下方には夫々レール(図中点線にて示す
)が設けられている。本例の場合、後述する独特の組み
合わせ式キッチンユニットを用いる関係で、中間のスリ
ブl−(2’、2’)の長さが最も長く、次いで外側の
スリット(2,2)及び内側のスリブl−(2”、 2
″)(こ向って次第に長さを減じる。
以上の各レール及びその上に載せられる胸板との関係は
続(第2図に示される。各レール(3,3’、3すは床
板(Iの下面に取りつけられ、下方及び側方を根太(4
,4’ )により支えられた上向きフ字形のアングルか
ら成るボックス(5,5’、5“)の底部を上向きに隆
起させることにより形成される。厚さ5Hの鉄板製の脚
板(’7.7’、7“)は以上のレール用ボックス(5
)の上部間口端面を被うスリット付きの各蓋板(6,6
’、6”)の各スリット部分を貫通してボックス(5,
5′、5″)に入り、その下端にはフォーク状の軸受金
共(8,8’、8″)が溶着されて、該金具に車輪(9
、9’、 9″)が軸着され、る。なお、床板[F)の
上面には毛足の長いカーペット(7)が敷かれ、その端
末部は床板(F)により巻きこまれてスリット(2,2
’、2つの存在を殆んど判らなくすると共に、ボックス
(5)内への塵や異物の侵入を防止しているO 脚板(7、i’、 r)の幅は以下間らかになるように
、取り付けるべき家具等の奥行により定まる。戸棚のよ
うに、奥行はそうf、: <でも1枚の底板で支えられ
る形式のものでは、本脚板の幅はほぼ該奥行方向に見合
う長さであるのが良い。この場合、車輪は該奥行方向に
沿って少なくとも2個必要である。これに反し、テーブ
ルのように奥行方向の荷重を2本の脚で分担する形のも
のでは、脚板は1個の車輪を備える該脚の幅と同様の狭
いものが適当である。なお、脚板はできるだけ目立たな
いようにするのがよい。このため、例えば家具等の脚部
の内部へ挿入したり、又は該脚部の内側に沿わせたりす
ることが行われる。特に戸棚や椅子のように自重の大き
いもの、又は大きな負荷のかかるものの場合は、脚板の
先端部を直角に内側へ折り曲げ、負荷を支えるのが好ま
しい。この際、必要に応じ両脚板の屈曲端側を延長して
一体化することにより耐荷重性を増大させることもでき
る。
第3図及び第4図は前2゛図に示されたキッチンユニッ
ト(K)の正面図及び側断面図である。本ユニットは、
上部に取り付けられた天袋(11)と、滑走可能な戸棚
(12)と、同じく 滑走可能なテーブル(+3)皮び
足置台(14)と、これまた滑走可能な物入れ(15)
伎び冷蔵庫(16)の連結体と、固定された流し及び調
理台(1乃、並びに天袋(11)の下方の固定棚−とか
ら構成される。以上の各単位構成部材の中、戸棚(12
)は脚板(7,7)により外側のレール(3,3;以下
第1図及び第2図を併せ参照)に載せられ、またテーブ
ル(13)及び足置台(14)は、脚板(7/、 rJ
 、 7/、 7/)により一体的に中間のレール(3
1,31)上に載せられ、さらに物入れθ5)及び冷蔵
庫(I(2)の連結体は、夫々側々の脚板(7’、7#
;7″、7”)により内側のレール(:T’J’)上に
載せられる。前記戸棚(12)は隔m1(12a)によ
りIII後に2分されており、外側(図面の向って左側
)の部分(12A)は洋酒棚兼飾り棚として、また内側
の部分(12B)は食器棚として構成され、夫々棚(1
2a、 12a ; 12b、12b ”−)を有する
。物入れ(15)と冷蔵庫(16)は図示の如く夫々向
い合わせの抽出式になっており、両者は夫々の対向面に
取りつけられた磁石(18,18’)により一体的に連
結されているが、ボックス(5)′内に突出する係止ピ
ン(19)の作用により、該15が所定位置(例えば流
し台(1ηの前端位置)まで前進したとき、該ピン(1
9)によりそれ以上の前進を阻止され、この結果、冷蔵
庫(16)のみが任意の位置まで前進せしめられること
ができる。なお、流し台(17)の奥の壁面にも固定棚
(20)が設けられており、炊事道具類を格納させる。
以上の物入れ及び冷蔵庫はすべて手動で引き出して使う
ように構成されているが、若し必要があれば、物入れ(
15)の奥に当る壁面又は物入れの裏面にスプリングを
装置するか及び/又はレール(3)′に多少の傾斜を与
え、僅かの始動力を与えただけで自動的に物入れ(l(
至)が停止位置まで移動するように構成してもよい。
以上のシステムキッチンを使用するには、例えば次のよ
うにする。即ち、第1図を参照して、先づ炊事する場合
には、戸棚(+2) 、テーブルf13)及び冷蔵庫(
16)及び物入れ(15)を夫々図示鉄線の位置まで引
き出して該物入れ及び冷蔵庫から必要な材料を取り出し
た後、15及び16を流し台(17)の下方へ格納し、
次いで固定棚−)から炊事道具を取り出して調理し、し
かる後食器棚(12B )を利用して調理された食物等
を盛りつけし、その後、テープル(13)を任意位置ま
で引き出して配膳する。そして食事が終ればテーブル及
び食器棚を定位置へ収容する。因みに図示9装置では、
戸棚(1匂の下方にハツチ(H)が穿たれ、戸棚の裏面
で配膳した上テーブルを引き出せば、調理物は該ハツチ
を通って表側へ出るように構成されているので、逐−盆
やワゴンを用いて調理物を運搬する必要がなく、このた
め主婦の労働が軽減される。食後の片付けでも同様にテ
ーブルを押しこめるだけでよい。
さらに来客、食後のくつろぎ等でテーブルが必要になっ
たときは、鎖線の如くテーブル峙を居間(L)側まで移
動させ既に置かれている椅子(C。
C・−・)′を利用して応接又はくつろき用セットを構
成する。さらに自分1人で又は親しい友人などと洋酒な
どを楽しみたいときは、洋酒などが陳列されている戸棚
(12)の前までテーブル(1騰を30crn程度引き
出す。足置台(14)はテーブル(13)と共に移動す
るので、テーブルの高さが普通のテーブルより若干高い
ことと相俟って、恰もバーと同様の感覚でホームバーの
味を満喫することができる。この際、テーブル(I3)
と戸棚(12)との間に人が立ちつる程度の間隔をあけ
、(゛人、令嬢なとがサービスするようにすれば、正に
バーと同様の雰囲気を醸成するので、上司、得意先など
の人々に対し満足感を与えることができる。なお、本例
のテーブル(臣の下面にはパネル(21)がバネ人りヒ
ンジ(21a)を介して取り付けられており、がっ、こ
のパネルはヒンジ(21b)により2分されているので
、図示の使用状態においては脚の邪魔にならないように
縦向き「へ」字状に弯曲する。
そして図示実線の格納状態においては、−直線状となっ
て戸棚(12)の下方を遮蔽する。
以上述べた利用法はもちろんほんの数例を示すものであ
って、利用者の創意工夫により他に様々の使い途がある
ことは云うまでもない。例えば、テーブルはバニティ−
用のテーブル、アイロン台、ミシン台、ピンポン台など
として非常に多くの用途がある。そしてどのような使い
方かされるにせよ、台所部分は来客又は家人側から全く
見えないので、一部屋であっても部屋の調和を害するこ
とがなく、比較的狭い室内を高度に利用することがで、
き、かつすべての家具等が収納された状態では、部屋の
広さが強調され狭さを感ぜしめない。かつ、大型の戸棚
が正面に存在するので観音に高級感を与える。なお、本
例では、第5図に示される如く居間(L)の部分のレー
ル(3’c 、 3’c )は途中の傾斜部(3’b 
)によりDK部分のレール(3’a 、 3’a )よ
り若干低くなり、応接又はくつろぎ用テーブルとして適
当な高さにまで降下するようになっている。但し、この
場合応接用テーブルとして別のテーブルをレール(3′
3′)上に載せておくならば側段傾斜部分(3’b 、
 3’b )を設ける必要はない。
第6図は居間の壁に沿って置かれたソファ−(S)に対
して平行にレール(3″、3’つが敷かれた例を示す。
レール(3”’、 :TN)上には前例と同様に応接テ
ーブル(f3j ’と1対の椅子(c 、 c’)が載
せられる。
本例においては、不使用時は椅子(C,C’)及びテー
ブル(13)を部屋の隅に衝き合わせておけばよく、場
所が大幅に節約されつる。
第7図及び第8図は、第1図の居間〜側の床下方に4対
ノL/ −ル(3,3; 3’、3’及び3”、 3″
;3”、 3” )を敷き、該レール上に夫々書架(B
S) 、机(D)及び椅子(C)を載せた例である。書
架(B)用のレール(3,3及び3’、3’)の幅は広
く、この書架内により狭いレール(3″、3″)内に載
せられた机(D)が、さらに机の下側に椅子(C)が夫
々入りこむようになっている。従って用時には机(D)
及び椅子(C)を引き出して使用し、不使用時に机及び
椅子を格納するようにすればスペースを著しく節約しう
る。なお本例の書棚は大型ぞあって表裏2列に区画され
ており、裏側の列内の書籍の取り出しには本棚自体を動
かす必要があるが、この本棚は4本のレールにより支え
られているので使用者に重さを感ぜしめない。なお、本
例の組み合わせは大型のタンス類と小型のタンス類又は
鏡台との組み合わせのような他の組み合わせにも応用で
きる。
第9図は2対の互に交叉するレールを有するいて切断さ
れていてこの、切断部に回転台(財)に敷かれたレール
(23,23)が位置する。台(3)はキャスター(2
4,24・・・)を介して円形レール断により支えられ
、細光)の囲りを回転しつる。この方式tこよれば、屋
内装置品を部屋のどの壁方向へも移動させることが可能
であり、部屋の模様替えや補修などの原著しい便宜が得
られる。
第10図は第9図に示した転回装置を第7図の装置と組
み合わせた例である。本例では、書架(!Is)の代り
に飾り棚(B)が設置され、その内部へ飾り棚の一部を
なすアクイリウム(Aq)が第7図と同様のレールに載
って進入しつる。本例においてアクミリラム(AQ)を
清掃する場合には、先づ第9図の転回装置(R)を使っ
て、アクイリウム(Aq)を側方へ待避させた後、キッ
チンユニット()e)を居間(L)側へ移し、次いで装
置(R)を利用してAqを流し台まで運んで清掃し、し
かる後、Aqを再び側方へ待避させてKを原位置へ戻し
、最後にAqを所定位置に収める。因みに、この説明例
では、Rの大きさが小さいため交換に際しやや手数かか
かるが、Rの直径がKの通過を許す程度に大きければ手
数が遥かに簡単となる。周知の如く、室内のアクイリウ
ムは応接間の装飾等として最高のものであるが、これが
普及できない最大の原因は清掃の困難さに在る。しかる
に、本発明装置によれば、水槽の運搬に労力を要しない
から清掃が容易で、従って水槽内の観賞魚を病死させる
こともなく、恒久的にアクイリウムの楽しさを味わうこ
とができる。
第11図は前各例と趣きを変え、本発明装置を部屋の間
仕切り用として利用する例である。本例においては、各
仕切りは例えば床の間と押入れのセット(27)、洋服
ダンスと和ダンスのセット怒、洋服ダンスと押入れのセ
ラ) (29)の如く夫々セットとして構成され、いづ
れもレール(3,3)上に載せられている。各セットの
廊下(30)側には仕切り壁の各単位片(31,31・
・−・)を収容するための戸袋(32,32・・・・)
が、また各セットの廊下側の反対側にはドア(35,3
5・・・・)が付属しており、前記仕切壁(31)には
ピン(33)l檀t 6 hrいて、該ピンは床下に設
けられた前記レール(3ン及び天井側の鴨居(34)の
溝(34a) (以上第11図参照)内に嵌まりこんで
該61を′移動可*Cご支持1している・故にこの装置
では、少なくとも仕切り壁単位片(31)の幅又はその
倍数を単位とする範囲内で自由に部屋の大きさを変更し
、又は部屋数を変更させつる効果があるので、家族数の
増減に応じて部屋の数を変更したり、又は法事など多人
数が集まる場合全体を一部屋に変更したい場合などに甚
だ有利である。仕切り壁の各単位片(31)は、例えば
布張り硬質ウレタンなどの軽量壁材で作るのが良い。な
お、各仕切り壁の単位片(31)は2所望番こよりアコ
ーディオン式に連結されることもてきる。かつ、既設の
レールの代り番こ別個に専用の敷居用レールが敷設され
てもよい。
以上、本発明の基本的な構成とその若干の応用例につき
説明したけれとも、固よりこれらはほんの一部であって
、到底全貌を伝えるものではない。例えば以上説明した
例は、当然事務所。
商店などの什器、設備等(こも当てはまる。例えば百貨
店における売場の配置換えは、頻繁に行われる非常な重
労働であるが、本発明手段によれば、大型の陳列棚やシ
ョーケースであっても、それらの移動は甚だ簡単かつ容
易であって、しかも重量物を無理に引き摺ることによる
床張りの損傷も起こりようがないから、これらの場所に
おける本装置の設備は労働条件を改善する上でも有用で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的なレイアウトの41例を示す部
屋の平面図、第2図は第1図C−C線に沿う拡大断面図
、第3図はキッチンユニットの正面図、第4図は第3図
B−B線に沿う断面図、第5図は第1図C−C線に沿う
床板付近の拡大断面図、第6図は第1図のレイアウト1
こさらに別のレールを付加した状態を示す部分的平面図
、第7図は第1図の部屋にさらに書架及び机を付加した
状態を示す部分的平面図、第8図は第7図D−D線に沿
う拡大断面図、第9図は2対の交叉するレールを有する
場合における転回部の一部切り欠き部分的平面図、第1
0図は第9図の転回装置の応用例を示す平面図、第11
図は本発明装置を間仕切り用に応用した例を示す1:部
屋、2〜2″:床板のスリット、3〜3#′:レール、
4.4′:根太、5〜ス二レール用ボツクス、6〜6″
:ボックスの蓋板、7〜7“:脚板、8〜8″:軸受金
具、9−9” :車輪、lO:カーペット、11:天袋
、12:戸棚、13.13’ :チー。プル、14:足
置台、15:物入れ、16:冷蔵庫、17:流し及び調
理台、18.18’ :磁石、19:係止用ピン、20
:固定棚、21:パネル、22:回転台、23:接続用
レール、24:キャスター、25:円形レール、26:
回転軸、’27:床の間/押入れセット、28:洋服ダ
ンス/和ダンスセット、29:洋服ダンス/押入れセッ
ト、3o:廊下、31:仕切り璧の単位片、32:戸袋
、33:ビ′ゾ2.÷−−4−,34:f 斥1表。 ″″″1丁1ツチンユ=ット、L:居間、S:ソファ−
、W:壁SH:ハッチ、Aq:アクアリウム。 特許出願人  藤 原 利 − 代 理 人   弁理士 門 脇   清、  第6図
       第7図 ツ 第9図 R22 」 手続補正書(自発) 昭和57年5月22日 。 特許庁長官島F(+  春樹殿 1 事件の表示 同時出願の特許願 昭和  年      願第 2 発明の名称  家具等の移動装置 3、 補正をする者 4、代理人 5 補正命令の日付 な  し 6、 袖正により増加する発明の数 0「さらに、本発
明における車輪付き脚板とレールとの組み合わせは、当
然、均等装置としての滑走板付き脚板とローラー又は転
勤ボールとの組み合わせにより代替されうる。゛これら
の均等方法は、走行の滑らかさという点では前者に劣る
が、車輪に比べ耐荷重性は大きい。第16図は、前第2
図の例において、脚板(7)の下端に付された滑走板(
36)かF方の転勤ボール(37)上に載せられている
例を示す。ボール(ろ7)は、成るべく密に配置される
のが好ましい。なお、一対のボールに代え軌間に紹る長
さの6−ラーも使用できるが、この場合は脚板(7)の
滑走方向を規制するガイ士゛を付加することが望まれる
。」 (以上)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  床下面より下面4こ敷設された一対のレール
    と、該レールの直上部分の床板に穿たれたスリットと、
    該スリットを貫いて床面上へ伸びる脚板と、該脚板によ
    り軸支された車輪とから成り、該車輪は前記レール上を
    転動して前記脚板を任意の位置まで遊走させるようにし
    たことを特徴とする家具等の移動装置。
  2. (2)  レールが部分的な傾斜部分を有する特許請求
    の範囲第(1)項記載の装置。
  3. (3)  レールが互に交叉する複数のレール群から構
    成されている特許請求の範囲第(1)項又は第(2)項
    記載の装置。
  4. (4)  レールの交叉部分が転回装置を有する特許請
    求の範囲第(3)項記載の装置。
  5. (5)  レールが夫々間隔を異にする互に平行の複数
    の群からなる特許請求の範囲第(1)項から第(42項
    記載の装置。
  6. (6)  脚仮に取り付けられた家具等の屋内装置品か
    組み合わせ式に構成され、小径のレール上に載せられた
    ものから、・偵次より大径のレールI・に載せられたも
    のの内部へ収納されるように構成されている特許請求の
    範囲第(5)項記載の装置。
  7. (7)  重輪が平担なm短板に、レールがo −ラ−
    には転動ボールに置き換えられている特許31’J求の
    範囲第(1)項から第(6)項のいづれかに記載の装置
JP8684982A 1982-05-22 1982-05-22 家具等の移動装置 Granted JPS58203712A (ja)

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