JP3244897U - 集合住宅用玄関の構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】シューズインクロークに行き来するための履物をたたきに置いたままにしなくて済む集合住宅用玄関の構造を提供する。【解決手段】玄関扉19と上がり框21の間にたたき23が設けられ、上がり框21を挟んでたたき23の反対側に玄関ホールの廊下25が設けられる集合住宅用玄関の構造であって、たたき23と連続する床面のシューズインクローク27と、シューズインクローク27に隣接して扉表面がシューズインクローク27の正面と面一となる扉付履物棚29と、を有し、扉付履物棚29は、シューズインクローク27と上がり框21の間に設けられ、1足幅でたたき23から天井に至る高さを有して扉39の吊元が玄関扉19側に設けられ、扉39は、扉表面が取手レスである一方、戸先が平断面視J形の手掛けで形成され、扉背面には傘収納部55が設けられる。【選択図】図2

Description

本考案は、集合住宅用玄関の構造に関する。
シューズインクロークは、玄関ホールに並設されて、多数の靴など外履きを収容できる空間であり、靴を履いた上で、収納と玄関ホールを行き来する空間となる(特許文献1、2参照)。シューズインクロークは、靴だけでなく、ベビーカーやゴルフバックなど、部屋内に持ち込まない大きいものを収納することが可能となる。特に集合住宅では、玄関におけるたたきの面積を大きく作ることができないことから、玄関を雑多なものにしない収納のための工夫として、シューズインクロークが採用される。
実用新案登録第3228639号号公報 特開2022-139205号号公報
しかしながら、シューズインクロークは、その床面がたたきと同じ面であり、履物を履いての使用となるため、玄関ホールの廊下に戻るには、履物が必要であり、必ず、履物が1つ以上たたきにあることが普通となる。履くための靴を取り出すために別途玄関たたきを行き来するための履物(サンダルなど)が必要になり、そのサンダルがたたきに残ることになって、見栄えが低下する。マンションにおける玄関は、1m2 から1.5m2 程度の狭い空間が多く、家族分の靴が並ぶと狭く感じる課題があった。
本考案は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、シューズインクロークに行き来するための履物をたたきに置いたままにしなくて済む集合住宅用玄関の構造を提供することにある。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本考案の請求項1記載の集合住宅用玄関の構造は、玄関扉19と上がり框21の間にたたき23が設けられ、前記上がり框21を挟んで前記たたき23の反対側に玄関ホールの廊下25が設けられる集合住宅用玄関の構造であって、
前記たたき23と連続する床面のシューズインクローク27と、
前記シューズインクローク27に隣接して扉表面が前記シューズインクローク27の正面と面一となる扉付履物棚29と、
を有し、
前記扉付履物棚29は、
前記シューズインクローク27と前記上がり框21の間に設けられ、
1足幅で前記たたき23から天井に至る高さを有して扉39の吊元53が前記玄関扉19側に設けられ、
前記扉39は、
前記扉表面が取手レスである一方、戸先が平断面視J形の手掛けで形成され、
扉背面43には傘収納部55が設けられることを特徴とする。
この集合住宅用玄関の構造では、扉付履物棚29が、シューズインクローク27と上がり框21の間に設けられる。扉付履物棚29は、扉39の吊元53が、玄関扉19側に配置される。これにより、扉付履物棚29は、廊下25から、たたき23に下りることなく、扉付履物棚29の扉39を、手掛けに手を掛けて開けることができる。扉付履物棚29は、扉表面が取手レスでスッキリとした収まりが実現される。
従来、シューズインクローク27は、廊下25と行き来するための履物(サンダル37など)がたたき23に残り雑多な状態になりやすかった。家族が多数であれば、そのサンダル37が多数組となり、シューズインクローク27を採用して収納力を向上させても、そのシューズインクローク27を利用するために履物が見栄えを低下させる不都合があった。
これに対し、集合住宅用玄関の構造では、シューズインクローク27への出入りに必要な履物を収容する1ボックスの扉付履物棚29を、上がり框21に隣接させて、たたき23に設けている。扉付履物棚29は、1足幅で取手レスのため、スッキリとした見栄えを実現できるとともに、天井に至る高さを有することから多数家族の履物も収納できる。扉付履物棚29は、戸先に平断面視J形の手掛けが全高に渡って形成され、吊元53が玄関扉19側であるので、扉39開放時、外部からは内部が見えない一方、廊下25からは子供でも容易に開けることが可能となる。すなわち、扉付履物棚29は、廊下25(上足空間)から手の届く範囲となり、たたき23との間で、履物を出し入れすることが容易に可能となる。これにより、たたき23に履物が置かれていない、散らかってない状態に片付けることができる。玄関13に履物を残すことなく、過ごすことが可能となる。
本考案の請求項2記載の集合住宅用玄関の構造は、玄関扉19と上がり框21の間にたたき23が設けられ、前記上がり框21を挟んで前記たたき23の反対側に玄関ホールの廊下25が設けられる集合住宅用玄関の構造であって、
前記たたき23と連続する床面のシューズインクローク27と、
前記シューズインクローク27に隣接して扉表面が前記シューズインクローク27の正面と面一となる扉付履物棚29と、
を有し、
前記扉付履物棚29は、
前記廊下25に設けられ、
1足幅で前記廊下25から天井に至る高さを有して扉39の吊元53が前記玄関扉19側に設けられ、
前記扉39は、
前記扉表面が取手レスである一方、戸先が平断面視J形の手掛けで形成され、扉背面43にはスリッパ収納部61が設けられることを特徴とする。
この集合住宅用玄関の構造では、扉付履物棚29が、廊下25に設けられる。扉付履物棚29は、扉39の吊元53が、玄関扉19側に配置される。これにより、扉付履物棚29は、廊下25から、たたき23に下りることなく、扉付履物棚29の扉39を、手掛けに手を掛けて開けることができる。扉付履物棚29は、扉表面が取手レスでスッキリとした収まりが実現される。
従来、シューズインクローク27は、廊下25と行き来するための履物(サンダル37など)がたたき23に残り雑多な状態になりやすかった。家族が多数であれば、そのサンダル37が多数組となり、シューズインクローク27を採用して収納力を向上させても、そのシューズインクローク27を利用するために履物が見栄えを低下させる不都合があった。
これに対し、集合住宅用玄関の構造では、シューズインクローク27への出入りに必要な履物を収容する1ボックスの扉付履物棚29を、上がり框21に隣接させて、廊下25に設けている。扉付履物棚29は、1足幅で取手レスのため、スッキリとした見栄えを実現できるとともに、天井に至る高さを有することから多数家族の履物も収納できる。扉付履物棚29は、戸先に平断面視J形の手掛けが全高に渡って形成され、吊元53が玄関扉19側であるので、扉39開放時、外部からは内部が見えない一方、廊下25からは子供でも容易に開けることが可能となる。すなわち、扉付履物棚29は、廊下25(上足空間)から手の届く範囲となり、たたき23との間で、履物を出し入れすることが容易に可能となる。これにより、たたき23に履物が置かれていない、散らかってない状態に片付けることができる。玄関13に履物を残すことなく、過ごすことが可能となる。
本考案の請求項3記載の集合住宅用玄関の構造は、玄関扉19と上がり框21の間にたたき23が設けられ、前記上がり框21を挟んで前記たたき23の反対側に玄関ホールの廊下25が設けられる集合住宅用玄関の構造であって、
前記たたき23と連続する床面のシューズインクローク27と、
前記シューズインクローク27に隣接して扉表面が前記シューズインクローク27の正面と面一となる扉付履物棚29と、
を有し、
前記扉付履物棚29は、
前記上がり框21に載って前記たたき23および前記廊下25の少なくとも一方に延出して設けられ、
1足幅で前記上がり框21から天井に至る高さを有して扉39の吊元53が前記玄関扉19側に設けられ、
前記扉39は、
前記扉表面が取手レスである一方、戸先が平断面視J形の手掛けで形成され、
扉背面43にはスリッパ収納部61が設けられることを特徴とする。
この集合住宅用玄関の構造では、扉付履物棚29が、上がり框21に載ってたたき23および廊下25の少なくとも一方に延出して設けられる。扉付履物棚29は、扉39の吊元53が、玄関扉19側に配置される。これにより、扉付履物棚29は、廊下25から、たたき23に下りることなく、扉付履物棚29の扉39を、手掛けに手を掛けて開けることができる。扉付履物棚29は、扉表面が取手レスでスッキリとした収まりが実現される。
従来、シューズインクローク27は、廊下25と行き来するための履物(サンダル37など)がたたき23に残り雑多な状態になりやすかった。家族が多数であれば、そのサンダル37が多数組となり、シューズインクローク27を採用して収納力を向上させても、そのシューズインクローク27を利用するために履物が見栄えを低下させる不都合があった。
これに対し、集合住宅用玄関の構造では、シューズインクローク27への出入りに必要な履物を収容する1ボックスの扉付履物棚29を、上がり框21に載せて設けている。扉付履物棚29は、1足幅で取手レスのため、スッキリとした見栄えを実現できるとともに、天井に至る高さを有することから多数家族の履物も収納できる。扉付履物棚29は、戸先に平断面視J形の手掛けが全高に渡って形成され、吊元53が玄関扉19側であるので、扉開放時、外部からは内部が見えない一方、廊下25からは子供でも容易に開けることが可能となる。すなわち、扉付履物棚29は、廊下25(上足空間)から手の届く範囲となり、たたき23との間で、履物を出し入れすることが容易に可能となる。これにより、たたき23に履物が置かれていない、散らかってない状態に片付けることができる。玄関13に履物を残すことなく、過ごすことが可能となる。
本考案に係る請求項1記載の集合住宅用玄関の構造によれば、シューズインクロークに扉付履物棚が隣接し、シューズインクロークが比較的に小さく狭い場合には、たたきに扉付履物棚が設けられ、廊下から扉付履物棚が使用可能となり、シューズインクロークに行き来するための履物を廊下から容易に仕舞え、玄関をスッキリとさせて見栄えよくできる。
本考案に係る請求項2記載の集合住宅用玄関の構造によれば、シューズインクロークに扉付履物棚が隣接し、シューズインクロークが比較的に大きく広い場合には、廊下に扉付履物棚が設けられ、廊下から扉付履物棚が使用可能となり、シューズインクロークに行き来するための履物を廊下で容易に仕舞え、玄関をスッキリとさせて見栄えよくできる。
本考案に係る請求項3記載の集合住宅用玄関の構造によれば、シューズインクロークに扉付履物棚が隣接し、上がり框の上に載るように扉付履物棚が設けられ、廊下から扉付履物棚が使用可能となり、シューズインクロークに行き来するための履物を廊下で容易に仕舞え、玄関をスッキリとさせて見栄えよくできる。
本考案に係る集合住宅用玄関の構造を備えた一住戸の平面図である。 本考案の第1実施形態に係る集合住宅用玄関の構造を備えた玄関の拡大平面図である。 第1実施形態に係る扉付履物棚の要部斜視図である。 本考案の第2実施形態に係る集合住宅用玄関の構造を備えた玄関の拡大平面図である。 第2実施形態に係る扉付履物棚の要部斜視図である。
以下、本考案に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本考案に係る集合住宅用玄関の構造を備えた一住戸11の平面図である。
この一住戸11は、手前入口側の玄関13と、奥側のバルコニー15とを有し、バルコニー15に面して奥行き方向に長い矩形のリビング・ダイニング室17を有している。
集合住宅用玄関の構造は、玄関扉19と上がり框21の間にたたき23が設けられる。上がり框21を挟んでたたき23の反対側には、玄関ホールの廊下25が設けられる。廊下25は、リビング・ダイニング室17に通じる。玄関13には、たたき23と連続する床面のシューズインクローク27が設けられる。シューズインクローク27には、セットとなって隣接する扉付履物棚29が設けられている。扉付履物棚29は、仮収納的な位置づけとされる。
図2は、本考案の第1実施形態に係る集合住宅用玄関の構造を備えた玄関13の拡大平面図である。
第1実施形態に係る集合住宅用玄関の構造は、扉付履物棚29が、シューズインクローク27と上がり框21の間に設けられる。つまり、扉付履物棚29は、たたき23に配置される。シューズインクローク27は、吊元が玄関扉19側のクローク扉31を備える。クローク扉31の扉表面には、取手33(図5参照)が設けられる。シューズインクローク27の床面は、たたき23の略半分程度の面積を有する。たたき23は、例えば1m2 から1.5m2 となる。すなわち、第1実施形態に係るシューズインクローク27は、床面積が比較的小さく狭い。
シューズインクローク27は、取手33を持ってクローク扉31を開くことにより、靴のまま中に入り、内部に設けられている収納棚35に、靴を収納できる。靴を収納した住まい手は、シューズインクローク27に置いたサンダル37(図3参照)などの履物を履いて上がり框21から廊下25へ上がることになる。
扉付履物棚29は、扉39の閉止時、シューズインクローク27のクローク扉31と面一となる。これにより、玄関13は、クローク扉31、扉付履物棚29の扉39、玄関ホールの壁面41がほぼ面一となって連続する。
図3は、第1実施形態に係る扉付履物棚29の要部斜視図である。
扉付履物棚29は、1足幅でたたき23から天井に至る高さを有する。扉付履物棚29は、例えば幅300~350mm程度。奥行きは、扉39の扉背面43に傘45などを収納可能とするために、500mm程度で形成される。扉付履物棚29は、上下方向に、複数、例えば10段程度の可動棚47が1列で多段状に設けられる。可動棚47は、扉付履物棚29における左右側板の対向内面に穿設された上下方向複数のダボ穴49を使用して高さ調整を可能としている。
扉付履物棚29は、廊下25とシューズインクローク27とを行き来するためのサンダル37などの履物が主として収納される。なお、扉付履物棚29には、靴や、靴を入れた箱などが収納されてももちろんよい。扉付履物棚29は、扉39の吊元53が、玄関扉19側に設けられる。この吊元53としては、スライド丁番65で構成が好ましく、例えばキャッチ付スライド丁番とすれば、扉39の閉じた状態を保つ機能を備える。扉付履物棚29の扉39は、扉表面が取手レスで形成される。一方、この扉39の戸先には、平断面視J形の溝で彫られた手掛けが全高に渡って形成されている。扉39は、この手掛けに高さ方向の任意の位置で手指を引っ掛けることで開閉が可能となる。これにより、扉付履物棚29は、子どもが1人でも、出し入れが可能となる。扉39は、閉止された状態では、取手33が無いことで玄関ホールの壁面41に連続するスッキリとした外観となる。
扉付履物棚29は、扉39の扉背面43に、傘収納部55が設けられる。傘収納部55は、傘45の持ち手部分が引っ掛けられるコ字曲げされた水平方向の笠掛けロッド57と、同じくコ字曲げされて笠掛けロッド57より下方に平行に設けられ、掛けた傘45の振れを抑える振れ止めロッド59と、を有する。傘45は、乾いた状態で収納される。
なお、扉付履物棚29は、扉39の扉背面43に、傘45を仕舞うバージョンと、後述するスリッパ51(図5参照)を仕舞うバージョンとがある。扉付履物棚29は、たたき23に設けられる場合には傘45が仕舞われ、上がり框21より廊下側に設けられる場合にはスリッパ51が仕舞われることが使い勝手上好ましい。
次に、上記した第1実施形態に係る構成の作用を説明する。
第1実施形態に係る集合住宅用玄関の構造では、扉付履物棚29が、シューズインクローク27と上がり框21の間に設けられる。扉付履物棚29は、扉39の吊元53が、玄関扉19側に配置される。これにより、扉付履物棚29は、住まい手が廊下25から、たたき23に下りることなく、扉付履物棚29の扉39を、手掛けに手を掛けて開けることができる。扉付履物棚29は、扉表面が取手レスなので、スッキリとした収まりが実現される。
従来、シューズインクローク27は、廊下25と行き来するための履物(サンダル37など)がたたき23に残り雑多な状態になりやすかった。家族が多数であれば、そのサンダル37が多数組となり、シューズインクローク27を採用して収納力を向上させても、そのシューズインクローク27を利用するための履物が見栄えを低下させる不都合があった。
これに対し、集合住宅用玄関の構造では、シューズインクローク27への出入りに必要な履物を収容する1ボックスの扉付履物棚29を、上がり框21に隣接させて、たたき23に設けている。扉付履物棚29は、1足幅で取手レスのため、スッキリとした見栄えを実現できるとともに、天井に至る高さを有することから履物のための家具を配置したように見えず、多数家族の履物も収納できる。
扉付履物棚29は、戸先に平断面視J形の手掛けが全高に渡って形成され、吊元53が玄関扉19側であるので、扉開放時、外部からは内部が見えない一方、廊下25からは子供でも容易に開けることが可能となる。すなわち、扉付履物棚29は、廊下25(上足空間)から手の届く範囲となり、たたき23との間で、履物を出し入れすることが容易に可能となる。これにより、たたき23に履物が置かれていない、散らからない状態に片付けることができる。玄関13に履物を残すことなく過ごすことが可能となる。
したがって、第1実施形態に係る集合住宅用玄関の構造によれば、シューズインクローク27に扉付履物棚29が隣接するので、シューズインクローク27が比較的に小さく狭い場合には、たたき23に扉付履物棚29が設けられる。そして、廊下25から扉付履物棚29が使用可能となり、シューズインクローク27に行き来するための履物を廊下25から容易に仕舞え、玄関13をスッキリとさせて見栄えよくできる。たたき23に履物が常に無く、急な来客や配送物の搬入などがあっても、邪魔になるものが無い状態を保て、行き来のしやすい空間となる。
次に、第2実施形態に係る集合住宅用玄関の構造を説明する。
図4は、本考案の第2実施形態に係る集合住宅用玄関の構造を備えた玄関13の拡大平面図である。なお、第2実施形態においては第1実施形態で示した同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
第2実施形態に係る集合住宅用玄関の構造は、扉付履物棚29が、上がり框21よりも室内側となる廊下25に設けられる。シューズインクローク27の床面は、たたき23と同程度の面積を有する。すなわち、第2実施形態に係るシューズインクローク27は、第1実施形態に比べ床面積が大きく広い。
図5は、第2実施形態に係る扉付履物棚29の要部斜視図である。
図5には、図3で扉付履物棚29の扉39に隠れていたクローク扉31と取手33が表れている。扉付履物棚29の扉39は、扉背面43にスリッパ収納部61が設けられる。スリッパ収納部61は、扉39の扉背面43に、上下方向に等間隔で複数設けられる。スリッパ収納部61は、スリッパ51が引っ掛け可能にコ字曲げされた複数のスリッパ掛けロッド63を有する。他の構成は、第1実施形態と同じである。
次に、上記した第2実施形態に係る構成の作用を説明する。
第2実施形態に係る集合住宅用玄関の構造では、扉付履物棚29が、廊下25に設けられる。これにより、扉付履物棚29は、廊下25から、たたき23に下りることなく、扉付履物棚29の扉39を、手掛けに手を掛けて容易に開けることができる。扉付履物棚29は、扉表面が取手レスでスッキリとした収まりが実現される。
第2実施形態に係る集合住宅用玄関の構造では、シューズインクローク27に扉付履物棚29が隣接するので、シューズインクローク27が比較的に大きく広い場合には上がり框21よりも室内側となる廊下25に扉付履物棚29が設けられる。そして、廊下25から扉付履物棚29が使用可能となり、シューズインクローク27に行き来するための履物を廊下25で容易に仕舞え、玄関13をスッキリとさせて見栄えよくできる。
次に、第1、第2実施形態に係る変形例の構造を説明する。なお、本変形例の図示は省略するが、図1~図5に示した部材と同一の部材には同一の符号を付して説明する。
変形例に係る集合住宅用玄関の構造は、扉付履物棚29が、上がり框21に載ってたたき23および廊下25の少なくとも一方に延出して設けられる。扉39は、扉背面43にスリッパ収納部61が設けられる。他の構成は、第1実施形態と同じである。
次に、変形例に係る構成の作用を説明する。
この変形例に係る集合住宅用玄関の構造では、扉付履物棚29が、上がり框21に載って、すなわち上がり框21の延長上のような位置となって、たたき23および廊下25の少なくとも一方に延出して設けられる。これにより、扉付履物棚29は、廊下25から、たたき23に下りることなく、扉付履物棚29の扉39を、手掛けに手を掛けて容易に開けることができる。扉付履物棚29は、扉表面が取手レスでスッキリとした収まりが実現される。
この変形例によれば、シューズインクローク27が比較的に中間的な大きさの場合、つまり、たたき23の玄関扉13から上がり框21までの間隔距離が長くもなく短くもない広さの場合には上がり框21の上に載るように扉付履物棚29が設けられる。そして、廊下25から扉付履物棚29が使用可能となり、シューズインクローク27に行き来するための履物を廊下25で容易に仕舞え、玄関13をスッキリとさせて見栄えよくできる。
本考案は上記の実施形態に限定されるものではなく、実施形態の各構成を相互に組み合わせることや、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本考案の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。例えば、各図に示した玄関13、シューズインクローク27、扉付履物棚29の配置位置は、左右が逆であってもよい。
13…集合住宅用玄関(玄関)
19…玄関扉
21…上がり框
23…たたき
25…廊下
27…シューズインクローク
29…扉付履物棚
39…扉
43…扉背面
53…吊元
55…傘収納部
61…スリッパ収納部

Claims (3)

  1. 玄関扉と上がり框の間にたたきが設けられ、前記上がり框を挟んで前記たたきの反対側に玄関ホールの廊下が設けられる集合住宅用玄関の構造であって、
    前記たたきと連続する床面のシューズインクロークと、
    前記シューズインクロークに隣接して扉表面が前記シューズインクロークの正面と面一となる扉付履物棚と、
    を有し、
    前記扉付履物棚は、
    前記シューズインクロークと前記上がり框の間に設けられ、
    1足幅で前記たたきから天井に至る高さを有して扉の吊元が前記玄関扉側に設けられ、
    前記扉は、
    前記扉表面が取手レスである一方、戸先が平断面視J形の手掛けで形成され、
    扉背面には傘収納部が設けられることを特徴とする集合住宅用玄関の構造。
  2. 玄関扉と上がり框の間にたたきが設けられ、前記上がり框を挟んで前記たたきの反対側に玄関ホールの廊下が設けられる集合住宅用玄関の構造であって、
    前記たたきと連続する床面のシューズインクロークと、
    前記シューズインクロークに隣接して扉表面が前記シューズインクロークの正面と面一となる扉付履物棚と、
    を有し、
    前記扉付履物棚は、
    前記廊下に設けられ、
    1足幅で前記廊下から天井に至る高さを有して扉の吊元が前記玄関扉側に設けられ、
    前記扉は、
    前記扉表面が取手レスである一方、戸先が平断面視J形の手掛けで形成され、
    扉背面にはスリッパ収納部が設けられることを特徴とする集合住宅用玄関の構造。
  3. 玄関扉と上がり框の間にたたきが設けられ、前記上がり框を挟んで前記たたきの反対側に玄関ホールの廊下が設けられる集合住宅用玄関の構造であって、
    前記たたきと連続する床面のシューズインクロークと、
    前記シューズインクロークに隣接して扉表面が前記シューズインクロークの正面と面一となる扉付履物棚と、
    を有し、
    前記扉付履物棚は、
    前記上がり框に載って前記たたきおよび前記廊下の少なくとも一方に延出して設けられ、
    1足幅で前記上がり框から天井に至る高さを有して扉の吊元が前記玄関扉側に設けられ、
    前記扉は、
    前記扉表面が取手レスである一方、戸先が平断面視J形の手掛けで形成され、
    扉背面にはスリッパ収納部が設けられることを特徴とする集合住宅用玄関の構造。
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