JPS621955Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、箱体等に、書籍等を収納する棚板を
設けるとともに、必要に応じて、引出し等を設け
ることにより、小物品を収納する等、箱体を多目
的に使用しうるようにした、棚板取付装置に関す
るもので、以下添付の図面に基いて具体的に説明
する。

前面開口する箱体１の左右両側板２，２の内面
には、上下方向に並ぶ前後２列の多数の係止孔３
が穿設されている。

４は第１支板で、側板２と平行をなすその基板
５の上下両端には、それぞれ、内方を向いて、前
後方向に延びる係止片６と受片７が内向され、同
じく４角部における上記各係止孔３に対応する個
所には、外下方を向く鉤片８が切設され、同じく
前部と後部のやや下方には、Ｕ状をなして内方に
突出する取付片９，９が切起され、各取付片９の
中央には、螺孔１０が切設されている。

第１支板４は、その各鉤片８を上記係止孔３に
係合することにより、側板２の所望の高さに、着
脱自在に取付けられている。

１１は第２支板で、側板２と平行をなす基板１
２の四周に外向片が連設されて、外面開口する浅
い箱状をなし、その基板１２の内面には、倒さＬ
字形縦断面を有し、かつ内面を向いて、前後方向
に延びるレール１３が止着されている。

第２支板１１は、その上部外向片を第１支板４
の上部にかぶせるとともに、基板１２の内方より
貫挿したビス１４を、第１支板４の螺孔１０に螺
締することにより、第１支板４に着脱自在に取付
けられている。

上述装置において、たとえば第３図に示すよう
に、左右両側板２，２の上部と下部の、それぞれ
対向する個所に取付けた対をなす第１支板４，４
の受片７，７に、第１棚板１５を架設すれば、通
常の書棚のように、書籍（図示せず）等を収納す
ることができる。

また、必要に応じ、両側板２，２の中央部の対
向する個所に取付けた、対をなす第１支板４，４
に、第２支板１１，１１を取付けて、そのレール
１３，１３に引出し１６を係止すれば、この中
に、小物品や大型の用紙あるいは書類等を収納す
ることができる。

引出し１６に代えて、第２図に一部を図示する
ように、第２棚板１７を設けて、小物品を載置す
ることもできる。

しかも本装置においては、第２支板１１の基板
１２により、収納した書籍等や引出し１６の側端
が、各側板２より若干内方に隔てられるので、扉
（図示せず）を開いた時、その基端が、側板２の
内面前端より若干内方に位置するような箱体の場
合でも、側端部の書籍や引出し１６等を自由に出
し入れすることができ、甚だ便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案装置の分解斜視図、第２図
は、本考案装置を組立て使用する状態を示す要部
正面図、第３図は、本考案装置を具備する書棚の
正面図である。 １……箱体、２……側板、３……係止孔、４…
…第１支板、５……基板、６……係止片、７……
受片、８……鉤片、９……取付片、１０……螺
孔、１１……第２支板、１２……基板、１３……
レール、１４……ビス、１５……第１棚板、１６
……引出し、１７……第２棚板。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 内面に、上下方向に並ぶ複数列の多数の係止孔
   が穿設された左右両側板と、 各側板と平行をなし、外面に設けた鉤片により
   前記係止孔に着脱自在に係着され、かつ下端に、
   第１棚板架設用の内方を向いて前後方向に延びる
   受片を備える第１支板と、 第１支板の内面に着脱自在に取付けられ、かつ
   内面に、第２棚板もしくは引出し載置用の内方を
   向いて、前後方向に延びるレールを備える第２支
   板 とよりなる書棚等の棚板取付装置。