JP2000236960A - 収納家具セット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 横幅の大小の収納家具でも内部部材の共通化
ができる収納家具セットを提供することを課題とする。 【解決手段】 横幅の大小の収納家具Ａ，Ｂよりなる収
納家具セットであって、横幅の大の収納家具Ｂを内部に
横幅の小の収納家具Ａと同じ内寸法の収納空間５ができ
るように縦仕切り板３にて仕切る。小の収納家具Ａと同
じハンガーパイプ１、引き出し２、棚板等を上記収納空
間５に装着する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は横幅の大小の収納家
具よりなる収納家具セットに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、同じ種類で横幅の異なる収納家具
がある場合、図４（ａ）（ｂ）に示すように横幅の狭い
収納家具Ａ′と横幅の広い収納家具Ｂ′とでその家具の
幅に合ったハンガーパイプ１′や引き出し２′等を用意
して組み立ていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
にあっては、横幅の狭い収納家具Ａ′と横幅の広い収納
家具Ｂ′とでその家具の幅に合ったハンガーパイプ１′
や引き出し２′等の内部部材を用意して組み立てなけれ
ばならなく、内部部材の種類が増えるという問題があっ
た。

【０００４】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、横幅の大小の収納家具でも内部部材の共通化がで
きる収納家具セットを提供することを課題とするもので
ある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の請求項１の収納家具セットは、横幅の大小の
収納家具Ａ，Ｂよりなる収納家具セットであって、横幅
の大の収納家具Ｂを内部に横幅の小の収納家具Ａと同じ
内寸法の収納空間５ができるように縦仕切り板３にて仕
切り、小の収納家具Ａと同じハンガーパイプ１、引き出
し２、棚板４等を上記収納空間５に装着して成ることを
特徴とする。このようにすることで横幅の小さい収納家
具Ａでも横幅の大きい収納家具Ｂでも同じハンガーパイ
プ１や引き出し２等を装着して組み立てることができ、
ハンガーパイプ１や引き出し２等の内部部材の共通化を
図ることができる。また横幅の広い収納家具Ｂの内部を
縦仕切り板３にて仕切ることで収納物の収納や整理がし
やすい。

【０００６】また本発明の請求項２に収納家具セット
は、請求項１において、ハンガーパイプ１が上下動自在
且つ前後動自在な移動ハンガー装置６を設けて成ること
を特徴とする。ハンガーパイプ１を前や下に移動させて
ハンガーパイプ１に洋服等をかけたハンガーを引っ掛け
たり取り外したりできて洋服等の出し入れが容易にでき
る。

【０００７】

【発明の実施の形態】先ず、図１に示す例から述べる。
図１（ａ）のように横幅の小さい収納家具Ａと図１
（ｂ）のように横幅の大きい収納家具Ｂとがある。収納
家具Ａ，Ｂは両側の側板７と上板８と下板９と背板１０
とで前面を開口せる角箱状に形成されている。収納家具
Ａ内には洋服等をかけたハンガーを吊るすことができる
ハンガーパイプ１を架設してあり、また収納家具Ａの下
部には引き出し２を出し入れ自在に装着してある。収納
家具Ｂには縦仕切り板５を装着して内部を仕切ってあ
り、収納家具Ｂ内に収納家具Ａの内の横幅Ｗと同じ横幅
Ｗの収納空間５と残りの収納空間１１とを形成してあ
る。そして収納空間５の上部には収納家具Ａと同じハン
ガーパイプ１を架設してあり、収納空間５の下部には収
納家具Ａと同じ引き出し２を出し入れ自在に設けてあ
る。このようにしてあると収納家具Ａに設けるハンガー
パイプ１、引き出し２等の内部部材と収納家具Ｂに設け
るハンガーパイプ１、引き出し等の内部部材との共通化
を図ることができる。また収納家具Ｂの収納空間１１の
上部にはハンガパイプ１２を架設してあり、丈の長い洋
服等を吊るすことができるようになっている。

【０００８】次に図２に示す例について述べる。本例も
上記例と基本的に同じであり、異なる点だけを述べる。
本例の場合、図２（ａ）のように横幅の小さい収納家具
Ａ内に棚板４と引き出し２を装着してある。また図２
（ｂ）のように横幅の大きい収納家具Ｂ内は縦仕切り板
３にて仕切ってあり、収納家具Ｂの収納空間５には収納
家具Ａ内と同じ棚板４と引き出し２を装着してある。こ
の場合も、収納家具Ａに設ける棚板４、引き出し２等の
内部部材と収納家具Ｂに設ける棚板４、引き出し等の内
部部材との共通化を図ることができる。

【０００９】次に図３に示す例について述べる。本例も
上記例と基本的に同じであり、異なる点だけを述べる。
本例の場合、図３（ａ）のように横幅の小さい収納家具
Ａ内にハンガーパイプ１と引き出し２を装着してある
が、ハンガーパイプ１が移動自在な移動ハンガー装置６
を設けることで形成されている。この移動ハンガー装置
６は、両側の回動杆１３の先端間にハンガーパイプ１を
架設し、回動杆１３の基部を回動自在に支持して形成さ
れている。そして回動杆１３を回動することでハンガー
パイプ１が上下動自在且つ前後動自在になっている。つ
まり、ハンガーパイプ１を手前に引くことで前に移動す
ると共に下方に下がるようになっており、ハンガーパイ
プ１を手前と反対に移動させることによりハンガーパイ
プ１が後に移動すると共に上方に上がるようになってい
る。そして通常はハンガーパイプ１が後の上に移動する
ように回動杆１３がばねにて回動付勢してある。また図
３（ｂ）のように横幅の大きい収納家具Ｂ内は縦仕切り
板３にて仕切ってあり、収納家具Ｂの収納空間５内には
移動ハンガー装置６と引き出し２を装着してある。この
ように移動ハンガー装置６を設けてあると、ハンガーパ
イプ１を出し入れできてハンガーパイプ１に洋服等のハ
ンガーを吊るしたり、取り外したりするのが容易にでき
る。

【００１０】

【発明の効果】本発明の請求項１の発明は横幅の大小の
収納家具よりなる収納家具セットであって、横幅の大の
収納家具を内部に横幅の小の収納家具と同じ内寸法の収
納空間ができるように縦仕切り板にて仕切り、小の収納
家具と同じハンガーパイプ、引き出し、棚板等を上記収
納空間に装着しているので、横幅の小さい収納家具でも
横幅の大きい収納家具でも同じハンガーパイプや引き出
し等を装着して組み立てることができてハンガーパイプ
や引き出し等の内部部材の共通化を図ることができるも
のであり、また横幅の広い収納家具の内部を縦仕切り板
にて仕切ることで収納物の収納や整理がしやすいもので
ある。

【００１１】また本発明の請求項２の発明は、請求項１
において、ハンガーパイプが上下動自在且つ前後動自在
な移動ハンガー装置を設けているので、ハンガーパイプ
を前や下に移動させてハンガーパイプに洋服等をかけた
ハンガーを引っ掛けたり取り外したりできて洋服等の出
し入れが容易にできるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態の一例を示し、（ａ）は横
幅の小さい収納家具の一点透視図、（ｂ）は横幅の大き
い収納家具の一点透視図である。

【図２】同上の他の例を示し、（ａ）は横幅の小さい収
納家具の正面図、（ｂ）は横幅の大きい収納家具の正面
図である。

【図３】同上の他の例を示し、（ａ）は横幅の小さい収
納家具の正面図、（ｂ）は横幅の大きい収納家具の正面
図である。

【図４】従来例を示し、（ａ）は横幅の小さい収納家具
の一点透視図、（ｂ）は横幅の大きい収納家具の一点透
視図である。

【符号の説明】

Ａ 横幅の小さい収納家具 Ｂ 横幅の大きい収納家具 １ ハンガーパイプ ２ 引き出し ３ 縦仕切り板 ４ 棚板 ５ 収納空間 ６ 移動ハンガー装置

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 横幅の大小の収納家具よりなる収納家具
   セットであって、横幅の大の収納家具を内部に横幅の小
   の収納家具と同じ内寸法の収納空間ができるように縦仕
   切り板にて仕切り、小の収納家具と同じハンガーパイ
   プ、引き出し、棚板等を上記収納空間に装着して成るこ
   とを特徴とする収納家具セット。
2. 【請求項２】 ハンガーパイプが上下動自在且つ前後動
   自在な移動ハンガー装置を設けて成ることを特徴とする
   請求項１記載の収納家具セット。