JP3382690B2 - 棚部材支持構造 - Google Patents

棚部材支持構造

Info

Publication number
JP3382690B2
JP3382690B2 JP33151593A JP33151593A JP3382690B2 JP 3382690 B2 JP3382690 B2 JP 3382690B2 JP 33151593 A JP33151593 A JP 33151593A JP 33151593 A JP33151593 A JP 33151593A JP 3382690 B2 JP3382690 B2 JP 3382690B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back plate
shelf
laminated
hooking
support structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33151593A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07189478A (ja
Inventor
康士 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP33151593A priority Critical patent/JP3382690B2/ja
Publication of JPH07189478A publication Critical patent/JPH07189478A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3382690B2 publication Critical patent/JP3382690B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Assembled Shelves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、棚部材支持構造に係
る発明である。更に詳しくは、収納家具として用いられ
る棚の棚板を簡易に取り付けられるとともに、棚板を支
持する部分の体裁を損なうことのない棚部材支持構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、収納家具や下駄箱等に使用さ
れる棚板は、設置高さを選択的に変えることができるよ
うに、いわゆるダボ方式にて所定箇所に取り付けられて
きた。係るダボ方式による棚板の支持構造にあっては、
通常、棚板の小口面に突起たるダボが設けられ、このダ
ボに対応したダボ穴が収納家具本体等の所定箇所の高さ
方向に適宜ピッチで多数穿設されることによって構成さ
れていた。
【0003】ところで、建物に使用される壁パネルは、
外表面は石膏ボードなどで覆われているものの内側には
空間を有しているので、近年では、壁パネル内の空間を
収納スペースとして利用することが、研究課題となって
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような棚部材支持構造にあっては、次のような問題点
があった。すなわち、棚などの収納家具等の所定部分の
高さ方向に穿設された前記ダボ穴は、収納家具等の所定
部分に露出することとなるため、非常に体裁が悪かっ
た。
【0005】前記問題点を解決する本発明の課題は、棚
などの収納家具等においてダボ穴の露出による体裁を損
なうことなく、棚部材の設置高さを選択的に変えられる
とともに、設置場所への取り付けが容易な棚部材支持構
造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1、請求項2及び請求項3記載の発明が提供
される。 請求項1記載の発明に係る部材支持構造
は、二本の横枠(水平枠21)及び二本の縦枠(垂直枠22)を
備えて四角枠状に形成される枠部材(20)と、その枠部材
(20)の奥側において複数の板材を縦方向に積層させて形
成される棚背板(30)と、その棚背板(30)の両端面とその
端面の両側に位置する縦枠(垂直枠22)の内側面とを接触
させるように支持する背板支持部材(例えば板バネ39)
と、棚背板(30)に引掛けて固定される引掛け部材(40)と
を備えて形成される部材支持構造であって、棚背板(3
0)は、枠部材(20)の奥側の最下部に位置する最下部背板
(31)と、その最下部背板(31)の上に積層される1枚以上
の積層背板(32)とからなり、最下部背板(31)の手前側上
端及び積層背板(32)の手前側上端には上方に向かって突
出する上部突出片(31A,32A)を備えると共に、最下部背
板(31)と積層背板(32)との間及び積層背板(32)と積層背
板(32)との間に引掛け用凹部(35)を形成し、引掛け部材
(40)は、その奥側上部に前記引掛け用凹部(35)に引掛け
ることができる引掛け部(例えば引掛け片41)を備えたこ
とを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明に係る部材支持構造
は、請求項1記載の発明に係る引掛け部材支持構造を技
術的に限定したものであり、枠部材(20)は、垂直方向の
縦埋木(11)と水平方向の横埋木(12)とで芯材を形成した
壁パネル(10)における2本の縦埋木(11)と2本の横埋木
(12)とに対して固定して形成したことを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明に係る部材支持構造
は、請求項1または請求項2記載の発明に係る引掛け部
材支持構造を技術的に限定したものであり、枠部材(20)
は、セルロース系材料の微粉末の表面にこの微粉末より
も小径で、かつ硬い微粉末を担持させて作成した粉体を
混合した樹脂を着色成形することによって木目模様を呈
するように形成したことを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1記載の部材支持構造は、以下のよう
に形成される。まず、枠体(20)の奥側において、最下部
背板(31)を最下部として、その最下部背板(31)の上方に
1枚以上の積層背板(32)を小口方向に積層して棚背板(3
0)を形成する。最下部背板(31)とその最下部背板(31)の
上方に積層される積層背板(32)との間、及び積層背板(3
2)と積層背板(32)との間においては、引掛け用凹部(35)
が形成される。
【0010】その引掛け用凹部(35)に対し、引掛け部材
(40)の引掛け部(41)を引掛けることによって引掛け部材
(40)を棚背板(30)に固定する。そして、その棚背板(30)
の両端面とその端面の両側に位置する縦枠(22)の内側面
とを接触させるように背板支持部材(例えば板バネ39)に
よって支持する。すると、上下左右を枠部材(20)によっ
て囲まれ、奥側を棚背板(30)によって閉じられた部材
支持構造が完成することとなる。
【0011】積層背板(32)が複数ある場合には、引掛け
用凹部(35)もまた複数存在することとなり、その場合に
は、引掛け部材(40)は、必要とする高さに応じた引掛け
用凹部(35)に固定することができる。引掛け部材(40)ま
たは引掛け部材(40)に載置された物の重さにより棚背板
(30)に対しては回転モーメントがかかり、その回転モー
メントが棚背板(30)及び縦枠(22)を湾曲させようとす
る。しかし、背板支持部材(39)の存在によりその湾曲は
防止される。
【0012】請求項2記載の部材支持構造は、以下の
ようにして形成される。垂直方向の縦埋木(11)と水平方
向の横埋木(12)とで芯材を形成した壁パネル(10)から壁
の表面を形成する板材を取り外し、2本の縦埋木(11)と
2本の横埋木(12)とをむき出しにする。そして、枠部材
(20)における垂直枠(22)を縦埋木(11)に、水平枠(21)を
横埋木(12)にそれぞれ固定する。
【0013】その後、引掛け部材(40)を形成して部材
支持構造を完成させる手順は、請求項1記載の部材支
持構造の形成手順と同様であるので、省略する。請求項
3記載の部材支持構造の枠部材は、セルロース系材料
の微粉末に無機材料の微粉末を打ち込んで作製した粉体
を混合した樹脂を成形して形成しており、そのは木目模
様を呈しているので、木目模様を見ることができる。
【0014】
【実施例】以下、本願発明を実施例及び図面に基づいて
更に詳しく説明する。ここで使用する図面は、図1乃至
図11である。図1は、本発明の一実施例を示すための
全体斜視図である。図2は、本発明の一実施例を示すた
めの水平断面図である。図3は、本発明の一実施例の主
要部を示すための垂直断面図である。図4及び図5は、
本発明の実施例に開き扉を固定した場合を示す水平断面
図である。図6は、本発明の他の実施例を示すための全
体斜視図である。
【0015】図7乃至図11は、本発明の実施例の一構
成部品たる引掛け部材のバリエーションを示すための斜
視図である。図7は、深棚を示す斜視図である。図8
は、網籠を示す斜視図である。図9は、トイレットペー
パーホルダーを示す斜視図である。図10は、トイレッ
トペーパーの予備を保持する予備ロールホルダーを示す
斜視図である。図11は、引出しとして形成された小物
箱棚を示す斜視図である。
【0016】以下に説明する実施例は、請求項3記載の
発明に係る部材支持構造に対応する実施例である。そ
の構成を説明する。図1乃至図3を参照させながら説明
すると、本実施例の部材支持構造は、垂直方向の縦埋
木11と水平方向の横埋木12とで芯材を形成した壁パ
ネル10において、その2本の縦埋木11と2本の横埋
木12との間に形成される空間に備えられる棚に採用さ
れるものである。そして、その棚は、枠材20と、その
枠材20の奥側において複数の板材を縦方向に積層させ
て形成される棚背板30と、その棚背板30に引掛けて
固定される図2に表された引掛け部材40とを備えて形
成されている。
【0017】枠材20は、長手方向に垂直な断面形状が
同一である2本の水平枠21と2本の垂直枠22とから
形成されている。それら水平枠21及び垂直枠22の手
前側には、枠の外方向に向かって突出する鍔部を備えて
いる。 また、組立時に枠の外側に位置する面において
は、長手方向に沿った方向に直角な方向にネジをねじ込
み可能なネジ受け部23,24を長手方向に連続させて
設けている。23を奥側ネジ受け部、24を手前側ネジ
受け部とする。そのネジ受け部23,24は、溝入りの
筒状とし、その溝部を外側とした断面C字状を成してい
る。
【0018】つぎに、両枠材21,22を、水平枠21
と垂直枠22として使用する場合の構造について説明す
る。すなわち、押し出し成形した長尺材を適宜な長さに
切断して、一対の水平枠21と一対の垂直枠22を用意
する。水平枠21の鍔部の左右の両端部には、斜めに4
5度に切断した左右一対の当接端部を形成する。一方、
垂直枠22の鍔部の上下の両端部には、上記した水平枠
21の当接端部と突き合うように、斜めに45度に切断
した左右一対の当接端部を形成する。
【0019】そのように形成された上下一対の水平枠2
1と左右一対の垂直枠22とを四角枠状に組み付ける。
このとき、水平枠21と垂直枠22との隣接する両当接
端部を互いに突き合わせる。また、タッピングスクリュ
ーであるネジは、垂直枠22のネジ受け部33,34か
ら垂直枠22のネジ受け部33,34に向かってほぼ垂
直にねじ込む。
【0020】棚を備えていない通常の壁パネル10につ
いて更に詳しく説明すると、壁パネル10は、垂直方向
の縦埋木11と水平方向の横埋木12とを格子状に組ん
で芯材とし、その芯材の手前側及び奥側に板状の芯材た
る背部芯材14を固定して形成されている。本実施例の
棚を備える壁パネル10は、2本の縦埋木11と2本の
横埋木12及びそれらの内側に相当する部分に当該棚を
固定したものである。図2を用いて更に詳しく説明す
る。
【0021】正面側に現れた2本の縦埋木11と2本の
横埋木12及び背部芯材14に対しては、耐火用に内側
石膏ボード13を固定する。また、正面側から壁パネル
10に固定される棚における枠材20の鍔部に相当する
部分までは、クロス18が貼付されている。このように
形成された壁パネル10に対し、棚は、枠材20の鍔部
に対して、縦埋木11または横埋木12へ達する釘を打
ちつけることによって、固定される。
【0022】棚背板30は、図3に示すように、枠部材
20の奥側の最下部に位置する最下部背板31と、その
最下部背板31の上に積層される1枚以上の積層背板3
2とからなる。最下部背板31の手前側上端及び積層背
板32の手前側上端には上方に向かって突出する上部突
出片31A,32Aを備えている。この上部突出片31
A,32Aは、奥側の中央付近を奥側に向かってやや突
出させている。また、積層背板32の奥側下端には、上
部突出片31A,32Aよりも長い長さにて下方に向か
って突出する下部突出片32Bを備えている。従って、
最下部背板31及び1枚以上の積層背板32が棚背板3
0として積層されると、最下部背板31とその最下部背
板31の上方に積層される積層背板32との間、及び積
層背板32と積層背板32との間においては、最下部背
板31の上部突出片31A及び積層背板32の上部突出
片32が、積層背板32の下部突出片32Bよりも長い
ので、最下部背板31または積層背板32の上端面、上
部突出片31A,32A、下部突出片32B、積層背板
32の下端面の間で、積層背板32の下端面と上部突出
片31A,32Aの上端面を開口とした凹部が形成され
る。この凹部を、引掛け用凹部35とする。この引掛け
凹部35は、積層背板32の数だけ形成される。
【0023】引掛け部材40は、概ね板状をなし、棚板
として機能する水平な上面を水平面部43とする。その
水平面部43の手前側の端部は、やや上方に向かって立
ち上がった手前立上り部44を設けている。この手前立
上り部44が、水平面部43に載置した物が手前側に滑
り落ちることを防止する存在となる。引掛け部材40の
奥側上部には、前記引掛け用凹部35に引掛けることが
できる引掛け片41を備える。その引掛け片41は、水
平面部43の上面から下方に向かって突出するととも
に、上部突出片31A,32Aにおける奥側に向かって
突出させている部分に対応させて、凹みを設けている。
また、引掛け部材40における前記引掛け片41の下方
には、引掛け片41が引掛け用凹部35にはめ込まれた
際に、棚背板30の手前側の面に当接するように形成さ
れた背板当接片42を備えている。
【0024】引掛け部材40は、引掛け用凹部35には
め込まれた引掛け片41によって引掛け部材40の自重
及び水平面部43に載置された物の重さを受けるととも
に、棚背板30の手前側の面に当接した背板当接片42
によって引掛け部材40及び水平面部43に載置された
物によって生じる回転モーメントを受けることとなる。
その回転モーメントが棚背板30及び垂直枠22を湾曲
させようとする。しかし、その湾曲を防止するため、棚
背板30の両端面とその端面の両側に位置する垂直枠2
2の内側面とを接触させるように支持する板バネ39
を、適宜箇所に設けている。この板バネ39は、垂直枠
22の奥側を回し、両端部を奥側ネジ受け部23の奥側
に位置させて固定している。
【0025】なお、本実施例では背板支持部材39とし
て板バネを採用したが、棚背板30の両端面とその端面
の両側に位置する垂直枠22の内側面とを適正な位置に
て接触させるように支持することができれば、板バネに
限られない。積層背板32が複数ある場合には、引掛け
用凹部35もまた複数存在することとなり、その場合に
は、引掛け部材40は、必要とする高さに応じた引掛け
用凹部35に固定することができる。
【0026】本実施例に用いる枠材20、棚背板30、
及び引掛け部材40は、長手方向に直角な断面形状が同
一であり、木目模様を有する熱可塑性樹脂の押し出し成
型(射出成形)にて形成する。具体的には、セルロース
系材料の微粉末に無機材料の微粉末を打ち込んで作成し
た粉体を混合した樹脂を成形することによって木目模様
を呈するように形成する。ここで、「セルロース系材
料」とは、木粉である。「無機材料」とは、酸化チタ
ン、フェライト、アルミニウム、ニッケル、銀などの金
属材料、またはセラミック等の非金属材料である。しか
し、枠材20、棚背板30、及び引掛け部材40の形成
手段についてはこれに限られるものではなく、木材を材
料に加工しても形成できる。その場合には、請求項1ま
たは請求項2記載の発明の実施例を提供したこととな
る。
【0027】上記実施例の部材支持構造によれば、従
来は使用されていなかったデッドスペースとしての壁パ
ネル10内の空間を収納空間として有効に利用できるよ
うな棚を提供することができたとともに、当該棚におい
て、引掛け部材40の設置高さをダボを用いることなく
選択的に変えられるとともに、設置場所への取り付けが
容易な引掛け部材支持構造を提供することができた、と
いう効果がある。
【0028】また、本実施例の棚は、内側石膏ボード1
3等を設けているので、耐火性能も備えている。続い
て、本発明における上記した実施例では説明しなかった
バリエーションについて説明する。上記実施例では、壁
パネル10のデッドスペースを利用した棚に設けた
材支持構造について説明したが、本発明は、これに限ら
れない。例えば、げた箱の棚板と、げた箱の背板に、上
記した実施例の最下部背板、積層背板、引掛け部材を用
いれば、棚板受け用のダボを必要としないげた箱を提供
できる。ここにおいて、請求項1記載の部材支持構造
を提供したこととなる。
【0029】また、上記実施例では、最下部背板31と
積層背板32とでは、形状を異ならせているが、同一形
状でもよい。また、上記実施例では最下部背板31と積
層背板32との間及び積層背板32と積層背板32との
間に引掛け用凹部35を形成する手段として、積層背板
32の奥側下端には、上部突出片31A,32Aよりも
長い長さにて下方に向かって突出する下部突出片32B
を備えることとしたが、最下部背板31及び積層背板3
2の奥側上端に、上方に向かって突出する突出片を設け
ることとしてもよい。
【0030】更に、引掛け部材40のバリエーションに
ついて説明する。上記した引掛け部材40は、シンプル
な棚板であったが、本発明にいう「引掛け部材」は、上
記した「引掛け部材40」に限られない。物を載置する
ための機能を発揮する部分とともに、「引掛け部」を備
えていればよい。例えば、上記実施例の引掛け部材40
は、押出成形にて作製しているので、引掛け片41及び
背板当接片42は、引掛け部材40の長手方向に連続し
て設けられているが、しかも「引掛け片」に強度的な問
題なければ、引掛け部材の長手方向に連続して設けられ
る必要はなく、例えば押出成形によることなく両端部2
箇所ほどに設けられているだけでもよい。
【0031】また本発明の解決すべき課題の欄に記した
課題とは関係ないが、奥側ネジ受け部23、手前側ネジ
受け部24をダボ受けとしてそこにダボを埋設させ、通
常の棚板を載置させることもできる。次に、図4及び図
5を用いて、上記してきた棚に設けた部材支持構造に
開き扉を設ける場合について簡単に説明する。
【0032】図4の場合、扉本体50に固定された蝶番
51は、垂直枠22の鍔部と手前側ネジ受け部24とに
ネジを用いて固定される。図5の場合、扉本体50に固
定された蝶番51は、垂直枠22の鍔部にネジを用いて
固定される。次に、図6を用いて、他の実施例について
説明する。
【0033】この図6に示す実施例は、図1に示す枠部
材20の垂直枠22よりもかなり長い垂直枠22を用い
ている。そして、2本の水平枠21の間の中央には、中
間枠29を固定している。また、この実施例に示す引掛
け部材40は、隣接する二つの引掛け用凹部35に引掛
けられる部材を用いている。図6中には、上からタオル
掛け、小物掛け、ワイヤー製の枠体と底板とからなる小
物入れを示している。これらの引掛け部材40が前記し
た引掛け部材40と共通して異なる点は、背板当接片4
2を持たずに、上下とも引掛け部を備えている点であ
る。
【0034】引掛け部材のバリエーションとしては、更
に図7乃至図11にて説明する。図7に示すのは、上記
実施例における引掛け部材40のにおける手前側部分を
大きく立設して形成した深棚45である。この深棚45
もまた押出成形によって作製されており、引掛け片41
及び背板当接片42は、この深棚45の長手方向に連続
して設けられている。
【0035】図8に示すのは、水平面部を下方に下げる
とともにその水平面部及び水平面部の四方立設部を網状
に形成した網籠46である。この網籠46にあっては、
引掛け片41は、この網籠46の両端部に設けられてい
るのみであり、背板当接片42は、この網籠46の長手
方向に連続して設けられている。図9に示すのは、トイ
レットペーパーホルダー47である。更に詳しくは、ト
イレットペーパーの芯を水平に保持し、その芯の保持部
分よりも上方にはペーパーカッターを備えている。そし
て、引掛け片41は、トイレットペーパーホルダー47
の長手方向に連続して設けられており、背板当接片42
は、トイレットペーパーホルダー47の両端部に設けら
れたカギ状の部分とそれを結ぶ直線状のワイヤー部分と
で形成されている。
【0036】図10に示すのは、トイレットペーパーの
芯を斜めに保持することができる予備ロールホルダー4
8である。図11に示すのは、小物箱棚49である。更
に詳しくは、前面を開口した箱体と、その箱体の前面か
ら収納させる上面を開口した箱とから形成される。この
小物箱棚49においては、引掛け片41及び背板当接片
42は、小物箱棚49の長手方向に連続して設けられて
いるが、収納空間の高さが二つの引掛け用凹部35の間
の距離を越えるような場合には、背板当接片42の代わ
りに、もう一つ引掛け片を設けてもよい。これは、ここ
で示した小物箱棚49に限られず、他の「引掛け部材」
でも同様である。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係る部材支持構
造によれば、棚などの収納家具においてダボ穴の露出な
どによる体裁を損なうことなく、引掛け部材の設置高さ
を選択的に変えられるとともに、設置場所への取り付け
が容易で、しかも引掛け部材または引掛け部材に載置さ
れた物の重さによる棚背板または縦枠の湾曲を防止でき
部材支持構造を提供することができた。
【0038】また、請求項2記載の発明に係る部材支
持構造によれば、請求項1記載の発明に係る部材支持
構造の効果を奏するとともに、従来は使用されていなか
ったデッドスペースとしての壁パネル内の空間を収納空
間として有効に利用できるような部材支持構造を提供
することができた。また、請求項3記載の発明に係る
部材支持構造によれば、木目模様を呈する感じの部材
支持構造を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すための全体斜視図で
ある。
【図2】 本発明の一実施例を示すための水平断面図で
ある。
【図3】 本発明の一実施例の主要部を示すための垂直
断面図である。
【図4】 本発明の実施例に開き扉を固定した場合を示
す水平断面図である。
【図5】 本発明の実施例に開き扉を固定した場合を示
す水平断面図である。
【図6】 本発明の他の実施例を示すための全体斜視図
である。
【図7】 本発明の実施例の一構成部品たる引掛け部材
のバリエーションとしての深棚を示す斜視図である。
【図8】 本発明の実施例の一構成部品たる引掛け部材
のバリエーションとしての網籠を示す斜視図である。
【図9】 本発明の実施例の一構成部品たる引掛け部材
のバリエーションとしてのトイレットペーパーホルダー
を示す斜視図である。
【図10】 本発明の実施例の一構成部品たる引掛け部
材のバリエーションとしての予備ロールホルダーを示す
斜視図である。
【図11】 本発明の実施例の一構成部品たる引掛け部
材のバリエーションとしての小物箱棚を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 壁パネル 11 縦
埋木 12 横埋木 13 内
側石膏ボード 14 背部芯材 15 背
部外側ボード 18 クロス 20 枠部材 21 水平枠 22 垂
直枠 23 奥側ネジ受け部 24 手
前側ネジ受け部 29 中間固定棚 30 棚背板 31 最
下部背板 31A 上部突出片 32 積
層背板 32A 上部突出片 32B 下
部突出片 35 引掛け用凹部 39 板バネ 40 引掛け部材 41 引
掛け片 42 背板当接片 43 水
平面部 44 手前立上り部 45 深棚 46 網
籠 47 トイレットペーパーホルダー 48 予
備ロールホルダー 49 小物箱棚 50 扉本体 51 蝶

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二本の横枠及び二本の縦枠を備えて四
    角枠状に形成される枠部材と、その枠部材の奥側におい
    て複数の板材を縦方向に積層させて形成される棚背板
    と、その棚背板の両端面とその端面の両側に位置する縦
    枠の内側面とを接触させるように支持する背板支持部材
    と、棚背板に引掛けて固定される引掛け部材とを備えて
    形成される部材支持構造であって、棚背板は、枠部材
    の奥側の最下部に位置する最下部背板と、その最下部背
    板の上に積層される1枚以上の積層背板とからなり、最
    下部背板の手前側上端及び積層背板の手前側上端には上
    方に向かって突出する上部突出片を備えると共に、最下
    部背板と積層背板との間及び積層背板と積層背板との間
    に引掛け用凹部を形成し、引掛け部材は、その奥側上部
    に前記引掛け用凹部に引掛けることができる引掛け部を
    備えたことを特徴とする棚部材支持構造
  2. 【請求項2】 枠部材は、垂直方向の縦埋木と水平方
    向の横埋木とで芯材を形成した壁パネルにおける2本の
    縦埋木と2本の横埋木とに対して固定して形成したこと
    を特徴とする請求項1記載の棚部材支持構造。
  3. 【請求項3】 枠部材は、セルロース系材料の微粉末
    の表面にこの微粉末よりも小径で、かつ硬い微粉末を担
    持させて作成した粉体を混合した樹脂を着色成形するこ
    とによって木目模様を呈するように形成したことを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の棚部材支持構造。
JP33151593A 1993-12-27 1993-12-27 棚部材支持構造 Expired - Fee Related JP3382690B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33151593A JP3382690B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 棚部材支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33151593A JP3382690B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 棚部材支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07189478A JPH07189478A (ja) 1995-07-28
JP3382690B2 true JP3382690B2 (ja) 2003-03-04

Family

ID=18244514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33151593A Expired - Fee Related JP3382690B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 棚部材支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3382690B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07189478A (ja) 1995-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8381661B2 (en) Concealable, aesthetic tray unit
US9138077B2 (en) Modular hanging storage tracks
US3301622A (en) Plastic cabinet
US20060231703A1 (en) Bracket
JP3382690B2 (ja) 棚部材支持構造
US4735471A (en) Adjustable height bookcase
US3620588A (en) Door closure for shelving
US5026015A (en) Shelf frame bracket
JP3154881B2 (ja) 棚及び棚を備えた壁パネル
JPS58121908A (ja) たな組立体
JPS5853869Y2 (ja) 折たたみ自在のパネル部分を備えた建物用パネル
JP3118627B2 (ja) 隅部収納構造
JPS634098Y2 (ja)
EP1321068A1 (en) Item of furniture
JP3364977B2 (ja) 組合せ家具
JPS592283Y2 (ja) 扉の軸支持具
US7845502B1 (en) Tapering-depth shelving unit for use behind doors
JP4047032B2 (ja) 壁等取付け部材
JPH0131074Y2 (ja)
CA2512120C (en) Bracket
JP2003210256A (ja) 回転式載置台
JPH0641475Y2 (ja) カウンター付収納装置
KR20220061395A (ko) 가구 선반 조립구조
JPS6015458Y2 (ja) 収納家具
JPH0211862Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081220

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081220

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091220

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091220

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101220

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101220

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111220

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121220

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees