JP4875326B2 - 連続住宅 - Google Patents

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本発明は、二戸一、三戸一等、複数の建物を連結して構成する連続住宅に関する。
従来、土地の有効利用を図るため、複数の一戸建の建物を隣接配置して、連棟建物とすることが行われている。このような、連棟建物においては、各建物が整然と一直線に配置される場合や、玄関、窓、バルコニーなどが隣接建物間で左右横並びになることを避けるため交互にずらして配置する場合などがある。このように、一直線に配置された場合であっても、交互にずらして配置した場合であっても、隣接する建物同士は一枚の壁で仕切られつながっている。
特開平8−151807号公報 特開平6−146619号公報
しかし、このような連棟建物は、各建物が隣接しているため、通常の一戸建ての住宅に比べて、各建物毎の独立性を確保しにくい。また、隣接する建物同士が一枚の壁で仕切られているので、耐震性を確保しにくく、一の建物のみの建替えが容易にできないという不具合があった。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、二階建て以上の建物を複数戸連続して配置し、各建物と建物の間に建物毎の生活空間となる建築構造物を配置し、該建築構造物を介して隣接する建物同士を連結し、前記建築構造物の高さを建物の最上階より下の階までに設定するとともに、該建築構造物の前後幅を建物の前後幅の2分の1以上に設定し、前記建築構造物が建物の内部に組み込まれていて、前記建築構造物の、建物から突出して連結される部分が二重壁にて仕切られていることによって構成した連続住宅である。
請求項2においては、前記建築構造物が車庫または物置であるとともに、前記建築構造物の上部をバルコニーとしたものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、二階建て以上の建物を複数戸連続して配置し、各建物と建物の間に建物毎の生活空間となる建築構造物を配置し、該建築構造物を介して隣接する建物同士を連結し、前記建築構造物の高さを建物の最上階より下の階までに設定するとともに、該建築構造物の前後幅を建物の前後幅の2分の1以上に設定し、前記建築構造物が建物の内部に組み込まれていて、前記建築構造物の、建物から突出した部分が二重壁にて仕切られていることによって構成した連続住宅であることにより、隣接する建物同士の最上階の部分に開放スペースを確保することができるので、連続住宅として戸数を確保しながら、一戸建て住宅に近い環境を確保することができる。また、隣地間の土地利用の無駄をなくすことができ、より土地の有効活用を図ることができる。
また、前記建築構造物の、建物から突出して連結される部分が二重壁によって仕切られていることによって構成したことにより、耐震性に優れ、また、防音性、遮音性に優れた連続住宅を構成することができる。
請求項2においては、前記建築構造物が車庫または物置であるとともに、前記建築構造物の上部をバルコニーとしたことにより、隣接する建物同士の建築構造物、および、その上方の開放スペースを生活空間として、より有効に使用することができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の実施例1を示す斜視図、図2は本発明の実施例1を示す概略正面図、図3は本発明の実施例1を示す概略正面図、図4は同じく実施例1を示す概略一階平面図、図5は本発明の実施例2を示す概略正面図、図6は同じく実施例2を示す概略一階平面図、図7は本発明の実施例3を示す概略正面図、図8は同じく実施例3を示す概略一階平面図、図9は本発明の実施例4を示す概略正面図、図10は同じく実施例4を示す概略一階平面図、図11は本発明の実施例5を示す概略正面図、図12は同じく実施例5を示す概略一階平面図、図13は建築構造物上を開放的な用途に利用した状態を示す図、図14は界壁の基礎への取り付けを示す図である。
図2に示したように、本発明の連続住宅を構成する住宅1・1・・は、左右横並びに隣接配置される。なお、連続住宅を構成する住宅の戸数は限定されず、住宅1・1を二戸並べて二戸一体型の連続住宅としても、住宅1・1・1を三戸並べて三戸一体型の連続住宅としてもよい。
各住宅1は、図3に示したように、二階建て以上の高さHを有する建物3と、該建物3と隣接する建築構造物4とで構成されている。なお、前記建物3は、二階建であっても三階建であってよく、高さHは自由に設定することができる。そして、前記建築構造物4の高さhは、前記建物3の最上階より下の階の高さよりも、低くなるように設定される。すなわち、建物3が二階建であった場合、建築構造物4の高さhは、建物3の1階の高さより低い位置に設定され、建物3が3階建てであった場合には、建築構造物4の高さhは、建物3の二階の高さより低い位置に設定される。
住宅1・1が並ぶ方向を左右方向とした場合、建築構造物4の左右幅wは、敷地面積に応じて自由に設定される。建築構造物4は、その左右幅wに応じて、車庫や駐輪場などの屋外的空間して利用したり、物置などの屋内的空間として利用することができる。また、地表面において前記左右方向と直交する方向を前後方向とした場合、該建築構造物4の前後幅lは、建物3の前後幅Lの2分の1以上、つまり、l≧(1/2)Lの範囲で設定される。
前記住宅1・1同士は、該建築構造物4・4部分同士で連結され、連続配置される構成となっている。即ち住宅1は、隣接する住宅1の戸数分の建築構造物4を有する。つまり、一つの住宅1とだけ隣接する住宅1であれば、隣接する住宅1側に一つの建築構造物4を有し、二つの住宅1・1と隣接する住宅1であれば、二つの建築構造物4・4を有する。
このように、各住宅1・1の建物3・3を、該建物3・3より低い前記建築構造物4で連結することで、各建物3・3に独立感を与えることができ、また、建物3・3間の土地を、車庫や物置として有効に利用することができるのである。すなわち、狭い敷地内において、できるだけ多くの住宅戸数を確保しつつ、それぞれの住宅に一戸建住宅のような独立感を与えられ、広い住宅環境を提供することのできる連続住宅を構成することができるのである。
さらに、建物3の建築構造物4側に窓10を設けることで、建物3の上層階は、建築構造物4上の開放スペース23に開放されることとなる。よって、建物3の上層階の風通しが良くなり、日当たりも良好となる。また、図13に示したように、建築構造物4上にバルコニー16等の開放的な用途に利用することも可能である。即ち、窓10から建築構造物4上に出入りできる構成とし、各住宅1・1のバルコニー16・16を仕切るための柵等の仕切り部材18を設ける。なお、仕切り部材18は必ずしも設ける必要はなく、仕切り部材18を設けずに、バルコニー16を各住宅1・1の共有スペースとしてもよい。
本発明の実施例1を、図1、図3、図4、図14を用いて説明する。連続住宅を構成する各住宅1は、図3に示したように、二階建て以上の高さHを有する建物3と、該建物3と隣接する前記建築構造物4とで構成されており、本実施例における建築構造物4は、車庫として屋外的に利用できるよう構成されている。
前記建物3の各階において、他の建物3と対向する側の壁9には、窓10・10・10・・が設けられている。上層階の窓10・10は、建築構造物4上の開放スペース23に開放されているため、上層階は太陽光を多く取り入れることができ、風通しがよい。なお、上層階で火災が起きた場合には、建築構造物4の上に登って、窓10・10から消化活動を行うこともできる。
前記建築構造物4は、図1に示したように、建物3の壁9と、界壁7と、前記壁9と界壁7の間に掛け渡されて建築構造物4の上部を覆う屋根13とで構成されている。前記建築構造物4の前方と後方(図4における上方面と下方面)は開放されている。また、前記建築構造物4の屋根13は、住宅1の一階の梁と連結されている。そして、前記建築構造物4・4同士は、界壁7・7で構成される二重壁によって仕切られる構成となっている。
図14に示したように、建築構造物4・4の間に配設される界壁7・7は、基礎15に固定される分離可能な二重壁である。前記基礎15は正面視逆T字形で、中心に上下方向に貫通する発泡材を具備する。二枚の界壁7・7は、小さな隙間を挟んで前記基礎15に二枚平行に固定されている。したがって、ひとつの界壁7を取り外して、ひとつの建築構造物4だけを解体することが可能である。よって、隣接配置される住宅1・1を、戸別に建替えることができるのである。また、各住宅1・1を仕切る壁が二重壁であるため、頑強で地震に強い構造となり、また、隣接する各住宅1・1間で音が漏れにくく、防音性、遮音性に優れた住宅1・1となる。
また、本発明の実施例2を、図5、図6に示している。本実施例においては、建築構造物4・4が建物3・3内部に組み込まれていて、前記建築構造物4・4の、建物3・3から突出した部分が二重壁7・7によって仕切られて構成されている。その他の構成については、実施例1と略同じである。このように、建築構造物4・4を、建物3・3の内部に組み込んで構成してもよい。
また、本発明の実施例3を、図7、図8に示している。本実施例においては、建築構造物4・4の屋根を、建物3・3の一階の梁と連続させずに設けている。その他の構成については、実施例1と略同じである。このように、建物間の建築構造物4・4の屋根は、必ずしも建物3・3の一階の梁と連結させる必要はない。
また、本発明の実施例4を、図9、図10に示している。本実施例においては、建築構造物4・4の屋根を、二階建て建物3・3の一階の梁と連続させずに設けており、また、建築構造物4・4を駐輪場として利用することができるよう構成している。その他の構成については、実施例1と略同じである。このように、建築構造物4・4を、駐輪場として利用できるように構成してもよい。
また、本発明の実施例5を、図11、図12に示している。本実施例においては、建築構造物4・4を、物入れとして屋内的に利用することができるよう構成している。その他の構成については、実施例1と略同じである。このように、建築構造物4・4を、物入れのように屋内的に利用できるように構成してもよい。
本発明の実施例1を示す斜視図。 本発明の実施例1を示す概略正面図。 本発明の実施例1を示す概略正面図。 同じく実施例1を示す概略一階平面図。 本発明の実施例2を示す概略正面図。 同じく実施例2を示す概略一階平面図。 本発明の実施例3を示す概略正面図。 同じく実施例3を示す概略一階平面図。 本発明の実施例4を示す概略正面図。 同じく実施例4を示す概略一階平面図。 本発明の実施例5を示す概略正面図。 同じく実施例5を示す概略一階平面図。 建築構造物上を開放的な用途に利用した状態を示す図。 界壁の基礎への取り付けを示す図。
1 住宅
3 建物
4 建築構造物
7 界壁
9 壁
10 窓
13 屋根
15 基礎
16 バルコニー

Claims (2)

  1. 二階建て以上の建物を複数戸連続して配置し、各建物と建物の間に建物毎の生活空間となる建築構造物を配置し、該建築構造物を介して隣接する建物同士を連結し、前記建築構造物の高さを建物の最上階より下の階までに設定するとともに、該建築構造物の前後幅を建物の前後幅の2分の1以上に設定し、前記建築構造物が建物の内部に組み込まれていて、前記建築構造物の、建物から突出して連結される部分が二重壁にて仕切られていることによって構成したことを特徴とする連続住宅。
  2. 前記建築構造物が車庫または物置であるとともに、前記建築構造物の上部をバルコニーとしたことを特徴とする請求項1記載の連続住宅。
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