JP2001173103A - ユニット建物 - Google Patents

ユニット建物

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JP2001173103A
JP2001173103A JP35455699A JP35455699A JP2001173103A JP 2001173103 A JP2001173103 A JP 2001173103A JP 35455699 A JP35455699 A JP 35455699A JP 35455699 A JP35455699 A JP 35455699A JP 2001173103 A JP2001173103 A JP 2001173103A
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JP
Japan
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building
unit
building units
sides
adjacent
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JP35455699A
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English (en)
Inventor
Makoto Hoshi
信 星
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 緩勾配の階段を工場取付けができ、しかも、
その階段の昇り口側に十分な広さの通路や玄関ホールを
設けたユニット建物を提供する。 【解決手段】 箱形の複数の建物ユニット2,2a,
2bを隣接設置して構築されるユニット建物10におい
て、少なくとも一部の建物ユニット2aの長辺(桁)側
の片側或いは両側に、隣接して各々2以上の建物ユニッ
ト2,22,2の短辺(妻)側とを接合させ、さらに該
建物ユニット2aの長辺(桁)側が隣接する各々2以上
の建物ユニット2,2,2,2の短辺(妻)側より外側
に突出して配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユニット建物に関
し、特に緩勾配の階段ユニットを工場取付けが好適なユ
ニット建物に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の建物ユニットを予め工場で組み立
て、これを建築現場で接合して構成されるユニット建物
は、例えば、特開昭55−36536号公報並びに特公
昭58−30978号公報などにより公知である。この
ユニット建物を構成する建物ユニットは、パネルからな
る床及び壁を有し、床の所定の側辺部に壁を立設させた
箱状に組み立てられた壁式構造のもの、並びに、4隅に
柱を有し、それら柱間に天井梁と床梁とを有する骨組み
構造のものがある。
【0003】しかしながら、建物ユニットは、輸送上の
制約から、特に短辺側の長さが規制されており、このよ
うな建物ユニットに、建物ユニットの短辺側と平行に階
段と通路を設けると階段が急勾配となったり、階段を緩
勾配にすると十分な幅の通路が確保できない。つまり、
階段の昇り口側に十分な寸法の廊下や玄関ホールなどの
通路を確保しようとすると、階段を急勾配にせざるを得
ないという問題があった。
【0004】例えば、図3(イ)は従来の建物ユニット
2dの短辺側と平行に階段8b及び通路7を設けたもの
であり、図3(ロ)は図3(イ)のII−II線断面図
である。建物ユニット2dの短辺側長さを2310mm
とすると、通路7を990mm確保した場合、階段8b
は全15段、踊り場6段として、踏み面83bの寸法
(T)が176mm、蹴上げ84b高さ(R)が200
mmで、階段高さ(h2)は3000mmとなり、勾配
は約48.4°と急勾配の階段になっている。このた
め、一般に、安全で昇降し易い好ましい住宅用階段は、
住宅金融公庫の金利優遇処置の対象になる住宅の技術基
準によれば、踏み面の寸法(T)が195mm以上、R
/Tが22/21以下で、550mm≦T+2R≦65
0mmであるので、踏み面の寸法(T)及びR/Tにお
いて上記従来の建物ユニット2eの短辺側に設けた階段
8bはこの基準を満たしていない。
【0005】上記の問題点に対して、特開平5−140
995号公報に記載される如くのユニット建物がある。
このユニット建物は、一部の建物ユニットの長辺側に補
助ユニットを付けて拡張し、この部分に階段を設置する
ことにより、階段を緩勾配にして、十分な幅の通路を確
保するようにした。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような場合には特殊な形状の建物ユニットを必要とし、
或いは補助ユニットを現地で組み立てる必要がある等煩
雑になる。また、階段は建物ユニットと補助ユニットと
にまたがるため、階段を工場取り付けするのが困難であ
り、そのため現地工数が大きかった。
【0007】そこで、本発明は上記のような問題に着目
し、緩勾配の階段を工場取付けができ、しかも、その階
段の昇り口側に十分な広さの通路や玄関ホールを設けた
ユニット建物を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、箱形の複数の建物ユニットを隣接設置して構築され
るユニット建物において、少なくとも一部の建物ユニッ
トの長辺(桁)側の片側或いは両側に隣接して各々2以
上の建物ユニットの短辺(妻)側とを接合させ、さらに
該建物ユニットの長辺(桁)側が隣接する各々2以上の
建物ユニットの短辺(妻)側より外側に突出して配置さ
れていることを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、箱形の複数の建
物ユニットを隣接設置して構築される2階建て以上のユ
ニット建物において、上下階に連続して、少なくとも一
部の建物ユニットの長辺(桁)側の片側或いは両側に隣
接して各々2以上の建物ユニットの短辺(妻)側とを接
合させ、さらに該建物ユニットの長辺(桁)側が隣接す
る各々2以上の建物ユニットの短辺(妻)側より外側に
突出して配置され、該突出部分と非突出部分に跨がって
階段が設けられていることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では、箱形の複数の建物ユ
ニットを隣接設置して構築されるユニット建物におい
て、少なくとも一部の建物ユニットの長辺(桁)側の片
側或いは両側に、隣接して各々2以上の建物ユニットの
短辺(妻)側とを接合させ、さらに該建物ユニットの長
辺(桁)側が隣接する各々2以上の建物ユニットの短辺
(妻)側より外側に突出して配置されている。このた
め、突出してない状態で配置された階段、或いは浴室等
に比較して、突出している部分だけ階段、或いは浴室等
の占める面積を広く確保することができ、従って緩勾配
の階段や介護のし易い浴室を設けることができる。ま
た、階段は一つの建物ユニット内に納まるので、階段を
工場取り付けすることが可能となり、現地工数を削減で
きる。
【0011】請求項2記載の発明では、箱形の複数の建
物ユニットを隣接設置して構築される2階建て以上のユ
ニット建物において、上下階に連続して、少なくとも一
部の建物ユニットの長辺(桁)側の片側或いは両側に、
隣接して各々2以上の建物ユニットの短辺(妻)側とを
接合させ、さらに該建物ユニットの長辺(桁)側が隣接
する各々2以上の建物ユニットの短辺(妻)側より外側
に突出して配置され、該突出部分と非突出部分に跨がっ
て階段が設けられている。このため、請求項1と同様に
緩勾配を設けることができるとともに、ホールや吹き抜
け等の空間も広く確保することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1(イ)は本
発明が適用された建物ユニットの組み合わせを示す平面
図、図1(ロ)は本発明が適用された建物ユニットの組
み合わせにより構築されたユニット建物を示す斜視図、
図2(イ)は本発明の建物ユニットの突出部分に階段及
びホールを配置させた平面図、図2(ロ)は図2(イ)
のI−I線断面図である。
【0013】図1(ロ)に示すように、本実施の形態1
のユニット建物10は2階建て建物であって、基礎1の
上に7つの下階建物ユニット2(2a、2b)を配置
し、その上に7つの上階建物ユニット3(3a、3b)
を配置し、さらにその上に10の屋根ユニット4を配置
することで構成されている。
【0014】前記下階建物ユニット2(2a、2b)は
図1(イ)に示すように、平面形状が長方形で、長辺
(桁)側、短辺(妻)側のサイズの異なる建物ユニット
を組み合わせ隣接配置されて構成される。建物ユニット
2aは両側の隣接する建物ユニット2、2と妻桁接合さ
れており、両側の建物ユニット2、2の外壁面より突出
した状態で設けられている。同様に前記上階建物ユニッ
ト3(3a、3b)も、建物ユニット3aは両側の隣接
する建物ユニット3、3と妻桁接合されており、建物ユ
ニット3、3の外壁面より突出した状態で設けられ、下
階の建物ユニット2aと上下に連続している。建物ユニ
ット2a及び3aには予め工場で取り付けられた階段及
びホールが設置される。
【0015】図2(イ)は前記建物ユニット2a及び3
aの突出部分81に階段8を設置したものであり、突出
幅α(約495mm)である。図2(ロ)に示すよう
に、階段8は踏み面83の寸法(T)が225mm、蹴
上げ84高さ(R)が200mmであり、全15段、踊
り場3段で、階段高さ(h1)は3000mm、勾配は
約41.9°と緩勾配の階段になっている。前記の、安
全で昇降し易い好ましい住宅用階段は、住宅金融公庫の
金利優遇処置の対象になる住宅の技術基準によれば、踏
み面の寸法(T)が195mm以上、R/Tが22/2
1以下で、550mm≦T+2R≦650mmであるの
で、上記実施例の階段8はこの基準を何れも満足してい
る。
【0016】また、図2(イ)に示すように、上記階段
8に連続して広いホール16が設けられ、玄関17から
ホール16を通って階段8、洗面室13、浴室14、或
いは台所6、食堂18、居間19等に無駄なく尚且つゆ
ったりと設定することができる。特に階段8部分を突出
させることにより、主婦等の家事を行う人にとって行き
来する頻度の高い、台所6、階段8、洗面室13の動線
に無駄がなく使い勝手が良い。
【0017】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られ
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲におけ
る設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、
実施の形態では突出部分がユニット建物の中側に設置さ
れたが、ユニット建物のコーナー部に設置されても良
く、突出部分の突出幅も敷地対応力に応じて変更が可能
である。また、突出部分に浴室が設置された場合には、
浴室に通じる通路等をゆったりと設定することができ、
老人や身体障害者等の車椅子利用者に使い勝手のよい浴
室とすることができる。また、突出部分を有する建物ユ
ニットに階段や浴室ユニットを一つのユニット内に納ま
るので工場で取り付けでき、現場施工工数の削減がで
き、ユニット工法のメリットが生かせる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、以下のよ
うな効果が得られる。請求項1記載の発明では、箱形の
複数の建物ユニットを隣接設置して構築されるユニット
建物において、少なくとも一部の建物ユニットの長辺
(桁)側の片側或いは両側に、隣接して各々2以上の建
物ユニットの短辺(妻)側とを接合させ、さらに該建物
ユニットの長辺(桁)側が隣接する各々2以上の建物ユ
ニットの短辺(妻)側より外側に突出して配置されてい
る。このため、突出してない状態で配置された階段、或
いは浴室等に比較して、突出している部分だけ階段、或
いは浴室等の占める面積を広く確保することができ、従
って緩勾配の階段や介護のし易い浴室を設けることがで
きる。また、階段は一つの建物ユニット内に納まるの
で、階段を工場取り付けすることが可能となり、現地工
数を削減できる。
【0019】請求項2記載の発明では、箱形の複数の建
物ユニットを隣接設置して構築される2階建て以上のユ
ニット建物において、上下階に連続して、少なくとも一
部の建物ユニットの長辺(桁)側の片側或いは両側に、
隣接して各々2以上の建物ユニットの短辺(妻)側とを
接合させ、さらに該建物ユニットの長辺(桁)側が隣接
する各々2以上の建物ユニットの短辺(妻)側より外側
に突出して配置され、該突出部分と非突出部分に跨がっ
て階段が設けられている。このため、請求項1と同様に
緩勾配を設けることができるとともに、ホールや吹き抜
け等の空間も広く確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は本発明が適用された建物ユニットの組
み合わせを示す平面図、(ロ)は本発明が適用された建
物ユニットの組み合わせにより構築されたユニット建物
を示す斜視図である。
【図2】(イ)は本発明の建物ユニットの突出部分に階
段及びホールを配置させた平面図、(ロ)は図2(イ)
のI−I線断面図である。
【図3】(イ)は従来の建物ユニットの短辺側に平行に
階段及び通路を配置させた平面図、(ロ)は図3(イ)
のII−II線断面図である。
【符号の説明】
1 基礎 2,2a,2b,2c,2d 下階建物ユニット 3,3a,3b 上階建物ユニット 4 屋根ユニット 5 外壁 6 キッチン 7 通路 8,8b 階段 81 突出部分 83,83b 踏み面 84,84b 蹴上げ 9 トイレ 10 ユニット建物 11 システムキッチン 13 洗面室 14 浴室 16 ホール 17 玄関 18 食堂 19 居間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱形の複数の建物ユニットを隣接設置し
    て構築されるユニット建物において、少なくとも一部の
    建物ユニットの長辺(桁)側の片側或いは両側に隣接し
    て各々2以上の建物ユニットの短辺(妻)側とを接合さ
    せ、さらに該建物ユニットの長辺(桁)側が隣接する各
    々2以上の建物ユニットの短辺(妻)側より外側に突出
    して配置されていることを特徴とするユニット建物。
  2. 【請求項2】 箱形の複数の建物ユニットを隣接設置し
    て構築される2階建て以上のユニット建物において、上
    下階に連続して、少なくとも一部の建物ユニットの長辺
    (桁)側の片側或いは両側に隣接して各々2以上の建物
    ユニットの短辺(妻)側とを接合させ、さらに該建物ユ
    ニットの長辺(桁)側が隣接する各々2以上の建物ユニ
    ットの短辺(妻)側より外側に突出して配置され、該突
    出部分と非突出部分に跨がって階段が設けられているこ
    とを特徴とするユニット建物。
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