JP2002356919A - ユニット建物 - Google Patents

ユニット建物

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JP2002356919A
JP2002356919A JP2001325314A JP2001325314A JP2002356919A JP 2002356919 A JP2002356919 A JP 2002356919A JP 2001325314 A JP2001325314 A JP 2001325314A JP 2001325314 A JP2001325314 A JP 2001325314A JP 2002356919 A JP2002356919 A JP 2002356919A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降方向が建物ユニットの短辺と略平行な直
階段を設けたり、サニタリー設備を建物ユニットの短辺
方向に並べて設けたり、車庫の出入口を建物ユニットの
短辺方向に設けたいという顧客の要望を満足させること
のできるユニット建物を提供する。 【解決手段】 長辺同士を対向させた本体側建物ユニッ
トMと、この本体側建物ユニットMの長辺に対して長辺
を略直角方向に向けて据え付けた添付建物ユニットSと
からなるユニット建物1である。そして本体側建物ユニ
ットMには、短辺を略同一線上にして並べた第一建物ユ
ニット2−1−1と第二建物ユニット2−1−2が存在
し、添付建物ユニットSを、第一建物ユニット2−1−
1と第二建物ユニット2−1−2の短辺に長辺を対向さ
せて据え付け、この添付建物ユニットSに、昇降方向を
長辺に対して略平行にした直階段を設けたり、サニタリ
ー設備を設けたり、車庫を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顧客の種々な要望
を満足させることのできる施工し易いユニット建物に関
する。
【0002】
【従来の技術】ユニット建物は、運搬可能な一定の大き
さの箱形の、且つ、内部、外部の仕上げられた建物ユニ
ットと屋根ユニットや屋根パネルを、予め、工場で製造
し、この建物ユニットと屋根ユニットや屋根パネルの複
数個を施工現場に運搬し、施工現場で据え付けて建物に
なすものであって、現場施工期間が短く、且つ、寸法精
度の良い標準化された建物に仕上がる特徴があることか
ら、近年、広く採用されている。
【0003】このユニット建物に使用される建物ユニッ
トとしては種々な構造のものが知られている。例えば、
特公昭61−42061号公報には、長方形の四隅に立
設した4本の柱と、この4本の柱の上端部を長方形の辺
に沿って連結した4本の天井梁と、この4本の柱の下端
部を長方形の辺に沿って連結した4本の床梁とからなる
建物ユニットの骨格が記載されている。そして、この骨
格の相対する天井梁に天井野縁を差し渡し、この天井野
縁の下面に天井面材を取り付けて天井を形成し、相対す
る床梁に床小梁を差し渡し、この床小梁の上に床根太を
取り付け、この床根太の上に床面材を取り付けて床を形
成し、外壁を設ける場所には、天井梁と床梁との間に間
柱を立設し、この間柱に外壁パネルや内壁パネルを取り
付けて壁を形成して、平面視長方形の建物ユニットとす
るものである。
【0004】この建物ユニットの内部に、予め、階段
や、押入れ等の取付家具や、バスタブ、便器、洗面台等
のサニタリー用設備や調理台等の厨房設備等の設備を工
場で取り付けていると、施工現場での作業がそれだけ少
なくなり、施工期間が短いというユニット建物の特徴が
生かされるので、工場で上記階段やサニタリー用設備等
を建物ユニットの内部に取り付けることが多い。
【0005】又、この平面視長方形の建物ユニットは、
工場で製造しトラックで施工現場に運搬するために、通
常、短辺の長さをトラックの幅より若干短い(2.4m
〜2.5m)かその半分にし、長辺の長さを、建物のモ
ジュールに準じた長さ(0.9m)の整数倍、例えば、
略5.4m、略4.5m、略3.6mというような寸法
としている。そして、この建物ユニットを、通常、長辺
同士や短辺同士を対向させて据え付けて、ユニット建物
とすることが多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような建
物ユニットを長辺同士や短辺同士を対向させて据え付け
たユニット建物では、予め、工場で階段等を建物ユニッ
トの内部に取り付けていると、ユニット建物を施工し難
かったり、全ての顧客の要望を十分に満足させることが
できない場合がある。例えば、工場で階段を複数個の建
物ユニットに跨がる位置に取り付ける場合には、施工現
場で建物ユニットを据え付けた後に階段を接続する必要
があり施工し難い。従って、工場で階段を取り付けた建
物ユニットを製造する場合には、できるだけ1個の建物
ユニットの内部に階段を取り付ける方が便利である。
【0007】そして、1個の建物ユニットの内部に直階
段を取り付ける場合に、昇降方向が長辺に対して略平行
な階段では、長辺が長いので問題ないが、昇降方向が短
辺に対して略平行な階段では、短辺の長さが短いので直
階段にすることができず、U字形の階段にしたりL字形
の階段にする必要がある。従って、間取りの関係で、昇
降方向が建物ユニットの短辺と略平行な直階段を設けた
いという顧客の要望がある場合には、1つの建物ユニッ
トに長辺に略並行な直階段を設けようとすると顧客の要
望を満足させることができないし、2つの建物ユニット
に短辺に略並行な直階段の一部分を取り付けて、施工現
場で接続すると、施工し難い。
【0008】又、建物の中にバスタブや洗面台等のサニ
タリー用設備を設ける場合に、第一の建物ユニットの内
部にバスタブを設け、別の第二の建物ユニットの内部に
洗面台を設けるというように、分離して設けていてもよ
いが、同じ建物ユニットの内部に両者を一括して並べて
設ける方が水周りの施工し易く便利である。そして、間
取りの関係で、顧客が建物ユニットの短辺方向にバスタ
ブや洗面台等のサニタリー用設備を並べて設けたいとい
う要望がある場合には、短辺方向の長さが短いので、1
個の建物ユニットの中にサニタリー用設備を並べて設け
ることができず、サニタリー用設備を分散させる必要が
あり、施工し難いし、施工し易いように、長辺方向に並
べてサニタリー用設備を設けると、顧客の要望を満足さ
せることができない。
【0009】又、車庫をユニット建物の内部に設けるこ
ともあるが、この際、建物の向きによっては、車庫の中
に短辺方向から車を出入させると便利なことがあるが、
短辺の長さがトラックの幅より若干短いかその半分にな
されているために狭く、短辺に車を出入させる出入口を
設け難く、長辺方向に出入口を設けると、かかる顧客の
要望を満足させることができない。
【0010】又、建物ユニットの壁に窓等の開口を設
け、この開口の前に庭を設け、この庭を開口を通して内
部から鑑賞したいことがあるが、かかる場合に、この開
口は広い方が十分鑑賞できるので好ましい。この広い開
口を設ける場合、通常の建物では、幅が略2.7mか略
3.6mの窓等の開口を設けることが多いが、ユニット
建物では、このユニット建物を構成する建物ユニットを
トラックで運搬する関係で、建物ユニットの短辺の長さ
が2.4m〜2.5m以下となっていて、この短辺に広
い開口を設けることができない。
【0011】そして、庭を囲むようにL字形に建物ユニ
ットを据え付け、このL字形で囲まれた広場に庭等を設
け、この庭をL字形を形成している両方の部屋から鑑賞
したいという顧客の要望がある場合には、ユニット建物
では、長辺同士や短辺同士を対向させて据え付けると、
L字形の一方が長辺で、他方が短辺となるので、両方の
壁に広い開口を設けることができず、かかる顧客の要望
を満足させることができない。そこで、本発明の目的
は、上記のような種々な顧客の要望を満足させることの
できる施工し易いユニット建物を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたものであって、請求項1記載の発明
は、複数個の平面視長方形の建物ユニットが長辺同士を
対向させて据え付けられた本体側建物ユニットと、この
本体側建物ユニットの長辺に対して長辺を略直角方向に
向けて据え付けられた添付建物ユニットとからなるユニ
ット建物であって、前記本体側建物ユニットには、短辺
を略同一線上にして並べられた第一建物ユニット及び第
二建物ユニットが存在し、前記添付建物ユニットは、第
一建物ユニットと第二建物ユニットの略同一線状になさ
れた短辺に長辺を対向させて据え付けられ、この添付建
物ユニットには、昇降方向がこの添付建物ユニットの長
辺に対して略平行な直階段が設けられているものであ
る。
【0013】請求項2記載の発明は、複数個の平面視長
方形の建物ユニットが長辺同士を対向させて据え付けら
れた本体側建物ユニットと、この本体側建物ユニットの
長辺に対して長辺を略直角方向に向けて据え付けられた
添付建物ユニットとからなるユニット建物であって、前
記本体側建物ユニットには、短辺を略同一線上にして順
に並べられた第一建物ユニット、第二建物ユニット及び
第三建物ユニットが存在し、前記添付建物ユニットは、
第一建物ユニットと第二の建物ユニットの略同一線状に
なされた短辺に長辺を対向させて据え付けられ、この添
付建物ユニットには、昇降方向がこの添付建物ユニット
の長辺に対して略平行で、第二建物ユニット近傍に昇降
口を有する直階段が設けられ、前記第三建物ユニットに
は、略同一線上になされた短辺又は短辺近傍の長辺に玄
関が設けられているものである。
【0014】請求項3記載の発明は、複数個の平面視長
方形の建物ユニットが長辺同士を対向させて据え付けら
れた本体側建物ユニットと、この本体側建物ユニットの
長辺に対して長辺を略直角方向に向けて据え付けられた
添付建物ユニットとからなるユニット建物であって、前
記本体側建物ユニットには、短辺を略同一線上にして並
べられた第一建物ユニット及び第二建物ユニットが存在
し、前記添付建物ユニットは、第一建物ユニットと第二
建物ユニットの略同一線上になされた短辺に長辺を対向
させて据え付けられ、この添付建物ユニットには、サニ
タリー用設備が設けられ、前記第一建物ユニットと第二
建物ユニットが居室空間になされているものである。
【0015】請求項4記載の発明は、複数個の平面視長
方形の建物ユニットが長辺同士を対向させて据え付けら
れた本体側建物ユニットと、この本体側建物ユニットの
長辺に対して長辺を略直角方向に向けて据え付けられた
添付建物ユニットとからなるユニット建物であって、前
記本体側建物ユニットには、短辺を略同一線上にして並
べられた第一建物ユニット及び第二建物ユニットが存在
し、前記添付建物ユニットは、添付第一建物ユニットと
添付第二建物ユニットとからなり、第一建物ユニットと
第二建物ユニットの略同一線上になされた短辺に、添付
第一建物ユニットが一方の長辺を対向させて据え付けら
れ、この添付第一建物ユニットの他方の長辺に添付第二
建物ユニットが一方の長辺を対向させて据え付けられ、
この添付第二建物ユニットの他方の長辺に車の出入口が
設けられ、この添付第一建物ユニットと添付第二建物ユ
ニットの内部が連続した車庫空間になされているもので
ある。
【0016】請求項5記載の発明は、平面視長方形の本
体側建物ユニットと、この本体側建物ユニットの長辺に
対して長辺を略直角方向に向けて据え付けられた添付建
物ユニットとからなるユニット建物であって、前記本体
側建物ユニットの長辺とこの長辺に略直角な添付建物ユ
ニットの長辺には、それぞれ外壁が設けられて、この本
体側建物ユニットの外壁と添付建物ユニットの外壁とで
入隅が形成され、この入隅を形成する本体側建物ユニッ
トの外壁と添付建物ユニットの外壁には、それぞれ、短
辺より幅の大きな開口が設けられているものである。
【0017】請求項6記載の発明は、前記請求項5記載
の発明に係り、前記本体側建物ユニットと添付建物ユニ
ットが上階に設けられ、前記入隅を形成する本体側建物
ユニットの外壁の前方と添付建物ユニットの外壁の前方
には、それぞれバルコニーが設けられ、前記開口からバ
ルコニーに出入可能になされているものである。
【0018】ユニット建物では、多くの場合、平面視長
方形の建物ユニットを長辺同士や短辺同士を対向させて
据え付けている。かかる場合には、建物ユニットの長辺
は全て略平行になっている。本発明では、この長辺同士
や短辺同士を対向させて据え付けている建物ユニットを
本体側建物ユニットと称する。従って、この本体側建物
ユニットの長辺は略平行になっている。更に、本発明で
は、この本体側建物ユニットの他に、この略平行になっ
ている本体側建物ユニットの長辺に対して長辺を略直角
な方向に向けて据え付けられた添付建物ユニットが存在
する。
【0019】この添付建物ユニットは、請求項1〜4記
載の発明では、本体側建物ユニットの2つの建物ユニッ
ト(第一建物ユニットと第二建物ユニット)の短辺に長
辺を対向させて据え付けられている。従って、添付建物
ユニットの長辺の長さは、第一建物ユニットの短辺と第
二建物ユニットの短辺の合計かそれ以上になっている。
【0020】又、請求項5では、上記のような要件が特
に規定されてないが、添付建物ユニットの長辺を本体側
建物ユニットの2つの建物ユニット(第一建物ユニット
と第二建物ユニット)の短辺に対向させて、添付建物ユ
ニットを据え付けることがある。かかる際には、請求項
1〜4記載の発明と同様に、添付建物ユニットの長辺の
長さを第一建物ユニットの短辺と第二建物ユニットの短
辺の長さの合計かそれ以上にすることが好ましい。
【0021】請求項6記載の発明では、本体側建物ユニ
ットと添付建物ユニットが上階に設けられているが、こ
の意味は、下階の建物ユニットの配置は適宜でよいこと
である。しかし、通常のユニット建物では、下階の建物
ユニットの上に上階の建物ユニットが据え付けられてい
るので、この下階も上階と同じように、本体側建物ユニ
ットと添付建物ユニットとを、この本体側建物ユニット
の長辺に対して添付建物ユニットの長辺を略直角方向に
向けて据え付け、この下階の本体側建物ユニットの上に
上階の本体側建物ユニットを、又、下階の添付建物ユニ
ットの上に上階の添付建物ユニットを据え付けるように
することが好ましい。
【0022】(作用)請求項1記載の発明では、本体側
建物ユニットには、短辺を略同一線上にして並べられた
第一建物ユニット及び第二建物ユニットが存在し、添付
建物ユニットは、第一建物ユニットと第二建物ユニット
の略同一線状になされた短辺に長辺を対向させて据え付
けられ、この添付建物ユニットには、昇降方向がこの添
付建物ユニットの長辺に対して略平行な直階段が設けら
れているので、工場で、昇降方向が長辺に対して略平行
な直階段を設けた添付建物ユニットを製造し、本体側建
物ユニットの第一建物ユニットと第二建物ユニットの略
同一線上になっている短辺に、長辺を対向させて、上記
直階段を設けた添付建物ユニットを据え付けると、この
直階段は昇降方向が本体側建物ユニットの短辺に略平行
になる。
【0023】このように、この直階段が設けられた添付
建物ユニットを上記のように据え付けると、従来のよう
に、2個の本体側建物ユニットの中に昇降方向が短辺に
対して略平行な部分的な直階段を設け、施工現場で、こ
の部分的な直階段を繋ぐという作業をしなくとも、昇降
方向が本体側建物ユニットの短辺に対して略平行な直階
段を設けたユニット建物となり、ユニット建物を施工し
易いし、かかる要望のある顧客を満足させることができ
る。尚、この添付建物ユニットの長辺は、第一建物ユニ
ットの短辺と第二建物ユニットの短辺の合計又は合計以
上になっているというように、本体側建物ユニットの短
辺より長いので、工場で、この添付建物ユニットに使用
する建物ユニットの内部に、昇降方向が長辺に対して略
平行な直階段を設けることができる。
【0024】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明と略同じように、本体側建物ユニットには、短辺を
略同一線上にして順に並べられた第一建物ユニット、第
二建物ユニット及び第三建物ユニットが存在し、前記添
付建物ユニットは、第一建物ユニットと第二の建物ユニ
ットの略同一線状になされた短辺に長辺を対向させて据
え付けられ、この添付建物ユニットには、昇降方向がこ
の添付建物ユニットの長辺に対して略平行な直階段が設
けられているので、請求項1記載の発明と同様に、工場
で、昇降方向が長辺と略平行な直階段を設けた添付建物
ユニットを製造し、本体側建物ユニットの第一建物ユニ
ットと第二建物ユニットの略同一線上になっている短辺
に、上記直階段を設けた添付建物ユニットの長辺を対向
させて据え付けると、添付建物ユニットの中に昇降方向
が本体側建物ユニットの短辺に略平行な直階段を設けた
ユニット建物となる。従って、かかるユニット建物を施
工し易いし、かかる要望のある顧客を満足させることが
できる。
【0025】更に、この請求項2記載の発明では、第三
建物ユニットには、略同一線上になされた短辺又は短辺
近傍の長辺に玄関が設けられ、添付建物ユニットには、
第三建物ユニット近傍に昇降口を有する階段が設けられ
ているので、直階段の昇降口は玄関の直ぐ隣にあり、玄
関から2階に行ったり、2階から玄関に下りる場合に、
歩く距離が短くなり便利である。しかも、この直階段が
玄関から見難い位置になるので、玄関に入った人が直階
段に気づかず、悪い印象を与えない。
【0026】請求項3記載の発明では、本体側建物ユニ
ットには、短辺を略同一線上にして並べられた第一建物
ユニット及び第二建物ユニットが存在し、前記添付建物
ユニットは、第一建物ユニットと第二建物ユニットの略
同一線上になされた短辺に長辺を対向させて据え付けら
れ、この添付建物ユニットには、サニタリー用設備が設
けられ、前記第一建物ユニットと第二建物ユニットが居
室空間になされているので、工場で、浴室や洗面台等の
サニタリー用設備を並べて設けた添付建物ユニットを製
造し、本体側建物ユニットの第一建物ユニットと第二建
物ユニットの略同一線上になっている短辺に、上記サニ
タリー用設備を設けた添付建物ユニットの長辺を対向さ
せて据え付け、第一建物ユニットと第二建物ユニットを
居室空間にすると、請求項3記載のユニット建物とな
る。
【0027】このように、添付建物ユニットの長辺は長
いので、この長辺方向に、サニタリー用設備を並べて設
けることができるし、工場で設備や配管を1つの添付建
物ユニットの内部に集中させることができ、設備の取り
付けや配管を、効率的に、且つ、容易にすることができ
る。そして、この添付建物ユニットを上記のようにして
据え付けると、このサニタリー用設備を本体側建物ユニ
ットの短辺方向に並べて設けることができ、かかる要望
のある顧客を満足させることができる。
【0028】請求項4記載の発明では、本体側建物ユニ
ットには、短辺を略同一線上にして並べられた第一建物
ユニット及び第二建物ユニットが存在し、前記添付建物
ユニットは、添付第一建物ユニットと添付第二建物ユニ
ットとからなり、第一建物ユニットと第二建物ユニット
の略同一線上になされた短辺に、添付第一建物ユニット
が一方の長辺を対向させて据え付けられ、この添付第一
建物ユニットの他方の長辺に添付第二建物ユニットが一
方の長辺を対向させて据え付けられ、この添付第二建物
ユニットの他方の長辺に車の出入口が設けられ、この添
付第一建物ユニットと添付第二建物ユニットの内部が連
続した車庫空間になされているので、この請求項4記載
の発明は、建物ユニットの短辺より長い添付第二建物ユ
ニットの長辺に大きな車の出入口を設け、添付第1建物
ユニットと添付第2建物ユニットの内部を車庫空間とし
たユニット建物である。
【0029】このユニット建物では、車の出入口は、建
物ユニットの短辺より長い添付第二建物ユニットの長辺
に設けられているので幅を大きくすることができ、車を
出入させ易いし、添付第一建物ユニットと添付第二建物
ユニットの内部に設けられた連続した車庫空間は、車を
駐車するのに十分な広さがある。このようにすると、こ
の車の出入口は、本体側建物ユニット(第一建物ユニッ
トや第二建物ユニット)の短辺方向に開口している。従
って、間取りの関係で、この本体側建物ユニットの短辺
方向から車を出入させることを要望する顧客を満足させ
ることができる。
【0030】請求項5記載の発明では、本体側建物ユニ
ットの長辺とこの長辺に略直角な添付建物ユニットの長
辺には、それぞれ外壁が設けられて、この本体側建物ユ
ニットの外壁と添付建物ユニットの外壁とで入隅が形成
され、この入隅を形成する本体側建物ユニットの外壁と
添付建物ユニットの外壁には、それぞれ、短辺より幅の
大きな開口が設けられているので、入隅を形成している
本体側建物ユニットと添付建物ユニットとに囲まれた広
場に庭等を設けると、この庭等を、本体側建物の内部か
ら本体側建物ユニットの長辺に設けられている開口を通
して見ることができるし、添付建物ユニットの内部から
添付建物ユニットの長辺に設けられている開口を通して
見ることができる。しかも、この開口は建物ユニットの
短辺より幅が大きいので、本体側建物ユニットや添付建
物ユニットの内部からこの大きな開口を通して庭等を十
分に鑑賞することができ、かかることを要望する顧客を
満足させることができる。
【0031】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
発明に係り、前記本体側建物ユニットと添付建物ユニッ
トが上階に設けられ、前記入隅を形成する本体側建物ユ
ニットの外壁の前方と添付建物ユニットの外壁の前方に
は、それぞれバルコニーが設けられ、前記開口からバル
コニーに出入可能になされているので、この庭等を、本
体側建物ユニットや添付建物ユニットの内部から大きな
開口を通して十分に鑑賞することができるし、更に、上
階の本体側建物ユニットや添付建物ユニットの開口から
バルコニーに出て、このバルコニーから庭等を鑑賞する
こともできる。従って、かかることを要望する顧客を満
足させることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例で説明する。 (実施例1)図1〜図5は本発明の一実施例を示すもの
で、図1はユニット建物の斜視図、図2は図1に示すユ
ニット建物における建物ユニットの配置を示す平面図、
図3は図1に示すユニット建物の1階の間取りを示す平
面図、図4は図1に示すユニット建物の2階の間取りを
示す平面図、図5は建物ユニットの骨格を示す斜視図で
ある。
【0033】図1〜図5において、1はユニット建物で
あり、このユニット建物1は、図1と図2に示すよう
に、基礎9の上に、4個の幅が略2.5m、長さが略
5.4mの建物ユニット2−1が長辺を対向させて据え
付けられ、1個の幅が略1.25m、長さが略5mの建
物ユニット2−6が、長辺を上記建物ユニット2−1の
短辺に対向させて据え付けられて1階が形成され、1階
の建物ユニット2−1の上に4個の幅が2.5m、長さ
が略4.5mの建物ユニット2−2が、又、建物ユニッ
ト2−6の上に1個の建物ユニット2−6がそれぞれ据
え付けられて2階が形成され、この2階の建物ユニット
2−2、2−6の上に屋根パネル3が取り付けられ、2
階の建物ユニット2−2が据え付けられてない1階の建
物ユニット2−1の上にバルコニーユニット4が取り付
けられたものである。
【0034】この建物ユニット2−1、2−2、2−6
は寸法が異なるだけであって、構造は略同じである。従
って、この建物ユニット2−1、2−2、2−6を総称
するときには、単に、建物ユニット2とする。この長辺
を対向させて据え付けられた建物ユニット2−1、2−
2は全て長辺が略平行になっていて、この建物ユニット
2−1、2−2が本体側建物ユニットMである。又、こ
の本体側建物ユニットMの短辺に長辺を対向させて据え
付けられた建物ユニット2−6の長辺は、本体側建物ユ
ニットの長辺に対して略直角方向に向いている。従っ
て、この建物ユニット2−6は添付建物ユニットSであ
る。
【0035】又、この1階の添付建物ユニットSの長辺
に短辺が対向している2個の建物ユニット2−1、2−
1をその他の建物ユニット2−1と区別するときには、
それぞれ第一建物ユニット2−1−1、第二建物ユニッ
ト2−1−2と称する。建物ユニット2の骨格は、図5
に示すように、長方形の4隅に立設された4本の鋼製の
四角筒状体の柱21と、この4本の柱21の下端部が長
方形の辺に沿って連結された4本の鋼製の断面コ字形長
尺体の床梁22と、4本の柱の上端部が長方形の辺に沿
って連結された4本の鋼製の断面コ字形長尺体の天井梁
23とからなる。
【0036】そして、建物ユニット2は、この相対する
長辺の床梁22、22に鋼製の四角筒状体の床小梁24
が差し渡され、この床小梁24の上に木製の床根太25
が取り付けられ、この床根太25の上にパーチクルボー
ドの床面材26が取り付けられて床が形成され、相対す
る長辺の天井梁23、23に木製の天井野縁27が差し
渡され、この天井野縁27の下面に石膏ボードの天井面
材28が取り付けられて天井が形成されたものである。
尚、外壁を設ける場所には、床梁22と天井梁23との
間に間柱29が差し渡され、この間柱29に外壁パネル
や内壁パネル等が取り付けられて壁が形成されている。
【0037】この建物ユニット2には、工場で、予め必
要な階段、間仕切り壁パネル、サニタリー用設備や厨房
設備等の設備、取付家具等(例えば、1階の添付建物ユ
ニットSには直階段5)が取り付けられていて、 この
建物ユニット2を上記のように据え付けると、玄関、リ
ビング兼ダイニング、キッチン、洋室、和室、廊下等が
設けられたユニット建物1となる。
【0038】即ち、この建物ユニット1の1階には、図
3に示すように、直階段5、玄関6−1、廊下6−2、
リビング兼ダイニング6−3、厨房設備等が取り付けら
れたキッチン6−4、勝手口6−5、便所6−6、洗面
台7−2やバスタブ7−3等のサニタリー用設備7が取
り付けられたサニタリー部屋7−9が設けられている。
又、2階には、図4に示すように、廊下6−2、便所6
−6、寝室6−7、2個の子供部屋6−8、バルコニー
ユニット4が設けられている。屋根パネル3とバルコニ
ーユニット4の構造は従来と略同じであるので、詳細な
説明を省略する。
【0039】次に、このユニット建物1の施工方法及び
作用について説明する。工場で、図5に示すように、長
方形の4隅に柱21を立設し、この4本の柱21の下端
部を長方形の辺に沿った床梁22で連結し、4本の柱の
上端部を長方形の辺に沿った天井梁23で連結して建物
ユニット2の骨格を製造する。
【0040】そして、この骨格の相対する長辺の床梁2
2、22に床小梁24を差し渡し、この床小梁24の上
に床根太25を取り付け、この床根太25の上に床面材
26を取り付けて床を形成し、相対する長辺の天井梁2
3、23に天井野縁27を差し渡し、この天井野縁27
の下面に天井面材28を取り付けて天井を形成し、外壁
を設ける場所には、床梁22と天井梁23との間に間柱
29を差し渡し、この間柱29に外壁パネルや内壁パネ
ルを取り付けて外壁を形成する。そして、必要な階段、
間仕切り壁、サニタリー用設備や厨房設備等の設備、取
付家具等を取り付けたり、その他種々な仕上げを行う
と、建物ユニット2が完成する。尚、建物ユニット2−
6には、直階段5を設ける。
【0041】又、屋根パネル3やバルコニーユニット4
を製造する。このようにして製造した建物ユニット2、
屋根パネル3、バルコニーユニット4等を施工現場に運
搬する。
【0042】施工現場では、図1と図2に示すように、
予め、設けられている基礎9の上に、長辺を対向させ、
短辺を略一直線上にして4個の建物ユニット2−1を据
え付けて、本体側建物ユニットMを設け、この本体側建
物ユニットMの中の第一建物ユニット2−1−1と第二
建物ユニット2−1−2の略一直線上になされた短辺
に、長辺を対向させて1個の建物ユニット2−6を据え
付けて、添付建物ユニットSを設けて1階を形成し、こ
の建物ユニット2−1の上に4個の建物ユニット2−2
と、建物ユニット2−6の上に建物ユニット2−6を据
え付けて2階を形成し、この建物ユニット2−2、2−
6の上に屋根パネル3を取り付けたり、2階の建物ユニ
ット2−2を据え付けてない1階の建物ユニット2−1
の上にバルコニーユニット4を取り付け、建物ユニット
2を連結したり、その他種々な仕上げを行うとユニット
建物1が完成する。
【0043】このようにして完成したユニット建物1で
は、建物ユニット2−6は、第一建物ユニット2−1−
1の短辺と第二建物ユニット2−1−2の短辺の合計と
略等しい長さの長辺を有する。従って、この建物ユニッ
ト2−6に、工場で、昇降方向が長辺に対して略平行な
直階段5を設けることがきる。そして、この直階段5を
設けた建物ユニット2−6を上記のように据え付ける
と、直階段4の昇降方向は本体側建物ユニットMの短辺
に略平行な方向になる。従って、昇降方向が本体側建物
ユニットMの短辺に対して略平行な直階段を設ける場合
に、従来のように、施工現場で直階段5を繋ぐ必要がな
くなり施工し易いし、かかることを要望する顧客を満足
させることができる。
【0044】(実施例2)図6〜図9は本発明の他の実
施例を示すもので、図6はユニット建物の斜視図、図7
は図6に示すユニット建物における建物ユニットの配置
を示す平面図、図8は図6に示すユニット建物の1階の
間取りを示す平面図、図9は図6に示すユニット建物の
2階の間取りを示す平面図である。
【0045】図6〜図9において、1aはユニット建物
であり、このユニット建物1aは、図6と図7に示すよ
うに、基礎9aの上に、4個の幅が略2.5m、長さが
略5.4mの建物ユニット2a−1が長辺を対向させて
据え付けられ、1個の幅が略1.25m、長さが略5m
の建物ユニット2a−6が上記建物ユニット2a−1の
長辺に短辺を対向させて据え付けられて1階が形成さ
れ、この1階の4個の建物ユニット2a−1の上に3個
の建物ユニット2a−1と、1個の幅が1.25m、長
さが略5.4mの建物ユニット2a−3と、バルコニー
ユニット4aが据え付けられ、建物ユニット2a−6の
上に建物ユニット2a−6が据え付けられて2階が形成
され、この建物ユニット2a−1、2a−3、2a−6
の上に屋根パネル3aが取り付けられたものである。
【0046】この建物ユニット2a−1、2a−3、2
a−6は寸法が異なるだけであって、構造は実施例1に
示した建物ユニットと略同じであるので説明を省略す
る。そして、1階の4個並んでいる建物ユニット2a−
1や2階の建物ユニット2a−1、2a−3を本体側建
物ユニットMaと称すること、建物ユニット2a−1の
長辺に短辺を対向させて据え付けられた建物ユニット2
a−6を添付建物ユニットSaと称すること、1階の添
付建物ユニットSaには直階段5aが取り付けられてい
ること、短辺が添付建物ユニットSaの長辺に対向させ
て据え付けられた2個の建物ユニット2a−1、2a−
1を第一建物ユニット2a−1−1、第二建物ユニット
2a−1−2と称することは実施例1と略同じである。
【0047】そして、この実施例2では、この本体側建
物ユニットMaの4個の建物ユニット2a−1の一番端
の建物ユニット2a−1を第三建物ユニット2a−1−
3と称する。そして、この第三建物ユニット2a−1−
3の短辺には、玄関6a−1が設けられているし、添付
建物ユニットSaに設けられている直階段5aの昇降口
が第三建物ユニット2a−3近傍に設けられていること
が異なる。
【0048】この建物ユニット2aには、工場で、予め
必要な階段、間仕切り壁、サニタリー用設備や厨房設備
等の設備、取付家具等が取り付けられている。そして、
この建物ユニット2aを上記のように据え付けると、図
8と図9に示すような間取りが形成されたユニット建物
1aになる。即ち、ユニット建物1aの1階には、図8
に示すように、直階段5a、玄関6a−1、廊下6a−
2、リビング兼ダイニンク6a−3、キッチン6a−
4、勝手口6a−5、便所6a−6、洗面台7a−2や
浴室設備7a−3等のサニタリー用設備7aが設けら
れ、2階には、図9に示すように、廊下6a−2、便所
6a−6、寝室6a−7、2個の子供部屋6a−8、バ
ルコニーユニット4aが設けられている。
【0049】屋根パネル3aとバルコニーユニット4a
の構造は従来と略同じであるので、詳細な説明を省略す
る。その他の構造は実施例1と略同じであるので説明を
省略する。
【0050】次に、このユニット建物1aの施工方法及
び作用について説明する。実施例1と同様にして、建物
ユニット2a−1、2a−3、2a−6を製造する。
又、屋根パネル3aやバルコニーユニット4aを製造す
る。このようにして製造した建物ユニット2a、屋根パ
ネル3a、バルコニーユニット4aを施工現場に運搬す
る。
【0051】施工現場では、図6と図7に示すように、
予め、設けられている基礎9aの上に、長辺を対向さ
せ、短辺を略一直線上にして4個の建物ユニット2a−
1を据え付けて、本体側建物ユニットMaを設け、この
本体側建物ユニットMaの中の第一建物ユニット2a−
1−1と第二建物ユニット2a−1−2の略一直線上に
なされた短辺に、長辺を対向させて1個の建物ユニット
2a−6を据え付けて、添付建物ユニットSaを設けて
1階を形成し、この建物ユニット2a−1の上に3個の
建物ユニット2a−1と、1個の建物ユニット2a−3
と、バルコニーユニット4aを据え付け、建物ユニット
2a−6の上に建物ユニット2a−6を据え付けて2階
を形成し、この2階の建物ユニット2a−1、2a−6
の上に屋根パネル3aを取り付けたり、建物ユニット2
aを連結したり、その他種々な仕上げを行うとユニット
建物1aが完成する。
【0052】尚、1階の建物ユニット2a−6の短辺を
第三建物ユニット2a−3の長辺に対向させて据え付け
る場合には、図8に示すように、玄関6a−1が直階段
5a近傍になり、且つ、直階段5aの昇降口が第三建物
ユニット2a−3近傍になるよう据え付ける。
【0053】このようにして完成したユニット建物1a
では、本体側建物ユニットMaには、短辺を略同一線上
にして順に並べられた第一建物ユニット2a−1−1、
第二建物ユニット2a−1−2及び第三建物ユニット2
a−1−3が存在し、第一建物ユニット2a−1−1と
第二の建物ユニット2a−1−2の略同一線状になされ
た短辺に、添付建物ユニットSaが長辺を対向させて据
え付けられ、この1階の添付建物ユニットSaには、昇
降方向がこの添付建物ユニットSaの長辺に対して略平
行な直階段5aが設けられている。
【0054】従って、工場で、昇降方向が長辺と略平行
な直階段5aを設けた1階の建物ユニット2a−6を製
造し、施工現場で、本体側建物ユニットMaの第一建物
ユニット2a−1−1と第二建物ユニット2a−1−2
の略同一線上になっている短辺に長辺を対向させて、上
記直階段5aが設けられた建物ユニット2a−6を据え
付け、これを添付建物ユニットSaにすると、実施例1
と同様に、昇降方向が本体側建物ユニットMaの短辺に
略平行な直階段5aが設けられたユニット建物1aとな
る。このようにすると、昇降方向が本体側建物ユニット
Maの短辺に略平行な直階段を有するユニット建物1a
を施工し易いし、かかる要望のある顧客を満足させるこ
とができる。
【0055】又、このユニット建物1aでは、第三建物
ユニット2a−1−3に略同一線上になされた短辺近傍
に玄関6a−1が設けられ、第三建物ユニット2a−1
−3近傍に昇降口を有する直階段5aが設けられている
ので、直階段5aの昇降口は、この玄関6a−1の直ぐ
隣にあり、玄関6a−1から直階段5aを昇って2階に
行ったり、2階から直階段5aを降りて玄関6a−1に
行く場合に、歩く距離が短くなって便利である。しか
も、この直階段5aが玄関6a−1から見難い位置にあ
るので、玄関6a−1に入った人が直階段5aに気づか
ず、悪い印象を与えず、居住性のよい建物である。
【0056】(実施例3)図10〜図13は本発明の別
の実施例を示すもので、図10はユニット建物の斜視
図、図11は図10に示すユニット建物における建物ユ
ニットの配置を示す平面図、図12は図10に示すユニ
ット建物の1階の間取りを示す平面図、図13は図10
に示すユニット建物の2階の間取りを示す平面図であ
る。
【0057】図10〜図13において、1bはユニット
建物であり、このユニット建物1bは、図10と図11
に示すように、基礎9bの上に、3個の幅が略2.5
m、長さが略5.4mの建物ユニット2b−1と、1個
の幅が略1.25m、長さが略5.4mの建物ユニット
2b−3が長辺を対向させて据え付けられ、1個の幅が
略2.5m、長さが略5mの建物ユニット2b−7が上
記建物ユニット2b−1の長辺に短辺を対向させて据え
付けられて1階が形成され、この建物ユニット2b−1
の上に3個の建物ユニット2b−1が、又、建物ユニッ
ト2b−3の上に建物ユニット2b−3がそれぞれ据え
付けられ、更に、建物ユニット2b−1の側面に横方向
に突出した第一バルコニーユニット4b−1と、建物ユ
ニット2b−7の上に第二バルコニーユニット4b−2
が取り付けられて2階が形成され、2階の建物ユニット
2b−1、2b−3の上に屋根パネル3bが取り付けら
れたものである。
【0058】この建物ユニット2b−1、2b−3、2
b−7は寸法が異なるだけであって、構造は実施例1に
示した建物ユニットと略同じであるので説明を省略す
る。そして、このユニット建物1bを実施例1に記載さ
れている建物ユニットと比較すると、1階の長辺が略平
行になっている建物ユニット2b−1、2b−3と2階
の建物ユニット2b−1、2b−3を本体側建物ユニッ
トMbと称すること、この本体側建物Mbの長辺に長辺
が略直角になっている建物ユニット2b−7を添付建物
ユニットSbと称すること、短辺が建物ユニット2b−
1の長辺に対向する2個の建物ユニット2b−1、2b
−1を第一建物ユニット2b−1−1、第二建物ユニッ
ト2b−1−2と称することは実施例1と略同じであ
る。
【0059】この建物ユニット2bには、工場で、予め
必要な歓談、間仕切り壁、サニタリー用設備や厨房設備
等の設備、取付家具等(例えば、1階の建物ユニット2
b−7には、便所設備7b−1、洗面台7b−2、浴室
設備7b−3等のサニタリー用設備7b)が取り付けら
れている。そして、この建物ユニット2bを上記のよう
に据え付けると、図12と図13に示すような間取りの
ユニット建物1bになる。
【0060】即ち、ユニット建物の1階には、図12に
示すように、U字形の階段5b、玄関6b−1、廊下6
b−2、リビング兼ダイニンク6b−3、キッチン6b
−4、勝手口6b−5、便所設備7b−1や洗面台7b
−2やバスタブ7b−3等のサニタリー用設備7bが取
り付けられたサニタリー室7b−9が設けられ、2階に
は、図13に示すように、廊下6b−2、便所6b−
6、寝室6b−7、2個の子供部屋6b−8、第一バル
コニーユニット4b−1、第二バルコニーユニット4b
−2が設けられている。屋根パネル3bの構造は従来と
略同じであるので、説明を省略する。
【0061】次に、このユニット建物1bの施工方法及
び作用について説明する。実施例1と同様にして、建物
ユニット2b−1、2b−3、2b−7を製造する。
又、屋根パネル3bやバルコニーユニット4b−1、4
b−2を製造する。このようにして製造した建物ユニッ
ト2b、屋根パネル3b、バルコニーユニット4b−
1、4b−2を施工現場に運搬する。
【0062】施工現場では、図10と図11に示すよう
に、予め、設けられている基礎9bの上に、3個の建物
ユニット2b−1と、1個の建物ユニット2b−3を据
え付けて、本体側建物ユニットMbを設け、1個の建物
ユニット2b−7を据え付けて、添付建物ユニットSc
を設けて1階を形成し、この建物ユニット2b−1の上
に建物ユニット2b−1を、又、建物ユニット2b−3
の上に建物ユニット2b−3を、又、建物ユニット2b
−7の上に第二バルコニーユニット4b−2をそれぞれ
据え付け、建物ユニット2b−1の側面に第一バルコニ
ーユニット4b−1を取り付けて2階を形成し、2階の
建物ユニット2b−1、2b−3の上に屋根パネル3b
を取り付けたり、建物ユニット2bを連結したり、その
他種々な仕上げを行うとユニット建物1bが完成する。
【0063】このようにして完成したユニット建物1b
では、1個の建物ユニット2b−7の内部には、便所設
備7b−1や洗面台7b−2や浴室設備7b−3等のサ
ニタリー用設備7bが並べられて設けられていて、サニ
タリー用設備7bを取り付け易いし、配管し易くなる
し、かかる要望の顧客を満足させることができる。
【0064】(実施例4)図14〜図17は本発明の更
に別の実施例を示すもので、図14はユニット建物の斜
視図、図15は図14に示すユニット建物における建物
ユニットの配置を示す平面図、図16は図14に示すユ
ニット建物の1階の間取りを示す平面図、図17は図1
4に示すユニット建物の2階の間取りを示す平面図であ
る。
【0065】図14〜図17において、1cはユニット
建物であり、このユニット建物1cには、図14と図1
5に示すように、基礎9cの上に、3個の幅が略2.5
m、長さが略5.4mの建物ユニット2c−1と、1個
の幅が略1.25m、長さが略5.4mの建物ユニット
2c−3が長辺を対向させて据え付けられ、更に、2個
の幅が2.5m、長さが4.5mの建物ユニット2c−
2が、短辺を前記建物ユニット2c−1の短辺に対向さ
せて据え付けられ、更に、1個の幅が略1.25m、長
さが4.5mの建物ユニット2c−5が、長辺を前記建
物ユニット2c−2の長辺に対向させて据え付けられ、
建物ユニット2c−2の長辺に短辺を対向させて、2個
の幅が2.25m、長さが3.75mmの建物ユニット
2c−8が据え付けられて1階が形成されている。
【0066】そして、この1階の3個の建物ユニット2
c−1の上に3個の建物ユニット2c−1、建物ユニッ
ト2c−3の上に建物ユニット2c−3、2個の建物ユ
ニット2c−8の上に2個の建物ユニット2c−8がそ
れぞれ据え付けられ、2個の内の1個の建物ユニット2
c−2の上に1個の建物ユニット2c−2、別の1個の
建物ユニット2c−2の上と1個の建物ユニット2c−
5の上に第一バルコニーユニット4c−1がそれぞれ据
え付けられ、建物ユニット2c−8の側面に第二バルコ
ニーユニット4c−2が取り付けられて2階が形成さ
れ、この建物ユニット2c−1、2c−3、2c−2、
2c−8の上に屋根ユニット3cが取り付けられたもの
である。
【0067】この建物ユニット2c−1、2c−3、2
c−2、2c−8は寸法が異なるだけであって、構造は
実施例1に示した建物ユニットと略同じであるので説明
を省略する。
【0068】このユニット建物1を実施例1と比較する
と、建物ユニット2c−1、2c−3、2c−2、2c
−5は全て長辺がほぼ平行になっていて本体側建物ユニ
ットMcと称し、建物ユニット2c−8の長辺は本体側
建物ユニットMcの長辺に対して略直角方向に向いてい
て、添付建物ユニットScと称すること、この添付建物
ユニットScの長辺に対向している本体側建物ユニット
Mcの建物ユニット2c−1や建物ユニット2c−3は
それぞれ第一建物ユニット2c−1−1や第二建物ユニ
ット2c−3−2と称することは実施例1と同じである
が、添付建物ユニットScが2個であることが異なる。
【0069】又、この2個の建物ユニット2c−8を区
別するときには、長辺が建物ユニット2c−1と2c−
3の短辺に対向している建物ユニット2c−8を添付第
一建物ユニットSc−1と称し、別の建物ユニット2c
−8を添付第二建物ユニットSc−2と称する。
【0070】そして、この添付第一建物ユニットSc−
1の他方の長辺と、この長辺に対向している添付第二建
物ユニットSc−2の長辺には壁と基礎がなく、添付第
一建物ユニットSc−1から添付第二建物ユニットSc
−2まで連続した空間に車庫空間Pcが設けられてい
る。又、第二建物ユニットSc−2の他の長辺に、車の
出入口Rcが設けられている。
【0071】この建物ユニット2cには、工場で、予め
必要な階段、間仕切り壁、サニタリー設備や厨房設備等
の設備、取付家具等が取り付けられている。そして、こ
の実施例4では、建物ユニット2cを上記のように据え
付けると、図12と図13に示すような間取りのユニッ
ト建物1cとなる。
【0072】即ち、このユニット建物1cの1階には、
図16に示すように、U字階段5c、玄関6c−1、廊
下6c−2、リビング兼ダイニンク6c−3、キッチン
6c−4、勝手口6c−5、便所設備7c−1や洗面台
7c−2やバスタブ7c−3等のサニタリー設備7cが
取り付けられたサニタリー室7c−9、和室8cが設け
られ、又、2階には、図17に示すように、廊下6c−
2、便所6c−6、寝室6c−7、3個の子供部屋6c
−8、第一バルコニーユニット4c−1、第二バルコニ
ーユニット4c−2が設けられている。その他の構造は
実施例1と略同じであるので説明を省略する。又、屋根
パネル3cも従来と略同じであるので、説明を省略す
る。
【0073】次に、このユニット建物1cの施工方法及
び作用について説明する。実施例1と同様にして、建物
ユニット2c−1、2c−3、2c−2、2c−5、2
c−8を製造する。又、屋根パネル3cやバルコニーユ
ニット4c−1、4c−2を製造する。このようにして
製造した建物ユニット2cや屋根パネル3cやバルコニ
ーユニット4cを施工現場に運搬する。
【0074】施工現場では、図14と図15に示すよう
に、予め、設けられている基礎9cの上に、建物ユニッ
ト2c−1の3個と、建物ユニット2c−3の1個を長
辺を対向させて据え付け、更に、建物ユニット2c−2
の2個を、短辺を前記建物ユニット2c−1の短辺に対
向させて据え付け、更に、建物ユニット2c−5を、長
辺を前記建物ユニット2c−2の長辺に対向させて据え
付けて、本体側建物ユニットMcを設け、建物ユニット
2c−2の長辺に短辺を対向させて、建物ユニット2c
−8の2個を据え付けて、添付建物ユニットScを設け
て1階を形成する。
【0075】又、この1階の3個の建物ユニット2c−
1の上に3個の建物ユニット2c−1、建物ユニット2
c−3の上に建物ユニット2c−3、2個の建物ユニッ
ト2c−8の上に2個の建物ユニット2c−8をそれぞ
れ据え付け、2個の内の1個の建物ユニット2c−2の
上に建物ユニット2c−2の1個、2個の内の別の1個
の建物ユニット2c−2の上と1個の建物ユニット2c
−5の上に第一バルコニーユニット4c−1をそれぞれ
据え付け、又、建物ユニット2c−8の側面に第二バル
コニーユニット4c−2を取り付けて2階を設け、この
建物ユニット2c−1、2c−3、2c−2、2c−8
の上に屋根ユニット3cを取り付け、その他種々な仕上
げを行うとユニット建物1cが完成する。
【0076】このようにして完成したユニット建物1c
では、添付第一建物ユニットSc−1と添付第二建物ユ
ニットSc−2の内部が連続した車庫空間Pcになされ
ているので、この車庫空間Pcを車の駐車し易い大きさ
の車庫とすることができる。
【0077】又、車の出入口Rcが添付第二建物ユニッ
トSc−2の長辺に設けられているので、この長辺に大
きな車の出入口Rcを設けることができるし、このよう
に、長辺に大きな出入口Rcを設けると、この出入口R
cから車庫空間Pcに車を出入させ易い。そして、この
車の出入口Rcは、本体側建物ユニットMc短辺方向に
開口しているので、この本体側建物ユニットMcの短辺
方向から車を出入させる間取りに好適であり、かかる顧
客の要望を満足させることができる。
【0078】(実施例5)図18〜図21は本発明の更
に別の実施例を示すもので、図18はユニット建物の斜
視図、図19は図18に示すユニット建物における建物
ユニットの配置を示す平面図、図20は図18に示すユ
ニット建物の1階の間取りを示す平面図、図21は図1
8に示すユニット建物の2階の間取りを示す平面図であ
る。
【0079】図18〜図21において、1dはユニット
建物であり、このユニット建物1dは、図18と図19
に示すように、基礎9dの上に、2個の幅が略2.5
m、長さが略5.4mの建物ユニット2d−1が長辺を
対向させて据え付けられ、2個の幅が2.5m、長さが
4.5mの建物ユニット2d−2が、短辺を前記建物ユ
ニット2c−1の短辺に対向させて据え付けられ、更
に、2個の幅が略2.25m、長さが略4.5mの建物
ユニット2d−4が、短辺を前記建物ユニット2d−2
の長辺に対向させて据え付けられ、更に、この建物ユニ
ット2d−4の長辺に長辺を対向させて同じ建物ユニッ
ト2d−4が据え付けられて1階が形成されている。
【0080】又、この建物ユニット2d−4と前記建物
ユニット2d−1とで囲まれた広い広場に庭Gdが設け
られている。そして、この建物ユニット2d−1の庭G
dに面した壁には幅が略2.7mの開口である窓95d
−1が設けられ、建物ユニット2d−4の庭Gdに面し
た壁には、同じく幅が略2.7mの開口である窓95d
−2が設けられている。
【0081】又、1階の2個の建物ユニット2d−1の
庭Gdから見て遠い方の建物ユニット2d−1の上に1
個の建物ユニット2d−1、近い方の建物ユニット2d
−1の上に略1.25m、長さが略5.4mの建物ユニ
ット2d−3とバルコニーユニット4d−1が据え付け
られ、1階の2個の建物ユニット2d−2の上に2個の
建物ユニット2d−2、1階の2個の建物ユニット2d
−4の上の庭Gdから見て遠い方の建物ユニット2d−
4の上に同じ建物ユニット2d−4、近い方の建物ユニ
ット2d−4の上に1個の幅が略1.125m、長さが
略4.5mの建物ユニット2d−9とバルコニーユニッ
ト4d−2が据え付けられて2階が形成されている。
【0082】そして、この建物ユニット2d−3の庭G
dに面した壁には幅が略2.7mの開口である窓95d
−3と、幅が略0.9mの窓95d−5が設けられ、建
物ユニット2d−9の庭Gdに面した壁には、幅が略
2.7mの開口である窓95d−4が設けられている。
【0083】この2階の建物ユニット2d−1、2d−
3、2d−2、2d−4、2d−9の上や、2階のない
1階の建物ユニット2d−4の上に屋根ユニット3dが
取り付けられたものである。この建物ユニット2d−
1、2d−3、2d−2、2d−4、2d−9は寸法が
異なるだけであって、構造は実施例1に示した建物ユニ
ットと略同じであるので説明を省略する。
【0084】そして、このユニット建物1を実施例1と
比較すると、建物ユニット2d−1、2d−3、2d−
2は全て長辺がほぼ平行になっていて本体側建物ユニッ
トMdと称し、建物ユニット2d−4と建物ユニット2
d−9の長辺は本体側建物ユニットMdの長辺に対して
略直角方向に向いていて、添付建物ユニットSdと称す
ることは実施例1と同じであるが、庭Gdが設けられて
いることが異なる。
【0085】この建物ユニット2cには、工場で、予め
必要な階段、間仕切り壁、サニタリー設備や厨房設備等
の設備、取付家具等が取り付けられている。そして、こ
の建物ユニット2dを上記のように据え付けると、図2
0と図21に示すような間取りが形成されたユニット建
物1dとなる。
【0086】即ち、このユニット建物1dでは、1階
に、図20に示すように、U字階段5d、玄関6d−
1、廊下6d−2、リビング兼ダイニンク6d−3、キ
ッチン6d−4、勝手口6d−5、便所設備7d−1や
洗面台7d−2やバスタブ7d−3等のサニタリー用設
備7dが取り付けられたサニタリー室7d−9、和室8
d、居間8d−1が設けられ、又、2階に、図21に示
すように、廊下6d−2、便所6d−6、寝室6d−
7、2個の子供部屋6d−8、書斎8d−2、第一バル
コニーユニット4d−1、第二バルコニーユニット4d
−2が設けられている。その他の構造は実施例1と略同
じであるので説明を省略する。又、屋根パネル3dも従
来と略同じであるので、説明を省略する。
【0087】次に、このユニット建物1dの施工方法及
び作用について説明する。実施例1と同様にして、建物
ユニット2d−1、2d−3、2d−2、2d−9を製
造する。又、屋根パネル3dやバルコニーユニット4d
−1、4d−2を製造する。このようにして製造した建
物ユニット2dや屋根パネル3dやバルコニーユニット
4dを施工現場に運搬する。
【0088】施工現場では、図18と図19に示すよう
に、予め、設けられている基礎9dの上に、2個の建物
ユニット2d−1と2個の建物ユニット2d−2を長辺
を対向させて据え付け、更に、2個の建物ユニット2d
−2を、短辺を前記建物ユニット2c−1の短辺に対向
させて、据え付け、更に、2個の建物ユニット2d−4
を、短辺を前記建物ユニット2d−2の長辺に対向させ
て、据え付け、更に、この建物ユニット2d−4の長辺
に長辺を対向させて同じ建物ユニット2d−4を据え付
けて1階を形成する。又、この建物ユニット2d−4と
前記建物ユニット2d−1とで囲まれた広場に庭Gdを
設ける。
【0089】又、1階の2個の建物ユニット2d−1の
庭Gdから見て遠い方の建物ユニット2d−1の上に1
個の建物ユニット2d−1、近い方の建物ユニット2d
−1の上に1個の建物ユニット2d−3とバルコニーユ
ニット4d−1を据え付け、1階の2個の建物ユニット
2d−2の上に2個の建物ユニット2d−2、1階の2
個の建物ユニット2d−4の庭Gdから見て遠い方の建
物ユニット2d−4の上に同じ建物ユニット2d−4、
近い方の建物ユニット2d−4の上に建物ユニット2d
−9とバルコニーユニット4d−2を据え付けて2階を
形成する。
【0090】又、この2階の建物ユニットが据え付けら
れてない1階の建物ユニット2d−4の上と、2階の建
物ユニット2d−1、2d−3、2d−2、2d−4の
上とに屋根ユニット3dを取り付け、その他種々な仕上
げを行うとユニット建物1dが完成する。
【0091】このようにして完成したユニット建物1d
では、建物ユニット2d−4と前記建物ユニット2d−
1とで囲まれた広い広場に庭Gdが設けられている。そ
して、1階の建物ユニット2d−1の庭Gdに面した壁
には、窓95d−1が設けられ、建物ユニット2d−4
の庭Gdに面した壁には、窓95d−2が設けられてい
るので、1階の和室8dや居間8d−1からこの窓95
d−1、95d−2を通して庭Gdを見ることができる
し、この窓95d−1や95d−2は幅が2.7mと大
きいので和室8dや居間8d−1からこの広い窓95d
−1、95d−2を通して庭Gdを十分に鑑賞すること
ができる。
【0092】又、2階の建物ユニット2d−3の庭Gd
に面した壁には、幅が略2.7mの開口である窓95d
−3と幅が略0.9mの窓95d−5が設けられ、建物
ユニット2d−9の庭Gdに面した壁には、幅が略2.
7mの開口である窓95d−4が設けられているので、
寝室6d−7から窓95d−4を通して庭Gdを見るこ
とができるし、一方の子供部屋6d−8から窓95d−
3を通して、又、書斎8d−2から95d−5を通して
庭Gdを見ることができる。又、この窓95d−3、9
5d−4は2.7mと大きいので、一方の子供部屋6d
−8や寝室6d−7から窓95d−3や95d−4を通
して庭Gdを十分に鑑賞することができる。
【0093】又、この窓95d−3、95d−4、95
d−5から出て、バルコニーユニット4d−1、4d−
2からも庭Gdを鑑賞できるようになっている。このよ
うに、広い窓95d−1、95d−2、95d−3、9
5d−4を通して庭Gを十分に鑑賞したり、バルコニー
ユニット4d−1、4d−2から庭Gを鑑賞することが
できるので、極めて快適な生活をすることができる。従
って、かかる要望のある顧客を満足させることができ
る。
【0094】以上、実施例1〜実施例5に示すように、
添付建物ユニットを据え付けることにより、種々な機能
を増加させることができ、間取りの自由度を増加させる
ことができる。
【0095】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1記
載の発明は、本体側建物ユニットには、短辺を略同一線
上にして並べられた第一建物ユニット及び第二建物ユニ
ットが存在し、添付建物ユニットは、第一建物ユニット
と第二の建物ユニットの略同一線状になされた短辺に長
辺を対向させて据え付けられ、この添付建物ユニットに
は、昇降方向がこの添付建物ユニットの長辺に対して略
平行な直階段が設けられているから、工場で、1個の建
物ユニットの中に直階段を設けた添付建物ユニットを製
造し、この添付建物ユニットを上記構造になるように据
え付けると、昇降方向が本体側建物ユニットの短辺に対
して略平行な直階段を設けることができる。従って、昇
降方向が本体側建物ユニットの短辺に対して略平行な直
階段を有するユニット建物を施工し易いし、かかる要望
のある顧客を満足させることができる。
【0096】請求項2記載の発明は、本体側建物ユニッ
トには、短辺を略同一線上にして順に並べられた第一建
物ユニット、第二建物ユニット及び第三建物ユニットが
存在し、添付建物ユニットは、第一建物ユニットと第二
の建物ユニットの略同一線状になされた短辺に長辺を対
向させて据え付けられ、この添付建物ユニットには、昇
降方向がこの添付建物ユニットの長辺に対して略平行な
直階段が設けられているから、請求項1と同様に、工場
で、1個の建物ユニットの中に直階段を設けた添付建物
ユニットを製造し、この添付建物ユニットを上記構造に
なるように据え付けると、昇降方向が本体側建物ユニッ
トの短辺に対して略平行な直階段を有するユニット建物
を施工し易いし、かかる要望のある顧客を満足させるこ
とができる。
【0097】又、この請求項2記載の発明は、前記第三
建物ユニットには、略同一線上になされた短辺又は短辺
近傍の長辺に玄関が設けられ、直階段は、第三建物ユニ
ット近傍に昇降口を有するので、玄関の直ぐ隣に直階段
の昇降口があり、便利であるし、この直階段が玄関から
見難い位置になるから、玄関に入った人が階段に気づか
ず悪い印象を与えない。
【0098】請求項3記載の発明は、本体側建物ユニッ
トには、短辺を略同一線上にして並べられた第一建物ユ
ニット及び第二建物ユニットが存在し、添付建物ユニッ
トは、第一建物ユニットと第二建物ユニットの略同一線
上になされた短辺に長辺を対向させて据え付けられ、こ
の添付建物ユニットには、サニタリー用設備が設けら
れ、前記第一建物ユニットと第二建物ユニットが居室空
間になされているから、工場で、1個の建物ユニットの
中に浴室や洗面台等のサニタリー用設備を並べて設けた
添付建物ユニットを製造し、この添付建物ユニットを上
記構造になるように据え付けると、本体側建物ユニット
の長辺に対して略直角な位置にサニタリー用設備を並べ
て設けることができ、サニタリー用設備を取り付け易い
し、配管し易く、かかる要望のある顧客を満足させるこ
とができる。
【0099】請求項4記載の発明は、本体側建物ユニッ
トには、短辺を略同一線上にして並べられた第一建物ユ
ニット及び第二建物ユニットが存在し、添付建物ユニッ
トは、添付第一建物ユニットと添付第二建物ユニットと
からなり、第一建物ユニットと第二建物ユニットの略同
一線上になされた短辺に、添付第一建物ユニットが一方
の長辺を対向させて据え付けられ、この添付第一建物ユ
ニットの他方の長辺に添付第二建物ユニットが一方の長
辺を対向させて据え付けられ、この添付第二建物ユニッ
トの他方の長辺に車の出入口が設けられ、この添付第一
建物ユニットと添付第二建物ユニットの内部が連続した
車庫空間になされているから、添付第二建物ユニットの
長辺に設けられた車の出入口を大きくすることができる
し、添付第一建物ユニットと添付第二建物ユニットの内
部に十分に広い車庫空間を確保できる。従って、車庫に
車を出入させ易いし、車を駐車させ易い。しかも、この
車の出入口は、本体側建物ユニット(第一建物ユニット
や第二建物ユニット)の短辺方向に開口している。従っ
て、この本体側建物ユニットの短辺方向から車を出入さ
せる間取りを希望する顧客を満足させることができる。
【0100】請求項5記載の発明は、本体側建物ユニッ
トの長辺とこの長辺に略直角な添付建物ユニットの長辺
には、それぞれ外壁が設けられて、この本体側建物ユニ
ットの外壁と添付建物ユニットの外壁とで入隅が形成さ
れ、この入隅を形成する本体側建物ユニットの外壁と添
付建物ユニットの外壁には、それぞれ、短辺より幅の大
きな開口が設けられているから、入隅を形成している本
体側建物ユニットと添付建物ユニットとで囲まれた広場
に庭等を設けたときに、本体側建物ユニットの内部から
長辺に設けられている開口や、添付建物ユニットの内部
から長辺に設けられている開口を通して、庭等を見るこ
とができるし、本体側建物ユニットと添付建物ユニット
の内部からこの大きな窓を通して庭等を十分鑑賞するこ
とができる。
【0101】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
発明に係り、前記本体側建物ユニットと添付建物ユニッ
トが上階に設けられ、前記入隅を形成する本体側建物ユ
ニットの外壁の前方と添付建物ユニットの外壁の前方に
は、それぞれバルコニーが設けられ、前記開口からバル
コニーに出入可能になされているから、庭等を、本体側
建物ユニットや添付建物ユニットの内部から本体側建物
ユニットの長辺に設けられている大きな開口を通して十
分に鑑賞できる。更に、上階の本体側建物ユニットの開
口や添付建物ユニットの開口からバルコニーに出て、こ
のバルコニーから庭等を鑑賞することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、ユニット建物
の斜視図である。
【図2】図1に示すユニット建物の建物ユニットの配置
を示す平面図である。
【図3】図1に示すユニット建物の1階の間取りを示す
平面図である。
【図4】図1に示すユニット建物の2階の間取りを示す
平面図である。
【図5】建物ユニットの骨格を示す斜視図である。
【図6】本発明の他の実施例を示すもので、ユニット建
物の斜視図である。
【図7】図6に示すユニット建物の建物ユニットの配置
を示す平面図である。
【図8】図6に示すユニット建物の1階の間取りを示す
平面図である。
【図9】図6に示すユニット建物の2階の間取りを示す
平面図である。
【図10】本発明の別の実施例を示すもので、ユニット
建物の斜視図である。
【図11】図10に示すユニット建物の建物ユニットの
配置を示す平面図である。
【図12】図10に示すユニット建物の1階の間取りを
示す平面図である。
【図13】図10に示すユニット建物の2階の間取りを
示す平面図である。
【図14】本発明の更に別の実施例を示すもので、ユニ
ット建物の斜視図である。
【図15】図14に示すユニット建物の建物ユニットの
配置を示す平面図である。
【図16】図14に示すユニット建物の1階の間取りを
示す平面図である。
【図17】図14に示すユニット建物の2階の間取りを
示す平面図である。
【図18】本発明の更に別の実施例を示すもので、ユニ
ット建物の斜視図である。
【図19】図18に示すユニット建物の建物ユニットの
配置を示す平面図である。
【図20】図18に示すユニット建物の1階の間取りを
示す平面図である。
【図21】図18に示すユニット建物の2階の間取りを
示す平面図である。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d ユニット建物 2、2a、2b、2c、2d 建物ユニット 2−1−1、2a−1−1 第一建物ユニット 2−1−2、2a−1−1 第二建物ユニット 2a−1−3 第三建物ユニット 2b−1−1、2c−1−1 第一建物ユニット 2b−1−2、2c−3−2 第二建物ユニット 4、4a、4b、4c、4d バルコニー 5、5a 直階段 7a−1 玄関 7b サニタリー用設備 95d 開口(窓) M、Ma、Mb、Mc、Md 本体側建物ユニット S、Sa、Sb、Sc、Sd 添付建物ユニット Pc 車庫空間 Rc 車の出入口 Gd 庭

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の平面視長方形の建物ユニットが
    長辺同士を対向させて据え付けられた本体側建物ユニッ
    トと、この本体側建物ユニットの長辺に対して長辺を略
    直角方向に向けて据え付けられた添付建物ユニットとか
    らなるユニット建物であって、前記本体側建物ユニット
    には、短辺を略同一線上にして並べられた第一建物ユニ
    ット及び第二建物ユニットが存在し、前記添付建物ユニ
    ットは、第一建物ユニットと第二建物ユニットの略同一
    線状になされた短辺に長辺を対向させて据え付けられ、
    この添付建物ユニットには、昇降方向がこの添付建物ユ
    ニットの長辺に対して略平行な直階段が設けられている
    ことを特徴とするユニット建物。
  2. 【請求項2】 複数個の平面視長方形の建物ユニットが
    長辺同士を対向させて据え付けられた本体側建物ユニッ
    トと、この本体側建物ユニットの長辺に対して長辺を略
    直角方向に向けて据え付けられた添付建物ユニットとか
    らなるユニット建物であって、前記本体側建物ユニット
    には、短辺を略同一線上にして順に並べられた第一建物
    ユニット、第二建物ユニット及び第三建物ユニットが存
    在し、前記添付建物ユニットは、第一建物ユニットと第
    二の建物ユニットの略同一線状になされた短辺に長辺を
    対向させて据え付けられ、この添付建物ユニットには、
    昇降方向がこの添付建物ユニットの長辺に対して略平行
    で、第三建物ユニット近傍に昇降口を有する直階段が設
    けられ、前記第三建物ユニットには、略同一線上になさ
    れた短辺又は短辺近傍の長辺に玄関が設けられているこ
    とを特徴とするユニット建物。
  3. 【請求項3】 複数個の平面視長方形の建物ユニットが
    長辺同士を対向させて据え付けられた本体側建物ユニッ
    トと、この本体側建物ユニットの長辺に対して長辺を略
    直角方向に向けて据え付けられた添付建物ユニットとか
    らなるユニット建物であって、前記本体側建物ユニット
    には、短辺を略同一線上にして並べられた第一建物ユニ
    ット及び第二建物ユニットが存在し、前記添付建物ユニ
    ットは、第一建物ユニットと第二建物ユニットの略同一
    線上になされた短辺に長辺を対向させて据え付けられ、
    この添付建物ユニットには、サニタリー用設備が設けら
    れ、前記第一建物ユニットと第二建物ユニットが居室空
    間になされていることを特徴とするユニット建物。
  4. 【請求項4】 複数個の平面視長方形の建物ユニットが
    長辺同士を対向させて据え付けられた本体側建物ユニッ
    トと、この本体側建物ユニットの長辺に対して長辺を略
    直角方向に向けて据え付けられた添付建物ユニットとか
    らなるユニット建物であって、前記本体側建物ユニット
    には、短辺を略同一線上にして並べられた第一建物ユニ
    ット及び第二建物ユニットが存在し、前記添付建物ユニ
    ットは、添付第一建物ユニットと添付第二建物ユニット
    とからなり、第一建物ユニットと第二建物ユニットの略
    同一線上になされた短辺に、添付第一建物ユニットが一
    方の長辺を対向させて据え付けられ、この添付第一建物
    ユニットの他方の長辺に添付第二建物ユニットが一方の
    長辺を対向させて据え付けられ、この添付第二建物ユニ
    ットの他方の長辺に車の出入口が設けられ、この添付第
    一建物ユニットと添付第二建物ユニットの内部が連続し
    た車庫空間になされていることを特徴とするユニット建
    物。
  5. 【請求項5】 平面視長方形の本体側建物ユニットと、
    この本体側建物ユニットの長辺に対して長辺を略直角方
    向に向けて据え付けられた添付建物ユニットとからなる
    ユニット建物であって、前記本体側建物ユニットの長辺
    とこの長辺に略直角な添付建物ユニットの長辺には、そ
    れぞれ外壁が設けられて、この本体側建物ユニットの外
    壁と添付建物ユニットの外壁とで入隅が形成され、この
    入隅を形成する本体側建物ユニットの外壁と添付建物ユ
    ニットの外壁には、それぞれ、短辺より幅の大きな開口
    が設けられていることを特徴とするユニット建物。
  6. 【請求項6】 前記本体側建物ユニットと添付建物ユニ
    ットが上階に設けられ、前記入隅を形成する本体側建物
    ユニットの外壁の前方と添付建物ユニットの外壁の前方
    には、それぞれバルコニーが設けられ、前記開口からバ
    ルコニーに出入可能になされていることを特徴とする請
    求項5記載のユニット建物。
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JP2019143333A (ja) * 2018-02-19 2019-08-29 藤田建設工業株式会社 建物ユニットおよびこれを連結したユニット建物
JP2020133389A (ja) * 2019-02-18 2020-08-31 積水化学工業株式会社 ユニット建物
JP7444699B2 (ja) 2020-05-19 2024-03-06 積水化学工業株式会社 バルコニー設置構造

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