JP2565042Y2 - 階段の手摺りの支持構造 - Google Patents

階段の手摺りの支持構造

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JP2565042Y2
JP2565042Y2 JP1992082127U JP8212792U JP2565042Y2 JP 2565042 Y2 JP2565042 Y2 JP 2565042Y2 JP 1992082127 U JP1992082127 U JP 1992082127U JP 8212792 U JP8212792 U JP 8212792U JP 2565042 Y2 JP2565042 Y2 JP 2565042Y2
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JP
Japan
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floor
handrail
landing
support
erected
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Application number
JP1992082127U
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JPH0644911U (ja
Inventor
幸保 和田
Original Assignee
ナショナル住宅産業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、階段に沿って取り付け
る手摺りを支持柱で支持するのに用いる構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の階段室1内に階段2を設け
る場合、図5、図6に示すように下階の床から踊り場3
まで設ける下側の階段2aと踊り場3から上階の床まで
設ける上側の階段2bとを平面から見てU字状に折り返
すように形成されている。そして下側の階段2aと上側
の階段2bの隣り合う側の縁に沿って手摺り4を配置し
てある。この手摺り4は上桟5と下桟6との間に多数の
縦格子7を装着し、上桟5の上方に上桟5に沿って手摺
り棒8を装着して形成されている。この手摺り4を支持
する支持柱9は図7に示すように下端をささら桁10に
取り付けることにより立設され、ささら桁10の上にさ
さら桁10に沿わせて立てた手摺り4を支持柱9に取り
付けてある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】かかる従来例にあって
は、ささら桁10に支持柱9を立設して支持柱9に手摺
り4の途中を取り付けてあるので、隣り合う手摺り4間
に一定以上の隙間Sを設けなければ手摺り4を取り付け
ることができなく、隣り合う手摺り4間に隙間Sを設け
なければならないので階段2の有効幅が狭くなるという
問題がある。また踊り場3や途中の階のコーナー部では
隣合う手摺り4の端部同士を平面から見てU字状になる
ように連続させなければならないという問題がある。
【0004】本考案は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、本考案の目的とするところは隣り合う手摺り
ができるだけ近接するように取り付けることができて階
段の有効幅を広くでき、しかも手摺りの端部を支持柱で
仕舞って隣り合う手摺りをコーナー部で連続させる必要
がない階段の手摺りの支持構造を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案階段の手摺りの支持構造は、下階の床から踊り場
3まで設ける下側の階段2aと踊り場3から上階の床ま
で設ける上側の階段2bを平面から見てU字状に折り返
すように配置し、下側の階段2aと上側の階段2bとが
隣り合う側の縁に沿って手摺り4を配置し、上階の床、
踊り場3や下階の床の端部の梁11の上面に取り付け金
物16を配置して取り付け金物16の底板16aを梁1
1に取り付けると共に取り付け金物16の上方に突出す
るように立設した連結部16bにパイプ状の支持柱9の
下端を被嵌して取り付けることにより梁11の上面に支
持柱9を立設し、各手摺り4の端部を支持柱9に連結し
て支持した。
【0006】
【作用】上記構成によれば、上階の床、踊り場3や下階
の床の端部の梁11に支持柱9を立設して手摺り4の端
部を支持柱9に連結したことにより、梁11に一対の支
持柱9を近接させて立設しても手摺り4を支持でき、隣
り合う手摺り4を隙間なく近接させて階段2の有効幅を
広くできる。また隣り合う手摺り4を近接させると共に
手摺り4の端部を支持柱9に連結して仕舞ったことによ
り隣り合う手摺り4をコーナーで連続させなくてもよく
て構造を簡単にできる。また梁11の上面に取り付け金
物16を配置して取り付け金物16の底板16aを梁1
1に取り付けると共に取り付け金物16の上方に突出す
るように立設した連結部16bにパイプ状の支持柱9の
下端を被嵌して取り付けることにより梁11の上面に支
持柱9を立設することにより、梁11の上面に支持柱9
を安定よく立設できる。
【0007】
【実施例】本実施例の場合、建物が三階建てであり、階
段室1も図1、図2に示すように三階建てとなってい
る。一階13と二階14との間の及び、二階14と三階
15との間には夫々階段2を設けてあり、階段2の途中
には踊り場3を設けてある。この踊り場3は本実施例の
場合、ベランダ状になっており、屋外側に露出してい
る。階段2は下階の床から踊り場3まで至る下側の階段
2aと踊り場3から上階の床に至る上側の階段2bとで
構成されており、階段2aと階段2bが平面から見てU
字状に折り返すように配置してある。そして階段2a,
2bの隣り合う側の縁のささら桁10同士を平面から見
て殆ど隙間のないように近接させてあり、ささら桁10
の上に手摺り4が配置されている。
【0008】手摺り4は上桟5と下桟6との間に多数の
縦格子7を装着し、上桟5の上方に上桟5に沿って手摺
り棒8を装着して形成されている。この手摺り4を支持
する支持柱9は上階の床や下階の床や踊り場3の端部の
梁11に立設される。梁11の上面には図3に示すよう
に取り付け金物16の底板16aが載置され、取り付け
孔17,18にボルト・ナットを締結して取り付けられ
ている。取り付け金物6には上方に突出するように一対
の連結部16bを立設してあり、中空のパイプ状の支
持柱9の下端を被嵌してあり、取り付け孔19,20に
ボルト・ナットを締結することで支持柱9の下端を固定
して支持柱9を立設してある。このように支持柱9を梁
11の上に立設すると、支持柱9を溶接なしボルト・
ナットにて簡単にできると共に、ボルト・ナットが外観
上見えるのを極力抑えて外観よく取り付けることができ
る。このように支持柱9を立設した状態で手摺り4の端
部は図4に示すように支持柱9に連結される。このよう
に施工することにより、隣り合う手摺り4を近接させる
ことができると共に手摺り4の端部を支持柱9で奇麗に
仕舞うことができる。
【0009】
【考案の効果】本考案は叙述のように上階の床、踊り場
や下階の床の端部の梁に支持柱を立設して手摺りの端部
を支持柱に連結したので、梁に一対の支持柱を近接させ
て立設しても手摺りを支持でき、隣り合う手摺りを隙間
なく近接させて階段の有効幅を広くできるものであり、
また隣り合う手摺りを近接させると共に手摺りの端部を
支持柱に連結して仕舞ったので、隣り合う手摺りをコー
ナーで連続させなくてもよくて構造を簡単にできるもの
であり、さらに上階の床、踊り場や下階の床の端部の梁
の上面に取り付け金物を配置して取り付け金物の底板を
梁に取り付けると共に取り付け金物の上方に突出するよ
うに立設した連結部にパイプ状の支持柱の下端を被嵌し
て取り付けることにより梁の上面に支持柱を立設したの
で、取り付け金物にて梁の上面の上に支持柱を簡単に立
設することができるものであり、また支持柱を梁の上面
上に立設することにより、支持柱からの荷重を梁にて確
実に受けることができて支持柱を安定よく支持できるも
のであり、しかも支持柱の下端と取り付け金物との連結
部や取り付け金物と梁との連結部に剪断力のような力が
殆ど作用せず、支持柱の取り付け部が荷重で外れたりす
るおそれがないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体を示す正断面図であ
る。
【図2】同上の拡大平断面図である。
【図3】同上の梁への支持柱の取り付け構造を示し、
(a)は一部切欠分解斜視図、(b)は組み立て状態の
斜視図である。
【図4】同上の要部の拡大正断面図である。
【図5】従来例の正断面図である。
【図6】図5の拡大平断面図である。
【図7】従来例の支持柱の取り付け状態の斜視図であ
る。
【符号の説明】
2 階段 2a 上側の階段 2b 下側の階段 3 踊り場 4 手摺り 9 支持柱 11 梁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下階の床から踊り場まで設ける下側の階
    段と踊り場から上階の床まで設ける上側の階段を平面か
    ら見てU字状に折り返すように配置し、下側の階段と上
    側の階段とが隣り合う側の縁に沿って手摺りを配置し、
    上階の床、踊り場や下階の床の端部の梁の上面に取り付
    け金物を配置して取り付け金物の底板を梁に取り付ける
    と共に取り付け金物の上方に突出するように立設した連
    結部にパイプ状の支持柱の下端を被嵌して取り付けるこ
    とにより梁の上面に支持柱を立設し、各手摺りの端部を
    支持柱に連結して支持して成る階段の手摺りの支持構
    造。
JP1992082127U 1992-11-27 1992-11-27 階段の手摺りの支持構造 Expired - Lifetime JP2565042Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0644911U JPH0644911U (ja) 1994-06-14
JP2565042Y2 true JP2565042Y2 (ja) 1998-03-11

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ID=13765752

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0732647Y2 (ja) * 1990-04-26 1995-07-31 鹿島建設株式会社 密閉形鋼管柱の接合部材

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0644911U (ja) 1994-06-14

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