JP2001059274A - ユニット建物 - Google Patents

ユニット建物

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JP2001059274A
JP2001059274A JP11235630A JP23563099A JP2001059274A JP 2001059274 A JP2001059274 A JP 2001059274A JP 11235630 A JP11235630 A JP 11235630A JP 23563099 A JP23563099 A JP 23563099A JP 2001059274 A JP2001059274 A JP 2001059274A
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JP
Japan
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building
unit
reinforcing member
reinforcing
group
Prior art date
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Application number
JP11235630A
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English (en)
Inventor
Okitoshi Haneda
臣利 羽田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補強がバランス良くなされ、プランに制約の
少ないユニット建物を提供すること。 【解決手段】 梁と柱とが接合されてなる箱形の建物ユ
ニット1の複数個を桁面同士を対面させて接合した建物
ユニット群Aを有するユニット建物であって、前記建物
ユニット群Aの相対向する側面に補強部材2が設けら
れ、一方の側面に設けられた補強部材2は相対向する側
面に設けられた補強部材2とほぼ同一の補強性能とされ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物ユニットの
複数個を接合して構成されるユニット建物に関する。
【0002】
【従来の技術】建物ユニットは、運搬可能な大きさの箱
形のものとして工場で製造され、その複数個が建築現場
に搬送され、組み立てられてユニット建物とされる。と
ころで、ユニット建物は、ユニット建物に組み込まれる
場所によって必要とされる強度は異なることがあり、そ
の建物ユニットには何らかの補強を施さねばならない。
例えば、特開昭56−139330号公報には、上下に
相対向する梁間に、相対向する縦材が横材で接合された
補強枠体を取り付けることによって建物ユニットを補強
している。
【0003】このように建物ユニットを補強すると、梁
や柱の部材を共通にでき、建物ユニット毎に梁や柱の部
材を変えて強度の異なる建物ユニットを工場で製造する
必要がないので製造管理上好ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開昭5
6−139330号公報にて提案された建物ユニットで
は、相対向する側面のうちの一方の側面のみの上下梁間
に補強枠体を取り付けなければならない場合には、その
ままでは、建物ユニットは捩じれ変形して破壊する恐れ
があるため、床面や天井面の水平面に水平ブレースを設
けたり、相対向する他の側面にも補強枠体を設ける必要
があった。そのため、プラン制約が生じたり、コスト高
となるなどの欠点があった。
【0005】この発明は、上記のような従来のユニット
建物における問題点を解消することを目的としてなされ
たものであり、複数個の建物ユニットを組み合わせて接
合したユニット建物において、補強がバランス良くなさ
れ、プランに制約の少ないユニット建物を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のユ
ニット建物は、梁と柱とが接合されてなる箱形の建物ユ
ニットの複数個を桁面同士又は妻面同士を対面させて接
合した建物ユニット群を有するユニット建物であって、
前記建物ユニット群の相対向する側面に補強部材が設け
られ、一方の側面に設けられた補強部材と、他方の側面
に設けられた補強部材とは、ほぼ同一の補強性能とされ
ていることを特徴としている。
【0007】請求項2記載の発明のユニット建物は、梁
と柱とが剛接合されてなる箱形の建物ユニットの複数個
を桁面同士又は妻面同士を対面させて剛接合した建物ユ
ニット群を有するユニット建物であって、前記建物ユニ
ット群の相対向する側面に補強部材が剛接合されて設け
られ、一方の側面に設けられた補強部材と、他方の側面
に設けられた補強部材とは、ほぼ同一の補強性能とされ
ていることを特徴としている。
【0008】請求項3記載の発明のユニット建物は、請
求項1又は2記載のユニット建物において、補強部材が
建物ユニットの上下の梁間に接合されて設けられている
ことを特徴としている。
【0009】請求項4記載の発明のユニット建物は、請
求項1又は2記載のユニット建物において、補強部材が
建物ユニットの柱間に接合されて設けられていることを
特徴としている。
【0010】請求項5記載の発明のユニット建物は、請
求項1又は2記載のユニット建物において、補強部材
が、縦材と横材とを接合した梯子状体又は格子状体であ
ることを特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明のユニット建物において
は、建物ユニットの個々に対して補強部材を設けるので
はなく、箱形の建物ユニットの複数個からなる建物ユニ
ット群の相対向する側面に補強部材を設けるものであっ
て、一方の側面に設けられた補強部材と、他方の側面に
設けられた補強部材とは、ほぼ同一の補強性能とされて
いるので、補強部材を無駄なく効率的にに設けることが
でき、建物ユニット群を構成する個々の建物ユニット毎
の補強部材はないのでプランに制約の少ないものとなっ
ている。
【0012】請求項2記載の発明のユニット建物におい
ては、建物ユニット群は、梁と柱とが剛接合されてなる
箱形の建物ユニットの複数個を桁面同士又は妻面同士を
対面させて剛接合されているので強固なものとなり、建
物ユニット群の相対向する側面に補強部材が剛接合され
て設けられているので、さらに強固に補強され、一方の
側面に設けられた補強部材と、他方の側面に設けられた
補強部材とは、ほぼ同一の補強性能とされているので、
無駄なく効率的にに設けることができ、建物ユニット群
を構成する個々の建物ユニット毎の補強部材はないので
プランに制約の少ないものとなっている。
【0013】請求項3記載の発明のユニット建物におい
ては、補強部材が建物ユニットの上下の梁間に接合して
設けられているので、建物ユニット群への補強部材の取
り付けが容易となっている。
【0014】請求項4記載の発明のユニット建物におい
ては、補強部材が建物ユニット柱間に接合して設けられ
ているので、柱の上部に設けた場合には建物ユニット群
の側面の開口幅を狭めることがなく補強されたものとな
っている。
【0015】請求項5記載の発明のユニット建物におい
ては、補強部材が、縦材と横材を接合した梯子状体又は
格子状体であるので、補強性能に優れ、建物ユニット群
の側面への補強に好適なものとなっている。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を図
により説明する。図1は、この発明のユニット建物にお
ける建物ユニット群の一例を示すものであって(イ)は
平面図、(ロ)は右側面図、(ハ)は左側面図、図2は
建物ユニット群を構成する建物ユニットの一例の斜視
図、図3は補強部材の各実施例を示す正面図である。図
1において、Aは建物ユニット群、1は建物ユニット、
2は補強部材である。
【0017】建物ユニット群Aは、3個の建物ユニット
1をその桁面同士を対向させて剛接合することにより構
成されている。建物ユニット1は、図2に示すように、
形鋼よりなる4隅に立設された柱11と、それらの上端
部間に継ぎ手16を介して剛接合された上梁12と、柱
11の下端部間に継ぎ手16を介して剛接合された下梁
13とにより箱形に形成されている。なお、14及び1
5は小梁である。
【0018】補強部材2は、図3(イ)に示すように、
相対向する縦材21間に横材22を剛接合して梯子状に
形成されたものであって、3個の建物ユニット1により
構成された建物ユニット群Aの相対向する側面a、bに
それぞれ1個が上梁12と下梁13に剛接合されて設け
られ、相対向する側面a、bの補強性能はほぼ同一とな
るように補強されている。
【0019】補強部材としては、図3(イ)に示すよう
な、相対向する縦材21間に横材22を剛接合して形成
された補強部材2以外、例えば、図3(ロ)に示すよう
に、相対向する縦材21a間に横材22aを剛接合し、
上部及び下部には斜め材23を設けて補強性能をさらに
向上させた補強部材2aであってもよいし、また、図3
(ハ)に示すように、3本の相対向する縦材21b間に
横材22bを剛接合して図3(イ)の補強部材2のほぼ
2倍の補強性能を有する格子状の補強部材2bであって
もよい。なお、図3(ニ)に示す補強部材2Cは、柱間
に配設する補強部材の一例であって、上下の横材22c
間に斜め縦材24を剛接合して形成している。
【0020】建物ユニット群Aに対する補強部材2の配
置は、図1に示すように、建物ユニット群Aの相対向す
る側面a、bにそれぞれ1個を設けることにより、相対
向する側面a、bの補強性能はほぼ同一となるように補
強することが必要である。
【0021】建物ユニット群Aの相対向する側面a、b
にそれぞれ1個を設けただけでは補強が不十分な場合に
は、図4(イ)や図4(ロ)に示すように、相対向する
側面a、bのそれぞれに2個の補強部材2、2aを設け
ればよい。
【0022】また、相対向する側面a、bの補強性能を
ほぼ同一となるように補強するにあたっては、同じ補強
部材2、2aなどを両側面に同じ数だけ設ける以外、例
えば、図4(ハ)に示すように、一方の側面bに2個の
補強部材2を設け、他方の側面aには、図3(ハ)に示
すような、補強部材2のほぼ2倍の補強性能を有する補
強部材2bを一個設けてもよい。
【0023】なお、各側面a、bへの各補強部材2、2
a、2bの取り付け位置は、窓や出入口などの開口位置
などを配慮の上決定されるのは勿論である。
【0024】建物ユニット群としては、図1や図4に示
すような、3個の建物ユニット1を桁面同士を接合した
建物ユニット群Aに限らないことは勿論である。例え
ば、図5(イ)に示すように、4個の建物ユニット1を
その桁面同士を対向させて剛接合することにより構成し
た建物ユニットBであってもよいし、また、図5(ロ)
に示すように、4個の建物ユニット1を田の字状に組み
合わせ、建物ユニット1同士を互いに剛接合した建物ユ
ニット群Cでもよい。すなわち、建物ユニット群の建物
ユニットの数や配列は、求められるユニット建物の広さ
や平面形状に従って定められるものである。
【0025】図5(イ)に示す建物ユニット群Bにおい
ては、補強部材2cが、建物ユニット1の柱の上部間に
剛接合されることによって相対向する側面に設けられて
いる例である。また、図5(ロ)に示す建物ユニット群
Cにおいては、補強部材2cが、図面で左右及び上下の
両方の相対向する側面に設けられている例である。
【0026】この発明においては、建物ユニット群一つ
でユニット建物としてもよいし、複数の建物ユニット群
でユニット建物としてもよい。また、建物ユニット群と
建物ユニットとでユニット建物としてもよい。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明のユニット建物にお
いては、箱形の建物ユニットの複数個からなる建物ユニ
ット群の相対向する側面に補強部材を設けるものであっ
て、一方の側面の補強部材は、他方の側面の補強部材と
ほぼ同一の補強性能とされているので、補強部材を無駄
なく効率的にに設けることができ、建物ユニット群を構
成する個々の建物ユニットには補強部材はないのでプラ
ンに制約の少ないものとなっている。
【0028】請求項2記載の発明のユニット建物におい
ては、建物ユニット群は、梁と柱とが剛接合されてなる
箱形の建物ユニットの複数個を桁面同士又は妻面同士を
対面させて剛接合されているので強固なものとなり、建
物ユニット群の相対向する側面に補強部材が剛接合され
て設けられているので、さらに強固に補強され、一方の
側面の補強部材は、他方の側面の補強部材とほぼ同一の
補強性能とされているので、補強部材を無駄なく効率的
にに設けることができ、建物ユニット群を構成する個々
の建物ユニットには補強部材はないのでプランに制約の
少ないものとなっている。
【0029】請求項3記載の発明のユニット建物におい
ては、補強部材が建物ユニットの上下の梁間に接合して
設けられているので、建物ユニット群への補強部材の取
り付けが容易となっている。
【0030】請求項4記載の発明のユニット建物におい
ては、補強部材が建物ユニット柱間に接合して設けられ
ているので、柱の上部に設けた場合には建物ユニット群
の側面の開口幅を狭めることがなく補強されたものとな
っている。
【0031】請求項5記載の発明のユニット建物におい
ては、補強部材が、縦材と横材を接合した梯子状体又は
格子状体であるので、補強性能に優れ、建物ユニット群
の側面への補強に好適なものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のユニット建物における建物ユニット
群の一例を示すものであって、(イ)は平面図、(ロ)
は右側面図、(ハ)は左側面図である。
【図2】建物ユニット群を構成する建物ユニットの一例
の斜視図である。
【図3】補強部材の各実施例を示す正面図である。
【図4】図1に示す建物ユニット群に対する補強部材の
他の取り付け例を示す平面図である。
【図5】建物ユニット群の他の例を示す平面図である。
【符号の説明】
A、B、C 建物ユニット群 1 建物ユニット 11 柱 12、13 梁 2、2a、2b、2c 補強部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梁と柱とが接合されてなる箱形の建物ユ
    ニットの複数個を桁面同士又は妻面同士を対面させて接
    合した建物ユニット群を有するユニット建物であって、
    前記建物ユニット群の相対向する側面に補強部材が設け
    られ、一方の側面に設けられた補強部材と、他方の側面
    に設けられた補強部材とは、ほぼ同一の補強性能とされ
    ていることを特徴とするユニット建物。
  2. 【請求項2】 梁と柱とが剛接合されてなる箱形の建物
    ユニットの複数個を桁面同士又は妻面同士を対面させて
    剛接合した建物ユニット群を有するユニット建物であっ
    て、前記建物ユニット群の相対向する側面に補強部材が
    剛接合されて設けられ、一方の側面に設けられた補強部
    材と、他方の側面に設けられた補強部材とは、ほぼ同一
    の補強性能とされていることを特徴とするユニット建
    物。
  3. 【請求項3】 補強部材が建物ユニットの上下の梁間に
    接合されて設けられていることを特徴とする請求項1又
    は2記載のユニット建物。
  4. 【請求項4】 補強部材が建物ユニットの柱間に接合さ
    れて設けられていることを特徴とする請求項1又は2記
    載のユニット建物。
  5. 【請求項5】 補強部材が、縦材と横材とを接合した梯
    子状体又は格子状体であることを特徴とする請求項1又
    は2記載のユニット建物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008190260A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Ysc:Kk 建築物

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