JP2002097722A - ユニット式建物およびユニット式建物用コーナ補強材 - Google Patents

ユニット式建物およびユニット式建物用コーナ補強材

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JP2002097722A
JP2002097722A JP2000290677A JP2000290677A JP2002097722A JP 2002097722 A JP2002097722 A JP 2002097722A JP 2000290677 A JP2000290677 A JP 2000290677A JP 2000290677 A JP2000290677 A JP 2000290677A JP 2002097722 A JP2002097722 A JP 2002097722A
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Yutaka Komatsu
裕 小松
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物ユニットのコーナ部分同士を連結しつ
つ、これらコーナ部分を補強でき、かつ簡易な構造を有
するコーナ補強材を備えたユニット式建物およびユニッ
ト式建物用コーナ補強材を提供すること。 【解決手段】 四隅の柱41の上下端を天井梁および床
梁で連結して箱状に形成したフレームを有する建物ユニ
ット20A、20Bのコーナ部分を寄せ合わせて形成し
たユニット式建物であって、前記建物ユニット20A、
20Bのコーナ部分にはコーナ補強材30A、30Bが
設置され、このコーナ補強材30A、30Bは、前記コ
ーナ部分の上面または下面に接合され、かつ水平方向に
隣接する前記コーナ部分を連結する水平部60,61
と、この水平部60,61に設けられて前記コーナ部分
の側面に沿った垂直部70,71とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、箱状の建物ユニッ
トを複数連結して形成したユニット式建物およびユニッ
ト式建物用コーナ補強材に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、工場で製造した箱状の建物ユニ
ットを、建築現場で複数連結させて建築されるユニット
式建物が利用されている。このユニット式建物を形成す
る建物ユニットとしては、四隅の柱の上下端を天井梁お
よび床梁で連結した箱状のフレームを有するものが一般
的である。フレームには、天井梁に支持される天井面
材、床梁に支持される床面材および部屋を仕切る間仕切
壁等の内装材や、軽量気泡コンクリート等で形成された
外壁等の外装材が工場で組付けられている。このような
ユニット式建物によれば、工場において箱状のフレーム
に内装材や外壁材の取り付け作業まで行って建物ユニッ
トを製造した後、その建物ユニットを現場に運搬して連
結作業を行うだけで建物が完成するから、建築現場での
作業が大幅に削減され、建築工事を短期間で完了できる
というメリットが得られる。
【0003】ところで、建物ユニット同士の連結には、
平板状の連結部材(以降、シアプレートと呼ぶ)が通常
用いられる。シアプレートは、上下方向や水平方向に隣
接する建物ユニットのコーナ部分同士の間に介在されこ
れら建物ユニットを相互に連結している(特開平7−1
80228号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シアプレート
は平板状であるから、地震等に起因する過大な水平力に
対する剛性を確保するために、シアプレートに十分な厚
みをもたせる必要があるが、このようにすると、上下に
隣接する建物ユニット間に生じるデッドスペースが大き
くなる上、2階以上の建物ユニットの高さ位置が変化す
るという不具合が考えられる。一方、シアプレートの厚
みを変えることなく、建物ユニット間を補強する方法と
して、隣接する建物ユニットの隣接する梁同士を相互に
連結して補強する方法があるが、このような方法では、
構造や施工が複雑化するという課題が残る。
【0005】本発明の目的は、建物ユニットのコーナ部
分同士を連結しつつ、これらコーナ部分を補強でき、か
つ簡易な構造を有するコーナ補強材を備えたユニット式
建物およびユニット式建物用コーナ補強材を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のユニット式建物およびユニット式建物用コ
ーナ補強材は、次の構成を採用する。本発明を図面を参
照して説明すると、請求項1に記載のユニット式建物
は、四隅の柱41の上下端を天井梁42および床梁43
で連結して箱状に形成したフレーム40を有する建物ユ
ニット20A、20Bを複数有し、これらの建物ユニッ
トのコーナ部分を寄せ合わせて形成したユニット式建物
であって、前記建物ユニットのコーナ部分にはコーナ補
強材30A〜30Dが設置され、このコーナ補強材は、
前記コーナ部分の上面または下面に接合され、かつ水平
方向に隣接する前記コーナ部分を連結する水平部60,
61と、この水平部に設けられて前記コーナ部分の側面
に沿った垂直部70,71とを備えていることを特徴と
する。
【0007】この発明によれば、コーナ補強材を、水平
方向に隣接するコーナ部分を連結する水平部と、この水
平部に設けられてコーナ部分の側面に沿った垂直部とで
構成したので、つまり、水平部と垂直部とが立体構造に
なるから、簡易な構造でありながらコーナ補強材の剛性
を高めることができ、その結果、水平方向に隣接する建
物ユニットのコーナ部分同士を連結しつつ、これらコー
ナ部分を補強できる。また、地震等により過大な水平力
がコーナ部分に作用しても、コーナ部分が垂直部に当接
して、その変形が垂直部により抑制されるから、コーナ
部分を補強できる。
【0008】請求項2に記載のユニット式建物は、請求
項1に記載のユニット式建物において、前記コーナ部分
の上面および下面は、前記柱の上端面45および下端面
46であることを特徴とする。この発明によれば、地震
等の水平応力は建物ユニットのフレーム40に発生する
ため、このフレームを形成する柱をコーナ部分として補
強したので、建物ユニットを確実に補強できる。
【0009】請求項3に記載のユニット式建物は、請求
項2に記載のユニット式建物において、前記水平部は、
上下方向に隣接する前記柱の上端面および下端面の間に
介在されていることを特徴とする。この発明によれば、
水平部を上下方向に隣接する建物ユニットの柱の間に介
在させたので、柱が上下方向に連結され、かつこれらの
柱の側面が垂直部で補強されるから、柱を上下方向に一
体化でき、ユニット式建物の剛性が確保できる。
【0010】請求項4に記載のユニット式建物は、請求
項1から3のいずれかに記載のユニット式建物におい
て、前記垂直部は、水平方向に隣接する前記柱間に配置
される部分を備えていることを特徴とする。この発明に
よれば、地震等により大きな水平力が作用した場合に、
垂直部を水平方向に隣接する柱間に配置したので、これ
らの柱間のスペーサとしての機能を発揮し、間隔を一定
に保持するから、柱の変形を防ぎ、剛性を確保できる。
【0011】請求項5に記載のユニット式建物は、請求
項1から4のいずれかに記載のユニット式建物におい
て、前記垂直部は、互いに交差する方向の複数の垂直片
70A、70B、71A、71Bを備えていることを特
徴とする。この発明によれば、互いに交差する方向の複
数の垂直片を含んで垂直部を構成することによって、異
なる方向の水平力に対しての剛性を確保できる。
【0012】請求項6に記載のユニット式建物は、請求
項5に記載のユニット式建物において、前記垂直片は、
前記水平部の上側または下側に、平面略十字形に配置さ
れていることを特徴とする。この発明によれば、隣接す
る建物ユニットの寄せ合わされた4本の柱にコーナ補強
材を設置し、その垂直片を水平部の上側または下側の一
方に平面略十字形に配置するから、コーナ補強材の上側
または下側の建物ユニットを確実に補強できる。
【0013】請求項7に記載のユニット式建物は、請求
項5に記載のユニット式建物において、前記垂直片は、
水平部の上側または下側に、平面略T字形に配置されて
いることを特徴とする。この発明によれば、隣接する建
物ユニットの寄せ合わされた2本の柱にコーナ補強材を
設置し、その垂直片を水平部の上側または下側の一方に
平面略T字形に配置するから、コーナ補強材の上側また
は下側の建物ユニットを確実に補強できる。
【0014】請求項8に記載のユニット式建物は、請求
項5に記載のユニット式建物において、前記垂直片は、
前記水平部の上下側に、平面略十字形に配置されている
ことを特徴とする。この発明によれば、隣接する建物ユ
ニットの寄せ合わされた4本の柱にコーナ補強材を設置
し、その垂直片を水平部の上下に平面略十字形に配置す
るから、コーナ補強材の上下の建物ユニットを確実に補
強できる。
【0015】請求項9に記載のユニット式建物は、請求
項5に記載のユニット式建物において、前記垂直片は、
前記水平部の上下側に、平面略T字形に配置されている
ことを特徴とする。この発明によれば、隣接する建物ユ
ニットの寄せ合わされた2本の柱にコーナ補強材を設置
し、その垂直片を水平部の上下に平面略T字形に配置す
るから、コーナ補強材の上下の建物ユニットを確実に補
強できる。
【0016】請求項10に記載のユニット式建物用コー
ナ補強材は、四隅の柱の上下端を天井梁および床梁で連
結して箱状に形成したフレームを有する建物ユニットを
複数連結して構成したユニット式建物に用いられるコー
ナ補強材であって、前記建物ユニットのコーナ部分の上
面または下面に接合され、かつ水平方向に隣接する前記
コーナ部分を連結する水平部と、この水平部に設けられ
て前記コーナ部分の側面に沿った垂直部とを備えている
ことを特徴とする。この発明によれば、請求項1と同様
に、建物ユニットのコーナ部分同士を連結し、かつこれ
らコーナ部分を補強できる。また、確実に建物ユニット
のコーナ部分同士を連結できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1には、本実施形態に係るユニ
ット式建物10が示されている。このユニット式建物1
0は、基礎11と、この基礎11の上に形成される建物
本体12と、この建物本体12の上に形成される屋根1
3とを備えている。このうち、建物本体12は、1階建
物ユニット20Aと、この1階建物ユニット20Aの上
に配置された2階建物ユニット20Bとを備えている。
【0018】建物ユニット20A、20Bは、図2に示
すように、四隅の柱41の上下端を連結する天井梁42
および床梁43を有する箱状のフレーム40を備えてい
る。このうち、柱41と天井梁42とは、柱41の柱頭
側に配置される柱頭接合部材45を介して連結され、柱
41と床梁43とは、柱41の柱脚側に配置される柱脚
接合部材46を介して連結されている。天井梁42とし
ては、長さの異なる短辺天井梁42Aおよび長辺天井梁
42Bの二種類が設けられ、床梁43としては、長さの
異なる短辺床梁43Aおよび長辺床梁43Bの二種類が
設けられている。また、対向する長辺天井梁42Bの間
には、天井面材を支持するための天井小梁が架け渡され
(図示省略)、また、対向する長辺床梁43Bの間に
は、床を形成するパーチクルボード等の床面材を支持す
るための複数の根太が架け渡されている(図示省略)。
【0019】建物ユニット20A、20Bは、図3に示
すように、そのコーナ部分としての柱41が寄せ合わさ
れて、その梁間方向に3個、桁行方向に3個の計9個配
置されてユニット式建物の各階を形成している。互いに
隣接する建物ユニット20A、20Bのコーナ部分とし
ての柱41が4つ寄せ合わされた部分には、コーナ補強
材30A、30Cが設置されており、互いに隣接する建
物ユニット20A、20Bのコーナ部分としての柱41
が2つ寄せ合わされた部分には、コーナ補強材30B、
30Dが設置されている。ここで、1階建物ユニット2
0Aと2階建物ユニット20Bとの間には、コーナ補強
材30A、30Bが設置され、2階建物ユニットの上面
には、コーナ補強材30C、30Dが設置されている。
【0020】コーナ補強材30Aは、図4(a)に示すよ
うに、平板状の水平部60と、この水平部60の上面お
よび下面に設けられて水平部60に直交する垂直部70
とを備えている。水平部60は略正方形であって、8個
の位置決め孔60Aと4個の挿通孔60Bとを備えてい
る。垂直部70は、互いに交差する方向の平板状の垂直
片70Aおよび垂直片70Bを含んで構成され、垂直片
70Aおよび垂直片70Bは、平面略十字形に配置され
ている。
【0021】コーナ補強材30Bは、図4(b)に示すよ
うに、水平部61と、この水平部61の上面および下面
に設けられて水平部61に直交する垂直部71とを備え
ている。水平部61は略長方形であって、4個の位置決
め孔61Aと2個の挿通孔61Bとを備えている。つま
り、水平部60が半分に切断された形状になっている。
垂直部71は、互いに交差する方向の平板状の垂直片7
1Aおよび垂直片71Bを含んで構成され、垂直片71
Aおよび垂直片71Bは、平面略T字形に配置されてい
る。
【0022】コーナ補強材30Aの水平部60は、図5
および図6に示すように、1階建物ユニット20Aの水
平方向に隣接する4本の柱41の上端面としての柱頭接
合部材45に跨って接合され、これにより、水平方向に
隣接するこれら4本の柱41が連結されている。また、
水平部60は、1階建物ユニット20Aの柱頭接合部材
45と、これら柱頭接合部材45の上に配置される2階
建物ユニット20Bの4本の柱41の下端面としての柱
脚接合部材46との間に介在され、これにより、上下方
向に隣接する柱41同士が連結されている。
【0023】具体的には、1階建物ユニット20Aの各
柱頭接合部材45の上面には、2個の位置決めピン45
Aと、1個の挿通孔45Bとが設けられている。また、
2階建物ユニット20Bの柱脚接合部材46の下面に
は、図示しない2個の位置決め孔と、1個の挿通孔46
Bとが設けられている。
【0024】1階建物ユニット20Aの柱頭接合部材4
5の位置決めピン45Aが、コーナ補強材30Aの水平
部60の位置決め孔60Aに挿通されて、2階建物ユニ
ット20Bの柱脚接合部材46の位置決め孔に嵌合され
ることにより、各階建物ユニット20A、20B同士の
位置が決定される。また、1階建物ユニット20Aの柱
頭接合部材45の挿通孔45B、水平部60の挿通孔6
0Bおよび2階建物ユニット20Bの柱脚接合部材46
の挿通孔46Bにボルト81Aが挿通され、このボルト
81Aにナット81Bが螺合されて緊締されることによ
り、各階建物ユニット20A、20B同士が連結され
る。
【0025】垂直部70は、水平方向に隣接する1階建
物ユニット20Aおよび2階建物ユニット20Bの柱4
1間に柱41の側面に沿って配置されている。垂直部7
0の垂直片70A、70Bの厚みWは、隣接する1階建
物ユニット20Aの短辺天井梁42Aおよび2階建物ユ
ニット20Bの短辺床梁43A間に形成される隙間より
狭くなっている。垂直部70の垂直片70A、70Bの
梁背Hは、1階建物ユニット20Aの柱頭接合部材45
および2階建物ユニット20Bの柱脚接合部材46の高
さ寸法にほぼ等しくなっている。
【0026】コーナ補強材30Bの水平部61は、コー
ナ補強材30Aと同様に、1階建物ユニット20Aの水
平方向に隣接する2本の柱41の上端面としての柱頭接
合部材45に跨って接合されて、水平方向に隣接するこ
れら2本の柱41が連結されている。そして、水平部6
1は、1階建物ユニット20Aの柱頭接合部材45と、
これら柱頭接合部材45の上に配置される2階建物ユニ
ット20Bの2本の柱41の下端面としての柱脚接合部
材46との間に介在されて、上下方向に隣接する柱41
同士が連結されている。
【0027】コーナ補強材30Cは、図7(a)に示すよ
うに、水平部60と、この水平部60の下面に設けられ
て水平部60に直交する垂直部70とを備えている。コ
ーナ補強材30Dは、図7(b)に示すように、水平部6
1と、この水平部61の下面に設けられて水平部61に
直交する垂直部71とを備えている。コーナ補強材30
C、30Dの水平部61は、コーナ補強材30A、30
Bと同様に、2階建物ユニット20Aの水平方向に隣接
する2本の柱41の上端面としての柱頭接合部材45に
跨って接合されて、水平方向に隣接するこれら2本の柱
41が連結される。
【0028】次に、ユニット式建物の組み立て手順を説
明する。まず、建物ユニット20A、20Bおよびコー
ナ補強材30A〜30Dを工場で製作した後、建築現場
に運搬する。建築現場では、まず、基礎11を施工し、
この基礎11上に1階建物ユニット20Aをコーナ部分
を寄せ合わせて隣接配置する。
【0029】そして、図8に示すように、互いに隣接す
る1階建物ユニット20Aの4本の柱41の柱頭接合部
材45には、コーナ補強材30Aを設置し、互いに隣接
する1階建物ユニット20Aの2本の柱41の柱頭接合
部材45には、コーナ補強材30Bを設置して、水平方
向に隣接する柱41の位置決めを行なう。その後、2階
建物ユニット20Bを1階建物ユニット20Aの上に載
置し、2階建物ユニット20B、1階建物ユニット20
Aおよびコーナ補強材30A、30Bを緊締具81で連
結して一体化させ、1階建物ユニット20Aを形成す
る。
【0030】さらに、互いに隣接する2階建物ユニット
20Bの4本の柱41の柱頭接合部材45には、コーナ
補強材30Cを設置し、互いに隣接する2階建物ユニッ
ト20Bの2本の柱41の柱頭接合部材45には、コー
ナ補強材30Dを設置して、水平方向に隣接する柱41
の位置決めを行なう。その後、2階建物ユニット20B
およびコーナ補強材30C、30Dを緊締具81で連結
して一体化させ、2階建物ユニット20Bを形成する。
【0031】したがって、本実施形態によれば以下の効
果がある。 (1)コーナ補強材30A〜30Dを、水平方向に隣接
する柱41を連結する水平部60,61と、この水平部
60,61に設けられて柱41の側面に沿った垂直部7
0,71とで構成したので、つまり、水平部60,61
と垂直部70,71とが立体構造になるから、簡易な構
造でありながらコーナ補強材30A〜30Dの剛性を高
めることができ、その結果、水平方向に隣接する建物ユ
ニット20A、20Bの柱41同士を連結しつつ、これ
ら柱41を補強できる。また、地震等により過大な水平
力が柱41に作用しても、柱41が垂直部70,71に
当接して、その変形が垂直部70,71により抑制され
るから、柱41を補強できる。
【0032】(2)地震等の水平応力は建物ユニット2
0A、20Bのフレーム40に発生するため、このフレ
ームを形成する柱41を補強したので、建物ユニット2
0A、20Bを確実に補強できる。
【0033】(3)水平部60,61を上下方向に隣接
する建物ユニット20A、20Bの柱41の間に介在さ
せたので、柱41が上下方向に連結され、かつこれらの
柱41の側面が垂直部70,71で補強されるから、柱
41を上下方向に一体化でき、ユニット式建物10の剛
性が確保できる。
【0034】(4)地震等により大きな水平力が作用し
た場合に、垂直部70,71を水平方向に隣接する柱4
1間に配置したので、これらの柱41間のスペーサとし
ての機能を発揮し、間隔を一定に保持するから、柱41
の変形を防ぎ、剛性を確保できる。
【0035】(5)互いに交差する方向の複数の垂直片
70A、70B、71A、71Bを含んで垂直部70,
71を構成することによって、異なる方向の水平力に対
しての剛性を確保できる。
【0036】(6)隣接する2階建物ユニット20Bの
寄せ合わされた4本の柱41にコーナ補強材30Cを設
置し、その垂直片70A、70Bを水平部60の下側に
平面略十字形に配置するから、コーナ補強材30Cの下
側の2階建物ユニット20Bを確実に補強できる。
【0037】(7)隣接する2階建物ユニット20Bの
寄せ合わされた2本の柱41にコーナ補強材30Dを設
置し、その垂直片71A、71Bを水平部61の下側に
平面略T字形に配置するから、コーナ補強材30Dの下
側の2階建物ユニット20Bを確実に補強できる。
【0038】(8)隣接する各階建物ユニット20A、
20Bの寄せ合わされた4本の柱41にコーナ補強材3
0Aを設置し、その垂直片70A、70Bを水平部60
の上下に平面略十字形に配置するから、コーナ補強材3
0Aの上下の建物ユニット20A、20Bを確実に補強
できる。
【0039】(9)隣接する各階建物ユニット20A、
20Bの寄せ合わされた2本の柱41にコーナ補強材3
0Bを設置し、その垂直片71A、71Bを水平部61
の上下に平面略T字形に配置するから、コーナ補強材3
0Bの上下の建物ユニット20A、20Bを確実に補強
できる。
【0040】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、垂
直部70の垂直片70A、70Bの厚みWは、隣接する
1階建物ユニット20Aの短辺天井梁42Aおよび2階
建物ユニット20Bの短辺床梁43A間に形成される隙
間より狭くしたが、垂直片70A、70Bを筒状に形成
して、隣接する1階建物ユニット20Aの短辺天井梁4
2Aおよび2階建物ユニット20Bの短辺床梁43Aの
側面にほぼ当接させてもよい。
【0041】また、垂直部70の垂直片70A、70B
の梁背Hは、1階建物ユニット20Aの柱頭接合部材4
5および2階建物ユニット20Bの柱脚接合部材46の
高さ寸法にほぼ等しくしたが、垂直片70A、70Bの
梁背Hを高くしてもよく、適宜決められてよい。このよ
うにすれば、建物ユニット20A、20Bの柱41の水
平力による変形をより抑制することができ、確実に補強
できる。
【0042】
【発明の効果】本発明のユニット式建物およびユニット
式建物用コーナ補強材によれば、次のような効果が得ら
れる。請求項1に記載のユニット式建物によれば、コー
ナ補強材を、水平方向に隣接するコーナ部分を連結する
水平部と、この水平部に設けられてコーナ部分の側面に
沿った垂直部とで構成したので、つまり、水平部と垂直
部とが立体構造になるから、簡易な構造でありながらコ
ーナ補強材の剛性を高めることができ、その結果、水平
方向に隣接する建物ユニットのコーナ部分同士を連結し
つつ、これらコーナ部分を補強できる。また、地震等に
より過大な水平力がコーナ部分に作用しても、コーナ部
分が垂直部に当接して、その変形が垂直部により抑制さ
れるから、コーナ部分を補強できる。
【0043】請求項2に記載のユニット式建物によれ
ば、地震等の水平応力は建物ユニットのフレームに発生
するため、このフレームを形成する柱をコーナ部分とし
て補強したので、建物ユニットを確実に補強できる。
【0044】請求項3に記載のユニット式建物によれ
ば、水平部を上下方向に隣接する建物ユニットの柱の間
に介在させたので、柱が上下方向に連結され、かつこれ
らの柱の側面が垂直部で補強されるから、柱を上下方向
に一体化でき、ユニット式建物の剛性が確保できる。
【0045】請求項4に記載のユニット式建物によれ
ば、地震等により大きな水平力が作用した場合に、垂直
部を水平方向に隣接する柱間に配置したので、これらの
柱間のスペーサとしての機能を発揮し、間隔を一定に保
持するから、柱の変形を防ぎ、剛性を確保できる。
【0046】請求項5に記載のユニット式建物によれ
ば、互いに交差する方向の複数の垂直片を含んで垂直部
を構成することによって、異なる方向の水平力に対して
の剛性を確保できる。
【0047】請求項6に記載のユニット式建物によれ
ば、隣接する建物ユニットの寄せ合わされた4本の柱に
コーナ補強材を設置し、その垂直片を水平部の上側また
は下側の一方に平面略十字形に配置するから、コーナ補
強材の上側または下側の建物ユニットを確実に補強でき
る。
【0048】請求項7に記載のユニット式建物によれ
ば、隣接する建物ユニットの寄せ合わされた2本の柱に
コーナ補強材を設置し、その垂直片を水平部の上側また
は下側の一方に平面略T字形に配置するから、コーナ補
強材の上側または下側の建物ユニットを確実に補強でき
る。
【0049】請求項8に記載のユニット式建物によれ
ば、隣接する建物ユニットの寄せ合わされた4本の柱に
コーナ補強材を設置し、その垂直片を水平部の上下に平
面略十字形に配置するから、コーナ補強材の上下の建物
ユニットを確実に補強できる。
【0050】請求項9に記載のユニット式建物によれ
ば、隣接する建物ユニットの寄せ合わされた2本の柱に
コーナ補強材を設置し、その垂直片を水平部の上下に平
面略T字形に配置するから、コーナ補強材の上下の建物
ユニットを確実に補強できる。
【0051】請求項10に記載のユニット式建物用コー
ナ補強材によれば、請求項1と同様に、建物ユニットの
コーナ部分同士を連結し、かつこれらコーナ部分を補強
できる。また、確実に建物ユニットのコーナ部分同士を
連結できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るユニット式建物を示
す全体斜視図である。
【図2】前記実施形態に係る建物ユニットのフレームを
示す斜視図である。
【図3】前記実施形態に係る各階概略平面図である。
【図4】前記実施形態に係るコーナ補強材を示す斜視図
である。
【図5】前記実施形態に係る建物ユニットの連結部分を
示す分解斜視図である。
【図6】前記実施形態に係る建物ユニットの連結部分を
示す断面図である。
【図7】前記実施形態に係るコーナ補強材を示す斜視図
である。
【図8】前記実施形態に係る建物ユニットの組み立て方
法を説明するための図である。
【符号の説明】
10 ユニット式建物 20A、20B 建物ユニット 30A〜30D コーナ補強材 40 フレーム 41 柱 42 天井梁 43 床梁 45 柱の上端面としての柱頭接合部材 46 柱の下端面としての柱脚接合部材 60,61 水平部 70,71 垂直部 70A、70B、71A、71B 垂直片

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四隅の柱の上下端を天井梁および床梁で
    連結して箱状に形成したフレームを有する建物ユニット
    を複数有し、これらの建物ユニットのコーナ部分を寄せ
    合わせて形成したユニット式建物であって、前記建物ユ
    ニットのコーナ部分にはコーナ補強材が設置され、この
    コーナ補強材は、前記コーナ部分の上面または下面に接
    合され、かつ水平方向に隣接する前記コーナ部分を連結
    する水平部と、この水平部に設けられて前記コーナ部分
    の側面に沿った垂直部とを備えていることを特徴とする
    ユニット式建物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のユニット式建物におい
    て、前記コーナ部分の上面および下面は、前記柱の上端
    面および下端面であることを特徴とするユニット式建
    物。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のユニット式建物におい
    て、前記水平部は、上下方向に隣接する前記柱の上端面
    および下端面の間に介在されていることを特徴とするユ
    ニット式建物。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載のユニ
    ット式建物において、前記垂直部は、水平方向に隣接す
    る前記柱間に配置される部分を備えていることを特徴と
    するユニット式建物。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載のユニ
    ット式建物において、前記垂直部は、互いに交差する方
    向の複数の垂直片を備えていることを特徴とするユニッ
    ト式建物。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のユニット式建物におい
    て、前記垂直片は、前記水平部の上側または下側に、平
    面略十字形に配置されていることを特徴とするユニット
    式建物。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のユニット式建物におい
    て、前記垂直片は、水平部の上側または下側に、平面略
    T字形に配置されていることを特徴とするユニット式建
    物。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載のユニット式建物におい
    て、前記垂直片は、前記水平部の上下側に、平面略十字
    形に配置されていることを特徴とするユニット式建物。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載のユニット式建物におい
    て、前記垂直片は、前記水平部の上下側に、平面略T字
    形に配置されていることを特徴とするユニット式建物。
  10. 【請求項10】 四隅の柱の上下端を天井梁および床梁
    で連結して箱状に形成したフレームを有する建物ユニッ
    トを複数連結して構成したユニット式建物に用いられる
    コーナ補強材であって、前記建物ユニットのコーナ部分
    の上面または下面に接合され、かつ水平方向に隣接する
    前記コーナ部分を連結する水平部と、この水平部に設け
    られて前記コーナ部分の側面に沿った垂直部とを備えて
    いることを特徴とするユニット式建物用コーナ補強材。
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