JPH108563A - ユニット式建物 - Google Patents
ユニット式建物Info
- Publication number
- JPH108563A JPH108563A JP16334696A JP16334696A JPH108563A JP H108563 A JPH108563 A JP H108563A JP 16334696 A JP16334696 A JP 16334696A JP 16334696 A JP16334696 A JP 16334696A JP H108563 A JPH108563 A JP H108563A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- floor building
- floor
- units
- building
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Residential Or Office Buildings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 柱のない大きな空間を形成できるユニット式
建物を提供すること。 【解決手段】 二つの一階建物ユニット12と三つの二
階建物ユニット13とによりユニット積重ブロック90
を構成し、このユニット積重ブロック90を複数配置す
る。この際、各一階建物ユニット12の柱23,24を
隣接しない側の隅部に、柱25,26を隣接側の隅部か
ら離れた位置に各々配置することにより、一階建物ユニ
ット12で形成される空間を中央に柱のない大きなもの
にできる。また、二階建物ユニット13Aの柱35〜3
8を柱25,26の近傍に対応させることで、一階建物
ユニット12同士を柱のない部分に垂直荷重が作用する
ことなく二階建物ユニット13Aを介して連結でき、建
物の剛性を大きくできる。
建物を提供すること。 【解決手段】 二つの一階建物ユニット12と三つの二
階建物ユニット13とによりユニット積重ブロック90
を構成し、このユニット積重ブロック90を複数配置す
る。この際、各一階建物ユニット12の柱23,24を
隣接しない側の隅部に、柱25,26を隣接側の隅部か
ら離れた位置に各々配置することにより、一階建物ユニ
ット12で形成される空間を中央に柱のない大きなもの
にできる。また、二階建物ユニット13Aの柱35〜3
8を柱25,26の近傍に対応させることで、一階建物
ユニット12同士を柱のない部分に垂直荷重が作用する
ことなく二階建物ユニット13Aを介して連結でき、建
物の剛性を大きくできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユニット式建物に
係り、工場で生産された複数の建物ユニットを建築現場
で組み合わせることにより建てられるユニット式建物に
関する。
係り、工場で生産された複数の建物ユニットを建築現場
で組み合わせることにより建てられるユニット式建物に
関する。
【0002】
【背景技術】従来より、複数の直方体状の建物ユニット
を工場で生産した後、各ユニットを建築現場で組み合わ
せることにより建てるユニット式建物が知られている。
このようなユニット式建物の建物ユニットは、直方体状
の上面および下面の外郭を形成する各四本の上梁および
下梁と、直方体状の四隅に立設された四本の柱とからな
る骨組みを備えている。そして、例えば、四つの建物ユ
ニットを水平方向に配置して一つの空間を形成する際に
は、各ユニットの一つの隅部を中央位置に寄せ集めるよ
うに配置することが行われる。
を工場で生産した後、各ユニットを建築現場で組み合わ
せることにより建てるユニット式建物が知られている。
このようなユニット式建物の建物ユニットは、直方体状
の上面および下面の外郭を形成する各四本の上梁および
下梁と、直方体状の四隅に立設された四本の柱とからな
る骨組みを備えている。そして、例えば、四つの建物ユ
ニットを水平方向に配置して一つの空間を形成する際に
は、各ユニットの一つの隅部を中央位置に寄せ集めるよ
うに配置することが行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そのように配
置すると、四つの建物ユニットで形成される空間の中央
には、各建物ユニットの隅部に立設された計四本の柱が
近接して位置することになり、これら四本の柱を化粧材
等で覆った大きな柱が存在することになる。このため、
その空間を有効に利用することができないという問題が
あった。
置すると、四つの建物ユニットで形成される空間の中央
には、各建物ユニットの隅部に立設された計四本の柱が
近接して位置することになり、これら四本の柱を化粧材
等で覆った大きな柱が存在することになる。このため、
その空間を有効に利用することができないという問題が
あった。
【0004】本発明の目的は、柱のない大きな空間を形
成できるユニット式建物を提供することにある。
成できるユニット式建物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のユニット式建物
は、実施の形態での符号を用いて説明すると、水平方向
に隣接配置された直方体状の二つの下階建物ユニット1
2と、これら下階建物ユニット12に跨って積重された
上階建物ユニット13Aとを備えたユニット積重ブロッ
ク90を含んで構成し、各下階建物ユニット12を、直
方体状における上面および下面の外郭に沿って配置され
た各四本の上梁15〜18および下梁19〜22と、こ
れら上下梁15〜22間に立設された四本の柱23〜2
6とを含んで構成し、これら四本の柱23〜26のうち
の二本の柱23,24を各下階建物ユニット12の隣接
しない側の二つの隅部に各々配置し、四本の柱23〜2
6のうちの残り二本の柱25,26を各下階建物ユニッ
ト12の隣接側の隅部から前記二本の柱23,24側に
寄せて各々配置し、上階建物ユニット13Aを各下階建
物ユニット12の柱25,26の近傍に対応して立設さ
れた柱部材35〜38を含んで構成し、ユニット積重ブ
ロック90を各下階建物ユニット12の隣接方向に対し
て直角方向に複数配置することを特徴とするものであ
る。ここで、近傍とは、柱部材が柱の直上位置に立設さ
れている場合も含まれる。また、柱部材とは、柱の他、
垂直荷重を受ける束等の部材をいう。
は、実施の形態での符号を用いて説明すると、水平方向
に隣接配置された直方体状の二つの下階建物ユニット1
2と、これら下階建物ユニット12に跨って積重された
上階建物ユニット13Aとを備えたユニット積重ブロッ
ク90を含んで構成し、各下階建物ユニット12を、直
方体状における上面および下面の外郭に沿って配置され
た各四本の上梁15〜18および下梁19〜22と、こ
れら上下梁15〜22間に立設された四本の柱23〜2
6とを含んで構成し、これら四本の柱23〜26のうち
の二本の柱23,24を各下階建物ユニット12の隣接
しない側の二つの隅部に各々配置し、四本の柱23〜2
6のうちの残り二本の柱25,26を各下階建物ユニッ
ト12の隣接側の隅部から前記二本の柱23,24側に
寄せて各々配置し、上階建物ユニット13Aを各下階建
物ユニット12の柱25,26の近傍に対応して立設さ
れた柱部材35〜38を含んで構成し、ユニット積重ブ
ロック90を各下階建物ユニット12の隣接方向に対し
て直角方向に複数配置することを特徴とするものであ
る。ここで、近傍とは、柱部材が柱の直上位置に立設さ
れている場合も含まれる。また、柱部材とは、柱の他、
垂直荷重を受ける束等の部材をいう。
【0006】このような本発明においては、各下階建物
ユニット12における隣接側の柱25,26を、隣接し
ない側の柱23,24に寄せて配置するため、例えば、
二つのユニット積重ブロック90を配置することによ
り、計四つの下階建物ユニット12で一つの空間62を
形成する場合、この空間62の中央に柱が集約されるこ
とはない。このため、その空間62は中央に柱のない大
きなものになる。この際、上階建物ユニット13Aの柱
部材35〜38を各下階建物ユニット12の柱25,2
6の近傍に対応させて立設することにより、上階建物ユ
ニット13Aによる垂直荷重が各下階建物ユニット12
の柱25,26で受けられるようになる。このため、そ
れら下階建物ユニット12における柱の立設されていな
い隅部に垂直荷重を作用させずに、下階建物ユニット1
2同士をその上階建物ユニット13Aを介して連結可能
となり、ユニット式建物10としての剛性が確保され
る。
ユニット12における隣接側の柱25,26を、隣接し
ない側の柱23,24に寄せて配置するため、例えば、
二つのユニット積重ブロック90を配置することによ
り、計四つの下階建物ユニット12で一つの空間62を
形成する場合、この空間62の中央に柱が集約されるこ
とはない。このため、その空間62は中央に柱のない大
きなものになる。この際、上階建物ユニット13Aの柱
部材35〜38を各下階建物ユニット12の柱25,2
6の近傍に対応させて立設することにより、上階建物ユ
ニット13Aによる垂直荷重が各下階建物ユニット12
の柱25,26で受けられるようになる。このため、そ
れら下階建物ユニット12における柱の立設されていな
い隅部に垂直荷重を作用させずに、下階建物ユニット1
2同士をその上階建物ユニット13Aを介して連結可能
となり、ユニット式建物10としての剛性が確保され
る。
【0007】また、本発明のユニット式建物では、残り
二本の柱25,26のうちの少なくとも一本の柱25
を、この柱25の近傍に対応した上階建物ユニット13
Aの柱部材36,37よりも隅部に配置された柱24側
にずらして配置し、このずらして配置された柱25に接
続される上梁16を、このずらして配置された柱25と
この柱25の近傍に対応した柱部材36,37との間で
補強してもよい。このような場合には、少なくとも一本
の柱25を、隅部に配置された柱24側にずらして配置
するため、複数のユニット積重ブロック90を柱25同
士が対向するように配置することにより、より大きな空
間62が形成されるようになる。この際、この柱部材3
6,37と柱25との間で下階建物ユニット12の上梁
16を補強することにより、柱25の直上位置に上階建
物ユニット13Aの柱部材36,37がなくとも、ユニ
ット式建物10の剛性がより確実に維持される。
二本の柱25,26のうちの少なくとも一本の柱25
を、この柱25の近傍に対応した上階建物ユニット13
Aの柱部材36,37よりも隅部に配置された柱24側
にずらして配置し、このずらして配置された柱25に接
続される上梁16を、このずらして配置された柱25と
この柱25の近傍に対応した柱部材36,37との間で
補強してもよい。このような場合には、少なくとも一本
の柱25を、隅部に配置された柱24側にずらして配置
するため、複数のユニット積重ブロック90を柱25同
士が対向するように配置することにより、より大きな空
間62が形成されるようになる。この際、この柱部材3
6,37と柱25との間で下階建物ユニット12の上梁
16を補強することにより、柱25の直上位置に上階建
物ユニット13Aの柱部材36,37がなくとも、ユニ
ット式建物10の剛性がより確実に維持される。
【0008】そして、本発明のユニット式建物では、各
下階建物ユニット12の隣接方向に沿った上梁16,1
8における上階建物ユニット13Aの柱部材35〜38
に対応した位置に、これら上梁16,18の上面から水
平に延出して上階建物ユニット13Aが連結される下階
側連結面部53,56を設けることが好ましい。このよ
うな場合には、上階建物ユニット13Aが大きな水平面
とされた下階側連結面部53,56で支持されるように
なるから、下階建物ユニット12の上梁16,18にお
ける応力集中が避けられるうえ、上下階建物ユニット1
2,13Aを、例えば、ボルト52やナット等の適宜な
連結手段で連結する際にも、その連結作業が上梁16,
18に干渉されずに離れた位置で行われるようになる。
下階建物ユニット12の隣接方向に沿った上梁16,1
8における上階建物ユニット13Aの柱部材35〜38
に対応した位置に、これら上梁16,18の上面から水
平に延出して上階建物ユニット13Aが連結される下階
側連結面部53,56を設けることが好ましい。このよ
うな場合には、上階建物ユニット13Aが大きな水平面
とされた下階側連結面部53,56で支持されるように
なるから、下階建物ユニット12の上梁16,18にお
ける応力集中が避けられるうえ、上下階建物ユニット1
2,13Aを、例えば、ボルト52やナット等の適宜な
連結手段で連結する際にも、その連結作業が上梁16,
18に干渉されずに離れた位置で行われるようになる。
【0009】さらに、上階建物ユニット13Aを構成す
る下梁32,34における各下階建物ユニット12の隣
接側の隅部に対応した位置に、この下梁32,34の下
面から水平に延出して各下階建物ユニット12が連結さ
れる上階側連結面部58を設けてもよい。このような場
合には、上階建物ユニット13Aの下梁32,34にお
ける応力集中が避けられるうえ、前述と同様、上下階建
物ユニット12,13Aの連結作業が容易となる。
る下梁32,34における各下階建物ユニット12の隣
接側の隅部に対応した位置に、この下梁32,34の下
面から水平に延出して各下階建物ユニット12が連結さ
れる上階側連結面部58を設けてもよい。このような場
合には、上階建物ユニット13Aの下梁32,34にお
ける応力集中が避けられるうえ、前述と同様、上下階建
物ユニット12,13Aの連結作業が容易となる。
【0010】そして、本発明のユニット式建物では、ユ
ニット積重ブロック90の全体形状を直方体状とするこ
とが望ましい。例えば、下階建物ユニット12と上階建
物ユニット13Aとを略同じ大きさとし、二つの下階建
物ユニット12に一つの上階建ユニット13Aを積重し
て、ユニット積重ブロック90の全体形状を凸状にする
こともできるが、上階建物ユニット13Aにさらに別の
建物ユニット13Bを隣接させたり、あるいは上階建物
ユニット13A自体をより大きなものとすることによ
り、ユニット積重ブロック90の全体形状を直方体状と
すれば、ユニット式建物10の剛性がより大きくなる。
ニット積重ブロック90の全体形状を直方体状とするこ
とが望ましい。例えば、下階建物ユニット12と上階建
物ユニット13Aとを略同じ大きさとし、二つの下階建
物ユニット12に一つの上階建ユニット13Aを積重し
て、ユニット積重ブロック90の全体形状を凸状にする
こともできるが、上階建物ユニット13Aにさらに別の
建物ユニット13Bを隣接させたり、あるいは上階建物
ユニット13A自体をより大きなものとすることによ
り、ユニット積重ブロック90の全体形状を直方体状と
すれば、ユニット式建物10の剛性がより大きくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は、本実施の形態に係るユ
ニット式建物10を示す全体斜視図である。図1におい
て、ユニット式建物10は、基礎11上に配置された直
方体状の四つの下階建物ユニットである一階建物ユニッ
ト12(三つのみを図示)と、これら一階建物ユニット
12の上部に積重された複数の二階建物ユニット13
と、これら二階建物ユニット13の上部に設けられた屋
根14とから構成されている。
面に基づいて説明する。図1は、本実施の形態に係るユ
ニット式建物10を示す全体斜視図である。図1におい
て、ユニット式建物10は、基礎11上に配置された直
方体状の四つの下階建物ユニットである一階建物ユニッ
ト12(三つのみを図示)と、これら一階建物ユニット
12の上部に積重された複数の二階建物ユニット13
と、これら二階建物ユニット13の上部に設けられた屋
根14とから構成されている。
【0012】図2中の実線で示すように、一方の一階建
物ユニット12は、長手方向が6モデュール(1モデュ
ールは約910mm)とされた直方体状であり、その上
面および下面の外郭を形成するように配置された各四本
の上梁15〜18および下梁19〜22と、これら上下
梁15〜22間に立設された四本の柱23〜26とから
なる骨組みを有し、上下梁15〜22としてはチャンネ
ル材が用いられ、柱23〜26としては金属製の中空の
角材が用いられている。また、四本の柱23〜26のう
ちの二本の柱23,24は、互いに隣接する一階建物ユ
ニット12における隣接側にない隅部に配置され、残り
二本の柱25,26のうちの柱25は、後述する二階建
物ユニット13A,13Bの柱36,49よりも柱24
側にずれてこの柱24から1モデュール離れた位置に配
置され、そして、柱26は、隣接側の隅部から柱23側
に3モデュール寄せられて上下梁18,22の長手方向
の略中央に配置されている。なお、図2において、他方
の一階建物ユニット12は、勝手の異なる別の骨組みを
有しているが、その構造は前述した骨組みと同様であ
り、ここでは、簡略化のため、他方の一階建物ユニット
12を点線で示した。
物ユニット12は、長手方向が6モデュール(1モデュ
ールは約910mm)とされた直方体状であり、その上
面および下面の外郭を形成するように配置された各四本
の上梁15〜18および下梁19〜22と、これら上下
梁15〜22間に立設された四本の柱23〜26とから
なる骨組みを有し、上下梁15〜22としてはチャンネ
ル材が用いられ、柱23〜26としては金属製の中空の
角材が用いられている。また、四本の柱23〜26のう
ちの二本の柱23,24は、互いに隣接する一階建物ユ
ニット12における隣接側にない隅部に配置され、残り
二本の柱25,26のうちの柱25は、後述する二階建
物ユニット13A,13Bの柱36,49よりも柱24
側にずれてこの柱24から1モデュール離れた位置に配
置され、そして、柱26は、隣接側の隅部から柱23側
に3モデュール寄せられて上下梁18,22の長手方向
の略中央に配置されている。なお、図2において、他方
の一階建物ユニット12は、勝手の異なる別の骨組みを
有しているが、その構造は前述した骨組みと同様であ
り、ここでは、簡略化のため、他方の一階建物ユニット
12を点線で示した。
【0013】二階建物ユニット13としては、一階建物
ユニット12と略同じ大きさとされ、かつ各一階建物ユ
ニット12に跨って配置された上階建物ユニットである
二階建物ユニット13Aと、この二階建物ユニット13
Aの長手方向の両端側に配置され、かつ一、二階建物ユ
ニット12,13Aの略半分の大きさとされた別の二階
建物ユニット13Bとが積重されるようになっている。
そして、二階建物ユニット13Aは、各四本の上梁27
〜30および下梁31〜34と、四隅に立設された四本
の柱部材である柱35〜38とからなる骨組みを有し、
二階建物ユニット13Bも、同様に、上梁39〜42、
下梁43〜46、柱47〜50からなる骨組みを有して
いる。さらに、二階建物ユニット13A,13Bの隣接
する隅部の上部同士は、図示しない連結プレートを介し
て互いに連結されている。
ユニット12と略同じ大きさとされ、かつ各一階建物ユ
ニット12に跨って配置された上階建物ユニットである
二階建物ユニット13Aと、この二階建物ユニット13
Aの長手方向の両端側に配置され、かつ一、二階建物ユ
ニット12,13Aの略半分の大きさとされた別の二階
建物ユニット13Bとが積重されるようになっている。
そして、二階建物ユニット13Aは、各四本の上梁27
〜30および下梁31〜34と、四隅に立設された四本
の柱部材である柱35〜38とからなる骨組みを有し、
二階建物ユニット13Bも、同様に、上梁39〜42、
下梁43〜46、柱47〜50からなる骨組みを有して
いる。さらに、二階建物ユニット13A,13Bの隣接
する隅部の上部同士は、図示しない連結プレートを介し
て互いに連結されている。
【0014】図3〜図5には、これら一階建物ユニット
12と二階建物ユニット13との連結部分が示されてい
る。図3において、二階建物ユニット13A,13Bの
柱36,49は、前述したように、一階建物ユニット1
2の柱25の直上位置からずれてその近傍に対応してお
り、この部分における連結は、柱36,49の下部の箱
状の仕口金物51に設けられた剣先ボルト52を、一階
建物ユニット12の上梁16の上面から水平に延出して
設けられた下階側連結面部53の貫通孔53Aに挿通し
た後、各剣先ボルト52に図示しないナットを螺合する
ことにより行われる。ここで、下階側連結面部53は、
二条のスチフナ54によって補強されている。また、上
梁16は、下階側連結面部53と柱25との間、および
この柱25と図示しない柱24(図2参照)との間にお
いて、チャンネル部材55の溶着により閉断面とされて
補強されている。なお、この連結部分の構造は、他方の
一階建物ユニット12でも同様であり、この場合、一階
建物ユニット12の柱25には、二階建物ユニット13
A,13Bの柱37,49が対応する。
12と二階建物ユニット13との連結部分が示されてい
る。図3において、二階建物ユニット13A,13Bの
柱36,49は、前述したように、一階建物ユニット1
2の柱25の直上位置からずれてその近傍に対応してお
り、この部分における連結は、柱36,49の下部の箱
状の仕口金物51に設けられた剣先ボルト52を、一階
建物ユニット12の上梁16の上面から水平に延出して
設けられた下階側連結面部53の貫通孔53Aに挿通し
た後、各剣先ボルト52に図示しないナットを螺合する
ことにより行われる。ここで、下階側連結面部53は、
二条のスチフナ54によって補強されている。また、上
梁16は、下階側連結面部53と柱25との間、および
この柱25と図示しない柱24(図2参照)との間にお
いて、チャンネル部材55の溶着により閉断面とされて
補強されている。なお、この連結部分の構造は、他方の
一階建物ユニット12でも同様であり、この場合、一階
建物ユニット12の柱25には、二階建物ユニット13
A,13Bの柱37,49が対応する。
【0015】図4において、二階建物ユニット13A,
13Bの柱35,50は、一階建物ユニット12の柱2
6の直上位置に対応し、この部分における連結は、仕口
金物51の下面から下方に延びた剣先ボルト52を、上
梁18に設けられた別の下階側連結面部56の貫通孔5
6Aに挿入することにより行われる。この際、下階側連
結面部56は、スチフナ57によって補強されている。
そして、この連結部分の構造は、他方の一階建物ユニッ
ト12においても同様であり、この場合、一階建物ユニ
ット12の柱26には、二階建物ユニット13A,13
Bの柱38,50が対応する。
13Bの柱35,50は、一階建物ユニット12の柱2
6の直上位置に対応し、この部分における連結は、仕口
金物51の下面から下方に延びた剣先ボルト52を、上
梁18に設けられた別の下階側連結面部56の貫通孔5
6Aに挿入することにより行われる。この際、下階側連
結面部56は、スチフナ57によって補強されている。
そして、この連結部分の構造は、他方の一階建物ユニッ
ト12においても同様であり、この場合、一階建物ユニ
ット12の柱26には、二階建物ユニット13A,13
Bの柱38,50が対応する。
【0016】また、図5に示すように、二階建物ユニッ
ト13Aの下梁32において、各一階建物ユニット12
の隣接側の隅部に対応する位置には、下梁32の下面か
ら水平に延出した上側連結面部58が設けられ、この部
分における連結は、各隅部の仕口金物51の上面に突設
されたボルト59および位置決めピン60を、上側連結
面部58の貫通孔58Aおよび位置決め孔58Bに各々
挿通し、図示しないナットをボルト59に螺合すること
により行われる。そして、上階側連結面部58は、三条
のスチフナ61によって補強されている。そして、各一
階建物ユニット12の隣接側における他の隅部と、二階
建物ユニット13Aとの接続構造も同様である。
ト13Aの下梁32において、各一階建物ユニット12
の隣接側の隅部に対応する位置には、下梁32の下面か
ら水平に延出した上側連結面部58が設けられ、この部
分における連結は、各隅部の仕口金物51の上面に突設
されたボルト59および位置決めピン60を、上側連結
面部58の貫通孔58Aおよび位置決め孔58Bに各々
挿通し、図示しないナットをボルト59に螺合すること
により行われる。そして、上階側連結面部58は、三条
のスチフナ61によって補強されている。そして、各一
階建物ユニット12の隣接側における他の隅部と、二階
建物ユニット13Aとの接続構造も同様である。
【0017】このような本実施の形態においては、二つ
の一階建物ユニット12に三つの二階建物ユニット13
を積重することにより、図6、図7中の一点鎖線でも示
すように、全体形状が立方体状とされたユニット積重ブ
ロック90を形成し、二階建物ユニット13で生じる垂
直荷重を、一階建物ユニット12の柱23〜26を介し
て基礎11で受けるようにする。そして、このユニット
積重ブロック90を二つ組み合わせることで、ユニット
式建物10の建物本体10A(図1参照)を形成すると
ともに、一階部分に、図8に示す居室空間62を形成
し、二階部分に、図9に示す居室空間63を形成する。
この際、各ユニット積重ブロック90間において、これ
らユニット積重ブロック90の隣接方向に沿って対向し
合う一、二階建物ユニット12,13同士を、図示しな
い連結プレートを介して互いに連結する。
の一階建物ユニット12に三つの二階建物ユニット13
を積重することにより、図6、図7中の一点鎖線でも示
すように、全体形状が立方体状とされたユニット積重ブ
ロック90を形成し、二階建物ユニット13で生じる垂
直荷重を、一階建物ユニット12の柱23〜26を介し
て基礎11で受けるようにする。そして、このユニット
積重ブロック90を二つ組み合わせることで、ユニット
式建物10の建物本体10A(図1参照)を形成すると
ともに、一階部分に、図8に示す居室空間62を形成
し、二階部分に、図9に示す居室空間63を形成する。
この際、各ユニット積重ブロック90間において、これ
らユニット積重ブロック90の隣接方向に沿って対向し
合う一、二階建物ユニット12,13同士を、図示しな
い連結プレートを介して互いに連結する。
【0018】このような本実施の形態によれば以下のよ
うな効果がある。すなわち、ユニット積重ブロック90
を構成する二つの一階建物ユニット12において、互い
に近接する隅部に柱が存在しないため、このようなユニ
ット積重ブロック90を組み合わせて建てるユニット式
建物10の一階部分に、中央に柱のない大きな居室空間
62を形成することができる。
うな効果がある。すなわち、ユニット積重ブロック90
を構成する二つの一階建物ユニット12において、互い
に近接する隅部に柱が存在しないため、このようなユニ
ット積重ブロック90を組み合わせて建てるユニット式
建物10の一階部分に、中央に柱のない大きな居室空間
62を形成することができる。
【0019】また、二階建物ユニット13の柱35〜3
8、47〜50が一階建物ユニット12の柱23〜26
の近傍に対応して立設されているから、二階建物ユニッ
ト13による垂直荷重を一階建物ユニットの柱23〜2
6を介して基礎11で受けることができる。このため、
これら一階建物ユニット12における柱のない側の隅部
に垂直荷重を作用させることなく、各一階建物ユニット
12を二階建物ユニット13Aを介して互いに連結する
ことができ、ユニット式建物10全体の剛性を確保する
ことができる。
8、47〜50が一階建物ユニット12の柱23〜26
の近傍に対応して立設されているから、二階建物ユニッ
ト13による垂直荷重を一階建物ユニットの柱23〜2
6を介して基礎11で受けることができる。このため、
これら一階建物ユニット12における柱のない側の隅部
に垂直荷重を作用させることなく、各一階建物ユニット
12を二階建物ユニット13Aを介して互いに連結する
ことができ、ユニット式建物10全体の剛性を確保する
ことができる。
【0020】そして、二階建物ユニット13Aの両側に
大きさの小さい二階建物ユニット13Bが配置されてい
ることで、ユニット積重ブロック90の全体形状が直方
体状となっているため、例えば、二階建物ユニット13
Bを配置しない場合に比して、ユニット式建物10の剛
性を一層大きくできる。
大きさの小さい二階建物ユニット13Bが配置されてい
ることで、ユニット積重ブロック90の全体形状が直方
体状となっているため、例えば、二階建物ユニット13
Bを配置しない場合に比して、ユニット式建物10の剛
性を一層大きくできる。
【0021】また、ユニット式建物10の剛性を高める
ためには、例えば、一階建物ユニット12と二階建物ユ
ニット13との間にトラス梁等の補強梁を設けることも
考えられるが、本実施の形態では、二階建物ユニット1
3Aを跨設するだけで十分な剛性が得られるため、その
ような補強梁を不要にできる。
ためには、例えば、一階建物ユニット12と二階建物ユ
ニット13との間にトラス梁等の補強梁を設けることも
考えられるが、本実施の形態では、二階建物ユニット1
3Aを跨設するだけで十分な剛性が得られるため、その
ような補強梁を不要にできる。
【0022】さらに、一階建物ユニット12の柱25が
柱24側にずれて配置されているため、居室空間62を
より一層大きくできる。この際、柱25が接続されてい
る上梁16は、チャンネル部材55によって補強されて
いるため、二階建物ユニット13の垂直荷重をその補強
された部分を介して柱25に伝えることができ、柱25
の位置が二階建物ユニット13の柱36,37,49に
対してずれていても、ユニット式建物10の剛性をより
確実に維持することができる。そして、チャンネル部材
55は、柱24,25間にも設けられているため、上梁
16の強度をさらに大きくすることができ、垂直荷重に
よる撓みをより確実に抑えることができる。
柱24側にずれて配置されているため、居室空間62を
より一層大きくできる。この際、柱25が接続されてい
る上梁16は、チャンネル部材55によって補強されて
いるため、二階建物ユニット13の垂直荷重をその補強
された部分を介して柱25に伝えることができ、柱25
の位置が二階建物ユニット13の柱36,37,49に
対してずれていても、ユニット式建物10の剛性をより
確実に維持することができる。そして、チャンネル部材
55は、柱24,25間にも設けられているため、上梁
16の強度をさらに大きくすることができ、垂直荷重に
よる撓みをより確実に抑えることができる。
【0023】また、一階建物ユニット12の上梁16,
18には、二階建物ユニット13の柱35〜38、4
9,50に対応した位置に、下階側連結面部53,56
が設けられているため、二階建物ユニット13をそれら
下階側連結面部53,56の大きな水平面で支持するこ
とができ、上梁16,18における応力集中を避けるこ
とができる。そして、この下階側連結面部53,56に
より、貫通孔53Aを上梁16,18の側面から離れた
位置に穿設でき、剣先ボルト52へのナットの螺合作業
を上梁16,18に干渉されずに容易に行うことができ
る。
18には、二階建物ユニット13の柱35〜38、4
9,50に対応した位置に、下階側連結面部53,56
が設けられているため、二階建物ユニット13をそれら
下階側連結面部53,56の大きな水平面で支持するこ
とができ、上梁16,18における応力集中を避けるこ
とができる。そして、この下階側連結面部53,56に
より、貫通孔53Aを上梁16,18の側面から離れた
位置に穿設でき、剣先ボルト52へのナットの螺合作業
を上梁16,18に干渉されずに容易に行うことができ
る。
【0024】さらにまた、二階建物ユニット13Aの下
梁32,34には、各一階建物ユニット12の隣接側の
隅部に対応した位置に、上階側連結面部58が設けられ
ているため、それら下梁32,34における応力集中も
避けることができるうえ、ボルト59および位置決めピ
ン60を互いに大きく離して配置することが可能とな
り、ボルト59へのナットの螺合作業を位置決めピン5
0等に干渉されずに容易に行うことができる。
梁32,34には、各一階建物ユニット12の隣接側の
隅部に対応した位置に、上階側連結面部58が設けられ
ているため、それら下梁32,34における応力集中も
避けることができるうえ、ボルト59および位置決めピ
ン60を互いに大きく離して配置することが可能とな
り、ボルト59へのナットの螺合作業を位置決めピン5
0等に干渉されずに容易に行うことができる。
【0025】そして、上下階側連結面部53,56,5
8がスチフナ54,57,61によって補強されている
ため、これら上下階側連結面部53,56,58の強度
を大きくすることができ、一、二階建物ユニット12,
13の連結部における信頼性をより向上させることがで
きる。
8がスチフナ54,57,61によって補強されている
ため、これら上下階側連結面部53,56,58の強度
を大きくすることができ、一、二階建物ユニット12,
13の連結部における信頼性をより向上させることがで
きる。
【0026】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
すなわち、前記実施の形態では、一階建物ユニット12
を構成する柱25が柱24から1モデュール離れた位置
に配置されていたが、柱25が上下梁16,20の長手
方向の略中央、すなわち、柱26と対向する位置に立設
されている場合でも、中央に柱のない大きいな空間を形
成でき、本発明に含まれる。しかしながら、柱25を柱
24により近づけることで、より大きな空間を形成でき
るので好ましい。また、その柱26は、ユニット12の
長手方向の略中央に配置されていたが、これにに限ら
ず、上階建物ユニットの柱部材の位置に応じた位置に立
設されればよい。
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
すなわち、前記実施の形態では、一階建物ユニット12
を構成する柱25が柱24から1モデュール離れた位置
に配置されていたが、柱25が上下梁16,20の長手
方向の略中央、すなわち、柱26と対向する位置に立設
されている場合でも、中央に柱のない大きいな空間を形
成でき、本発明に含まれる。しかしながら、柱25を柱
24により近づけることで、より大きな空間を形成でき
るので好ましい。また、その柱26は、ユニット12の
長手方向の略中央に配置されていたが、これにに限ら
ず、上階建物ユニットの柱部材の位置に応じた位置に立
設されればよい。
【0027】また、前記実施の形態では、二つのユニッ
ト積重ブロック90が組み合わされてユニット式建物1
0が建てられていたが、これに限定されるものではな
く、例えば、図10に示すように、三つ以上のユニット
積重ブロック90(図10では、四つ)を組み合わせる
ことにより、一層大きな空間73を形成してもよい。そ
して、このような場合には、中央の四つの一階建物ユニ
ット12における柱26をも柱23に近づけることが好
ましい。
ト積重ブロック90が組み合わされてユニット式建物1
0が建てられていたが、これに限定されるものではな
く、例えば、図10に示すように、三つ以上のユニット
積重ブロック90(図10では、四つ)を組み合わせる
ことにより、一層大きな空間73を形成してもよい。そ
して、このような場合には、中央の四つの一階建物ユニ
ット12における柱26をも柱23に近づけることが好
ましい。
【0028】さらに、前記実施の形態では、上階建物ユ
ニットとして二階建物ユニット13Aが用いられていた
が、その他、例えば、図11に示すような屋根ユニット
70のうちの屋根ユニット70Aを上階建物ユニットと
して用いてもよい。そして、このような場合には、上階
建物ユニットの柱部材として、束部材71を立設すれば
よい。
ニットとして二階建物ユニット13Aが用いられていた
が、その他、例えば、図11に示すような屋根ユニット
70のうちの屋根ユニット70Aを上階建物ユニットと
して用いてもよい。そして、このような場合には、上階
建物ユニットの柱部材として、束部材71を立設すれば
よい。
【0029】そして、前記実施の形態では、二階建物ユ
ニット13Bが設けられていたが、このような二階建物
ユニット13Bがない場合でも本発明に含まれる。ま
た、二階建物ユニット13A、13Bを一体としたよう
な大きな建物ユニットを上階建物ユニットとして用いて
もよい。要するに、上階建物ユニットとしては、二つの
下階建物ユニットに跨って積重されていればよい。
ニット13Bが設けられていたが、このような二階建物
ユニット13Bがない場合でも本発明に含まれる。ま
た、二階建物ユニット13A、13Bを一体としたよう
な大きな建物ユニットを上階建物ユニットとして用いて
もよい。要するに、上階建物ユニットとしては、二つの
下階建物ユニットに跨って積重されていればよい。
【0030】また、前記実施の形態では、図8中の二点
鎖線で示された部分が居室空間62とされていたが、本
発明では、居室空間62以外の空間を、例えば、この居
室空間62と連通した居室空間としてもよいし、居室空
間62とは間仕切り壁等で仕切られた収納空間としても
よい。また、一階部分の空間全てを収納空間としてもよ
い。
鎖線で示された部分が居室空間62とされていたが、本
発明では、居室空間62以外の空間を、例えば、この居
室空間62と連通した居室空間としてもよいし、居室空
間62とは間仕切り壁等で仕切られた収納空間としても
よい。また、一階部分の空間全てを収納空間としてもよ
い。
【0031】また、前記実施の形態では、ユニット式建
物10が二階建てとされ、図11では、平屋とされてい
るが、本発明のユニット式建物を三階建て以上のユニッ
ト式建物に適用してもよい。
物10が二階建てとされ、図11では、平屋とされてい
るが、本発明のユニット式建物を三階建て以上のユニッ
ト式建物に適用してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
ユニット積重ブロックを構成する二つの下階建物ユニッ
トにおいて、隣接する側の隅部に柱が立設されていない
ため、ユニット積重ブロックを複数配置することによ
り、各下階建物ユニットで形成される空間を中央に柱の
ない大きなものにできるという効果がある。
ユニット積重ブロックを構成する二つの下階建物ユニッ
トにおいて、隣接する側の隅部に柱が立設されていない
ため、ユニット積重ブロックを複数配置することによ
り、各下階建物ユニットで形成される空間を中央に柱の
ない大きなものにできるという効果がある。
【図1】本発明の一実施の形態に係るユニット式建物の
全体を模式的に示す斜視図である。
全体を模式的に示す斜視図である。
【図2】前記ユニット式建物を構成するユニット積重ブ
ロックを示す分解斜視図である。
ロックを示す分解斜視図である。
【図3】図2におけるIII−III線断面図である。
【図4】図2におけるIV−IV線断面図である。
【図5】図2におけるV−V線断面図である。
【図6】図2における矢印VIから見た模式図である。
【図7】図2における矢印VIIから見た模式図である。
【図8】前記ユニット式建物の一階部分を模式的に示す
平面図である。
平面図である。
【図9】前記ユニット式建物の二階部分を模式的に示す
平面図である。
平面図である。
【図10】本発明の変形例を示す平面図である。
【図11】本発明の他の変形例を示す正面図である。
10 ユニット式建物 12 下階建物ユニットである一階建物ユニット 13A,70A 上階建物ユニットである二階建物ユニ
ット、および屋根ユニット 15〜18 上梁 19〜22 下梁 23〜26 柱 35〜38,71 柱部材である柱、および束部材 53,56 下階側連結面部 58 上階側連結面部 54,57,61 スチフナ 90 ユニット積重ブロック
ット、および屋根ユニット 15〜18 上梁 19〜22 下梁 23〜26 柱 35〜38,71 柱部材である柱、および束部材 53,56 下階側連結面部 58 上階側連結面部 54,57,61 スチフナ 90 ユニット積重ブロック
Claims (5)
- 【請求項1】 水平方向に隣接配置された直方体状の二
つの下階建物ユニットと、これら下階建物ユニットに跨
って積重された上階建物ユニットとを備えたユニット積
重ブロックを含んで構成され、 前記各下階建物ユニットは、前記直方体状における上面
および下面の外郭に沿って配置された各四本の上梁およ
び下梁と、これら上下梁間に立設された四本の柱とを備
え、これら四本の柱のうちの二本の柱は、前記各下階建
物ユニットの隣接しない側の二つの隅部に各々配置さ
れ、前記四本の柱のうちの残り二本の柱は、前記各下階
建物ユニットの隣接側の隅部から前記二本の柱側に寄せ
られて各々配置され、 前記上階建物ユニットは、前記各下階建物ユニットの柱
の近傍に対応して立設された柱部材を備え、 前記ユニット積重ブロックが、前記各下階建物ユニット
の隣接方向に対して直角方向に複数配置されていること
を特徴とするユニット式建物。 - 【請求項2】 請求項1に記載されたユニット式建物に
おいて、前記残り二本の柱のうちの少なくとも一本の柱
は、この柱の近傍に対応した前記上階建物ユニットの柱
部材よりも前記隅部に配置された柱側にずれて配置さ
れ、このずれて配置された柱に接続される上梁は、この
ずれて配置された柱とこの柱の近傍に対応した前記柱部
材との間で補強されていることを特徴とするユニット式
建物。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載されたユ
ニット式建物において、前記各下階建物ユニットの前記
隣接方向に沿った上梁における前記上階建物ユニットの
柱部材に対応した位置には、これら上梁の上面から水平
に延出して前記上階建物ユニットが連結される下階側連
結面部が設けられていることを特徴とするユニット式建
物。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載されたユ
ニット式建物において、前記上階建物ユニットを構成す
る下梁における前記各下階建物ユニットの隣接側の隅部
に対応した位置には、この下梁の下面から水平に延出し
て前記各下階建物ユニットが連結される上階側連結面部
が設けられていることを特徴とするユニット式建物。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載されたユ
ニット式建物において、前記ユニット積重ブロックの全
体形状は、直方体状であることを特徴とするユニット式
建物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16334696A JPH108563A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | ユニット式建物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16334696A JPH108563A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | ユニット式建物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH108563A true JPH108563A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15772142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16334696A Withdrawn JPH108563A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | ユニット式建物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH108563A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0487321A2 (en) * | 1990-11-20 | 1992-05-27 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical disk drive |
JP2001288754A (ja) * | 2000-04-06 | 2001-10-19 | Misawa Homes Co Ltd | ユニット式建物の基礎設計システム |
-
1996
- 1996-06-24 JP JP16334696A patent/JPH108563A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0487321A2 (en) * | 1990-11-20 | 1992-05-27 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical disk drive |
JP2001288754A (ja) * | 2000-04-06 | 2001-10-19 | Misawa Homes Co Ltd | ユニット式建物の基礎設計システム |
JP4598226B2 (ja) * | 2000-04-06 | 2010-12-15 | ミサワホーム株式会社 | ユニット式建物の基礎設計システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5133738B2 (ja) | ユニット式建物及び補強部材 | |
JPH03137342A (ja) | 多角形状家屋 | |
JP4583778B2 (ja) | ユニット式建物 | |
JP5362333B2 (ja) | ユニット式建物 | |
JPH0816350B2 (ja) | ユニット住宅の施工方法 | |
JPH108563A (ja) | ユニット式建物 | |
JP4989286B2 (ja) | ユニット式建物 | |
JP2000257161A (ja) | ユニット式建物 | |
JP4749611B2 (ja) | ユニット式建物およびその建築方法 | |
JP4801856B2 (ja) | ユニット式建物 | |
JPH1181474A (ja) | 建物ユニットおよびユニット式建物 | |
JP4072278B2 (ja) | ユニット式建物 | |
JP3359417B2 (ja) | 建物ユニット、ユニット建物及びユニット建物の施工方法 | |
JP2963521B2 (ja) | ユニット住宅 | |
JP4516200B2 (ja) | ユニット式建物 | |
JP4381631B2 (ja) | ユニット式建物の小屋組構造 | |
JPH11324123A (ja) | ユニット式建物 | |
JP2000234390A (ja) | ユニット建物の補強構造及び建物ユニット | |
JP2000096721A (ja) | ユニット建物 | |
JP2656390B2 (ja) | ユニット住宅 | |
JP2023086531A (ja) | スキップフロア構造及び建物 | |
JP4933853B2 (ja) | 建物の屋根部構造及び該屋根部構造に用いる屋根ユニット | |
JPS6142061B2 (ja) | ||
JPH09279690A (ja) | 木造住宅ユニット | |
JPH10280547A (ja) | ユニット式建物の吹き抜け構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030902 |