JP5362333B2 - ユニット式建物 - Google Patents

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Description

本発明は、ユニット式建物に関する。
従来、長辺梁、短辺梁、および柱を含んで形成される直方体状の骨組みを有する建物ユニットを、長辺梁同士が対向するように複数組み合わせて施工するユニット式建物が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図7は、大建物ユニット3Bと小建物ユニット3Aとが並設された場合の従来の構成を示す斜視図である。
このようなユニット式建物では、図7に示すように、長辺梁111の長い大建物ユニット3Bと長辺梁111の短い小建物ユニット3Aとが並設される場合がある。このような場合、大建物ユニット3Bに隣接する小建物ユニット3Aの仕口14と、大建物ユニット3Bの前記仕口14に隣接する部分とが連結プレート64によって連結される。また、大建物ユニット3Bの長辺梁111間において、小建物ユニット3Aの一方の短辺梁112Aと直線上に位置する位置に補強梁63が架け渡されるとともに、この補強梁63と各短辺梁112A,112Bとの間にブレース62が掛け渡され、大建物ユニット3Bの水平面上の補強が図られる。
特開2001−59273号公報
ところで、このように大建物ユニット3Bと小建物ユニット3Aとを並設し、大建物ユニット3Bの内部と小建物ユニット3Aの内部とを連通させた場合、大建物ユニット3Bの小建物ユニット3Aから突出した部分30B内部の空間が使いづらいという問題がある。そのため、この突出した部分30Bに、当該大建物ユニット3B上に設置される図示しない上階建物ユニットに通じる階段室等の吹き抜け空間を形成することで、スペースの有効利用を図りたいという要望がある。
しかしながら、従来の構成では、大建物ユニット3Bの補強のため、補強梁63と一方の短辺梁112Aとの間にブレース62が掛け渡されるので、当該突出した部分30Bに吹き抜け空間を形成することができない。そのため、小建物ユニット3Aに並設される大建物ユニット3Bに吹き抜け空間を形成することができるように、当該大建物ユニット3Bを補強することができるユニット式建物の開発が求められている。
本発明の目的は、長辺梁が短い第2建物ユニットに並設される長辺梁が長い第1建物ユニットに、上階へと通じる吹き抜け空間を形成することができるように、当該第1建物ユニットを補強することができるユニット式建物を提供することにある。
本発明のユニット式建物は、図面を参照して説明すると、図2に示すように、長辺梁111,121、短辺梁112,122、および柱10を含んで形成される直方体状の骨組み13を有する建物ユニット3A,3Bが複数組み合わされて施工されたユニット式建物であって、長辺梁111同士が対向するように並設された第1建物ユニット3Bおよび前記第1建物ユニットよりも長辺梁が短い第2建物ユニット3Aを備え、前記第1建物ユニットの長辺梁間には、前記第1建物ユニットの角部71よりも内側であって吹き抜け空間Sを構成する梁63が設けられ、前記第1建物ユニットと前記第2建物ユニットとの間には、前記第1建物ユニットおよび前記第2建物ユニットを連結補強する補強用梁部材5が設けられ、この補強用梁部材は、前記第2建物ユニットの角部74よりも内側であって前記吹き抜け空間を構成する梁が取り付けられる部分からこの角部を経て前記第1建物ユニットの角部に至る長さを有し、前記第2建物ユニットから突出する前記第1建物ユニットの前記角部71に連結される第1連結部521と、前記第1建物ユニットの前記角部に近接する前記第2建物ユニットの前記角部74に連結される第2連結部522と、前記第1建物ユニットの長辺梁において前記第2建物ユニットの前記角部よりも内側に位置する取付部73に連結される第3連結部523とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、補強用梁部材の各連結部は、それぞれ、第1建物ユニットの角部、第2建物ユニットの角部、および第1建物ユニットの取付部に連結されているので、第1,第2建物ユニット間の水平荷重を補強用梁部材を介して伝達させることができ、第1建物ユニットを十分に補強することができる。従って、例えば第1建物ユニットの長辺梁間において、一端が取付部に取り付けられる位置に補強梁を架け渡し、この補強梁と、第2建物ユニットから突出する側の短辺梁との間の天井梁を省略することで、第1建物ユニットに上階へと通じる吹き抜け空間を形成することができる。
本発明では、図2に示すように、前記補強用梁部材5は、前記第1、第2、第3連結部521〜523が連結される長尺状の梁部材本体51を備え、前記第2連結部は、前記梁部材本体の両側に突出しており、一方は、前記第2建物ユニットの前記角部に連結され、他方は、前記第1建物ユニットの長辺梁において前記角部に対向する部分75に連結され、前記第3連結部は、前記梁部材本体の両側に突出しており、一方は、前記取付部73に連結され、他方は、前記第2建物ユニットの長辺梁において前記取付部に対向する部分72に連結されることが好ましい。
本発明によれば、補強用梁部材の第2連結部は、第2建物ユニットの角部に加え、第1建物ユニットの長辺梁において前記角部と対向する部分にも連結されている。また、第3連結部は、第1建物ユニットの取付部に加え、第2建物ユニットの長辺梁において前記取付部と対向する部分にも連結されている。従って、第1,第2建物ユニット間の水平荷重を確実に補強用梁部材を介して伝達させることができる。
本発明では、図2に示すように、前記補強用梁部材5は、前記第1、第2、第3連結部521〜523が連結される長尺状の梁部材本体51を備え、前記第1、第2、第3連結部は、前記補強用梁部材の高さ方向中央部に連結される構成が好ましい。
本発明によれば、第1、第2、第3連結部が補強用梁部材の高さ方向中央部に連結されるので、補強用梁部材の上半分を、第1建物ユニットおよび第2建物ユニット上に設置される各上階建物ユニットの長辺梁間にも介装することができる。そのため、第1建物ユニットおよび第2建物ユニットと、これらの建物ユニット上に設置される各上階建物ユニットとの間でも、水平荷重を補強用梁部材を介して互いに伝達させることができ、より第1建物ユニットおよび建物全体の強度を向上させることができる。
本発明では、図4に示すように、前記補強用梁部材5は、前記第1、第2、第3連結部521〜523が連結される長尺状の梁部材本体51を備え、前記第1、第2、第3連結部は、前記補強用梁部材の上端部に連結される構成が好ましい。
本発明によれば、第1、第2、第3連結部が補強用梁部材の上端部に連結されるので、梁部材本体の上部が第1建物ユニットおよび第2建物ユニットから突出することがない。そのため、これら第1建物ユニットおよび第2建物ユニット上に設置される建物ユニットの施工を容易にできる。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係るユニット式建物1を示す斜視図である。
ユニット式建物1は、図1に示すように、基礎2の上に設置された下階部3と、下階部3上に設置された上階部4とを備えている。
下階部3は、第2建物ユニットである下階小建物ユニット3Aと、下階小建物ユニット3Aに並設された第1建物ユニットである下階大建物ユニット3Bと、下階大建物ユニット3Bに並設された下階大建物ユニット3Cとを備えている。
上階部4は、下階小建物ユニット3A上に設置された上階小建物ユニット4Aと、各下階大建物ユニット3B,3C上に設置された上階大建物ユニット4B,4Cとを備えている。
図2は、1階部分の下階小建物ユニット3Aおよび下階大建物ユニット3Bを示す斜視図である。
図2に示すように、本実施形態では、下階小建物ユニット3Aと下階大建物ユニット3Bとの間に補強用梁部材5が設けられる。以下、各建物ユニット3A〜3C、4A〜4Cの構成を説明した後に、この補強用梁部材5について詳述する。
各建物ユニット3A〜3C、4A〜4Cは、直方体状の骨組み13を有している。下階小建物ユニット3Aの骨組み13を例にこの骨組13について説明すると、当該骨組13は、4本の柱10と、各柱10の上端間同士を連結する4本の天井梁11と、各柱10の下端間同士を連結する4本の床梁12とを備えている。柱10と天井梁11、および柱10と床梁12とは、それぞれ接合部材である仕口14を介して連結されている。
天井梁11は、2本の長辺天井梁111と、2本の短辺天井梁112と備えている。長辺天井梁111間には複数の天井小梁15が架け渡されている。床梁12は、2本の長辺床梁121と、2本の短辺床梁122とを備えている。長辺床梁121間には複数の根太16が架け渡されている。本実施形態では、長辺天井梁111および長辺床梁121が長辺梁となり、短辺天井梁112および短辺床梁122が短辺梁となる。各建物ユニット3A〜3C、4A〜4Cの骨組み13には、予め工場で、図示しない天井面材や床面材、外壁等が取り付けられる。
そして、建物ユニット3A,4Aの骨組み13においては、他の建物ユニット3B,3C,4B,4Cよりも長辺天井梁111および長辺床梁121が短くなっている。また、下階小建物ユニット3Aの骨組み13においては、長辺天井梁111間において、後述する下階大建物ユニット3Bの第1補強梁63に対応する位置に、すなわち第1補強梁63と直線上に位置する位置に、第2補強梁61が架け渡される。また、この第2補強梁61と各短辺天井梁112との間には、それぞれブレース62が架け渡される。なお、各梁11,15,61,63の強度の強さ順は、天井梁11、補強梁61,63、天井小梁15の順となっている。また、以下、下階小建物ユニット3Aおよび後述する下階大建物ユニット3Bの短辺天井梁112において、下階大建物ユニット3Bが下階小建物ユニット3Aから突出する側に配置された一方の短辺天井梁112を短辺天井梁112Aと記載し、他方の短辺天井梁112を短辺天井梁112Bと記載する。
下階大建物ユニット3Bの骨組み13においては、前述したように、長辺天井梁111間に第1補強梁63が架け渡される。この第1補強梁63は、長辺天井梁111間において、下階小建物ユニット3Aの側方、具体的には、下階小建物ユニット3Aの一方の短辺天井梁112Aに対応する位置から、他方の短辺天井梁112B側に退いた位置に設けられる。長辺天井梁111間において、第1補強梁63と一方の短辺天井梁112Aとの間には、天井小梁15は架け渡されない。
このような下階大建物ユニット3B上に設置される上階大建物ユニット4B(図1)においても、長辺床梁121間において、第1補強梁63と対応する位置には補強梁が架け渡され、この補強梁と、一方の短辺床梁122との間には、根太16は架け渡されない。
これにより、建物ユニット3B,4Bには、第1補強梁63と一方の短辺天井梁112A、および補強梁と一方の短辺床梁122との間を通って当該建物ユニット3B,4Bを上下に連通する階段室等の吹き抜け空間Sが形成される。
第1補強梁63と、他方の短辺天井梁112Bとの間には、ブレース62が架け渡される。
下階大建物ユニット3Bの長辺梁111において下階小建物ユニット3Aの後述する角部74よりも内側に位置する部分であり、補強梁63が取り付けられる部分である取付部73と、下階小建物ユニット3Aの長辺梁111において前記取付部73と対向する部分であり、補強梁61が取り付けられる部分である取付部72とは、連結プレート64により連結される。なお、取付部72,73とは、長辺天井梁111において補強梁61,63が取り付けられる部分およびその近傍も含む意味とする。
他方の短辺天井梁112B端部に位置する各建物ユニット3A,3Bの互いに隣接する仕口14同士も、図示しないシアープレートにより連結される。また、一方の短辺天井梁112A端部に位置する各建物ユニット3A,3Bの互いに近接する仕口14と、各建物ユニット3A,3B上に設置される建物ユニット4A,4Bとの間には、スペーサとして、各仕口14と略等しい大きさの図示しないシアープレートが介装される。
図3は、建物ユニット3A,3Bおよび補強用梁部材5を示す平面図である。
図2および図3に示すように、このような建物ユニット3A,3B間には、前述したように、補強用梁部材5が設けられる。この補強用梁部材5は、建物ユニット3A,3Bを連結補強するためのものである。このような補強用梁部材5は、梁部材本体51と、連結部52とを備えている。
梁部材本体51は、長尺板状に形成されている。この梁部材本体51は、下階小建物ユニット3Aから突出する下階大建物ユニット3Bの角部71から、各建物ユニット3A,3Bの取付部72,73に至る長さを有している。なお、角部71とは、仕口14および長辺天井梁111における仕口14近傍を含む意味とする。下階小建物ユニット3Aの角部74も同様の意味とする。
このような梁部材本体51の高さ方向中央部には、後述する連結部52が接合される。これにより、本実施形態では、梁部材本体51の下半分は、下階部3の建物ユニット3A,3B間に介装され、上半分は、上階部4の建物ユニット4A,4B間に介装される。
連結部52は、第1連結部521と、第2連結部522と、第3連結部523とを備えている。各連結部521〜523は、シアープレートと等しい厚みを有する板状部材であり、前述したように、梁部材本体51の高さ方向中央部に接合される。各連結部521〜523は、ボルト孔を有し、図示しないボルトおよびナットにより、各建物ユニット3A,3Bの所定の位置に連結される。
詳述すると、第1連結部521は、下階小建物ユニット3Aから突出する下階大建物ユニット3Bの角部71(長辺天井梁111における仕口14近傍)に連結される。
第2連結部522は、梁部材本体51の両側に突出しており、一方は、前記角部71に近接する下階小建物ユニット3Aの角部74(長辺天井梁111における仕口14近傍)に連結され、他方は、下階大建物ユニット3Bの長辺天井梁111において前記角部74と対向する部分である対向部75に連結される。
第3連結部523は、梁部材本体51の両側に突出しており、それぞれ各建物ユニット3A,3Bの取付部72,73(各長辺天井梁111における補強梁61,63が取り付けられる部分近傍)に連結される。
以上のような本実施形態によれば、以下の効果(1)〜(3)を奏することができる。
(1)補強用梁部材5の各連結部521〜523が、それぞれ、建物ユニット3A,3Bの角部74,71、および下階大建物ユニット3Bの取付部73に連結されているので、前記角部71が端部にくる下階大建物ユニット3Bの一方の短辺梁112Aおよび第1補強梁63と、前記角部74が端部にくる下階小建物ユニット3Aの一方の短辺梁112Aとの間で、水平荷重を補強用梁部材5を介して互いに伝達させることができる。そのため、下階大建物ユニット3Bにおいて、第1補強梁63を、他方の短辺天井梁112B側に寄せて設けるとともに、第1補強梁63から一方の短辺梁112Aまでの間の天井小梁15を省略しても、下階大建物ユニット3Bおよび建物1全体の強度を十分に確保することができ、下階大建物ユニット3Bに、第1補強梁63から一方の短辺梁112Aまでの間を通って上階大建物ユニット4Bへと通じる吹き抜け空間Sを形成することができる。
(2)補強用梁部材5の第2連結部522は、下階小建物ユニット3Aの角部74に加え、前記角部74と対向する下階大建物ユニット3Bの対向部75にも連結されている。また、第3連結部523は、下階大建物ユニット3Bの取付部73に加え、前記取付部73と対向する下階小建物ユニット3Aの取付部72にも連結されている。そのため、建物ユニット3A,3B間の水平荷重を確実に補強用梁部材5を介して伝達させることができる。
(3)各連結部521〜523が梁部材本体51の高さ方向中央部に接合されているので、梁部材本体51の上部を上階部4の建物ユニット4A,4B間に介装することができる。そのため、下階部3の建物ユニット3A,3Bと、これらの建物ユニット3A,3B上に設置される上階部4の建物ユニット4A,4Bとの間でも、水平荷重を補強用梁部材5を介して互いに伝達させることができ、より下階大建物ユニット3Bおよび建物1全体の強度を向上させることができる。
〔第2実施形態〕
図4は、第2実施形態に係る補強用梁部材5を示す斜視図である。以下、前記第1実施形態と同一機能部位には同一符号を付し、それらの説明を省略、若しくは簡略化する。
本実施形態の補強用梁部材5では、図4に示すように、下階大建物ユニット3B側の各連結部521〜523が、1枚の板状部材から構成される点が第1の特徴である。また、各連結部521〜523が梁部材本体51の上端部に接合され、梁部材本体51の上端縁と、各連結部521〜523の上端縁とが同一高さ位置にある点が第2の特徴である。
このような本実施形態でも、前記第1実施形態と同様の効果(1),(2)に加え、以下の効果(4),(5)を奏することができる。
(4)下階大建物ユニット3B側の各連結部521〜523が、1枚の板状部材から構成されているので、部品点数を低減できる。
(5)各連結部521〜523が梁部材本体51の上端部に接合されているので、梁部材本体51が下階部3の建物ユニット3A,3Bから突出することがない。そのため、これらの建物ユニット3A,3B上に設置される上階部4の建物ユニット4A,4Bの施工を容易にできる。
〔第3実施形態〕
図5は、第3実施形態に係る補強用梁部材5を示す斜視図、図6は、補強用梁部材5を示す平面図である。
本実施形態の補強用梁部材5では、図5および図6に示すように、各連結部521〜523が、シアープレートおよび連結プレート64を兼ねる点が特徴である。
具体的には、本実施形態では、第1連結部521、および第2連結部522の下階小建物ユニット3A側が、それぞれ建物ユニット3B,3Aの仕口14(角部71,74)に連結され、前記第1,第2実施形態においては各仕口14と上階部4の建物ユニット4A,4Bとの間に介装されていたシアープレートを兼ねる。
また、本実施形態では、第3連結部523は、平面視凹状に形成され、各建物ユニット3A,3Bの取付部72,73(各長辺梁111において補強梁61,63が取り付けられる部分)に連結されており、前記第1,第2実施形態の連結プレート64を兼ねる。
このような本実施形態でも、前記第1実施形態と同様の効果(1)〜(3)に加え、以下の効果(6)を奏することができる。
(6)第1,第2連結部521,522がシアープレートを兼ね、第3連結部523が連結プレート64を兼ねるので、部品点数を低減できる。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は前述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば前記各実施形態では、第2連結部522は、梁部材本体51の両側に突出し、一方は、下階小建物ユニット3Aの角部74に連結され、他方は、下階大建物ユニット3Bの対向部75に連結されていたが、第2連結部522は、下階小建物ユニット3Aの角部74に連結されていればよく、下階大建物ユニット3Bの対向部75には連結されていなくてもよい。
前記各実施形態では、第3連結部523は、梁部材本体51の両側に突出し、それぞれ各建物ユニット3A,3Bの取付部72,73に連結されていたが、第3連結部523は、下階大建物ユニット3B側の取付部73にのみ連結されていればよく、下階小建物ユニット3A側の取付部72には連結されていなくてもよい。
前記各実施形態では、梁部材本体51は、長尺板状に形成され、各建物ユニット3A,3B間に介装されていたが、梁部材本体51は、長尺角柱状に形成され、各建物ユニット3A,3B間に介装されていてもよい。
前記各実施形態では、第1,第2建物ユニット3B,3Aは、ユニット式建物1の片側にのみ設けられていた。しかしながら、第2建物ユニットが建物ユニット3C(第1建物ユニット)の隣に設けられるなどして、第1,第2建物ユニットがユニット式建物1の両側に設けられていてもよく、第1,第2建物ユニットは、ユニット式建物内の適宜の位置に、かつ複数ユニット設けられていてもよい。
本発明は、個人住宅用および共同住宅用に利用できる。
本発明の第1実施形態に係るユニット式建物を示す斜視図。 1階部分の下階小建物ユニットおよび下階大建物ユニットを示す斜視図。 下階小建物ユニット、下階大建物ユニット、および補強用梁部材を示す平面図。 本発明の第2実施形態に係る補強用梁部材を示す斜視図。 本発明の第3実施形態に係る補強用梁部材を示す斜視図。 補強用梁部材を示す平面図。 小建物ユニットと大建物ユニットとが並設された場合の従来の構成を示す斜視図。
符号の説明
1…ユニット式建物
3A…下階小建物ユニット(第2建物ユニット)
3B…下階大建物ユニット(第1建物ユニット)
5…補強用梁部材
10…柱
13…骨組み
51…梁部材本体
71…大建物ユニットの角部
73…取付部
74…小建物ユニットの角部
111,121…長辺天井梁、長辺床梁(長辺梁)
112,122…短辺天井梁、短辺床梁(短辺梁)
521…第1連結部
522…第2連結部
523…第3連結部

Claims (4)

  1. 長辺梁、短辺梁、および柱を含んで形成される直方体状の骨組みを有する建物ユニットが複数組み合わされて施工されたユニット式建物であって、
    長辺梁同士が対向するように並設された第1建物ユニットおよび前記第1建物ユニットよりも長辺梁が短い第2建物ユニットを備え、
    前記第1建物ユニットの長辺梁間には、前記第1建物ユニットの角部よりも内側であって吹き抜け空間を構成する梁が設けられ、
    前記第1建物ユニットと前記第2建物ユニットとの間には、前記第1建物ユニットおよび前記第2建物ユニットを連結補強する補強用梁部材が設けられ、
    この補強用梁部材は、前記第2建物ユニットの角部よりも内側であって前記吹き抜け空間を構成する梁が取り付けられる部分からこの角部を経て前記第1建物ユニットの角部に至る長さを有し、
    前記第2建物ユニットから突出する前記第1建物ユニットの前記角部に連結される第1連結部と、
    前記第1建物ユニットの前記角部に近接する前記第2建物ユニットの前記角部に連結される第2連結部と、
    前記第1建物ユニットの長辺梁において前記第2建物ユニットの前記角部よりも内側に位置する取付部に連結される第3連結部とを備える
    ことを特徴とするユニット式建物。
  2. 請求項1に記載のユニット式建物において、
    前記補強用梁部材は、前記第1、第2、第3連結部が連結される長尺状の梁部材本体を備え、
    前記第2連結部は、前記梁部材本体の両側に突出しており、一方は、前記第2建物ユニットの前記角部に連結され、他方は、前記第1建物ユニットの長辺梁において前記角部に対向する部分に連結され、
    前記第3連結部は、前記梁部材本体の両側に突出しており、一方は、前記取付部に連結され、他方は、前記第2建物ユニットの長辺梁において前記取付部に対向する部分に連結される
    ことを特徴とするユニット式建物。
  3. 請求項1または請求項2に記載のユニット式建物において、
    前記補強用梁部材は、前記第1、第2、第3連結部が連結される長尺状の梁部材本体を備え、
    前記第1、第2、第3連結部は、前記補強用梁部材の高さ方向中央部に連結される
    ことを特徴とするユニット式建物。
  4. 請求項1または請求項2に記載のユニット式建物において、
    前記補強用梁部材は、前記第1、第2、第3連結部が連結される長尺状の梁部材本体を備え、
    前記第1、第2、第3連結部は、前記補強用梁部材の上端部に連結される
    ことを特徴とするユニット式建物。
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