JP2002294873A - ユニット式建物およびユニット式建物用コーナ補強材 - Google Patents
ユニット式建物およびユニット式建物用コーナ補強材Info
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Abstract
つ、水平力に対する剛性を向上できるコーナ補強材を備
えたユニット式建物およびユニット式建物用コーナ補強
材を提供すること。 【解決手段】 四隅の柱41の上下端を天井梁42Aお
よび床梁43Aで連結して箱状に形成したフレーム40
を有する建物ユニット20を複数有し、これらの建物ユ
ニット20の柱41を寄せ合わせて形成したユニット式
建物であって、ユニット式建物10は、建物ユニット2
0の互いに水平方向に隣接する柱41間に介装され、か
つこれら柱41の側面に当接されるコーナ補強材30
A、30Bを備えている。
Description
トを複数連結して形成したユニット式建物およびユニッ
ト式建物用コーナ補強材に関する。
ットを、建築現場で複数連結させて建築されるユニット
式建物が利用されている。このユニット式建物を形成す
る建物ユニットとしては、四隅の柱の上下端を天井梁お
よび床梁で連結した箱状のフレームを有するものが一般
的である。フレームには、天井梁に支持される天井面
材、床梁に支持される床面材および部屋を仕切る間仕切
壁等の内装材や、軽量気泡コンクリート等で形成された
外壁等の外装材が工場で組付けられている。このような
ユニット式建物によれば、工場において箱状のフレーム
に内装材や外壁材の取り付け作業まで行って建物ユニッ
トを製造した後、これら建物ユニットを現場に運搬して
連結作業を行うだけで建物が完成するから、建築現場で
の作業が大幅に削減され、建築工事を短期間で完了でき
るという利点がある。
例えば、平板状の連結部材(以降、シアプレートと呼
ぶ)が用いられる(特開平7−180228号公報参
照)。特開平7−180228号公報によれば、シアプ
レートは、上下方向や水平方向に隣接する建物ユニット
のコーナ部分同士の間に介装され、これら建物ユニット
を相互に連結している。
ト式建物に作用すると、この水平力に対して建物ユニッ
トはフレームで抵抗する。つまり、建物ユニットの各柱
が水平力を負担して、弾性変形することになる。しか
し、地震等によって過大な水平力が作用した場合、建物
ユニットの各柱が水平力を負担しきれず、弾性変形の範
囲を超えて塑性変形する可能性があった。また、弾性変
形の範囲内であっても、大きく変形することにより建物
ユニット内部の造作材等が破損する可能性があった。
分同士を連結しつつ、水平力に対する剛性を向上できる
コーナ補強材を備えたユニット式建物およびユニット式
建物用コーナ補強材を提供することにある。
め、本発明のユニット式建物およびユニット式建物用コ
ーナ補強材は、次の構成を採用する。本発明を図面を参
照して説明すると、請求項1に記載のユニット式建物1
0は、四隅の柱41の上下端を天井梁42および床梁4
3で連結して箱状に形成したフレーム40を有する建物
ユニット20を複数有し、これらの建物ユニットのコー
ナ部分を寄せ合わせて形成したユニット式建物であっ
て、前記建物ユニットの互いに水平方向に隣接するコー
ナ部分間に介装され、かつこれらコーナ部分の側面に当
接されるコーナ補強材30A、30Bを備えていること
を特徴とする。
向に隣接するコーナ部分間に介装し、かつこれらコーナ
部分の側面に当接させたので、地震等による水平力が作
用した場合でも、互いに水平方向に隣接する建物ユニッ
トの複数のコーナ部分と、これらコーナ部分の間に介装
された補強材とが一体となって水平力を負担することが
できるから、ユニット式建物の剛性を向上できる。
項1に記載のユニット式建物において、前記コーナ補強
材は、前記建物ユニットの互いに水平方向に隣接するコ
ーナ部分間に介装され、かつこれらコーナ部分の側面に
当接される補強部51,52,61,62と、この補強
部に設けられ前記コーナ部分の上面45または下面46
に接合されて互いに水平方向に隣接する前記建物ユニッ
トを連結する固定部53,63とを備えていることを特
徴とする。この発明によれば、コーナ補強材を、補強部
と固定部とを含んで構成したので、固定部によってコー
ナ補強材の位置が建物ユニットのコーナ部分に固定され
て、ずれを抑えることができるから、ユニット式建物を
確実に補強できる。
項1または2に記載のユニット式建物において、前記コ
ーナ部分は、前記柱であることを特徴とする。この発明
によれば、建物ユニットのフレームを構成する柱同士の
間にコーナ補強材を介装したので、地震等によって水平
力が作用した場合でも、この水平力を負担する柱同士が
一体化されるから、ユニット式建物の剛性を向上でき
る。
項1から3のいずれかに記載のユニット式建物におい
て、前記補強部は複数の補強片54を備え、これら補強
片は、各々2つのコーナ部分間に介装され、かつこれら
コーナ部分の側面に当接されるとともに、互いに連続し
ていることを特徴とする。この発明によれば、互いに隣
接する2つのコーナ部分の間に補強片を介装して、さら
に各補強片同士を連続させたので、水平力に対する剛性
をさらに向上できる。
項4に記載のユニット式建物において、前記補強片のう
ち互いに水平方向に隣接する補強片は、前記コーナ部分
の側面に当接する当接面54A、64A同士が互いに平
行に設けられていることを特徴とする。この発明によれ
ば、各補強片の当接面同士を互いに平行に設けたので、
ユニット式建物に地震等による水平力が作用する場合、
各補強片が一体となって水平力を負担するから、水平力
に対する剛性を向上できる。
項4または5に記載のユニット式建物において、前記補
強片のうち互いに水平方向に隣接する補強片は、前記コ
ーナ部分の側面に当接する当接面54A同士が互いに交
差して設けられていることを特徴とする。この発明によ
れば、各補強片の当接面同士を互いに交差させて設けた
ので、ユニット式建物に地震等による水平力がどの方向
から作用しても、この水平力によって変形しようとする
方向に各補強片が拘束されるから、水平力に対する剛性
を向上できる。
補強材は、四隅の柱の上下端を天井梁および床梁で連結
して箱状に形成したフレームを有する建物ユニットを複
数連結して構成したユニット式建物に用いられるユニッ
ト式建物用コーナ補強材であって、前記建物ユニットの
互いに水平方向に隣接するコーナ部分間に介装され、か
つこれらコーナ部分の側面に当接されることを特徴とす
る。この発明によれば、請求項1と同様に、ユニット式
建物の剛性を向上できる。
基づいて説明する。図1には、本実施形態に係るユニッ
ト式建物10の全体斜視図が示されている。このユニッ
ト式建物10は、基礎11と、この基礎11の上に設け
られた建物本体12と、この建物本体12の上に設けら
れた屋根13とを備えている。このうち、建物本体12
は、1階建物部分12Aと、この1階建物部分12Aの
上に設けられた2階建物部分12Bとを備え、これら建
物部分12A、12Bは、複数の建物ユニット20で構
成されている。
0の全体斜視図が示されている。建物ユニット20は、
図2に示すように、四隅の柱41の上下端を連結する天
井梁42および床梁43を有する箱状のフレーム40を
備えている。このうち、柱41と天井梁42とは、柱4
1の柱頭側に配置される柱頭接合部材45を介して連結
され、柱41と床梁43とは、柱41の柱脚側に配置さ
れる柱脚接合部材46を介して連結されている。天井梁
42としては、長さの異なる短辺天井梁42Aおよび長
辺天井梁42Bの二種類が設けられ、床梁43として
は、長さの異なる短辺床梁43Aおよび長辺床梁43B
の二種類が設けられている。また、対向する長辺天井梁
42Bの間には、天井面材を支持するための天井小梁が
架け渡され(図示省略)、また、対向する長辺床梁43
Bの間には、床を形成するパーチクルボード等の床面材
を支持するための複数の根太が架け渡されている(図示
省略)。
平面図が示され、図4には、ユニット式建物10の分解
斜視図が示されている。建物ユニット20は、そのコー
ナ部分としての柱41が寄せ合わされて、その梁間方向
に3個、桁行方向に3個の計9個配置されてユニット式
建物の各階建物部分12A、12Bを形成している。
向に隣接する柱41同士の間には、コーナ補強材30が
設置されている。コーナ補強材30のうち、互いに隣接
する建物ユニット20の柱41が4つ寄せ合わされた部
分には、コーナ補強材30Aが設置されており、互いに
隣接する建物ユニット20のコーナ部分としての柱41
が2つ寄せ合わされた部分には、コーナ補強材30Bが
設置されている。
図が示されている。コーナ補強材30Aは、同一軸線上
に設けられて長さ寸法Lを有する2つの補強部51およ
び補強部52と、これら補強部51および補強部52の
互いに対向する一端面同士の間に設けられた平板状の固
定部53とを備えている。
4を備え、各補強片54は、厚みWを有する平板状の長
尺材で形成され、その表裏面に当接面54Aを備えてい
る。各補強片54は、平面略十字形に配置されることに
よって、その軸線方向の側面同士が互いに寄せ合わされ
て連続しており、つまり、補強片54のうち互いに水平
方向に隣接する補強片54は、各々の当接面54Aが互
いに交差している。固定部53は略長方形であって、8
個の位置決め孔53Aと4個の挿通孔53Bとを備えて
いる。
図が示されている。コーナ補強材30Bは、コーナ補強
材30Aと同様に、同一軸線上に設けられて長さ寸法L
を有する2つの補強部61および補強部62と、これら
補強部61および補強部62の互いに対向する一端面同
士の間に設けられた平板状の固定部63とを備えてい
る。
状の長尺材で形成され、その表裏面に当接面64Aを備
えている。固定部63は、固定部53が半分に切断され
た形状の略長方形であって、4個の位置決め孔63Aと
2個の挿通孔63Bとを備えている。
連結部分の分解斜視図および断面図が示されている。コ
ーナ補強材30Aの固定部53は、1階建物部分12A
の建物ユニット20(以降、1階建物ユニット20と呼
ぶ)の水平方向に隣接する4本の柱41の上面としての
柱頭接合部材45に跨って接合され、これにより、水平
方向に隣接するこれら4つの建物ユニット20が連結さ
れている。また、固定部53は、1階建物ユニット20
の柱頭接合部材45と、これら柱頭接合部材45の上に
配置される2階建物部分12Bの建物ユニット20(以
降、2階建物ユニット20と呼ぶ)の4本の柱41の下
面としての柱脚接合部材46との間に介装され、これに
より、上下方向に隣接する建物ユニット20同士が連結
されている。
頭接合部材45の上面には、2個の位置決めピン45A
と、1個の挿通孔45Bとが設けられている。また、2
階建物ユニット20の各柱脚接合部材46の下面には、
図示しない2個の位置決め孔と、1個の挿通孔46Bと
が設けられている。
の位置決めピン45Aが、コーナ補強材30Aの固定部
53の位置決め孔53Aに挿通されて、2階建物ユニッ
ト20の柱脚接合部材46の位置決め孔に嵌合されるこ
とにより、各階建物ユニット20同士の位置が決定され
る。さらに、1階建物ユニット20の柱頭接合部材45
の挿通孔45B、固定部53の挿通孔53Bおよび2階
建物ユニット20の柱脚接合部材46の挿通孔46Bに
ボルト81Aが挿通され、このボルト81Aにナット8
1Bが螺合されて締め付けられることにより、各階建物
ユニット20同士が連結される。
強部52の各補強片54は、1階建物ユニット20およ
び2階建物ユニット20の互いに水平方向に隣接する柱
41間に介装され、かつこれら柱41の側面に当接面5
4Aで当接されている。つまり、補強部51および補強
部52の補強片54の厚みWは、互いに水平方向に隣接
する1階建物ユニット20の短辺天井梁42Aおよび2
階建物ユニット20の短辺床梁43A間に形成される隙
間とほぼ同一となっている。また、補強部51および補
強部52の長さ寸法Lは、1階および2階建物ユニット
20の柱41の高さ寸法にほぼ等しくなっている。
ナ補強材30Aの固定部53と同様に、柱41の上面ま
たは下面としての柱頭接合部材45および柱脚接合部材
46に接合されて互いに水平方向に隣接する2つの建物
ユニット20を連結している。
強部62は、コーナ補強材30Aの補強部51および補
強部52と同様に、1階建物ユニット20および2階建
物ユニット20の互いに水平方向に隣接する柱41間に
介装され、かつこれら柱41の側面に当接面64Aで当
接されている。
明する。図4に戻って、まず、建物ユニット20および
コーナ補強材30A、30Bを工場で製作した後、建築
現場に運搬する。建築現場では、基礎11を施工し、こ
の基礎11上に1階建物ユニット20をコーナ部分を寄
せ合わせて隣接配置する。
物ユニット20の4本の柱41同士の間には、コーナ補
強材30Aを設置し、互いに水平方向に隣接する1階建
物ユニット20の2本の柱41同士の間には、コーナ補
強材30Bを設置して、水平方向に隣接する各柱41の
位置決めを行なう。その後、2階建物ユニット20を1
階建物ユニット20の上に載置し、1階および2階建物
ユニット20およびコーナ補強材30A、30Bをボル
ト81Aおよびナット81Bで連結して一体化させた
後、2階建物ユニット20の上に屋根13を施工する。
果がある。 (1)補強材30A、30Bを互いに水平方向に隣接す
る柱41間に介装し、かつこれら柱41の側面に当接さ
せたので、地震等による水平力が作用した場合でも、互
いに水平方向に隣接する建物ユニットの複数のコーナ部
分と、これらコーナ部分の間に介装された補強材30
A、30Bとが一体となって水平力を負担することがで
きるから、ユニット式建物10の剛性を向上できる。
強部51,52,61,62と固定部53,63とを含
んで構成したので、固定部53,63によってコーナ補
強材30A、30Bの位置が建物ユニットのコーナ部分
に固定されて、ずれを抑えることができるから、ユニッ
ト式建物10を確実に補強できる。
構成する柱41同士の間にコーナ補強材30A、30B
を介装したので、地震等によって水平力が作用した場合
でも、この水平力を負担する柱41同士が一体化される
から、ユニット式建物の剛性を向上できる。
補強片54を介装して、さらに各補強片54同士を連続
させたので、水平力に対する剛性をさらに向上できる。
互いに交差させて設けたので、ユニット式建物10に地
震等による水平力がどの方向から作用しても、この水平
力によって変形しようとする方向に各補強片54が拘束
されるから、水平力に対する剛性を向上できる。
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、本
実施形態では、補強片54を平面略十字形に配置するこ
とにより補強部51および補強部52を形成してコーナ
補強材30Aを構成したが、これに限らず、図9に示す
ように、2つの補強片54の当接面54Aを互いに平行
に配置することにより補強部71および補強部72を形
成してコーナ補強材30Cを構成してもよい。このよう
にしても、本実施形態の(1)〜(4)の効果に加え、以下
の効果がある。 (6)各補強片54の当接面54A同士を互いに平行に
設けたので、ユニット式建物10に地震等による水平力
が作用する場合、各補強片54が一体となって水平力を
負担するから、水平力に対する剛性を向上できる。
部52とを別体としたが、これらを一体とし、補強部の
側面に固定部を設けてもよい。このようにすれば、上下
の柱41に介装される補強部材が一体となるから、水平
力に対するユニット式建物の剛性をより向上できる。
式建物用コーナ補強材によれば、次のような効果が得ら
れる。請求項1に記載のユニット式建物よれば、補強材
を互いに水平方向に隣接するコーナ部分間に介装し、か
つこれらコーナ部分の側面に当接させたので、地震等に
よって水平力が作用した場合でも、互いに水平方向に隣
接する建物ユニットの複数のコーナ部分と、これらコー
ナ部分の間に介装された補強材とが一体となって水平力
を負担することができるから、ユニット式建物の剛性を
向上できる。
ば、コーナ補強材を、補強部と固定部とを含んで構成し
たので、固定部によってコーナ補強材の位置が建物ユニ
ットのコーナ部分に固定されて、ずれを抑えることがで
きるから、ユニット式建物を確実に補強できる。
ば、建物ユニットのフレームを構成する柱同士の間にコ
ーナ補強材を介装したので、地震等によって水平力が作
用した場合でも、この水平力を負担する柱同士が一体化
されるから、ユニット式建物の剛性を向上できる。
ば、互いに隣接する2つのコーナ部分の間に補強片を介
装して、さらに各補強片同士を連続させたので、水平力
に対する剛性をさらに向上できる。
ば、各補強片の当接面同士を互いに平行に設けたので、
ユニット式建物に地震等による水平力が作用する場合、
各補強片が一体となって水平力を負担するから、水平力
に対する剛性を向上できる。
ば、各補強片の当接面同士を互いに交差させて設けたの
で、ユニット式建物に地震等による水平力がどの方向か
ら作用しても、この水平力によって変形しようとする方
向に各補強片が拘束されるから、水平力に対する剛性を
向上できる。
補強材によれば、補強材を互いに水平方向に隣接するコ
ーナ部分間に介装し、かつこれらコーナ部分の側面に当
接させたので、地震等によって水平力が作用した場合で
も、互いに水平方向に隣接する建物ユニットの複数のコ
ーナ部分と、これらコーナ部分の間に介装された補強材
とが一体となって水平力を負担することができるから、
ユニット式建物の剛性を向上できる。
全体斜視図である。
示す全体斜視図である。
平面図である。
図である。
が4つ寄せ合わされた部分に設けられるコーナ補強材を
示す全体斜視図である。
が2つ寄せ合わされた部分に設けられるコーナ補強材を
示す全体斜視図である。
示す分解斜視図である。
示す断面図である。
斜視図である。
合部材 46 コーナ部分の下面としての柱脚接
合部材 51,52,61,62 補強部 53,63 固定部 54 補強片 54A、64A 当接面
Claims (7)
- 【請求項1】 四隅の柱の上下端を天井梁および床梁で
連結して箱状に形成したフレームを有する建物ユニット
を複数有し、これらの建物ユニットのコーナ部分を寄せ
合わせて形成したユニット式建物であって、 前記建物ユニットの互いに水平方向に隣接するコーナ部
分間に介装され、かつこれらコーナ部分の側面に当接さ
れるコーナ補強材を備えていることを特徴とするユニッ
ト式建物。 - 【請求項2】 請求項1に記載のユニット式建物におい
て、前記コーナ補強材は、前記建物ユニットの互いに水
平方向に隣接するコーナ部分間に介装され、かつこれら
コーナ部分の側面に当接される補強部と、この補強部に
設けられ前記コーナ部分の上面または下面に接合されて
互いに水平方向に隣接する前記建物ユニットを連結する
固定部とを備えていることを特徴とするユニット式建
物。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載のユニット式建
物において、前記コーナ部分は、前記柱であることを特
徴とするユニット式建物。 - 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載のユニ
ット式建物において、前記補強部は複数の補強片を備
え、これら補強片は、各々2つのコーナ部分間に介装さ
れ、かつこれらコーナ部分の側面に当接されるととも
に、互いに連続していることを特徴とするユニット式建
物。 - 【請求項5】 請求項4に記載のユニット式建物におい
て、前記補強片のうち互いに水平方向に隣接する補強片
は、前記コーナ部分の側面に当接する当接面同士が互い
に平行に設けられていることを特徴とするユニット式建
物。 - 【請求項6】 請求項4または5に記載のユニット式建
物において、前記補強片のうち互いに水平方向に隣接す
る補強片は、前記コーナ部分の側面に当接する当接面同
士が互いに交差して設けられていることを特徴とするユ
ニット式建物。 - 【請求項7】 四隅の柱の上下端を天井梁および床梁で
連結して箱状に形成したフレームを有する建物ユニット
を複数有し、これらの建物ユニットのコーナ部分を寄せ
合わせて形成したユニット式建物用コーナ補強材であっ
て、 前記建物ユニットの互いに水平方向に隣接するコーナ部
分間に介装され、かつこれらコーナ部分の側面に当接さ
れることを特徴とするユニット式建物用コーナ補強材。
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