JP3260146B2 - 柱無し建物ユニットの生産方法 - Google Patents

柱無し建物ユニットの生産方法

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JP3260146B2
JP3260146B2 JP13293491A JP13293491A JP3260146B2 JP 3260146 B2 JP3260146 B2 JP 3260146B2 JP 13293491 A JP13293491 A JP 13293491A JP 13293491 A JP13293491 A JP 13293491A JP 3260146 B2 JP3260146 B2 JP 3260146B2
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は柱無し建物ユニットの生
産方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ユニット建物は、特公昭62-13456号公報
に記載の如く、工場で製造した建物ユニットを建築現場
に輸送し、複数個の建物ユニットを左右上下に隣接設置
することにて構築されている。そして、各建物ユニット
は、構造材としての柱と床梁と天井梁とを箱形に接合し
た骨組構造体にて構成されている。
【0003】尚、建物ユニットは、工場での生産ライン
において、予め設定されている仕様に従って床、天井、
間仕切り、各種の設備機器を取付けられて内部仕上げさ
れ、また外壁、屋根等の外部仕上げもなされる。
【0004】然るに、ユニット建物を構築するに際して
は、三方に広く開口するバルコニーを構成したり、隣接
する建物ユニットの柱や壁の重複による構造上の無駄を
省くため、骨組構造体の少なくとも1つのコーナー部に
て、柱の少なくとも中間部を除去した柱無し建物ユニッ
トを用いることが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上述の如
くの柱無し建物ユニットにあっては、柱が除去されてい
るため、製造ラインにおける製造過程から建築現場での
据付け完了に到るまでの間、剛性、耐力が確保できず、
現実には生産できない。
【0006】本発明は、柱無し建物ユニットを確実に生
産可能とすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、構造材を接合して構成される箱形骨組構造体の少な
くとも1つのコーナー部にて、柱の少なくとも中間部を
除去した柱無し建物ユニットの生産方法であって、柱の
少なくとも中間部を除去したコーナー部の床梁同士、天
井梁同士をコーナー部材を介して接合するとともに、前
骨組構造体の柱除去部に仮柱を仮止めして生産するよ
うにしたものである。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記仮柱が、前記骨組構造体
の柱除去部に位置する上下のコーナー部材間に差し込ま
れ、該仮柱の上下両端部に設けた上下の蓋材を上下のコ
ーナー部材に締結することにて仮止めされるようにした
ものである。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2記載の本発明において更に、前記柱無し建物ユニット
が、前記骨組構造体の少なくとも1つのコーナー部に柱
を有するようにしたものである。
【0010】請求項4に記載の本発明は、請求項1又は
2記載の本発明において更に、前記柱無し建物ユニット
が、左右の互いに間隔をおいて配置された建物ユニット
間に設置される床梁構造部と天井梁構造部からなり、全
てのコーナー部に柱を有しないようにしたものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、下記(a)(d)の作用が
ある。
【0012】(a)柱無し建物ユニットでありながら、
柱を除去したコーナー部の柱が存在しない個所の床梁同
士、天井梁同士をコーナー部材を介して接合するととも
に、柱除去部に仮柱を仮止めすることにて、製造ライン
における製造過程から建築現場での据付け完了に到るま
での間、剛性、耐力を確保し、柱を除去されない標準建
物ユニットと同様に生産可能となり、また、構築された
ユニット建物の強度に問題がない
【0013】(b)仮柱の上下両端部に設けた上下の蓋
材を、柱無し建物ユニットのコーナー部材に締結するこ
とにて、仮柱を確実かつ容易に着脱し、仮止め作業性を
向上できる。
【0014】(c)柱無し建物ユニットが少なくとも1
つのコーナー部に柱を有することにより、生産時にその
骨組構造体の接合精度や強度が向上するとともに、柱無
しのコーナー部の存在によって広く開放的な住空間を形
成できる。
【0015】(d)柱無し建物ユニットが全てのコーナ
ー部に柱を有さず、左右の互いに間隔をおいて配置され
る他の建物ユニット間に設置されることにより、隣接す
る他の建物ユニットの柱や壁との重複による構造上の無
駄を省くことができる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の柱無し建物ユニットと仮柱の
一例を示す模式図、図2は柱無し建物ユニットのコーナ
ー部材と仮柱との締結構造を示す模式図、図3は第1実
施例を示す模式図、図4は第2実施例を示す模式図であ
る。
【0017】(第1実施例) 柱無し建物ユニット10は、図3(A)に示す如く、構
造材としての柱11、床梁12、及び天井梁13を箱形
に接合した骨組構造体において、該骨組構造体の隣り合
う2つのコーナー部で、柱11を除去したものである。
柱11は、4枚の長尺の鋼板と、各1枚の上板及び下板
とを溶接して形成した長尺6面体や、4角鋼管と、各1
枚の上板及び下板とを溶接して形成した長尺6面体など
からなる。床梁12と天井梁13は、溝形鋼の長尺材な
どからなる。梁11と、床梁12及び天井梁13とは、
連結片を介して溶接により剛接合されている。
【0018】ここで、柱無し建物ユニット10におい
て、骨組構造体の柱除去部には、相交差する天井梁13
を接合する上コーナー部材14と、相交差する床梁12
を接合する下コーナー部材15とが設けられる。尚、各
コーナー部材14、15は、図1に示す如く、4枚の側
板16と、各1枚の上板17、及び下板18とを溶接し
た6面体であり、上板17と下板18とはボルト挿通孔
19を備え、かつ上板17と下板18の裏面にはナット
20が溶接されている。
【0019】然るに、柱無し建物ユニット10は、骨組
構造体の柱除去部に仮柱21を仮止めして生産される。
尚、仮柱21の上下両端部には上下の蓋材22、23が
溶接され、上蓋材22と下蓋材23とはボルト挿通孔2
4を備えている。これにより、仮柱21は、柱無し建物
ユニット10の柱除去部に位置する上下のコーナー部材
14、15間に差し込まれ、仮柱21の上下の蓋材2
2、23をボルト25により、上下のコーナー部材1
4、15に締結することにて仮止めされる(図2、図3
(B)参照)。
【0020】次に、上記第1実施例の作用について説明
する。
【0021】(a)柱無し建物ユニット10でありなが
ら、製造ラインにおける製造過程から建築現場での据付
け完了に到るまでの間、柱除去部に仮柱21を仮止めす
ることにて、剛性、耐力を確保し、柱を除去されない標
準建物ユニットと同様に生産可能となる。(a) 柱無し建物ユニット10でありながら、柱を除去
したコーナー部の柱が存在しない個所の床梁12同士と
天井梁13同士をコーナー部材14、15を介して接合
するとともに、製造ラインにおける製造過程から建築現
場での据付け完了に到るまでの間、柱除去部に仮柱21
を仮止めすることにて、剛性、耐力を確保し、柱を除去
されない標準建物ユニットと同様に生産可能となり、ま
た、構築されたユニット建物の強度に問題がない
【0022】(b)仮柱21の上下両端部に設けた上下
の蓋材22、23を、柱無し建物ユニット10のコーナ
ー部材14、15に締結することにて、仮柱21を確実
かつ容易に着脱し、仮止め作業性、製造、建築の作業性
を向上できるとともに寸法精度を向上できる。
【0023】(c)柱無し建物ユニット10が2つのコ
ーナー部に柱11を有することにより、生産時のその骨
組構造体の接合精度や強度が向上するとともに、2つの
柱成しのコーナー部の存在によって広く開放的なバルコ
ニー等の住空間を形成できる。
【0024】(第2実施例) 柱無し建物ユニット30は、図4(A)、(C)に示す
如く、左右の互いに間隔をおいて配置された標準建物ユ
ニット31間に設置されるものであり、床梁構造部32
と天井梁構造部33からなり、4つのコーナー部の全て
に柱を有しない。
【0025】ここで、柱無し建物ユニット30におい
て、天井梁構造部33の各コーナー部には、上記第1実
施例におけると同様の上コーナー部材14を設け、床梁
構造部32の各コーナー部には、前記第1実施例におけ
ると同一の下コーナー部材15を設けている。
【0026】そして、柱無し建物ユニット30は、4つ
の各コーナー部の柱除去部に、前記第1実施例における
と同一の仮柱21を仮止めして生産される(図4(B)
参照)。即ち、仮柱21は、柱無し建物ユニット30の
柱除去部に位置する上下のコーナー部材14、15間に
差し込まれ、仮柱21の上下の蓋材22、23をボルト
25により、上下のコーナー部材14、15に締結する
ことにて仮止めされる。
【0027】従って、上記第2実施例によれば、柱無し
建物ユニット30が全てのコーナー部に柱を有さず、左
右の互いに間隔をおいて配置される標準建物ユニット3
1間に設置されることにより、隣接する標準建物ユニッ
ト31の柱や壁の重複による構造上の無駄を省くことが
できる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、柱無し建
物ユニットを確実に生産できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の柱無し建物ユニットと仮柱の一
例を示す模式図である。
【図2】図2は柱無し建物ユニットのコーナー部材と仮
柱との締結構造を示す模式図である。
【図3】図3は第1実施例を示す模式図である。
【図4】図4は第2実施例を示す模式図である。
【符号の説明】
10 柱無し建物ユニット 11 柱 12 床梁 13 天井梁 14、15 コーナー部材 21 仮柱 22、23 蓋材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 21/00 E04B 1/348

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造材を接合して構成される箱形骨組構
    造体の少なくとも1つのコーナー部にて、柱の少なくと
    も中間部を除去した柱無し建物ユニットの生産方法であ
    って、柱の少なくとも中間部を除去したコーナー部の床
    梁同士、天井梁同士をコーナー部材を介して接合すると
    ともに、前記骨組構造体の柱除去部に仮柱を仮止めして
    生産する柱無し建物ユニットの生産方法。
  2. 【請求項2】 前記仮柱が、前記骨組構造体の柱除去部
    に位置する上下のコーナー部材間に差し込まれ、該仮柱
    の上下両端部に設けた上下の蓋材を上下のコーナー部材
    に締結することにて仮止めされる請求項1記載の柱無し
    建物ユニットの生産方法。
  3. 【請求項3】 前記柱無し建物ユニットが、前記骨組構
    造体の少なくとも1つのコーナー部に柱を有する請求項
    1又は2記載の柱無し建物ユニットの生産方法。
  4. 【請求項4】 前記柱無し建物ユニットが、左右の互い
    に間隔をおいて配置された建物ユニット間に設置される
    床梁構造部と天井梁構造部からなり、全てのコーナー部
    に柱を有しない請求項1又は2記載の柱無し建物ユニッ
    トの生産方法。
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