JPH0728189Y2 - 壁パネル、床パネル屋根パネル及びこれらのパネルからなる地下構造物 - Google Patents

壁パネル、床パネル屋根パネル及びこれらのパネルからなる地下構造物

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JPH0728189Y2
JPH0728189Y2 JP1989106766U JP10676689U JPH0728189Y2 JP H0728189 Y2 JPH0728189 Y2 JP H0728189Y2 JP 1989106766 U JP1989106766 U JP 1989106766U JP 10676689 U JP10676689 U JP 10676689U JP H0728189 Y2 JPH0728189 Y2 JP H0728189Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、主に住宅用の地下構造物を構築する為の壁
パネル、屋根パネル、床パネル及び当該パネルからなる
地下構造物に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、地下室等の地下構造物は鉄筋コンクリートによっ
て構築するのが一般的であったが、工期の長期化が免れ
ないだけでなく、工事費も高くつく等の欠点がある為、
最近では、組み立て式の鋼構造の地下構造物が建設され
るようになり、当出願人もこの種の地下構造物に関する
考案を幾つか出願し、実施もしている。
ところで、この地下構造物の多くは壁、床、天井部分の
各構成パネルを地盤面下にて接合ボルトによって接合し
つつ組み立て、所定規模の地下構造物を構築しようとす
るものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来の鋼構造の地下構造物では、各構成パネル
の製作に際し、溝形鋼やH形鋼をパネルの構成部材とし
てそのまま使用することは略不可能で、組み立て可能な
ように端部を様々な形状に切り欠く等の加工を施す必要
があり、各構成パネルの製作が極めて面倒なものであっ
た。
たとえば、H形鋼を使用し、H形鋼を第9図に図示する
ような構成に組み立てるには、H形鋼端部の上下フラン
ジ、ウェブの上下縁端部及び先端コーナ部を一部切除す
る必要があり、その作業に少なくとも10工程必要とする
(第10図〜第13図参照)。
この考案はこのような前記従来の問題点を解消する為に
提案されたもので、壁、床、天井の各構成パネルの製作
及び組み立てが簡単で、且つ経済的な地下室のニーズに
十分応えることができるようにした壁パネル、屋根・床
パネル及び当該パネルからなる地下構造物を提供するこ
とを目的とするものである。
〔課題を解決する為の手段〕
この考案に係る請求第1項記載の壁パネルは、金属板の
周囲に接合枠を備えて構成される壁パネルの接合枠のう
ち、床パネル及び屋根パネルの接合枠と接合される接合
枠が平板鋼より形成され、相隣合う壁パネルの接合枠と
接合される接合枠が溝形鋼又はL形鋼より形成され、か
つ、前記金属板の内側に、H形鋼又は溝形鋼からなる複
数本の柱材が所定間隔おきに取り付けて構成されてい
る。
この考案に係る請求第2項記載の壁パネルは、金属板の
周囲に接合枠を備えて構成される床パネル及び屋根パネ
ルの接合枠のうち、相隣合う床パネル及び屋根パネルの
接合枠と接合される接合枠が溝形鋼より形成され、壁パ
ネルの上下接合枠と接合される接合枠がL形鋼より形成
され、前記金属板の内側にH形鋼又は溝形鋼からなる複
数本の梁材が所定間隔おきに取り付けられ、かつ、前記
壁パネルの上下接合枠と接合される接合枠の高さを他の
接合枠及び梁材のそれより大きく形成して構成されてい
る。
この考案に係る請求第3項記載の床パネル及び屋根パネ
ルは、壁パネルの上下縁端部にそれぞれ取り付けられた
上下接合枠と接合される接合枠を平板鋼より形成するこ
とにより構成されている。
この考案に係る請求項第4項記載の地下構造物は、請求
項第1項記載の壁パネルと請求項第2項記載の屋根パネ
ル及び床パネルより構成されている。
この考案に係る請求項第5項記載の地下構造物は、請求
項第1項記載の壁パネルと請求項第3項記載の屋根パネ
ル及び床パネルより構成されている。
〔実施例〕
以下、この考案を図示する一実施例に基いて説明する
と、地下構造物1は複数枚の床パネル2と屋根パネル3
と壁パネル4とから構成されている。
床パネル2、屋根パネル3及び壁パネル4の各パネルは
構造枠体5の片側に金属板6を張り付けたことにより矩
形板状に構成されている。
床パネル2及び屋根パネル3の構造枠体5はその左右両
端に溝形鋼からなる接合枠7,7を一定間隔離して略平行
に設置し、この接合枠7と7との間にH形鋼からなる複
数本の梁材8を一定間隔おきに設置し、これら接合枠7
及び梁材8の長手方向の両端部にL形鋼からなる接合枠
9,9をそれぞれ設置し、且つこれらの接合枠7と9と梁
材8とを溶接若しくはボルト止めして一体的に連結する
ことにより矩形格子枠状に構成されている。
尚、接合枠9は2枚の細長い平板鋼を断面L字状に溶接
して固着するか、若しくは1枚の平板鋼を断面L字状に
折り曲げたものでも良い。
接合枠7及び9のうち、接合枠7は相隣合う床パネル2
及び屋根パネル3の接合枠7とそれぞれ接合される部材
であり、接合枠9は壁パネル4の上下接合枠9、9と接
合される部材である。
接合枠7のウェブ部7a及び接合枠9の水平フランジ部9a
には、パネルどうしを接合ボルトによって簡単に接合で
きるように複数個の接合孔10,…が一定間隔おきに穿設
されている。
接合枠9には接合枠7及び梁材8より断面サイズの大き
いL形鋼が使用され、接合枠9の垂直フランジ部9bの内
側に接合枠7及び梁材8の端部が接合されている。
したがって、接合枠9を接合枠7及び梁材8の端部にそ
のまま接合することができ、接合枠7及び梁材8の端部
にこの部分を切り欠く等の加工を施す必要が全く不要と
なり、パネルの製作が簡単である。
また、パネルどうしを接合ボルトによって接合し簡単に
組み立てることができる。
更に、接合枠9として任意断面のL形鋼を使用すること
により天井高を自由に調整することができる。
尚、施工に際しては、接合枠9として大きさの異なるL
形鋼を取り付けた床パネル2及び屋根パネル3を数種類
製作し、その中から選択して使用することにより天井高
のことなる様々な地下構造物のニーズに応えるものとす
る。
壁パネル4の構造枠体5は接合枠9,9としてL形鋼の変
わりに平鋼が使用されている点(第2図、第4図参照)
及び地下構造物1のコーナ部に設置される壁パネル4、
4のうち、一方の壁パネル4の片側接合枠7にL形鋼が
使用されている点(第5図参照)が床パネル2及び屋根
パネル3の構造枠体5と異なるのみで、その他の点に関
しては床パネル2及び屋根パネル3の構造枠体5と略同
様に構成されている。
接合枠7及び9のうち、接合枠7は相隣合う壁パネル4
の接合枠7と接合される部材であり、接合枠9は床パネ
ル2又は屋根パネル3の接合枠9と接合される部材であ
る。
係る場合にも、接合枠9を接合枠7の端部にそのまま接
合することができ、構造枠体5の製作に際し、接合枠7
及び梁材8の端部にこの部分を切り欠く等の加工を施す
必要が全くなく、パネルの製作が簡単になる。
また、接合枠7及び9にもパネルどうしを接合ボルトに
よって簡単に接合できるように複数個の接合孔10,…が
一定間隔おきに穿設されている。
このような構成に於いて、床パネル2は現場打ちコンク
リートによって構成された基礎スラブ11の上に接合枠7,
7を突き合わせつつ必要枚数敷き並べられ、且つ接合枠
7,7の接合孔10,10に接合ボルト12,12を締着することに
より一体的に接合されている。
また、隣合う床パネル2,2の接合枠7,7間には地下水の浸
入を完全に阻止する目的でゴム等からなる防水シール13
が介在されている。このような構成によって地下室の床
部分が構成されている。
壁パネル4は床パネル2外周の接合枠9,9の上に双方の
接合枠9と9を付き合わせつつ、且つ、隣合う壁パネル
4,4の接合枠7と7とを突き合せつつ建て付けられてい
る。
そして、接合枠9,9及び7,7の接合孔10,10に接合ボルト1
2をそれぞれ締着することにより床パネル2と壁パネル
4及び壁パネル4,4どうしが一体的に接合されている。
また、床パネル2及び壁パネル4の接合枠9,9間には地
下水の浸入を完全に阻止する目的でゴム等からなる防水
シール13が介在されている。このような構成によって構
成により地下室の壁部分が構成されている。
屋根パネル3は壁パネル4,4上端の接合枠9,9の上に双方
の接合枠9と9を突き合わせつつ、且つ隣合う屋根パネ
ル3,3の接合枠7と7を突き合せつつ必要枚数設置され
てる。
そして、接合枠7,7及び9,9の接合孔10,10に接合ボルト1
2,12をそれぞれ締着することにより屋根パネル4,4どう
し、壁パネル4と床パネル2及び壁パネル4と屋根パネ
ル3がそれぞれ一体的に接合されている。
また、屋根パネル3及び壁パネル4の接合枠9,9間には
地下水の浸入を完全に阻止する目的でゴム等からなる防
水シール13が介在されている。
このような構成により地下室の屋根部分が構成されてい
る。
〔考案の効果〕
この考案は以上の構成からなるので、以下の効果を有す
る。
この考案は、壁、床、屋根の各パネルの製作に際
し、枠部材端部にこの部分を接合可能なように切り欠き
を設ける等の余計な加工を施す必要がないので、各パネ
ルの製作が加工工数の低減により容易となるだけでな
く、量産化による製作コストの低減化も図れる。
また、施工時の排水、清掃、ボルトの締め付けも極めて
簡単になり、実用性の極めて高い構造物であると言え
る。
また、床及び屋根パネル端部の接合枠として任意断
面のL形綱を取り付けることにより地下室の天井高を簡
単に変えることができる為、天井高の異なる様々な地下
構造物のニーズにも容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、この考案の一実施例を示すもので、
第1図は地下構造部の分解斜視図、第2図はその縦断面
図、第3図は床パネルの一部斜視図、第4図は壁パネル
の一部斜視図、第5図は壁パネル接合部の一部断面図、
第6図及び第7図〜第13図は従来の地下構造部物を示す
もので、第6図はその縦断面図、第7図は床パネルの一
部斜視図、第8図は壁パネルの一部斜視図、第9図は壁
パネルの一部断面図、第10図〜第13図はH形鋼端部の加
工方法を示すH形鋼の一部側面図である。 1……地下構造物、2……床パネル、3……屋根パネ
ル、4……壁パネル、5……構造枠体、6……金属板、
7,9……接合枠、8……梁材,柱材、10……接合孔、11
……基礎スラブ、12……接合ボルト、13……防水シー
ル。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板の周囲に接合枠を備えてそれぞれ構
    成された複数枚の床パネル、壁パネル及び屋根パネルか
    らなる地下構造物の壁パネルにおいて、前記壁パネルの
    接合枠のうち、前記床パネル及び前記屋根パネルの接合
    枠と接合される接合枠が平板鋼より形成され、相隣合う
    壁パネルの接合枠と接合される接合枠が溝形鋼又はL形
    鋼より形成され、かつ、前記金属板の内側に、H形鋼又
    は溝形鋼からなる複数本の柱材が所定間隔おきに取り付
    けてなることを特徴とする壁パネル。
  2. 【請求項2】金属板の周囲に接合枠を備えてそれぞれ構
    成された複数枚の床パネル、壁パネル及び屋根パネルか
    らなる地下構造物の床パネル及び屋根パネルにおいて、
    前記床パネル及び屋根パネルの接合枠のうち、相隣合う
    床パネル及び屋根パネルの接合枠と接合される接合枠が
    溝形鋼より形成され、前記壁パネルの上下接合枠と接合
    される接合枠がL形鋼より形成され、前記金属板の内側
    にH形鋼又は溝形鋼からなる複数本の梁材が所定間隔お
    きに取り付けられ、かつ、前記壁パネルの上下接合枠と
    接合される接合枠の高さを他の接合枠及び梁材のそれよ
    り大きく形成してなることを特徴とする床パネル及び屋
    根パネル。
  3. 【請求項3】請求項第2項記載の床パネル及び屋根パネ
    ルにおいて、壁パネルの上下縁端部にそれぞれ取り付け
    られた上下接合枠と接合される接合枠を平板鋼より形成
    してなることを特徴とする床パネル及び屋根パネル。
  4. 【請求項4】請求項第1項記載の壁パネルと請求項第2
    項記載の屋根パネル及び床パネルとから構成してなるこ
    とを特徴とする地下構造物。
  5. 【請求項5】請求項第1項記載の壁パネルと請求項第3
    項記載の屋根パネル及び床パネルとから構成してなるこ
    とを特徴とする地下構造物。
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JPS62220662A (ja) * 1986-03-24 1987-09-28 株式会社 スリ−・ユ− 地下室付き建築物

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