JP2992580B2 - 建築物の軸組構法 - Google Patents

建築物の軸組構法

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JP2992580B2
JP2992580B2 JP2026434A JP2643490A JP2992580B2 JP 2992580 B2 JP2992580 B2 JP 2992580B2 JP 2026434 A JP2026434 A JP 2026434A JP 2643490 A JP2643490 A JP 2643490A JP 2992580 B2 JP2992580 B2 JP 2992580B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、柱と梁から構成される鉄骨建築物の軸組
構法に関するものである。
従来の技術 第5図は、柱と梁によって構成される3階建住宅の従
来の軸組構法を示している。
図において、(1)は基礎であり、この基礎(1)上
に柱(2)(2)…を設置し、その柱(2)(2)…間
に、2階の梁(3)及び3階の床梁(4)を取付け、更
に柱(2)(2)の上端に3階の屋根梁(5)を渡すよ
うにして取付けている。即ち、従来においては、2階か
ら3階まで柱(2)(2)…が貫通し、その柱(2)
(2)…間に梁(3)(4)(5)を取付ける所謂柱優
先形の構法となっている。
発明が解決しようとする課題 上記のように、従来においては、柱を優先した軸組構
法となっており、そのため、上部階の柱の下には必ず下
部階の柱が来ることになり、ある階の柱の位置を決める
と他の階の柱の位置もこれによって限定され、各階ごと
のプランの自由度が低いという欠点がある。例えば第5
図において、2階の柱の直下に窓(6)を設けようとし
ても、その2階の柱(2)の直下には同じく1階の柱
(2)が位置することになるから、この柱(2)のため
にそのような窓を設けることができない不都合を生ず
る。
この発明は、このような従来形の軸組構法の欠点を解
消することを目的としてなされたものである。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するため、この発明では、外壁の構
造躯体となる上部階の柱と下部階の柱の間に梁を貫通さ
せ、各階の柱間の外壁の開口部の大きさに合わせて、こ
れら上部階の柱と下部階の柱とが互いに梁の任意の位置
に配置されることを特徴とする。
作用 上記この発明の構法では、柱に対して梁を優先した構
造となっているので、各階の柱の位置を一致させる必要
がなく、それら各階の水平方向のプランの自由度が向上
する。
実 施 例 即ち、第1図で示すように、まず基礎(11)上に1階
の柱(12)(12)…を、その1階の水平方向のプランに
応じて施工し、その1階の柱(2)の上端部に跨がっ
て、梁(13)を貫通するようにして取付け、順次、1階
の柱(14)(14)…、3階の床梁(15)、同じく3階の
柱(16)(16)、最上階である3階の屋根梁(17)を順
次施工し、これによって、梁(13)(15)が各柱(12)
(14)(16)間に貫通した梁優先形の軸組とするもので
ある。
第2図は、1階の柱(12)及び2階の柱(14)と、2
階の床梁(13)との接合構造を示している。柱(12)
(14)は、夫々H型鋼を用いるもので、その端部には、
各々のフランジ(18)(18)の端部に対応して一対の接
合プレート(19)(19)が溶接されており、まず、1階
の柱(12)の上端に、2階の床梁(13)を載せ、同じく
H型鋼からなるこの床梁(13)の下側のフランジ(20)
を、前記接合プレート(19)ヘボルト(21)で接合して
取付ける。そして、この2階の床梁(13)に、同じく2
階の柱(14)下端の接合プレート(19)を載せ、床梁
(13)の上部フランジ(20)へ、その接合プレート(1
9)をボルト(21)で接合して取付けるようにしてい
る。(22)は床パネルであり、この床パネル(22)は、
その内部にメッシュ状の鉄筋(23)を配置したコンクリ
ート製であって、その端部に取付けプレート(24)(2
4)が突出しており、このプレート(24)(24)を、床
梁(13)の上部フランジ(20)上へ載せ、ボルト(25)
で取付けるようにしている。この場合、床パネル(22)
は、2階の床梁(13)を施工した後に取付け、この床パ
ネル(22)を作業床として、2階の柱(14)の取付け作
業を行なうことにより、安全に作業を行なうことができ
る。なお、2階の柱(14)と3階の床梁(15)との接
合、同じく3階の床梁(15)と柱(16)の接合、3階の
柱(16)と屋根梁(17)との接合は、上記と同様であ
る。
第3図は、2階の床梁(13)のコーナー部分の接合方
法を示したもので、各床梁(13)(13)のウェブ(26)
と、他方の床梁(13)のウェブ(26)側面に溶接したス
チフナープレート(27)とを、接合プレート(28)を介
して、ボルト(29)で接合するようにしている。
発明の効果 以上のように、この発明によれば、各階の柱と柱との
間に梁が貫通した所謂梁優先形の軸組構法となっている
ため、従来の柱優先形に比較して、各階の柱が一致して
いる必要がなく、そのため、各階の柱の位置を変更し
て、例えば2階の柱の直下に窓等の開口部を設けるとい
った設計上の自由度が向上するという効果が得られる。
また、上部階の柱を下部階と同じ配置で取り付ける必要
はない為に、その上部階の柱の本数を従来の軸組構造よ
りも減らせるので、間取り設計がより自由になるととも
に、作業性の向上、作業時間の短縮、作業コストの削減
等の施工上の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の軸組構造を示す模式図、第2図は
この発明において梁と柱との接続構造を示す要部の斜視
図、第3図は梁相互の接合構造を示す要部の斜視図、第
4図は、同じく平面図、第5図は、従来の軸組構法の模
式図である。 (12)(14)(16)……柱、(13)(15)(17)……
梁。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外壁の構造躯体となる上部階の柱と下部階
    の柱の間に梁を貫通させ、各階の柱間の外壁の開口部の
    大きさに合わせて、これら上部階の柱と下部階の柱とが
    互いに梁の任意の位置に配置されることを特徴とする建
    築物の軸組構法。
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