JP2992581B2 - 鉄骨建築物のラーメン構法 - Google Patents

鉄骨建築物のラーメン構法

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JP2992581B2 JP2026437A JP2643790A JP2992581B2 JP 2992581 B2 JP2992581 B2 JP 2992581B2 JP 2026437 A JP2026437 A JP 2026437A JP 2643790 A JP2643790 A JP 2643790A JP 2992581 B2 JP2992581 B2 JP 2992581B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、柱と梁によって構成される鉄骨建築物の
ラーメン構法に関するものである。
従来の技術 柱と梁とによって構成される建築物の柱には、従来一
般に角型鋼管が用いられる。即ち、第6図で示すよう
に、各コーナー部等の要所々々に柱(1)(1)…を設
置し、この柱(1)(1)…に梁(2)を渡して、これ
ら柱(1)と梁(2)とによってラーメン構造を構成し
ている。この種の角型鋼管は、X方向とY方向に対して
同じ断面性能を備えており、このような角型鋼管の柱
(1)を用いることによって、所謂X方向とY方向の両
方の抵抗力を同じ柱(1)に持たせた双方向のラーメン
構造となっている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来のように、1つの柱(1)が
X方向にもY方向にも水平耐力を備えた双方向ラーメン
構造においては、例えば第6図において、中間の柱(1
a)とこれに対応する柱(1b)との間に梁(2a)が設け
られていないと、それらの柱(1a)(1b)は、双方向の
ラーメン構造とはならないから、その部分には常に梁
(2a)が必要であり、また、コーナー部分においても、
常に柱(1)を設けなければならないという、設計上の
制限を生ずる不都合がある。また、このような双方向ラ
ーメン構造において、柱(1)の断面性能を向上させる
には、その柱(1)の断面を大きくしなければならない
が、そうすると、この第6図でも示すように、柱(1)
が梁(2)の幅方向に突出し、柱(1)を壁内に納める
ことができないという不都合を生ずる。
この発明は、このような従来の欠点を解消することを
目的としてなされたものである。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するため、この発明では、H型鋼か
らなる柱を、その強軸方向が梁の長手方向と平行になる
ようにその梁へ剛接接合して、この柱と梁とによって、
前記梁の長手方向にのみ抵抗力を備えた一方向ラーメン
を構成することを特徴とする。
作用 上記この発明の構成では、H型鋼からなる柱を、その
強軸方向が梁の長手方向と平行となるようにして、その
梁へ剛接接合しており、X方向に対しては、そのX方向
と同じ方向に強軸方向が配置された柱とそれに接合され
る梁とによって、Y方向に対しては、同じくそのY方向
と同じ方向に強軸が来るように配置された柱とそれに接
合される梁によって、夫々水平力を支持する。
実 施 例 この発明の実施例を示す第2図において、(14)は、
H型鋼からなる1階の床梁であり、この床梁(14)の上
面に、H型鋼からなる柱(11)の下端が、その柱(11)
下端に溶接した接合プレート(15)を介して取付けられ
ている。更に、柱(11)の上端にも接合プレート(15)
が予め溶接されており、この接合プレート(15)の上面
に、2階の床梁(14)を設置し、その床梁(14)の下部
フランジと接合プレート(15)とを互いに剛接接合して
いる。この場合、柱(11)は、そのウェブ(13)の幅方
向が強軸側であり、従ってその強軸方向が、第1図のよ
うに梁(14)の長手方向と平行となるようにしてその梁
(14)へ剛接接合され、これによって、梁(14)の長手
方向にのみ抵抗力を備えた一方向ラーメンを構成してい
る。2階の床梁(14)の上部には、同様にして、2階の
柱(11)が、接合プレート(15)を介して接合されてい
る。
第3図は、上記2階の床梁(14)部分における具体的
な接合構造を示したもので、柱(11)(11)の上下両端
には、接合プレート(15)(15)が、各フランジ(16)
(16)の端部部分において溶接されており、この接合プ
レート(15)を、1階の柱(11)においては、床梁(1
4)の下部フランジ(17)へ、2階の柱(11)において
は上部フランジ(18)へ、夫々ボルト(19)によって接
合している。図中(20)は、コンクリート製の床パネル
であり、その端部より突出させた取付けプレート(21)
を、床梁(14)の上部フランジ(18)へ載せてボルト
(22)で取付けるようになっている。
第4図及び第5図は、コーナー部分における梁(14)
(14)同士の接合構造を示したもので、上記のように、
柱と梁とによる一方向ラーメン構造であるので、例えば
コーナー部分には必ずしも柱を設ける必要はなく、ま
た、梁(14)(14)同士は、図のように一方のウェブ
(23)と他方の梁(14)に設けたスチフナープレート
(24)を、接合プレート(25)で接合するのみの簡単な
接合でよい。即ち、フランジ(17)(18)同士を接合す
る必要がないので、接合構造が簡単となり、しかも、上
部フランジ(18)の上面にそのような接合プレートがな
いので、例えばこの部分に前記のような床取付けプレー
ト(21)が来る場合でも、接合プレートに邪魔されるこ
となく直接梁(14)上に設置できる。
発明の効果 以上のように、この発明によれば、H型鋼の強軸方向
が梁の長手方向と平行となるようにして剛接接合した一
方向ラーメンであり、そのため、その柱位置には一方向
にのみ梁が固定されていればよく、双方向ラーメンのよ
うにX方向とY方向の梁が接合される必要がなく、その
ため梁がX方向とY方向に接合されるコーナー部やT字
型部分には必ずしも柱は不要であり、X方向の梁に対し
てはそのX方向の任意の位置に、他方Y方向に対しては
そのY方向の任意の位置に柱を配置することができ、そ
のため、開口部等のプランを予め定めておいてから、そ
の空いた所に柱を設定すればよいといったように、設計
の自由度が大幅に向上する利点がある。しかも、断面性
能を向上させるには、その梁と同じ方向の強軸方向にの
み柱の断面を大きくすればよく、梁と直角の方向には断
面を大きくする必要がないから、角型鋼管のように、柱
が内壁側に突出するという不都合がない。更に、コーナ
ー部や前記のようなT字型部分において、梁同士を剛接
接合する必要がないから、その梁のウェブ部分において
接合プレートで接合するのみの所謂ピン構造の簡単な接
合でよく、梁同士の接合が簡単で、またフランジの上面
に接合プレートがないことから、床パネル等の取付けも
その接合プレートに邪魔されることがないといった効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の柱と梁の配置構造を示す模式図、第
2図は柱と梁の接合状態の正面図、第3図は同じく柱と
梁の具体的な接合状態を示す要部を斜視図、第4図は梁
同士の接合構造を示すコーナー部分の斜視図、第5図は
同じく平面図、第6図は従来の柱と梁の配置構造を示す
模式図である。 (11)……柱、(14)……梁。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】H型鋼からなる柱を、その強軸方向が梁の
    長手方向と平行になるようにその梁へ剛接接合して、こ
    の柱と梁とによって、前記梁の長手方向にのみ抵抗力を
    備えた一方向ラーメンを構成することを特徴とする鉄骨
    建築物のラーメン構法。
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