JP2750107B2 - 小屋組構造 - Google Patents

小屋組構造

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JP2750107B2
JP2750107B2 JP7301646A JP30164695A JP2750107B2 JP 2750107 B2 JP2750107 B2 JP 2750107B2 JP 7301646 A JP7301646 A JP 7301646A JP 30164695 A JP30164695 A JP 30164695A JP 2750107 B2 JP2750107 B2 JP 2750107B2
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JP
Japan
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truss
roof
roof panel
pillar
panel
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JP7301646A
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安則 西野
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National House Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根パネルを支持
する小屋組構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の小屋組は棟トラスを柱と外壁パネ
ルとの間に架設し、その後現場において棟トラスと外壁
パネルとの間に組み立てトラス材を用いて妻方向トラス
を組み立て、棟トラス及び妻トラスの上に屋根パネルを
支持していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
例にあっては、棟トラスとして長さの長い棟トラスを工
場で形成し、これを現場に搬送して施工し、更に、現場
で組み立てトラス材を組み立てて妻トラスを形成してい
たので、長さの長い棟トラスの搬送及び施工が面倒であ
り、また現場で組み立てトラス材を組み立てる手間が必
要で施工に時間がかかるという問題があった。しかも、
従来にあっては、屋根パネルはほぼその全長をトラスの
斜材上に配置して屋根パネルの下部、上部ともトラスに
固着して支持するようにしていたので、トラスの斜材と
して長いものが必要で、その分コストも高くなるという
問題があった。更に、従来にあっては、共通のトラスを
用いて同じ勾配の寄棟屋根用、方形屋根用に兼用すると
いうことも行われていなかった。
【0004】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その課題とするところは現場施工
を簡略化し、トラスの長さを短くできて搬送、施工が容
易となり、また、トラスと屋根パネルとの協同で簡単な
構成で且つ強固な構造の小屋組ができ、更に、前後両側
の屋根を簡単に同じ屋根勾配にでき、また、屋根勾配の
同じ寄棟屋根と方形屋根とが共通のトラスを使用して構
成できる小屋組構造を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の小屋組構造は、柱1と、該柱1と対向する
前後の壁パネル4の上端部との間にそれぞれ同一形状の
予め形成された三角形のトラス5を架設し、各トラス5
の一方の斜材の上に屋根パネル6の下部をそれぞれ配設
固着すると共に該斜材の上端部より斜め上方に屋根パネ
ル6の上部を突出させ、各トラス5に支持した傾斜方向
の異なる屋根パネル6の上端部を屋根パネル受け用笠部
3を介して連結して成ることを特徴とするものである。
【0006】また、柱1と、該柱1と対向する前後及び
側方の壁パネル4の上端部との間にそれぞれ同一形状の
予め形成された三角形のトラス5を架設し、各トラス5
の一方の斜材の上に屋根パネル6の下部をそれぞれ配設
固着すると共に該斜材の上端部より斜め上方に屋根パネ
ル6の上部を突出させ、各トラス5に支持した傾斜方向
の異なる屋根パネル6の上端部を屋根パネル受け用笠部
3を介して連結して成ることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を添付図面に示す実施
例に基づいて詳述する。図1には本発明の一実施形態が
示してある。この実施形態においては、方形屋根を形成
するための小屋組を構成する例が示してある。正方形状
に配置された壁パネル4に囲まれた部分の中央部には通
し柱のような柱1が立設してあり、この柱1の頂部には
柱頭束2が立設してある。この柱頭束2の下端部にはト
ラス受け金具7が設けてある。ここで、柱1の頂部に柱
頭束2を連結するための連結金具をそのままトラス受け
金具7として兼用してもよい。柱頭束2の上端部には屋
根パネル受け用笠部3を設けてある。屋根パネル受け用
笠部3は図1に示す実施形態では4つの斜面を有する四
角錐状をしている。トラス5は水平部材8と両側の斜材
9とで非直角三角形状に形成され(実施形態では二等辺
三角形状に形成され)ている。
【0008】そして柱1と対向する前後及び両側方の壁
パネル4の上端部との間にそれぞれ同一形状の予め工場
で形成された三角形のトラス5を架設する。この場合、
本実施形態においては、同一形状のトラス5を柱1の頂
部に設けた柱頭束2の配置してそれぞれのトラス5を前
後及び両側方の壁パネル4上端部と柱頭束2の下端部と
の間に架設してある。
【0009】ここで、上記のようにトラス5はあらかじ
め工場において形成してあり、現場においてトラス5は
柱頭束2の下部においては図3に示すようにトラス受け
金具7上に載置されてボルトにより固定されるものであ
り、壁パネル4の上端部においては図4に示すように壁
パネル4の上端部に取り付けた屋根パネル受け金物10
に設けたトラス受け部11に載置してボルトにより固定
されるものである。トラス5の中央部の縦材12の上端
部には屋根パネル受け部13が設けてある。図1の実施
形態では柱頭束2の四方に配置したトラス5のうち、前
後方向に向いた2つのトラス5の中央部と壁パネル4と
の間に別のトラス5が架設してあり、これらすべてのト
ラス5は同じ大きさとなっている。
【0010】しかして、図2に示すように、各トラス5
の一方の斜材9の上に屋根パネル4の下部をそれぞれ配
設し、トラス5の屋根パネル受け部13と、壁パネル4
の上端部に取り付けた屋根パネル受け金物10の上に載
置してボルトにより固定すると共に、該斜材9の上端部
より斜め上方に屋根パネル4の上部を突出させる。上記
のように、各トラス5に沿って下部を配設して固着した
傾斜方向の異なる屋根パネル4の上端部は柱1の上方に
位置する屋根パネル受け用笠部3にボルトにより固着さ
れる。したがって、下部をそれぞれ柱1と、該柱1と前
後及び両側方に対向する各壁パネル4の上端部間にそれ
ぞれ架設された各トラス5上に沿って下部が支持固定さ
れた屋根パネル4の上端部が屋根パネル受け用笠部3を
介して連結された構成となっている。図5に屋根パネル
6を屋根パネル受け用笠部3にボルトにより取り付けて
いる状態が示してある。屋根パネル6は金属製のフレー
ム6aに面板6bを貼着して構成したものであって金属
フレーム6a部分でボルトにより取り付けてある。上記
した図1に示す実施形態では方形の屋根を構成するもの
であって、同一形状のトラス5を用いて小屋組みを構成
して屋根が形成されるものである。
【0011】図6、図7には本発明の他の実施形態が示
してある。この実施形態では寄棟屋根の例が示してあ
り、この実施形態では棟方向において複数の通し柱のよ
うな柱1が立設してあり、各柱頭束2の四方にトラス5
を配設するのであるが、柱頭束2間に配置されたトラス
5は両端部を柱頭束2の下端部のトラス受け金具7上に
載置してボルトにより固定するものであり、これ以外の
柱頭束2の三方に配置されたトラス5(つまり、柱1
と、該柱1と対向する壁パネル4との間に配置されたト
ラス5)は柱頭束2の下部においてはトラス受け金具7
上に載置されてボルトにより固定し、壁パネル4の上端
部においては壁パネル4の上端部に取り付けた屋根パネ
ル受け金物10に設けたトラス受け部11に載置してボ
ルトにより固定するものである。この実施形態において
も、各トラス5の一方の斜材9の上に屋根パネル6の下
部をそれぞれ配設固着すると共に該斜材9の上端部より
斜め上方に屋根パネル6の上部を突出し、各トラス5に
支持した傾斜方向の異なる屋根パネル4の上端部を屋根
パネル受け用笠部3を介して連結するものである。
【0012】なお図中20は水平ブレースである。
【0013】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上記のように、柱と、該柱と対向する前後の壁パネ
ルの上端部との間にそれぞれ同一形状の予め形成された
三角形のトラスを架設し、各トラスの一方の斜材の上に
屋根パネルの下部をそれぞれ配設固着すると共に該斜材
の上端部より斜め上方に屋根パネルの上部を突出させ、
各トラスに支持した傾斜方向の異なる屋根パネルの上端
部を屋根パネル受け用笠部を介して連結してあるので、
壁間に長いトラスを架設するものに比べて、予め工場で
形成した長さの短い同一形状の三角形状のトラスを用い
ることができて、製造、搬送、施工の面で有利であり、
しかも、同一形状のトラスを用いることで現場施工を簡
略化して前後の屋根の屋根勾配を同じ勾配となるように
できるものであり、また、三角形状のトラスには一方の
斜材の上に屋根パネルの下部を配置固着するので、屋根
パネルの略全長をトラスの斜材の上に配設して支持する
ものに比べて斜材が短くてよく、トラスの構造が簡略化
され、コストも低下するものであり、更に、柱と壁パネ
ルとの間に架設したトラスには各屋根パネルの下部を配
置固着したものでありながら、トラスに支持してない傾
斜方向の異なる前後の屋根パネルの上端部同士を屋根パ
ネル受け用笠部を介して相互に連結して一体化した構造
とできるものであって、トラスの構造を簡単にしたもの
であるにもかかわらずトラスと屋根パネルとの協同で簡
単な構成で且つ強固な構造の小屋組構造とすることがで
きるものである。
【0014】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記のように、柱と、該柱と対向する前後及び側方の壁パ
ネルの上端部との間にそれぞれ同一形状の予め形成され
た三角形のトラスを架設し、各トラスの一方の斜材の上
に屋根パネルの下部をそれぞれ配設固着すると共に該斜
材の上端部より斜め上方に屋根パネルの上部を突出さ
せ、各トラスに支持した傾斜方向の異なる屋根パネルの
上端部を屋根パネル受け用笠部を介して連結してあるの
で、壁間に長いトラスを架設するものに比べて、予め工
場で形成した長さの短い同一形状の三角形状のトラスを
用いることができて、製造、搬送、施工の面で有利であ
り、しかも、同一形状のトラスを用いることで現場施工
を簡略化して前後及び側方の各屋根の屋根勾配を同じ勾
配となるようにできるものであり、また、三角形状のト
ラスには一方の斜材の上に屋根パネルの下部を配置固着
するので、屋根パネルの略全長をトラスの斜材の上に配
設して支持するものに比べて斜材が短くてよく、トラス
の構造が簡略化され、コストも低下するものであり、更
に、柱と壁パネルとの間に架設したトラスには各屋根パ
ネルの下部を配置固着したものでありながら、トラスに
支持してない傾斜方向の異なる前後及び側方の屋根パネ
ルの上端部同士を屋根パネル受け用笠部を介して相互に
連結して一体化した構造とできるものであって、トラス
の構造を簡単にしたものであるにもかかわらずトラスと
屋根パネルとの協同で簡単な構成で且つ強固な構造の小
屋組構造とすることができるものであり、また、柱と、
該柱と対向する前後及び側方の壁パネルの上端部との間
にそれぞれ同一形状の予め形成された三角形のトラスを
架設してあるので、かかる構造とすることで、方形屋根
の平面視における片側半分の小屋組構造と、寄棟屋根の
平面視における妻側部分における小屋組構造とが同じ構
造となり、予め形成された三角形状の共通のトラスを用
いて方形屋根の小屋組と寄棟屋根の妻側部分の小屋組と
に適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の分解斜視図である。
【図2】同上の断面図である。
【図3】同上のトラス受け金具にトラスを取り付けてい
る部分の平面図である。
【図4】同上のトラス受け部にトラスを取り付けている
状態の平面図である。
【図5】同上の柱頭束の屋根パネル受け用笠部に屋根パ
ネルを取り付けている状態の平面図である。
【図6】本発明の他の実施形態の断面図である。
【図7】(a)(b)は同上の屋根パネルを施工する前
の概略平面図及び屋根パネルを施工した後の概略平面図
である。
【符号の説明】
1 柱 3 屋根パネル受け用笠部 4 壁パネル 5 トラス 6 屋根パネル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱と、該柱と対向する前後の壁パネルの
    上端部との間にそれぞれ同一形状の予め形成された三角
    形のトラスを架設し、各トラスの一方の斜材の上に屋根
    パネルの下部をそれぞれ配設固着すると共に該斜材の上
    端部より斜め上方に屋根パネルの上部を突出させ、各ト
    ラスに支持した傾斜方向の異なる屋根パネルの上端部を
    屋根パネル受け用笠部を介して連結して成ることを特徴
    とする小屋組構造。
  2. 【請求項2】 柱と、該柱と対向する前後及び側方の壁
    パネルの上端部との間にそれぞれ同一形状の予め形成さ
    れた三角形のトラスを架設し、各トラスの一方の斜材の
    上に屋根パネルの下部をそれぞれ配設固着すると共に該
    斜材の上端部より斜め上方に屋根パネルの上部を突出さ
    せ、各トラスに支持した傾斜方向の異なる屋根パネルの
    上端部を屋根パネル受け用笠部を介して連結して成るこ
    とを特徴とする小屋組構造。
JP7301646A 1995-11-20 1995-11-20 小屋組構造 Expired - Lifetime JP2750107B2 (ja)

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