JP2529374B2 - 屋根ユニット - Google Patents

屋根ユニット

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JP2529374B2 JP63323999A JP32399988A JP2529374B2 JP 2529374 B2 JP2529374 B2 JP 2529374B2 JP 63323999 A JP63323999 A JP 63323999A JP 32399988 A JP32399988 A JP 32399988A JP 2529374 B2 JP2529374 B2 JP 2529374B2
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賢 近藤
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ユニット建物に用いられる屋根ユニットに
関する。
(従来の技術) 近年、建物の工場生産化率を高める一方式として、ユ
ニット建物が広く普及している。このユニット建物は、
一棟の建物を予めいくつかのユニットに分けて工場生産
し、これらを建築現場において施工,組立する方式の建
物である。ユニット建物を構成するユニットとしては、
建物の居間,食堂,寝室等の各部屋部分を構成する部屋
ユニットと、建物の屋根部分を構成する屋根ユニットと
がある。これらのユニットは、予め工場生産され、建築
現場において施工,組立される。組立は、まず、部屋ユ
ニットを基礎に据え付けて相互に連結し、次に、据え付
けられた各部屋ユニットの上部に屋根ユニットを据え付
け、それらの屋根ユニット同士を相互に連結して行われ
る。
ところで、屋根ユニットは、例えば、特開昭53−1918
号公報に記載されているように、屋根板と、該屋根板を
支持する支持枠とで構成されている。
そして、前記支持枠は、妻側両端部にトラス梁がほぼ
垂直に立設され、該トラス梁間に軒梁や隅梁等が架設さ
れて構成されている。
(発明が解決しようとする課題) 従って、このような従来の屋根ユニットによって組み
立てられた屋根は、各ユニットのトラス梁によって、小
屋裏空間が細かく複数の空間に仕切られることになり、
小屋裏空間を有効活用する上で不都合である。
本発明は、上記問題を解決し、広い小屋裏空間を確保
することができる屋根ユニットを提供することを目的と
している。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明の屋根ユニット
は、寄棟屋根を構成する屋根ユニットであって、屋根板
と支持枠とで構成され、該支持枠を形成する大棟梁と大
棟梁端部から降る二本の降り棟梁とが互いに剛結合され
ているものである。
(作 用) 本発明の屋根ユニットは、支持枠を形成する大棟梁と
大棟梁端部から降る二本の降り棟梁とが互いに剛結合さ
れているので、棟の交点の下方に柱やトラス梁等の鉛直
部材を設けることなく、支持枠の支持強度を確保するこ
とができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第1図〜第9図に基づいて詳
述する。
まず、実施例の構成を説明する。
第1図は、二階建ユニット住宅を示しており、Aは建
物の居間,食堂,寝室等の部屋部分を構成する部屋ユニ
ットで、Bは建物の屋根部分を構成する屋根ユニットで
ある。
尚、前記屋根ユニットBは、寄棟屋根を、桁方向へ二
分割すると共に、妻方向へ三分割したもので、棟側屋根
ユニットB1と軒先側屋根ユニットB2とがある。
第2図は前記棟側屋根ユニットB1の支持枠1を示し、
第3図は前記軒先側屋根ユニットB2の支持枠2を示して
いる。
前記棟側屋根ユニットB1の支持枠1は、妻側の一端に
軒梁11が設けられると共に、妻側の他端にトラス梁12が
設けられ、前記軒梁11とトラス梁12とが、継梁13a,13b
と大梁14及び傾斜梁15とに結合され、かつ前記大梁14と
傾斜梁15との接続部と、継梁13a,13bの接続部間に隅梁1
6a,16bが設けられて構成されている。また、前記トラス
梁12と継梁13a,13bとの間、及びトラス梁12と大梁14と
の間には、それぞれ補強梁17a,17bが架設されている。
尚、18は、垂木受け小梁である。
また、前記軒先側屋根ユニットB2の支持枠2は、妻側
の一端に軒梁21が設けられると共に、妻側の他端にトラ
ス梁22が設けられ、前記妻側軒梁21とトラス梁22とが、
桁側軒梁23継梁24a,24bとに結合され、かつ前記継梁24
a,24bの接続部と軒梁21,23の隅部間に隅梁25a,25bが架
設されて構成されている。また、前記トラス梁22と継梁
24aとの間には、補強梁25が架設されている。
即ち、前記棟側屋根ユニットB1の両桁側に前記軒先側
屋根ユニットB2を配設することにより、前記棟側屋根ユ
ニットB1の大梁14で大棟10が形成されると共に、棟側屋
根ユニットB1の隅梁16a,16bと軒先側屋根ユニットB2
隅梁25a,25bとで降り棟20が形成され、全体として寄棟
屋根が構成される。
尚、軒先側屋根ユニットB2の隅梁25a,25bは、先端が
前記桁側軒梁23と妻側軒梁21の隅部よりも軒先側の位置
まで延設されている。
次に、第4図及び第5図に基づいて、棟側屋根ユニッ
トB1の大梁14と隅梁16a,16b(第2図の要部IV)の結合
構造について説明する。
第4図及び第5図に示すように、前記大梁14と傾斜梁
15は、断面ロの字形の型鋼で形成され、互いにガセット
プレート31,31と補強部材311,311を介して溶接により剛
結合されている。前記ガセットプレート31,31及び、補
強部材311,311は、大梁14と傾斜梁15にまたがって設け
られ、ガセットプレート31,31は両梁14,15の外側面に溶
接され、補強部材311,311は両梁14,15の内部に挿入され
て溶接されている。
また前記隅梁16a,16bは、断面コの字形の型鋼で形成
され、互いにボルト32とナット33の締め付けにより結合
されている。そして、前記隅梁16a,16bは、前記傾斜梁1
5の上端部に固定されている隅梁ジョイント金具34に対
して、妻側の隅梁16bがボルト35とナット36の締め付け
により固定されている。尚、第5図において、37は屋根
板受け金具であり、ボルト38とナット39により傾斜梁15
に固定されている。
次に、第6図及び第7図に基づいて、棟側屋根ユニッ
トB1の継梁13a,13bと隅梁16a,16b(第2図の要部VI)の
結合構造について説明する。
第6図及び第7図に示すように、継梁13a,13bは、断
面ロの字形の型鋼で形成され、互いにガセットプレート
41,41と補強部材411,411を介して溶接により剛結合され
ている。前記ガセットプレート41,41及び補強部材411,4
11は、両継梁13a,13bにまたがって設けられ、ガセット
プレート41,41は両継梁13a,14bの外側面に溶接され、補
強部材411,411は両継梁13a,13bの内部に挿入されて溶接
されている。
また前記隅梁16a,16bは、前記継梁13bの上端部に固定
されている垂木受け小梁18に対して、妻側の隅梁16bが
ボルト42とナット43の締め付けにより固定されている。
次に、第8図及び第9図に基づいて、軒先側屋根ユニ
ットB2の継梁24a,24bと隅梁25a,25b(第3図の要部XII
I)の結合構造について説明する。
第8図及び第9図に示すように、継梁24a,24bは、断
面ロの字形の型鋼で形成され、互いにガセットプレート
51,51と補強部材511,5111を介して溶接により剛結合さ
れている。前記ガセットプレート51,51及び補強部材51
1,511は、両継梁24a,24bにまたがって設けられ、ガセッ
トプレート51,51は両継梁24a,24bの外側面に溶接され、
補強部材511,511は両継梁24a,24bの内部に挿入されて溶
接されている。
また隅梁25a,25bは、断面コの字形の型鋼で形成さ
れ、互いにボルト52とナット53の締め付けにより結合さ
れている。そして、前記隅梁25a,25bは、前記継梁24bの
上端部に固定されている屋根板受け金具54に対して、妻
側隅梁25bがボルト55とナット56の締め付けにより固定
されている。尚、第8図及び第9図において、57は垂木
取付金具であり、桁側隅梁25aに固定されている。
前記棟側屋根ユニットB1と先側屋根ユニットB2との結
合は、ボルトとナットの各ユニットB1,B2の継梁を互い
に締結することにより結合できる。
以上説明したように、本実施例では、棟側屋根ユニッ
トB1の大梁14と隅梁16a,16bの結合を剛結合にし、大棟1
0と降り棟20の交点30における支持強度を、柱やトラス
梁等の鉛直部材を設けずに確保したので、棟側屋根ユニ
ットB1の小屋裏空間を、鉛直部材等の仕切りを設けずに
広く確保することができる。
また、棟側屋根ユニットB1の継梁13a,13bと隅梁16a,1
6bの結合を剛結合にすると共に、軒先側屋根ユニットB2
の継梁24a,24bと隅梁25a,25bの結合を剛結合にし、降り
棟20の接続部分40における支持強度を、柱等の鉛直部材
を設けずに確保した構造であるので、棟側屋根ユニット
B1の小屋裏空間と、軒先側屋根ユニットB2の小屋裏空間
との間に仕切りを設けずに、更に広い小屋裏空間を形成
することができる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、
具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発
明に含まれる。
例えば、実施例では、大棟を有する寄棟屋根の屋根ユ
ニットを例にとったが、降り棟が一点に集中する方形の
寄棟屋根の屋根ユニットに適用してもよい。
また、実施例では、寄棟屋根を桁方向へ二分割すると
共に、妻方向へ三分割して形成された屋根ユニットを示
したが、第10図に示すように、妻方向へ四分割して形成
される屋根ユニットB2,B3に適用してもよい。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明の屋根ユニットにあ
っては、支持枠を形成する大棟梁と大棟梁端部から降る
二本の降り棟梁とが互いに剛結合することによって支持
枠の支持強度を確保した構造であるので、大棟梁の端部
の下方に柱やトラス梁等の鉛直部材を設けずに、屋根板
の下に広い小屋裏空間を確保することができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の屋根ユニットを用いたユニット
住宅を示す斜視図、第2図及び第3図は屋根ユニットの
支持枠を示す斜視図、第4図は第2図の要部IVを示す平
面図、第5図は要部IVの側面図、第6図は第2図の要部
VIを示す平面図、第7図は要部VIの側面図、第8図は第
3図の要部VIIIを示す平面図、第9図は要部VIIIの側面
図、第10図はユニット住宅の他例を示す斜視図である。 A……部屋ユニット B……屋根ユニット B1……棟側屋根ユニット B2……軒先側屋根ユニット 1……支持枠 14……大梁(大棟梁) 16a,16b……隅梁(降り棟梁) 2……支持枠 25a,25b……隅梁(降り棟梁)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−242238(JP,A) 特開 昭58−120945(JP,A) 実開 昭63−179317(JP,U) 実開 昭57−205304(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】寄棟屋根を構成する屋根ユニットであっ
    て、屋根板と支持枠とで構成され、該支持枠を形成する
    大棟梁と該大棟梁端部から降る二本の降り棟梁とが互い
    に剛接合されていることを特徴とする屋根ユニット。
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