JP2504476Y2 - 手摺り壁取付構造 - Google Patents

手摺り壁取付構造

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JP2504476Y2
JP2504476Y2 JP1989087305U JP8730589U JP2504476Y2 JP 2504476 Y2 JP2504476 Y2 JP 2504476Y2 JP 1989087305 U JP1989087305 U JP 1989087305U JP 8730589 U JP8730589 U JP 8730589U JP 2504476 Y2 JP2504476 Y2 JP 2504476Y2
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和好 吉田
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Misawa Homes Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、軽量気泡コンクリート製パネルによる手摺
り壁(パラペットを含む)の取付構造に係り、建物のバ
ルコニー、下屋、屋下に利用てきるものである。
〔背景技術〕
第4図〜第6図は建物に設けられるバルコニー31、下
屋32、屋上33を示し、これらには手摺り壁34がある。
現在において、予め工場でパネル化して生産した壁、
床、天井等の主要な建築材料を建設現場で組み立てるこ
とにより建てられる工業化住宅が広く普及しており、こ
の工業化住宅では、手摺り壁34も予め工場で生産された
軽量気泡コンクリート製のパネルにより作られる。
第7図はこのように軽量気泡コンクリート製のパネル
35による手摺り壁34の従来における取付構造を示し、パ
ネル35は内部に金網が芯材として埋設されているもので
ある。建物の骨組みフレーム36の上面端部にはブラケッ
ト等を介して下地材としての支持フレーム37が立設さ
れ、この支持フレーム37を使用してパネル35の骨組みフ
レーム36への取り付けが行われ、支持フレーム37のパネ
ル35とは反対側の面には支持フレーム37を隠すためのサ
イディング材38が取り付けられ、骨組みフレーム36の上
面に床材39が敷設される。
〔考案が解決しようとする課題〕
以上の従来技術においては、手摺り壁34用のパネル35
の取り付けのために、骨組みフレーム36にブラケット等
を介して支持フレーム37を立設しなければならないた
め、全体的に構造が複雑になってコスト高になってしま
う問題があった。また、支持フレーム37、パネル35の他
にサイディング材38が必要になるため、手摺り壁34は全
体的に厚さ寸法が大きくなってしまい、この結果、手摺
り壁34の上面に取り付けられる笠木を大型のものにせざ
るを得なかった。
本考案の目的は、構造の簡単化を図ることができてコ
ストダウンを達成でき、また、手摺り壁の厚さ寸法を従
来よりも薄くすることが可能になる手摺り壁取付構造を
提供するところにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る手摺り壁取付構造は、建物の骨組みフレ
ームに外向きに突出して設けられ、かつ、垂直な立上部
にボルト挿通孔が形成された上部ブラケットと、この上
部ブラケットの下側に前記骨組みフレームに外向きに突
出して設けられ、かつ、水平な上面部にボルト挿通孔が
形成された下部ブラケットと、この下部ブラケットの上
面部に載せられて前記上部ブラケットの立上部に内側面
が当てがわれる手摺り壁用の軽量気泡コンクリート製パ
ネルとを含み、このパネルに埋設された鉄骨フレームに
前記立上部および前記上面部と対向するナットが固設さ
れ、前記立上部のボルト挿通孔に挿通されたボルトおよ
び前記上面部のボルト挿通孔に挿通されたボルトがこれ
らのナットに螺合させて前記パネルが前記骨組みフレー
ムに取り付けられることを特徴とするものである。
〔作用〕
前記上部および下部ブラケットに挿通されたボルトを
前記ナットに螺合することにより、パネルはこれらのブ
ラケットを介して骨組みフレームに取り付けられる。パ
ネルはボルトが螺合されるナット付きの鉄骨フレームが
埋設されたものとなっているため、パネルの取り付けの
ために従来のように支持フレームを必要とせず、パネル
は簡単な構造で取り付けられることになる。
また、ブラケットには、パネルが載せられる水平な上
面部を有する下部ブラケットと、パネルの内側面が当て
がわれる垂直な立上部を有する上面部ブラケットとがあ
るため、これらのブラケットにボルトでパネルが固定さ
れると、下部ブラケットによりパネルの重量を受けるこ
とができるとともに、上部ブラケットによりパネルの倒
れ荷重を支持でき、これにより上部および下部の2種類
のブラケットによる簡単な構造でパネルを骨組みフレー
ムに確実に取り付けることができる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例に係る手摺り壁取付構造を
示し、この取付構造は工場で生産された複数の住宅ユニ
ットを組み合わせることにより構成される工業化住宅に
適用され、住宅ユニットを構成している柱1の上部間に
縦横の梁2,3が架け渡され、これらの柱1と梁2,3とは第
2図、第3図の通りガゼットプレート4、ボルト5、ナ
ット6で結合される。
梁2,3は柱1と共に工業化住宅の骨組みフレームを構
成するものであり、手摺り壁9が設けられる位置に配置
されている梁2,3には、第1図の通り、外向きに突出す
る上下のブラケット7,8が対をなして梁2,3の長手方向に
複数設けられる。
このように上下一対設けられるブラケット7,8の具体
的構造は第2図、第3図に示されている。上部ブラケッ
ト7は、H型鋼による梁2,3の上面に溶接またはボルト
で結合される水平部7Aの先端に垂直な立上部7Bが設けら
れたL字型となっており、立上部7Bにボルト挿通孔7Cが
形成されている。下部ブラケット8は、水平な上面部8A
の幅方向両端部に下向きに延びる垂直部8B,8Cが設けら
れたコ字型となっており、上面部8Aにはボルト挿通孔8D
が形成されている。
下部ブラケット8の後端は上下が梁2,3に結合された
接合板10に結合され、また接合板10は梁2,3内に挿入さ
れた左右の補強板11,12によっても梁2,3に結合され、従
って下部ブラケット8は接合板10と補強板11,12とによ
るボックス型構造体を介して梁2,3に取り付けられ、こ
の取付強度は極めて大きなものとなっている。
前記手摺り壁9となるパネル13は工場でプレキャスト
法により製造される軽量気泡コンクリート製であり、そ
の内部に例えばアングル材による鉄骨フレーム14が埋設
され、鉄骨フレーム14には溶接でナット15が結合されて
いる。
下部ブラケット8の梁2,3への取り付けは工場で行わ
れ、建物現場で前記住宅ユニットを組み合わせて工業化
住宅を建てる作業において、第2図の通りパネル13を下
部ブラケット8上に載せてこのブラケット8のボルト挿
通孔8Dにボルト16を挿通し、このボルト16をパネル13の
ナット15に螺合する。また、上部ブラケット7の水平部
7Aを梁2,3の上面に当てがうと共に、立上部7Bをパネル1
3の下部内側面に当てがい、水平部7Aを梁2,3の上面に溶
接またはボルトで結合すると共に、立上部7Bに形成され
たボルト挿通孔7Cにボルト16を挿通し、このボルト16を
パネル13のナット15に螺合する。
このようにナット15に螺合されるボルト16を締め付け
れば、パネル13はブラケット7,8を介して工業化住宅の
骨組みフレームとなっている梁2,3に垂直に取り付けら
れることになる。なお、第1図中、17は床材である。
この後、パネル13間の目地処理作業やパネル13の上面
に笠木を取り付ける作業等の仕上げ作業を行うことによ
り、手摺り壁9が出来上がる。
以上において、本実施例では、手摺り壁9用のパネル
13は内部に鉄骨フレーム14が埋設されたものとなってい
るため、それ自身で十分に大きな強度を有し、従って鉄
骨フレーム14に固設されたナット15にブラケット7,8を
挿通させたボルト16を螺合すれば、パネル13を建物の骨
組みフレームに直接的に取り付けることが可能となり、
すなわち、従来のように支持フレームを介してパネルを
骨組みフレームに取り付ける必要がなくなり、このため
構造の簡単化、コトスダウンを達成できるようになる。
また、本実施例によれば、前記支持フレームの他に従来
技術で必要となっていたサイディング材も不要になるた
め、手摺り壁9の全体的厚さ寸法を従来よりも薄くする
ことが可能になり、この結果、パネル13の上面に取り付
けられる笠木を小型で良好な納まり状態となるものにす
ることができる。
また、本実施例によれば、パネル13の重量を下部ブラ
ケット8で受けながらパネル13を梁2,3に取り付けるこ
とができるとともに、梁2,3には上下2個ずつのブラケ
ット7,8が設けられているため、パネル13は倒れ方向へ
のモーメントに対する大きな取付強度、換言すれば手摺
り壁9として必要な十分に大きな取付強度をもって梁2,
3に取り付けられることになる。
なお、上下のブラケット7,8を梁2,3に取り付ける構造
は本実施例のものに限定されるものではなく、建物の骨
組みフレームに適合させて任意に定めることができ、ま
たブラケットの形状も任意に定めることができる。
また本考案に係る手摺り壁取付構造はバルコニー、下
屋、屋上に適用できるとともに、工業化住宅以外の建物
にも適用可能である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、手摺り壁用のパネルを建物の骨組み
フレームに簡単な構造で取り付けることができるように
なってコストダウンを達成でき、また、手摺り壁の全体
的厚さ寸法を従来よりも薄くできるという効果を得られ
る。
なお、本考案について、IPCを「E04F11/18」、キーワ
ードを「壁、壁体」などとしていわゆるパトリス検索を
行ったところ、本考案のような「手摺り壁取付構造」は
見当たらず、該当分野における本考案の斬新性が明らか
になった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る構造を示す斜視図、第
2図はパネル取付状態を示す側断面図、第3図はパネル
取付前における下部ブラケットを示す平断面図、第4図
は手摺り壁を有するバルコニーを示す図、第5図は同下
屋を示す図、第6図は同屋上を示す図、第7図は従来の
取付構造を示す側断面図である。 2,3……骨組みフレームである梁、7……上部ブラケッ
ト、8……下部ブラケット、9……手摺り壁、10……接
合板、11,12……補強板、13……パネル、14……鉄骨フ
レーム、15……ナット、16……ボルト。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の骨組みフレームに外向きに突出して
    設けられ、かつ、垂直な立上部にボルト挿通孔が形成さ
    れた上部ブラケットと、この上部ブラケットの下側に前
    記骨組みフレームに外向きに突出して設けられ、かつ、
    水平な上面部にボルト挿通孔が形成された下部ブラケッ
    トと、この下部ブラケットの上面部に載せられて前記上
    部ブラケットの立上部に内側面が当てがわれる手摺り壁
    用の軽量気泡コンクリート製パネルとを含み、このパネ
    ルに埋設された鉄骨フレームに前記立上部および前記上
    面部と対向するナットが固設され、前記立上部のボルト
    挿通孔に挿通されたボルトおよび前記上面部のボルト挿
    通孔に挿通されたボルトがこれらのナットに螺合させて
    前記パネルが前記骨組みフレームに取り付けられること
    を特徴とする手摺り壁取付構造。
JP1989087305U 1989-07-24 1989-07-24 手摺り壁取付構造 Expired - Lifetime JP2504476Y2 (ja)

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JPH0325730U JPH0325730U (ja) 1991-03-15
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JPS56145543U (ja) * 1980-03-31 1981-11-02

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