JP2514578B2 - マンサ―ド屋根の小屋組構造および構築方法 - Google Patents

マンサ―ド屋根の小屋組構造および構築方法

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JP2514578B2 JP5180055A JP18005593A JP2514578B2 JP 2514578 B2 JP2514578 B2 JP 2514578B2 JP 5180055 A JP5180055 A JP 5180055A JP 18005593 A JP18005593 A JP 18005593A JP 2514578 B2 JP2514578 B2 JP 2514578B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、住宅やその他の鉄骨
造りの建物におけるマンサード屋根の小屋組構造および
構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、土地事情から3階建住宅の需要が
増えているが、都市部では、斜線制限等から建物の高さ
を制限値内に収めることが要求され、通常の3階建住宅
の構築ができない場合がある。また、建坪の小さな住宅
では、3階建とすると外観のバランスの悪いものとなり
易い。このような場合に、マンサード屋根の利用が考え
られる。マンサード屋根は、小屋裏に居室として利用可
能な比較的広い空間を得ることができる。そのため、3
階建住宅においても、2階建住宅のような外観のバラン
スの良い住宅とすることができ、建物高さも低く抑える
ことができる。
【0003】図13は、従来の一般的な木造のマンサー
ド屋根の小屋組を示す。腰折れ形の合掌梁81は、その
急勾配梁部81aの下端が軒桁82に接合され、腰折れ
部から小屋梁83に対束84が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
合掌梁81の急勾配梁81aの下端が軒桁82から直接
に延びる構成であるため、急勾配梁81aの適度の勾配
を考えると、建坪のある程度大きな建物でなければ、小
屋裏空間85に居室として十分な天井高を得ることが難
しく、またその床面積も十分に得られない。そのため、
通常の建坪の住宅では、マンサード屋根の特長を生か
し、小屋裏を3階部分として3階建住宅を構築する場合
に、3階部分の天井高さおよび床面積を十分に得ること
が難しい。また、住宅等においても、柱のない大きな空
間を設けることが要望されているが、そのような大空間
を小屋裏に構築することは難しい。さらに、3階建の建
物では、一般に2階建に比べて建方工程が大幅に長くな
るため、建方に要する時間の短縮が求められている。
【0005】この発明の目的は、小屋裏に居室等として
十分な天井高の空間を広く得ることができ、また建方時
間も短縮できるマンサード屋根の小屋組構造および構築
方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のマンサード屋
根の小屋組構造は、軒桁上に垂直に設置される立上り材
が下端に設けられた腰折れ形の鉄骨製合掌梁を用いたも
のである。これら合掌梁は、桁行方向に複数並べて設置
する。
【0007】各合掌梁は、その合掌梁を構成する急勾配
梁と立上り材との接続部近傍を、軒桁に合掌梁方杖で接
合しても良い。また、互いに棟の両側に配置される一対
の合掌梁の上端同士を、棟梁接合プレートを挟んでボル
ト接合し、桁行方向に隣合う合掌梁間の棟梁を前記棟梁
接合プレートにボルト接合しても良い。互いに棟の両側
に配置される一対の合掌梁には、腰折れ部近傍間に天井
吊木受を接合しても良い。
【0008】この発明のマンサード屋根合掌梁は、棟側
から順に、緩勾配梁、急勾配梁、および立上り材が続く
鉄骨製のものである。
【0009】この発明のマンサード屋根の小屋組構築方
法は、下端に立上り材を有する腰折れ形の鉄骨製合掌梁
を、軒桁上に複数並べて設置する工程と、隣合う各合掌
梁の上端間を棟梁で接合する工程とを含む方法である。
この場合に、合掌梁は互いに棟の両側に配置される部分
に分割されたものとし、これら一対の合掌梁を、建物躯
体上または建設現場の地上で相互に接合しても良い。な
お、合掌梁は棟の両側の部分を一体に構成したものであ
っても良い。
【0010】
【作用】この発明の構成によると、合掌梁の下端に立上
り材が形成されて軒桁上に設置されるため、この立上り
材の高さだけ屋根面の全体が高くなる。そのため、小屋
裏空間の天井高さを高くすることができ、一般的な建坪
の住宅等においても、居室等として利用可能な天井高さ
の小屋裏空間を広く得ることができる。立上り材は合掌
梁に設けるため、この合掌梁を軒桁上に設置することに
よって立上り部分が構築でき、別工程で立上り材を現場
組み立てする必要がない。そのため小屋組の組み立て時
間が短縮され、小屋裏を居室としない建物と大差のない
時間で建物全体の建方を行うことも可能となる。
【0011】合掌梁に前記の合掌梁方杖を接合した場合
は、立上り材部分の支持強度が確保できて合掌梁の横倒
れが防止され、小屋組全体の強度が向上する。合掌梁に
ブレースを接続したものでは、ブレース張力による桁行
方向の力が合掌梁方杖で軒桁に伝えられることになって
合掌梁の横倒れが防止される。このように合掌梁方杖で
合掌梁の支持強度確保されるため、柱のない大きな小屋
裏空間が実現できる。合掌梁に天井吊り木受けを前記の
ように設ける場合は、この吊り木受けが合掌梁のつなぎ
梁としても作用し、さらに強度が向上する。棟の両側に
配置される一対の合掌梁の上端同士を、棟梁接合プレー
トを挟んでボルト接合し、これに棟梁をボルト接合する
場合は、各部材の相互の接合が行い易い。また、合掌梁
が棟の両側に分割された短いものとなるため、工場から
現場への運搬が容易になる。
【0012】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図11に基
づいて説明する。軒桁1と胴差2は、ジョイントボック
ス3を介して互いに接合され、ジョイントボックス3の
下に階下の柱(図示せず)が設けられている。軒桁1お
よび胴差2は、いずれも溝形鋼またはH形鋼等からな
る。この実施例の小屋組は、半切妻部Aを有するマンサ
ード形小屋組としてあり、桁行方向に並ぶ複数の腰折れ
形の合掌梁4と、隣合う合掌梁4,4の棟間を相互に接
合する棟梁5とで主に構成される。妻面には複数本のい
らか柱6と、半切妻合掌梁水平材7と、半切妻合掌梁斜
材8と、端母屋50とが設けられる。
【0013】中間部の各合掌梁4は、図5に示すように
棟側から順に緩勾配梁4a、急勾配梁4b、および立上
り材4cを接合したものである。緩勾配梁4aおよび急
勾配梁4bの勾配は、例えば各々4.5寸および12.
5寸勾配としてある。各梁4a,4bおよび立上り材4
cはH形鋼等の鉄骨製のものであり、これらの各部材間
の接合は、接合プレート9,10を介在させて溶接接合
としてある。合掌梁4の上下端には、端板11,12が
溶接してある。
【0014】緩勾配梁4aには、上下端のウェブ両側面
にブレース接合プレート13を溶接し、かつ下端近傍に
おいて下フランジの下面に吊り木受接合プレート14が
溶接してある。急勾配梁4bには、上下端のウェブ両側
面にブレース接合プレート13(図3)を溶接し、かつ
下端のウェブ両側面に方杖接合プレート15(図2,図
6)が溶接してある。各プレート13〜15は、各々ボ
ルト挿通孔が明けてある。また、各梁4a,4bの上下
端において、上側フランジの上面にはアングル材の切片
等からなる母屋受片16が溶接してある。
【0015】図1において、棟部の両側の各一対の合掌
梁4,4は、前記吊り木受接合プレート14に両端が接
合される形鋼製の天井吊り木20で相互に接合し(図
4)、その中央に天井吊り木受束21が立設してある。
半切妻合掌梁斜材8は急勾配梁8aと立上り材8bとを
接合して構成される。各合掌梁4,8は、合掌梁方杖1
7,18で軒桁1に接合される。
【0016】各合掌梁4,8間には、半切妻部Aを除い
て、棟母屋22および他の各母屋23を掛け渡して前記
母屋受片16(図5)に接合してある。各母屋23は軽
量形鋼のダブル母屋としてある。半切妻部Aでは、つな
ぎ梁24と隅合掌25とが設けられる。また、隣合う合
掌梁4,4間および4,8間には、各勾配部分にブレー
ス26が2本ずつ交差して設けてある。ブレース26は
中間にターンバックルを有する締め付け操作可能なもの
であり、両端の羽子板部が前記ブレース接合プレート1
3(図3)に接合される。なお、図1において符号Mは
モジュール芯を示す。
【0017】図2は合掌梁方杖17の接合構造を示す拡
大図である。合掌梁4の下端の端板12は、ボルト36
で軒桁1の上フランジ上に接合する。端板12および軒
桁1の上フランジには予めボルト挿通孔(図示せず)を
工場で加工しておく。合掌梁方杖17はC形鋼等からな
り、軒桁1の上面に溶接された方杖接合プレート27に
下端がボルト接合されて、上端が合掌梁4の方杖接合プ
レート15にボルト接合される。
【0018】図3および図7は、合掌梁4と棟梁5との
接合構造を示す。棟の両側の一対の合掌梁4,4は、棟
梁接合プレート28を挟んで上端の端板11,11同士
がボルト29とナット(図示せず)で接合される。端板
11には予めボルト挿通孔(図示せず)が加工してあ
る。棟梁接合プレート28は、図8に示すように中央の
4個の合掌梁間接合孔30と、両側の2個の棟梁接合孔
31と、両側2個のつなぎ梁接合用孔53と、下部の1
個の吊り木受束接合孔32とを設けたものである。な
お,棟梁接合プレート28を用いる代りに、このプレー
ト28と同様なプレートを、片方の合掌梁4に端板11
として設け、端板同志を直接にボルト接合してもよい。
棟梁5は、2本のリップ溝形鋼5a,5aをライナ(図
示せず)を介して背合せに溶接したものであり、両リッ
プ溝形鋼5a,5a間に棟梁接合プレート28を差し込
んでボルト33およびナット(図示せず)で接合する。
ボルト33は、各リップ溝形鋼5a,5aに予め設けた
ボルト挿通孔(図示せず)と棟梁接合プレート28のボ
ルト挿通孔31とに渡って挿通する。吊り木受束21
は、上端をボルト34で棟梁接合プレート28のボルト
挿通孔32に接合する。なお、合掌梁4の上端におい
て、上フランジには接合作業用の切欠35が予め工場で
加工してある。
【0019】図11はこの小屋組構造を用いたマンサー
ド屋根の部分断面図である。合掌梁4の各勾配の梁4
a,4b上で、母屋22,23上に屋根パネル38,3
9が載せられ、その垂木が適宜の金具(図示せず)で母
屋22,23に取付けられる。天井パネル40は、天井
吊り木受20に天井吊金物41で取付けられる。床パネ
ル42は床梁52上に敷設される。床パネル42と天井
パネル40との間に、垂直壁43と傾斜壁44とが設け
られる。この床パネル42と天井パネル40との間に居
室となる小屋裏空間45が構成される。同図の屋根は3
階建住宅の屋根であり、2階の外壁パネル47は、軒桁
1の真下に位置する。2階の部屋46の天井パネル48
は、床梁52の下面に設置される。
【0020】つぎに、この小屋組の構築方法を説明す
る。.まず、図9に示すように、棟梁接合プレート2
8を挟んで両側の合掌梁4,4を互いにボルト接合す
る。.この合掌梁4に、天井吊り木受20(図10)
および天井吊り木受束21をボルト接合する。これらの
接合作業は、敷地にクレーン等の重機の設置場所が十分
に得られる場合は地上で行い、得られない場合は床パネ
ル42(図11)上で行う。なお、いずれの場合も、床
パネル42は合掌梁4の設置よりも先に敷いておくこと
が望ましい。
【0021】.このように組んだ合掌梁4を、図10
のようにクレーンの吊り索51等で吊り降ろし、軒桁1
上にボルト固定する。この後、合掌梁方杖17も合掌梁
4と軒桁1の間に接合する。.このようにして各合掌
梁4を軒桁1上に固定した後、図1のいらか柱6を立
て、いらかパネル(図示せず)をいらか柱6に取付け
る。.この後、半切妻合掌梁斜材8および半切妻合掌
梁水平材7をいらかパネルおよびいらか柱6に取付け
る。.各棟梁5を、合掌梁4の棟梁接合プレート28
に取付ける。.ついで、つなぎ梁24を半切妻合掌梁
水平材7と棟梁接合プレート28に取付ける。.棟母
屋22を取付け、隅合掌25を合掌梁水平材7と棟母屋
22とに取付ける。.端母屋50、母屋23、および
ブレース26を取付ける。これにより小屋組が完成す
る。
【0022】この小屋組構造によると、このように合掌
梁4の下端に立上り材4cが形成されて軒桁1上に設置
されるため、この立上り材1の高さだけ屋根面の全体が
高くなる。そのため、小屋裏空間45(図11)の天井
高さを高くすることができ、一般的な建坪の住宅等にお
いても、居室等として利用可能な天井高さの小屋裏空間
45を広く得ることができる。また、3階建住宅とした
場合に、前記のように小屋裏空間45を大きく取りなが
ら、建物全体の高さを抑えることができる。例えば、前
記のように合掌梁4の各勾配を12.5寸と4.5寸と
し、モジュール間隔Pを910mmとした場合に、7Pの
スパンで平均天井高さを2100mm、水平ではは240
0mmを確保し、かつ建物の全体高さが10m以下とでき
る。さらに、合掌梁4の勾配を12.5寸とすることに
より、斜線制限にも有利に対応できる。すなわち、道路
斜線や、隣地斜線、北側斜線は1.25勾配である場合
が多いが、この斜線制限に対応できる。また、半切妻部
Aを設けたことからも斜線制限に有利になる。
【0023】このように小屋組に立上り部分を設ける
が、立上り材4cは合掌梁4に予め一体に設けるため、
合掌梁4を軒桁1上に設置することによって立上り部分
が構築でき、立上り材4cを合掌梁4と別に現場組み立
てする必要がない。そのため、小屋組の組み立て時間が
短縮される。また、このように小屋組の組み立てを簡単
に行えるため、小屋裏を居室としない2階建住宅と大差
のない時間で建物全体の建方を行うことも可能となる。
【0024】合掌梁4には合掌梁方杖17を両面に接合
しているが、そのため立上り材4cの部分の支持強度が
確保でき、小屋組全体の強度が向上する。すなわち、ブ
レース26の張力による桁行方向の力が合掌梁方杖17
で軒桁1に伝えられることになって合掌梁4の横倒れが
防止される。また、合掌梁4に天井吊り木受20を設け
ているが、吊り木受20は合掌梁4のつなぎ梁としても
作用し、一層強度が向上する。これらのため、立上り材
4を設けて小屋組高さを高くしながら、合掌梁4を中間
部分で柱により支持する必要がなく、柱のない大きな小
屋裏空間45が形成できる。棟の両側の合掌梁4,4
は、棟梁接合プレート28を挟んでボルト接合し、これ
に棟梁5および吊り木受け束21をボルト接合するが、
そのため各部材5,21の接合が行い易い。また、合掌
梁4は棟の両側の部分を互いに分割してあるため、1本
の合掌梁4の長さがトラック輸送に支障のない短いもの
となり、工場から現場への運搬が容易に行える。
【0025】図12は他の実施例を示す。この例は、半
切妻部を有しないマンサード小屋組に適用した例であ
る。この例では、妻部に中間部の合掌梁4よりも若干細
い形鋼からなる妻部合掌梁44を設け、いらか柱45で
支えている。妻部合掌梁44は、中間部の合掌梁4と同
様に緩勾配梁44a,急勾配梁44b、および立上り材
44cを予め工場で溶接したものである。その他の構成
は前記実施例と同様である。
【0026】
【発明の効果】この発明のマンサード屋根の小屋組構造
および構築方法は、下端に立上り材を有する合掌梁を用
いるため、小屋裏に居室等として十分な天井高の空間を
広く得ることができ、また建方時間も短くて済む。
【0027】合掌梁に合掌梁方杖を接合する場合は、立
上り材部分の支持強度が確保でき、そのため柱のない大
きな小屋裏空間が得易い。合掌梁に天井吊り木受を設け
る場合は、この吊り木受が合掌梁のつなぎ梁としても作
用し、一層強度が向上するまた、棟の両側に配置される
一対の合掌梁の上端同士を、棟梁接合プレートを挟んで
ボルト接合し、これに棟梁をボルト接合する場合は、各
部材の接合が行い易い。しかも、合掌梁が棟の両側に分
割された短いものとなるため、工場から現場への運搬が
容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる小屋組の部分分解
斜視図である。
【図2】図1の軒部の拡大斜視図である。
【図3】図1の棟部の拡大斜視図である。
【図4】合掌梁と床梁とを示す部分省略正面図である。
【図5】合掌梁の正面図である。
【図6】(A)は合掌梁と軒桁との接合部の拡大断面
図、(B)はその側面図である。
【図7】(A)は合掌梁と棟梁との接合部を棟方向に沿
って切断した断面図、(B)は同部分を妻面と平行に切
断した断面図、(B)は同部分の平面図である。
【図8】棟梁接合プレートの拡大正面図である。
【図9】一対の合掌梁の組み立て方法を示す説明図であ
る。
【図10】小屋組の構築過程を示す斜視図である。
【図11】同小屋組によるマンサード屋根の断面図であ
る。
【図12】この発明の他の実施例の斜視図である。
【図13】従来例の部分正面図である。
【符号の説明】
1…軒桁、2…胴差、4…合掌梁、4a…緩勾配梁、4
b…急勾配梁、4c…立上り材、5…棟梁、17…合掌
梁方杖、20…天井吊り木受、21…天井吊り木受束、
28…棟梁接合プレート

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 桁行方向に並ぶ複数の腰折れ形の鉄骨製
    合掌梁を設け、各合掌梁は軒桁上に垂直に設置される立
    上り材を下端に有するものとしたマンサード屋根の小屋
    組構造。
  2. 【請求項2】 合掌梁を構成する急勾配梁と立上り材と
    の接続部近傍を、軒桁に合掌梁方杖で接合した請求項1
    記載のマンサード屋根の小屋組構造。
  3. 【請求項3】 互いに棟の両側に配置される一対の合掌
    梁の上端同士を、棟梁接合プレートを挟んでボルト接合
    し、桁行方向に隣合う合掌梁間の棟梁を前記棟梁接合プ
    レートにボルト接合した請求項1記載のマンサード屋根
    の小屋組構造。
  4. 【請求項4】 互いに棟の両側に配置される一対の合掌
    梁の腰折れ部近傍間に天井吊木受を接合した請求項1記
    載のマンサード屋根の小屋組構造。
  5. 【請求項5】 棟側から順に、緩勾配梁、急勾配梁、お
    よび立上り材が続く鉄骨製のマンサード屋根合掌梁。
  6. 【請求項6】 下端に立上り材を有する腰折れ形の鉄骨
    製合掌梁を、軒桁上に複数並べて設置する工程と、隣合
    う各合掌梁の上端間を棟梁で接合する工程とを含むマン
    サード屋根の小屋組構築方法。
  7. 【請求項7】 合掌梁を、互いに棟の両側に配置される
    部分に分割されたものとし、これら一対の合掌梁を、建
    物躯体上または建設現場の地上で相互に接合する請求項
    6記載のマンサード屋根の小屋組構築方法。
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