JP2955188B2 - 組立て式建物 - Google Patents
組立て式建物Info
- Publication number
- JP2955188B2 JP2955188B2 JP18052794A JP18052794A JP2955188B2 JP 2955188 B2 JP2955188 B2 JP 2955188B2 JP 18052794 A JP18052794 A JP 18052794A JP 18052794 A JP18052794 A JP 18052794A JP 2955188 B2 JP2955188 B2 JP 2955188B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tenon
- girder
- socket
- column
- prefabricated building
- Prior art date
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、組立て、分解の容易
な建物に関し、例えば、中小規模の事務所、店舗、郊外
レストラン等広範囲に利用できるものである。
な建物に関し、例えば、中小規模の事務所、店舗、郊外
レストラン等広範囲に利用できるものである。
【0002】
【従来の技術】従来の組立て式建物では、屋根桁を支柱
の上に載せて、ボルトで緊締していた。しかし、このよ
うな構造では、屋根桁と支柱の結合部が剛節にほど遠
く、2階建てにするような場合、充分な強度が得られな
い。このため、屋根桁と支柱をターンバックルで斜めに
結んだりしていたが、効果が薄く、ターンバックルがサ
イドパネルを張る邪魔になるという欠点もあった。
の上に載せて、ボルトで緊締していた。しかし、このよ
うな構造では、屋根桁と支柱の結合部が剛節にほど遠
く、2階建てにするような場合、充分な強度が得られな
い。このため、屋根桁と支柱をターンバックルで斜めに
結んだりしていたが、効果が薄く、ターンバックルがサ
イドパネルを張る邪魔になるという欠点もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、屋根桁と
支柱を剛節に近い形で接合することを目的とする。
支柱を剛節に近い形で接合することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この組立て式建物は、支
柱の上端にほぞを形成する。屋根桁内に、このほぞが係
合するソケットを組み込む。組立てるときは、ほぞをソ
ケットに嵌合してボルトで緊締する。
柱の上端にほぞを形成する。屋根桁内に、このほぞが係
合するソケットを組み込む。組立てるときは、ほぞをソ
ケットに嵌合してボルトで緊締する。
【0005】ほぞは、横からみたとき、下に行くほど太
く形成すると、ソケットに嵌合しやすい。
く形成すると、ソケットに嵌合しやすい。
【0006】
【実施例】この発明の実施例を図面に基づいて説明する
と、図1に示すように、この組立て式建物1は箱形で、
工場で予め作った床パネル2、屋根パネル3、支柱5を
現場に運んで組み上げ、最後に壁パネル9を取り付ける
ようになっている。各支柱5は鋼製ボックス形であり、
同一端面の2本の支柱は上下を梁6、7で結合されてい
る。
と、図1に示すように、この組立て式建物1は箱形で、
工場で予め作った床パネル2、屋根パネル3、支柱5を
現場に運んで組み上げ、最後に壁パネル9を取り付ける
ようになっている。各支柱5は鋼製ボックス形であり、
同一端面の2本の支柱は上下を梁6、7で結合されてい
る。
【0007】床パネル2は、図2に示すように、溝10
を外に向けてコの断面の鋼製の桁11が両側に通ってお
り、その間に横桁(図示していない)を渡し、床板12
を張ってある。組立ての際は、この床桁11の端面に支
柱5の下部を宛てがい、2本のボルト13で緊締する
(図4)。このボルト締めが可能なよう、支柱5の下端
には、外側に向って開口15を設けてある。
を外に向けてコの断面の鋼製の桁11が両側に通ってお
り、その間に横桁(図示していない)を渡し、床板12
を張ってある。組立ての際は、この床桁11の端面に支
柱5の下部を宛てがい、2本のボルト13で緊締する
(図4)。このボルト締めが可能なよう、支柱5の下端
には、外側に向って開口15を設けてある。
【0008】支柱5からはブラケット16が突き出てお
り、これと床桁のウエッブ11cおよび桁11の上に溶
接したアイピース17を3本のボルト19で締め付け
る。
り、これと床桁のウエッブ11cおよび桁11の上に溶
接したアイピース17を3本のボルト19で締め付け
る。
【0009】屋根パネル3は、図3に示すように、溝1
0を外に向けたコの字断面の鋼製の桁20が両側に通っ
ており、桁と桁の間に横桁(図示しない)を渡し、屋根
板21が張ってある。
0を外に向けたコの字断面の鋼製の桁20が両側に通っ
ており、桁と桁の間に横桁(図示しない)を渡し、屋根
板21が張ってある。
【0010】支柱5の上にはほぞ22を形成しておく。
ほぞ22は鋼板溶接製で、外側が開放している。ほぞ2
2の一面はテーパーしており、横からみたとき、下に行
くほど太くなっている。
ほぞ22は鋼板溶接製で、外側が開放している。ほぞ2
2の一面はテーパーしており、横からみたとき、下に行
くほど太くなっている。
【0011】屋根桁20には、このほぞ22が係合する
ソケット23を組み込んでおく。ソケット22は、上下
に延びる2枚の板23a、23bからなり、これら板の
間にほぞ22と同じ形状の空間が形成されている。組み
立てるときは、このソケット23に支柱5のほぞ22を
嵌合し、板23a,23bとほぞ22をボルト25,2
6で緊締する(図4)。
ソケット23を組み込んでおく。ソケット22は、上下
に延びる2枚の板23a、23bからなり、これら板の
間にほぞ22と同じ形状の空間が形成されている。組み
立てるときは、このソケット23に支柱5のほぞ22を
嵌合し、板23a,23bとほぞ22をボルト25,2
6で緊締する(図4)。
【0012】このようにソケットにほぞをはめ込んでボ
ルト締めするので、屋根桁20と支柱5の結合が剛節に
近いものとなる。ほぞ22が上述のようにテーパーして
いるので、ソケット23にはめ込みやすくなっている。
ルト締めするので、屋根桁20と支柱5の結合が剛節に
近いものとなる。ほぞ22が上述のようにテーパーして
いるので、ソケット23にはめ込みやすくなっている。
【0013】この組立て式建物は、図1に鎖線で示すよ
うに、いくつかの建物を繋いで、床面積の大きな1つの
建物として使用する場合がある。床桁11および屋根桁
20には、このための接続板30がそれぞれ2個ずつ間
隔をあけて設けられている。
うに、いくつかの建物を繋いで、床面積の大きな1つの
建物として使用する場合がある。床桁11および屋根桁
20には、このための接続板30がそれぞれ2個ずつ間
隔をあけて設けられている。
【0014】接続板30は、図2、図3に示すように、
ボルト孔をあけた鋼板で、桁11、20の溝10を塞ぐ
ように上下のフランジの縁の間に溶接される。接続板3
0の両端は内側に折れ曲がっており、その周縁は桁1
1、20に溶接する。接続板30の裏側に手が入るよ
う、上側フランジ11a,20aには作業穴31をあけ
る。
ボルト孔をあけた鋼板で、桁11、20の溝10を塞ぐ
ように上下のフランジの縁の間に溶接される。接続板3
0の両端は内側に折れ曲がっており、その周縁は桁1
1、20に溶接する。接続板30の裏側に手が入るよ
う、上側フランジ11a,20aには作業穴31をあけ
る。
【0015】図1のように2つの建物をぴったり隣合わ
せにすると、各々の建物の接続板30が重なり合うの
で、図5に示すように、作業穴31から差し入れたボル
ト32をボルト孔に通し、締め付ける。
せにすると、各々の建物の接続板30が重なり合うの
で、図5に示すように、作業穴31から差し入れたボル
ト32をボルト孔に通し、締め付ける。
【0016】こうすれば、隣の建物の桁同士が一体的に
結合されるので、2階建てにしたような場合でも、荷重
によって生ずる桁の歪を少なく押さえることができる。
なお、連軒時は接続板30で繋ぐだけでなく、屋根桁2
0の端部板33および支柱の下部側板35にもボルトを
通して隣同士を繋ぐようにする。
結合されるので、2階建てにしたような場合でも、荷重
によって生ずる桁の歪を少なく押さえることができる。
なお、連軒時は接続板30で繋ぐだけでなく、屋根桁2
0の端部板33および支柱の下部側板35にもボルトを
通して隣同士を繋ぐようにする。
【0017】
【発明の効果】請求項1の組立て式建物は、支柱の上端
に形成したほぞを、屋根桁に組み込んだソケットに嵌合
してボルトで緊締したものであり、屋根桁と支柱の結合
が剛節に近いものとなり、曲げモーメントを一方の部材
から他方の部材に伝えることができるので高い強度が得
られる。また、ボルト等が出っ張らないので見た目もよ
い。
に形成したほぞを、屋根桁に組み込んだソケットに嵌合
してボルトで緊締したものであり、屋根桁と支柱の結合
が剛節に近いものとなり、曲げモーメントを一方の部材
から他方の部材に伝えることができるので高い強度が得
られる。また、ボルト等が出っ張らないので見た目もよ
い。
【0018】請求項2はほぞが下に行くほど太くなって
いるものであり、ソケットにほぞを挿入しやすく、組み
立てが容易である。
いるものであり、ソケットにほぞを挿入しやすく、組み
立てが容易である。
【図1】組立て式建物の全体斜視図である。
【図2】床パネルと支柱の結合部の分解斜視図である。
【図3】屋根パネルと支柱の結合部の分解斜視図であ
る。
る。
【図4】支柱と桁との結合状態を示す側面図である。
【図5】連軒時の要部横断面図である。
5 支柱 11 床桁 20 屋根桁 22 ほぞ 23 ソケット
Claims (2)
- 【請求項1】 支柱(5)の上端にほぞ(22)を形成
し、このほぞが係合するソケット(23)を屋根桁(2
0)に組み込み、該ほぞを該ソケットに嵌合してボルト
(25、26)で緊締してなり、該ほぞは外面が開放し
た中空の箱体で、該ソケットは、該屋根桁の下側フラン
ジ(20b)を該ほぞが入るように切り欠くと共に、該
ほぞを受け入れる間隔を設けて2枚の板(23a、23
b)を該屋根桁の上下のフランジ(20a、20b)の
間に渡したものであり、該ボルトは複数本あって、これ
ら各板(23a、23b)と該ほぞを互いに緊締してい
る組立て式建物。 - 【請求項2】 該ほぞが横からみたとき、下に行くほど
太くなっている請求項1に記載の組立て式建物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18052794A JP2955188B2 (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 組立て式建物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18052794A JP2955188B2 (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 組立て式建物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0821006A JPH0821006A (ja) | 1996-01-23 |
JP2955188B2 true JP2955188B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=16084829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18052794A Expired - Fee Related JP2955188B2 (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 組立て式建物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2955188B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102393984B1 (ko) * | 2021-04-19 | 2022-05-03 | (주)플레토로보틱스 | 모서리 프레임 및 이를 구비한 부스 프레임 |
-
1994
- 1994-07-08 JP JP18052794A patent/JP2955188B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0821006A (ja) | 1996-01-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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