JP2510354B2 - ユニット住宅の屋根 - Google Patents
ユニット住宅の屋根Info
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
れる屋根に係り、ユニット住宅の屋根に利用できる。
ブ工法が知られているが、このプレハブ工法の中でも、
最近ではユニット工法が多用されつつある。このユニッ
ト工法は、それぞれモジュール化したユニットを予め工
場で製造し、これらのユニットを現場までトラック等で
輸送した後、基礎上にて組み合わせて施工を行うもので
ある。
のボックスユニットを組み合わせて形成された居室部の
上に、複数の屋根ユニットを組み合わせることにより屋
根の施工が行われる。屋根の施工に際して用いられる屋
根ユニットとしては、1例として特公昭58−54221号公
報が挙げられる。
から下部まで達する長さの柱を多数有しており、これら
の屋根ユニットが自在に選択され、かつ組み合わされ
て、ユニット住宅の屋根が構成されている。
ると、隣り合う屋根ユニットにおいては、それぞれの屋
根ユニットの柱が極めて接近して並設された状態とな
る。
無駄使いとなっている。
屋根を提供するにある。
の屋根ユニットを組み合わせることにより形成されるユ
ニット住宅の屋根において、前記複数の屋根ユニットに
おける隣接する第1、第2屋根ユニットは、屋根部材を
支持しかつ互いに隣り合う柱をそれぞれ有し、前記第1
屋根ユニットの前記柱を、前記屋根部材の下面から前記
第1屋根ユニットの前記設置面まで達する長さを有する
ものとするとともに、この柱と隣り合う第2屋根ユニッ
トの前記柱を、前記屋根部材を下面から前記第1屋根ユ
ニットの柱の途中まで延びる短寸法のものとし、これら
第1屋根ユニットの柱と第2屋根ユニットの柱とを接合
してユニット住宅の屋根を構成した。
短寸法の柱を有する第2屋根ユニットを、この柱に隣接
しかつ屋根部材の下面から第1屋根ユニットの設置面ま
で達する柱を有する第1屋根ユニットに接合する。第2
屋根ユニットの柱は途中で第1屋根ユニットの柱に接合
される結果、複数の屋根ユニットが組み合わされて構成
される屋根において、柱の重複はなくなり、上記目的が
達成される。
体斜視図が示されている。
と、2階住宅ユニット1Bとを含んで構成された建物本体
である住宅ユニット1が組み合わされ、この住宅ユニッ
ト1の上面には、この上面を設置面として第2屋根ユニ
ットである中央屋根ユニット2と、第1屋根ユニットで
ある外側屋根ユニット3が設けられ、これら中央屋根ユ
ニット2と外側屋根ユニット3とで屋根4が構成されて
いる。
5が取り付けられ、住宅ユニット1を含めたこれら全体
でユニット住宅6が構成される。本実施例では、中央屋
根ユニット2の内部空間を居住スペースとして使用する
ことで、3階建ての住宅ユニット6とされている。
れるとともに、ユニット2は第2図に示されるように、
母屋21と登梁22とを含んで形成される屋根部材と、柱10
等を主要素として構成されている。
両側に設けられる。この外側屋根ユニット3の屋根形状
は片流れ屋根とされるとともに、ユニット3は第2図に
示されるように、母屋31と登梁32とを含んで形成される
屋根部材と、柱34等を主要素として構成されている。外
側屋根ユニット3と中央屋根ユニット2との組み合わせ
は、外側屋根ユニット3の屋根上縁3Aと、中央屋根ユニ
ット2の屋根下縁2Aとが段差となるように行われる。中
央屋根ユニット2と外側屋根ユニット3は概略以上のよ
うな構成である。通常は、前記したようにこれらを組み
合せればよいのであるが、本考案のユニット住宅の屋根
では、中央屋根ユニット2の柱10を予め工場で中央屋根
ユニット2の一部として組み付けず、現場で、予め工場
でユニット化された外側屋根ユニット3の柱34に接合
し、さらに中央屋根ユニット2の母屋21等に接合する構
成とされている。
屋根ユニット3との接合構造が示されている。
には、補強板23を介してブラケット24が取り付けられて
いる。このブラケット24は板材を略L字形に折り曲げ加
工されたもので、リブ25で補強されている。また、この
ブラケット24の水平部には位置決め穴24aが明けられて
いる。
ている。このナット取付板26の裏面には、2個のナット
27,27が溶接により固着されており、ナット取付板26が
母屋21に溶接等により固着される際は、このナット27,2
7が当たらないように母屋21の該当部分が切り欠かれて
いる。
る。
母屋31の下面には、補強板33が固着されている。前記外
側屋根ユニット3の柱34は、角パイプで形成されるとと
もに、屋根部材の下面から前記設置面である住宅ユニッ
ト1の上面まで達する長さを有している。そして、この
柱34は上端部に固着された取付板35を介して、母屋31側
の補強板33に取り付けられている。
対面する面の一部には、ナット取付板36が取り付けられ
ている。このナット取付板36の裏面には2個のナット3
7,37が溶着されており、ナット取付板36が柱34に溶接等
により固着される際、このナット37,37が当たらないよ
うに柱34の該当部が切り欠かれている。
いる。このナット取付板17の裏面にはナット18が溶着さ
れており、取付板17が柱34に溶接等により固着される
際、このナット18が当たらないように柱34の該当部が切
り欠かれている。
側屋根ユニット3の柱34に、中央屋根ユニット2を指示
する中央屋根ユニット2用の柱10を現場で接合させてい
る。
ており、第2図に示されるように、中央屋根ユニット2
の母屋21等からなる屋根部材の下面から外側屋根ユニッ
ト3の柱34の途中まで延びた短寸法に形成されている。
柱10の上端部には、断面略L字状に折り曲げ加工された
取付板11が取り付けられている。
れ、このピン12は前記ブラケット24の位置決め穴24Aに
係合可能とされている。また、取付板11の折り曲げ部
は、母屋21に固着されている補強板26に重なり、前記ナ
ット27に螺合されるボルト13で母屋21に取り付けられる
ように構成されている。
を有するとともに、リブ14で補強された断面L字形のブ
ラケット15が取り付けられている。そして、このブラケ
ット15が前記外側屋根ユニット3における柱34のナット
取付板36に押し当てられ、ボルト16が前記ナット37に締
め付けられて柱10が柱34に接合されるようになってい
る。
る。この取付板17は前記柱34の取付板17と同一のもの
で、同一平面内に取付けられる。そして、同様にナット
18を有している。これら柱10と取付板11、ピン12、ブラ
ケット15、ナット取付板17等が一体化されて、予め工場
で作成されている。
をさらに強固に接合するためにベルト19が設けられる。
このベルト19は柱10と柱34とに架け渡され、ボルト20が
前記ナット18にねじ込まれることで柱10と柱34とがベル
ト19によって接合される。ベルト19は紛失しないように
予め柱34、あるいは柱10に一端をボルト20止めしておい
てもよい。
の段差は、連結板40で塞がれている。この連結板40は、
カラー鉄板等からなり、耐水シートやルーフィング施工
された中央屋根ユニット2と外側屋根ユニット3とに亘
って取り付けられる。さらに、中央屋根ユニット2およ
び外側屋根ユニット3のそれぞれの屋根面全面に亘って
屋根材41が茸かれている。
ユニットとがトラックで建築現場に運ばれ、そこで組み
合わされる。
外側屋根ユニット3を2階住宅ユニット1Bの天井面に据
え着け、上下接合ボルトで両者を固定する。
ト2用の柱10を外側屋根ユニット3の柱34に接合する。
すなわち、柱10のブラケット15を柱34のナット取付板36
に押当て、ボルト16をナット37にねじ込んで固定する。
次いで、柱10と34とのどちらかにボルト20止めされたベ
ルト19を、他方の柱に架け渡し、ボルト20をナット18に
ねじ込んで固定する。
屋根ユニット2の母屋21に固定されたブラケット24の位
置決め穴24Aと、外側屋根ユニット3側に現場で一体接
合された短尺の柱10側の位置決めピン12とが係合するよ
うに、中央屋根ユニット2の位置を調整する。
ルト13を母屋21側のナット27にねじ込んで締め付け、取
付板11を母屋21側に取り付ける。
ット3とが組み合わされて、ユニット住宅1における屋
根4が構成される。次いで、外側屋根ユニット3の軒側
にそれぞれ軒先ユニット5が取り付けられ、全体として
ユニット住宅6となる。
る。
らなる屋根部材の下面から、外側屋根ユニット3の柱34
の途中までしかない短尺の柱となっている。この柱10
を、外側屋根ユニット3の屋根部材の下面から設置面ま
で達する柱34に接合させ、一体化させてある。従って、
隣り合う2本の柱34,10は実質1本の柱となり、柱の重
複がなくなり、柱材の無駄使いもなくなった。
分屋根ユニット全体の重量が軽くなるという効果があ
る。
う柱が1本となったので、屋根ユニット間の空間を3階
居住スペースとして利用する場合、少しでも空間が広く
とれるという効果もある。
の柱10は単独で運搬可能なので中央屋根ユニット2の取
り扱いが容易となり、また、破損等の虞れが少ない。
く、次に示すような変形等を含むものである。
を短くして隣接する外側屋根ユニット3の柱34に接合さ
せたが、中央屋根ユニット2の柱をこの中央屋根ユニッ
ト2の屋根部材の下面から設置面まで通し、この柱に短
くした外側屋根ユニット3の柱を接合させてもよい。要
するに、隣り合う柱の重複を避けることができればよ
い。
ある。すなわち、前記実施例では中央屋根ユニット2の
屋根と、外側屋根ユニット3の屋根とが段差を形成して
いたが、これに限らず、両者の段差をなくして外観上一
つの屋根となるようにしてもよい。
等は、本発明の目的を達成できる範囲であれば他の構造
等でもよい。
によれば、隣り合う屋根ユニットにおいて柱の重複が解
消されるという効果が生ずる。
図、第2図は隣接する屋根ユニットの接合部詳細図、第
3図は第2図におけるIII方向矢視図、第4図は第2図
におけるIV方向矢視図である。 1……住宅ユニット、2……中央屋根ユニット、3……
外側屋根ユニット、4……屋根、5……軒先ユニット、
6……ユニット住宅、10,34……柱、11……取付板、12
……位置決めピン、15,24……ブラケット、19……ベル
ト板、24A……位置決め穴、40……連結板。
Claims (1)
- 【請求項1】建物本体の上に設置されるとともに、複数
の屋根ユニットを組み合わせることにより形成されるユ
ニット住宅の屋根において、前記複数の屋根ユニットに
おける隣接する第1、第2屋根ユニットは、屋根部材を
支持しかつ互いに隣り合う柱をそれぞれ有し、前記第1
屋根ユニットの前記柱を、前記屋根部材の下面から前記
第1屋根ユニットの前記設置面まで達する長さを有する
ものとするとともに、この柱と隣り合う第2屋根ユニッ
トの前記柱を、前記屋根部材の下面から前記第1屋根ユ
ニットの前記柱の途中まで延びる短寸法のものとし、こ
れら第1屋根ユニットの柱と第2屋根ユニットの柱とを
接合したことを特徴とするユニット住宅の屋根。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30683090A JP2510354B2 (ja) | 1990-11-13 | 1990-11-13 | ユニット住宅の屋根 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30683090A JP2510354B2 (ja) | 1990-11-13 | 1990-11-13 | ユニット住宅の屋根 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04179752A JPH04179752A (ja) | 1992-06-26 |
JP2510354B2 true JP2510354B2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=17961773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30683090A Expired - Lifetime JP2510354B2 (ja) | 1990-11-13 | 1990-11-13 | ユニット住宅の屋根 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2510354B2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-13 JP JP30683090A patent/JP2510354B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04179752A (ja) | 1992-06-26 |
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