JP2568359B2 - 屋根の束構造 - Google Patents

屋根の束構造

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JP2568359B2
JP2568359B2 JP4263642A JP26364292A JP2568359B2 JP 2568359 B2 JP2568359 B2 JP 2568359B2 JP 4263642 A JP4263642 A JP 4263642A JP 26364292 A JP26364292 A JP 26364292A JP 2568359 B2 JP2568359 B2 JP 2568359B2
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roof
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英昭 寺原
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は屋根の束構造に係り、特
に屋根パネルを支持する支持部材の位置が建物の水平な
構造材上にない場合に利用できる。
【0002】
【背景技術】一般に、屋根は、建物の水平な構造材の上
に建てられる束と、この束に取り付けられる屋根パネル
等を備えて構成されている。ここで、屋根パネルを支持
する束は、構造上、建物の構造材である梁上に立てられ
ることが理想的である。例えばユニット式建物における
建物ユニットの場合、水平な長辺梁、あるいは短辺梁の
上に立てられることが理想的である。しかし、例えば上
面の一角が傾斜した屋根面となっている建物ユニット
(台形ユニット)のように、主として屋根のバランス上
の問題から、屋根パネルを支持する束の位置が建物の構
造材である長辺梁、あるいは短辺梁の上にこなくなるこ
とがある。
【0003】このような場合、束が位置する長辺梁、あ
るいは短辺梁間に新たに補助梁を架け渡し、その補助梁
上に束を立てている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】束の位置が建物の構造
材である長辺梁、あるいは短辺梁の上に位置すれば、束
にかかる屋根パネルの荷重は、束から長辺梁、あるいは
短辺梁に直接伝わり、そこから建物の柱へとスムーズに
伝わるが、上述のような従来例では、束にかかる屋根パ
ネルの荷重が一旦補助梁にかかるので、そこから長辺
梁、あるいは短辺梁を経て建物の柱へとスムーズに伝わ
りにくいという問題があった。
【0005】また、補助梁の上に束を立てる場合、束に
かかる屋根パネルの荷重が補助梁にかかるので、補助梁
としての部材の大きさは屋根パネルの荷重に耐え得るも
のでなければならず、また、そのために補助梁が架け渡
される長辺梁、あるいは短辺梁も屋根パネルおよび補助
梁の荷重に耐え得るものが必要となる。その結果、長辺
梁、あるいは短辺梁が専用のものとなるので、製作,管
理等が面倒となり、生産性も悪いものとなっている。
【0006】ここに本発明の目的は、屋根パネルの望ま
れる支持位置が建物の構造材の位置からずれていても
の位置で支持でき、かつ、屋根の荷重均等に伝えるこ
とができ、建物の水平な構造材を変更せずに安定して屋
根パネルを支持できる屋根の束構造を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、建物の
水平な構造材の中間部分と交差する通し梁と、この通し
梁と連結されるとともに、前記構造材上に立設される複
数本の束と、前記通し梁に設けられ、前記水平な構造材
の位置から水平方向に所定寸法離れた位置で屋根パネル
を支持する支持部材とを備えて構成されていることを特
徴とする屋根の束構造としたものである。
【0008】
【作用】このような本発明では、屋根パネルを支持する
支持部材を、構造材から所定寸法離れた位置で通し梁
設け、この通し梁を構造材の中間部分と交差させて
け、さらに、束を建物の水平な構造材上に立設する。屋
根パネル等の荷重は、通し梁を介して複数本の束から建
物の水平な構造材を経て、スムーズに建物の柱等に伝達
されるので、屋根パネルは安定して支持される。また、
通し梁で屋根パネルの荷重を受けているので、長辺梁、
あるいは短辺梁に架け渡される補助梁は不要となり、そ
の結果、建物の水平な構造材を専用の部材としなくても
よく、従って、製作,管理等が容易で、生産性も良いも
のとなり、これらにより前記目的が達成される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には本実施例の屋根の束構造(以下、束構
造という)が利用されたユニット式建物の平面が示され
ている。同図において、屋根10は、複数の屋根パネル13
を組み合わせてなる平面略L字形の2つの寄せ棟形式と
されており、下階建物ユニット12の水平な構造材である
長辺梁12A ,短辺梁12B 上に立設される2本の束2と、
これらの束2に取り付けられる屋根パネル13等を備えて
構成される。
【0010】このような屋根10において、各屋根パネル
13を支持するに最適な位置、すなわち支持位置Pは、下
階建物ユニット12の水平な構造材である長辺梁12A ,短
辺梁12B から離れた位置にある3箇所の支持位置P1
と、長辺梁12A 上に位置する1個の支持位置P2 との4
箇所設けられている。
【0011】図2,3には本実施例の束構造1が示され
ている。束構造1は、下階建物ユニット12の長辺梁12A
の上に設置される2本の束2,2と、これらの束2,2
間に架け渡されるとともに、長辺梁12A の長さ方向中間
部分と交差する通し梁3と、この通し梁3の、長辺梁12
A から離れた位置に設けられ、屋根パネル13を支持する
支持部材4とを備えた構造である。
【0012】束2は角パイプ等で形成されており、図
1,2に示すようにベースプレート20を介して、隣合う
下階建物ユニット12,12の長辺梁12A ,12A 上に立設さ
れ、2つの下階建物ユニット12,12に跨がって設けられ
ている。なお、前記1箇所の支持位置P2 の束2Aは図示
しないが、一般的な、すなわち、頂部にブラケットを備
えた角パイプ等で形成されており、このブラケットによ
って屋根パネルが支持された構成となっている。
【0013】通し梁3は、例えばH型綱で2本の束2,
2間よりも長く形成されるとともに、両側が束2,2の
上端間に架け渡され、両者は溶接等によって一体的に固
着されている。
【0014】図1,2に示すように、前記各支持位置P
1 にはそれぞれ支持部材4が設けられ、これらの支持部
材4は、通し梁3からも所定寸法離れた位置に設けられ
ている。
【0015】この支持部材4は図3にも示すように、
通し梁3の両側面にボルト等によって取り付けられた当
板40と、この当板40に垂直に取り付けられたブラケット
41と、このブラケット41の先端に取り付けられた受け板
42等で構成されている。この当板40と通し梁3のいずれ
か一方には図示しない長穴が明けられており、その長穴
によって支持部材4が横方向にスライドするので、支持
部材4の位置調整ができるようになっている。
【0016】受け板42は四角形の板状部材とされ、上面
部は屋根パネル13の傾斜に対応する傾斜面となってい
る。そして、このような受け板42に屋根材等からなる屋
根パネル13が取り付け可能となっている。
【0017】このような束構造1を用いてユニット式建
物の屋根10を構成するには、まず、支持部材4を通し梁
3の3箇所の支持位置P1 に取り付け、この通し梁3を
2本の束2,2に架け渡し、一体的な束構造1を構成す
る。
【0018】次に、複数の建物ユニットを組み合わせた
後、下階建物ユニット12,12の長辺梁12A 上にベースプ
レート20を介して2本の束2,2を取り付け、一方、1
箇所の支持位置P2 には束2Aを取り付ける。次いで、こ
のような束構造1に、支持部材4の位置をスライドさせ
て、支持部材4と屋根パネル13の位置を調整しながら所
定の屋根パネル13を取り付け、屋根10を完成する。
【0019】前述のような本実施例によれば次のような
効果がある。すなわち、支持位置P1 は下階建物ユニッ
ト12,12の長辺梁12A から離れた位置にあるが、支持部
材4,通し梁3を介して束2,2が長辺梁12A 上に立設
されているので、支持部材4にかかる屋根パネル13の荷
重は、通し梁3で分散されるとともに、束2,2,屋根
フレーム12の長辺梁12A ,建物ユニットの柱等にスムー
ズに伝達されるという効果がある。
【0020】また、上述のように支持位置P1 は下階建
物ユニット12,12の長辺梁12A から離れた位置にある
が、支持部材4,通し梁3を介して束2,2が長辺梁12
A 上に立設されているので、従来のように長辺梁あるい
は短辺梁間に補助梁を架け渡さなくてもよく、屋根フレ
ーム12等を特別な部材としなくてもよい。従って、製作
や管理等が容易であり、生産性もよいものとなる。
【0021】さらに、支持部材4は束2,2から離れ
た位置に設けられているが、通し梁3を介して束2,2
と一体的になっており、かつ支持部材4の位置は本来必
要な支持位置なので、屋根パネル13は安定して支持され
るという効果がある。
【0022】また、支持部材4は通し梁3に対してスラ
イドし、横方向の位置調整ができるので、屋根パネル13
等の多少の製作誤差等を吸収できるという効果もある。
【0023】なお、本発明は前述の実施例に限定される
ものではなく、次に示すような変形例を含むものであ
る。すなわち、前記実施例では通し梁3をH型綱で形成
したが、要するに両側面に当板40を取り付けることがで
きればよく、何でもよく、例えば溝型綱で形成してもよ
い。
【0024】また、通し梁3と当板40との取り付けは、
これらのいずれかに長穴を明けて支持部材4をスライド
可能としたが、これに限らず、例えば通し梁3に所定の
ピッチで多数のボルト穴を明けておいて、当板40に長穴
を明けておけば、束2から支持部材4までの距離が異な
る場合の屋根に、一つの束構造で対応できる。
【0025】その他、本発明の実施の際の具体的な構造
および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲であれ
ば他の構造等でもよい。
【0026】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の屋根の
束構造によれば、建物の構造材から離れた位置に支持部
材が設けられているので、屋根パネルの望まれる支持
置が建物の構造材の位置からずれていても、屋根パネル
をその位置で支持できる。また、屋根パネルは、通し梁
を介して構造材上に立設された束に支持されているの
で、屋根の荷重を構造材に均等に伝えることができる
ともに、建物の水平な構造材を変更せずに安定して屋根
パネルを支持できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る屋根の束構造が使用さ
れたユニット式建物を示す平面図である。
【図2】屋根の束構造を示す図1におけるII-II 線断面
図である。
【図3】屋根の束構造を示す正面図である。
【符号の説明】
1 屋根の束構造 2 束 3 通し梁 4 支持部材 10 屋根 12 建物ユニット 12A 長辺梁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の水平な構造材の中間部分と交差す
    る通し梁と、この通し梁と連結されるとともに、前記構
    造材上に立設される複数本の束と、前記通し梁に設けら
    れ、前記水平な構造材の位置から水平方向に所定寸法離
    れた位置で屋根パネルを支持する支持部材とを備えて構
    成されていることを特徴とする屋根の束構造。
JP4263642A 1992-10-01 1992-10-01 屋根の束構造 Expired - Lifetime JP2568359B2 (ja)

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JPH06108577A JPH06108577A (ja) 1994-04-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0799037B2 (ja) * 1987-08-31 1995-10-25 積水化学工業株式会社 建物の小屋組

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