JP2770921B2 - 家屋の構造 - Google Patents
家屋の構造Info
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- JP2770921B2 JP2770921B2 JP6156775A JP15677594A JP2770921B2 JP 2770921 B2 JP2770921 B2 JP 2770921B2 JP 6156775 A JP6156775 A JP 6156775A JP 15677594 A JP15677594 A JP 15677594A JP 2770921 B2 JP2770921 B2 JP 2770921B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基準長さの基準外壁部
分を有する家屋に用いられる屋根用の中央のトラスを、
基準長さをこえる外壁部分が側の外壁に含まれる家屋に
共通して利用することにより、該基準長さをこえる外壁
部分を具える家屋の屋根を基準長さの巾方向長さを有す
る壁パネルを用いて施工性よく形成しうる家屋の構造に
関する。
分を有する家屋に用いられる屋根用の中央のトラスを、
基準長さをこえる外壁部分が側の外壁に含まれる家屋に
共通して利用することにより、該基準長さをこえる外壁
部分を具える家屋の屋根を基準長さの巾方向長さを有す
る壁パネルを用いて施工性よく形成しうる家屋の構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】壁、床などを一体可搬のパネル体を用い
て形成するプレハブ住宅の家屋において、各パネル体、
例えば壁パネルは、基本寸法であるモジュールm(例え
ば900mm程度)の整数倍の長さを基準長さとして巾方
向長さが選択され、工場において定められた基準長さに
従って生産性よく組立てられる。
て形成するプレハブ住宅の家屋において、各パネル体、
例えば壁パネルは、基本寸法であるモジュールm(例え
ば900mm程度)の整数倍の長さを基準長さとして巾方
向長さが選択され、工場において定められた基準長さに
従って生産性よく組立てられる。
【0003】又輸送、管理などの都合上、壁パネルの前
記巾方向長さは、モジュールmの4倍の長さを上限とし
て決められる。
記巾方向長さは、モジュールmの4倍の長さを上限とし
て決められる。
【0004】一方、図8に略示するように、このような
壁パネルpからなる外壁部分wを有する家屋hにおい
て、前記モジュールmの1倍の長さを妻方向に延長する
ことがあり、この場合、前記壁パネルpに巾方向に並べ
て配されかつ巾方向長さが1モジュールmの小巾の壁パ
ネルpsが用いられる。
壁パネルpからなる外壁部分wを有する家屋hにおい
て、前記モジュールmの1倍の長さを妻方向に延長する
ことがあり、この場合、前記壁パネルpに巾方向に並べ
て配されかつ巾方向長さが1モジュールmの小巾の壁パ
ネルpsが用いられる。
【0005】なお前記壁パネルpは、現場作業性を向上
するため大型化される傾向にあり、その巾方向長さをモ
ジュールmの4倍長さ4mとすることが多い。
するため大型化される傾向にあり、その巾方向長さをモ
ジュールmの4倍長さ4mとすることが多い。
【0006】従って、例えば寄せ棟状の屋根rを有する
家屋hは、図8に示す如く、その平を形成する側の外壁
端部に、モジュールmの4倍長さ4mを巾方向長さとす
る基準長さの外壁部分w、即ち基準外壁部分aに、前記
小巾の壁パネルpsが並べて配されることにより基準外
長さ、つまりモジュールmの4倍長さ4mをこえる長さ
5mとなる基準長さをこえる外壁部分bが含まれること
になる。
家屋hは、図8に示す如く、その平を形成する側の外壁
端部に、モジュールmの4倍長さ4mを巾方向長さとす
る基準長さの外壁部分w、即ち基準外壁部分aに、前記
小巾の壁パネルpsが並べて配されることにより基準外
長さ、つまりモジュールmの4倍長さ4mをこえる長さ
5mとなる基準長さをこえる外壁部分bが含まれること
になる。
【0007】さらにこのような基準長さをこえる外壁部
分bを含む家屋hの屋根r形成用のトラスtは、従来、
図5に示すように、前記基準外壁部分aの一方の端部に
妻方向に揃う位置で立設された柱cによって水平な下弦
材t1が支持されるとともに、その先端を基準外壁部分
a、aの他方の端部間に架け渡された屋根梁d上に固定
される屋根受金具eによって支持させていた。ここで前
記柱cは、前記基準外壁部分aのみを含み前記基準長さ
をこえる外壁部分bを形成しない家屋を前提としている
ため、基準長さに基づいて規格化されたプレハブ住宅に
おいては、この基準外壁部分aの前記他方の端部から基
準長さ4mを隔てる位置で立設されるとともに、前記ト
ラスtの束材t2は、前記屋根rの荷重が集中する水平
な棟線端部で立上がりかつ該荷重を担持するため前記柱
cと垂直方向に略揃う。
分bを含む家屋hの屋根r形成用のトラスtは、従来、
図5に示すように、前記基準外壁部分aの一方の端部に
妻方向に揃う位置で立設された柱cによって水平な下弦
材t1が支持されるとともに、その先端を基準外壁部分
a、aの他方の端部間に架け渡された屋根梁d上に固定
される屋根受金具eによって支持させていた。ここで前
記柱cは、前記基準外壁部分aのみを含み前記基準長さ
をこえる外壁部分bを形成しない家屋を前提としている
ため、基準長さに基づいて規格化されたプレハブ住宅に
おいては、この基準外壁部分aの前記他方の端部から基
準長さ4mを隔てる位置で立設されるとともに、前記ト
ラスtの束材t2は、前記屋根rの荷重が集中する水平
な棟線端部で立上がりかつ該荷重を担持するため前記柱
cと垂直方向に略揃う。
【0008】又前記屋根受金具eには、図5〜図7に示
すように、前記トラスtの先端から斜め上にのびる上枠
材t3と略同一勾配で傾いて家屋hの妻面となる妻の壁
パネルpg上にのびる継ぎ材fの端部が接続され、該継
ぎ材fによって妻面に向かって傾斜して配されかつ前記
屋根rを形成する屋根パネルpa及び追加屋根パネルp
bを支持する。なお前記継ぎ材fは、角筒状の長尺な基
体f1に屋根パネルpaと追加屋根パネルpbとを連結
する連結片f2を設けている。
すように、前記トラスtの先端から斜め上にのびる上枠
材t3と略同一勾配で傾いて家屋hの妻面となる妻の壁
パネルpg上にのびる継ぎ材fの端部が接続され、該継
ぎ材fによって妻面に向かって傾斜して配されかつ前記
屋根rを形成する屋根パネルpa及び追加屋根パネルp
bを支持する。なお前記継ぎ材fは、角筒状の長尺な基
体f1に屋根パネルpaと追加屋根パネルpbとを連結
する連結片f2を設けている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来のものにあっては、前記小巾の壁パネルpsの上
端uが、図5に示すように斜めに傾くことに加え、前記
妻の壁パネルpgの高さも低くしなければならず、共に
基準寸法の矩形の壁パネルを用いられず、その生産コス
トを増大させるという問題点がある。
な従来のものにあっては、前記小巾の壁パネルpsの上
端uが、図5に示すように斜めに傾くことに加え、前記
妻の壁パネルpgの高さも低くしなければならず、共に
基準寸法の矩形の壁パネルを用いられず、その生産コス
トを増大させるという問題点がある。
【0010】しかも前記小巾の壁パネルps、ps間の
空間は、その上方が斜めに傾いているため天井高さが低
くなる他、前記屋根パネルpaに妻側においてのみ図8
に示すように追加屋根パネルpbを連結する必要があ
り、屋根施工の作業性に劣り、しかも見映えも低下しが
ちとなる。
空間は、その上方が斜めに傾いているため天井高さが低
くなる他、前記屋根パネルpaに妻側においてのみ図8
に示すように追加屋根パネルpbを連結する必要があ
り、屋根施工の作業性に劣り、しかも見映えも低下しが
ちとなる。
【0011】本発明は、基準外壁部分に用いられる屋根
用の中央のトラスの先端を妻の外壁上端に位置させて、
該中央のトラスを側の外側と平行に配することを基本と
して、基準長さをこえる外壁部分が側の外壁に含まれる
家屋の屋根を、基準長さをこえる外壁部分が側の外壁に
含まれない家屋の屋根と同様に見映えよく能率的に施工
でき、かつ基準長さをこえる外壁部分間の空間を矩形の
基準高さの壁パネルを用いて天井を傾斜させることなく
低コストで形成しうる家屋の構造の提供を目的としてい
る。
用の中央のトラスの先端を妻の外壁上端に位置させて、
該中央のトラスを側の外側と平行に配することを基本と
して、基準長さをこえる外壁部分が側の外壁に含まれる
家屋の屋根を、基準長さをこえる外壁部分が側の外壁に
含まれない家屋の屋根と同様に見映えよく能率的に施工
でき、かつ基準長さをこえる外壁部分間の空間を矩形の
基準高さの壁パネルを用いて天井を傾斜させることなく
低コストで形成しうる家屋の構造の提供を目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、基本寸法であ
るモジュールの選択される複数種類の整数倍の長さを基
準長さとして巾方向長さが選択され、かつ壁パネルから
なる外壁部分を有する家屋の構造において、矩形の壁パ
ネルを用いた基準長さの基準外壁部分に、他の矩形の壁
パネルが巾方向に並べて配されることにより基準外長さ
となる基準長さをこえる外壁部分が家屋の両側面の側の
外壁に含まれるとともに、家屋の妻面をなし前記側の外
壁の端を継ぐ妻の外壁を具え、前記妻の外壁上端かつそ
の中間位置しかも前記側の外壁と平行に、前記基準外壁
部分に用いられる屋根用の中央のトラスの先端を、前記
妻の外壁上端に位置させて配するとともに、側の外壁
と、前記中央のトラスとの間に、架構材を架け渡してい
る。
るモジュールの選択される複数種類の整数倍の長さを基
準長さとして巾方向長さが選択され、かつ壁パネルから
なる外壁部分を有する家屋の構造において、矩形の壁パ
ネルを用いた基準長さの基準外壁部分に、他の矩形の壁
パネルが巾方向に並べて配されることにより基準外長さ
となる基準長さをこえる外壁部分が家屋の両側面の側の
外壁に含まれるとともに、家屋の妻面をなし前記側の外
壁の端を継ぐ妻の外壁を具え、前記妻の外壁上端かつそ
の中間位置しかも前記側の外壁と平行に、前記基準外壁
部分に用いられる屋根用の中央のトラスの先端を、前記
妻の外壁上端に位置させて配するとともに、側の外壁
と、前記中央のトラスとの間に、架構材を架け渡してい
る。
【0013】
【作用】家屋の両側面の側の外壁は、矩形の壁パネルを
用いた基準外壁部分に、他の矩形の壁パネルが巾方向に
配されることにより基準外長さとなる基準長さをこえる
外壁部分を含むとともに、妻の外壁上端に先端を位置さ
せて、基準外壁部分に用いられる屋根用の中央のトラス
を該妻の外壁上端かつその中間部分しかも前記側の外壁
と平行に配する。従って、基準外壁部分用の中央のトラ
スを用いて、基準長さをこえる外壁部分を含む側の外壁
間の空間を覆う屋根を基準外壁部分のみを含む場合と同
様に屋根パネルを用いて施工性よくかつ見映えよく形成
しうるとともに、前記中央のトラスの先端を妻の外壁上
端に位置させるため、従来のような上端が傾いたり、高
さの低い壁パネルを用いることなく、基準寸法の矩形の
前記壁パネル及び他の矩形の壁パネルによって前記空間
を囲む外壁部分を形成でき、部材の規格化を促進し、か
つ生産コスト、管理コストなどの削減を図りうる他、基
準長さをこえる外壁部分間の該空間の天井を基準の高さ
において水平に施工できる。
用いた基準外壁部分に、他の矩形の壁パネルが巾方向に
配されることにより基準外長さとなる基準長さをこえる
外壁部分を含むとともに、妻の外壁上端に先端を位置さ
せて、基準外壁部分に用いられる屋根用の中央のトラス
を該妻の外壁上端かつその中間部分しかも前記側の外壁
と平行に配する。従って、基準外壁部分用の中央のトラ
スを用いて、基準長さをこえる外壁部分を含む側の外壁
間の空間を覆う屋根を基準外壁部分のみを含む場合と同
様に屋根パネルを用いて施工性よくかつ見映えよく形成
しうるとともに、前記中央のトラスの先端を妻の外壁上
端に位置させるため、従来のような上端が傾いたり、高
さの低い壁パネルを用いることなく、基準寸法の矩形の
前記壁パネル及び他の矩形の壁パネルによって前記空間
を囲む外壁部分を形成でき、部材の規格化を促進し、か
つ生産コスト、管理コストなどの削減を図りうる他、基
準長さをこえる外壁部分間の該空間の天井を基準の高さ
において水平に施工できる。
【0014】又側の外壁と前記中央のトラスとの間に、
架構材を架け渡しているため、前記屋根及び側の外壁の
強度を確保しうる。
架構材を架け渡しているため、前記屋根及び側の外壁の
強度を確保しうる。
【0015】なお請求項1において、基本寸法であるモ
ジュールは900mm程度に設定されるとともに、このモ
ジュールの選択される複数種類の整数倍の長さである基
準長さとしては、該モジュールの1倍、2倍、3倍、4
倍長さを含み、5倍以上の長さは基準外長さと定義す
る。
ジュールは900mm程度に設定されるとともに、このモ
ジュールの選択される複数種類の整数倍の長さである基
準長さとしては、該モジュールの1倍、2倍、3倍、4
倍長さを含み、5倍以上の長さは基準外長さと定義す
る。
【0016】又請求項2の発明において、前記架構材
が、妻の外壁の近くに位置する形鋼材からなる梁材と、
離れて位置するトラスとであるときには、例えば寄せ棟
屋根を形成する屋根パネルを該トラスによって強固に支
持しうるとともに、前記梁材により側の外壁間を高強度
で連結でき、家屋の耐久性を向上しうる。
が、妻の外壁の近くに位置する形鋼材からなる梁材と、
離れて位置するトラスとであるときには、例えば寄せ棟
屋根を形成する屋根パネルを該トラスによって強固に支
持しうるとともに、前記梁材により側の外壁間を高強度
で連結でき、家屋の耐久性を向上しうる。
【0017】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜4において本発明の家屋の構造は、基本寸法
であるモジュールM(900mm程度)の選択される複数
種類の整数倍(但し4倍以下)の長さ1M〜4Mを基準
長さとして巾方向長さが選択され、かつ壁パネルPA、
PB、PC…からなる外壁部分を有する家屋Hにおい
て、矩形の壁パネルPAを用いた基準長さ、本例では4
Mの基準外壁部分2に、他の矩形の壁パネルPBが巾方
向に並べて配されることにより基準外長さ、本例では5
Mとなる基準長さをこえる外壁部分3が家屋Hの両側面
の側の外壁4、4に夫々含まれるとともに、家屋Hの妻
面をなし前記側の外壁4、4の端を継ぐ妻の外壁5を具
える一方、前記妻の外壁5上端かつその中間位置しかも
前記側の外壁4と平行に、前記基準外壁部分2に用いら
れる屋根R用の中央のトラス6の先端6Aを妻の外壁5
上端に位置させて、該中央のトラス6を配する。又側の
外壁4と、前記中央のトラス6との間に、架構材7を架
け渡す。
る。図1〜4において本発明の家屋の構造は、基本寸法
であるモジュールM(900mm程度)の選択される複数
種類の整数倍(但し4倍以下)の長さ1M〜4Mを基準
長さとして巾方向長さが選択され、かつ壁パネルPA、
PB、PC…からなる外壁部分を有する家屋Hにおい
て、矩形の壁パネルPAを用いた基準長さ、本例では4
Mの基準外壁部分2に、他の矩形の壁パネルPBが巾方
向に並べて配されることにより基準外長さ、本例では5
Mとなる基準長さをこえる外壁部分3が家屋Hの両側面
の側の外壁4、4に夫々含まれるとともに、家屋Hの妻
面をなし前記側の外壁4、4の端を継ぐ妻の外壁5を具
える一方、前記妻の外壁5上端かつその中間位置しかも
前記側の外壁4と平行に、前記基準外壁部分2に用いら
れる屋根R用の中央のトラス6の先端6Aを妻の外壁5
上端に位置させて、該中央のトラス6を配する。又側の
外壁4と、前記中央のトラス6との間に、架構材7を架
け渡す。
【0018】前記屋根Rは、本実施例では、図1に略示
するように、寄せ棟屋根をなすとともに、前記矩形の壁
パネルPAは、前記モジュールMの4倍長さの基準長さ
4Mの巾方向長さを有し、モジュールMの8倍長さ(4
M+4M)に略等しい間隔を隔てかつ両端面を揃えて立
設されることにより、家屋Hの平における両側面の側の
外壁4、4の基準外壁部分2、2を形成する。
するように、寄せ棟屋根をなすとともに、前記矩形の壁
パネルPAは、前記モジュールMの4倍長さの基準長さ
4Mの巾方向長さを有し、モジュールMの8倍長さ(4
M+4M)に略等しい間隔を隔てかつ両端面を揃えて立
設されることにより、家屋Hの平における両側面の側の
外壁4、4の基準外壁部分2、2を形成する。
【0019】又前記他の矩形の壁パネルPBは、モジュ
ールMの1倍長さの基準長さ1Mの巾方向長さを有する
小巾のパネル体であって、前記基準外壁部分2、2に巾
方向に並べてかつ高さを揃えて一直線上に夫々立設され
ることにより、前記側の外壁2、2に基準外長さ(5M
=4M+1M)となる前記基準長さをこえる外壁部分
3、3を夫々形成する。
ールMの1倍長さの基準長さ1Mの巾方向長さを有する
小巾のパネル体であって、前記基準外壁部分2、2に巾
方向に並べてかつ高さを揃えて一直線上に夫々立設され
ることにより、前記側の外壁2、2に基準外長さ(5M
=4M+1M)となる前記基準長さをこえる外壁部分
3、3を夫々形成する。
【0020】さらに前記側の外壁4、4の他の矩形の壁
パネルPB、PBの端は、平をなす該側の外壁4、4と
直角に配されることにより家屋の妻面をなす2つの基準
長さ4M、4Mの矩形の壁パネルPC、PCが巾方向に
並べてかつ高さを揃えて立設されるとともに、該壁パネ
ルPC、PCの間かつ上端部は、略コ字状の接続金具1
5によって連結され、又前記他の矩形の壁パネルPBと
壁パネルPCとの間かつ上端部は、接続金具16によっ
て連結される。
パネルPB、PBの端は、平をなす該側の外壁4、4と
直角に配されることにより家屋の妻面をなす2つの基準
長さ4M、4Mの矩形の壁パネルPC、PCが巾方向に
並べてかつ高さを揃えて立設されるとともに、該壁パネ
ルPC、PCの間かつ上端部は、略コ字状の接続金具1
5によって連結され、又前記他の矩形の壁パネルPBと
壁パネルPCとの間かつ上端部は、接続金具16によっ
て連結される。
【0021】なお壁パネルPA、PB、PCは、水平な
上枠材、下枠材の両端を垂直な縦枠材で継いだ矩形の枠
組の表裏に面材を夫々添着しており、前記モジュールM
の複数種類の整数倍、即ち4倍、1倍、4倍の長さを基
準長さ4M、1M、4Mとして前記の如く巾方向長さが
選択されている。
上枠材、下枠材の両端を垂直な縦枠材で継いだ矩形の枠
組の表裏に面材を夫々添着しており、前記モジュールM
の複数種類の整数倍、即ち4倍、1倍、4倍の長さを基
準長さ4M、1M、4Mとして前記の如く巾方向長さが
選択されている。
【0022】前記中央のトラス6は、図1、図2に示す
ように、前記接続金具15上に固定されかつ立片19B
上縁に斜めの受片19Aを設けた屋根受金具19の前記
立片19Bから家屋H内方に突出する水平な板状の突片
19C上で一端が支持、固定されるとともに前記側の外
壁4と平行にのびしかも他端が家屋Hの内部で立設する
柱20の上端に取付けた受板21上で固定される基準外
長さ5Mの水平な下弦材22と、この下弦材22の前記
一端から斜め上にのびかつ上端が該一端から基準長さ4
Mを隔てた位置で前記下弦材22に立設される垂直な束
材23の上端近傍にガゼットプレート24を介して接続
される第1の斜材25と、前記下弦材22の前記他端か
ら斜め上にのびかつ上端が前記束材23の上端近傍にガ
ゼットプレート24を介して接続される第2の斜材26
とからなる三角形状の周囲枠を具える。
ように、前記接続金具15上に固定されかつ立片19B
上縁に斜めの受片19Aを設けた屋根受金具19の前記
立片19Bから家屋H内方に突出する水平な板状の突片
19C上で一端が支持、固定されるとともに前記側の外
壁4と平行にのびしかも他端が家屋Hの内部で立設する
柱20の上端に取付けた受板21上で固定される基準外
長さ5Mの水平な下弦材22と、この下弦材22の前記
一端から斜め上にのびかつ上端が該一端から基準長さ4
Mを隔てた位置で前記下弦材22に立設される垂直な束
材23の上端近傍にガゼットプレート24を介して接続
される第1の斜材25と、前記下弦材22の前記他端か
ら斜め上にのびかつ上端が前記束材23の上端近傍にガ
ゼットプレート24を介して接続される第2の斜材26
とからなる三角形状の周囲枠を具える。
【0023】又前記下弦材22と第1の斜材25とは、
該下弦材22の前記一端から基準長さ2Mを隔てた位置
で垂直に配される縦材27によって継がれるとともに、
この縦材27と前記第1の斜材25の上端との間には、
該縦材27の下端から基準長さ1Mを隔てた位置で下弦
材22に下端が夫々接続される2本の斜めの中材29
A、29Bが逆ハ字状に配設される。
該下弦材22の前記一端から基準長さ2Mを隔てた位置
で垂直に配される縦材27によって継がれるとともに、
この縦材27と前記第1の斜材25の上端との間には、
該縦材27の下端から基準長さ1Mを隔てた位置で下弦
材22に下端が夫々接続される2本の斜めの中材29
A、29Bが逆ハ字状に配設される。
【0024】なお前記下弦材22、束材23、第1、第
2の斜材25、26、縦材27、および中材29A、2
9Bは、いずれも溝形鋼から形成されるとともに、該下
弦材22と第1、第2の斜材25、26とは、互いにそ
の溝部を向き合わせている。又前記束材23の上端に
は、前記妻の外壁5に向かって下に傾く第1の斜片30
と、側の外壁4、4に向かって下に傾く一対の第2の斜
片31、31とを有する受金物32が予め固着されてい
る。
2の斜材25、26、縦材27、および中材29A、2
9Bは、いずれも溝形鋼から形成されるとともに、該下
弦材22と第1、第2の斜材25、26とは、互いにそ
の溝部を向き合わせている。又前記束材23の上端に
は、前記妻の外壁5に向かって下に傾く第1の斜片30
と、側の外壁4、4に向かって下に傾く一対の第2の斜
片31、31とを有する受金物32が予め固着されてい
る。
【0025】このように中央のトラス6は、その下弦材
22の前記一端がなす先端6Aを、前記屋根受金具19
を介して前記妻の外壁5の上端かつその中間位置、すな
わち前記壁パネルPC、PC間に位置させて、該妻の外
壁5の上端しかも側の外壁4と平行に配設される。
22の前記一端がなす先端6Aを、前記屋根受金具19
を介して前記妻の外壁5の上端かつその中間位置、すな
わち前記壁パネルPC、PC間に位置させて、該妻の外
壁5の上端しかも側の外壁4と平行に配設される。
【0026】なお「基準外壁部分2に用いられる中央の
トラス6」とは、この中央のトラス6が図5に示すよう
に基準外壁部分aを有する家屋hに用いられるトラスt
と寸法も含めて同一構成を具えることを意味し、従っ
て、従来のトラスtを中央のトラス6として共通して用
いることができ、トラス部材の品番を低減し、コストを
削減しうる。
トラス6」とは、この中央のトラス6が図5に示すよう
に基準外壁部分aを有する家屋hに用いられるトラスt
と寸法も含めて同一構成を具えることを意味し、従っ
て、従来のトラスtを中央のトラス6として共通して用
いることができ、トラス部材の品番を低減し、コストを
削減しうる。
【0027】又前記柱20の上端に配された前記受板2
1上には、角鋼管からなる束柱33が垂直に立設される
とともに、該束柱22の上端には、前記側の外壁4、4
に向かって下に傾斜する斜片34、34を有するハ字状
の受金物35が前記受金物32と高さを揃えて固着され
ている。
1上には、角鋼管からなる束柱33が垂直に立設される
とともに、該束柱22の上端には、前記側の外壁4、4
に向かって下に傾斜する斜片34、34を有するハ字状
の受金物35が前記受金物32と高さを揃えて固着され
ている。
【0028】さらに前記側の外壁4と中央のトラス6と
の間に架け渡される前記架構材7は、前記妻の外壁5か
ら基準長さ1Mを隔てることにより該妻の外壁5の近く
に位置する形鋼材からなる梁材9と、妻の外壁5から夫
々基準長さ2M、3M、5Mを隔てることにより該妻の
外壁5から離れて位置するトラス10…とを含む。
の間に架け渡される前記架構材7は、前記妻の外壁5か
ら基準長さ1Mを隔てることにより該妻の外壁5の近く
に位置する形鋼材からなる梁材9と、妻の外壁5から夫
々基準長さ2M、3M、5Mを隔てることにより該妻の
外壁5から離れて位置するトラス10…とを含む。
【0029】又前記梁材9、およびトラス10は、長尺
の屋根受金物39と短尺の屋根受金物40とを介して前
記側の外壁4に連結される。
の屋根受金物39と短尺の屋根受金物40とを介して前
記側の外壁4に連結される。
【0030】屋根受金物39は、図1、図4に示すよう
に、前記モジュールMの2倍の長さをこえる長さを有し
両端下面にプレート41、41を介在させて前記側の外
壁4上端にかつ前記矩形の壁パネルPAと他の矩形の壁
パネルPBとを跨いでボルト止めされる水平な下片42
と、この下片42の内縁から立上がる垂直な立片43
と、この立片43の上縁から前記下片42と向き合う方
向にかつ下に傾斜してのびる受片44とからなる長尺の
基体47を具えるとともに、前記梁材9、2つのトラス
10、10の取付位置において前記立片43に水平な支
持片45A、45B、45Cを夫々内方に突設してい
る。又3つの該支持片45A、45B、45Cの位置で
前記基体47は、前記下片42と立片43と受片44と
に溶着される補強板49、49によって補強される。
に、前記モジュールMの2倍の長さをこえる長さを有し
両端下面にプレート41、41を介在させて前記側の外
壁4上端にかつ前記矩形の壁パネルPAと他の矩形の壁
パネルPBとを跨いでボルト止めされる水平な下片42
と、この下片42の内縁から立上がる垂直な立片43
と、この立片43の上縁から前記下片42と向き合う方
向にかつ下に傾斜してのびる受片44とからなる長尺の
基体47を具えるとともに、前記梁材9、2つのトラス
10、10の取付位置において前記立片43に水平な支
持片45A、45B、45Cを夫々内方に突設してい
る。又3つの該支持片45A、45B、45Cの位置で
前記基体47は、前記下片42と立片43と受片44と
に溶着される補強板49、49によって補強される。
【0031】前記梁材9は、図1に示すように、本実施
例では、溝部を上向きとした水平な溝形鋼からなり1つ
の前記支持片45Aに一端がボルト止めされるととも
に、妻の外壁5から基準長さ1Mを隔てる位置に立設さ
れかつ上端に前記中央のトラス6の下弦材22をボルト
止めする水平な上板50を固着した柱51の上端の前記
上板50に他端がボルト止めされる。従って、梁材9、
9は、前記屋根受金物39と上板50とを介して中央の
トラス6両側において、該中央のトラス6と側の外壁
4、4との間に架け渡され、前記他の矩形の壁パネルP
Bと矩形の壁パネルPAとの向き合う端面部間を補強す
る。
例では、溝部を上向きとした水平な溝形鋼からなり1つ
の前記支持片45Aに一端がボルト止めされるととも
に、妻の外壁5から基準長さ1Mを隔てる位置に立設さ
れかつ上端に前記中央のトラス6の下弦材22をボルト
止めする水平な上板50を固着した柱51の上端の前記
上板50に他端がボルト止めされる。従って、梁材9、
9は、前記屋根受金物39と上板50とを介して中央の
トラス6両側において、該中央のトラス6と側の外壁
4、4との間に架け渡され、前記他の矩形の壁パネルP
Bと矩形の壁パネルPAとの向き合う端面部間を補強す
る。
【0032】又前記トラス10は、図1、図3に示すよ
うに、前記支持片45B、45Cに夫々一端がボルト止
めされかつ前記下弦材22に固着した水平なプレート
(図示せず)に他端がボルト止めされる水平な下弦材5
3と、この下弦材53の両端から斜めにハ字状にのびる
一対の斜材54、54と、下弦材53の長さ方向中間位
置で立設されかつ上端部近傍に前記斜材54、54の上
端を固着する束材55とからなる三角形状を呈する。な
お前記屋根受金物40に下弦材53の一端が支持される
トラス10の該下弦材53の他端は、前記受板21にボ
ルト止めされるとともに、中央のトラス10両側の各3
つのトラス10…は、前記妻の外壁5と平行に配設され
る。
うに、前記支持片45B、45Cに夫々一端がボルト止
めされかつ前記下弦材22に固着した水平なプレート
(図示せず)に他端がボルト止めされる水平な下弦材5
3と、この下弦材53の両端から斜めにハ字状にのびる
一対の斜材54、54と、下弦材53の長さ方向中間位
置で立設されかつ上端部近傍に前記斜材54、54の上
端を固着する束材55とからなる三角形状を呈する。な
お前記屋根受金物40に下弦材53の一端が支持される
トラス10の該下弦材53の他端は、前記受板21にボ
ルト止めされるとともに、中央のトラス10両側の各3
つのトラス10…は、前記妻の外壁5と平行に配設され
る。
【0033】寄せ棟屋根をなす前記屋根Rは、図1〜3
に示すように、前記第2の斜片31、および前記斜片3
4により上端が支持されかつ2つの隣り合うトラス1
0、10の前記束材55、55上端で側縁が支持される
とともに前記屋根受金物39、40の受片44、40A
により下端部が支持されて取付けられる五角形状の屋根
パネルA1、A1、側の外壁4に近い2つのトラス1
0、10の束材55、55上端と前記受片44とにより
支持されて取付けられる台形状の屋根パネルA2、A
2、並びに前記束材55の上端と受片44と前記接続金
具16に固定されるコーナの受金具57とによって支持
されて取付けられる三角形状の屋根パネルA3、A3に
より、水平な棟部Xから側の外壁4、4に向かって両側
に形成される一対の傾斜屋根部R1、R1を具える。
に示すように、前記第2の斜片31、および前記斜片3
4により上端が支持されかつ2つの隣り合うトラス1
0、10の前記束材55、55上端で側縁が支持される
とともに前記屋根受金物39、40の受片44、40A
により下端部が支持されて取付けられる五角形状の屋根
パネルA1、A1、側の外壁4に近い2つのトラス1
0、10の束材55、55上端と前記受片44とにより
支持されて取付けられる台形状の屋根パネルA2、A
2、並びに前記束材55の上端と受片44と前記接続金
具16に固定されるコーナの受金具57とによって支持
されて取付けられる三角形状の屋根パネルA3、A3に
より、水平な棟部Xから側の外壁4、4に向かって両側
に形成される一対の傾斜屋根部R1、R1を具える。
【0034】又前記一対の傾斜屋根部R1、R1の向き
合う下り棟部Y、Y間には、前記第1の斜片30と受片
19Aとトラス10の前記束材55上端とによって支持
され取付けられる台形状の一対の屋根パネルA4、A
4、および該束材55の上端と前記コーナの受金具57
とによって支持され取付けられる三角形状の一対の屋根
パネルA5、A5により、傾斜寄せ屋根部R2が形成さ
れる。
合う下り棟部Y、Y間には、前記第1の斜片30と受片
19Aとトラス10の前記束材55上端とによって支持
され取付けられる台形状の一対の屋根パネルA4、A
4、および該束材55の上端と前記コーナの受金具57
とによって支持され取付けられる三角形状の一対の屋根
パネルA5、A5により、傾斜寄せ屋根部R2が形成さ
れる。
【0035】このように基準長さをこえる外壁部分3を
含む側の外壁4を具える家屋Hであっても、前記中央の
トラス6の先端6Aを妻の外壁5上端に位置させたた
め、屋根Rを施工性よくかつ図8に示す追加屋根パネル
pbを用いることなく一体に見映えよく形成しうるとと
もに、基準外長さ5Mの基準長さをこえる外壁部分3、
3間の大きな空間を、規格化された矩形の壁パネルP
A、他の矩形の壁パネルPB、および矩形の壁パネルP
Cを用いて、天井を水平として形成でき、壁パネルPA
などの生産コスト等の削減を図りうる。
含む側の外壁4を具える家屋Hであっても、前記中央の
トラス6の先端6Aを妻の外壁5上端に位置させたた
め、屋根Rを施工性よくかつ図8に示す追加屋根パネル
pbを用いることなく一体に見映えよく形成しうるとと
もに、基準外長さ5Mの基準長さをこえる外壁部分3、
3間の大きな空間を、規格化された矩形の壁パネルP
A、他の矩形の壁パネルPB、および矩形の壁パネルP
Cを用いて、天井を水平として形成でき、壁パネルPA
などの生産コスト等の削減を図りうる。
【0036】なお前記屋根パネルA1〜A5は、溝形鋼
からなる枠材をその溝部を向き合わせて接合した周囲枠
に、取付けにより母屋となる桟材59…を配置した枠組
を具えるとともに、該枠組上面に野地板60を添着して
いる。
からなる枠材をその溝部を向き合わせて接合した周囲枠
に、取付けにより母屋となる桟材59…を配置した枠組
を具えるとともに、該枠組上面に野地板60を添着して
いる。
【0037】又図1に示すように、前記他の矩形の壁パ
ネルPBと中央のトラス6の下弦材22との間には、一
端が夫々前記コーナの受金具57、支持片45Aにボル
ト止めされかつ他端が夫々前記上板50、屋根受金具1
9の前記突片19Cにボルト止めされる水平ブレース1
2、12が交差して十字状に配されるとともに、前記矩
形の壁パネルPAと下弦材22との間にも、一端が夫々
前記支持片45A、屋根受金物40にボルト止めされか
つ他端が夫々前記受板21、上板50にボルト止めされ
る水平ブレース13、13が交差して十字状に配され、
これにより側の外壁4、4と妻の外壁5とを強固に補強
し、屋根R形成用の高強度の下地架構体を前記中央のト
ラス6及び架構材7と共に形成する。
ネルPBと中央のトラス6の下弦材22との間には、一
端が夫々前記コーナの受金具57、支持片45Aにボル
ト止めされかつ他端が夫々前記上板50、屋根受金具1
9の前記突片19Cにボルト止めされる水平ブレース1
2、12が交差して十字状に配されるとともに、前記矩
形の壁パネルPAと下弦材22との間にも、一端が夫々
前記支持片45A、屋根受金物40にボルト止めされか
つ他端が夫々前記受板21、上板50にボルト止めされ
る水平ブレース13、13が交差して十字状に配され、
これにより側の外壁4、4と妻の外壁5とを強固に補強
し、屋根R形成用の高強度の下地架構体を前記中央のト
ラス6及び架構材7と共に形成する。
【0038】なお屋根Rとしては、寄せ棟屋根の他、切
り妻屋根なども採用でき、又矩形の壁パネルPA、他の
矩形の壁パネルPBの各基準長さも基本寸法である前記
モジュールMの整数倍(但し4倍以下)として適宜変更
しうる。
り妻屋根なども採用でき、又矩形の壁パネルPA、他の
矩形の壁パネルPBの各基準長さも基本寸法である前記
モジュールMの整数倍(但し4倍以下)として適宜変更
しうる。
【0039】
【発明の効果】叙上の如く本発明の家屋の構造は、基本
寸法であるモジュールの整数倍の長さを基準長さとして
巾方向長さが選択される矩形の壁パネルからなる基準外
壁部分に、他の矩形の壁パネルが巾方向に並べて配され
ることにより基準外長さとなる基準長さをこえる外壁部
分が側の外壁に含まれる家屋において、先端を妻の外壁
上端に位置させてこの妻の外壁上端かつその中間位置し
かも側の外壁と平行に、基準外壁部分に用いられる屋根
用の中央のトラスを配したため、別途基準長さをこえる
外壁部分に用いられるトラスを製作することなく、前記
側の外壁間の空間を覆う例えば寄せ棟屋根、切り妻屋根
などの屋根を妻の外壁からはみ出す軒先部を含んで見映
えよく一体に形成することが可能となり、かつ屋根施工
を能率化しうるとともに、基準長さをこえる外壁部分間
の空間を矩形の規格化された壁パネルを用いて形成で
き、かつコストの削減を図りうる。
寸法であるモジュールの整数倍の長さを基準長さとして
巾方向長さが選択される矩形の壁パネルからなる基準外
壁部分に、他の矩形の壁パネルが巾方向に並べて配され
ることにより基準外長さとなる基準長さをこえる外壁部
分が側の外壁に含まれる家屋において、先端を妻の外壁
上端に位置させてこの妻の外壁上端かつその中間位置し
かも側の外壁と平行に、基準外壁部分に用いられる屋根
用の中央のトラスを配したため、別途基準長さをこえる
外壁部分に用いられるトラスを製作することなく、前記
側の外壁間の空間を覆う例えば寄せ棟屋根、切り妻屋根
などの屋根を妻の外壁からはみ出す軒先部を含んで見映
えよく一体に形成することが可能となり、かつ屋根施工
を能率化しうるとともに、基準長さをこえる外壁部分間
の空間を矩形の規格化された壁パネルを用いて形成で
き、かつコストの削減を図りうる。
【0040】又前記側の外壁と中央のトラスとの間に架
構材を架け渡しているため、家屋の外壁部分をその上端
で中央のトラスと共にこの架構材によって強固に補強で
き、家屋の耐久性を高めうる。
構材を架け渡しているため、家屋の外壁部分をその上端
で中央のトラスと共にこの架構材によって強固に補強で
き、家屋の耐久性を高めうる。
【0041】さらに請求項2の発明において、前記架構
材が、妻の外壁の近くに位置する形鋼材からなる梁材
と、離れて位置するトラスとであるときには、例え寄せ
棟屋根によって妻の外壁の近くにおいて屋根が低くなっ
ていても、家屋の両側面の前記基準長さをこえる外壁部
分を形成する矩形の壁パネルを前記梁材により確実に支
持しうるとともに、前記トラスを用いて寄せ棟屋根など
の両流れの屋根部を支持しつつ側の外壁を強固に補強で
きる。
材が、妻の外壁の近くに位置する形鋼材からなる梁材
と、離れて位置するトラスとであるときには、例え寄せ
棟屋根によって妻の外壁の近くにおいて屋根が低くなっ
ていても、家屋の両側面の前記基準長さをこえる外壁部
分を形成する矩形の壁パネルを前記梁材により確実に支
持しうるとともに、前記トラスを用いて寄せ棟屋根など
の両流れの屋根部を支持しつつ側の外壁を強固に補強で
きる。
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】中央のトラスを例示する側面図である。
【図3】トラスを例示する側面図である。
【図4】屋根受金物を例示する斜視図である。
【図5】従来の技術を説明するための側面図である。
【図6】その要部を拡大して示す断面図である。
【図7】その部分斜視図である。
【図8】その平面図である。
2 基準外壁部分 3 基準長さをこえる外壁部分 4 側の外壁 5 妻の外壁 6 中央のトラス 7 架構材 9 梁材 10 トラス H 家屋 PA 矩形の壁パネル PB 他の矩形の壁パネル
Claims (2)
- 【請求項1】基本寸法であるモジュールの選択される複
数種類の整数倍の長さを基準長さとして巾方向長さが選
択され、かつ壁パネルからなる外壁部分を有する家屋の
構造において、 矩形の壁パネルを用いた基準長さの基準外壁部分に、他
の矩形の壁パネルが巾方向に並べて配されることにより
基準外長さとなる基準長さをこえる外壁部分が家屋の両
側面の側の外壁に含まれるとともに、家屋の妻面をなし
前記側の外壁の端を継ぐ妻の外壁を具え、 前記妻の外壁上端かつその中間位置しかも前記側の外壁
と平行に、前記基準外壁部分に用いられる屋根用の中央
のトラスの先端を、前記妻の外壁上端に位置させて配す
るとともに、 側の外壁と、前記中央のトラスとの間に、架構材を架け
渡してなる家屋の構造。 - 【請求項2】前記架構材は、妻の外壁の近くに位置する
形鋼材からなる梁材と、離れて位置するトラスとである
ことを特徴とする請求項1記載の家屋の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6156775A JP2770921B2 (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 家屋の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6156775A JP2770921B2 (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 家屋の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07331734A JPH07331734A (ja) | 1995-12-19 |
JP2770921B2 true JP2770921B2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=15635050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6156775A Expired - Fee Related JP2770921B2 (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 家屋の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2770921B2 (ja) |
-
1994
- 1994-06-14 JP JP6156775A patent/JP2770921B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07331734A (ja) | 1995-12-19 |
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