JPH0799037B2 - 建物の小屋組 - Google Patents

建物の小屋組

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JPH0799037B2
JPH0799037B2 JP62218447A JP21844787A JPH0799037B2 JP H0799037 B2 JPH0799037 B2 JP H0799037B2 JP 62218447 A JP62218447 A JP 62218447A JP 21844787 A JP21844787 A JP 21844787A JP H0799037 B2 JPH0799037 B2 JP H0799037B2
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roof
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貞二 佐藤
完二 森
謙一 前田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建物の小屋組に関し、特に種々の屋根形状に対
応出来る建物の小屋組に関する。
〔従来の技術〕 従来、勾配屋根を支持する建物の小屋組は、通常、先ず
屋根形状を決め、次にこの屋根形状に対応した構造のト
ラスを組み、その上にパネル等の屋根材を葺設するとい
う手順を採っている。
そして、該トラスの構造、配置としては、例えば、特開
昭53−70519号公報に記載されているように、建物本体
の梁上部に複数の三角形状の小屋トラスを並設する状態
で固定するのが通常であった。
〔発明が解決しようとする問題点」 所で、建物の立地条件如何により、所謂北側斜線制限、
道路斜線制限、隣地斜線制限等の法規制により屋根を斜
めにカットした形状にせざるを得ない場合がある。その
為に例えば切妻屋根等通常の屋根形状に使用するトラス
をその侭使用する事は出来ず、上記法規制に適合したト
ラスを設計し、製作して組みたてる必要があり、特に、
ユニット住宅のようなプレハブ住宅の建設では、上記法
規制に該当しない場合に比し施工費の高騰を招くという
問題があった。
又、前記従来の小屋組にあっては、複数の小屋組トラス
(屋根支持部材)を並設しているので、小屋裏が勾配屋
根の流れに直交する方向において該小屋トラスの鉛直材
により小間ぎれとなり、屋根裏部屋等として有効利用す
るに足るような広く連続する小屋裏を確保するのに困難
があった。
また、上記従来の小屋組にあっては、屋根パネルの縦フ
レーム材と小屋トラスの上弦材とが重なって延設された
り、各小屋トラスを連結する母屋が必要であり、小屋組
の必要強度を確保するのに必要な程度をこえる多量の構
成材を用いることになり、このことは、小屋組が搭載さ
れる建物本体に過大な過重を及ぼすことにもなり、建物
本体の構成材断面を大型化することにもなって妥当でな
い。
本発明は、種々の屋根形状に適合し、広く連続する小屋
裏を形成し、小屋組の構成材を削減し、建物本体の構成
材断面を低減することを目的とする。
〔問題点を解決する為の手段〕
本発明は、建物本体の上部に屋根支持部材を固定し、屋
根支持部材の上部に屋根パネルを固定し、勾配屋根を支
持する建物の小屋組において、上記屋根支持部材が少な
くとも上弦材と鉛直材と斜め材とを略門型に組み合わせ
てなり、該屋根支持部材は勾配屋根の流れに直交する方
向に沿わせて配置されると共に、勾配屋根の棟部の近傍
に配置される屋根支持部材は、少なくとも上弦材の一部
と鉛直材の一部とを予め欠如したものが配置されること
を特徴とするものである。
〔作用〕
本発明によれば、略門型をなす屋根支持部材を勾配屋根
の流れに直交する方向に配置しているから、小屋裏が勾
配屋根の流れに直交する方向において小間切れとなら
ず、屋根裏部屋等として有効利用するに足るような広く
連続する小屋裏を形成できる。
又、本発明によれば、屋根パネルの縦フレーム材が屋根
支持部材に直交し、屋根パネルの縦フレーム材と屋根支
持部材の上弦材とが重複することなく、又、隣接する屋
根支持部材を屋根パネルの縦フレーム材によって連結す
ることとなる。
又、本発明によれば、法規による斜線制限に対応する箇
所等に配置される棟部近傍の屋根支持部材は、上弦材の
一部と鉛直材とを予め欠如したものが配置されるので、
該屋根部分には、それに対応した形状の屋根パネルを葦
設することが出来る。
〔実施例〕
第1図は本発明が採用された建物の一例を示す模式図で
あり、建物1は同図に示すように、建物本体2の上部に
小屋組3を形成し、小屋組3の上部に勾配屋根を支持す
ることとしている。
建物本体1は、同図に示すように、複数の建物ユニット
4からなり、各建物ユニット4は各4本の床梁5、柱
6、天井梁7の組み合わせからなっている。この実施例
では、柱6を角鋼管、梁5、7を型鋼から形成し、それ
らの各材を溶接によって接合している。
小屋組3は、第1図に示すように、建物本体1の上部に
固定される軒桁8、屋根中間部用の屋根支持部材9、棟
用の屋根支持部材10、11と、これらの軒桁8、屋根支持
部材9、10、11の上部に固定される屋根パネル12とから
構成される。
しかして、屋根支持部材11は、所謂斜線制限のある棟側
(図面では斜め左下側)に設けられる。屋根パネル12
は、第1図に示すように、各2本の縦フレーム13と横フ
レーム14からなる長方形状のパネルAと、長短の縦フレ
ーム15、16と、斜めフレーム16′と長短の横フレーム1
7、18とからなる斜線対応用のパネルBと、三本のフレ
ーム18′を組み合わせてなる三角形状の同じく斜線対応
用のパネルCとからなり、この実施例では、各フレーム
を型鋼から形成し、それらの各材を溶接によって接合し
ている。
軒桁8は、第1図及び第8図に示すように、建物本体1
の軒部に位置する建物ユニット4に於ける天井梁7の上
部に沿って配置され、屋根パネル12が取りつけられる屋
根パネル支持片19が接合されている。この実施例では、
軒桁8を型鋼から形成し、該軒桁8と上記天井梁7にボ
ルト結合している。
各屋根支持部材9、10及び11は、第1図、に示すよう
に、勾配屋根の流れに直交する方向に沿うように配置さ
れている。
ここで、屋根支持部材9、10は、対応する建物ユニット
の長さに応じて後述するようにその細部構造を異にす
る。又、屋根支持部材11は、斜線制限等が課せられる棟
側にのみ用いられ、斜めカットの形状、寸法如何によっ
ては変化する。
第2図〜第4図に桁長さの長い建物ユニットに対応して
用いられる屋根中間部用の屋根支持部材9を示し、第5
図〜第7図に桁長さの短い建物ユニットに対応して用い
られる棟用の屋根支持部材10を示し、第10図〜第12図に
斜線制限が課せられる棟側にのみ用いられる屋根支持部
材11をそれぞれ示すものである。
屋根支持部材9は、第2図〜第4図に示すように、上弦
材20と、上弦材20の両端部に接合される2本の鉛直材21
と、上弦材20の中間部と各鉛直材21の下端部とに接合さ
れる2本の斜め材22とからなる。屋根支持部材10は、第
5図〜第7図に示すように、屋根支持部材9とほぼ同様
な上弦材23、2本の鉛直材24、2本の斜め材25とからな
る。屋根支持部材11は、第10図〜第12図に示すように、
屋根支持部材10において、斜線制限等が課せられる側の
上弦材23の半分と鉛直材24(いずれも二点鎖線で示した
部分)とを取り除いた構造を有するものである。この実
施例では、各屋根支持部材9、10、11の上弦材20、23及
び鉛直材21、24を角鋼管、斜め材22、25を型鋼から形成
し、それらの各材を溶接によって接合している。
各屋根支持部材9、10及び11は、鉛直材21、24の下端部
にベースプレート26、27を備え、鉛直材21、24と斜め材
22、25の接合部にガゼットプレート28、29を備え、鉛直
材21、22と上弦材20、23の接合部にガゼットプレート3
0、31を備え、上弦材20、23と斜め材22、25の接合部に
ガゼットプレート32、33を備えている。
又、屋根支持部材9は、上弦材20の長手方向の特定部位
に勾配屋根の片流れ方向に対応して傾斜する屋根パネル
支持片34を備える。又、屋根支持部材10において、上弦
材23の長手方向の特定部位に勾配屋根の両流れ方向のそ
れぞれに対応して傾斜する一対の屋根パネル支持片35、
35を備える。各屋根支持部材9、10及び11に於いて、各
上弦材20、23の長手方向に隣接する屋根パネル支持片3
4、35の間隔は、屋根パネル12のパネルAに対してはそ
の横幅、パネルBに対しては、そのフレーム18の横幅と
同一に設定されている。
又、屋根支持部材11に於いては、第12図に示すように、
上弦材23の左端に位置する屋根パネル支持片35は、パネ
ルBと共にパネルCも支持出来るような形状とされてい
る。
又、屋根支持部材9、10及び11に於いて、斜め材22、25
は上弦材20、23の屋根パネル支持片34、35に近傍する部
位(ガゼットプレート32、33)に接合されている。
屋根支持部材9、10及び11は、前述のように勾配屋根の
流れに直交する方向に於いて、第1図、第9図に示すよ
うに、建物本体2の梁、即ち建物ユニット4の天井梁7
に沿うように配置されるとともに、それらの各鉛直材2
1、24が建物ユニット4の柱6に対応する位置に配置さ
れるように、それらの各ベースプレート26、27を対応す
る建物ユニット4の柱6、天井梁7にボルト結合してい
る。
更に、屋根パネル12,・・は、それらの各縦フレーム1
3、15、16を軒桁8の屋根パネル支持片19(第8図)、
屋根支持部材9の屋根パネル支持片34(第13図)屋根支
持部材10、11の屋根パネル支持片35(第14図)のそれぞ
れにボルト結合している。
又、パネルCはその左右斜辺に相当するフレーム18′の
下部において隣接するB型パネルの斜めフレーム16′と
ボルト結合(図示しない)している。つぎに、上記実施
例の作用について説明する。上記実施例によれば、屋根
支持部材9、10、11を勾配屋根の流れに直交する方向に
配置しているから、小屋裏が勾配屋根の流れに直交する
方向に於いて小間切れとならず、屋根裏部屋等として有
効利用するに足るような広く連続する小屋裏を形成出来
る。
又、上記実施例によれば、屋根パネル12の各縦フレーム
材13、15、16が各屋根支持部材9、10、11に直交し、屋
根パネル12の縦フレーム材13、15、16と屋根支持部材
9、10、11の上弦材20、23とが重なる事が無く、又、勾
配屋根の流れ方向において、隣接する屋根支持部材9、
10、11を屋根パネル12の各縦フレーム材13、15、16によ
って連結することとなる。従って、小屋組3の構成材を
削減出来る。
又、上記実施例によれば、上記のように小屋組3の構成
材が削減されることによって小屋組3の重量が小とな
り、又、小屋組3の荷重が屋根支持部材9、10、11の鉛
直材21、24を経て建物本体2の柱6に流れる状態で支持
されるから、建物本体2の天井梁7の断面を小型化出来
る。従って、建物本体2の構成材断面を低減出来る。
又、上記実施例によれば、斜線制限に対応する個所等に
配置される屋根支持部材11は、同型の屋根支持部材10に
おいて、上弦材の一部と鉛直材とを欠如したものを用意
すればよく、屋根支持部材の全体を特別に製作する必要
がない。
尚、本発明の実施においては、屋根支持部材は下弦材を
備えていてもよい。
〔発明の効果〕
本発明建物の小屋組は、上記の通りの構成とされている
ので、広く連続する小屋裏を形成し、小屋組の構成材を
削減し、建物本体の構成材断面を低減出来、更に、法規
制による斜線制限等があっても、小屋組の設計、製作を
大幅に変更することなく、屋根パネルを葺設することが
出来、施工費の低減を図り得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が採用された建物の一例を示す模式図、
第2図は屋根中間部用の屋根支持部材を示す正面図、第
3図は同上の側面図、第4図は同上の平面図、第5図は
棟用の屋根支持部材を示す正面図、第6図は同上の側面
図、第7図は同上の平面図、第8図は建物本体と軒桁の
屋根パネルの取りつけ状態を示す側面図、第9図は建物
本体と屋根支持部材の取りつけ状態を示す正面図、第10
図は斜線制限等に対応する箇所に配置される棟用の屋根
支持部材を示す正面図、第11図は同上の側面図、第12図
は同上の平面図、第13図は屋根中間部における屋根支持
部材と屋根パネルの取りつけ状態を示す側面図、第14図
は棟における屋根支持部材と屋根パネルの取りつけ状態
を示す側面図である。 2……建物本体、3……小屋組、6……柱、9、10、11
……屋根支持部材、12……屋根パネル、20、23……上弦
材、21、24……鉛直材、22、25……斜め材、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物本体の上部に屋根支持部材を固定し、
    屋根支持部材の上部に屋根パネルを固定し、勾配屋根を
    支持する建物の小屋組において、上記屋根支持部材が少
    なくとも上弦材と鉛直材と斜め材とを略門型に組み合わ
    せてなり、該屋根支持部材は勾配屋根の流れに直交する
    方向に沿わせて配置されると共に、勾配屋根の棟部の近
    傍に配置される屋根支持部材は、少なくとも上弦材の一
    部と鉛直材の一部とを予め欠如したものが配置されるこ
    とを特徴とする建物の小屋組。
JP62218447A 1987-08-31 1987-08-31 建物の小屋組 Expired - Lifetime JPH0799037B2 (ja)

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JP2568359B2 (ja) * 1992-10-01 1997-01-08 ミサワホーム株式会社 屋根の束構造
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