JP3183983B2 - 建物ユニットの骨組み構造 - Google Patents

建物ユニットの骨組み構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物ユニットの骨組み構
造に係り、特に住宅等の建物を建てる際に利用できる。
【0002】
【背景技術】近年、予め工場で生産された建物ユニット
を建築現場に運び、そこで複数の建物ユニットを組み合
わせて建てる住宅等のユニット式建物が増えている。予
め工場で生産される建物ユニット80は、図9に示すよう
に、四隅に垂直に立てられた4本の柱2と、これらの柱
2の上端間を結合する長辺梁4および短辺梁5からなる
上梁6と、柱2の下端間を結合する長辺梁3Aおよび短辺
梁3Bからなる下梁3とを有する骨組み81を備え、この骨
組み81に、天井材や床材および内壁や外壁等を取り付け
て、全体として直方体形状に製造されている。
【0003】しかし、このような建物ユニットを複数個
組み合わせても、それぞれの建物ユニットが直方体形状
なので、できあがったユニット式建物全体も角張ったも
のとなり、外観が単調になるという問題があった。この
問題を解決するために示された技術として、実公平4−
52325号公報が挙げられる。
【0004】この公報に示されたラーメンユニットの構
造は、図10に示すように、垂直に配置された4本の柱91
を、短い2本の柱91A,91A と、長い2本の柱91B,91B と
で構成し、これら4本の柱91の下端間同士を4本の下梁
92で結合するとともに、短い柱91A,91A および長い柱91
B,91B の上端間同士をそれぞれ上梁93で結合し、これら
の上梁93と同一長さの中間梁94を、長い柱91B,91B の高
さ位置、かつ、各柱91A,91A と91B,91B との間に設け、
長い柱91B,91B の両端と中間梁94の両端とを水平梁95で
結合し、さらに短い柱91A,91A の両端と中間梁94の両端
とを傾斜梁96で結合して、この間を傾斜部としてある。
つまり、ラーメンユニット90の側面が五角形状となって
いる。そして、このような側面五角形状のラーメンユニ
ット90と、通常の直方体形状のラーメンユニットとを組
み合わせることで、外観に変化を持たせたユニット式建
物を得ようとするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のラーメ
ンユニットでは、水平梁95と傾斜梁96との交点部に中間
梁94を設けてあるが、そのためには、まず、水平梁95と
傾斜梁96とを溶接によって結合した後、そのままでは溶
接部が支障となって中間梁94を取り付けにくいので、溶
接部を平滑に仕上げなければならない。そして、その後
に中間梁94を取り付けなければならないので、交点部が
複雑になるとともに、そこに至るまでの作業が面倒であ
り、かつ、時間がかかるものとなっていた。
【0006】また、水平梁95と傾斜梁96との溶接部の平
滑仕上げ作業では、仕上げる部分の平面度を出しにく
く、従って、対向する傾斜梁96等間にわたって中間梁94
を精度よく取付けにくいという問題もあった。
【0007】ここに、本発明の目的は、中間梁の取付け
が容易、かつ、精度よくできる建物ユニットの骨組み構
造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、四隅に
垂直に立てられた4本の柱およびこれらの柱の上下端間
をそれぞれ連結する上下梁を備えた建物ユニットの骨組
み構造において、前記4本の柱のうち2本の柱の長さ
これら2本の柱に対向する他の2本の柱の長さより
も短くするとともに、長さの長い2本の柱の上端部と長
さの短い2本の柱の上端部とをそれぞれ連結する2本の
上梁を、それぞれ長さの長い2本の柱の上端部から前
記下梁と平行かつ長さの短い2本の柱側に延びる水平部
と、この水平部から前記長さの短い2本の柱の上端に至
る傾斜部とで形成し、この傾斜部の前記水平部側一端に
は、水平部の延長上に位置しかつ当該水平部の端部に当
接する水平突出部が設けられ、前記水平部の端部と前記
傾斜部における水平突出部の端部との当接部は前記水平
部と傾斜部との溶接接合箇所とされ、この溶接接合箇所
は、前記水平部と傾斜部との交点から所定距離離れた位
置とされるともに、前記溶接接合箇所からさらに所定距
離離れた別の位置に、前記2本の上梁の水平部または傾
斜部にわたりかつその2本の上梁に直交させて中間梁を
設けたことを特徴とする建物ユニットの骨組み構造とし
たものである。
【0009】
【作用】このような本発明では、長さの短い2本の柱と
長さの長い2本の柱との下端間が、下梁で結合されると
ともに、上端間が上梁で結合される。この際、平行な2
本の上梁は水平部と傾斜部とで形成されているので、組
上がった建物ユニットの骨組み構造は、側面視略台形状
の五角形となる。そして、このような五角形の建物ユニ
ットの骨組みにおいて、水平部と傾斜部との接合箇所
は、これらの水平部と傾斜部との交点から所定距離離れ
た位置とされ、中間梁は、その接合箇所とはさらに別の
位置に取付けられているので、中間梁を、水平部と傾斜
部との接合箇所に影響されずに取付けることができ、取
付け作業を容易、かつ、精度よく行え、これにより、前
記目的が達成される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1〜5には、本実施例にかかる建物ユニット
の骨組み構造の全体と要部とが示されている。なお、図
9の建物ユニット80で説明した部材と同一部材について
は、同一符号を付けるとともに、その説明を省略または
簡略化する。図1に示すように、建物ユニットの骨組み
構造1は、平面視矩形の四隅に垂直に立てられた4本の
柱2を備え、そのうち2本の柱2A,2Aの長さは同一長さ
に形成され、その長さは、これら2本の柱2A,2Aに対向
し、かつ、同一長さに形成された他の2本の柱2B,2Bの
長さよりも短くなっている。
【0011】このような4本の柱2の下端部間は、溝型
形状の長辺梁3Aおよび短辺梁3Bからなる下梁3によって
結合されており、また、上端部間は、溝型形状の長辺梁
4および短辺梁5からなる上梁6によって結合されてい
る。そして、長さの短い2本の柱(以下、短柱という)
2A,2Aと短辺梁3Bおよび短辺梁5で妻側パネル50が形成
され、長さの長い2本の柱(以下、長柱という)2B,2B
と短辺梁3Bおよび短辺梁5で、前記妻側パネル50より一
回り大きな妻側パネル51が形成されている。
【0012】各妻側パネル50,51の上端部をそれぞれ連
結する2本の長辺梁4,4は、それぞれ長柱2B,2Bの上
端部から、前記下梁3の長辺梁3Aと平行、かつ、短柱2
A,2A側に延びる水平部4Aと、この水平部4Aの端部から
短柱2A,2Aの上端部に至る傾斜部4Bとで形成されてい
る。つまり、この上梁6を構成する長辺梁4,4は、側
面視(骨組み構造1の長手方向に直交する方向、図1中
A矢視)で、略への字形状とされている。
【0013】前記水平部4Aは、図2に示すように、水平
部4A側と傾斜部4B側とを結合する結合位置P1 から長柱
2B,2Bの上端両端部までの長さに形成された水平梁40A
と、傾斜部4Bを構成する傾斜梁40B の先端部に結合プレ
ート10を介して水平に設けられ、水平部と傾斜部との交
点Pから結合位置P1 に至る水平突出梁40C とで構成さ
れている。
【0014】水平梁40A には、交点Pから長柱2B側、つ
まり、水平部4A側に所定距離離れた位置P2 に、溝型形
状とされた中間梁7が取り付けられている。この中間梁
7は、前記2本の水平梁40A ,40A にわたり、かつ、そ
の水平梁40A ,40A に直交している。そして、このよう
な構造の長辺梁4,4間には、図1に示すように、短辺
梁5と平行な複数の小梁53A および中間梁7が取付けら
れて天井パネル53が構成され、また、下梁3の長辺梁3
A,3A間に、複数の根太52A が短辺梁3B,3Bと平行に取
付けられて床パネル52が構成されている。
【0015】水平梁40A と水平突出梁40C との結合は、
前述のように結合位置P1 で行われ、その結合部の構造
は、図2〜4に示すように、水平梁40A と水平突出梁40
C の内側に、それらの端部同士にわたって略L字形状の
内側結合プレート11が設けられており、この連結プレー
ト11の短辺の幅は、互いの梁40A ,40C の上フランジ部
12の幅から突出するように形成されている。また、互い
の梁40A ,40C の下フランジ部13の下面には、その幅よ
りも幅広の下側結合プレート14が設けられている。そし
て、互いの梁40A ,40C は、その上フランジ部12が内側
結合プレート11の短辺の突出部に、下フランジ部13が下
側結合プレート14の両側の突出部に、それぞれ溶接され
ることにより結合されるようになっている。
【0016】中間梁7と水平梁40A との結合は、交点P
から長梁2B側に結合位置P1 までの距離よりさらに離れ
た取付け位置P2 で行われ、その結合部の構造は、中間
梁7では、図2,3に示すように、中間梁7が2本の平
行な水平梁40A ,40A 間にわたる長さに形成されてお
り、その両端部にはそれぞれボルト穴が明けられてい
る。これに対して、2本の水平梁40A ,40A には、取付
け板15がそれぞれ取付けられており、この取付け板15
は、一部が前記水平梁40A の溝型内部に溶接により取り
付けられるとともに、一部は溝型内部から突出して形成
され、かつ、この突出部と中間梁7とがボルト,ナット
18によって固定されている。
【0017】図2に示すように、中間梁7の上面には、
ユニット式建物の屋根を形成する屋根パネル8を支持す
るブラケット16がボルト17により固定されている。屋根
パネル8は、傾斜梁40B の上面に沿って傾斜梁40B と同
じ傾斜で支持されている。また、前記ブラケット16は、
上フランジ部16A と下フランジ部16B およびそれらを結
ぶウエブ部16C とを有する略コ字形状に形成されてお
り、上フランジ部16A は、取付けられた屋根パネル8の
傾斜と同じ傾斜となっている。
【0018】傾斜梁40B と短柱2A,2Aとの結合は、図
5,6に示すように、結合位置P3 で行われ、その結合
部の構造は、傾斜梁40B では、その端部に断面略L字形
状の結合プレート20が短柱2A側に突出した形状で取付け
られている。これに対して、短柱2A,2Aの上端部には、
前記結合プレート20と係合するブラケット23が取付けら
れている。このブラケット23は、柱2Aに溶接等により固
着される当板24と、当板24に直交して固着される取付け
板25と、両者の補強リブ26とで一体的に形成されてい
る。そして、取付け板25と結合プレート20とはボルト,
ナット27によって結合されている。
【0019】また、図5に示すように、短柱2Aの上端部
に固着された短辺梁5には、屋根パネル8の端部を支持
する屋根受けブラケット30が取付けられている。この屋
根受けブラケット30は、垂直部31A と傾斜部31B とを有
する受板31と、補強リブ32とで形成されており、垂直部
31A が短辺梁5にボルト,ナット33によって固定される
とともに、傾斜部31B は屋根パネル8の取付け角度に略
直角になるように形成されている。なお、短辺梁5の屋
根受けブラケット30が取付けられる部位には、その部分
の強度を補強するスチフナ5Aが固着されている。
【0020】このような建物ユニットの骨組み構造1を
構成するには、短柱2A,2Aおよび長柱2B,2B同士の上下
端間をそれぞれ短辺梁3B,5で結合して2つの妻側パネ
ル50,51を製作するとともに、これらのパネル50,51の
下端部同士を連結するための長辺梁3A,3Aに根太等を取
付けた床パネル52と、上端部同士を連結するための長辺
梁4に、中間梁7および小梁53A 等を取付けた天井パネ
ル53とを製作する。ここで、天井パネル53の製作にあた
っては、予め傾斜梁40B の先端に結合プレート10を介し
て水平突出梁40C を溶接結合する。そして、この状態の
水平突出梁40C と水平梁40A とを、内側結合プレート11
および下側結合プレート14によって、結合位置P1 で溶
接結合しておく。
【0021】次に、床パネル52および天井パネル53を、
それぞれ2つの妻側パネル50,51に結合して建物ユニッ
トの骨組み構造1とする。ここで、天井パネル53の取付
けに際しては、水平梁40A の一端を妻側パネル51の長柱
2B,2Bに溶接固着した後、他端を妻側パネル50の短柱2
A,2Aのブラケット23にボルト締めして取付ける。
【0022】このようにして製作された骨組み構造1
に、床材や天井材、および内壁,外壁等を取付けて、上
部に傾斜面のある建物ユニットを生産する。そして、こ
のような建物ユニットを建築現場に搬入し、適宜直方体
の建物ユニット等と組み合わせ、ユニット式建物を構築
する。このユニット式建物において、建物ユニットの傾
斜面に屋根パネル8を取り付ける際は、屋根パネル8支
持用のブラケット16を中間梁7に固定するとともに、屋
根受けブラケット30を短辺梁5に固定し、それらのブラ
ケット16,30に屋根パネル8を取付ける。
【0023】前述のような本実施例によれば次のような
効果がある。すなわち、中間梁7は、水平部4Aと傾斜部
4Bとの交点Pおよび両者4A、4Bの接合箇所P1から離れ
別の取付位置P2 の水平梁40A に取り付けられ、しか
も、両端が取付け板15にボルト17によって取り付けられ
るので、交点Pまたは両者4A、4Bの接合箇所P1での
接取付けに比べて、溶接後の平滑仕上げ等も不要とな
り、作業が楽である。
【0024】また、中間梁7を、水平部4Aと傾斜部4Bと
の交点Pから離れた取付け位置P2に設けてあるので、
交点Pに中間梁が設けられている場合に比べて、ブラケ
ット16を支持する別の梁を設けなくてもよいという効果
もある。
【0025】さらに、2本の長辺梁4,4をまず中間梁
7で結合すれば、長辺梁4,4は一部が固定されるの
で、小梁53A を取付けやすく、従って、天井パネル53の
製作が容易である。
【0026】また、本実施例の長辺梁4を構成する水平
梁40A と傾斜梁40B との結合は、結合位置P1 におい
て、水平梁40A と傾斜梁40B 先端の突出水平梁40C との
両端部に、内側結合プレート11と下側結合プレート14と
を介在させ、両梁40A ,40C と両結合プレート11,14と
を水平状態に保ち、溶接によって結合させているので、
斜めの切断面を溶接して結合する場合に比べて、水平梁
40A と傾斜梁40B との結合が容易であるとともに、取付
け精度も高い。
【0027】さらに、水平梁40A と突出水平梁40C との
両端部を結合する内側結合プレート11と下側結合プレー
ト14とは、両梁40A ,40C より幅広になっており、従っ
て、両梁40A ,40C の上フランジ部12が内側結合プレー
ト11の突出部に、下フランジ部13が下側結合プレート14
の両側の突出部に、それぞれ下向きで溶接できるように
なっているので、作業性がよく、結合作業が容易とな
る。
【0028】また、屋根パネル8を傾斜梁40B 上に設け
る際は、ブラケット16を中間梁7に取付けることができ
るので、仮に、建物ユニットの幅中央間で屋根パネル8
の割付けが行われていても、ブラケット16でそのパネル
8の端部を均等支持でき、従って、屋根パネル8の割付
けを自在に行える。
【0029】ちなみに、図9において、傾斜部に沿って
屋根パネルを取付けた場合、ブラケットを中間梁上に取
付けられない。軒先の下側からのあおりを考えると、で
きるだけ中間梁に近い長辺梁上に設けることが好まし
い。しかし、これでは、建物ユニットの幅中央間で屋根
パネルが割付けられている場合、屋根パネルの割付け端
部を支持しなければならず、それに対応するためには、
中間梁とは別のもう一本の梁を必要とし、不経済であ
る。
【0030】なお、本発明は前述の実施例に限定される
ものではなく、次に示すような変形例を含むものであ
る。すなわち、前記実施例では、中間梁7を、交点Pか
ら長柱2B側に所定距離離れた位置の取付け位置P2 の水
平梁40A に設けたが、これに限らず、要は取付け位置P
2 が交点Pから離れた位置であればよく、例えば、図7
に示すように、交点Pから短柱2A側に離れた位置の傾斜
梁40B に取付けた建物ユニットの骨組み構造1Aとしても
よい。
【0031】また、前記実施例では、建物ユニットの短
辺方向に傾斜する骨組み構造としたが、これに限らず、
例えば、図8に示すように、長辺方向に傾斜する建物ユ
ニットの骨組み構造1Bとしてもよい。すなわち、本実施
例では、中間梁7Aが長辺梁60と同一長さに形成され、短
辺梁61が水平部61A と傾斜部61B とで形成されている。
そして、中間梁7Aが、交点Pから長柱2B側に所定距離離
れた位置の取付け位置P2 に取り付けられた建物ユニッ
トの骨組み構造1Bとなっている。なお、このような建物
ユニットの骨組み構造1Bにおいても、中間梁7Aを、交点
Pから短柱2B側に離れた位置の傾斜部61B に設けてもよ
い。
【0032】さらに、前記実施例では、傾斜部4B同士に
わたって形成された傾斜面に屋根パネル8を設けるよう
になっているが、これに限らず、例えば、傾斜部4Bを明
かり窓として、あるいは別の目的のために使用してもよ
い。
【0033】また、前記実施例では、建物ユニットの骨
組み構造1とする際に、結合位置P1 で水平梁40A と傾
斜梁40B の水平突出梁40C とを溶接結合し、結合位置P
3 で傾斜梁40B の端部と短柱2Aとをボルト結合している
が、これに限らず、例えば、両者を逆にしてもよい。す
なわち、結合位置P1 で水平梁40A と水平突出梁40Cと
をボルト結合し、結合位置P3 で傾斜梁40B の端部と短
柱2Aとを溶接結合してもよい。
【0034】その他、本発明の実施の際の具体的な構造
および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲であれ
ば他の構造等でもよい。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の建物ユ
ニットの骨組み構造によれば、上梁の水平部と傾斜部と
の接合箇所は、これらの水平部と傾斜部との交点から所
定距離離れた位置とされ、中間梁は、その接合箇所とは
さらに別の位置に取付けられているので、中間梁を、水
平部と傾斜部との接合箇所に影響されずに取付けること
ができ、取付け作業を容易、かつ、精度よく行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る建物ユニットの骨組み
構造を示す全体斜視図である。
【図2】水平部と傾斜部との接合部近傍の詳細を示す側
面図である。
【図3】図2におけるIII 矢視図である。
【図4】図2におけるIV-IV 線断面図である。
【図5】傾斜部と短い柱との接合部近傍の詳細を示す側
面図である。
【図6】図5におけるVI矢視図である。
【図7】建物ユニットの骨組み構造の変形例を示す全体
斜視図である。
【図8】建物ユニットの骨組み構造の他の変形例を示す
全体斜視図である。
【図9】一般的な直方体建物ユニットの骨組み構造を示
す全体斜視図である。
【図10】建物ユニットの骨組み構造の従来例を示す全体
斜視図である。
【符号の説明】
1 建物ユニットの骨組み構造 2 柱 2A 短い柱 2B 長い柱 3 下梁 4 長辺梁 4A 水平部 4B 傾斜部 5 短辺梁 6 上梁 7 中間梁 8 屋根パネル 40B 傾斜梁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中井 郁夫 東京都杉並区高井戸東二丁目4番5号 ミサワホーム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−39435(JP,A) 実開 昭63−34202(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/348

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四隅に垂直に立てられた4本の柱および
    これらの柱の上下端間をそれぞれ連結する上下梁を備え
    た建物ユニットの骨組み構造において、前記4本の柱の
    うち2本の柱の長さをこれら2本の柱に対向する他の
    2本の柱の長さよりも短くするとともに、長さの長い2
    本の柱の上端部と長さの短い2本の柱の上端部とをそれ
    ぞれ連結する2本の上梁を、それぞれ長さの長い2本
    の柱の上端部から前記下梁と平行かつ長さの短い2本の
    柱側に延びる水平部と、この水平部から前記長さの短い
    2本の柱の上端に至る傾斜部とで形成し、この傾斜部の
    前記水平部側一端には、水平部の延長上に位置しかつ当
    該水平部の端部に当接する水平突出部が設けられ、前記
    水平部の端部と前記傾斜部における水平突出部の端部と
    の当接部は前記水平部と傾斜部との溶接接合箇所とさ
    れ、この溶接接合箇所は、前記水平部と傾斜部との交点
    から所定距離離れた位置とされるともに、前記溶接接合
    箇所からさらに所定距離離れた別の位置に、前記2本の
    上梁の水平部または傾斜部にわたりかつその2本の上梁
    に直交させて中間梁を設けたことを特徴とする建物ユニ
    ットの骨組み構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6836523B2 (en) 2001-03-28 2004-12-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Radiation measurement device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6836523B2 (en) 2001-03-28 2004-12-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Radiation measurement device

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