JPH10195985A - ユニット式建物の屋根構造 - Google Patents

ユニット式建物の屋根構造

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JPH10195985A
JPH10195985A JP9005467A JP546797A JPH10195985A JP H10195985 A JPH10195985 A JP H10195985A JP 9005467 A JP9005467 A JP 9005467A JP 546797 A JP546797 A JP 546797A JP H10195985 A JPH10195985 A JP H10195985A
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unit
ridge
building
roof panel
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根面材同士の継ぎ目の数を減らして現場
作業を軽減することができかつ屋根面に使用する部材を
簡易に輸送することのできるユニット式建物の屋根構造
を提供することを目的とする。 【解決手段】ユニット式建物1に形成された切り妻屋根
4は、棟4A側から下方に延びる棟側屋根面材41と、
軒先4B側から上方に延びる軒側屋根面材43とを含ん
で形成され、軒側屋根面材43の下部が台形ユニット3
2の傾斜面32Aに取り付けられているとともに、その
上端縁43Aは傾斜面32Aの上端縁32Bよりも上方
に延びて棟側屋根面材41の下端縁41Aに接続されて
いる。軒側屋根面材43が上方に延びているので、台形
ユニット32の傾斜面32Aの近傍に屋根面材の継ぎ目
が生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、箱状の建物ユニッ
トを複数組み合わせたユニット式建物に傾斜した屋根面
を形成するためのユニット式建物の屋根構造に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、予め工場で製造した箱状の建物
ユニットをトラック等により輸送して建築現場で組み合
わせることにより形成されるユニット式建物が利用され
ている。このようなユニット式建物によれば、予め内装
材、床材、その他の設備部材が建物ユニット内に組み込
まれた状態で工場から出荷されるので、建築現場におけ
る作業が大幅に軽減され、短期間で建築できるという利
点がある。
【0003】一方、建物を建築するにあたり、敷地によ
っては、隣地境界線や道路境界線等との関係から斜線制
限を受ける場合がある。このような場合、ユニット式建
物では、この斜線制限を満足するために、上面の少なく
とも一辺に沿った傾斜面を備え、角部が欠落した台形ユ
ニットを用いることがある。すなわち、台形ユニットを
使用することにより、当該台形ユニットの傾斜面を斜線
制限の斜線に沿って配置することができるので、建物全
体を斜線制限内に納めることができる。
【0004】このようなユニット式建物に傾斜した屋根
面を形成する場合、当該屋根面は屋根ユニット方式や屋
根パネル方式により形成されるとともに、上述した台形
ユニットの傾斜面も屋根面の一部とされる。ここで、屋
根ユニット方式は、立体構造の鋼製フレームの一部に傾
斜面を形成した屋根ユニットの当該傾斜面に、屋根葺き
材および野地板を備えた屋根面材を工場で取り付けたも
のを、建築現場で建物本体上に並設配置して屋根面を形
成する方法である。一方、屋根パネル方式は、野地板お
よび屋根葺き材の下面側周縁に鋼製フレームを取り付け
た屋根面材(以下屋根パネル)を工場で製造し、建築現
場で建物本体上に立設される束部材で支持して屋根面を
形成する方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなユニット式
建物の屋根構造において、従来は、台形ユニットの傾斜
面は、工場で当該傾斜面に応じた大きさの屋根面材を取
り付け、屋根面の他の部分を上述した屋根ユニット方
式、屋根パネル方式で形成していた。このため、台形ユ
ニットの傾斜面と他の部分の傾斜面との間に継ぎ目が生
じ、その分、屋根面の継ぎ目の数が増加してしまうた
め、建築現場における継ぎ目の防水処理作業の手間がか
かり、現場作業を長引かせるという問題がある。一方、
傾斜した屋根の棟から軒先までに達する大きな屋根面材
で屋根を形成し、上述した継ぎ目の数を減らして現場作
業を軽減することも考えられるが、このように屋根面材
を拡大すると輸送が困難になるという問題が生じる。
【0006】本発明の目的は、台形ユニットの傾斜面を
ユニット式建物の屋根の一部とするユニット式建物の屋
根構造において、屋根面材同士の継ぎ目の数を減らして
現場作業を軽減することができかつ屋根面に使用する部
材を簡易に輸送することのできるユニット式建物の屋根
構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るユニット式
建物の屋根構造は、図面の符号を参照して説明すれば、
箱状の建物ユニット31を複数組み合わせたユニット式
建物1、61、71、81、91に傾斜した屋根面を形
成するためのユニット式建物の屋根構造であって、前記
屋根面は棟4A側から下方に延びる棟側屋根面材41
と、軒先4B側から上方に延びる軒側屋根面材43、9
43とを含んで形成され、上面の少なくとも一辺に沿っ
た傾斜面32Aを有する台形ユニット32の当該傾斜面
に沿って前記軒側屋根面材が取り付けられ、この軒側屋
根面材の上端縁43Aは、前記台形ユニットの前記傾斜
面の上端縁32Bよりも上方に延びて前記棟側屋根面材
の下端縁41Aに接続されていることを特徴とする。
【0008】ここで、屋根面材とは、仕上げ材となる屋
根葺き材411、431を一定形状に保持する構造を備
えたものをいい、例えば、野地板412、432上に屋
根葺き材を取り付けたもののみならず、野地板、屋根葺
き材とこれらの周囲に配置される軸組部材からなるフレ
ーム413、433とを有し、このフレームにより屋根
葺き材を構造的に支持するようなものをも含むものであ
る。このような本発明によれば、軒側屋根面材の上端縁
が台形ユニットの傾斜面の上端縁よりも上方に延びて棟
側屋根面材の下端縁に接続されているので、屋根面材同
士の継ぎ目の数を低減することが可能となり、継ぎ目の
防水処理作業の軽減が図られるうえ、屋根面が分割され
た棟側屋根面材と軒側屋根面材とによって構成されるの
で、屋根面に使用される部材の輸送の簡易化が図られ
る。
【0009】以上において、軒側屋根面材としては、当
該軒側屋根面材の周縁に沿って配置された軸組部材から
なるフレーム(433)を備えた屋根パネル(43)を
採用するのが好ましい。すなわち、軒側屋根面材が軸組
部材からなるフレームを備えているので、軒側屋根面材
の上端縁の突出量を大きくとることが可能となり、継ぎ
目の数を一層低減することが可能となる。
【0010】また、棟側屋根面材の支持構造としては、
屋根ユニット方式のように、工場で棟部42Aを有する
山型の屋根ユニット42の当該棟部の一方の傾斜面に棟
側屋根面材を取り付けて一体化したものを建物本体上に
配置する支持構造と、屋根パネル方式のように、棟側屋
根面材を当該棟側屋根面材の周縁に沿って配置された軸
組部材からなるフレーム413を有するものとし、この
フレームに束742、743を接合して支持する支持構
造とが考えられる。屋根ユニット上に棟側屋根面材を工
場で予め取り付けておけば、建物本体上に屋根ユニット
を載置するだけで同時に棟側屋根面材の取り付けが済ま
せられるので、ユニット式建物の屋根形成のための作業
の一層の軽減が図られる。一方、束で支持する屋根パネ
ル方式であれば、平板状の屋根パネルとこれを支持する
束部材という単純な構成で屋根面を形成することができ
るので、屋根面形成のための部材の標準化を行い易く材
料コストの低減が図られるうえ、多種多様な屋根面形状
にも対応し易い。
【0011】さらに、前述した軒側屋根面材は、互いに
隣接する台形ユニット間にまたがって取り付けられた軒
側屋根面材943とするのが好ましい。すなわち、軒側
屋根面材が互いに隣接する台形ユニット間にまたがって
取り付けられていれば、当該軒側屋根面材により隣接す
る台形ユニットが接合され、強固に一体化されたユニッ
ト式建物を形成することが可能となる。
【0012】そして、本発明に係るユニット式建物の屋
根構造は、棟側屋根面材の屋根勾配は前記軒側屋根面材
の勾配と異なった屋根(84)、例えば、マンサード屋
根のような屋根面形状のユニット式建物81に採用する
のが好ましい。すなわち、上述したユニット式建物の屋
根構造は、棟側屋根面材と軒側屋根面材とに分割されて
いるので、両屋根面材の接続角度を自由に設定すること
が可能となり、マンサード屋根のような特殊な形状の屋
根を形成する場合であっても、屋根を形成する構造、材
料仕様等を大きく変更することなく対応することが可能
となる。
【0013】また、本発明に係るユニット式建物の屋根
構造は、高さレベルの異なる床面が同一階に形成されて
いるスキップフロア63Bを備えたユニット式建物61
等に採用されるのが好ましい。すなわち、ユニット式建
物の内部にスキップフロアを形成する場合、建物本体の
一部分が上方に突出することがある。このような場合で
も、本発明に係るユニット式建物の屋根構造であれば、
軒側屋根面材の下部に空間が形成されているので、建物
本体の突出部分をこの空間に納め、屋根を形成する構
造、材料等を大きく変更することなく対応することが可
能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を図
面に基づいて説明する。図1には、本発明の第1実施形
態に係るユニット式建物が示されており、ユニット式建
物1は、現場打設された基礎2と、この基礎2を構成す
る布基礎21上に形成される建物本体3と、さらにこの
建物本体3上に形成される切り妻屋根4とを含んで形成
される。建物本体3は、箱状の建物ユニットを組み合わ
せて形成され、直方体状の建物ユニット31と、上面の
一辺に沿った傾斜面を有する台形ユニット32とを含ん
で形成される。
【0015】ここで、建物ユニット31は、図1では図
示を略したが、四隅に立設される柱と、これらの柱の上
端間、下端間を連絡する梁とからなる軸組構造のフレー
ムを有し、このフレームに工場で予め床材、内壁材、外
壁材、天井材、その他の必要な設備部材を組み込んだも
のである。尚、台形ユニット32もこれに準ずる構造と
なっていて、桁方向屋外側上面に傾斜面32Aが形成さ
れている。そして、このような建物ユニット31、台形
ユニット32を組み合わせて建物本体3を形成すること
により、建築現場における床材、内壁材等の取付作業が
軽減されるので、現場作業が大幅に軽減され、建築工期
の短縮を図ることができる。
【0016】切り妻屋根4は、ユニット式建物1の桁方
向に沿って延びる棟4Aと、この棟4Aに沿った屋外側
端縁に軒先4Bとを有し、この棟4Aから両側の軒先4
Bに至る下がり勾配の屋根面が形成され、左右対称な山
型形状の屋根となっている。切り妻屋根4は、棟4A側
から屋根面に沿って下方に延びる棟側屋根面材となる棟
側屋根パネル41と、この棟側屋根パネル41を支持す
る屋根ユニット42と、前記軒先4B側から上方に延び
る軒側屋根面材となる軒側屋根パネル43と、建物本体
3の桁側外壁面の外側に突出して設けられる軒先ユニッ
ト44とを含んで形成される。
【0017】屋根ユニット41、軒先ユニット44は、
図1からわかるように、建物本体3を構成する建物ユニ
ット31、台形ユニット32の配置に対応して取り付け
られ、屋根荷重を下方に配置される建物ユニット31に
適切に伝達する構造となっている。一方、屋根パネル4
3は建物ユニット31、台形ユニット32の平面配置に
必ずしも対応しているわけではなく、台形ユニット32
の桁方向の長さ寸法よりも小さい桁方向の長さ寸法を有
するとともに、妻方向の長さ寸法は、その上端縁43A
が台形ユニット32の傾斜面32Aの上端縁32Bより
も上方となる長さ寸法を有し、軒側屋根パネル43の上
端縁43Aは、上述した棟側屋根パネル41の下端縁4
1Aに接続されている。
【0018】前記台形ユニット32は、図2に示される
ように、軸組部材を箱状に組み合わせたフレーム321
を有している。フレーム321は、四隅に配置されかつ
互いに長さの異なる一対の長辺柱322Aおよび一対の
短辺柱322Bを有し、これらの柱322A、322B
の下端間は、下梁323により連絡されている。一方、
一対の長辺柱322Aおよび一対の短辺柱322B同士
の上端間は、それぞれ長辺上梁324Aによって連絡さ
れるとともに、当該一対の長辺柱324Aの各々には、
この長辺上梁324Aに直交して水平方向に突出する短
辺上梁324Bが設けられている。
【0019】そして、前述した短辺柱322Bの上端と
短辺梁324Bの先端とは、傾斜梁325によって連絡
され、さらに対向する短辺梁324B同士は補強梁32
6によって連絡され、図2中右側の長辺梁324Aと、
一対の傾斜梁325とによって前述した傾斜面32Aが
形成される。また、短辺柱322Bの上部端面および傾
斜面を形成する長辺梁324Aの上面には、前述した軒
側屋根パネル43の下端部を接合するための受け金物3
26がそれぞれ設けられている。尚、この受け金物32
6は軒側屋根パネル43の配置に対応して設けられ、長
辺梁324Aの上面に設けられる受け金物326は、図
2からわかるように、2つの軒側屋根パネル43が接合
されるため、端部に配置される受け金物326よりも幅
広になっている。
【0020】前記棟側屋根パネル41は、図3に示され
るように、上部に山型の棟部42Aが形成された屋根ユ
ニット42の傾斜面のそれぞれに取り付けられている。
その取り付けは工場で予め行われ、棟側屋根パネル41
および屋根ユニット42は一体化された状態で工場出荷
される。屋根ユニット42は、棟部42Aとこの棟部4
2Aに作用する屋根荷重を建物本体3に伝達する支持部
42Bとを含んで形成されている。
【0021】支持部42Bは、四隅に立設される柱42
1Bと、これらの柱421Bの上端間、下端間を連絡す
る上梁422B、下梁423Bとを含んで形成される軸
組構造のフレームからなっている。棟部42Aは、この
支持部42Bの上部に形成され、短辺方向に対向配置さ
れる柱421Bのそれぞれを基端とし、斜め上方に延び
かつ先端が互いに接合される屋根受け梁421Aと、長
辺方向に対向するこの屋根受け梁421Aの先端同士を
連絡する棟梁422Aとを含んで形成される。そして、
柱421Bの上部端面および桁方向に延びる上梁422
Bの上面には、接続金物44が溶接接合され、この接続
金物44に棟側屋根パネル41の下端縁が接続されてい
る。尚、上述した台形ユニット32の受け金物326と
同様に、上梁422Bの上面に配置される接続金物44
は、2つの軒側屋根パネル43を接続するために、端部
に配置される接続金物44よりも幅広になっている。
【0022】棟側屋根パネル41は、前述した棟部42
Aの傾斜面にそれぞれ取り付けられ、その上端部は、図
3では図示を略したが、棟梁422A上に立設される受
け金物に接続され、棟部42Aの稜線を挟む2枚の棟側
屋根パネル41は当該稜線に沿って上端部分を棟カバー
45によって覆われている。一方、棟側屋根パネル41
の下端縁41Aは、前記接続金物44に接合固定されて
おり、当該棟側屋根パネル41の下端縁41Aは、屋根
ユニット42の棟部42Aの下端縁よりも上方に控えら
れている。
【0023】上述した棟側屋根パネル41と前記軒側屋
根パネル43とは、図4に示されるように、棟部42A
の傾斜面上で接続金物44を介して接続される。ここ
で、軒側屋根パネル43は、図4を参照して説明すれ
ば、セメント板からなる屋根葺き材431と、この屋根
葺き材431の取り付け下地となる合板製の野地板43
2と、この野地板432の周縁に沿って配置された角形
鋼管からなる軸組部材を四角形状に組み合わせたフレー
ム433と、屋根葺き材431と野地板432との間に
介装されるアスファルトルーフィング434とを含んで
形成される。また、棟側屋根パネル41も略同一の構造
を有し、屋根葺き材411と、野地板412と、フレー
ム413と、アスファルトルーフィング414とを含ん
で形成される。
【0024】軒側屋根パネル43の上端縁43A部分の
フレーム433のの下面側には、接続金物44との接合
のために、角形鋼管内部に裏ナット溶接が施された接合
孔433Aが設けられているとともに、後述する位置決
めピン443を挿通用の位置決め孔(図4では図示略)
が形成されている。また、棟側屋根パネル41の下端縁
41Aのフレーム413の下面側にも同様に接合孔41
3Aが設けられているが、位置決めピン挿通用の孔は設
けられていない。
【0025】接続金物44は、断面コ字状のピース部材
であり、柱421B上に取り付けられる水平部441A
と、この水平部に対向配置されかつ前記軒側屋根ユニッ
ト43および棟側屋根ユニット41が接合される被接合
部441Bとを含んで形成され、水平部441Aと被接
合部441Bとの間には、補強用のスチフナ442が設
けられている。被接合部441Bには、その上面に位置
決めピン443が突設されているとともに、挿通孔44
4が形成されている。そして、位置決めピン443が軒
側屋根パネル43の位置決め孔に挿通されるとともに、
ボルト445が挿通孔444に挿通され、軒側屋根パネ
ル43の接合孔433Aと螺合して、軒側屋根パネル4
3は接続金物44と接合固定される。
【0026】軒側屋根パネル43の下部は、図5に示す
ように、前記台形ユニット32の傾斜面32Aに受け金
物326によって取り付けられ、当該軒側屋根パネル4
3の下端縁には、前述した軒先ユニット44が接続され
ている。軒側屋根パネル43のフレーム433の下部側
面には、受け金物326と接合するために、角形鋼管の
内部に裏ナットが溶接された接合孔433Bが形成され
ている。
【0027】受け金物326は、2枚の鉄板を逆T字状
に溶接したピース部材であり、底面が台形ユニット32
の柱322Bの上部端面に溶接接合されているととも
に、柱322Bから上方に突出する部分は、その中間部
分で前記フレーム433の側面に当接するように折れ曲
がっている。そして、前述した軒側屋根パネル43の接
合孔433Bにこの突出部分を介してボルト327を螺
合することによって、軒側屋根パネル43は台形ユニッ
ト32の傾斜面32Aに支持固定される。
【0028】このようなユニット式建物の屋根構造で
は、軒側屋根パネル43の下部は台形ユニット32の受
け金物326によって支持され、上部は屋根ユニット4
2の接続金物44によって支持されているため、中間部
分で軒側屋根パネル43を支持する必要がなく、支持部
材のない連通空間となっている。また、図4では図示を
略したが、棟側屋根パネル41と軒側屋根パネル43と
の継ぎ目や、隣接する棟側屋根パネル41同士、隣接す
る軒側屋根パネル43同士の継ぎ目は、これらのパネル
間にまたがってブチルゴム系の防水テープが配設されて
防水処理が行われる。このため、工場出荷段階において
は、これらの棟側屋根パネル41、軒側屋根パネル43
の周縁近傍部には、屋根葺き材411、431は取り付
けられていない。
【0029】以上のような構造のユニット式建物1の屋
根4を形成する場合、次のような手順で行われる。ま
ず、建物本体3の組立後に、揚重機等により、棟側屋根
パネル41が取り付けられた屋根ユニット42を、建物
ユニット31の平面配置に応じて載置する。次に、やは
り揚重機により軒側屋根パネル43を吊り上げて、フレ
ーム433の下面に設けられた挿通孔に位置決めピン4
43を挿通して軒側屋根パネル43の仮据えを行い、位
置が決まったら、軒側屋根パネル43の上部の接合孔4
33Aにボルト445を、下部の接合部433Bにボル
ト327をそれぞれ螺合させて軒側屋根パネル43を支
持固定する。最後に、軒側屋根パネル43、棟側屋根パ
ネル41、軒先ユニット44のそれぞれの継ぎ目部を防
水テープで防水処理を行った後、当該部分を上部から覆
う屋根葺き材431、411等を取り付け、継ぎ目部分
の防水処理作業が終了する。
【0030】以上のような第1実施形態によれば、次の
ような効果がある。軒側屋根面材となる軒側屋根パネル
43の上端縁43Aが台形ユニット32の傾斜面32A
の上端縁32Bよりも上方に延びて棟側屋根面材となる
棟側屋根パネル41の下端縁41Aに接続され、屋根パ
ネル41、43同士の継ぎ目の数が低減されるので、継
ぎ目部分の防水処理作業を大幅に軽減することができ
る。また、切り妻屋根4の屋根面が棟側屋根パネル41
と軒側屋根パネル43とに分割されているので、輸送手
段に応じた適切な形状の軒側屋根パネル43を設定する
ことができ、輸送の簡単化および合理化を図ることがで
きる。
【0031】さらに、軒側屋根パネル43がフレーム4
33を備えた面剛性の高い屋根面材となっているので、
軒側屋根パネル43の上方突出量を大きくとることが可
能となり、これにより、継ぎ目の数をより低減し建築現
場における防水処理作業の一層の軽減を図ることができ
る。そして、棟側屋根パネル41と屋根ユニット42と
が工場で予め一体化されているので、揚重機によるつり
上げ作業により棟側屋根パネル41の設置を概ね終了す
ることができ、切り妻屋根4の形成のための現場作業を
一層軽減することができる。また、接続金物44が屋根
ユニット42の支持部42Bの柱421B、梁422B
に設けられているので、棟側屋根パネル41や軒側屋根
パネル43等による屋根荷重を支持部42Bのフレーム
を介して確実に建物本体3に伝達することができ、切り
妻屋根4の支持構造を一層安定したものとすることがで
きる。
【0032】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。尚、以下の説明では、既に説明した部材または部
分と、同一または類似の部材等については、その説明を
書略または簡略にする。前述した第1実施形態では、水
平レベルの一定な布基礎21上に建物ユニット31等を
配置し、建物本体3内部の床面の高さレベルが各階一定
のユニット式建物1の切り妻屋根4に本発明に係るユニ
ット式建物の屋根構造を採用していた。これに対して第
2実施形態では、高さレベルの異なる床面が同一階に形
成されたスキップフロアを備えたユニット式建物61に
本発明に係るユニット式建物の屋根構造を採用してい
る。
【0033】また、前述した第1実施形態では、接続金
物44が屋根ユニット42を構成する支持部42Bの柱
421Bの上部端面に設けられ、棟側屋根パネル41と
軒側屋根パネル43との接続は屋根ユニット42の傾斜
面上で行われていた。これに対して第2実施形態では、
接続金物644が屋根ユニット42の柱421Bの外側
面に設けられ、棟側屋根パネル41と軒側屋根パネル4
3との接続は屋根ユニット42の外側で行われている。
【0034】図6には、第2実施形態に係るユニット式
建物の屋根構造が利用されたユニット式建物の正面図が
示され、ユニット式建物61の建物本体63は、通常部
63Aと、スキップフロア部63Bとを備えている。ス
キップフロア部63Bは、布基礎21とともに、建築現
場で形成された鉄筋コンクリート製の駐車場22の上に
建物ユニット31等を配置して形成される。
【0035】すなわち、布基礎21と駐車場22との高
さレベルの寸法差Hの分だけ、スキップフロア部63B
の建物ユニット31が通常部63Aの建物ユニット31
よりも上方に配置されることとなり、建物ユニット31
内の所定位置に形成される床面は、スキップフロア部6
3Bの部分で前記寸法差Hの分だけ上方に形成されるこ
ととなる。そしてこれに伴い、スキップフロア部63B
の上面に配置される台形ユニット632は、通常部63
Aの上面に配置される台形ユニット32よりも上方に突
出する。
【0036】このような建物本体63上に形成される切
り妻屋根64は、第1実施形態の場合と同様に、棟側屋
根パネル41と、屋根ユニット42と、軒側屋根パネル
43とを含んで形成され、軒側屋根パネル43の下部
は、建物本体63を構成する台形ユニット32、632
に取り付けられている。スキップフロア部63Bの上方
突出部分は、軒側屋根パネル41の下部に形成される空
間内に納められる。尚、この部分の台形ユニット632
は、通常部63Aの台形ユニット32よりも高い位置に
あるので、構造、材料仕様等は台形ユニット32と共通
であるが、軒側屋根パネル43が取り付けられる傾斜面
632Aは、通常の傾斜面32Aよりも拡大されてい
る。このように、ユニット式建物61がスキップフロア
部63Bを備えている場合であっても、台形ユニット6
32の傾斜面632Aを拡大することにより、前述した
第1実施形態に係るユニット式建物1の切り妻屋根4と
同様の左右対称な切り妻屋根64を形成することができ
る。
【0037】屋根ユニット42上に取り付けられる棟側
屋根パネル41は、その下端縁41Aが屋根ユニット4
2の外側に突出し、屋根ユニット42の外側で前記軒側
屋根ユニット43と接続されている。棟側屋根パネル4
1と軒側屋根パネル43との接続は、図7に示されるよ
うに、棟側屋根パネル41および軒側屋根パネル43を
屋根ユニット42の外側に設けられた接続金物644に
接合することにより行われる。
【0038】接続金物644は、鋼製の板材を略L字状
に折り曲げたピース部材であり、垂直部644Aと、こ
の垂直部644A上端から水平に突出し形成されかつ前
記軒側屋根パネル43が接合される被接合部644Bと
を含んで形成され、垂直部644Aが屋根ユニット42
の支持部42Bの柱421Bおよび上梁422Bの外側
面に溶接されて被接合部644Bは屋根ユニット42の
外側に突出して配置される。
【0039】被接合部644Bには、ボルト挿通用の孔
(図7では図示略)と、位置決めピン644Cとが形成
され、この部分で前記棟側屋根パネル41と軒側屋根パ
ネル43とが接続されている。尚、以上のような接続金
物644は、スキップフロア部63Bを備えたユニット
式建物61故に採用したわけではなく、第1実施形態で
採用した接続金物44に変更しても同様にスキップフロ
ア部63Bの上方突出部分を納めることができる。ま
た、屋根64の形成のための施工手順についても、第1
実施形態の場合と同様である。
【0040】このような第2実施形態に係るユニット式
建物の屋根構造によれば、前述した第1実施形態の効果
に加えて次のような効果がある。スキップフロア部63
Bの上方突出部分を軒側屋根パネル43の下部空間に納
められるので、台形ユニット632の傾斜面632A形
状を変えるだけで、スキップフロア63Bを備えたユニ
ット式建物61の切り妻屋根64を形成することがで
き、通常のユニット式建物と同様の構造、部材によって
屋根面を形成することができる。
【0041】また、接続金物644の被接合部644B
が屋根ユニット42の外側に突出して設けられているの
で、例えば、屋根ユニット42内部を小屋裏収納庫とし
て利用するために内壁材等が施工されていても、屋根ユ
ニット42の外側で軒側屋根パネル43の接合を行うこ
とができ、屋根ユニット42内部の造作によらず、軒側
屋根パネル43の接合作業ができる。
【0042】次に、本発明の第3実施形態に係るユニッ
ト式建物の屋根構造について説明する。前述した第1実
施形態に係るユニット式建物の屋根構造では、立体構造
のフレームからなる屋根ユニット42に棟側屋根パネル
41を支持させ、この棟側屋根パネル41に軒側屋根パ
ネル43を接続していた。これに対して第2実施形態に
係るユニット式建物の屋根構造では、束742によって
支持された棟側屋根パネル41に前記軒側屋根パネル4
3を接続している。
【0043】図8には、第3実施形態に係るユニット式
建物が示されており、このユニット式建物71の棟74
Aを備えた切り妻屋根74は、棟側屋根パネル41と、
この棟側屋根パネル41を支持する複数本の束742、
743とによって形成されている。束742は、棟74
Aに沿って配置され、棟74Aを挟んで配置される棟側
屋根パネル41を取り付けるために、一本につき被接合
部742Aが2箇所設けられている。束743は、その
上端に一定角度に傾斜した被接合部743Aが形成され
たものである。
【0044】被接合部743Aには、図9の接続部分の
断面図に示されるように、棟側屋根パネル41を接合す
るための上部挿通孔744と、軒側屋根パネル43を接
合するための下部挿通孔745と、軒側屋根パネル43
の位置決めを行うための位置決めピン746とを含んで
形成される。そして、上部挿通孔745を介して棟側屋
根パネル41の接合孔413A、軒側屋根パネル43の
接合孔433Aにボルト747をそれぞれ螺合固定し
て、棟側屋根パネル41および軒側屋根パネル43は接
続される。
【0045】これらの束742、743は、屋根面荷重
を建物ユニット31のフレーム311に適切に伝達する
ために、当該建物ユニット31のフレーム311の柱3
12および上梁313にボルトナットによって接合固定
される(図8参照)。このため、棟側屋根パネル41は
建物ユニット31の平面配置に準じた割付となってい
る。また、図8からわかるように、建物ユニット31の
フレーム311の構成部材に対応しない位置に束742
を立設する必要がある場合、対向する上梁313間に補
強梁315を架設し、その上に束742を接合固定す
る。また、屋根74を形成する施工手順は、まず、建築
現場において建物本体3上に束742、743を接合固
定し、その上に棟側屋根パネル41を取り付けた後、前
記軒側屋根パネル43を束743に接合する。尚、棟側
屋根パネル41、軒側屋根パネル43の継ぎ目は第1実
施形態の場合の同様の手順で行われる。
【0046】このような第3実施形態によれば、前述し
た第1実施形態の効果に加えて次のような効果がある。
棟側屋根パネル41を束742、743のみで支持する
という簡単な構造で屋根74を形成することができるの
で、屋根74を形成する部材の材料コストの低減を図る
ことができるうえ、外側に配置されて軒側屋根パネル4
3を接合する束743も片流れ傾斜面で通常使用される
束部材をそのまま採用することができるので、切り妻屋
根74を形成する屋根部材の標準化を図り易い。
【0047】また、棟74A近傍の屋根が屋根パネルお
よび束という単純構造となっているので、当該部分の屋
根面荷重を屋根ユニット方式の場合に比較して軽量化す
ることができる。さらに、束742、743の高さ寸法
を変更することにより、棟側屋根パネル41の傾斜面形
状を自由に設定することができるので、ユニット式建物
の多種多様な屋根面形状に対応することができる。
【0048】尚、本発明は前述の実施形態に限定される
ものではなく、次に示すような変形をも含むものであ
る。すなわち、前述の第1実施形態では、ユニット式建
物1の切り妻屋根4は、一定勾配の屋根であったが、こ
れに限らず、図10に示されるような、マンサード屋根
84を備えたユニット式建物81に本発明に係るユニッ
ト式建物の屋根構造を採用してもよい。この場合、屋根
勾配が変化する部分と棟側屋根パネル41および軒側屋
根パネル43の接続部分を対応させることにより、当該
接続部分の取り合い角度を変更するだけで、多様なマン
サード屋根の形状に対応することができる。尚、この場
合に使用される接続金物の被接合部は棟側屋根パネル4
1、軒側屋根パネル43の接続角度に応じた折り曲げ部
が形成されたものを採用するとよい。
【0049】また、前述の第1実施形態では、軒側屋根
パネル43は隣接する2つの台形ユニット32間にまた
がらずに配置されていたが、これに限らず、図12に示
されるユニット式建物91の屋根94のように軒側屋根
パネル943を2つの台形ユニット32間にまたがって
取り付けてもよい。すなわち、軒側屋根パネル943が
台形ユニット32間にまたがって取り付けられていれ
ば、軒側屋根パネル943によって隣接する台形ユニッ
ト32が接合されるので、強固に一体化されたユニット
式建物91を形成することができる。
【0050】さらに、前述の第1実施形態では、屋根ユ
ニット42上には、フレーム413を備えた棟側屋根パ
ネル41からなる棟側屋根面材が取り付けられていた
が、これに限らず、屋根ユニット42の棟部42Aの傾
斜面に野地板、屋根葺き材からなる棟側屋根面材を直接
取り付けてもよい。この場合、棟側屋根面材と軒側屋根
パネル43を接続するための接続金物を第2実施形態に
おける接続金物644とすることにより、連続した傾斜
屋根面を形成することができる。
【0051】また、前述の第1実施形態では、切り妻屋
根4の軒先部4Bには軒先ユニット44が接続されてい
たが、これに限らず、軒側屋根パネル43の下端縁が台
形ユニット32の傾斜面32Aの下端縁から突出し、軒
先ユニットが接続されていない切り妻屋根であっても本
発明に係るユニット式建物の屋根構造を利用することが
できる。この場合、軒側屋根パネル43のフレーム43
3の下面に接合部を設け、棟側屋根ユニット41に設け
られる接続金物44と同形状の受け金物を台形ユニット
32の傾斜面32Aに設けることによって、軒側屋根パ
ネル43を傾斜面32A上に取り付けることが可能とな
る。さらに、前述の実施形態では、ユニット式建物1、
61、71、81、91の屋根は、切り妻屋根4、6
4、74、84、94であったが、寄せ棟屋根であって
も本発明に係るユニット式建物の屋根構造を採用するこ
とができる。その他、本発明の実施の際の具体的な構造
および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の
構造等としてもよい。
【0052】
【発明の効果】前述のような本発明のユニット式建物の
屋根構造によれば、台形ユニットの傾斜面をユニット式
建物の屋根の一部とするユニット式建物の屋根構造にお
いて、軒側屋根面材の上端縁が台形ユニットの傾斜面の
上端縁よりも上方に延びているので、屋根面材同士の継
ぎ目の数を減らして現場作業を軽減することができる。
また、屋根を形成する屋根面材が棟側屋根面材と軒側屋
根面材とに分割されているので、屋根面に使用する部材
を簡易に輸送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るユニット式建物を
表す概要斜視図である。
【図2】前述の実施形態における台形ユニットのフレー
ムを表す概要斜視図である。
【図3】前述の実施形態における屋根ユニットに棟側屋
根面材を取り付けた状態を表す概要斜視図である。
【図4】前述の実施形態における棟側屋根面材および軒
側屋根面材の接続部分を表す断面図である。
【図5】前述の実施形態における台形ユニットおよび軒
側屋根面材の取り付け部分を表す断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係るスキップフロアを
備えたユニット式建物を表す正面図である。
【図7】前述の実施形態における棟側屋根面材および軒
側屋根面材の接続部分を表す断面図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係るユニット式建物を
表す概要斜視図である。
【図9】前述の実施形態における棟側屋根面材および軒
側屋根面材の接続部分を表す断面図である。
【図10】前述の第1実施形態の変形となるマンサード
屋根のユニット式建物を表す正面図である。
【図11】前述の第1実施形態の他の変形となるユニッ
ト式建物を表す概要斜視図である。
【符号の説明】
1、61、71、81、91 ユニット式建物 4A 棟 4B 軒先 31 建物ユニット 32、732 台形ユニット 32A、732A 傾斜面 32B 台形ユニットの上端縁 41 棟側屋根面材(棟側屋根パネル) 41A 棟側屋根面材の下端縁 42 屋根ユニット 42A 棟部 43、943 軒側屋根面材(軒側屋根パネル) 43A 軒側屋根面材の上端縁 413 棟側屋根面材のフレーム 433 軒側屋根面材のフレーム 742、743 束

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】箱状の建物ユニットを複数組み合わせたユ
    ニット式建物に傾斜した屋根面を形成するためのユニッ
    ト式建物の屋根構造であって、 前記屋根面は棟側から下方に延びる棟側屋根面材と、軒
    先側から上方に延びる軒側屋根面材とを含んで形成さ
    れ、 上面の少なくとも一辺に沿った傾斜面を有する台形ユニ
    ットの当該傾斜面に沿って前記軒側屋根面材が取り付け
    られ、 この軒側屋根面材の上端は、前記台形ユニットの前記傾
    斜面の上端縁よりも上方に延びて前記棟側屋根面材の下
    端縁に接続されていることを特徴とするユニット式建物
    の屋根構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のユニット式建物の屋根構
    造において、 前記軒側屋根面材は、当該軒側屋根面材の周縁に沿って
    配置された軸組部材からなるフレームを備えた屋根パネ
    ルであることを特徴とするユニット式建物の屋根構造。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載されたユニ
    ット式建物の屋根構造において、 前記棟側屋根面材は、棟部を有する山型の屋根ユニット
    の当該棟部の一方の傾斜面に取り付けられていることを
    特徴とするユニット式建物の屋根構造。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2に記載されたユニ
    ット式建物の屋根構造において、 前記棟側屋根面材は、当該棟側屋根面材の周縁に沿って
    配置された軸組部材からなるフレームを備え、このフレ
    ームに接合される束で支持されていることを特徴とする
    ユニット式建物の屋根構造。
  5. 【請求項5】請求項1〜請求項4のいずれかに記載のユ
    ニット式建物の屋根構造において、 前記軒側屋根面材は、互いに隣接する前記台形ユニット
    間にまたがって取り付けられていることを特徴とするユ
    ニット式建物の屋根構造。
  6. 【請求項6】請求項1〜請求項5のいずれかに記載のユ
    ニット式建物の屋根構造において、 前記棟側屋根面材の屋根勾配は前記軒側屋根面材の勾配
    と異なっていることを特徴とするユニット式建物の屋根
    構造。
  7. 【請求項7】請求項1〜請求項6のいずれかに記載のユ
    ニット式建物の屋根構造において、 前記ユニット式建物は、高さレベルの異なる床面が同一
    階に形成されているスキップフロアを備えていることを
    特徴とするユニット式建物の屋根構造。
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