JP2558889Y2 - ガレージ - Google Patents
ガレージInfo
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- JP2558889Y2 JP2558889Y2 JP1991106945U JP10694591U JP2558889Y2 JP 2558889 Y2 JP2558889 Y2 JP 2558889Y2 JP 1991106945 U JP1991106945 U JP 1991106945U JP 10694591 U JP10694591 U JP 10694591U JP 2558889 Y2 JP2558889 Y2 JP 2558889Y2
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- Japan
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- garage
- building
- unit
- foundation
- joined
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建物の外側にかつ建物
に沿って設けられるガレージに係り、在来工法の建物や
ユニット工法の建物に利用できる。
に沿って設けられるガレージに係り、在来工法の建物や
ユニット工法の建物に利用できる。
【0002】
【背景技術】従来、住宅等の建物の敷地内にガレージを
設ける場合、図11に示すように、ガレージ90を設け
る地面91にコンクリート92を打設し、このコンクリ
ート92部分でガレージ90の支柱93を支持してい
た。また、このようなガレージ90の設置作業は、通常
建物94の施工が終了した後に行っていた。
設ける場合、図11に示すように、ガレージ90を設け
る地面91にコンクリート92を打設し、このコンクリ
ート92部分でガレージ90の支柱93を支持してい
た。また、このようなガレージ90の設置作業は、通常
建物94の施工が終了した後に行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のガレージ90では、建物94の施工後にコン
クリート92の打設作業を行わなければならず、特に専
門の職人等によって行われるコンクリート92の打設作
業を、建物94の基礎95の施工時とは別に行うため、
作業手順が煩雑となって作業性が低下するとともに、人
件費等のコストも増大するという問題があった。
うな従来のガレージ90では、建物94の施工後にコン
クリート92の打設作業を行わなければならず、特に専
門の職人等によって行われるコンクリート92の打設作
業を、建物94の基礎95の施工時とは別に行うため、
作業手順が煩雑となって作業性が低下するとともに、人
件費等のコストも増大するという問題があった。
【0004】また、コンクリート92の打設時の作業の
ためのスペースが必要なため、ガレージ92の支柱93
をある程度建物94から離して設置する必要があり、敷
地の有効利用が図れないという問題もあった。
ためのスペースが必要なため、ガレージ92の支柱93
をある程度建物94から離して設置する必要があり、敷
地の有効利用が図れないという問題もあった。
【0005】本考案の目的は、設置作業の作業性を向上
できかつコストを低減できるとともに、敷地の有効利用
を図れるガレージを提供することにある。
できかつコストを低減できるとともに、敷地の有効利用
を図れるガレージを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の第1の考案は、
建物の外側にかつ建物に沿って設けられるガレージであ
って、建物側面から建物の外側に向かって突出するよう
に建物の基礎を延長し、この基礎の突出部分に複数の支
柱を支持するとともに、天井パネルの一側面側を前記支
柱に接合させて構成されていることを特徴とするもので
ある。
建物の外側にかつ建物に沿って設けられるガレージであ
って、建物側面から建物の外側に向かって突出するよう
に建物の基礎を延長し、この基礎の突出部分に複数の支
柱を支持するとともに、天井パネルの一側面側を前記支
柱に接合させて構成されていることを特徴とするもので
ある。
【0007】また、本考案の第2の考案は、複数の建物
ユニットにより構成されるユニット式建物の外側にかつ
ユニット式建物に沿って設けられるガレージであって、
ユニット式建物側面から建物の外側に向かって突出する
ようにユニット式建物の基礎を延長し、この基礎の突出
部分に複数の支柱の下端部を支持するとともに、天井パ
ネルの一側面側を前記支柱に接合させ、さらにこの支柱
部分の上端部を隣接する建物ユニットの構造体に接合さ
せていることを特徴とするものである。
ユニットにより構成されるユニット式建物の外側にかつ
ユニット式建物に沿って設けられるガレージであって、
ユニット式建物側面から建物の外側に向かって突出する
ようにユニット式建物の基礎を延長し、この基礎の突出
部分に複数の支柱の下端部を支持するとともに、天井パ
ネルの一側面側を前記支柱に接合させ、さらにこの支柱
部分の上端部を隣接する建物ユニットの構造体に接合さ
せていることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】第1の考案においては、ガレージの支柱は在来
工法あるいはユニット工法などにより施工される建物の
基礎の一部に支持される。このため、ガレージ支柱用に
新たにコンクリート打設作業を行う必要がなく、作業性
が向上して工期が短縮されかつコストも低減する。ま
た、建物の基礎に支柱が支持されるため、ガレージを建
物に近接させて設置することが可能となり、敷地の有効
利用が図れる。
工法あるいはユニット工法などにより施工される建物の
基礎の一部に支持される。このため、ガレージ支柱用に
新たにコンクリート打設作業を行う必要がなく、作業性
が向上して工期が短縮されかつコストも低減する。ま
た、建物の基礎に支柱が支持されるため、ガレージを建
物に近接させて設置することが可能となり、敷地の有効
利用が図れる。
【0009】また、第2の考案においても、ガレージの
支柱はユニット式建物の基礎の一部に支持されるため、
ガレージ支柱用に新たにコンクリート打設作業を行う必
要がなくて作業性が向上して工期が短縮されかつコスト
も低減する。また、ユニット式建物の基礎に支柱が支持
されるため、ガレージをユニット式建物に近接させて設
置することが可能となり、敷地の有効利用が図れる。さ
らに、支柱部分の上端部が隣接する建物ユニットの構造
体に接合されるため、ガレージの支持強度が向上し、ガ
レージの倒壊等が確実に防止される。
支柱はユニット式建物の基礎の一部に支持されるため、
ガレージ支柱用に新たにコンクリート打設作業を行う必
要がなくて作業性が向上して工期が短縮されかつコスト
も低減する。また、ユニット式建物の基礎に支柱が支持
されるため、ガレージをユニット式建物に近接させて設
置することが可能となり、敷地の有効利用が図れる。さ
らに、支柱部分の上端部が隣接する建物ユニットの構造
体に接合されるため、ガレージの支持強度が向上し、ガ
レージの倒壊等が確実に防止される。
【0010】
【実施例】以下、本考案の第1実施例を図1〜5を参照
して説明する。図1に示すように、本実施例のガレージ
1は、複数の建物ユニット2により構成されるユニット
式建物3に隣接して設置された2つのガレージユニット
10で構成されている。
して説明する。図1に示すように、本実施例のガレージ
1は、複数の建物ユニット2により構成されるユニット
式建物3に隣接して設置された2つのガレージユニット
10で構成されている。
【0011】建物ユニット2は、図2にも示すように、
コーナー部に設けられた仕口ブラケット4に接合される
図示しない4本の柱と梁5とでボックス状に形成された
構造体9を備え、この構造体9の建物3の外面側の側面
には、軽量気泡コンクリートパネル製の外壁パネル6が
取付けられている。この建物ユニット2を、基礎7上に
載置して組み合わし、さらに図示しない屋根ユニットを
建物ユニット2上に適宜組み合わせることでユニット式
建物3が施工される。
コーナー部に設けられた仕口ブラケット4に接合される
図示しない4本の柱と梁5とでボックス状に形成された
構造体9を備え、この構造体9の建物3の外面側の側面
には、軽量気泡コンクリートパネル製の外壁パネル6が
取付けられている。この建物ユニット2を、基礎7上に
載置して組み合わし、さらに図示しない屋根ユニットを
建物ユニット2上に適宜組み合わせることでユニット式
建物3が施工される。
【0012】一方、ガレージユニット10は、2本の支
柱11と、矩形状に組まれた天井パネル12とで側面略
逆L字形に形成されている。天井パネル12は、支柱1
1が接合される2つの仕口ブラケット13と、仕口ブラ
ケット13に一端側が接合された短辺梁14と、仕口ブ
ラケット13間および短辺梁14の他端間にそれぞれ設
けられた長辺梁15とで構成され、高さ寸法および長辺
梁15に沿った方向の寸法が建物ユニット2の構造体9
と同じとなるように構成されている。また、天井パネル
12の長辺梁15間には、複数本の小梁16が設けられ
るとともに、天井パネル12のコーナー間にはブレース
17が張られて天井パネル12の補強がなされ、この天
井パネル12の上面側には、図1に示すように板状の屋
根材12Aが貼られている。
柱11と、矩形状に組まれた天井パネル12とで側面略
逆L字形に形成されている。天井パネル12は、支柱1
1が接合される2つの仕口ブラケット13と、仕口ブラ
ケット13に一端側が接合された短辺梁14と、仕口ブ
ラケット13間および短辺梁14の他端間にそれぞれ設
けられた長辺梁15とで構成され、高さ寸法および長辺
梁15に沿った方向の寸法が建物ユニット2の構造体9
と同じとなるように構成されている。また、天井パネル
12の長辺梁15間には、複数本の小梁16が設けられ
るとともに、天井パネル12のコーナー間にはブレース
17が張られて天井パネル12の補強がなされ、この天
井パネル12の上面側には、図1に示すように板状の屋
根材12Aが貼られている。
【0013】各ガレージユニット10の支柱11の下端
部は、図3,4に示すように建物の基礎7に固定されて
いる。すなわち、基礎7のガレージユニット10の支柱
11が設けられる部分には、建物3の側面から建物3の
外側に向かって突出するように延長されてガレージ支持
部7Aが設けられ、このガレージ支持部7Aにより支柱
11の下端部が支持されている。ガレージ支持部7Aに
は、支柱11の底面に取付けられたアンカーボルト18
が挿入され、さらにモルタル19が注入されて支柱11
を固着するための孔20が形成されている。この孔20
は、基礎7の施工時にシース管等を埋め込むことで形成
される。また、孔20の上面周囲には、モルタル19が
外部に流出しないようにモルタルシール材21が取付け
られている。なお、ガレージユニット10の支柱11
と、基礎7のガレージ支持部7Aとの接合は、前記実施
例のように支柱11に取付けられたアンカーボルト18
を孔20内に挿入してモルタル19を注入するものに限
らず、基礎7のガレージ支持部7Aに予めアンカーボル
ト18を埋め込んでおき、このアンカーボルト18と支
柱11とを固定するものでもよい。
部は、図3,4に示すように建物の基礎7に固定されて
いる。すなわち、基礎7のガレージユニット10の支柱
11が設けられる部分には、建物3の側面から建物3の
外側に向かって突出するように延長されてガレージ支持
部7Aが設けられ、このガレージ支持部7Aにより支柱
11の下端部が支持されている。ガレージ支持部7Aに
は、支柱11の底面に取付けられたアンカーボルト18
が挿入され、さらにモルタル19が注入されて支柱11
を固着するための孔20が形成されている。この孔20
は、基礎7の施工時にシース管等を埋め込むことで形成
される。また、孔20の上面周囲には、モルタル19が
外部に流出しないようにモルタルシール材21が取付け
られている。なお、ガレージユニット10の支柱11
と、基礎7のガレージ支持部7Aとの接合は、前記実施
例のように支柱11に取付けられたアンカーボルト18
を孔20内に挿入してモルタル19を注入するものに限
らず、基礎7のガレージ支持部7Aに予めアンカーボル
ト18を埋め込んでおき、このアンカーボルト18と支
柱11とを固定するものでもよい。
【0014】一方、ガレージユニット10の支柱11部
分の上端は、図5に詳細に示すように、隣接配置された
建物ユニット2の構造材9に接合されている。すなわ
ち、建物ユニット2の仕口ブラケット4の上面と、ガレ
ージユニット10の天井パネル12の仕口ブラケット1
3の上面とには、それぞれガイドピン22が2本づつ立
設されているとともに、接合用の孔23が形成されてい
る。
分の上端は、図5に詳細に示すように、隣接配置された
建物ユニット2の構造材9に接合されている。すなわ
ち、建物ユニット2の仕口ブラケット4の上面と、ガレ
ージユニット10の天井パネル12の仕口ブラケット1
3の上面とには、それぞれガイドピン22が2本づつ立
設されているとともに、接合用の孔23が形成されてい
る。
【0015】この各仕口ブラケット4,13の上面間
は、接続用プレート24により接合されている。接続用
プレート24には、各ガイドピン22が嵌合される4つ
のガイド孔25と、孔23に対応する位置に形成された
接合用の孔26とが形成され、このプレート24の孔2
6および各仕口ブラケット4,13の孔23を介して螺
合されるボルト27およびナットにより、ブラケット
4,13がプレート24を介して接合されている。
は、接続用プレート24により接合されている。接続用
プレート24には、各ガイドピン22が嵌合される4つ
のガイド孔25と、孔23に対応する位置に形成された
接合用の孔26とが形成され、このプレート24の孔2
6および各仕口ブラケット4,13の孔23を介して螺
合されるボルト27およびナットにより、ブラケット
4,13がプレート24を介して接合されている。
【0016】次に、本実施例のガレージ1の設置手順に
ついて説明する。まず、工場において各建物ユニット2
を製造するとともに、ガレージユニット10も予め組み
立てておく。そして、各建物ユニット2およびガレージ
ユニット10をトラック等で建設現場に輸送する。
ついて説明する。まず、工場において各建物ユニット2
を製造するとともに、ガレージユニット10も予め組み
立てておく。そして、各建物ユニット2およびガレージ
ユニット10をトラック等で建設現場に輸送する。
【0017】一方、建設現場では、ユニット2,10の
搬入前に基礎7の施工を行っておく。この基礎7は、従
来と同様に型枠を組んでコンクリートスラリーを打設す
ることなどで施工される。この際、ガレージユニット1
0が設置される部分には、基礎7をユニット式建物3の
側面から建物3の外側に延長させてガレージ支持部7A
を形成し、アンカーボルト18が挿入される孔20を設
けておく。
搬入前に基礎7の施工を行っておく。この基礎7は、従
来と同様に型枠を組んでコンクリートスラリーを打設す
ることなどで施工される。この際、ガレージユニット1
0が設置される部分には、基礎7をユニット式建物3の
側面から建物3の外側に延長させてガレージ支持部7A
を形成し、アンカーボルト18が挿入される孔20を設
けておく。
【0018】各ユニット2,10が建設現場に搬入され
たら、基礎7の上に1階用の建物ユニット2を設置す
る。そして、この建物ユニット2に隣接してガレージユ
ニット10を設置する。ガレージユニット10の設置
は、ガレージユニット10の支柱11の下端面にアンカ
ーボルト18を取付けた後、ガレージ支持部7Aの孔2
0にモルタル19を打設しかつアンカーボルト18を挿
入して支柱11の下端部を固定するとともに、建物ユニ
ット2の仕口ブラケット4と支柱11部分の上端部にあ
る仕口ブラケット13とをプレート24を用いて接合し
てガレージユニット10の上端部を固定することで行わ
れる。
たら、基礎7の上に1階用の建物ユニット2を設置す
る。そして、この建物ユニット2に隣接してガレージユ
ニット10を設置する。ガレージユニット10の設置
は、ガレージユニット10の支柱11の下端面にアンカ
ーボルト18を取付けた後、ガレージ支持部7Aの孔2
0にモルタル19を打設しかつアンカーボルト18を挿
入して支柱11の下端部を固定するとともに、建物ユニ
ット2の仕口ブラケット4と支柱11部分の上端部にあ
る仕口ブラケット13とをプレート24を用いて接合し
てガレージユニット10の上端部を固定することで行わ
れる。
【0019】このガレージユニット10を建物ユニット
2に隣接して2つ設置した後に、各建物ユニット2の上
に2階用の建物ユニット2を順次設置することで、図1
に示すガレージ1付きのユニット式建物3が施工され
る。
2に隣接して2つ設置した後に、各建物ユニット2の上
に2階用の建物ユニット2を順次設置することで、図1
に示すガレージ1付きのユニット式建物3が施工され
る。
【0020】このような本実施例によれば、ガレージ1
を構成するガレージユニット10の下端部を建物の基礎
7に設けたガレージ支持部7Aに固定しているので、従
来のように建物の基礎7とは別にガレージ1を支持する
ための基礎部分を設ける必要がなく、コンクリート打ち
作業を別々に行う必要がないため、作業性を向上できて
工期を短縮できかつ人件費等のコストも低減できる。
を構成するガレージユニット10の下端部を建物の基礎
7に設けたガレージ支持部7Aに固定しているので、従
来のように建物の基礎7とは別にガレージ1を支持する
ための基礎部分を設ける必要がなく、コンクリート打ち
作業を別々に行う必要がないため、作業性を向上できて
工期を短縮できかつ人件費等のコストも低減できる。
【0021】また、本実施例ではガレージユニット10
の下端部を固定するだけでなく、上端部を隣接する建物
ユニット2の構造体9である仕口ブラケット4に接合し
ているので、従来のように下端部だけで固定されている
ガレージに比べてガレージユニット10の取付強度を向
上でき、地震や強風等によるガレージ1の倒壊等を確実
に防止することができる。
の下端部を固定するだけでなく、上端部を隣接する建物
ユニット2の構造体9である仕口ブラケット4に接合し
ているので、従来のように下端部だけで固定されている
ガレージに比べてガレージユニット10の取付強度を向
上でき、地震や強風等によるガレージ1の倒壊等を確実
に防止することができる。
【0022】さらに、ガレージ1をガレージユニット1
0で構成するとともに、ガレージユニット10を建物ユ
ニット2と同様のモジュール寸法で形成したので、建物
ユニット2とガレージユニット10との接合を通常の建
物ユニット2同士の接合と同様にプレート24を用いて
行うことができ、作業性を向上できる。
0で構成するとともに、ガレージユニット10を建物ユ
ニット2と同様のモジュール寸法で形成したので、建物
ユニット2とガレージユニット10との接合を通常の建
物ユニット2同士の接合と同様にプレート24を用いて
行うことができ、作業性を向上できる。
【0023】また、ガレージ1を2つのガレージユニッ
ト10を用いて構成しているので、建設現場ではガレー
ジユニット10の設置、固定作業のみを行うだけでガレ
ージ1を設けることができ、従来のように建設現場で組
み立てる場合に比べて建設現場作業を低減でき、施工期
間の短縮や作業性の向上を図ることができる。
ト10を用いて構成しているので、建設現場ではガレー
ジユニット10の設置、固定作業のみを行うだけでガレ
ージ1を設けることができ、従来のように建設現場で組
み立てる場合に比べて建設現場作業を低減でき、施工期
間の短縮や作業性の向上を図ることができる。
【0024】さらに、ガレージユニット10を基礎7の
ガレージ支持部7Aに固定しているので、建物ユニット
2にガレージユニット10を近接配置することができ、
建物ユニット2とガレージユニット10との間に作業ス
ペース等がいらないので、敷地を有効に利用でき、狭い
敷地でもガレージ1を設けることができる。
ガレージ支持部7Aに固定しているので、建物ユニット
2にガレージユニット10を近接配置することができ、
建物ユニット2とガレージユニット10との間に作業ス
ペース等がいらないので、敷地を有効に利用でき、狭い
敷地でもガレージ1を設けることができる。
【0025】次に、本考案の第2実施例を図6〜8を参
照して説明する。本実施例は、前記第1実施例ではガレ
ージユニット10を建物ユニット2の外壁パネル6に隣
接して設けていたのに対し、ガレージユニット10を建
物ユニット2の構造体9に隣接して設けたものである。
すなわち、図6に示すように、建物ユニット2の柱8、
梁5、仕口ブラケット4等で構成される構造体9に隣接
して、ガレージユニット10が設置されている。ガレー
ジユニット10の支柱11の下端は、前記実施例と同様
に基礎7のガレージ支持部7Aに固定されている。
照して説明する。本実施例は、前記第1実施例ではガレ
ージユニット10を建物ユニット2の外壁パネル6に隣
接して設けていたのに対し、ガレージユニット10を建
物ユニット2の構造体9に隣接して設けたものである。
すなわち、図6に示すように、建物ユニット2の柱8、
梁5、仕口ブラケット4等で構成される構造体9に隣接
して、ガレージユニット10が設置されている。ガレー
ジユニット10の支柱11の下端は、前記実施例と同様
に基礎7のガレージ支持部7Aに固定されている。
【0026】一方、ガレージユニット10の上端部側
は、図7に示すように、建物ユニット2およびガレージ
ユニット10の各仕口ブラケット4,13の上面に立設
されたガイドピン22に嵌合するガイド孔31が形成さ
れた接続用プレート30によって互いに位置決めされ、
プレート30および仕口ブラケット4,13を介して螺
合されるボルト32およびナットにより接合されてい
る。なお、1階の建物ユニット2の上に2階の建物ユニ
ット2が設置される場合には、2階の建物ユニット2の
仕口ブラケット4、接続用プレート30、1階の建物ユ
ニット2の仕口ブラケット4を介してボルト32、ナッ
トが螺合され、ガレージユニット10と建物ユニット2
とを接合するプレート30が、1階および2階の建物ユ
ニット2の接合にも利用されている。
は、図7に示すように、建物ユニット2およびガレージ
ユニット10の各仕口ブラケット4,13の上面に立設
されたガイドピン22に嵌合するガイド孔31が形成さ
れた接続用プレート30によって互いに位置決めされ、
プレート30および仕口ブラケット4,13を介して螺
合されるボルト32およびナットにより接合されてい
る。なお、1階の建物ユニット2の上に2階の建物ユニ
ット2が設置される場合には、2階の建物ユニット2の
仕口ブラケット4、接続用プレート30、1階の建物ユ
ニット2の仕口ブラケット4を介してボルト32、ナッ
トが螺合され、ガレージユニット10と建物ユニット2
とを接合するプレート30が、1階および2階の建物ユ
ニット2の接合にも利用されている。
【0027】建物ユニット2には、図8に示すように、
ガレージユニット10が隣接する側面以外の面に適宜外
壁パネル6を取付けておき、ガレージユニット10に
は、ガレージユニット10の支柱11の外側に外壁パネ
ル6を取付けておき、建物ユニット2およびガレージユ
ニット10の支柱11を外壁パネル6で被覆する。
ガレージユニット10が隣接する側面以外の面に適宜外
壁パネル6を取付けておき、ガレージユニット10に
は、ガレージユニット10の支柱11の外側に外壁パネ
ル6を取付けておき、建物ユニット2およびガレージユ
ニット10の支柱11を外壁パネル6で被覆する。
【0028】このような本実施例においても前記第1実
施例と同様の作用効果を得ることができる。その上、建
物ユニット2の構造体9に隣接してガレージユニット1
0を設置しているので、ガレージユニット10の上端部
と建物ユニット2の構造体9との接合は、建物ユニット
2同士の接合と同一構造のものが利用でき、作業性の向
上やコストの低減を図ることができる。
施例と同様の作用効果を得ることができる。その上、建
物ユニット2の構造体9に隣接してガレージユニット1
0を設置しているので、ガレージユニット10の上端部
と建物ユニット2の構造体9との接合は、建物ユニット
2同士の接合と同一構造のものが利用でき、作業性の向
上やコストの低減を図ることができる。
【0029】なお、本考案は前述の実施例に限定される
ものではなく、本考案の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本考案に含まれるものである。例えば、前
記第2実施例においては、ガレージユニット10の上端
部と建物ユニット2の構造体9とを接合用プレート30
を用いて接合していたが、図9〜10のように他の接合
構造を用いてもよい。すなわち、図9に示すように、建
物ユニット2の柱8およびガレージユニットの支柱11
の各側面間にプレート35を取付けて建物ユニット2お
よびガレージユニット10を接合してもよい。また、図
10に示すように、建物ユニット2の梁5およびガレー
ジユニット10の長辺梁15間に内面にナットが固着さ
れた接合ボックス36を配置し、このボックス36と各
梁5,15とをボルト37およびボックス36内のナッ
トで接合して建物ユニット2およびガレージユニット1
0を接合してもよい。さらに、接合ボックス36の代わ
りに長ナットを設けてもよいし、梁5,15間ではなく
て仕口ブラケット4,13間に接合ボックス36や長ナ
ットを配置して接合してもよい。要するに、建物ユニッ
ト2の構造体9と、ガレージユニット10の支柱11や
天井パネル12などの構造体とを接合できる任意の構造
が利用できる。
ものではなく、本考案の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本考案に含まれるものである。例えば、前
記第2実施例においては、ガレージユニット10の上端
部と建物ユニット2の構造体9とを接合用プレート30
を用いて接合していたが、図9〜10のように他の接合
構造を用いてもよい。すなわち、図9に示すように、建
物ユニット2の柱8およびガレージユニットの支柱11
の各側面間にプレート35を取付けて建物ユニット2お
よびガレージユニット10を接合してもよい。また、図
10に示すように、建物ユニット2の梁5およびガレー
ジユニット10の長辺梁15間に内面にナットが固着さ
れた接合ボックス36を配置し、このボックス36と各
梁5,15とをボルト37およびボックス36内のナッ
トで接合して建物ユニット2およびガレージユニット1
0を接合してもよい。さらに、接合ボックス36の代わ
りに長ナットを設けてもよいし、梁5,15間ではなく
て仕口ブラケット4,13間に接合ボックス36や長ナ
ットを配置して接合してもよい。要するに、建物ユニッ
ト2の構造体9と、ガレージユニット10の支柱11や
天井パネル12などの構造体とを接合できる任意の構造
が利用できる。
【0030】また、ガレージユニット10としては前記
実施例の構造のものに限らず、例えば、天井パネル12
をラチス梁等を用いて構成したものなどでもよい。さら
に、前記各実施例では、ガレージ1をガレージユニット
10を用いて構成していたが、建設現場において組み立
てられるようなユニット式でないガレージであってもよ
い。但し、ガレージユニット10を用いれば、建設現場
では設置作業のみを行えばよいため作業性を向上でき、
さらにユニット式建物3にガレージ1を設ける場合に
は、ガレージユニット10および建物ユニット2の上端
部を接合してガレージ1の支持強度を向上できるという
効果がある。
実施例の構造のものに限らず、例えば、天井パネル12
をラチス梁等を用いて構成したものなどでもよい。さら
に、前記各実施例では、ガレージ1をガレージユニット
10を用いて構成していたが、建設現場において組み立
てられるようなユニット式でないガレージであってもよ
い。但し、ガレージユニット10を用いれば、建設現場
では設置作業のみを行えばよいため作業性を向上でき、
さらにユニット式建物3にガレージ1を設ける場合に
は、ガレージユニット10および建物ユニット2の上端
部を接合してガレージ1の支持強度を向上できるという
効果がある。
【0031】さらに、前記各実施例では、ガレージユニ
ット10の下端部だけでなく、上端部を建物ユニット2
に取付けていたが、特にユニット式建物3ではなく、在
来工法の建物にガレージを設ける場合等には、従来のガ
レージと同様に支柱の下端部のみを固定するものでもよ
い。要するに、本考案は、少なくともガレージの支柱の
下端部が、建物の基礎の一部であるガレージ支持部に固
定されていればよく、ユニット式建物3に限らず在来工
法の建物にも利用できる。
ット10の下端部だけでなく、上端部を建物ユニット2
に取付けていたが、特にユニット式建物3ではなく、在
来工法の建物にガレージを設ける場合等には、従来のガ
レージと同様に支柱の下端部のみを固定するものでもよ
い。要するに、本考案は、少なくともガレージの支柱の
下端部が、建物の基礎の一部であるガレージ支持部に固
定されていればよく、ユニット式建物3に限らず在来工
法の建物にも利用できる。
【0032】
【考案の効果】以上のように、本考案の請求項1記載の
ガレージによれば、建物の基礎にガレージの支柱を支持
しているので、ガレージ用の基礎施工作業が無くなって
ガレージの設置作業の作業性を向上できて工期を短縮で
き、かつ人件費等のコストを低減できるとともに、建物
に近接してガレージを設置できるので建物の敷地が狭く
てもガレージを設置することができて敷地を有効に利用
することができるという効果がある。また、本考案の請
求項2記載のガレージによれば、請求項1記載のガレー
ジと同じ効果が得られるとともに、ガレージの支柱部分
の上端部を建物ユニットの構造体に接合しているので、
ガレージの支柱を上下両端部で支持することになり、ガ
レージの支持強度を向上できてガレージの倒壊等を確実
に防止できるという効果もある。
ガレージによれば、建物の基礎にガレージの支柱を支持
しているので、ガレージ用の基礎施工作業が無くなって
ガレージの設置作業の作業性を向上できて工期を短縮で
き、かつ人件費等のコストを低減できるとともに、建物
に近接してガレージを設置できるので建物の敷地が狭く
てもガレージを設置することができて敷地を有効に利用
することができるという効果がある。また、本考案の請
求項2記載のガレージによれば、請求項1記載のガレー
ジと同じ効果が得られるとともに、ガレージの支柱部分
の上端部を建物ユニットの構造体に接合しているので、
ガレージの支柱を上下両端部で支持することになり、ガ
レージの支持強度を向上できてガレージの倒壊等を確実
に防止できるという効果もある。
【図1】本考案の第1実施例のガレージを設置したユニ
ット式建物を示す概略斜視図である。
ット式建物を示す概略斜視図である。
【図2】第1実施例を示す概略斜視図である。
【図3】第1実施例のガレージの支柱下端部の接合構造
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図4】第1実施例のガレージの支柱下端部の接合構造
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図5】第1実施例のガレージの支柱部分の上端部の接
合構造を示す斜視図である。
合構造を示す斜視図である。
【図6】本考案の第2実施例を示す概略斜視図である。
【図7】第2実施例のガレージの支柱部分の上端部の接
合構造を示す斜視図である。
合構造を示す斜視図である。
【図8】第2実施例の支柱部分の上端部の接合構造を示
す平面図である。
す平面図である。
【図9】第2実施例の支柱部分の上端部の接合構造の変
形例を示す斜視図である。
形例を示す斜視図である。
【図10】第2実施例の支柱部分の上端部の接合構造の他
の変形例を示す斜視図である。
の変形例を示す斜視図である。
【図11】本考案の従来例を示す概略図である。
1 ガレージ 2 建物ユニット 3 ユニット式建物 4,13 仕口ブラケット 7 基礎 7A ガレージ支持部 9 構造体 10 ガレージユニット 11 支柱 13 天井パネル 18 アンカーボルト 20 孔 22 ガイドピン 23 孔 24,30 接続用プレート 25 ガイド孔 35 プレート 36 接合ボックス
Claims (2)
- 【請求項1】 建物の外側にかつ建物に沿って設けられ
るガレージであって、建物側面から建物の外側に向かっ
て突出するように延長された建物の基礎の突出部分に支
持された複数の支柱と、一側面側が前記支柱に接合され
た天井パネルとを備えて構成されていることを特徴とす
るガレージ。 - 【請求項2】 複数の建物ユニットにより構成されるユ
ニット式建物の外側にかつユニット式建物に沿って設け
られるガレージであって、ユニット式建物側面から建物
の外側に向かって突出するように延長されたユニット式
建物の基礎の突出部分に下端部が支持された複数の支柱
と、一側面側が前記支柱に接合された天井パネルとを備
えて構成されているとともに、前記支柱部分の上端部が
隣接する建物ユニットの構造体に接合されていることを
特徴とするガレージ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991106945U JP2558889Y2 (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | ガレージ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991106945U JP2558889Y2 (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | ガレージ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0552127U JPH0552127U (ja) | 1993-07-09 |
JP2558889Y2 true JP2558889Y2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=14446516
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991106945U Expired - Lifetime JP2558889Y2 (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | ガレージ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558889Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6072515A (ja) * | 1983-08-31 | 1985-04-24 | ブレビル ホ−ルデイングス プロプライエタリイ リミテツド | サンドイツチ ト−スタ− |
-
1991
- 1991-12-25 JP JP1991106945U patent/JP2558889Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0552127U (ja) | 1993-07-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960416 |