JP2602609Y2 - バルコニー用床パネル - Google Patents
バルコニー用床パネルInfo
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 15
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 10
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 5
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 claims description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 8
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 7
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、木造建物において、床
パネルとバルコニーの両方の機能を兼ね備えたバルコニ
ー用床パネルに関する。
パネルとバルコニーの両方の機能を兼ね備えたバルコニ
ー用床パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木造建物におけるバルコニーを施
工するに際しては、1階壁パネル、2階床パネル、2階
壁パネル等を組み付けて建物躯体を構築した後、2階床
パネルの水平延出方向に、建物外方へ張り出すようにし
てバルコニーを取り付けるという方法を採用している。
工するに際しては、1階壁パネル、2階床パネル、2階
壁パネル等を組み付けて建物躯体を構築した後、2階床
パネルの水平延出方向に、建物外方へ張り出すようにし
てバルコニーを取り付けるという方法を採用している。
【0003】バルコニーの取り付けに際しては、予め芯
材によって略四角枠状に組み立てられた枠体の一側端面
を、2階床パネル端面に突き合わせて、ボルト締めする
などの方法で取り付けた後、この枠体の上面に面材を貼
設するという方法が採用されている。
材によって略四角枠状に組み立てられた枠体の一側端面
を、2階床パネル端面に突き合わせて、ボルト締めする
などの方法で取り付けた後、この枠体の上面に面材を貼
設するという方法が採用されている。
【0004】この時、バルコニーの水捌け等を考慮し
て、建物に近い基端部側から突端部側へ向けて漸次高さ
が低くなるように傾斜角度を付けて面材を貼設すること
が多々行われている。この場合、工場で予めバルコニー
の芯材上面を傾斜状態に加工しておき、現場で、その傾
斜面の上に面材を載せて固定するという方法が採られ
る。
て、建物に近い基端部側から突端部側へ向けて漸次高さ
が低くなるように傾斜角度を付けて面材を貼設すること
が多々行われている。この場合、工場で予めバルコニー
の芯材上面を傾斜状態に加工しておき、現場で、その傾
斜面の上に面材を載せて固定するという方法が採られ
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前述した施
工法にあっては、現場でバルコニーの取り付けを行なう
ため、現場施工を煩雑化するとともに、2階等の高所で
の作業を必要とするために作業上の危険も大きいという
問題があった。また、予め工場で芯材上面を傾斜状態に
加工する作業を行なわなくてはならないため、工場での
製造工数が多くなり、手間がかかる問題もあった。
工法にあっては、現場でバルコニーの取り付けを行なう
ため、現場施工を煩雑化するとともに、2階等の高所で
の作業を必要とするために作業上の危険も大きいという
問題があった。また、予め工場で芯材上面を傾斜状態に
加工する作業を行なわなくてはならないため、工場での
製造工数が多くなり、手間がかかる問題もあった。
【0006】本考案は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、バルコニーの製造および取り付けを簡
略化し、かつ簡単にバルコニー床面を傾斜状態に形成で
きるバルコニー用床パネルを提供することを目的として
いる。
たものであって、バルコニーの製造および取り付けを簡
略化し、かつ簡単にバルコニー床面を傾斜状態に形成で
きるバルコニー用床パネルを提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本考案は、建物の下階と上階の間を仕切る床パネ
ル部と、該床パネル部の水平延出方向に接合されて建物
の外壁から外方へ張り出すバルコニー部とから構成さ
れ、バルコニー部は、四角枠状に組み立てられた枠体
と、この枠体の上に取り付けられ、床パネル部に接合さ
れた基端部側から突端部側へ向けて漸次高さが低くなる
ように形成された傾斜板と、この傾斜板の上面に接合さ
れた面材とを有して構成され、前記床パネル部は、四角
枠状に組み立てられた床パネル用枠体と、該床パネル用
枠体の上面に貼設された床パネル用面材とを有して構成
され、前記床パネル用枠体の内部には、前記床パネル部
中央付近が下方に向けて突出する略T型の補強用芯材が
配設され、前記床パネル用枠体の前記外壁側には、該床
パネル用枠体の芯幅を調整する調整用芯材が外面を前記
外壁面にほぼ揃えた状態で設けられていることを特徴と
している。
めに、本考案は、建物の下階と上階の間を仕切る床パネ
ル部と、該床パネル部の水平延出方向に接合されて建物
の外壁から外方へ張り出すバルコニー部とから構成さ
れ、バルコニー部は、四角枠状に組み立てられた枠体
と、この枠体の上に取り付けられ、床パネル部に接合さ
れた基端部側から突端部側へ向けて漸次高さが低くなる
ように形成された傾斜板と、この傾斜板の上面に接合さ
れた面材とを有して構成され、前記床パネル部は、四角
枠状に組み立てられた床パネル用枠体と、該床パネル用
枠体の上面に貼設された床パネル用面材とを有して構成
され、前記床パネル用枠体の内部には、前記床パネル部
中央付近が下方に向けて突出する略T型の補強用芯材が
配設され、前記床パネル用枠体の前記外壁側には、該床
パネル用枠体の芯幅を調整する調整用芯材が外面を前記
外壁面にほぼ揃えた状態で設けられていることを特徴と
している。
【0008】
【作用】本考案のバルコニー用床パネルにあっては、予
め床パネル部とバルコニー部とが接合一体化されている
ので、床パネル部を敷設すると同時に、バルコニー部の
取り付けも行え、現場施工の簡略化を図ることができ
る。しかも、バルコニー部においては、予め傾斜板を介
して面材が貼られているので、施工と同時に、所定角度
に傾斜したバルコニー床面を得ることができる。また、
このバルコニー用床パネルの製作に際し、芯材上面を傾
斜状態に加工する手間を省くことができるので、工場で
の製造工程を簡易化することができる。一方、床パネル
部においては、床パネル支持スパンが長い場合や床の積
載荷重が大きい場合などには床パネルを補強することが
できる。また、補強用芯材は床パネル部の中央付近が下
方に向けて突出しているので、床パネルの取付や下方に
位置する壁等との接合に支障を来すことを防止できる。
すなわち、曲げに対して補強するには、補強用芯材の厚
みが大きい方が好ましいが、全体を厚くすると床パネル
の取付に影響を与えるため、本願では下方に壁などが位
置する端部を除いて厚みを大きくした略T型とした。ま
た、調整用芯材により、床パネル用枠体の外壁側の芯幅
を調整することや外壁用のパネルとの接合作業が容易に
なる。
め床パネル部とバルコニー部とが接合一体化されている
ので、床パネル部を敷設すると同時に、バルコニー部の
取り付けも行え、現場施工の簡略化を図ることができ
る。しかも、バルコニー部においては、予め傾斜板を介
して面材が貼られているので、施工と同時に、所定角度
に傾斜したバルコニー床面を得ることができる。また、
このバルコニー用床パネルの製作に際し、芯材上面を傾
斜状態に加工する手間を省くことができるので、工場で
の製造工程を簡易化することができる。一方、床パネル
部においては、床パネル支持スパンが長い場合や床の積
載荷重が大きい場合などには床パネルを補強することが
できる。また、補強用芯材は床パネル部の中央付近が下
方に向けて突出しているので、床パネルの取付や下方に
位置する壁等との接合に支障を来すことを防止できる。
すなわち、曲げに対して補強するには、補強用芯材の厚
みが大きい方が好ましいが、全体を厚くすると床パネル
の取付に影響を与えるため、本願では下方に壁などが位
置する端部を除いて厚みを大きくした略T型とした。ま
た、調整用芯材により、床パネル用枠体の外壁側の芯幅
を調整することや外壁用のパネルとの接合作業が容易に
なる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例について、図面を参
照して説明する。図1は、バルコニー用床パネルを木造
建物の2階床部分に取り付けた状態を示す要部断面斜視
図、図2および図3は、それぞれこのバルコニー用床パ
ネルの縦断面図および横断面図である。
照して説明する。図1は、バルコニー用床パネルを木造
建物の2階床部分に取り付けた状態を示す要部断面斜視
図、図2および図3は、それぞれこのバルコニー用床パ
ネルの縦断面図および横断面図である。
【0010】バルコニー用床パネル1は、建物の1階
(下階)11と2階(上階)12の間を仕切る床パネル
部2と、該床パネル部2の水平延出方向に接合されて建
物外方へ張り出すバルコニー部3とから、概略構成され
ている。
(下階)11と2階(上階)12の間を仕切る床パネル
部2と、該床パネル部2の水平延出方向に接合されて建
物外方へ張り出すバルコニー部3とから、概略構成され
ている。
【0011】床パネル部2は、縦芯材4a、4aおよび
横芯材4b、4bによって四角枠状に組み立てられた枠
体(床パネル用枠体)4と、枠体4の上面に貼設された
面材6とからなる。枠体4の前端面(バルコニー部3が
接合される側の端面)側の横芯材4bの外面には、該横
芯材4bとほぼ同一仕様で枠体4の1階壁パネル(外
壁)13側の芯幅を調整するための調整用芯材7がその
外面を建物の外壁面にほぼ揃えた状態で接合され、2重
芯材構造とされている。また、床パネル支持スパンが長
い場合、あるいは床の積載荷重が大きい場合などには、
図2に示した例のように、床パネル部2の強度確保のた
めに、枠体4の内部に補強用芯材5が配設され、さらに
この補強用芯材5として、床パネル部2中央付近におい
て下方に向けて突出するように高さが大きくなった略T
型の芯材が使われる。
横芯材4b、4bによって四角枠状に組み立てられた枠
体(床パネル用枠体)4と、枠体4の上面に貼設された
面材6とからなる。枠体4の前端面(バルコニー部3が
接合される側の端面)側の横芯材4bの外面には、該横
芯材4bとほぼ同一仕様で枠体4の1階壁パネル(外
壁)13側の芯幅を調整するための調整用芯材7がその
外面を建物の外壁面にほぼ揃えた状態で接合され、2重
芯材構造とされている。また、床パネル支持スパンが長
い場合、あるいは床の積載荷重が大きい場合などには、
図2に示した例のように、床パネル部2の強度確保のた
めに、枠体4の内部に補強用芯材5が配設され、さらに
この補強用芯材5として、床パネル部2中央付近におい
て下方に向けて突出するように高さが大きくなった略T
型の芯材が使われる。
【0012】バルコニー部3は、縦芯材8a、8a、横
芯材8bおよび支持用芯材8cによって四角枠状に組み
立てられた枠体8と、この枠体8の上面に取り付けられ
た傾斜板9と、この傾斜板9の上面に接合された面材1
0とを有して構成されている。枠体8は、支持用芯材8
cの上面が、縦芯材8a、8aおよび横芯材8bの上面
より若干高くなるように組み立てられている。傾斜板9
は、図4に示す如くに、前記床パネル部2に接合された
基端部側から突端部側へ向けて漸次厚みが小さくなるよ
うに形成されている。この傾斜板9は、基端部(厚みの
大きい部分)側の端面を前記枠体8の支持用芯材8cに
突き合わせて、釘打ちおよび接着等の方法により接合さ
れ、また突端部(厚みの小さい部分)側の端部を枠体8
の横芯材8bの上に載せて同様に接合されており、これ
によって、この傾斜板9の上面は、基端部側から突端部
側へ漸次高さが低くなるように構成されている。面材1
0には、防水加工の施されたものなどが使われ、傾斜板
9の上面に密着状態に接合されるとともに、基端部側の
端部を前記支持用芯材8cの上に載せた状態で接合され
ている。
芯材8bおよび支持用芯材8cによって四角枠状に組み
立てられた枠体8と、この枠体8の上面に取り付けられ
た傾斜板9と、この傾斜板9の上面に接合された面材1
0とを有して構成されている。枠体8は、支持用芯材8
cの上面が、縦芯材8a、8aおよび横芯材8bの上面
より若干高くなるように組み立てられている。傾斜板9
は、図4に示す如くに、前記床パネル部2に接合された
基端部側から突端部側へ向けて漸次厚みが小さくなるよ
うに形成されている。この傾斜板9は、基端部(厚みの
大きい部分)側の端面を前記枠体8の支持用芯材8cに
突き合わせて、釘打ちおよび接着等の方法により接合さ
れ、また突端部(厚みの小さい部分)側の端部を枠体8
の横芯材8bの上に載せて同様に接合されており、これ
によって、この傾斜板9の上面は、基端部側から突端部
側へ漸次高さが低くなるように構成されている。面材1
0には、防水加工の施されたものなどが使われ、傾斜板
9の上面に密着状態に接合されるとともに、基端部側の
端部を前記支持用芯材8cの上に載せた状態で接合され
ている。
【0013】このようにしてなるバルコニー用床パネル
1を建物に取り付けるに際しては、まず、床パネル部2
の枠体4の前端面部分、すなわち横芯材4bと調整用芯
材7とを、1階壁パネル13の上に載せる。そして、調
整用芯材7の外面を建物の外壁面にほぼ揃えた状態で、
この横芯材4bと調整用芯材7を、釘打ち等により該壁
パネル13に接合する。
1を建物に取り付けるに際しては、まず、床パネル部2
の枠体4の前端面部分、すなわち横芯材4bと調整用芯
材7とを、1階壁パネル13の上に載せる。そして、調
整用芯材7の外面を建物の外壁面にほぼ揃えた状態で、
この横芯材4bと調整用芯材7を、釘打ち等により該壁
パネル13に接合する。
【0014】するとこの状態において、2階床部分の水
平延出方向に張り出すようにして、バルコニー部3が戸
外へ突出した状態に配設されるのである。
平延出方向に張り出すようにして、バルコニー部3が戸
外へ突出した状態に配設されるのである。
【0015】このように、本実施例のバルコニー用床パ
ネル1にあっては、予め床パネル部2とバルコニー部3
とが接合一体化されているので、床パネル部2を敷設す
ると同時に、バルコニー部3の取り付けも行うことがで
きる。このため、一つの部材で床パネルとバルコニーの
両方の機能を兼ね備え、現場施工の簡略化および作業効
率の向上を図り、さらには高所での作業を減らして安全
性の向上を図ることができる。
ネル1にあっては、予め床パネル部2とバルコニー部3
とが接合一体化されているので、床パネル部2を敷設す
ると同時に、バルコニー部3の取り付けも行うことがで
きる。このため、一つの部材で床パネルとバルコニーの
両方の機能を兼ね備え、現場施工の簡略化および作業効
率の向上を図り、さらには高所での作業を減らして安全
性の向上を図ることができる。
【0016】しかも、バルコニー部3においては、予め
傾斜板9を介して面材10が貼られているので、施工と
同時に簡単に、所定角度に傾斜した床面を得ることがで
き、水捌けが良く雨水等の溜らないバルコニーを提供す
ることができる。
傾斜板9を介して面材10が貼られているので、施工と
同時に簡単に、所定角度に傾斜した床面を得ることがで
き、水捌けが良く雨水等の溜らないバルコニーを提供す
ることができる。
【0017】また、このバルコニー用床パネル1を製作
するに際しては、工場で芯材の上面を傾斜状態に加工す
る手間を省くことができるので、工場での製造工程を簡
易化することができる。一方、本実施例のバルコニー用
床パネルでは、中央部付近が下方に向けて突出する補強
用芯材下方を設けてあるので、床パネル支持スパンが長
い場合や床の積載荷重が大きい場合などには、床パネル
の取付や下方に位置する壁等との接合に支障を来すこと
なく床パネルを補強することができる。さらに、本実施
例のバルコニー用床パネルでは、調整用芯材7によって
枠体4の1階壁パネル13側の芯幅を調整することで、
複数ある横芯材4b,4bの幅を統一することができる
とともに、調整用芯材7の外面を外壁面に揃えているの
で、外壁との接合作業を容易に実施することができる。
するに際しては、工場で芯材の上面を傾斜状態に加工す
る手間を省くことができるので、工場での製造工程を簡
易化することができる。一方、本実施例のバルコニー用
床パネルでは、中央部付近が下方に向けて突出する補強
用芯材下方を設けてあるので、床パネル支持スパンが長
い場合や床の積載荷重が大きい場合などには、床パネル
の取付や下方に位置する壁等との接合に支障を来すこと
なく床パネルを補強することができる。さらに、本実施
例のバルコニー用床パネルでは、調整用芯材7によって
枠体4の1階壁パネル13側の芯幅を調整することで、
複数ある横芯材4b,4bの幅を統一することができる
とともに、調整用芯材7の外面を外壁面に揃えているの
で、外壁との接合作業を容易に実施することができる。
【0018】なお、本考案は前記実施例に限定されるも
のではなく、床パネル部2の具体的構成、床パネル部2
とバルコニー部3との接合方法、バルコニー部3の具体
的構成などは、本考案の範囲を逸脱しない範囲内であれ
ば、適宜変更可能である。例えば、前記実施例では、床
パネル支持スパンの長い建物用として強度確保のため
に、一部高さの高くなった縦芯材4および補強用芯材5
を使った床パネル部2を示したが、床パネルの支持スパ
ンが短い建物の場合には、通常の矩形の縦芯材および補
強用芯材を用いたり、補強用芯材5を省略して枠体とな
る縦芯材4aだけで構成して構わない。また、バルコニ
ー部3には、面材10上面の周縁部に、予め手摺り用の
柵等(図示略)を取り付けておくこともできるし、ある
いはこの柵を後施工で取り付けることもできる。また、
バルコニー部3の面材10の突端部付近に、排水用の穴
(図示略)を設けて軒下の樋などに水を放出する構成を
採用することもできる。
のではなく、床パネル部2の具体的構成、床パネル部2
とバルコニー部3との接合方法、バルコニー部3の具体
的構成などは、本考案の範囲を逸脱しない範囲内であれ
ば、適宜変更可能である。例えば、前記実施例では、床
パネル支持スパンの長い建物用として強度確保のため
に、一部高さの高くなった縦芯材4および補強用芯材5
を使った床パネル部2を示したが、床パネルの支持スパ
ンが短い建物の場合には、通常の矩形の縦芯材および補
強用芯材を用いたり、補強用芯材5を省略して枠体とな
る縦芯材4aだけで構成して構わない。また、バルコニ
ー部3には、面材10上面の周縁部に、予め手摺り用の
柵等(図示略)を取り付けておくこともできるし、ある
いはこの柵を後施工で取り付けることもできる。また、
バルコニー部3の面材10の突端部付近に、排水用の穴
(図示略)を設けて軒下の樋などに水を放出する構成を
採用することもできる。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係るバル
コニー用床パネルによれば、床パネル部を敷設すると同
時に、バルコニー部の取り付けを行い、しかも水捌け等
のために所定角度に傾斜したバルコニー床面を形成する
ことができる。このため、現場施工の簡略化および作業
効率の向上を図ることができる。また、バルコニー用床
パネルの製作に際しては、予め芯材上面に傾斜加工を施
す手間を省略でき、工場における製造工程の簡易化を図
ることができる。さらに、床パネル支持スパンが長い場
合や床の積載荷重が大きい場合などには、床パネルの取
付や下方に位置する壁等との接合に支障を来すことなく
床パネルを補強することができる。また、調整用芯材に
よって床パネル用枠体の外壁側の芯幅を調整すること
で、複数ある横芯材の幅を統一することができ、コスト
を抑制することもできるとともに、外壁との接合作業が
容易になる。
コニー用床パネルによれば、床パネル部を敷設すると同
時に、バルコニー部の取り付けを行い、しかも水捌け等
のために所定角度に傾斜したバルコニー床面を形成する
ことができる。このため、現場施工の簡略化および作業
効率の向上を図ることができる。また、バルコニー用床
パネルの製作に際しては、予め芯材上面に傾斜加工を施
す手間を省略でき、工場における製造工程の簡易化を図
ることができる。さらに、床パネル支持スパンが長い場
合や床の積載荷重が大きい場合などには、床パネルの取
付や下方に位置する壁等との接合に支障を来すことなく
床パネルを補強することができる。また、調整用芯材に
よって床パネル用枠体の外壁側の芯幅を調整すること
で、複数ある横芯材の幅を統一することができ、コスト
を抑制することもできるとともに、外壁との接合作業が
容易になる。
【図1】本考案に係るバルコニー用床パネルを建物に取
り付けた例を示す要部断面斜視図である。
り付けた例を示す要部断面斜視図である。
【図2】図1で示したバルコニー用床パネルを示す縦断
面図である。
面図である。
【図3】同バルコニー用床パネルを示す横断面図であ
る。
る。
【図4】同バルコニー用床パネルにおける傾斜板を示す
斜視図である。
斜視図である。
1 バルコニー用床パネル 2 床パネル部 3 バルコニー部 8 枠体 9 傾斜板 10 面材 11 1階(下階) 12 2階(上階)
Claims (1)
- 【請求項1】 建物の下階と上階の間を仕切る床パネル
部と、該床パネル部の水平延出方向に接合されて建物の
外壁から外方へ張り出すバルコニー部とから構成され、 バルコニー部は、四角枠状に組み立てられた枠体と、こ
の枠体の上に取り付けられ、床パネル部に接合された基
端部側から突端部側へ向けて漸次高さが低くなるように
形成された傾斜板と、この傾斜板の上面に接合された面
材とを有して構成され、 前記床パネル部は、四角枠状に組み立てられた床パネル
用枠体と、該床パネル用枠体の上面に貼設された床パネ
ル用面材とを有して構成され、 前記床パネル用枠体の内部には、前記床パネル部中央付
近が下方に向けて突出する略T型の補強用芯材が配設さ
れ、 前記床パネル用枠体の前記外壁側には、該床パネル用枠
体の芯幅を調整する調整用芯材が外面を前記外壁面にほ
ぼ揃えた状態で設けられる ことを特徴とするバルコニー
用床パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992083836U JP2602609Y2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | バルコニー用床パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992083836U JP2602609Y2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | バルコニー用床パネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0647401U JPH0647401U (ja) | 1994-06-28 |
| JP2602609Y2 true JP2602609Y2 (ja) | 2000-01-24 |
Family
ID=13813793
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992083836U Expired - Fee Related JP2602609Y2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | バルコニー用床パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2602609Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6913922B2 (ja) * | 2016-06-04 | 2021-08-04 | 利友 鈴木 | 排水溝と縦樋が不要なバルコニー |
-
1992
- 1992-12-04 JP JP1992083836U patent/JP2602609Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0647401U (ja) | 1994-06-28 |
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