JPH06193133A - 鉄筋コンクリート造を主体とした建物の混合構造 - Google Patents
鉄筋コンクリート造を主体とした建物の混合構造Info
- Publication number
- JPH06193133A JPH06193133A JP35804492A JP35804492A JPH06193133A JP H06193133 A JPH06193133 A JP H06193133A JP 35804492 A JP35804492 A JP 35804492A JP 35804492 A JP35804492 A JP 35804492A JP H06193133 A JPH06193133 A JP H06193133A
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- JP
- Japan
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- reinforced concrete
- steel
- steel frame
- concrete beam
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 鉄筋コンクリート造を主体とし、スパン方向
には鉄骨トラス梁を使用し、桁行方向には鉄骨鉄筋コン
クリート梁あるいは鉄筋コンクリート梁を使用して、こ
れらの梁を埋殺し柱PCa部材と一体的に組み付けた混
合構造を提供する。 【構成】 中心部に埋殺し柱PCa部材4を有する鉄筋
コンクリート柱1と、埋殺し柱PCa部材4の上部の鉄
骨トラス梁5の鉄骨コンクリート梁2と、埋殺し柱PC
a部材4の上部の桁行方向に接合された鉄筋コンクリー
ト梁または鉄骨鉄筋コンクリート梁と、から構成されて
いる。桁行方向の梁は、上階では鉄筋コンクリート梁、
下階では鉄骨鉄筋コンクリート梁とし、スパン方向の鉄
骨コンクリート梁2の下側に鉄筋コンクリート耐震壁3
を一体的に構成する。耐震壁3内には埋殺し支柱6を設
けて、鉄骨トラス梁5を支持せしめる。
には鉄骨トラス梁を使用し、桁行方向には鉄骨鉄筋コン
クリート梁あるいは鉄筋コンクリート梁を使用して、こ
れらの梁を埋殺し柱PCa部材と一体的に組み付けた混
合構造を提供する。 【構成】 中心部に埋殺し柱PCa部材4を有する鉄筋
コンクリート柱1と、埋殺し柱PCa部材4の上部の鉄
骨トラス梁5の鉄骨コンクリート梁2と、埋殺し柱PC
a部材4の上部の桁行方向に接合された鉄筋コンクリー
ト梁または鉄骨鉄筋コンクリート梁と、から構成されて
いる。桁行方向の梁は、上階では鉄筋コンクリート梁、
下階では鉄骨鉄筋コンクリート梁とし、スパン方向の鉄
骨コンクリート梁2の下側に鉄筋コンクリート耐震壁3
を一体的に構成する。耐震壁3内には埋殺し支柱6を設
けて、鉄骨トラス梁5を支持せしめる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、中高層の集合
住宅やホテル、または学校や独身寮のような鉄筋コンク
リート造を主体とした建物の混合構造に関する。
住宅やホテル、または学校や独身寮のような鉄筋コンク
リート造を主体とした建物の混合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ラーメン構造による鉄筋コンク
リート造の建物は、意匠的には適用範囲の広い設計や施
工を行なうことができる反面、現場作業が多くて施工能
率が悪い。このため従来、柱鉄筋および梁鉄筋を先組み
する工法を採用して施工能率の向上が図られていたが、
不安定な組み付け状態で施工している場合が多かった。
リート造の建物は、意匠的には適用範囲の広い設計や施
工を行なうことができる反面、現場作業が多くて施工能
率が悪い。このため従来、柱鉄筋および梁鉄筋を先組み
する工法を採用して施工能率の向上が図られていたが、
不安定な組み付け状態で施工している場合が多かった。
【0003】また従来、一部にPCa部材を使用してい
る例もあるが、PCa部材の取り付け状態が不安定で、
施工の安全性にも問題があった。
る例もあるが、PCa部材の取り付け状態が不安定で、
施工の安全性にも問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解決するためになされたもので、その目的とす
るところは、複雑な設計にも適用できる鉄筋コンクリー
ト造を主体とし、スパン方向には鉄骨トラス梁を使用す
ると共に、桁行方向には鉄骨鉄筋コンクリート梁あるい
は鉄筋コンクリート梁を使用して、これらの梁を埋殺し
柱PCa部材と一体的に組み付けて躯体工事中の骨組と
なし、工期の短縮と施工の安全性を図ることができ、高
精度な施工を行なうことができる鉄筋コンクリート造を
主体とした建物の混合構造を提供することにある。
問題点を解決するためになされたもので、その目的とす
るところは、複雑な設計にも適用できる鉄筋コンクリー
ト造を主体とし、スパン方向には鉄骨トラス梁を使用す
ると共に、桁行方向には鉄骨鉄筋コンクリート梁あるい
は鉄筋コンクリート梁を使用して、これらの梁を埋殺し
柱PCa部材と一体的に組み付けて躯体工事中の骨組と
なし、工期の短縮と施工の安全性を図ることができ、高
精度な施工を行なうことができる鉄筋コンクリート造を
主体とした建物の混合構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の鉄筋コンクリー
ト造を主体とした建物の混合構造は、中心部に埋殺し柱
PCa部材を有する鉄筋コンクリート柱と、該埋殺し柱
PCa部材の上部のスパン方向に組み付けられた鉄骨ト
ラス梁にコンクリートを打設して成る鉄骨コンクリート
梁と、上記埋殺し柱PCa部材の上部の桁行方向に接合
された鉄筋コンクリート梁または鉄骨鉄筋コンクリート
梁と、から構成されていることを特徴とする。上記桁行
方向の梁は、応力の小さい上階では鉄筋コンクリート梁
とし、また、応力の大きい下階では鉄骨鉄筋コンクリー
ト梁としたことを特徴とする。さらに、スパン方向の上
記鉄骨コンクリート梁の下側に鉄筋コンクリート耐震壁
を一体的に構成したことも特徴とする。耐震壁内には埋
殺し支柱を設けて、上記鉄骨トラス梁を支持せしめる。
さらにまた、上記鉄筋コンクリート柱と、スパン方向の
鉄骨コンクリート梁と、桁行方向の鉄骨鉄筋コンクリー
ト梁または鉄筋コンクリート梁と、半PCa床板上にコ
ンクリートを一体的に打設して構成したことを特徴とす
る。
ト造を主体とした建物の混合構造は、中心部に埋殺し柱
PCa部材を有する鉄筋コンクリート柱と、該埋殺し柱
PCa部材の上部のスパン方向に組み付けられた鉄骨ト
ラス梁にコンクリートを打設して成る鉄骨コンクリート
梁と、上記埋殺し柱PCa部材の上部の桁行方向に接合
された鉄筋コンクリート梁または鉄骨鉄筋コンクリート
梁と、から構成されていることを特徴とする。上記桁行
方向の梁は、応力の小さい上階では鉄筋コンクリート梁
とし、また、応力の大きい下階では鉄骨鉄筋コンクリー
ト梁としたことを特徴とする。さらに、スパン方向の上
記鉄骨コンクリート梁の下側に鉄筋コンクリート耐震壁
を一体的に構成したことも特徴とする。耐震壁内には埋
殺し支柱を設けて、上記鉄骨トラス梁を支持せしめる。
さらにまた、上記鉄筋コンクリート柱と、スパン方向の
鉄骨コンクリート梁と、桁行方向の鉄骨鉄筋コンクリー
ト梁または鉄筋コンクリート梁と、半PCa床板上にコ
ンクリートを一体的に打設して構成したことを特徴とす
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1において、1は鉄筋コンクリー
ト柱、2はスパン方向の鉄骨コンクリート梁、3は鉄筋
コンクリート耐震壁である。
しながら説明する。図1において、1は鉄筋コンクリー
ト柱、2はスパン方向の鉄骨コンクリート梁、3は鉄筋
コンクリート耐震壁である。
【0007】上記鉄筋コンクリート柱1は、まず、その
中心部に埋殺し柱PCa部材4を建込んで、その周囲に
柱鉄筋1aを配筋すると共に、柱型枠(図示せず)を組
み付けてから、後述するように梁および壁と同時に柱コ
ンクリートを一体的に打設することにより構成される。
中心部に埋殺し柱PCa部材4を建込んで、その周囲に
柱鉄筋1aを配筋すると共に、柱型枠(図示せず)を組
み付けてから、後述するように梁および壁と同時に柱コ
ンクリートを一体的に打設することにより構成される。
【0008】上記埋殺し柱PCa部材4は、図2に拡大
して示すように、梁下までの高さを有する鉄筋コンクリ
ート(RC)造の角柱部材であって、その外周面には上
記後打ちの柱コンクリートとの一体化を図るためにシア
ーコッター4aが形成されている。柱上部の中心には太
径鉄筋4bが定着されていて、上方に延びている。
して示すように、梁下までの高さを有する鉄筋コンクリ
ート(RC)造の角柱部材であって、その外周面には上
記後打ちの柱コンクリートとの一体化を図るためにシア
ーコッター4aが形成されている。柱上部の中心には太
径鉄筋4bが定着されていて、上方に延びている。
【0009】図2において、4cは、上記鉄骨コンクリ
ート梁2の鉄骨トラス梁5の端部を受けるための支持座
金、4dは、該支持座金4cとの間で上記鉄骨トラス梁
5を上記太径鉄筋4bに固定するための固定具、4eは
ベースプレート、4fは埋殺しブレース用プレートであ
る。尚、本埋殺し柱PCa部材4は、上記角柱に限ら
ず、円柱あるいは多角柱等のいずれの断面形状であって
もよく、また、その内部は鉄筋に代えて鋼管や筒状のメ
ッシュ筋等で補強してもよい。
ート梁2の鉄骨トラス梁5の端部を受けるための支持座
金、4dは、該支持座金4cとの間で上記鉄骨トラス梁
5を上記太径鉄筋4bに固定するための固定具、4eは
ベースプレート、4fは埋殺しブレース用プレートであ
る。尚、本埋殺し柱PCa部材4は、上記角柱に限ら
ず、円柱あるいは多角柱等のいずれの断面形状であって
もよく、また、その内部は鉄筋に代えて鋼管や筒状のメ
ッシュ筋等で補強してもよい。
【0010】図1に示すように、鉄筋コンクリート柱1
の間に構築される耐震壁3内の適宜位置には、上記鉄骨
トラス梁5を支持するための埋殺し支柱6が建て込まれ
る。鉄骨トラス梁5は、上記埋殺し柱PCa部材4およ
び埋殺し支柱6の上に吊り込まれて、架設される。
の間に構築される耐震壁3内の適宜位置には、上記鉄骨
トラス梁5を支持するための埋殺し支柱6が建て込まれ
る。鉄骨トラス梁5は、上記埋殺し柱PCa部材4およ
び埋殺し支柱6の上に吊り込まれて、架設される。
【0011】上記埋殺し支柱6は、図3に示すように、
下階の鉄骨トラス梁5上に付設した取付フレーム6a
と、上階の鉄骨トラス梁5の下面との間に取り付けられ
る。更に詳細には、上記埋殺し支柱6の下端に高さ調整
ボルト6bを設けて、これを取付フレーム6aの上面に
形成した長穴6a′に横から差し込んでからナットで締
め付け固定すると共に、埋殺し支柱6の上端に取付プレ
ート6cを設けて、これを鉄骨トラス梁5の下面に溶接
して取り付ける。
下階の鉄骨トラス梁5上に付設した取付フレーム6a
と、上階の鉄骨トラス梁5の下面との間に取り付けられ
る。更に詳細には、上記埋殺し支柱6の下端に高さ調整
ボルト6bを設けて、これを取付フレーム6aの上面に
形成した長穴6a′に横から差し込んでからナットで締
め付け固定すると共に、埋殺し支柱6の上端に取付プレ
ート6cを設けて、これを鉄骨トラス梁5の下面に溶接
して取り付ける。
【0012】上記鉄骨トラス梁5は、図3および図4か
ら明らかなように、四隅に内側に向けて平行に配置した
アングル材5aを、トラス鉄筋5b、5cにより一体的
に組み付けたものである。又、上記アングル材5aの代
わりにフラットバーでもよい。
ら明らかなように、四隅に内側に向けて平行に配置した
アングル材5aを、トラス鉄筋5b、5cにより一体的
に組み付けたものである。又、上記アングル材5aの代
わりにフラットバーでもよい。
【0013】上記トラス鉄筋5bは、アングル材5aの
内側面に溶接されている。該アングル材5aの外側の適
宜位置には側板5dが取り付けられており、その外面に
ブラケット7が付設されている。図3ないし図5から明
らかなように、該ブラケット7には、半PCa床板8が
架設される。
内側面に溶接されている。該アングル材5aの外側の適
宜位置には側板5dが取り付けられており、その外面に
ブラケット7が付設されている。図3ないし図5から明
らかなように、該ブラケット7には、半PCa床板8が
架設される。
【0014】上記ブラケット7の間隔は半PCa床板8
の寸法に応じて配置される。尚、図4に仮想線で示すよ
うに、上記半PCa床板8上にエスレンボイド8a等を
敷設して中空半PCa床板を構成し、軽量化を図って小
梁を必要としない構造とするのが好ましい。
の寸法に応じて配置される。尚、図4に仮想線で示すよ
うに、上記半PCa床板8上にエスレンボイド8a等を
敷設して中空半PCa床板を構成し、軽量化を図って小
梁を必要としない構造とするのが好ましい。
【0015】図3に示すように、上記鉄骨トラス梁5の
端部の上面および下面には取付板5eおよび5fが付設
されていて、これらの取付板5e、5fに開けた穴を、
上記埋殺し柱PCa部材4の太径鉄筋4bに通して、組
み付ける。上記取付板5fは上記支持フランジ4c上に
支持され、また取付板5eの上面を固定具4dにより締
付けて、鉄骨トラス梁5を埋殺し柱PCa部材4上に固
定する。
端部の上面および下面には取付板5eおよび5fが付設
されていて、これらの取付板5e、5fに開けた穴を、
上記埋殺し柱PCa部材4の太径鉄筋4bに通して、組
み付ける。上記取付板5fは上記支持フランジ4c上に
支持され、また取付板5eの上面を固定具4dにより締
付けて、鉄骨トラス梁5を埋殺し柱PCa部材4上に固
定する。
【0016】上側の取付板5e上の四隅部にはアンカー
ボルト5gが上方に向けて植設され、上階の埋殺し柱P
Ca部材4のベースプレート4eを固定するようになっ
ている。また、鉄骨トラス梁5の端部の両側面には側板
5hが付設されていて、これに取付ボルト5jが水平外
方に向けて取り付けられており、外壁PCa部材9の端
部を固定するようになっている。
ボルト5gが上方に向けて植設され、上階の埋殺し柱P
Ca部材4のベースプレート4eを固定するようになっ
ている。また、鉄骨トラス梁5の端部の両側面には側板
5hが付設されていて、これに取付ボルト5jが水平外
方に向けて取り付けられており、外壁PCa部材9の端
部を固定するようになっている。
【0017】さらに、図5からも明らかなように、上記
側板5hには桁行方向に梁鉄骨16が突き合わせ状態で
溶接されており、その周囲に梁鉄筋17が先組みされ
て、鉄骨鉄筋コンクリート梁が構成される。
側板5hには桁行方向に梁鉄骨16が突き合わせ状態で
溶接されており、その周囲に梁鉄筋17が先組みされ
て、鉄骨鉄筋コンクリート梁が構成される。
【0018】上述のように組み付けられた埋殺し柱PC
a部材4の周囲には、図1に示すように、柱鉄筋1aを
配筋してから柱型枠(図示せず)を建て込むと共に、壁
鉄筋10を配筋してから、図4に仮想線で示すように、
壁型枠11をセットし、また、スパン方向の鉄骨トラス
梁5の両側等に梁型枠12を組み付けると共に、桁行方
向の梁鉄骨・梁鉄筋(16、17)にも梁型枠(図示せ
ず)を組み付け、さらに半PCa床板8上にスラブ筋1
3を配筋してから、これらの柱型枠内、壁型枠11内、
梁型枠12等の内側および半PCa床板8上にコンクリ
ートを一体的に打設して構成する。
a部材4の周囲には、図1に示すように、柱鉄筋1aを
配筋してから柱型枠(図示せず)を建て込むと共に、壁
鉄筋10を配筋してから、図4に仮想線で示すように、
壁型枠11をセットし、また、スパン方向の鉄骨トラス
梁5の両側等に梁型枠12を組み付けると共に、桁行方
向の梁鉄骨・梁鉄筋(16、17)にも梁型枠(図示せ
ず)を組み付け、さらに半PCa床板8上にスラブ筋1
3を配筋してから、これらの柱型枠内、壁型枠11内、
梁型枠12等の内側および半PCa床板8上にコンクリ
ートを一体的に打設して構成する。
【0019】図1において、14はバルコニーPCa部
材であって、支保工15により支持させる。上記後打ち
コンクリートは、このバルコニーPCa部材14の床面
にも打設して一体化を図ている。
材であって、支保工15により支持させる。上記後打ち
コンクリートは、このバルコニーPCa部材14の床面
にも打設して一体化を図ている。
【0020】本発明の建物は、在来の1階ずつの積み上
げ方式、あるいは、2階分を同時に施工する工法のいず
れにも適用可能である。上記実施例では、鉄骨コンクリ
ート梁について説明したが、鉄骨トラス梁に梁鉄筋を配
筋してコンクリートを打設した鉄骨鉄筋コンクリート梁
であってもよい。尚、この場合には、耐震壁を省略して
もよい。また、上記鉄骨トラス梁5のトラス鉄筋5bお
よび/または5cにかえてフラットバーによりアングル
材5aを組み付けてもよい。さらに、桁行方向の鉄骨鉄
筋コンクリート梁は鉄筋コンクリート梁であってもよ
い。
げ方式、あるいは、2階分を同時に施工する工法のいず
れにも適用可能である。上記実施例では、鉄骨コンクリ
ート梁について説明したが、鉄骨トラス梁に梁鉄筋を配
筋してコンクリートを打設した鉄骨鉄筋コンクリート梁
であってもよい。尚、この場合には、耐震壁を省略して
もよい。また、上記鉄骨トラス梁5のトラス鉄筋5bお
よび/または5cにかえてフラットバーによりアングル
材5aを組み付けてもよい。さらに、桁行方向の鉄骨鉄
筋コンクリート梁は鉄筋コンクリート梁であってもよ
い。
【0021】図6は、鉄骨トラス梁5の別の実施例を示
すもので、断面の横幅を上記実施例の半分以下に狭くし
て、梁が壁より出ないようにすることにより、家具等の
納まりを良くしている。図7は、鉄骨トラス梁5の更に
別の実施例を示すもので、アングル材5aに代えて、帯
鋼材5a′を平行に配し、これを溝型鋼5kにより連結
して構成する。
すもので、断面の横幅を上記実施例の半分以下に狭くし
て、梁が壁より出ないようにすることにより、家具等の
納まりを良くしている。図7は、鉄骨トラス梁5の更に
別の実施例を示すもので、アングル材5aに代えて、帯
鋼材5a′を平行に配し、これを溝型鋼5kにより連結
して構成する。
【0022】
1)埋殺し柱PCa部材上のスパン方向に鉄骨トラス梁
を、桁行方向の鉄骨鉄筋コンクリート梁または鉄筋コン
クリート梁を、一体的に組み付けて躯体工事中の骨組み
とすることにより、各種作業を同時施工することができ
て、工期の短縮を図ると共に、工事を高精度で安全に進
めることができる。 2)鉄筋コンクリート造を主体とするので、中高層(8
〜14階)の集合住宅等の建築費のコストダウンを図
る。 3)戸境壁を有する集合住宅、ホテル、学校等の建物構
造に適する。
を、桁行方向の鉄骨鉄筋コンクリート梁または鉄筋コン
クリート梁を、一体的に組み付けて躯体工事中の骨組み
とすることにより、各種作業を同時施工することができ
て、工期の短縮を図ると共に、工事を高精度で安全に進
めることができる。 2)鉄筋コンクリート造を主体とするので、中高層(8
〜14階)の集合住宅等の建築費のコストダウンを図
る。 3)戸境壁を有する集合住宅、ホテル、学校等の建物構
造に適する。
【図1】本発明の建物の施工図である。
【図2】(A)は埋殺し柱PCa部材の一部切り欠き正
面図、(B)は上面図である。
面図、(B)は上面図である。
【図3】鉄骨トラス梁の構造および組付け状態を説明す
る側面図である。
る側面図である。
【図4】図3のイーイ線に沿った拡大断面図である。
【図5】鉄骨トラス梁および鉄骨鉄筋コンクリート梁の
構造および組付け状態を説明する平面図である。
構造および組付け状態を説明する平面図である。
【図6】鉄骨トラス梁の別の実施例の斜視図である。
【図7】鉄骨トラス梁のさらに別の実施例の横断面図で
ある。
ある。
1 鉄筋コンクリート柱 1a 柱鉄筋 2 鉄骨コンクリート梁 3 鉄筋コンクリート耐震壁 4 埋殺し柱PCa部材 4a シアーコッター 4b 太径鉄筋 4c 支持座金 4d 固定具 4e ベースプレート 4f 埋殺しブレース用プレート 5 鉄骨トラス梁 5a アングル材 5b トラス鉄筋 5c トラス鉄筋 5d 側板 5e 取付板 5f 取付板 5g アンカーボルト 5h 側板 5j 取付ボルト 6 埋殺し支柱 7 ブラケット 8 半PCa床板 9 外壁PCa部材 10 壁鉄筋 11 壁型枠 12 梁型枠 13 スラブ筋 14 バルコニーPCa部材 15 支保工 16 梁鉄骨 17 梁鉄筋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 純一 東京都大田区池上5ー24ー14 (72)発明者 斉藤 俊三 神奈川県川崎市麻生区上麻58ー7
Claims (6)
- 【請求項1】 中心部に埋殺し柱PCa部材を有する鉄
筋コンクリート柱と、該埋殺し柱PCa部材の上部のス
パン方向に組み付けられた鉄骨トラス梁にコンクリート
を打設して成る鉄骨コンクリート梁と、上記埋殺し柱P
Ca部材の上部の桁行方向に接合された鉄筋コンクリー
ト梁または鉄骨鉄筋コンクリート梁と、から構成されて
いることを特徴とする鉄筋コンクリート造を主体とした
建物の混合構造。 - 【請求項2】 上記桁行方向の梁を、応力の小さい上階
では鉄筋コンクリート梁としたことを特徴とする請求項
1記載の鉄筋コンクリート造を主体とした建物の混合構
造。 - 【請求項3】 上記桁行方向の梁を、応力の大きい下階
では鉄骨鉄筋コンクリート梁としたことを特徴とする請
求項1記載の鉄筋コンクリート造を主体とした建物の混
合構造。 - 【請求項4】 スパン方向の上記鉄骨コンクリート梁の
下側に鉄筋コンクリート耐震壁を一体的に構成したこと
を特徴とする請求項1、2、3記載の鉄筋コンクリート
造を主体とした建物の混合構造。 - 【請求項5】 上記耐震壁内に埋殺し支柱を設けて、上
記鉄骨トラス梁を支持せしめることを特徴とする請求項
4記載の鉄筋コンクリート造を主体とした建物の混合構
造 - 【請求項6】 上記鉄筋コンクリート柱と、スパン方向
の鉄骨コンクリート梁と、桁行方向の鉄骨鉄筋コンクリ
ート梁または鉄筋コンクリート梁と、半PCa床板上に
コンクリートを一体的に打設して構成したことを特徴と
する請求項1、2、3、4または5記載の鉄筋コンクリ
ート造を主体とした建物の混合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35804492A JPH06193133A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 鉄筋コンクリート造を主体とした建物の混合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35804492A JPH06193133A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 鉄筋コンクリート造を主体とした建物の混合構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06193133A true JPH06193133A (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=18457252
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35804492A Pending JPH06193133A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 鉄筋コンクリート造を主体とした建物の混合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06193133A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11264189A (ja) * | 1998-03-17 | 1999-09-28 | Daiwa House Ind Co Ltd | 鉄骨造と鉄骨コンクリート造の複合建物の構築方法 |
CN101666117A (zh) * | 2009-08-19 | 2010-03-10 | 贵州大学 | 一种石膏-混凝土混合结构节能住宅建筑及制作方法 |
CN103114649A (zh) * | 2013-01-16 | 2013-05-22 | 孙经尧 | 铝塑复合材料轻型结构建筑物及其地震隔离装置的制造和应用 |
CN103306501A (zh) * | 2013-06-27 | 2013-09-18 | 贵州大学 | 现浇工业石膏承重墙节能住宅建筑及其制作方法 |
CN103628599A (zh) * | 2013-11-25 | 2014-03-12 | 上海中卉生态科技股份有限公司 | 抗震组合墙体及其制造工艺和配方 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP35804492A patent/JPH06193133A/ja active Pending
Cited By (7)
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---|---|---|---|---|
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